JPH03154900A - Ｘ線画像変換プレート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ Ｘ線画像変換プレートに係り、特にデジタルＸ線画像シ
ステムに用いられる輝尽性蛍光材料を使用したＸ線画像
変換プレートに関し、 プリスキャンを行なうことなく、容易に最適な読取条件
を決定し、良質な画像を再現することができるＸ線画像
変換プレートを提供することを目的とし、 被写体を透過したＸ線の画像を蓄積記録する輝尽性蛍光
体層と、前記輝尽性蛍光体層の裏面に設けられ、ｘＩｌ
照射時の前記輝尽性蛍光体層の発光を電気信号に変換す
る光電変換素子とを有するように構成する。

［産業上の利用分野・］ 本発明はＸ線画像変換プレートに係り、特にデジタルＸ
線画像システムに用いられる輝尽性蛍光材料を使用した
Ｘ１１画像変換プレートに関する。

［従来の技術］ 近年、画像データのデジタル処理が可能なＸ線画像シス
テムが用いられるようになってきた。

こうしたデジタルＸ線画像システムにおいては、輝尽現
象を利用して、例えば人体等の被写体にＸ線照射を行な
って変換パネルにＸ線透過画像を蓄積記録した後、例え
ばレーザビームによって変換プレートを走査することに
より変換パネルから輝尽発光を発生させ、この輝尽発光
を読み取って画像を再生する。

しかし、撮影する被写体に応じて、また例えば被写体が
人体等の鳩舎は撮影する部位に応じて、Ｘ線の照射条件
等が大幅に変わるため、良質な画像を得るための最適な
読取り条件を求める必要がある。

そのため従来のデジタルＸ線画像システムにおいては、
この画像の読取り条件を決定するために、Ｘ線透過画像
が蓄積記録された変換パネルを予め弱いレーザビームで
走査して輝尽発光の強さを検出する“荒い先読み”と呼
ばれるプリスキャンを行なっていた。そしてこの１リス
キヤンによって読み取ったデータに基づいて、本番の読
取り条件を決定していた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このようにして読取り条件を決定する従
来の方法は、プリスキャンを行なわなければならない分
だけ読取り時間が長くなるという問題があった。

また、プリスキャンを行なうことにより、変換パネルに
蓄積記録されたＸ！！透過画像データが減少するため、
再現される画像の質が低下するという問題もあった。

そこで本発明は、プリスキャンを行なうことなく、容易
に最適な読取条件を決定し、良質な画像を再現すること
ができるＸ線画像変換プレートを提供することを目的と
する。

［課題を解決するための手段］ 上記課題は、被写体を透過したＸ線の画像を蓄積記録す
る輝尽性蛍光体層と、前記輝尽性蛍光体層の裏面に設け
られ、Ｘ線照射時の前記輝尽性蛍光体層の発光を電気信
号に変換する光電変換素子とを有することを特徴とする
Ｘ線画像変換プレートによって達成される。

また、上記Ｘ線画像変換プレートにおいて、前記光電変
換素子からの電気信号を記録するメモリ部を有すること
を特徴とするｘＩａ画像変換プレートによって達成され
る。

［作　用］ すなわち本発明は、輝尽性蛍光体層の裏面に光電変換素
子が設けられているため、Ｘ線が被写体を透過してＸ線
画像変換プレートに照射されると、輝尽性蛍光体層にＸ
線透過画像が蓄積記録されると共に、Ｘ線照射時に輝尽
性蛍光体層が発する蛍光が光電変換素子によって電気信
号に変換され、メモリ部に記憶される。

そしてＸ線画像変換プレートからＸ線透過画像を読み取
る際に、メモリ部に記憶されたデータに基づき、画像再
生の条件、例えばＸ線画像変換プレートを走査照射する
レーザ（−ムの強度やその走査速度やＸ線画像変換プレ
ートから発生する輝尽光を検出する検出信号を増幅する
増幅率等を決定することができる。

［実施例］ 以下、本発明を図示する実施例に基づいて具体的に説明
する。

第１［！ｌ　（ａ）は本発明の一実施例によるＸ線画像
変換プレートを示す平面図、第１図（ｂ）はその一部斯
面図である。

半切大のガラス基板２と透明保１１膜４の間に、被写体
のＸ線透過画像が蓄積記録される輝尽性蛍光体層６が設
けられている。この輝尽性蛍光体層６は、例えば厚さ２
００μｍのＢａＣｊ　Ｂｒ　：　Ｅｕ２＋から形成され
ている。

−まな、この輝尽性蛍光体層６の裏面、すなわち輝尽性
蛍光体層６とガラス基板２との間には、−定間隔をおい
て複数の光電変換素子８が配列され、Ｘ線照射時に輝尽
性蛍光体層６が発する蛍光を電気信号に変換するように
なっている。そしてこの光電変換素子８は、ガラス基板
２上にスパッタ法で製膜されたＡｊ電極１０と、この人
ｊ電極１０上にＣＶＤ法で製膜されたアモルファスシリ
コン層１パ２と、このアモルファスシリコン層１２上に
スパッタ法で製膜されたＩＴＯ透明電極１４とによって
構成されている。

なお、光電変換素子からの電気信号を記憶するメモリ部
は、ここでは図示しないが、ガラス基板２裏面上に設け
られている。

次に、第２図を用いて、動作を説明する。

ｘＩＩＡ発生装置１６から例えば人体等の被写体１８を
Ｘ線照射すると、その透過Ｘ線はＸ線画像変換プレート
２０の輝尽性蛍光体層６を照射し、被写＃１８のＸ線透
過画像を蓄積記録する。

このとき、輝尽性蛍光体層６は、照射された透過Ｘ線量
仁応して蛍光を発する。そしてこの発光は、輝尽性蛍光
体層６の裏面に配列された複数の光電変換素子８によっ
て電気信号に変換される。

すなわち、輝尽性蛍光体層６の蛍光発光に応じて、光電
変換素子８のアモルファスシリコン層１２の伝導率が変
化し、電気信号となる。更にこの電気信号は、Ｘ線画像
変換プレート２０のガラス基板２裏面上に設けられ、光
電変換素子８に接続されたメモリ部２２に記憶される。

次いで、Ｘ線画像変換プレート２０を画像読取装置２４
に挿入し、Ｘ線画像変換プレート２０の輝尽性蛍光体層
６に蓄積記録されたＸ線透過画像を読み取る。このとき
、Ｘ線画像変換プレート２０のメモリ部２２に記憶され
たデータが、コネクタ２６を介して画像読取装置２４に
送られ、画像再生の条件の決定に用いられる。すなわち
、このデータに基づいて、例えばＸ線画像変換プレート
２０を走査照射するレーザビームの強度やその走査速度
やＸ線画像変換プレート２０から発生する輝尽光を検出
する検出信号を増幅する増幅率等が決一定される。

従って、プリスキャンを行なうことなく、直ちに本番の
画像読取りを行なうことができる。

このよう仁本実施例によれば、Ｘ線透過画像を蓄積記録
する輝尽性蛍光体層６の裏面に複数の光電変換素子８が
配置されていることにより、Ｘ線照射時に輝尽性蛍光体
層が発する蛍光発光強度が電気信号に変換されてメモリ
部２２に記憶され、この記憶されたデータに基づいて、
画像再生条件が決定されるため、プリスキャンを行なう
ことなく、直ちに最適な読取り条件で読み取ることがで
き、良質な画像を得ることができる。

なお、上記実施例においては、輝尽性蛍光体層６の材料
としてＢａＣｊ　Ｂｒ　：　Ｅｕ”＋が用いられている
が、これに限ることなく、例えば、ＢａＣｊＢｒ：Ｅｕ
”＋に添加物を加えて高感度化したＢａｃｊ　Ｂ　ｒ　
：　Ｅ　ｕ　、　Ｙ＊　ＯｓやＢａＣｊ　Ｂｒ：Ｅｕ、
Ｇａ５ＯｓやＢａＣ５ＬａＣｊＢｒ：Ｅｕ（Ｂａの一部
をＣｓとＬａで置換する）等、更にはＲｂＢｒコＴｊ等
を用いてもよい。

また、輝尽性蛍光体層６の裏面に配列された光電変換素
子８の個数及びその配置は、Ｘ線画像変換プレート２０
の大きさやその他の要因によって変えることができる。

そしてまた、メモリ部２２はガラス基板２裏面上に設け
られているが、この場所に限ることなく、Ｘ線画像変換
プレート２０と一体型になっていれば、例えばプレート
内に内蔵されたメモリ回路等であってもよい。

更にまた、このメモリ部２２は、Ｘ線画像変換プレート
２０とは切り離して別個に設けてもよく、例えば画像読
取装置２４内に設置してもよい。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、輝尽性蛍光体層の裏面に
光電変換素子を設けていることにより、Ｘ線照射時に輝
尽性蛍光体層が発する蛍光が光電変換素子によって電気
信号に変換されて記憶されるため、この記憶されたデー
タに基づいて、画像再生条件を決定することができる。

これ樟より、プリスキャンを行なうことなく、直ちに最
適な読取り条件で読み取ることができ、良質な画像を再
生することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるのＸ線画像変換プレー
トを示す図、 第２図は第１図のＸ線画像変換プレートの動作を説明す
るための図である。 図において、 ２・・・・・・ガラス基板、 ４・・・・・・透明保護膜、 ６・・・・・・輝尽性蛍光体層、 ８・・・・・・光電変換素子、 １０・・・・・・Ａｊ電極、 １２・・・・・・アモルファスシリコン層、１４・・・
・−ＩＴＯ透明電極、 １６・・・・−Ｘ線発生装置、 １８・・・・・・被写体、 ２０・・・・−Ｘ線画像変換プレート、２２・・・・・
・メモリ部、 ２４・・・・・・画像読取装置、 ２６・・・・・・コネクタ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被写体を透過したＸ線の画像を蓄積記録する輝尽性
   蛍光体層と、 前記輝尽性蛍光体層の裏面に設けられ、Ｘ線照射時の前
   記輝尽性蛍光体層の発光を電気信号に変換する光電変換
   素子と を有することを特徴とするＸ線画像変換プレート。 ２、請求項１記載のＸ線画像変換プレートにおいて、前
   記光電変換素子からの電気信号を記録するメモリ部を有
   することを特徴とするＸ線画像変換プレート。