JPH03167380A - 結晶性芳香族ポリアミド繊維を水不溶性染料で染色する方法 - Google Patents

結晶性芳香族ポリアミド繊維を水不溶性染料で染色する方法

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JPH03167380A
JPH03167380A JP1304929A JP30492989A JPH03167380A JP H03167380 A JPH03167380 A JP H03167380A JP 1304929 A JP1304929 A JP 1304929A JP 30492989 A JP30492989 A JP 30492989A JP H03167380 A JPH03167380 A JP H03167380A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の関する技術分野は芳香族ポリアミド繊維であり
、及びより詳細には該繊維の染色方法を目的としている
特に、本発明は結晶性ポリ(メターフエニレンイソフタ
ルアミド)の繊維又はフィラメントの繊維構造物又はト
ウをフィラメント上にパジング(pad)された水不溶
性染料で染色する方法である。
トウはポリ(m−7エニレンイソフタルアミド)のガラ
ス転移温度以下であるが、トウのフィラメントの表面上
で染色材料を活性化させる染料の染料一活性化温度以上
の温度に蒸気を用いて加熱され、そしてその後でポリ(
m−7エニレンイソ7タルアミド)のガラス転移温度以
上であるが、事実上総ての染色材料をトウのフィラメン
ト中に拡散させる約165゜Cより高くない温度に蒸気
を用いて加熱される。
好適にはトウは最高約1500ないし165℃の温度に
加熱される。
本発明の方法により結晶性ポリ(メター7工二レンイソ
7タルアミド)はギャリャー又は膨潤剤を使用すること
なく、比較的低温度、例えばI65℃以下で、染色材料
の分解を伴うことなく、水不溶性染料で短時間に効率的
に染色できる。
先行技術の説明 芳香族ポリアミド繊維は当業者には周知である。
それは高い引張り強度を有し、耐燃性且つ耐熱性であり
、良好な屈曲寿命(flex life)を有し、且つ
保護用衣服、及び多くの他の用途に有用な繊維布として
成形するのに特に適当な一因である高い融点を持ってい
る。
該芳香族ポリアミド繊維は製造された時に多くの望まし
い性質を有しているが、それらは又特別な最終用途に合
致するよう繊維の性質を改善するために、所与の用途に
対し各種の工程で処理することを必要とすることが知ら
れている。例えば、染料、紫外線遮断剤、難燃剤、帯電
防止剤又は撥水剤のような各種の添加剤を、基本的製造
の際又は引き続き行われる性能水準を向上させる処理工
程において繊維中jこ添加することができる。
本発明は以後“MPD−IjM維”と称されるポリ(メ
ター7エニレンイソフタルアミド)重合体の芳香族ポリ
アミド繊維を特に対象としている。例えば、スイ一二(
Sweeny)の米国特許第3.287.324号中に
詳細に記載されている該繊維は、有用な性質を有してい
る。しかしこれらの繊維の染色が困難であることは当業
者には周知である。
この染色問題を解決するために各種の技術が開発された
。例えば典型的な解決手段は1987午、5月29日出
願の同時係属出願第055.394号及び第055.3
94号により詳細に記載されており、参照して参考とさ
れたい。
これらの同時係属出願は、紡糸されたままの、未乾燥の
、水で膨潤した、又は触った感じがまだ湿潤しているM
PD− 1繊維を或範囲内の温度に加熱された蒸気で加
熱することにより、繊維を効果的に染色することが可能
であるという驚くべき発見によって先行技術に見られた
各種の困難を解決している。特に該繊維は約110’o
ないしl40゜Cの温度に加熱された蒸気で繊維の開放
気孔(Open pore)中に染料を拡散させるのに
充分な時間に亙り繊維を加熱することにより、水溶性染
料を用いて染色できることが見出された。紫外線遮断剤
又は分散染料のような水不溶性物質も水溶性染料と混合
して、約110゜Cないし150’cの昇華温度におい
て蒸気で加熱することにより繊維中に送り込むことがで
きる。
更にこれらの繊維を引き続き約165゜Cの温度で再度
加熱し、繊維を潰し、染料をその場所に固定することが
できることも見出された。この後者の段階は又繊維を結
晶化させ、進行性Cprogress ive)の洗濯
収縮に対して繊維を安定化すると思われる。
この染色問題に対する別な解決はモウルズ( Mo u
lds)及びヴアンス(Vance)の英国特許第1,
438,067号に示されており、該特許は染色に先立
って、未乾燥のMPD− I繊維中にボリオキシエチレ
ン ラウレート含浸剤を吸収させる(imbibe)こ
とを教示している。含浸剤は乾燥に際して水で膨潤した
繊維が潰れることを防止する“構造支柱″゛として役立
つ。乾燥した繊維は引き続き水浴中で容易に染色できる
が、一方、含浸剤を用いずに乾燥した対応する繊維はア
セトフェノンのような染料キャリャーの使用が必要であ
ることを含めて、遥かに苛酷な条件下でのみ染色するこ
とができる。
本発明は本質的に結晶性形態におけるMPD−■繊維を
染色する方法を含んでいる。これらの繊維は特に染色が
困難である。
各種の色をした結晶性MPD− I繊維を製造するため
に、再度種々な方法が開発された。かような工程の一つ
では、染料は技術上周知の基本的方法で、繊維を紡糸口
金中のオリフィスを通して押出す前に紡糸溶液中に混和
される。繊維は次いで結晶化される。
この方法においては、繊維は結晶化の際極めて高い温度
に暴露され、紡糸混和(spin−in)された染料は
該工程に伴う高温で安定でなければならない。紡糸混和
染料として使用するのに充分安定であるのは二、三の染
料、主として或種の酸性染料だけである。
MPD− I繊維を染色するのに使用できる染料の種類
に関する制限も又技術上取り上げられた。
例えばランゲンフェルド(Langenfeld)の米
国特許第3,558.267号及びケイト(Cafe)
等の米国特許第4,710.00号は、繊維の溶剤又は
強い膨潤剤である液体、又は液体の濃厚水溶液中で染料
の溶液を作り、得られる溶液中で繊維を加熱することに
より、結晶性MPD−I繊維を含むMPD−I繊維を染
色するために殆ど任意の普通の染料がMPD− I繊維
を染色するのに使用できることを開示した。結晶性MP
D− I繊維を着色するこの解決法に関する問題点は、
溶剤又は膨潤剤により通常繊維の性質が悪影響を受ける
ことである。
又、染色後に残留する液体の回収又は無公害的な方法で
のその廃棄も問題である。
最後に未着色の、結晶性MPD−I繊維を染色するため
に開発された技術上主要な慣例的方法は、陽イオン性染
料(又゛塩基性″染料とも呼ばれる水溶性の染料)で数
%の膨潤剤を含む水性染色浴を用いて加圧容器中におい
て約1 2 1 00の温度で繊維を染色することであ
った。この解決法は陽イオン性染料が事実上水溶液から
MPD− 1繊維を染色するのに適当な唯一な染料であ
り、所望の色調を得るためには通常数時間を要するとい
う点に限界を有している。更に膨潤剤を含む残りの染色
浴を、無公害な方法で廃棄することが問題である。
又この方法はトウの染色よりも繊維布の染色に一層適当
である。
従って現在MPD−I繊維に使用できない分散染料又は
他の染料を用いて事実上水性染色浴から結晶性MPD−
I1−ウを広範囲の色に着色し、しかも良好な繊維の性
質を保存する染色方法が長い間探求されてきた。多くの
望ましい染料が高温では不安定であるので、かような染
料を比較的低温度、例えば165℃又はそれ以下の温度
で染色に使用する方法を開発することが特に希求された
及び更に比較的短時間、例えば30分間又はそれ以内に
結晶性MPD−1}ウを連続的に染色できることが希望
されていた。
本発明は結晶性MPD− I繊維を或温度範囲内に加熱
された蒸気で加熱することにより、繊維を効果的に染色
できるという驚くべき発見により、先行技術に見られる
これらの問題及び他の問題を解決するものである。特に
かような結晶性繊維はトウをポリ(m−7エニレンイソ
フタノレアミド)、例えばMPD− I繊維のガラス転
移温度以下であるが、繊維又はトウのフィラメントの表
面上にパジングされた染料を活性化する染料の染料活性
化温度以上の温度の蒸気で加熱し、その後でMPDI繊
維のガラス転移温度以上ではあるが、165℃以上では
ない温度の蒸気で加熱して、事実上総ての染色材料をフ
ィラメント中に拡散させることにより、水不溶性染料で
染色できることが見出された。好適にはトウは最高約1
50℃ないし165℃の温度に加熱され、残留物の廃棄
の問題を伴うことなく極めて短時間(例えば30分間以
内)に染色される。そうすることにより、本発明の方法
は多種類の染料で結晶性MPD− 1繊維を染色する有
効な、改良された方法を科学技術に提供する。
本発明の総括 本発明を要約して記載すれば、本発明はボリ(m−フェ
ニレンイソフタルアミド)のガラス転移温度より低い染
料活性化温度を有する水不溶性染色材料の1ないし20
重量%の水性分散物をトウのフィラメントの表面上にバ
ジングし、ポリ(m−フェニレンイソフタルアミド)の
ガラス転移温度以下であるがトウのフィラメントの表面
上の染色材料を活性化する染料活性化温度以上である温
度に蒸気でトウを加熱し、及びその後でポリ(m−フェ
ニレンイソ7タルアミド)のガラス転移温度以上である
が約165℃より高くない温度まで蒸気でトウを加熱し
て事実上総ての染色材料をトウの7イラメント中に拡散
させる工程から成る、結晶性ポリ(m−フェニレンイソ
フタルアミド)フィラメント又は繊維を染色する方法で
ある。
好適には、水不溶性染色材料の2ないし20重量%の水
性分散物をフィラメントの表面にバジングし、トウは約
150″ないし165℃の最高温度まで加熱される。染
色工程は30分間より長くはかからず、及びキャリャー
の使用を必要としない。
好適な具体化の説明 本発明は芳香族ポリアミド繊維を染色する改良された方
法である。
より詳細には、本発明の工程においては、水不溶性染料
が結晶性MPD−I合成繊維の繊維構造物中に拡散し、
その性質を向上させる。
上に述べたように、本発明の関する繊維は商業的に入手
できる、結晶性ポリ(m−フェニレンイソ7タルアミド
)MPD−I繊維である。重合体であるポリ(m−7エ
ニレンイソフタルアミド)の製造はスイ一二の米国特許
第3.287,324号に記載されており、該特許は又
重合体の紡糸溶液の製造法及び紡糸溶液の繊維への押出
、続く繊維の配向法を開示している。重合体は主として
m 一7エニレンイソフタルアミドの繰り返し構造単位
から或るが、m−フエニレンテレ7タルアミド単位のよ
うな他の芳香族ボリアミド構造単位を少量含んでいても
よい。本文で使用する“繊維”という用語は、多数のフ
ィラメントを含むトウの形態であってもよい、連統した
フィラメントを包含する。
本発明は結晶化した後にこれらのMPD− I繊維を染
色する方法を志向している。MPD− I重合体から紡
糸された繊維の伸張及び加熱結晶化はアレキサンダー(
Alexander)の米国特許第3,133,138
号に開示されている。これらの結晶性MPD− 1繊維
は無定形の(非晶質の)MPD−■繊維よりは染色が困
難であり、普通の染色操作において慣例であるように、
比較的希薄な染料溶液が使用される場合は特に困難であ
る。本発勿によれば、水不溶性染料の比較的濃厚な(1
−20、好適には2−20重量%)分散物が結晶性MP
D−I7{ラメントの表面上に被覆され、比較的短い接
触時間内に飽和蒸気雰囲気中で比較的低温度(1’65
℃1又はそれ以下)で7イラメント中に染色される。゛ 下記の染料活性化温度試験を用いて、MPD−■のガラ
ス転移温度以下の染料活性化温度を有する水不溶性染料
が、本発明の工程において使用される。使用できる染料
の大部分は分散染料として業界に知られている(例えば
、C.T.ディスバース・バイオレット33染料)。こ
れらの染料は使用できる染料の例である。
試験:染料活性化温度がMPD一Iのガラス転移温度以
下であることの確認。
本発明の目的のために、所与の染料がMPD−■のガラ
ス転移温度以下の染料活性化温度を有しているか否かは
、未乾燥のMPD− I非品質フィラメントのトウが所
与の染料により蒸気中で染色されるか否かを測定するこ
とによって決定される。
多孔性で水で膨潤している未乾燥のMPD− Iフィラ
メントは、フィラメント中の気孔が潰れるMPD−1の
ガラス転移温度で変化を受ける。これは蒸気中で約1 
5 0 ’Oで起こる。染料活性化温度試験において、
未乾燥のMPD− Iフィラメントは、フィラメント上
にパジングされる染料の水性分散物又は溶液と共に気孔
が潰れる温度以下で蒸気中で加熱される。次いでまだ多
孔性の7イラメントを冷却し、水で洗浄し、フィラメン
トが染色されたか否かを目視的に検査される。その上に
パジングされた染料を有する未乾燥のフィラメントは好
適には130℃で15分間加熱されるが、もし染料活性
化温度が130’oより幾分高いと思われる時は、未乾
燥のMPD−1フィラメントの気孔が潰れた状態になら
ない限り、幾分高い温度も使用できる。未乾燥のMPD
−I7イラメントのトウは米国特許同時係属出願番号第
910.941号の実施例lのパー}A中に記載されて
いるようにして製造され、参照して参考とされたい。
実施例中に引用される特定の染料についての染料活性化
温度の測定法は下記に記載される二C.I.ディスパー
ス・バイオレット33。約1.9デシテックス(dte
x)(1.7dpf)の線密度を有する未乾燥のMPD
− Iフィラメントの120キロテックス(1,100
,000デニール)のトウを、6g /<2のグアー(
guar)・ガム増粘剤を含む、25y/QのC.I.
ディスパース・バイオレット33染料(水不溶性染料)
の水性分散物で、203 kPa(2気圧)の圧力をか
け、12m/分の速度でトウをニップ・ロールの間に供
給することにより、ニップ・ロール上に含まれた水性分
散物を用いてパジングした。個々のフィラメントが分散
物で被覆されるように水性分教物でバジングされたトウ
は、次いで蒸気室を通過し、そこで1 3 0 ’Oの
温度で15分間飽和蒸気に暴露された。室を出る時にト
ウは水で洗浄された。フィラメント中への極めて良好な
染料の消耗が得られ、トウが濃いバイオレットの色調に
染色されることが認められた。ディスパース・バイオレ
ット33染料は130℃において染料活性化温度にある
か又はそれより高い温度にあると結論された。
C.I.ディスパース・プルー56。未乾燥のMPD−
174ラメントのトウが25g/ff(7)C.■.デ
ィスパース・ブルー56染料(水不溶性染料)及び6y
 /Qのグアー・ガム増粘剤の水性分散物でパジングさ
れた以外は、C.I.ディスバース・バイオレット33
の場合の方法を繰り返した。トウを130℃で15分間
飽和蒸気に暴露し、次いで水で洗浄した後、トウは濃い
青色の色調に染色されたことが認められt;。ディスバ
ース・ブルー56染料は130℃において染料活性化温
度にあるか又はそれより高い温度にあると結論された。
C.I.ディスパース・プルー79。未乾燥のMPD−
I7{ラメン}のトウが25g/aのC.■.ディスパ
ース・ブルー79染料(水不溶性染料)及び6g/Qの
グアー・ガム増粘剤の水性分散物でパジングされた以外
は、C.I.ディスバース・バイオレット33の場合の
方法を再度繰り返した。トウを130℃で15分間飽和
蒸気に暴露し、次いで水で洗浄した後、トウは濃い青色
の色調に染色されたことが認められた。ディスパース・
ブルー79染料は130℃において染料活性化温度にあ
るか又はそれより高い温度にあると結論された。
C.I.ディスパース・イエロー42。未乾燥のMPD
− Iフィラメントのトウが25g/ffのC.!.デ
ィスパース・イエロー42染料(水不溶性染料)及び6
g/Qのグアー・ガム増粘剤の水性分散物でパジングさ
れた以外は、C.!.ディスバース・バイオレット33
の場合の方法を再度繰り返した。トウを130℃で15
分間飽和蒸気に暴露し、次いで水で洗浄した後、トウは
濃い黄色の色調に染色されたことが認められた。ディス
ハース・イエロー42染料は130℃において染料活性
化温度にあるか又はそれより高い温度にあると結論され
た。
C.I.ディスバース・レッド60。未乾燥のMPD−
I7{ラメントのトウが259/ffのC.■.ディス
パース・レッド60染料(水不溶性染料)及び69/1
2のグアー・ガム増粘剤の水性分散物でパジングされた
以外は、C.I.ディスパース・バイオレット33の場
合の方法を再度繰り返した。トウを130℃で15分間
飽和蒸気に暴露し、次いで水で洗浄した後、トウは濃い
赤色の色調に染色されたことが認められた。ディスパー
ス・レッド60染料は130℃において染料活性化温度
にあるか又はそれより高い温度にあると結諭された。
C.I.ベーシック・レッド29。上記のC.■.ディ
スパース・バイオレット33の場合の一般的方法を用い
て、未乾燥のMPD− Iフィラメントの120キロテ
ックスのトウに、6g/Qのグアー・ガム増粘剤を含む
C.I.ベーシ・ソク・レッド29染料(水溶性染料)
を12m/分の速度及び203 kPaの圧力でバジン
グした。水溶液でパジングされたトウは蒸気室中に入り
、そこで130゜C!″c′15分間飽和蒸気に暴露さ
れた。フィラメント中への極めて良好な染料の消耗が得
られ、トウが濃い赤色の色調に染色されることが認めら
れた。ベーシック・レツド29染料は130℃において
染料活性化温度にあるか又はそれより高い温度にあると
結論された。
簡単に記載すれば、重合体Jll維のガラス転移温度(
T.)は繊維が形成されている重合体の非晶質相に特徴
的なものである。明確lこ定まった温度というよりは比
較的狭い温度範囲内jこある、ガラス転移温度以下では
、繊維はそれが始めに戊形されたのと同じ構造形態に留
まろうとする傾向がある。ガラス転移温度以上では、繊
維は応力の緩和、繊維内の気孔の潰れ、及び繊維が形或
されている重合体の結晶化のような構造内の変化を受け
る。
飽和蒸気中のポリ(メターフェニレンイソフタルアミド
)の場合、ガラス転移温度は約150℃である。
実施例 1 約1.65デシテックス(dtex)(1.5dpf)
の線密度を有する結晶性のMPD− Iフィラメントの
60キロテックス(550.000デニール)のトウ(
 E.I.デュポン(du Pont de Nemo
ursl社から450型ノメックス[NOIllex]
■アラミド繊維として入手できる)を、6g/Qのグア
ー・ガム増粘剤を含む、2 59 /QのC.I.ディ
スパース・バイオレット33染料(水不溶性染料)の水
性分散物で、203kPa(2気圧)の圧力をかけ,1
2+m/分の速度でトウをニップ・ロールの間に供給す
ることにより、ニップ・ロール上に含まれた水性分散物
を用いてパジングした。トウ上への水性分散物の付着量
は、トウの乾燥重量を基準として約50重量%であった
。トウは個々のフィラメントが分散物で被覆されるよう
に水性分散物でパジングされ、次いで蒸気室中で飽和蒸
気に暴露された。暴露の始めにはトウは周囲温度であっ
た。飽和蒸気は165℃の温度であった。
トウが蒸気によって加熱されるにつれて、その温度は上
昇し、C.I.ディスパース・バイオレット33染料の
活性化温度を通り、次いでMPD=■トウのガラス転移
温度以上に達した。合計15分間の暴露時間後、トウを
水で洗浄した。7イラメント中への極めて良好な染料の
消耗が得られ、トウが濃いバイオレットの色調に染色さ
れることが認められた。
実施例 2 結晶性MPD− Iフィラメントを6g/Qのグアー・
ガム増粘剤を含む、2!5y/QのC.I.ディスパー
ス・イエロー42染料(水不溶性染料)の水性分散物で
パジングする以外は、実施例1を繰り返した。165゜
Cの温度における合計15分間の暴露時間後、トウを水
で洗浄した。フィラメント中への極めて良好な染料の消
耗が得られ、トウが濃い黄色の色調に染色されることが
認められた。
比較例 僅か130℃の温度の飽和蒸気を使用した以外は実施例
l及び2の方法を繰り返した。130℃での合計15分
間の暴露時間後、トウを水で洗浄した。大部分の染料は
洗い流され、そのためトウは各例共極めて淡い色調に染
色されただけであった。
トウをC.1.ディスパース・バイオレット33染料分
散物の代わりに、6g/Qのグアー・ガム増粘剤を含む
、25g/ffのC.I.ベエーシソク・レッド29染
料(水溶性染料)の水溶液でパジングした。165℃で
の合計15分間の暴露時間後、トウを水で洗浄した。大
部分の染料は洗い流され、そのためトウは各例共極めて
淡い色調に染色されただけであった。
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
ポリ(m−7エニレンイソフタルアミド)のガラス転移
温度より低い約130゜Cまたはそれ以下で染料活性化
温度を有する水不溶性染色材料の1ないし20重量%の
水性分散物をトウのフィラメントの表面上にバジングし
、 ポリ(m−7エニレンイソ7タルアミド)のガラス転移
温度以下であるがトウのフィラメントの表面上の染色材
料を活性化する染料活性化温度以上である温度まで蒸気
でトウを加熱し、及びその後で ポリ(m−7ェニレンイソフタノレアミド)のガラス転
移温度以上であるが約165℃より高くない温度まで蒸
気でトウを加熱して事実上総ての染色材料をトウのフィ
ラメント中に拡散させる工程から戊る、結晶性ポリ(m
−フェニレンイソフタルアミド)フィラメントのトウを
染色する方法。
2.水不溶性染色材料の1ないし20重量%の水性分散
物がトウのフィラメントの表面上にパジングされる、上
記lに記載の方法。
3.トウが約150’ないし165゜Cの最高温度まで
加熱される、上記lに記載の方法。
4.下記の: 結晶性ポリ(m−フエニレンイソフタルアミド)の繊維
を該繊維のガラス転移温度以下の温度で蒸気中で活性化
される水不溶性染料を含む水性分散物と接触させ、 約130℃で又は130℃以下で繊維のガラス転移温度
以下である染料活性化温度において繊維の表面上の水不
溶性染料を活性化するのに充分な時間に亙り蒸気で繊維
を加熱し、及びその後で繊維のガラス転移温度以上の温
度において蒸気で繊維を加熱して染色材料をトウのフィ
ラメント中に拡散させる、 工程を含む合戊繊維を染色する方法。
5.繊維が約165゜Cの温度において蒸気で加熱され
る、上記4に記載の方法。
6.結晶性ポリ(m−7エニレンイソ7タルアミド)繊
維がキャリャーを使用することなく、水不溶性染料で3
0分間以内に染色される、上記4 に記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ポリ(m−フェニレンイソフタルアミド)のガラス転移
    温度より低い約130℃またはそれ以下の染料活性化温
    度を有する水不溶性染色材料の1ないし20重量%の水
    性分散物をトウのフィラメントの表面上にパジングし、 ポリ(m−フェニレンイソフタルアミド)のガラス転移
    温度以下であるがトウのフィラメントの表面上の染色材
    料を活性化する染料活性化温度以上である温度まで蒸気
    でトウを加熱し、及びその後で ポリ(m−フェニレンイソフタルアミド)のガラス転移
    温度以上であるが約165℃より高くない温度まで蒸気
    でトウを加熱して事実上総ての染色材料をトウのフィラ
    メント中に拡散させる 工程から成る、結晶性ポリ(m−フェニレンイソフタル
    アミド)フィラメントのトウを染色する方法。 2、下記の: 結晶性ポリ(m−フェニレンイソフタルアミド)の繊維
    を該繊維のガラス転移温度以下の温度で蒸気中で活性化
    される水不溶性染料を含む水性分散物と接触させ、 約130℃で又はそれ以下で繊維のガラス転移温度以下
    である染料活性化温度において繊維の表面上の水不溶性
    染料を活性化するのに充分な時間に亙り蒸気で繊維を加
    熱し、及びその後で 繊維のガラス転移温度以上の温度において蒸気で繊維を
    加熱して染色材料をトウのフィラメント中に拡散させる
    、 工程を含む合成繊維を染色する方法。
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