JPH0315230Y2 - - Google Patents

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JPH0315230Y2
JPH0315230Y2 JP17032983U JP17032983U JPH0315230Y2 JP H0315230 Y2 JPH0315230 Y2 JP H0315230Y2 JP 17032983 U JP17032983 U JP 17032983U JP 17032983 U JP17032983 U JP 17032983U JP H0315230 Y2 JPH0315230 Y2 JP H0315230Y2
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wire
wire rod
cut
bending die
wound
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JP17032983U
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JPS6080036U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコイリングマシン、詳しくは一対の線
材送りロール間に挟まれて送進される線材を曲げ
ダイスの偏向面に案内してコイルばねを捲成加工
するようにしたコイリングマシンに関する。
この種コイリングマシンは線材を捲成しながら
所定展開長さ毎に切断してコイルばねを形成して
いるが、従来、前記線材を切断する方法として、
実開昭50−98043号公報に記載され、第4図に示
したように、線材Aを送る一対のロール50,5
1と曲げダイス52との間に、該曲げダイス52
に対向させて、断面が半円形形状の心金53を配
設し、この心金53の一側縁に切断部を53aを
形成する一方、この心金53の切断部53aに対
向して刃体54を往復動自由に配設し、斯くし
て、前記線材Aを前記曲げダイス52により所定
展開長さ捲成した後、前記刃体54を巻回した線
材Aの内方に位置する前記心金53方向に往動さ
せて、前記刃体54と前記切断部53aとにより
前記線材Aを剪するごとく成したものがすでに提
案されている。
ところが、上記従来のものにおいては、前記し
た如く、心金53を巻回した線材Aの内方に位置
させる如く成しているので、前記心金53の最大
径を、前記線材Aを捲成して成る前記コイルばね
(図示せず)の内径より小径としなければならず、
従つて、小径のコイルばねを形成しようとする
と、これに伴つて、前記心金53の断面積も必然
的に小さくしなければならず、この結果該心金5
3の強度も小さくなつていたのであつて、この結
果、前記線材Aに太径で剪断強度の大きいものを
用いながら、内径の小さいコイルばねを形成しよ
うとすると、前記線材Aの強度が前記心金53の
強度より大きくなるために、前記線材Aの切断が
できなくなる問題が生じていたのである。
即ち、前記従来のものは、太径で剪断力の大き
い線材Aを小さい内径に捲成して成るコイルばね
を形成するのに適用できない問題があつたのであ
る。
本考案はかかる問題に鑑みて考案したもので、
目的とするところは、線材を捲成する前に、該線
材に予め切目を入れておき、捲成後、前記切目か
ら前記線材を切断する如く成することにより、剪
断強度の大きい線材を用いながら、しかも小さな
内径のコイルばねを形成する場合においても、前
記線材を切断できるように成す点にある。
而して、本考案の構成は、一対の線材送りロー
ル間に挟まれて送進される線材を曲げダイスの偏
向面に案内してコイルばねを捲成加工するように
したコイリングマシンにおいて、前記線材を前記
偏向面に案内するまでの送り工程途中部位に、前
記線材に該線材の所定の展開長さ毎で、かつ巻回
方向内面に切目を入れる刃体を配設すると共に、
前記曲げダイスの前記線材出口側に、前記切目か
ら前記線材を切断する切断手段を設けて、前記線
材を捲成した後に前記切目からこの線材を容易に
切断できるように成したのである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図に示すものはコイリングマシンで、回転
軸1a,2aにそれぞれ軸支して一対の線材送り
ロール1,2を相対向状に設け、これらロール
1,2を図中矢印イ,ロ方向にそれぞれ回転させ
ることにより、線材Aを矢印ハ方向に送り出す如
く成す一方、前記ロール1,2の線材A送り出し
方向前方に前記線材Aを捲成する偏向面3aをも
つ曲げダイス3を配設し、前記ロール1,2によ
り送出された線材Aを前記偏向面3aに打ち当て
ることにより、前記線材Aを捲成する如く成して
いる。
また、前記曲げダイス3aの線材Aの出口側に
は、巻回した線材Aに所定のピツチを与えるため
のピツチツール4を配設している。
更に、前記曲げダイス3と前記一対のロール
1,2との間に、前記線材Aを前記ロール1,2
出口から前記曲げダイス3に案内するガイド体5
を配設している。このガイド体5は2部材5a,
5bから成り、これら部材5a,5b間に前記線
材Aを挿通案内する案内孔5cを形成している。
而して、以上の如く構成するコイリングマシン
において、前記線材Aを前記曲げダイス3に送り
出す送り工程途中部位における、前記一対のロー
ル1,2に対し送り方向手前側に、前記線材Aに
切目8a,8bを入れる刃体7を往復動自由に配
設するのである。しかも刃体7は形成するコイル
ばね(図示せず)が所定の展開長さとなるよう
に、前記曲げダイス3から所要距離隔てた位置
に、かつ前記線材Aに対し、該線材Aの巻回方向
内面(内径)側に設けるのである。換言すると前
記刃体7を、前記切目8a,8bが所定の展開長
さ毎で、かつ捲成された線材Aの内面(内径)側
に位置するように設けるのである。
尚、図示していない前記刃体7はピストンによ
り動作させている。
また、9は前記刃体7の押力を受ける受け台で
ある。
更に、前記曲げダイス3の線材A出口側で前記
ピツチツール4の手前側に、捲成した線材Aを切
断する手段として、この捲成した線材Aの半径方
向外方に押圧する押圧体10を配設するのであ
る。この押圧体10は第2図に図示したように、
押圧機構(図示せず)に脱着自由に固定する支持
部11と、捲成した線材Aの内方に位置して下端
の線材Aの内面に係合する押圧部12とから成
り、前記押圧機構の動作により捲成した線材Aの
半径方向に往復動する如く構成されている。
尚、本実施例のコイリングマシンは、第1図点
線で示すように切断部13aを一側縁に持つ心金
13および前記切断部13aと対を成す刃体14
とを脱着自由に設けており、とりわけ前記刃体1
4は前記押圧機構に、前記押圧体10に替えて固
定する如く成している。
次に、以上の如く構成するコイリングマシンの
作用を説明する。
前記一対のロール1,2に線材Aを挟圧し、前
記ロール1,2の回転により前記線材Aを素体
(図示せず)から引出して、前記案内孔5cを通
して前記曲げダイス3に送出すと共に、この送出
す長さが前記所定の展開長さに達する毎に前記刃
体7が往復動して、前記線材Aの巻回方向内面
(内径)側に切目8a,8bを入れるのである。
同時に切目8a,8bを入れられた線材Aを、前
記曲げダイス3により捲成加工するのである。
このとき、前記切目8a,8bは前記線材Aの
巻回方向内面(内径)側に設けられていて、前記
捲成加工の際には、前記線材Aの巻回方向外面
(外径)側が伸び、内面(内径)側は縮む如く曲
げ応力が作用することから、この内面(内径)側
に設けた前記切目8a,8bはその切面が互いに
密着して突張り合うことになり、これにより切目
8a,8b部分にのみ応力が集中して作用するこ
とはなく、切目8a,8bの形成しない場合と同
様に線材Aの捲成しようとする部分全体に応力は
分散して作用するのである。斯くして前記線材A
の巻回方向内面(内径)側に設けた切目8a,8
bが拡大して破断したりすることはないのであつ
て、該切目8a,8bがあつても円滑な捲成加工
が行なえるのである。
尚、第1図では、説明上切目8a,8bを用い
た形状に記載しているけれども、実質上は前記刃
体7により前記切目8a,8bが略線状に形成さ
れ、捲成加工の際には該切目8a,8bの切面が
突張り合うのである。
そして、前記線材Aを所定の展開長さ捲成する
と、前記押圧体10が往復動して捲成した前記線
材Aを半径方向外方に、換言すると、前記切目8
bを開裂させる方に力を作用させるのである。
この時、前記線材Aにおける前記切目8bの部
分は断面積が小さく、また前記切目8bを開裂さ
せる方向に力を加えると、該切目8bの形成部分
に集中応力が生じるので、前記線材Aは前記押圧
体10により大きな力を加えなくとも、前記切目
8bの部分から容易に切断できるのである。
尚、上記実施例においては、前記刃体7を線材
Aの送り工程途中における、前記ロール1,2に
対し手前側に配設したが、前記ロール1,2と前
記曲げダイス3との途中に配設してもよい。
又、前記押圧体10の形状は第3図に示す如く
押圧部12を刃状に形成してもよい。又、押圧体
10はこれらのものに限ることなく、捲成したコ
イルばねを前記切目8a,8bが開裂する方向に
押圧するものであればよい。
更に第1図に示した上記実施例のものは、右巻
きのコイルばねを形成すべく成したものである
が、右巻と左巻との両方のコイルばねを形成すべ
く成したコイリングマシンにおいては、刃体14
を動作させる前記押圧機構が第1図における線材
Aに対し上下両側に設けられているので、前記押
圧体を第1図に示したものとは逆に前記線材Aに
対して上方側の押圧機構に取付け、前記押圧体の
先端で前記右巻のコイルばねAを押圧して前記切
目8bを開裂させるようにしてもよい。
以上の如く、本考案は前記線材を前記偏向面に
案内するまでの送り工程途中部位に、前記線材に
該線材の所定の展開長さ毎で、かつ巻回方向内面
側に切目を入れる刃体を配設すると共に、前記曲
げダイスの前記線材出口側に、前記切目から前記
線材を切断する切断手段を設けたから、太径で剪
断強度の大きい線材を用いて、小さな内径のコイ
ルばねを形成する場合においても、前記線材を捲
成した後に該線材を容易に切断できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部の部分断面
図、第2図は同押圧体を示す拡大斜視図、第3図
は他の実施例の押圧体の斜視図、第4図は従来例
の説明図である。 A……線材、1,2……ロール、3……曲げダ
イス、3a……偏向面、7……刃体、8a,8b
……切目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の線材送りロール間に挟まれて送進される
    線材を曲げダイスの偏向面に案内してコイルばね
    を捲成加工するようにしたコイリングマシンにお
    いて、前記線材を前記偏向面に案内するまでの送
    り工程途中部位に、前記線材に該線材の所定の展
    開長さ毎で、かつ巻回方向内面側に切目を入れる
    刃体を配設すると共に、前記曲げダイスの前記線
    材出口側に、前記切目から前記線材を切断する切
    断手段を設けたことを特徴とするコイリングマシ
    ン。
JP17032983U 1983-11-01 1983-11-01 コイリングマシン Granted JPS6080036U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17032983U JPS6080036U (ja) 1983-11-01 1983-11-01 コイリングマシン

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JP17032983U JPS6080036U (ja) 1983-11-01 1983-11-01 コイリングマシン

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Publication Number Publication Date
JPS6080036U JPS6080036U (ja) 1985-06-04
JPH0315230Y2 true JPH0315230Y2 (ja) 1991-04-03

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JP17032983U Granted JPS6080036U (ja) 1983-11-01 1983-11-01 コイリングマシン

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JPS6080036U (ja) 1985-06-04

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