JPH03164435A - クラスター固定物質 - Google Patents

クラスター固定物質

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JPH03164435A
JPH03164435A JP30177089A JP30177089A JPH03164435A JP H03164435 A JPH03164435 A JP H03164435A JP 30177089 A JP30177089 A JP 30177089A JP 30177089 A JP30177089 A JP 30177089A JP H03164435 A JPH03164435 A JP H03164435A
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JP
Japan
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iron carbonyl
iron
cluster
catalyst
compd
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JP30177089A
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English (en)
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Yoshiyuki Nahata
嘉之 名畑
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Japan Science and Technology Agency
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Research Development Corp of Japan
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業の利用分野) この発明は、金属酸化物表面に固定してなる新しい鉄カ
ルボニルクラスター固定物質と、これを前駆体とするフ
ィッシャートロプシュ反応用等触媒に関するものである
. 〈従来の技術とその課U) 近年、酸化物表面に鉄クラスターを担持した物?は、合
成ガス(Co/Hz ))より炭化水素を製造するフィ
ッシャートロプシュ反応用等の新しい触媒として期待さ
れている.フィッシャートロプシュ反応用触媒は特に注
目されているものである.この触媒に望まれていること
は、高選択的にエチレンおよびプロピレンの低分子量オ
レフィンを生成することであることから、低分子量オレ
フィンのさらに選択的な生成を可能とする触媒の開発が
精力的に進められてもいる.たとえば、J.  Che
m. Soc., ChelI. Con+n., 1
54(1980)には、アルミナ表面の水酸基と鉄カル
ボニル化合物のFes(CO)+■とめ化学反応を利用
して、鉄カルボニル化合物をヒドリドクラスター [ H F e m  ( C O ) l l ]一
としてアルミナ表面に担持させ、これを前駆体として熱
処理することにより得られる物質を触媒に用い、低分子
量のオレフィンを57%という高い選択率で生成させる
ことが開示されている. しかしながら、この方法はアルミナ表面の水酸基の強い
求核的性質を利用したものであって、同じように低級オ
レフィン生成の選択的作用が期待されるのは、表面水酸
基の類似の性質む持っているマグネシ7′などのごく限
られた種類の金鹿酸化物を対象とした場合に限られる.
実際、たとえば、Ii属酸化′吻の一種であるシリカ (Si02)上に、鉄カルボニル化合物のFey(CO
)+2を用いて鉄クラスターを担持しようと1−でも、
Fe,(Co)12はシリカJ二に物理吸義されるだC
lで、ヒドリドクラスター[ H F e −s  (
C O ) + t ]−を形成ずることはできない。
この発明は、以上の通りの事情に監みてなされたものて
゛あり、従来の表mi水酸基の性質を利用したクラスタ
ー固定法の欠点を解消して、高範囲な金属般化物を対象
とし、その汎用比が高く、かつ、触媒として高選択的に
低分了一兼オレフィンの生成をiir能とする新しい金
属酸{ヒ物担持鉄クラスター物質を提供することを目的
どするものである.(課題を解決するt:めのf段) この発明は、」二記の課間を解決するものとして、鉄カ
ルボニル化合物と、表面にーSiHx基を化学修飾した
金属酸化物とを熟またG,上光反応さぜてなることを特
徴とするカルボニルクラスター固定物質を提供する. また、この発明は、」二記の鉄カルボニルクラスター固
定物質を熱または光処理してなるフインシャー1−ログ
シュ反応用等の触媒を提供するものでもある. この発明におけるクラスター固定物質のための鉄カルボ
ニル化合物としては、通常、 Fea (Co)bで示される各種の化合物が用いられ
るが、たとえば、Fe:+  (Co)9を用いての烈
反応、あるいは F e (Co) s , F ex  (CO) ?
、F e s  ( C O ) ,2を用いての光反
応等によりクラスターの固定が可能となる。
この鉄カルボニル化合物と反応t(せる、表面にSi}
lx基化学蜂飾した金属駿1ヒ物としては,シリカ、ア
ルミナ、マグネシア、チタニア、ジルコニア、その曲の
適宜な駿化物を用いることができる9酸化物表面の化学
修飾は、酸化物表面上に存在する水酸基と− SiHx
基を(J!−り,するカップリング剤とを反応させ、そ
の表面に−Si81基を植え(=f(することにより行
う、二とができる.鉄カルボニルfヒ今物とこitらの
化T−修飾した金属酸化物との熟反応、または光反応に
よって、金属酸化物表面のーSiHx基を介して鉄カル
ボニルクラスターが強固に結合されることになる.第1
図は、このクラスター固定の状態をFe2 (co),
と−SiH基との反応を例として示した鉄カルボニルク
ラスターの構造模式図である.,tた第2図は、Fe2
(co)9と〜S i !−{ 2基との反応について
示した模式図である. 熱または光反応は、ixio−’ 一ixioTor『
程度の真空条件下において、30へ−70℃の温度での
加熱や、あるいは室温レベルにおけるXeランブ光源か
らの光照肘算によって行うことができる. 以Lの通りのこの発明の鉄カルボニルクラスター固定物
質は化学反応の触媒能をイfずるものとLて有用であり
、特にフイツシャートロプシュ反応用触媒として注目さ
れるものである。なお、一般に触媒活性と選択性は、鉄
クラスターの分散性を高めることにより向Lさせること
ができると考えられている。しかI7ながら、酸化物表
面に鉄カルボニル1ヒ合物を担持1,た物質を触媒と1
7で使用するためには、鉄クラスターの分散性を増大さ
せるとともに、不活性雰囲気下で、数100゜Cの温度
で加然分解処理し、その擾数100℃の温度で触媒反応
させることにより使用することができる.この分解処理
は光照肘として行ってもよい.通常、このような処理・
分解により得られる鉄は粒子は拡散、凝集によって大き
な粒子に変化する.このため、鉄クラスターの高分敗化
は不可能となる。そこで、この発明においては、このよ
うな現象を解決ずるものとして、金属敢化物と鉄カルボ
ニルクラスターとの間に、強固な化学結合を形成してい
る.つまり、表面水酸基と−SiHx基供与のカップリ
ング剤とを反応させて酸化物表面にSiH.基を植え付
け、これと鉄カルボニル化合物を化学反応させて鉄カル
ボニルクラスターを固定化している. 触媒、特にフィッシャートロプシュ反応用の触媒として
は、上記の固定物質を前駆体とし、これを水素等の存在
下、もしくは不活性雰囲気に熱または光処理することに
より得られたものが好適に使用される. もちろん、反応は、フィッシャートロプシュ反応に限ら
れることなく、アルコールの合成、アルデヒドやカルボ
ン酸の合成、還元反応、その池の反応が、この発明の触
媒の使用領域となる.次に実8#i pAを示し、さら
にこの発明について詳しく説明する. 実施例1 1 0−’Torrの真空下において、450℃に加熱
して吸着水を除去したシリカ(比表面積が720 rr
f/g)とトリ・エトキシランとを、不活性雰囲気下、
ヘキサン溶液中で室温において24時間反応させる.酸
素と水の混入に充分注意して洗浄した後に乾燥し、シリ
カ表面に−SiH基を化学修飾する.IR測定の結果、
シリカ表面には孤立水酸基の存在は確認できなかった. このように処理したシリカと鉄カルボニル化合物Fe2
 (Co)*とを不活性雰囲気下で混合し、1 0−’
Torrの真空下において、40℃の温度に1時間保持
して鉄カルボニルクラスターをシリカ表面に固定した.
この固定物質の紫外一可視スペクトルを示したものが第
3図の実線である.実施例2 カップリング剤としてトリクロロシランを用いた以外は
、実施例1と同様にして鉄カルボニルクラスターをアル
ミナ表面に化学結合させて固定物質を得た. 実施例3 1 0−’Torrの真空下において、450℃に加熱
して吸着水を除去したシリカ《比表面積が720 cd
/t)とジエトキシランとを不活性雰囲気下、ヘキサン
溶液中で、室温において24時間反応させる.酸素と水
の混入に充分注意して洗浄した後に乾燥を行い、シリカ
表面に−SiH2基を修飾する.このように処理したシ
リカと鉄カルボニル化合物Fe2 (Co)*とを、不
活性雰囲気下で混合した. 1 0−’Torrの真空
下において、温度40’Cに1時間保持する.鉄カルボ
ニルクラスターをシリ力表面に化学結合させて固定物質
を得た.このものの紫外一可視スペクトルを示したもの
が第3図の破線である.また、EXAFSの距離一振幅
相関を示したものが第4図である. 実施例4 カップリング剤としてジクロロシランを用いた以外は、
実施例3と同様にして鉄カルボニルクラスターをシリカ
表面に化学結合させて固定物質を得た. 実施例5 実施例1と同様にして、シリカ表面に−SiH基を修飾
して植え付けたシリカと、鉄カルボニル化合物Fes 
 (CO)+tとを不活性雰囲気下で混合し、1 0−
’Torrの真空下、温度40℃に1時間保持する.そ
の後、室温で600r+1近辺の光(Xeランプ)を照
射し、鉄カルボニルクラスターをシリカ表面に化合結合
させて固定物質を得た.実施例6 鉄カルボニル化合物としてFe(Co)sを用いた以外
、実方龜例5と同様にして鉄カルボニルクラスターをシ
リカ表面に化学結合させ、固定物質を得た. 実施例1〜5と同様に鉄カルボニルクラスター固定物質
は、IR,a外一可視スペクトル、NMR、EXAFS
、メスバウアー分光のスペクトルの測定結果からその構
造を確認した.実施例7 以上のようにして得られた鉄カルボニルクラスター固定
物質をフィッシャートロプシュ反応の触媒前駆体として
使用した. すなわち、実施例1により得られた固定物質(−SiH
基を植え付けたシリカに対する鉄の濃度は、1重量%で
ある)を、水素雰囲気下、400℃で2時間熱分解処理
し、次いで、300℃、1気圧の条件下においてC O
 / H 2 i1!合ガス(組成比−=17’2)を
、流速8+n[7′min″C″流して、フィンシャ−
1一口プシ.−L反応を行った.87%という高い選択
率でのエヂレシ生成が確認された.触媒粒子は、粒径1
0A以下であり2超高分敗していることが確認された.
鉄粒子の存在は確認されなかった. 実施例8 実施例3により得られたクラスター固定物質(−S i
 H2基修飾シリカに対する鉄の濃度は、1東址?5で
あった〉を水素雰囲気下、温度400゜Cにて2時間処
理し、次いて゛、300゜C、1気圧で、C O ,/
 H 2混含ガス(組成比−=1/2)を、流速8ml
/minで流して、フィッシャートロプシュ反応を行ク
た。実施例7と同様に低級オレフィンの高選択生成が確
認された9 比較例1 1 0−’Torrの真空下で、450″Cに加然ずる
ことにより吸着水を除去したシリカ(比表面積は720
 tri ,’ g )を不活性雰囲気下、鉄カルボニ
ル化合物Fe 2  ( Co ) *と混合し、1.
 0 −’Torrの真空Fで、温度40゜Cに30分
間保った。それを水素雰囲気下、温度400℃にて、2
時間分解処理した.次いで、300’C、1気圧の条件
下で、Co/FI2混合ガス(組戚比−1/2)を、流
速8ml/minで流1〜で、フィッシャートロブシl
反応を行った。低級オレフィン生成の選択性は悪く、最
大10%程度にとどまった。また、TEMの観察結果か
らは、100〜20O Aのa径の鉄粒子の存在が確認
された. (発明の効果) 以上詳細に述べたように、この発明により、鉄カルボニ
ルクラスターを強固に酸化物表面に固定した新しい固定
物質が樗られる。この物質は、フィンシャートロブシュ
反応等の触媒もしくはその前駆体として極めて春力なも
のとなる.特に、フィッシャートログシュ反応において
は、エチレンの高選択生成が寸能となる。
【図面の簡単な説明】
第l図および第2図は、各々この発明の鉄カルボニルク
ラスターの固定状態を示した構造模式図である. 第3図は、この発明のシリカ表面上に固定した鉄カルボ
ニルクラスターの紫外一可視スペクトル図である。 第・=1 1:Rlζよ、この発明のシリカ表面上に固
定した鉄カノレボニルクラスターのE X A F S
のd巨U−振.幅の相関図である.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄カルボニル化合物と、表面に −SiH_x基を化学修飾した金属酸化物とを熱または
    光反応させてなることを特徴とする鉄カルボニルクラス
    ター固定物質。
  2. (2)請求項(1)記載の鉄カルボニルクラスター固定
    物質を熱または光処理してなることを特徴とする反応用
    触媒。
JP30177089A 1989-11-20 1989-11-20 クラスター固定物質 Pending JPH03164435A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009013174A2 (de) * 2007-07-20 2009-01-29 Basf Se Verfahren zur herstellung von olefinen durch umsetzung von kohlenmonoxid mit wasserstoff
WO2010028995A1 (de) * 2008-09-10 2010-03-18 Basf Se Integriertes verfahren zur herstellung von carbonyleisenpulver und von kohlenwasserstoffen

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