JPH0315632A - レーザ肉盛溶接方法 - Google Patents

レーザ肉盛溶接方法

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Publication number
JPH0315632A
JPH0315632A JP63202291A JP20229188A JPH0315632A JP H0315632 A JPH0315632 A JP H0315632A JP 63202291 A JP63202291 A JP 63202291A JP 20229188 A JP20229188 A JP 20229188A JP H0315632 A JPH0315632 A JP H0315632A
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JP
Japan
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laser beam
welding
wire
filler metal
peripheral part
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Pending
Application number
JP63202291A
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English (en)
Inventor
Mitsugi Fukahori
貢 深堀
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、溶接棒や溶接ワイヤ等の溶加材を用い、レー
ザビームを照射することにより溶接を行うレーザ肉盛溶
接方法に関するものである。
〔従来の技術〕
レーザビームは高密度集中熱源であるので、金属材料に
照射することによって、局部的な加熱、溶融、および蒸
発のプロセスを行い、さまざまの表面改質を施すことが
できる。特にレーザ肉盛溶接においては、レーザビーム
の出力密度が高いことを利用して、タングステンやモリ
ブデンなどの高融点材料も肉盛できるうえ、母材への熱
入力が小さいので、歪や変形の発生が少ない。また、高
速で肉盛できるなどの特徴を持っている。
そこで、例えば板材どうしの突き合わせ溶接を行うため
に、特開昭5 9 − 2 3 2 6 8 7’号公
報に開示されているように、母材である板材の上方から
レーザビームを照射するとともに、溶加材を板材の下方
から供給して溶接を行う溶接装置が知られている。
しかし、このような溶接装置では、溶接ワイヤの供給方
法が限定されるために、母材の形状や大きさなどの制約
が大きい。また、板材どうしの間隔が適切な大きさにな
るように管理しなければ正常に溶接を行うことができな
いので、溶接工数が多くかかる。
そこで、レーザビームを母材の上方から照射するととも
に、溶加材も母材の上方から供給して溶接するレーザ肉
盛溶接方法も用いられている。すなわち、溶加材を粉末
状に加工して母材に付着させたり、ワイヤ状に加工して
コイル状に巻き取ったものを順次繰り出すことにより、
溶加材を母材の上方から供給することができる。
特に、上記溶加材をワイヤ状に加工して供給する方法は
、材料の歩留まり、および生産性が高く、また、ハンド
リングがしやすいなどの特徴を有しているために、多く
用いられていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来のレーザ肉盛溶接方法では、溶加材
をワイヤ状に加工して供給する方法を用いる場合、溶接
品質がレーザビームの照射条件によって変化しやすい。
例えば、レーザビーム径を小さく絞ると、溶加材が狭い
範囲でしか溶融しないために盛り上がってしまい、玉状
になったり、また、第7図、および第8図に示すように
、急勾配で盛り上がる盛り上がり部31が山脈状に形成
されたりしがちである.そのために、ある程度以上に溶
加材を供給しても、盛り上がりが大きくなるだけで溶接
強度の向上に有効に寄与せず、溶接部の強度や見栄えを
向上させることが困難である。
一方、レーザビーム径を大きくすると、こんどはエネル
ギー密度が減少するので、溶加材の一部が未溶融の状態
で残りがちになり、やはり、溶接部の強度を確保するこ
とが困難になる。
また、レーザビーム径を大きくするとともに、レーザの
出力を大きくすることも考えられるが、これでは母材に
おける溶接部周辺への加熱量が大きくなるために、必要
以上に母材の変形や歪を招きがちになるという問題を生
じることになる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るレーザ肉盛溶接方法は、上記の課題を解決
するために、母材に照射するレーザビームを溶接ライン
に沿って移動させながら、溶加材を供給して溶接を行う
レーザ肉盛溶接方法において、上記レーザビームを、外
周部の照射光強度が中心部の照射光強度よりも大きくな
るように、リング状に集光させるとともに、レーザビー
ムの外周部における移動方向側に溶加材を供給すること
を特徴としている。
〔作 用〕
上記の構戊により、溶加材は、レーザビームにおける照
射光強度が大きい外周部に供給されるので、確実に溶融
して、母材の溶接が行われる。また、上記溶加材が供給
される位置は、レーザビームにおける移動方向側の外周
部なので、溶接が行われた直後の部分には、レーザビー
ムの移動にともなってレーザビームにおける中心部が照
射される。すると、レーザビームにおける中心部は照射
光強度が小さいため、溶接が行われた直後の部分の溶加
材は、一旦冷却されて凝固し始める。
そして、さらにレーザビームが移動すると、上記一旦冷
却された部分には、こんどはレーザビームにおける移動
方向と反対側の外周部が照射されるので、溶加材は再び
加熱されて溶融し、緩やかに盛り上がる形状に広がる。
したがって、溶加材が山脈状になったり、玉状になった
りすることなく、少量の溶加材でも有効に溶接強度の向
上に寄与するので、溶接部の強度や見栄えを容易に向上
させることができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第6図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
レンズllaを備え、リング状に集光されたリングモー
ドのレーザビームを発生する、例えば出力3.8kwの
レーザビームヘッド11には、第2図に示すように、ワ
イヤガイド12を固定するブラケット13が取りつけら
れている。ワイヤガイド12は、第1図に示すように、
ワイヤ送給機l4から送られる溶加材ワイヤ15を案内
し、リング状に集光されたレーザビーム2lの外周部に
おける、レーザビームヘッド11にブラケット13が取
りつけられている側に、水平面と30” の角度を保っ
て供給するようになっている。
上記ワイヤ送給機14には、ワイヤ状に加工された溶加
材ワイヤ15がコイル状に巻き取られており、レーザビ
ームヘッド1lが溶接ラインに沿って移動するのに伴い
、溶加材ワイヤl5を順次繰り出すようになっている。
上記のような溶接装置を用いて、普通鋼板に溶加材であ
るシリコンブロンズ系ろう材による肉盛溶接を行う例に
ついて、以下に説明する。
まず、レーザビームヘッド1lの焦点調節を行い、例え
ば合焦状態からのずれを+14.5mu+に設定するこ
とにより、第3図に示すように、レーザビーム2lにお
ける外周部21aの照射光強度が、中心部2lbの照射
光強度よりも大きくなるように、リング状に集光させる
.また、溶加材ワイヤ15として、直径1 mmのシリ
コンブロンズ系ろう材ワイヤをワイヤ送給[14にセッ
トする。
そして、ワイヤガイドl2のブラケット13が、鋼板2
2・23の溶接ライン上、すなわち、レーザビームへッ
ドl1の移動方向側に位置するように、レーザビームヘ
ッド1lを配置し、溶加材ワイヤ15を2.75m/m
inの速度で給送しながら、レーザビームへノド11を
1.0m/minの走査速度で移動させる。ここで、レ
ーザビームヘッド11を移動させるのに代えて、鋼板2
2・23を反対方向に移動させてもよい。
すると、溶加材ワイヤl5は、照射光強度の大きい、レ
ーザビーム21の外周部21aに供給されるので確実に
溶融し、第4図に示すように、急勾配で盛り上がる盛り
上がり部24が形成されて、鋼板22・23が溶接され
る。このとき、溶加材ワイヤ15の供給位置が、例えば
第6図に示すように、t容加材ワイヤl5の曲がり癖や
遊びなどの原因で多少ずれたとしても、レーザビーム2
1はリング状に形威されているので、やはり、溶加材ワ
イヤl5は確実に溶融し、溶接が行われる。
一方、レーザビームヘッド11が移動すると、上記盛り
上がり部24には、レーザビーム2lの中心部2lbが
照射されるようになる。すると、このレーザビーム21
の中心部2lbは、照射光強度が小さいので、盛り上が
り部24は一旦冷却されて凝固し始める。
さらにレーザビームヘッド1lが移動すると、こんどは
、レーザビーム21の外周部21aにおける、レーザビ
ームヘッド1lの移動方向と反対側の部分が、盛り上が
り部24に照射される。すると、盛り上がり部24は、
再び加熱されて溶融し、また、このときには鋼板22・
23のぬれ性もよくなっているので、第5図に示すよう
に、緩やかに盛り上がる形状に広がる。
それゆえ、溶加材ワイヤ15の量が少なくても、効果的
に溶接部の強度を向上させることができる。
また、再加熱時に際しては、レーザビーム2lがリング
状に形威されているために、例えば湾曲した溶接ライン
に沿って溶接を行う場合でも、盛り上がり部24にはレ
ーザビーム2lの外周部21aが確実に照射され、再加
熱が行われる。それゆえ、溶接ラインに対する追従性が
高く、任意の溶接ラインに沿って溶接することが容易に
できる。
なお、本実施例においては、ろう材によってレーザ肉盛
溶接を行う例について説明したが、例えばタングステン
やモリブデンなど、高融点を有する材料を溶加材として
用いる場合でも、同じ効果は得られる。
また、ワイヤガイド12は、上記のように、レーザビー
ムヘッド11と一体的に移動するように取りつけられた
ものに限らず、別の駆動源によって独立して移動するよ
うに設けられたものでもよい。
さらに、レーザビームヘッドl1の移動速度等も、上記
の設定に限らず、例えばレーザビーム21の大きさや移
動速度等を変えることにより、盛り上がり部24の加熱
程度や冷却程度を調整することもできる。
〔発明の効果〕
本発明に係るレーザ肉盛溶接方法は、以上のように、母
材に照射するレーザビームを溶接ラインに沿って移動さ
せながら、溶加材を供給して溶接を行うレーザ肉盛溶接
方法において、上記レーザビームを、外周部の照射光強
度が中心部の照射光強度よりも大きくなるように、リン
グ状に集光させるとともに、レーザビームの外周部にお
ける移動方向側に溶加材を供給する構成である。
これにより、溶加材は、山脈状になったり玉状になった
りすることがなく、緩やかに盛り上がる形状に広がって
、少量の溶加材でも有効に溶接強度の向上に寄与するの
で、溶接部の強度や見栄えを容易に向上させることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第l図はレーザ肉盛溶接を行っている状態を示す
斜視図、第2図はレーザビームヘッドの構或を示す側面
図、第3図はレーザビームの照射光強度の分布状態を示
す説明図、第4図は第1図におけるA−A矢視断面図、
第5図は同B−B矢視断面図、第6図は溶加材ワイヤの
位置がずれた状態を示す平面図である。 第7図および第8図は従来例を示すものであって、第7
図は溶接部の状態を示す斜視図、第8図は第7図におけ
るC−C矢視断面図である。 l5は溶加材ワイヤ、2lはレーザビーム、21aは外
周部、2lbは中心部、22・23はw4板(母材)で
ある。 菓 1 図 :\ 業4図 (A−A野面X) 箪 2 図 3 篤5図 (B−8断lii図) 宵 6 図 冨 7 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、母材に照射するレーザビームを溶接ラインに沿って
    移動させながら、溶加材を供給して溶接を行うレーザ肉
    盛溶接方法において、上記レーザビームを、外周部の照
    射光強度が中心部の照射光強度よりも大きくなるように
    、リング状に集光させるとともに、レーザビームの外周
    部における移動方向側に溶加材を供給することを特徴と
    するレーザ肉盛溶接方法。
JP63202291A 1988-08-12 1988-08-12 レーザ肉盛溶接方法 Pending JPH0315632A (ja)

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JP63202291A JPH0315632A (ja) 1988-08-12 1988-08-12 レーザ肉盛溶接方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014221488A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 株式会社東芝 肉盛溶接装置及び肉盛溶接システム
CN107405711A (zh) * 2015-03-24 2017-11-28 斯甘索尼克咪有限公司 激光束连接方法和激光加工光学仪器
JP2018202450A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 株式会社豊田中央研究所 レーザ加工装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014221488A (ja) * 2013-05-14 2014-11-27 株式会社東芝 肉盛溶接装置及び肉盛溶接システム
CN107405711A (zh) * 2015-03-24 2017-11-28 斯甘索尼克咪有限公司 激光束连接方法和激光加工光学仪器
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