JPH03161045A - 粉・粒体の分配機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、粉・粒体の分配機に関するものである。

（従来の技術） 従来、粉・粒体の分配機は、円錐状に形威された本体を
固定（不回転）して設け、その頂点上より、例えば、珍
味入りふりかけを製造する際にはノリ・ゴマ・魚粉等の
被分配物を順次適量づつ落下させ、本体の裾部周囲３６
０’にわたって均等になるよう分配するものは存在する
が、被分配物の落下点が円錐の頂点上より外れて落下す
ると均等には分配されず、しかも、多種類が混在する製
品を製造する場合には被分配物を一種類づつしか落下で
きないため、分配するには時間がかかり、製造時間も長
く、従ってコストも高くなるという欠点があった。

（発明が解決しようとする問題点） そこで、この発明は、上記の各欠点を除去するために発
明されたものであって、即ち、一度に複数の被分配物を
分配することができ、分配精度の優れ、かつ、迅速に分
配できる粉・粒体の分配機を提供するものである。

〔発明の構戒〕

（問題点を解決するための手段） そこでこの発明の最良な手段は、　回転体を設け、該回
転体の上方に、搬送体をーまたは複数個設け、これら搬
送体より搬送された被分配物を回転体上に落下させ、そ
の遠心力によって回転体の周囲に被分配物を分配する粉
・粒体の分配機において、回転体の周囲に位置し、該回
転体の裾部を取り囲む周枠を設け、該周枠の起立部を、
上部に進むに従って回転体の中心軸方向に傾斜さた内壁
としたものより横戒される。

更に、搬送体の送り速度が、回転体の一回転の速度の倍
数とするものである。

（作用） 次に、この発明の使用方法を説明すると、先ず、常時モ
ータ（Ｍ）等の源動力で回転する回転体（２）の傾斜部
（２ａ）に、各搬送体（３）より搬送された適量の被分
配物が順次落下し、回転体（２）の遠心力によって回転
体（２）の裾部周囲に分散される。この分散された被分
配物を、周枠（５）を上方に一時移動させることにより
回転体（２）の周囲の下部に環状に順次列設された分配
穴（６）に落下させ、各分配穴（６）はそれぞれ筒状の
シュート（７）により機台の下部に位置するそれぞれの
トレー等の包装容器（８）上にそれぞれ落下するもので
ある。

搬送体（３）の送り速度が、仮に３秒かかり、それに対
して回転体の一回転の速度が１秒であれば、搬送体から
３秒かかって落下する被分配物は回転体が３回転して分
配することになり、従って搬送体の送り速度が回転体の
一回転の速度の倍数であれば均等に分配できるものであ
る。

（実施例） 機台（１）に、モータ（Ｍ）等の動力源によって常時回
転する裁頭円錐形の回転体（２）を設け、該回転体（２
）の傾斜部（２ａ）であって、回転軸（２ｂ）を中心と
して均等な角度毎に搬送体（３）を設けている〔図面に
おいては６個を設けており、６種類までの被分配物を供
給できるが、この個数に限定されるものではない〕。

搬送体（３）は、一例としてはベルトコンベアであり、
該コンベア上に被分配物を計量機（４）により、計量し
て搬送されるものであり、搬送体より被分配物がこぼれ
ないように案内枠（４ａ）を設けており、被分配物が搬
送体上を均等な厚みで載置されることが望ましい。　ま
た、回転体（２）の周囲には、回転体水平部（２Ｃ）が
あり、該水平部（２Ｃ）および回転体（２）と一体に回
転する周枠（５）を設けており、該周枠は回転体（２）
の回転により搬送体（３）から傾斜部（２ａ）に落下し
た被分配物が遠心力により周囲に均等に分散される被分
配物を受けるものであり、回転体（２）と一体に回転し
、被分配物を回転体の裾部周囲の下に位置する多数個の
分配穴（６）〔図面では一個設けているが、環状に、か
つ、均等に３０個設ける〕に落下させる際には上方にシ
リンダ等の動力によって一時移動するものである。

そしてこの周枠（５）の形状は、回転体水平部に対して
垂直より鋭角に形成したものである。

また、分配性能を向上させるためには回転体の回転数が
搬送体の搬送時間の倍数であることが必要であり、搬送
体より落下しはじめて終わるまでの時間が回転体の一回
転する時間で割り切れれば均等に分散させることが可能
であるからである。

〔発明の効果〕

この発明によると、周枠（５）の内壁はやや上側が回転
体方向に傾斜させた形状に形威してあるため、周枠（５
）を上方に移動した際、内壁に付着した被分配物は、遠
心力より重力が勝り、下の分配穴（６）にスムーズに落
下し、分配を迅速に行うことができまた、搬送体の送り
時間が回転体の一回転の時間が倍数であれば被分配物を
均等に分配でき、精度の高い分配ができる等極めて有益
なる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す一部欠側面図、第
２図は、この発明の使用状態を示す一部欠截正面図、第
３図は、この発明の要部拡大断面図である。 １・・・機台、２・・・回転体、２ａ・・・傾斜部、２
ｂ・・・回転軸、２ｃ・・・水平部、３・・・搬送体、
４・・・計量機、４ａ・・・案内枠、５・・・周枠、６
・・・分配穴、７・・・シュート、８・・・包装容器、

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転体を設け、該回転体の上方に、搬送体を一ま
   たは複数個設け、これら搬送体より搬送された被分配物
   を回転体上に落下させ、その遠心力によって回転体の周
   囲に被分配物を分配する粉・粒体の分配機において、回
   転体の周囲に位置し、該回転体の裾部を取り囲む周枠を
   設け、該周枠の起立部を、上部に進むに従って回転体の
   中心軸方向に傾斜させた内壁としたことを特徴とする粉
   ・粒体の分配機。
2. （２）搬送体の送り速度が、回転体の一回転の速度の倍
   数であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   粉・粒体の分配機。