JPH03167266A - アルカリブルー顔料組成物 - Google Patents

アルカリブルー顔料組成物

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JPH03167266A
JPH03167266A JP1306724A JP30672489A JPH03167266A JP H03167266 A JPH03167266 A JP H03167266A JP 1306724 A JP1306724 A JP 1306724A JP 30672489 A JP30672489 A JP 30672489A JP H03167266 A JPH03167266 A JP H03167266A
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Japan
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cupric
blue pigment
alkali blue
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pigment composition
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Yasuo Tomii
富井 保雄
Keiki Suganami
菅波 敬喜
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MORIMURA BAADEISHIE KK
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MORIMURA BAADEISHIE KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分51f ) 本発明は、水性系の塗料、印刷インキ等に利用する青色
顔料ならびに黒色用トーニング剤として適するアルカリ
ブルー顔料組成物に関するものである。
(従来の技vR) アルカリブルー顔料は、アミノ基やスルホン基をもつ極
性が強く、着色力の強い、透明性の高い顔料である。通
常アルカリブルー顔料は、極性がきわめて強いため、通
常の乾燥法による場合は強い凝集を起こし、硬い凝集物
を形或することが既に知られている。その結果、水性系
の塗料、印刷インキ等に分散し雅く、また十分な着色が
得られなくなる。
十分な着色を得るために、アルカリブルー顔料の含水ブ
レスケーキを用いて油性ワニス中へ分散を行う方法もあ
るが、通常プレスケーキの顔料分は40%以下と低く、
水性系の顔料や印刷インキ等の分散媒としての展色剤に
制限ができてしまう。
さらに、一般にアルカリブルー顔料は耐光性が悪いこと
も既に知られている。
その結果塗料、印刷インキ等へのアルカリブルー顔料の
適応が制限されている。
それ故、有効顔料濃度が高く、かつ易分散で保存中に安
定した着色力の得られる、耐光性の良いアルカリブルー
顔料が望まれている。
アルカリブルー顔料の水性系塗料、あるいは印刷インキ
での着色力の向上を目的とする処理方法として、特開昭
55−139,458号に水溶性のマレイン酸樹脂、ア
ルキド樹脂、メラミン樹脂などで処理する方法、特開昭
57−121,060号に水溶性のマレイン酸樹脂、ア
ルキド樹脂、フェノール樹脂、トリメチロールブロバン
なとで処理する方法が示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、これ等の水溶性樹脂で処理したアルカリ
ブルー顔料組或物では、水性系の展色剤中に他種顔料と
ともに分散混合した際、保存過程でアルカリブルー顔料
の着色力が低下してしまう。
また、水溶性樹脂で処理することによって耐光性が低下
してしまうという欠点がある。
本発明の目的は、これらの欠点を改善し製造過程で凝集
せず、水性系の展色剤に分散が容易で他種顔料とともに
分散混色しても、保存中に着色力が低下しにくく、かつ
展色物も光によって退色しにくい、水性系塗料、印刷イ
ンキに適するアルカリブルー顔料組戒物を提供すること
である。
(課題を解決するための手段) 本発明のアルカリブルー顔料組或物の出発原料であるロ
ーズアニリン誘導体の硫酸化物(以下原料と称する)は
下記一般式[11で示されるローズアニリン誘導体であ
る。
八H R2 (式中XI,X2,X3,およびX4は水素または炭素
数1〜3個のアルキル基を、R1およびR2は水素また
はフエニル基または炭素数1〜3個のアルキル基置換フ
エニル基である。)第二銅塩類とは塩化第二銅や硫酸第
二銅、酢酸銅などの第二銅イ才ンと無機酸あるいは有機
酸との塩である。原料をアルカリ水溶液に溶解させる場
合のアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化リチウム等の無機アルカリでも、有機アミ
ン、アンモニアのいずれでもよい。
さらに、酸処理に用いる酸としては、塩酸、硫酸、燐酸
のような無機駿、あるいは酢酸、クエン酸のような有機
酸でもよい。
本発明の実施に関しては、原料の水性スラリーにpH1
1以上になるようにアルカリ水溶液を加え、50−10
0゜C,好ましくは90〜100゜Cに加熱、攪拌する
と原料は褐色を呈して溶解する。
この溶液にin固型分100虫ft部に対して5乃至1
5重量部の範囲の比率で第二銅塩類を加え、l5〜to
o’cに加熱し攪拌する。
このとき第二銅塩類の添加量が5重量部より少ない場合
や15重量部より多い場合は、分散安定性及び耐光性が
低下してしまう。
そののち、この溶液に無機または有機の酸を加えpnを
酸性側に、好ましくはpHを4以下にし、40〜80’
C好ましくは50〜70゜Cに加熱し、攪拌すると沈澱
物を生或する。この酸性スラリーを90〜l00’cで
15分以上加熱し、生戒した沈澱物を濾過し、水洗し、
残H!:を100゜C以下で乾燥し、粉砕することによ
り、水性系の分散媒に適用できかつ分散媒中で安定した
着色力と展色物の光による退色の少ないアルカリブルー
顔料組或物を得ることができる。
本発明によるアルカリブルー顔料組戒物を水性系印刷イ
ンキ等に分散した場合、着色力の低下展色物の光による
退色、さらに保存中に発生する着色力の低下等の欠点が
著しく改良された、すぐれたものであった。
(実施例) 以下に実施例を示す。実施例中、「部」および「%」と
は重量基堆で示す。
実施例における濃度測定は光散乱方式による色差計で明
度Lを測定した。
実施例1 原料40部を含む水性スラリーに、水120部に水酸化
ナトリウム15部を添加し、攪拌しながら、100゜C
に溶解する。原料は褐色の水溶液となる。このアルカリ
溶液に塩化第二銅4部を加え攪拌する。冷水を加えて7
0″Cまで冷却し、この溶液を70゜Cの1.7%塩酸
水溶液600部中に加えて酸性スラリーとして顔:nt
!:析出させる。攪拌しながら90−100’Cで15
分間加熱したのち、水を加え、50゜C以下に冷却し、
析出した沈澱物を濾過した。沈澱物を洗浄水のpHが5
以上になるまで50’: Cの温水で洗浄、含水ペース
トを80゜C以下で乾燥、サンプルミルで粉砕した。こ
れにより原料固型分100部に対して10部の割合の塩
化第二銅とで処理した微粉状アルカリブルー顔料組成物
が得られた。
実施例2 塩化第二銅の添加重量を2部に変えたほかは実施例1と
同様の処理を行なった。
実施例3 塩化第二銅の代わりに硫酸第二銅f:10部添加して、
実施例1と同様の処理を行なった。
比較例1 原料の水性スラリーに塩化第二銅を添加しないで、実施
例1と同様の処理を行なった。
比較例2 塩化第二銅の添加重量を0.4部に変えて、実施例1と
同様の処理を行なった。
比較例3 塩化第二銅の添加重量を12部に変えて、実施例1と同
様の処理を行なった。
以上の実施例1乃至3および比較例1乃至3で得られた
アルカリブルー顔料組或物を顔料分で1部と水性用白色
インキベース70部とを混合しさらにガラスビーズを6
0部加えてディゾルパーで30分間分散後、水性用ワニ
ス28部と、イソブロパノール2部とを混合し、水性イ
ンキを調製した。
このように調製した水性インキを0.50mmパーコー
ダーでカルトン紙に展色し、濃度測定を行った。
展色物については、直射日光に一ケ月間暴露試験を行な
い濃度変化を調べた。
また、調製した水性インキについては、50’ Cで一
ケ月間保存後試験を行ない、濃度変化を調べ保存安定性
を比較した。
実施例1乃至3および比較例1乃至3の結果を表に示す
。濃度の評価値は、色差計で測定した明度差2Lによっ
て表わされ、一値が得られるものを濃度があるとして評
価した。
表から、塩化第二銅や硫酸第二銅等の第二銅塩類での処
理により、大きな着色力をもち、保存による着色力の変
化の少なく、かつ光に対しての着色力の変化も少ないア
ルカリブルー顔料組或物が得られることがわかる。
また、第二銅塩類の添加量が5部未満の場合、光に対し
ての着色力の低下が基堆顔料より大きくなり、15部を
超えるとインキ保存中の着色力の低下が基堆顔料より大
きくなることがみられる。
(発明の効果) 以上のように、ロースアニリン誘導体の硫酸化物を特定
量の第二銅塩類で処理することにより、顔料粒子間の凝
集を防止し、すぐれた着色力とインキ保存時の安定した
着色、および良好な耐光性をもつ、水性塗料または印刷
インキ用アルカリブルー顔料組或物を得ることができる

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中、X1、X2、X3、およびX4は水素または炭
    素数1〜3個のアルキル基であり、R1およびR2は水
    素またはフェニル基または、炭素数1〜3個のアルキル
    基置換フェニル基である) で示されるローズアニリン誘導体の硫酸化物に、その1
    00重量部に対して、15乃至5重量部の比率で第二銅
    塩類を加えて処理することを特徴とする水性系で分散安
    定性がすぐれ、かつ耐光性の良好なアルカリブルー顔料
    組成物の製造方法
  2. (2)請求項1記載の方法によって製造した水性系で分
    散安定性がすぐれ、かつ耐光性の良好なアルカリブルー
    顔料組成物
JP1306724A 1989-11-28 1989-11-28 アルカリブルー顔料組成物 Granted JPH03167266A (ja)

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JPH03167266A true JPH03167266A (ja) 1991-07-19
JPH0534385B2 JPH0534385B2 (ja) 1993-05-21

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