JPH0315256B2 - - Google Patents
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- JPH0315256B2 JPH0315256B2 JP13742482A JP13742482A JPH0315256B2 JP H0315256 B2 JPH0315256 B2 JP H0315256B2 JP 13742482 A JP13742482 A JP 13742482A JP 13742482 A JP13742482 A JP 13742482A JP H0315256 B2 JPH0315256 B2 JP H0315256B2
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- nitrocellulose
- urethane
- adhesion
- magnetic
- magnetic recording
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- Expired
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
- G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
- G11B5/702—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the bonding agent
- G11B5/7021—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the bonding agent containing a polyurethane or a polyisocyanate
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
本発明は磁気記録媒体に関し、特に磁性塗膜の
密着性を改善した磁気記録媒体に関する。 磁気記録媒体の磁性塗膜のためのバインダーと
してニトロセルロースが従来から使用されてい
る。ニトロセルロースは磁性粉との親和性が高
く、良好な分散性を与えるので尊重されて来た。
しかし、ニトロセルロースは磁気記録媒体の基材
であるプラスチツクフイルム特にポリエチレンテ
レフタレートフイルムなどのポリエステルフイル
ムとの密着性が悪いためその使いこなしは難しい
ものであつた。 例えば、ニトロセルロースにポリウレタン樹脂
を併用することによつて密着性の向上をはかるこ
とが行われているが、密着性を確保するために
は、ニトロセルロースをバインダー全量の60％以
下にする必要があり、しかもバインダーと顔料
（磁性粉他）との親和性を十分に挙げるにはニト
ロセルロースを40％以上にしなければならない。
しかも、このような組成のバインダーによると密
着性は他の系統の典型的なバインダーである塩化
ビニル共重合体−ウレタン系バインダーと比較す
ると約２分の１以下に過ぎない。 ニトロセルロースの顔料親和性を保ち、かつ磁
性塗膜の密着性を向上させるために、DBP、脂
肪酸、界面活性剤などの可塑化効果を有する物質
を添加することが行われているが、その場合には
密着性は向上しても塗膜強度が低下したり、低分
子化合物の添加に伴う経時変化の問題等、総合的
に品質の優れた塗膜を得ることは困難であつた。 従つて、本発明はニトロセルロースのすぐれた
特徴を損うことなく磁性塗膜とポリエチレンテレ
フタレートフイルム等のプラスチツクフイルムよ
り成る支持基体との密着性を改善することを目的
とする。 本発明は、ニトロセルロースをウレタン変性す
ることにより、ニトロセルロースを内部可塑化
し、このウレタン変性ニトロセルロースをバイン
ダーとして磁性粉その他の顔料等と共に混合して
磁性塗料を形成し、これをプラスチツクフイルム
特にポリエチレンテレフタレート等のポリエステ
ルフイルム上に塗布して磁性塗膜を形成して成る
磁気記録媒体により、上記目的を達成する。本発
明によれば、可塑剤等の低分子化合物を用いる必
要がないため、それに伴う不具合は除去され、密
着性が高く且つ顔料親和性の良好な磁気記録媒体
が提供されるものである。 発明で使用されるウレタン変性ニトロセルロー
スは、ニトロセルロースにその−OH基とウレタ
ンのイソシアネート基とを結合させることにより
ウレタン成分を導入したものである。このウレタ
ン成分はニトロセルロース２分子間に橋架けした
ものが主であるが、一部は側鎖として存在する。
以下で述べる実施例ではウレタン成分の分子量約
4000で、ニトロセルロース／ウレタン成分比約
60／40のウレタン変性ニトロセルロースを用い
た。 以下本発明を実施例に関連して詳しく説明す
る。 実施例 １ 重量部 Co被着針状γ−Fe2O3 400 カーボンブラツク 20 研磨材微粒子 10 ウレタン変性ニトロセルロース 80 ポリウレタン（グツドリツチ社製エステン
5703） 20 潤滑剤 ８ MEK（メチルエチルケトン） 500 トルエン 500 以上の組成物を通常用いられる混合分散方法に
より混合分散し、得られた組成物を乾燥後、5μm
厚となるようにポリエチレンテレフタレートフイ
ルム上に塗布乾燥した後、適宜の幅に裁断してビ
デオテープを得た。表面光沢性を塗布乾燥後に、
また密着性の測定及び耐久性の評価はテープにし
た後に行つた。表面光沢性はMURAKAMI
Color Research Laboratory製TYPE GM5、
STD板（JIS Z8741−GS60−94）を90％に調節
して測定、密着性はセロテープによる180゜ハクリ
試験である。 実施例 ２ 実施例１の組成物に架橋剤としてポリイソシア
ネート（日本ポリウレタン社製コロネートＬ）を
15重量部添加し、実施例１と同様にして塗布乾燥
した後、熱処理を行つて塗膜の硬化を行い、裁断
してビデオテープとした。 比較例 １ 実施例１の樹脂組成を以下のように変え、同様
にテープ化した。他の成分は実施例１と同じにし
た。 重量部 ニトロセルロース 48 ウレタン 32 ポリウレタン 20 なお、ここでウレタンは実施例１のウレタン変
性ニトロセルロースを製造するのに使用したウレ
タンと同一のものを使用した。 比較例 ２ 比較例１の組成に実施例２と同一のポリイソシ
アネートを15重量部添加して同様にテープ化し
た。 上記各実施例及び比較例による結果を第１図及
び第２図に示す。また耐久性は長時間出力低下の
ないものを２重丸で、中位のものを１重丸で、短
時間で出力低下を生じたものを３角で示して下表
の通りであつた。
密着性を改善した磁気記録媒体に関する。 磁気記録媒体の磁性塗膜のためのバインダーと
してニトロセルロースが従来から使用されてい
る。ニトロセルロースは磁性粉との親和性が高
く、良好な分散性を与えるので尊重されて来た。
しかし、ニトロセルロースは磁気記録媒体の基材
であるプラスチツクフイルム特にポリエチレンテ
レフタレートフイルムなどのポリエステルフイル
ムとの密着性が悪いためその使いこなしは難しい
ものであつた。 例えば、ニトロセルロースにポリウレタン樹脂
を併用することによつて密着性の向上をはかるこ
とが行われているが、密着性を確保するために
は、ニトロセルロースをバインダー全量の60％以
下にする必要があり、しかもバインダーと顔料
（磁性粉他）との親和性を十分に挙げるにはニト
ロセルロースを40％以上にしなければならない。
しかも、このような組成のバインダーによると密
着性は他の系統の典型的なバインダーである塩化
ビニル共重合体−ウレタン系バインダーと比較す
ると約２分の１以下に過ぎない。 ニトロセルロースの顔料親和性を保ち、かつ磁
性塗膜の密着性を向上させるために、DBP、脂
肪酸、界面活性剤などの可塑化効果を有する物質
を添加することが行われているが、その場合には
密着性は向上しても塗膜強度が低下したり、低分
子化合物の添加に伴う経時変化の問題等、総合的
に品質の優れた塗膜を得ることは困難であつた。 従つて、本発明はニトロセルロースのすぐれた
特徴を損うことなく磁性塗膜とポリエチレンテレ
フタレートフイルム等のプラスチツクフイルムよ
り成る支持基体との密着性を改善することを目的
とする。 本発明は、ニトロセルロースをウレタン変性す
ることにより、ニトロセルロースを内部可塑化
し、このウレタン変性ニトロセルロースをバイン
ダーとして磁性粉その他の顔料等と共に混合して
磁性塗料を形成し、これをプラスチツクフイルム
特にポリエチレンテレフタレート等のポリエステ
ルフイルム上に塗布して磁性塗膜を形成して成る
磁気記録媒体により、上記目的を達成する。本発
明によれば、可塑剤等の低分子化合物を用いる必
要がないため、それに伴う不具合は除去され、密
着性が高く且つ顔料親和性の良好な磁気記録媒体
が提供されるものである。 発明で使用されるウレタン変性ニトロセルロー
スは、ニトロセルロースにその−OH基とウレタ
ンのイソシアネート基とを結合させることにより
ウレタン成分を導入したものである。このウレタ
ン成分はニトロセルロース２分子間に橋架けした
ものが主であるが、一部は側鎖として存在する。
以下で述べる実施例ではウレタン成分の分子量約
4000で、ニトロセルロース／ウレタン成分比約
60／40のウレタン変性ニトロセルロースを用い
た。 以下本発明を実施例に関連して詳しく説明す
る。 実施例 １ 重量部 Co被着針状γ−Fe2O3 400 カーボンブラツク 20 研磨材微粒子 10 ウレタン変性ニトロセルロース 80 ポリウレタン（グツドリツチ社製エステン
5703） 20 潤滑剤 ８ MEK（メチルエチルケトン） 500 トルエン 500 以上の組成物を通常用いられる混合分散方法に
より混合分散し、得られた組成物を乾燥後、5μm
厚となるようにポリエチレンテレフタレートフイ
ルム上に塗布乾燥した後、適宜の幅に裁断してビ
デオテープを得た。表面光沢性を塗布乾燥後に、
また密着性の測定及び耐久性の評価はテープにし
た後に行つた。表面光沢性はMURAKAMI
Color Research Laboratory製TYPE GM5、
STD板（JIS Z8741−GS60−94）を90％に調節
して測定、密着性はセロテープによる180゜ハクリ
試験である。 実施例 ２ 実施例１の組成物に架橋剤としてポリイソシア
ネート（日本ポリウレタン社製コロネートＬ）を
15重量部添加し、実施例１と同様にして塗布乾燥
した後、熱処理を行つて塗膜の硬化を行い、裁断
してビデオテープとした。 比較例 １ 実施例１の樹脂組成を以下のように変え、同様
にテープ化した。他の成分は実施例１と同じにし
た。 重量部 ニトロセルロース 48 ウレタン 32 ポリウレタン 20 なお、ここでウレタンは実施例１のウレタン変
性ニトロセルロースを製造するのに使用したウレ
タンと同一のものを使用した。 比較例 ２ 比較例１の組成に実施例２と同一のポリイソシ
アネートを15重量部添加して同様にテープ化し
た。 上記各実施例及び比較例による結果を第１図及
び第２図に示す。また耐久性は長時間出力低下の
ないものを２重丸で、中位のものを１重丸で、短
時間で出力低下を生じたものを３角で示して下表
の通りであつた。
【表】
高温 ◎ △ ◎ △
以上の結果のように密着性は、同一材料を混合
したものに比べ、内部可塑化を行なつたウレタン
変性ニトロセルロースでは３倍強の値が得られ
る。かつ、走行耐久性を向上させる為にイソシア
ネート化合物を加えた組成においても従来のもの
に比べ同様の密着性向上が見られる。又、顔料親
和性（分散性）の代用特性として見た表面平滑性
にも差は見られない。 この結果から明らかなように、ニトロセルロー
スの内部可塑化を行なうことにより、不具合点を
伴わずに密着性を向上させることが出来る。従つ
て、ニトロセルロースと併用される樹脂は、ポリ
ウレタンに限定されるものではない。
以上の結果のように密着性は、同一材料を混合
したものに比べ、内部可塑化を行なつたウレタン
変性ニトロセルロースでは３倍強の値が得られ
る。かつ、走行耐久性を向上させる為にイソシア
ネート化合物を加えた組成においても従来のもの
に比べ同様の密着性向上が見られる。又、顔料親
和性（分散性）の代用特性として見た表面平滑性
にも差は見られない。 この結果から明らかなように、ニトロセルロー
スの内部可塑化を行なうことにより、不具合点を
伴わずに密着性を向上させることが出来る。従つ
て、ニトロセルロースと併用される樹脂は、ポリ
ウレタンに限定されるものではない。
第１図は各実施例及び比較例の記録媒体の光沢
を示すグラフ、及び第２図は密着性を示すグラフ
である。
を示すグラフ、及び第２図は密着性を示すグラフ
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 磁性粉末とバインダーとの混合物をプラスチ
ツク基体へ塗布して磁性塗膜を形成して成る磁気
記録媒体において、前記バインダーの樹脂成分と
してウレタン変性ニトロセルロースが含有されて
いることを特徴とする磁気記録媒体。 ２ 樹脂成分としてポリイソシアネート架橋剤が
含まれている前記第１項記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13742482A JPS5928222A (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13742482A JPS5928222A (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5928222A JPS5928222A (ja) | 1984-02-14 |
| JPH0315256B2 true JPH0315256B2 (ja) | 1991-02-28 |
Family
ID=15198301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13742482A Granted JPS5928222A (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5928222A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60209925A (ja) * | 1984-03-31 | 1985-10-22 | Toshiba Corp | 磁気記録媒体 |
-
1982
- 1982-08-09 JP JP13742482A patent/JPS5928222A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5928222A (ja) | 1984-02-14 |
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