JPH03161201A - レンズ加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、例えばレーザプリンタ等の光学系に使用され
るプラスチックレンズを切削加工するレンズ加工装置の
改良に関するものである。

（従来の技術） 従来，この種のレンズ加工装置においては、プラスチッ
クからなるレンズ素材の非球面またはトーリック面を超
精旋盤等の切削加工機により円弧状の球面加工を施す場
合、通常，切削加工機本体の回転軸に取付けられる回転
面板に、径方向に微調整可能に位置決め装着される固定
治具であるホルダを介してレンズ素材を固定し，バイ１
・により片面または両面同時に切削加工を施している。

しかしながら、このような従来構造のレンズ加工装置，
特にホルダにレンズ素材を保持するにあっては、例えば
瞬間接着剤による点付け、両面テープによる貼付け、あ
るいはクランプによる締付け等により行なわれているの
が現状である。

（発明が解決しようとする課題） このため、ホルダにレンズ素材を接着または貼着したも
のでは、接着力あるいは貼付力が強過ぎることから、特
に加工後のレンズ素材をホルダから取外す際に、無理な
力が働くと、レンズ素村の内部に発生する歪が大きくな
る。

また、クランプによる締付けによってレンズ素材をホル
ダに保持させる場合には，締付け力が弱いと、加工時に
レンズ素材の位置ずれを惹起し、加工不良を発土し易く
、適正な保持力を得るためには、機構が複雉化するとい
う問題があった。

本発明は、上記の事情のもとになされたもので、その目
的とするところは、簡単な（１４９でレンズ素材を確実
にホルダに保持させ、かつ、加工後のホルダからのレン
ズ素材の取外しを容易に行なうことができるようにした
レンズ加工装置を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記した課題を解決するために、本発明は、切削加工機
本体と，この切削加工機本体の回転軸に着脱可能に取付
けられる回転面板と、この面板の径方向に微調整可能に
位置決め装着されかつレンズ素材が圧人状態で差し込み
保持されるレンズ保持手段と、このレンズ保持手段のレ
ンズ素材の両側面が保持される保持面に差し込み方向に
沿って形１戊された複数条の■溝カットからなるレンズ
片ｔり止め手段とを具備してなる構成としたものである
。

（作　用） すなわち、本発明は、回転面板の径方向に微稠整可能に
位置決め装着されるレンズ保持手段に、レンズ素材を圧
入状態で差し込み保持し，かつ、このレンズ保持手段の
レンズ素材の両側面が保持される保持面に、差し込み方
向に沿って複数条のＶ溝カットからなるレンズ滑り止め
手段を形成してなるために、レンズ素材が確実に保持さ
れ、殴構も簡単になる。

また、レンズ保持手段にレンズ素材を圧人状態で差し込
み保持可能になっているために，加工後のホルダからの
レンズ素材の取外しが容易に行なえる。

（実　施　例） 以下、本発明を図示の一実施例を参照しながら詳細に説
明する。

第２図は本発明に係るレンズ加工装置の全体構成を示す
ものであり、図中１は切削加工機本体である。

この切削加工機本体１の回転軸２には、回転面板３が着
脱可能に取付けられ、この回転面板３には、案内溝４が
直径方向に形成されている。

そして、図中５，５は前記回転面板３の案内｝１４４に
回転軸中心に対してそれぞれ対照的に配置されたレンズ
保持手段としての固定具である一対のホルダである。

このホルダ５は，第１図に示すように、前記回転面板３
の案内溝４に移動可能に嵌合されるガイドブロック６と
、このガイドブロック６に立設されたレンズ素材Ｌの保
持部であるＵ字状のレンズ保持ブロック７とで構威され
ている。

そして、このレンズ保持ブロック７のレンズ保持面７ａ
，７ａには，第３図に示すように、レンズ滑り止め手段
としての複数条のＶ溝カット８がレンズ差し込み方向に
沿って形成され、その間隔幅Ｗを前記レンズ素材Ｌの幅
寸法ｗ０よりも１０〜２５μｍ程度狭くすることにより
、レンズ素材Ｌの両側面が圧入状態で差し込み保持され
るようになっている。

なお、図中９は前記レンズ保持ブロック７の基部に形成
した抜き溝で、加工後のレンズ素材Ｌの抜き取りを容易
に行なえるようにしてなるものである。

また，図中Ｂ．Ｈに前記ホルダ５に保持されたレンズ素
材Ｌの内外両面を同時加工するように回転面板３に対し
て配置されたバイトである。

ところで、前記ホルダ５を回転面板３の案内溝４に取付
けるには、ガイドブ口ック６に貫設した長孔６Ｌに締付
けネジ１０を挿通してネジ止め可能にし、この締付けネ
ジ１０の仮止め状態において、送りネジ１１の螺合によ
る回転により径方向に微！Ｉ！！ｌ整可能に位置決め装
着されるようになっているもので、これによってホルダ
５、５のセンタ振り分けが容易に行なわれるようになっ
ている。

さらに、前記ホルダ５のガイドプロンク６の底面６ａは
、円弧状の凹面に形威されていて、前記回転面板３の案
内溝４にガイドブ０ソク６を締付けネジ１０により本締
めする際、レンズ保持ブロック７の保持面７ａ、７ａ間
の間隔Ｗが狭められるように変形させることにより、レ
ンズ素材Ｌの保持をより確実にしている。

一方、前記ホルダ５にレンズ素材Ｌを保持させるには、
第４図及び第５図に示すように、まず、定盤２０上にブ
ロックゲージ等のスペーサ２１を介してホルダ５を位置
決め載置する．次いで、前記スペーサ２１の厚さを所定
のレンズ素材Ｌの内外両面の削り代ａ１ｑａＺによって
変えた後、レンズ素＋，！　Ｌをホルダ５のレンズ保持
ブロック７に向け押し込むことにより行なわれる。

一方、加工後にホルダ５からレンズ素材Ｌを取外すには
、ホルダ５のレンズ保持ブロック７の基部に形成した抜
き溝９に棒等を差し込んで引き抜くようになっているも
のであり，この場合、レンズ素材Ｌの表面に脱脂綿等の
傷の付きにくい物を当てて置くことが好ましい。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、面板
の径方向に微澗整可能に位置決め装着されるレンズ保持
手段に、レンズ素材を圧人状態で差し込み保持し、かつ
、このレンズ保持手段のレンズ素材の両側面が保持され
る保持面に、差し込み方向に沿って複数条のｖ溝カット
からなるレンズ滑り止め手段を形戊してなることから。

簡単な機構でレンズ素材を精度良く確実に保持すること
ができる。

また、レンズ保持手段にレンズ素材を圧入状態で差し込
み保持可能になっているために、加工後のホルダからの
レンズ素材の取外しを容易に行なうことができ、レンズ
素材の内部に発生する歪を小さくすることができるとい
うすぐれた効果を右するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るレンズ加工装置の一実施例を示す
第２図１−１線におけるレンズ素材の保持状態の断面図
、第２図は同しくレンズ加工装置を構成する切削加工機
本体への面板の取付け状態を示す側面平面図、第３図は
第１図［Ｉ−ｍ線における要部拡大断面図、第４図及び
第５図は同じくホルダへのレンズ素材の保持状態を示す
説明図である。 １　・　・ ２　・　・ ３　・　・ ５　・　・ ６　・　・ ７　・　・ ７　ｄ、 ８　・　・ ９　・　・ Ｌ　・　・ 切削加工機本体、 回転軸， 回転面板、　　　　　　４・・・案内溝、レンズ保持手
段（ホルダ）、 ガイドブロック、 レンズ保持ブロック， ａ・・・保持ａ、 レンズ滑り止め手段（　Ｖ　ｉｆ＆カット）、抜き溝、 レンズ素材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 切削加工機本体と、この切削加工機本体の回転軸に着脱
   可能に取付けられる回転面板と、この面板の径方向に微
   調整可能に位置決め装着されかつレンズ素材が圧入状態
   で差し込み保持されるレンズ保持手段と、このレンズ保
   持手段のレンズ素材の両側面が保持される保持面に差し
   込み方向に沿って形成された複数条のＶ溝カットからな
   るレンズ滑り止め手段とを具備したことを特徴とするレ
   ンズ加工装置。