JPH0316569Y2 - - Google Patents

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JPH0316569Y2
JPH0316569Y2 JP8399285U JP8399285U JPH0316569Y2 JP H0316569 Y2 JPH0316569 Y2 JP H0316569Y2 JP 8399285 U JP8399285 U JP 8399285U JP 8399285 U JP8399285 U JP 8399285U JP H0316569 Y2 JPH0316569 Y2 JP H0316569Y2
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enamel
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periphery
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は美容の為、爪にエナメルを塗装するエ
ナメル化粧具に関するものである。
ロ 従来の技術 従来の斯種エナメル化粧具はエナメル液が速乾
性を要求されると共に塗膜の堅牢性及び隠蔽力を
要求される事からエナメル液は高粘性であると共
に微粒子状の顔料を含む速乾性の強溶媒であり、
従つて該容器等は硝子製の壜を蓋するポリエチレ
ンの如き耐溶媒性の合成樹脂よりなる螺子栓から
刷子軸が垂下して成る如き筆付栓であつた。
然し最近では一般社会の生活様式が変化してき
た事によつて斯種エナメル化粧具に対しても携帯
に便利な筆ぺん形式のものが要求されるようにな
り、エナメル液を撹拌する丸棒状の重錘の先端に
刷子を取り付け、口元から刷子を出入させる事に
よりエナメル液で刷子を濡らす構成のものが見受
けられるようになつてきた。
ハ 考案が解決しようとする問題点 従来のエナメル筆付栓は壜容器の螺子栓に一体
化されているものであつて使用に当つては螺子栓
をとり、該螺子栓である筆付栓と壜容器の両方を
殆んど同時に使用し、左手指先に化粧する場合は
右手に筆付栓を持ち左手に時々壜容器を持ち上げ
て使用する状態となるので該壜容器を安定して置
く場所が必要とされるものであり、無理な使用法
で該壜容器を傾斜したり転倒したりするとエナメ
ル液が漏出して周囲を汚し、外出先では手早く使
用することのでき難い、従つて携帯には不向きな
問題点がある。
最近の筆ぺん形式のものでは重錘の先端に刷子
が単に植設されているだけのものであるので該刷
子を下向きの状態の侭にしておくとエナメル液が
際限なく漏出して使用し難く、携帯中は螺子栓を
装着するので逆さまにした場合、重錘が落下して
刷子を螺子栓の内底面に押し付ける事となり、螺
子栓の内底面に押し付けられた刷子は曲つたり枝
分かれして変形し、口元に絡み付き使用に耐えな
い状態となり易い問題点を有する。
本考案は斯様な従来の問題点を考慮したもので
あり、本考案の目的とするところは使用中に刷子
を下向きにの状態の侭にしておいても自然とエナ
メル液が漏れ出してくるようなことのないエナメ
ル液を刷子へ定量的に供給し得る、然も携帯中に
逆さにしても刷子に重圧を与えるようなことのな
い筆ぺん形式のエナメル化粧具を提供することで
ある。
ニ 問題点を解決するための手段 以下、本考案の構成を実施例として示した図面
に従つて説明すると第1図は本考案によるエナメ
ル容器の縦断面図であり、第2図は螺子栓12を
取り外して使用状態にある本考案によりエナメル
筆容器の縦断面図であり、第3図は本考案による
エナメル筆容器の内管15の半縦断面図である。
内筒3は金属又はポリエチレン又はポリプロピ
レン若しくは弗素樹脂、変形ポリアクリロニトリ
ル樹脂などの耐溶媒性の素材よりなる長筒状で前
方の側壁に通孔1と底部に通穴2が穿設されてい
る、開口部は内周を等分して外周から内周に至る
縦長方向に斜めに切欠した数条の斜溝18を形成
している、実施例では4等分して4条の斜溝18
を形成している。
重錘4は比重の重い金属丸棒状での前方の中腹
に括れた如き側溝5が形成しており前部は先端近
くに周溝16が周設されている。
内筒3と重錘4とはシリンダーとピストンの如
き関係にあり、重錘4は内筒3中に、内筒3の内
周と気密に、且つ摺動自在に先端を僅かに突出し
て埋設されており、重錘4の後端が内筒3の底部
に当接した状態で、通孔1と側溝5とは導通する
と共に斜溝18の内筒3の内周面上に立上つた位
置と重錘4の周溝16後部壁面位置とが一致す
る。重錘4が内筒3の前部に摺動すると側溝5は
内筒3の口端から露出する如き関係にある。
刷子6はナイロン繊維などを植設筒11などで
束ねて固定し、重錘4の先端に設けられた穴に挿
着して植設されている。
口金7は内筒3と同様な材質の管状で後部が内
筒3の口部外周を気密に被覆して挿着しており、
前部は内径が段部を成して小径となつた口元8を
形成している。口元8の外周は先端に向つてテー
パー状に細くなつている。
内管15はポリエチレンやポリプロピレン樹脂
などの曲げ荷重に対して塑性変形し難く或る程度
の硬さを持つた表面が滑り易い合成樹脂よりなる
径の異なる二本の管を段部を有して縦ぎ合せた如
き違径管状をしており、前方の小径部を口金7の
口元8の内周と摺動して先端部が該口元8から突
出可能な如く該口元8の段部より後方に長く該口
元8の内周に摺動自在に周設されており、広径部
は口金7の内周に摺動自在に周設して形成した
後、内筒3の斜溝18が等分された如く縦方向に
等分された管壁を残して切欠した如き脚17が延
長している、(第2図参照)、この延長した脚17
の先端が内筒3の斜溝18中に滑り込んで重錘4
の前部に周設された周溝16中に迄達して当接し
ている。
すなわち重錘4は内筒3中を一杯に後退してお
り、内管15の先端が口金7の口元8先端と揃つ
ていて脚17を重錘4の周溝16中に入れて当接
している事である。
発条14は外径が内管15の広径部内径により
僅かに小さいスプリングコイルであり内筒3の先
端面と内管15の段部との間の広径部内周に介在
している。
筆軸9は内筒3と同様な材質で壜容器を兼ねた
長筒状の筆軸で口部に口金7が気密に挿着されて
おり、該筆軸9中にはエナメル液10が充填され
ている。
螺子栓12は内筒3と同様な材質の雌螺子栓で
あつて筆軸9を口金7と共に蓋するキヤツプであ
る。螺子栓12は筆軸9の口部に螺着して内側の
底面である栓底13面を口金7の口元8先端面に
気密に閉じている。
ホ 作用 エナメル液10は筆軸9中に充填しており、筆
軸9から螺子栓12を取り外すと発条14が内管
15を前方に押し、小径部先端を口元8から突出
すると共に脚17を重錘4の周溝16から抜き出
して内筒3の斜溝18口元に留るので重錘4の摺
動が脚17によつて抑えられるような事はなくな
る。
この状態で筆軸9を刷子6が下向きとなるよう
に倒すと重錘4は自重で内筒3中を摺動して降下
し、側溝5が該空隙に溜つたエナメル液10を畜
わえた状態で下方に移動して通孔1との導通を断
つと共に内筒3の口元から露出する事となり、従
つてエナメル液10は内管15の内壁又は重錘4
の外周を伝つて落下し、植設筒11のところに溜
る。
そして筆軸9を上下に振ると重錘4が内筒3中
を上下に摺動し、重錘4が降下するときには筆軸
9中のエナメル液10を側溝5によつて内筒3口
元に運び、重錘4が上昇するときには刷子6も上
昇することとなるので内管15中に溜つたエナメ
ル液10中に先端部を含めて浸漬する事となる。
爪面に化粧を施す為に、筆軸9を上下に振るの
を止めて刷子6を下向きの状態の侭にしておいた
場合は、重錘4の前部が内管15の小径部中に挿
入して密栓すると共に重錘4の後部外周が通孔1
を閉鎖してエナメル液10の内管15中への供給
を断つ事となる。
使用が終つて刷子を上向きの状態とすると重錘
4が自重で内筒3中を摺動して降下し、従つて刷
子6は口元8中に後退する。螺子栓12を筆軸9
の口元に螺着する際に、栓底13が口元8から突
出していた内管15先端面を押す事となり、従つ
て脚17が後退して斜溝18中を滑り込み、重錘
4の周溝16中に達して当接し、重錘4を一杯に
後退した状態に固定する。
ヘ 実施例 植設筒11を直径3.6mmのポリプロピレンで、
植毛穴を直径1.6mmとして作成し、繊維径が0.06
mmの6,12−ナイロン繊維束をU字形に折つた
ステンレス鋼線に掛けて該植毛穴に打ち込んで刷
子6を作り、重錘4は直径5mmのステレス丸棒を
旋削加工により作成し、内筒3及び口金7及び筆
軸9及び螺子栓12並びに内管15はポリプロピ
レン樹脂の丸棒又はパイプを旋削加工して作成
し、発条14は既製のスプリングコイルを調達し
て各部品を揃えた。
先ず刷子6の植毛筒11を重錘4の先端にに螺
着し、内筒3中に挿着する。次に口金7中に内管
15を挿入した後、発条14を挿入した状態で口
金7を内筒3口元に螺着する。次に前以つてエナ
メル液10を充填しておいた筆軸9を口金7に螺
着し、口金7を上向きに立てた状態で螺子栓12
を筆軸9口元に螺着して本考案によるエナメル筆
容器を試作した。
エナメル液10としては(株)資生堂ネイルエナメ
ルNo.39を用いて、該試作品の機能をテストした。
ト 考案の効果 本考案によるエナメル筆容器は、螺子栓12が
筆軸9口元に確実に螺着されている限りは該螺子
栓12の栓底13が内管15の先端面を口金7の
口元8中に押し込んでいるので脚17が重錘4を
一杯に後退させた状態に固定する事となるので逆
さにしても重錘4が降下して刷子6を螺子栓12
の栓底13に押し付けるような事はなく、従つて
携帯中に刷子6が変形してしまうおそれを解消す
る効果を有するものである。
該効果は従来の筆付栓によるエナメル化粧具を
携帯に便利な重錘を用いた筆ぺん形式のものとす
る場合に於て該エナメル化粧具の商品価値を決定
する程に重要なものであつて携帯中に重錘が降下
しないように配慮することは携帯に便利であると
する該エナメル化粧具の殆んどの長所を全て打ち
消してしまい結局のところは商品価値が認められ
ない事となつてしまう。
すなわちエナメル化粧具としてのエナメル液は
科学技術の進歩が著しい今日に於ては必ずしも高
粘度であると共に顔料を含む速乾性の強溶媒でな
ければならないとは限らないが、基本的には該概
念を前提とするものであるので今日でも筆付栓が
主流を占めているのであり、筆ぺん形式のものを
採用する場合にも重錘の利用が斯種エナメル液を
扱うのに適しており、使用するに当つては螺子栓
12を筆軸9から取り外すと重錘4が摺動自在と
なり、刷子6を下にして筆軸9を上下に振ると重
錘4が上下摺動し、該上下摺動回数によつてエナ
メル液10が定量的に供給される事となり、従つ
てエナメル液10の供給過剰も供給不足も起るこ
とがなく、エナメル液10が誓え高粘度であり顔
料を含んでいてもエナメル液10の刷子6への供
給は、重錘4が上昇したときに刷子66は内管1
5中に溜つたエナメル液10中に先端部を含めて
浸漬する事となるので確実となる効果を有し、刷
子6を下向きの状態の侭にしておいても重錘4が
下つた侭の状態となつて密栓されるのでエナメル
液10はそれ以上供給されず、従つて漏れ出しも
ない。
更に螺子栓12は、筆付栓に於ける壜容器の如
くエナメル液10が入つているわけでもないので
処置に困るようなこともなく、筆付栓と壜容器を
同時に使用する使用形態ではなくて片手で筆軸9
のみを扱えばよいものであるので外出先でも手早
く使用することのできる携帯に適したものとなる
効果を併有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるエナメル筆容器の縦断面
図であり、第2図は螺子栓12を取り外して使用
状態にある本考案によるエナメル筆容器の縦断面
図であり、第3図は本考案によるエナメル筆容器
の内管15の半縦断面図である。 1:通孔、2:通穴、3:内筒、4:重錘、
5:側溝、6:刷子、7:口金、8:口元、9:
筆軸、10:エナメル液、11:植設筒、12:
螺子栓、13:栓底、14:発条、15:内管、
16:周溝、17:脚、18:斜溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側壁に通孔1を有し、底部に通穴2を有する長
    筒状の内筒3の内周と気密に摺動自在な棒状の重
    錘4が、中腹に括れた如き側溝5を有すると共に
    先端に刷子6を有して挿着されており、該内筒3
    の前部外周からは管状の口金7が前部に該刷子6
    の植設部11外周と摺動自在な内周を形成した口
    元8を有して延長しており、該口金7の前部外周
    が筆軸9の先端部内周に気密に固定されていて該
    筆軸9中にエナメル液10が充填されており、前
    記内筒3の開口部が内周を等分して外周から内周
    に至る縦長方向に斜めに切欠した数条の斜溝18
    を形成すると共に、該斜溝18の内周面上に立上
    つた位置に該当する前記重錘4の一杯に後退した
    前部外周に周溝16が切欠しており、前記口金7
    中には肉厚の薄い弾性材よりなる段違い管状の内
    管15が小径部を口元8の内周と摺動して先端部
    が該口元8から突出可能な如く該口元8の内周に
    周設されており、広径部は口金7の内周に周設し
    て形成した後、前記内筒3の斜溝18が等分され
    た如く縦方向に等分された管壁を残して切欠した
    如き脚17が延長しており、延長した該脚17の
    先端が内筒3の斜溝18中に滑入して重錘4の前
    部に周設された周溝16中に迄達しており、該内
    管15の広径部内周には小径部との段部と、内筒
    3の先端面との間に発条14が介在しており、螺
    子栓12が内底面である栓底13で該内管15の
    先端面を口元8中に押込んで筆軸9の前部外周に
    螺着している事を特徴とするエナメル筆容器。
JP8399285U 1985-06-05 1985-06-05 Expired JPH0316569Y2 (ja)

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JP8399285U JPH0316569Y2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05

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