JPH03165967A - フッ化物系フラックス残渣の除去方法 - Google Patents

フッ化物系フラックス残渣の除去方法

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JPH03165967A
JPH03165967A JP30447489A JP30447489A JPH03165967A JP H03165967 A JPH03165967 A JP H03165967A JP 30447489 A JP30447489 A JP 30447489A JP 30447489 A JP30447489 A JP 30447489A JP H03165967 A JPH03165967 A JP H03165967A
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JP30447489A
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Tadashi Usui
正 碓井
Toyoichiro Nogami
野上 豊一郎
Shigeru Kuzuu
葛生 茂
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産東上の利用分野 この発明は、フッ化物系フラックスを用いてろう付けさ
れたアルミニウム製貼交換2g、ホッ!・プレー1・’
−’i゛のろう付1t7ルミニウム製品につ1 いて、ろう付け後に当該製品の表面に強固に付着残存す
るフラックス残渣を除去するための処理方法に関する。
なお、この明細書において、ろう付けアルミニウム製品
の語は、その構成部品のすべてかアルミニウム伺からな
るものである場合のほか、互いにろう付け接合される部
品の一方がアルミニウム以外の例えばステンレスとか鉄
鋼材からなるものである場合をも含む概念で用いられる
従来技術と技術課題 近年、1−1動車用ラジエー夕、カークーラー用エバポ
レーターあるいはコンデンサー、風呂釜等のアルミニウ
ム製熱交換器やホットプレ−1・等のアルミニウム製品
をろう付け仕様によって製造する場合、フッ化物系フラ
ックス、例えばKA,Q F4 、K3 A,12 F
6 、K2 AΩF5等の1種または2種以上の混合物
を主成分とずるフラックス、あるいはAnF3とK F
とを具晶組成ないしそれに近い配含割合に4( ,Aし
たフルオロアルミン酸カリウム系フラックス、あるいは
2 該フラックスとフッ化スズフラックスの混合物を用いて
ろう付けすることが多くなってきている。このようなフ
ッ化物系フラックスを用いてろう付けする場合、ろう付
If後のフラックス残渣が非腐食性であるところから、
従来の塩化物系フラックスを用いた場合のようなろう付
け後の厳格な後処理か不必要となり、熱交換器の製込コ
ス1・を(Iu減しうる刊点を・;!受しうる。
ところが、このフッ化物系フラックスを用いて熱交換器
等のろう付けアルミニウム製品を製逍する堝合において
、」二果的に一般的なフラックスの塗布乎段に準じてそ
れを塗布し、乾燥後N2ガス雰囲気等の非酸化性雰囲気
中で600℃前後の温度に加熱してろう付けを行うと、
得られるろう付けアルミニウム製品の表面には灰色ない
しは白色系のフラックス残渣が不均一な皮膜を形成して
強固に固着したものとなり、外観体裁を著しく悪いもの
にすると共に、フラックス残渣か製品表面への光物発生
の原因にもなるというような問題があった。のみならず
、上3 記フラックス残渣は、ろう付けアルミニウム製品を、ろ
う付け後において表面処理をしたり塗装する場合におい
て、処理皮膜や塗膜の付着安定性を明害し、その剥離の
原因にもなるという問題もあった。
このために、フラックス残渣はなおこれを除去すること
が要請される。
従来、このような要詰に対し、フラックス残渣の除去方
法として、例えば苛性ソーダ等のアルカリ液や、硝酸、
弗酸、硫酸等の酸性溶液中に没潰してフラッグス残渣を
溶解除失する方法(例えば特開昭62−64471号公
報第(3)頁、特開昭63−115672号公報第(3
)頁等)が提案されている。
しかしながら、このアルカリ肢や酸性溶液による洗浄操
作によるときは、フラックス残渣の溶解除去だけでなく
、アルミニウム製品のそれ自体の表面も溶解作用を受け
、殊に熱交換器の薄肉のフィンにあってはこれに更に一
層の実効厚さの減少傾向をもたらし、ひいては強度、耐
4 食性を劣化するというような問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決しうるフッ化物
系フラックス残渣の除去方法を提供することを1」的と
する。
課題を解決するための手段 この発明は、上記1」的のもとに種々検討の桔果、ベー
マイ1・処理と、それによって形成したべ−マイ1・皮
膜の水和反応処理との組合わせ実施、あるいはまた陽極
酸化処理と、それによる酸化皮膜の水和封孔処理との組
合わせ実施により、いず゛れによってもフッ化物系フラ
ックス残渣のみを微粉末化して完全除去しうると共に、
加えて製品表面にベーマイト皮膜あるいはアルマイト皮
膜を形成して製品の耐食性をも向上しうることを知見し
、この知見に基いてなされたものである。
即ち、この発明の1つは、フッ化物系フラックスを川い
てろう付けされ、表面にフラックス残渣が付着したろう
付けアルミニウム製品を処理対象物として、該アルミニ
ウム製品を、べ一5 マイ1・処理したのち、次いで加圧水蒸気あるいは沸騰
水による水和反応処理を施すことを特徴とする上記フラ
ックス残渣の除去方法を要旨とするものであり、他のも
う1つの発明は、上記べ−マイト処理を陽極酸化処理に
代えて行い、該処理後、陽極酸化皮膜の水和封孔処理を
施すことを特徴とするものである。
第1の発明におけるベーマイト処理としては、具体的に
は例えば、■脱イオン水中に沸騰状態で15分間以上浸
漬する、■110〜160℃の蒸気雰囲気中に2分間以
上放置する、■0.INのアンモニア水または0,01
〜0.INのトリエタノールアミン浴に沸騰状態で3分
間以上浸漬する、等の方法を挙げることができ、いずれ
も良好であるが、浴管理の容易性の点からトリエタノー
ルアミン浴による前記■の方法を用いるのが有利である
。こ\に、化学皮膜処理の中でも特にベーマイト処理が
選択されるのは、他の化学的皮膜処理、たとえばクロメ
ート処理、リン酸亜鉛皮膜処理等による場合、アル6 ミニウム月の表向に溶解作用が生じるため好ましくない
ことに基づく。
また、第2の発明における陽極酸化処理は、硫酸、シュ
ウ酸、クロム酸等の水溶液を用いて電解処理する一般的
なアルマイト処理の手法に従うものである。
また、第1の発明における後段処理としての水和反応処
1Pは、第2の発明における水和封孔処裡と処理手段と
しては同様のものであり、見体的には、加圧水蒸気を用
い3〜68y/adの圧力をかけて行う加圧水蒸気処理
、あるいは95℃以上の水あるいはこれに少量の無機・
6゛機化合物を添加したものに浸漬して行う沸騰水処理
が好適に用いられる。
作  用 ベーマイト処理後水和反応処理を施し、あるいは陽極酸
化処理後水和封孔処理を施すことにより、ろう付けによ
ってアルミニウム製品の表而に強i・1・1八凝j11
状熊になって{J’ ;”:残(7しているフッ化物系
フラックス残渣は、物理約分角qを生7 じて微粉宋化し、アルミニウム伺表面から分離除失され
る。同時に、アルミニウム製品のアルミニウム材部分の
表面には、安定なベーマイ1・皮膜、あるいは封孔され
た安定な陽極酸化皮膜が形成される。
フラックス残渣の上記分解除夫作用は、推測によれば、
前段のベーマイト処理あるいは陽極酸化処Pvによって
アルミニウムHの表面に生成する酸化皮膜が、フラック
ス残渣皮膜をアルミニウム材表面から遊離させ、次いで
施されろ水和反応処理により、上記酸化皮膜の水和反応
による膨張ないしは成長によって、フラックス残渣皮膜
との界面での伸縮差に基づきフラックス残渣皮膜が分解
され微粉末化されることによるものと考えられる。
実施例 実施例1 請求項(1)記載の方法の実施例として、チューブ、フ
,fン及びタンク部+4をいずれもアルミニウム+aで
構成する自動車用ラジエー夕の製8 遣に際し、上記描成部材の接合のために、フルオロアル
ミン酸カリウム系フラックスを用い、該フラソクスを水
性懸濁状の状悪て全体に塗/liし、乾燥後、N2ガス
雰囲気中て約610℃に加熱しろう付けを行い、ろう付
けアルミニウム製品としてのラジエー夕を得た。
このろう付け後の状態において、該製品は、表面の略全
体に淡灰色のフラックス残渣か不均一な皮膜を形成して
残(7.シており、外観的にとしくlも゛損された状悪
のものてあー)た。
そこで、このフラックス残渣をh゜ずるろうイ・jけ後
の製品を、純水にトリエタノール39乙を添加したベー
マイト肢に、90℃×15分間浸漬し、次に蒸気j王5
随/aiGのj工力}W内に150℃×30分間保持し
た。その糺果、製品の表面に付着しているフラックス残
清は、分解して微粉未状態になっていた。そこで、これ
を軽く水洗することにより、上記微粉末は流れ落ちて製
品の表面から完全に除失された。また、製品の表面には
、安定なヘーマイ1・皮膜か形成されて9 おり、耐食性に優れるものであった。
尖胞例2 この丈施例も、請求項(1)の発明に対応ずるものであ
る。
処理対象物としてのろう付けアルミニウム製品として、
ホットプレートを用いた。該ホ・ソ1・プレー1・は、
アルミニウム伺からなるプレー1・本体の底面に、アル
ミニウムパイプでシールされたンースヒーターを、フル
オロアルミン峻カリウム系フラックスを用いてろうイ・
jけ一体化したものであり、製品の表面にフラツクス残
清か強固に付着残存しているものを用いた。
そこで、このろう付けアルミニウム製品(ホットプレー
ト)を、前記実施例1と同様の条件で処理し、フラック
ス残渣を取除いたのち、,.I:j.,法に準じて表面
にフッ素系樹脂の塗装を行ったところ、極めて密着性の
良好な塗装状態を得ることができた。
10 実施例3 この実施例も請求項(1)に対応する。
処理対象物として、AIIOOアルミニウム合金からな
る厚さ4 mmのプレートに、S U S 321から
なるステンレスパイプにより被覆された直径3tanの
シーズヒー夕を、フッ化物系ブラックスを用いてろう付
け接合したウォータークーラー用加熱板を用いた。こ\
に、フッ化物系フラックスとしては、特開昭63−93
471号公報に開示されているようなフッ化スズを含H
したブラックス、史に具体的には、KAp F4:KF
を9 0 : 1 [L1wL%の比十で4t^した況
合物をベースとして、これに6,0%のSnF2を添加
したものを用いた。そして接合操作は、前記アルミニウ
ムプレートとシーズヒーターとの接合部に直径2.4m
mのBA4047ろう材を置き、前記フッ化物系フラッ
クスの水性懸濁液を前記接合部周辺に塗布し乾燥したの
ち、N2ガス雰囲気中で635℃×20分間加熱してろ
う付けを行った。
11 このろう{NJけ後の製品は、ステンレス被覆シースヒ
ーターのろう{・j部近傍においてアルミニウムプレ−
1・にフラックス残渣が強固に付着しているものであっ
た。
そこで、この製品を、前記実施例1に準じてべ−マイト
処理し、続いて加圧水蒸気処理したのち、水洗したとこ
ろ、上記ブラックス残渣を完全に除去することができた
丈h&例4 この丈施例は、謂求項(2)に対応ずるものである。
処理対象物として、前記実施例1と同様にして製作した
ろう付け仕様によるアルミニウム製の自動車用ラジエー
夕を用いた。
そこで、こ、のろう付けアルミニウム製品(ラジエータ
)を、常法により硫酸アルマイト処理し、表面に膜厚9
μmの陽極酸化皮膜を形成したのち、蒸気圧力5K3/
adGの圧力檜中に、150℃X30分間保持したとこ
ろ、表面のフラ12 ックス残渣は分解して微粉末状のものとなった。
次いで、表面を軽く水洗することにより、上記微粉宋状
のフラックス残渣は、簡rltに流れ落ち、製品の表面
から完全に除太することができた。また、製品の表面に
は、硫酸アルマイト皮膜が形成されており、優れた耐食
性をh゜するものであった。
実施例5 この実施例も、請求項(2)に記載の発明に対応するも
のである。
処理対象物として、前記丈施例2と同様のろう付け処理
したアルミニウム製ホットプレートを用いた。
そこで、このアルミニウム製品(ホットプレート)を、
前記実施例4と同様の条件で陽極酸化処理し、次いで加
圧水蒸気による水和封孔処理したのち、水洗したところ
、フラッグス残澁を完全に除表することができ、かつ表
面に硫酸アルマイト皮膜を6−するものとすることがで
き13 た。
発明の効果 この発明は上述の次第で、フッ化物系フラックスを用い
てろう付けしたアルミニウム製品の表面に付着残存する
フラックス残渣を、コス1・が安く、簡単な操作による
処理で、しかも製品のアルミニウム材表面に溶角イ等の
悪影響を及ぼすことなく、微粉末状に分解してf+tl
 111−に除去することができ、外観体裁を向上する
と共に、塗装等の表面処理を施す場合にも塗膜密着性を
良好なものとすることができる。加えて、アルミニウム
利表面に安定なベーマイト皮膜、アルマイl・皮膜が形
成されるので、製品の耐食住をも併せて向上しつる。
以上 14

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フッ化物系フラックスを用いてろう付けされたろ
    う付けアルミニウム製品を処理対象物として、これをベ
    ーマイト処理したのち、次いで加圧水蒸気あるいは沸騰
    水による水和反応処理を施すことを特徴とする、フッ化
    物系フラックス残渣の除去方法。
  2. (2)フッ化物系フラックスを用いてろう付けされたろ
    う付けアルミニウム製品を処理対象物として、これを陽
    極酸化処理したのち、次いで水和封孔処理を施すことを
    特徴とするフッ化物系フラックス残渣の除去方法。
JP30447489A 1989-11-21 1989-11-21 フッ化物系フラックス残渣の除去方法 Pending JPH03165967A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1142663A1 (en) * 2000-03-22 2001-10-10 GEA Spiro-Gills Ltd. Improvements in or relating to the interconnection of aluminium components

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1142663A1 (en) * 2000-03-22 2001-10-10 GEA Spiro-Gills Ltd. Improvements in or relating to the interconnection of aluminium components
US6422451B2 (en) 2000-03-22 2002-07-23 Gea Spiro-Gills Ltd. Interconnection of aluminum components

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