JPH03151961A - 義歯用倣い歯研機 - Google Patents

義歯用倣い歯研機

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JPH03151961A
JPH03151961A JP1291468A JP29146889A JPH03151961A JP H03151961 A JPH03151961 A JP H03151961A JP 1291468 A JP1291468 A JP 1291468A JP 29146889 A JP29146889 A JP 29146889A JP H03151961 A JPH03151961 A JP H03151961A
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JP
Japan
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denture
stylus
fixing part
copying
grinding machine
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JP1291468A
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Inventor
Norinari Tanaka
紀成 田中
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FUJI KOON SEISAKUSHO KK
Original Assignee
FUJI KOON SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、義歯用の倣い歯研機に関し、より詳細には
、倣い型に沿ってスタイラスを移動することにより、義
歯を所定形状に自動的に研磨するようにした倣い歯研機
に関するものである。
〔従来の技術〕
レジン床義歯は、従来より、一般に次のような工程を経
て製造されている。
■板床を持つろう義歯を作製し、これを石膏を入れた金
属製のフラスコに埋設して石膏を硬化させる。
■ろう義歯を形成しているろうを加熱・軟化させ、−塊
にして除去した後、さらに熱湯によって石膏面を洗い、
ろうを完全に除去する。
■石膏面に分離剤を塗布して乾燥させた後、予め準備し
ておいたレジンを石膏面に充填加圧し、形を整えて賦圧
した後、フラスコを金属ボルトで締め付ける。
■フラスコを加熱してレジンを重合させた後、フラスコ
を放冷し、レジン床が形成された義歯を取り出す。
■取り出したレジン床義歯を研磨して仕上げる。
これらの工程は、すべて手作業で行われており、特に最
終工程の義歯の研磨作業では、作業者が義歯模型を見な
がら目写しで前記レジン床義歯を研磨して、義歯模型と
同一形状になるように仕上げている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このため、義歯模型通りの義歯に正確に仕上げるのは非
常に困難であり、研磨作業に熟練を要している。
そこで、この発明の目的は、義歯を義歯模型と同一形状
に正確に研磨仕上げすることができ、しかも研磨作業が
非常に簡単で熟練を要しない義歯用の歯研機を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、この発明は、本体(1)と、 前記本体(1)の両側にそれぞれ設けられた義歯固定部
(5)及び倣い型固定部(6)と、前記義歯固定部(5
)側において、前記本体(1)に移動可能に設けられた
研磨用ドライバー取付部(19)と、 前記倣い型固定部(6)側において、前記本体(1)に
移動可能に設けられたスタイラスホルダー取付部(20
)と、 前記スタイラスホルダー取付部(20)の運動を前記研
磨用ドライバー取付部(19)に伝達して、研磨用ドラ
イバー(67)を介して研磨用ドライバー取付部(19
)に取り付けた砥石(69)に、スタイラスホルダー(
84)を介してスタイラスホルダー取付部(20)に取
り、付けたスタイラス(86)の運動と同一の運動を行
わせる運動伝達機構とを備え、 前記義歯固定部(5)に研磨する義歯(100)を固定
し、前記倣い型固定部(6)に所定の倣い型(110)
を固定して、前記スタイラス(86)を前記倣い型(1
10)に沿って運動させることにより、前記砥石(69
)によって前記義歯(100)を研磨するように構成し
たことを特徴とするものである。
前記義歯固定部(5)と倣い型固定部(6)は、前記本
体(1)に取り付けた第1の支持軸(4)の両側にそれ
ぞれ設けることができ、また、前記研摩用ドライバー取
付部(19)とスタイラスホルダー取付部(20)は、
前記本体(1)に対して移動可能に設けられた第2の支
持軸(17)の両側にそれぞれ設けることができる。
前記義歯固定部(5)と倣い型固定部(6)に、互いに
対面して設けられた押圧体(25) (40)とキャッ
プ(31)(4B)を含めて構成し、前記押圧体(25
) (40)とキャップ(31) (48)によって義
歯(100)または倣い型(110)を挟持するように
することもできる。
この場合、義歯(100)及び倣い型(110)に位置
決め用ピン(103)を固定しておき、当該位置決め用
ピン(103)に前記押圧体(25) (40)を係合
して保持するのが好ましい。
また前記押圧体(25) (40)の他に係合体(29
) (44)を設けておき、他方、前記位置決め用ピン
(103)に係合溝(105)を形成して、前記係合体
(29) (44)を当該係合溝(105)に係合する
と、前記義歯(100)及び倣い型(110)の回転が
防止されるようにするのが好ましい。
前記研摩用ドライバー取付部(19)とスタイラスホル
ダー取付部(20)は、透孔(63) (82)に有す
る保持部材(57) (76)を含めて構成し、研磨用
ドライバー (67)とスタイラスホルダー(84)を
前記透孔(63)(82)に挿通して、取り外し可能に
保持するようにすることができる。
運動伝達機構は、前記第2の支持軸(17)と、第2の
支持軸(17)に、前記研摩用ドライバー取付部(19
)とスタイラスホルダー取付部(20)において回動可
能に取り付けられた横材(56) (75)と、当該両
横材(56) (75)を連結する連結棒(61)から
構成されるリンクとするのが好ましい。
(作用) 以上のように構成した結果、研磨用ドライバー取付部(
19)に砥石(69)を有する研磨用ドライバー(67
)を取り付け、他方、スタイラスホルダー取付部(20
)にスタイラスホルダー(84)を取り付けて、スタイ
ラスホルダー(84)のスタイラス(86)を倣い型(
110)に沿って移動させると、倣い運動をさせる運動
機構により、前記スタイラス(86)の運動は正確に研
磨用ドライバー取付部(19)に伝達される。
従って、研磨用ドライバー(67)の砥石(69)は、
常にスタイラス(86)と同一運動をするため、スタイ
ラス(86)によって倣い型(110)を研磨するよう
にスタイラス(86)を移動させれば、砥石(69)に
よって義歯(100)を倣い型(110)とまったく同
一形状に研磨仕上げすることができる。
〔実施例] 以下、添付図面に基づいてこの発明の詳細な説明する。
全体構成 まず最初に、この発明に係る義歯用倣い歯研機の全体構
成を説明する。
第1図ないし第3図において、(1)は本体で、基部(
2)と、基部(2)に垂直に立設された立設部(3)と
から成っている。立設部(3)の前面には、全高の約1
/2の高さの位置に、水平方向に左右に延びる第1の支
持軸(4)が取り付けてあり、その右側端部に研磨する
有床義歯(100)を固定する義歯固定部(5)が、左
側端部に前記有床義歯(100)の仕上げ形状と同一形
状を持つ倣い型(110)を固定する倣い型固定部(6
)が設けてある。第1の支持軸(4)は、立設部(3)
を貫通しており、第5図に見るように、立設部(3)に
設けた軸受(7)によって周方向の回転及び長手方向へ
の移動が可能である。
立設部(3)の上端は略U字形に形成してあり、このU
字型部分(8)にそこから前方に延びる支持材(9)が
取り付けである。この支持材(9)は、U字型部分(8
)に架は渡された支持ピン(lO)によって、上下に揺
動可能に支持されている。支持ビン(10)の両端には
、袋ナラ) (11)が螺合しである。
支持材(9)の後端には、バランスウェイト(13)を
移動可能に取り付けた棒材(12)の一端が螺合・固定
してあり、支持材(9)の前端に取り付けられる構成部
分く後述)の重量と平衡するようにしている。
支持材(9)の前端には、水平方向左右に延びる支持ピ
ン(15)によって支持材(14)の上端が接続してあ
り、支持材(14)を前後に揺動可能に保持している。
支持ビン(15)の両端には、袋ナツト(16)が螺合
しである。
上下方向に延びる支持材(14)の下端には、水平方向
に左右に延びる第2の支持軸(17)が取り付けである
。この第2の支持軸(17)は、第4図に見るように、
支持材(14)に設けた軸受(18)によって支持され
ており、前記第1の支持軸(4)と同様に、周方向の回
転及び長手方向への移動が可能である。
第2の支持軸(17)の右端には、研磨用ドライバー取
付部(19)が設けられ、左端には倣い用のスタイラス
ホルダー取付部(20)が設けられている。
なお、第2の支持軸(17)は、第1の支持軸(4)の
前方に位置しており、また互いに平行である。
また各支持軸(4) (17)の露出部分には、防塵用
の蛇腹(21)が取り付けである。
従って、第2の支持軸(17)は、支持材(9) (1
4)によって、第1の支持軸(4)と平行関係を保ちな
がら上下方向及び前後方向に移動可能に支持されている
のであり、従って、第2の支持軸(17)を第1の支持
軸(4) に自由に近づけたり離したりすることができ
るのである。なお、前述の通り、両軸(4) (17)
共に長手方向に移動可能なので、結局両軸<4) (1
7)は左右方向にも移動可能である。
次に各部分の構成について説明する。
l開門足部 義歯固定部(5)は、第5図に見るように、断面略U字
形の本体部(22)を有しており、この本体部(22)
は、左側部で第1の支持軸(4)の右端に嵌合され、止
め輪(23)によって保持・固定されている。
第1の支持軸(4)の右端部には、支持軸(4)と−直
線状になるように棒材(24)が螺合・固定してあり、
この棒材(24)の先端に、略円筒形の押圧体(25)
がその中心軸方向に移動可能に取り付けである。
この押圧体(25)の押圧側端部は、内側が斜めに切欠
されてテーパー状になっており、後述の義歯(100)
に埋設した位置決め用ピン(103)の円錐台状係合面
(104)に係合するようになっている。押圧体(25
)は、棒材(24)の外側に設けたバネ(26)によっ
て常に右方向に押圧されている。
前記棒材(24)の内部には、長手方向に透孔が貫通し
てあり、この透孔に細い押圧棒(27)が移動可能に設
けてある。この押圧棒(27)は、棒材(24)より突
出した左端に抜は止め用の止め輪(28)を取り付け、
右端に義歯(100)に埋設した位置決め用ピン(10
3)の断面V字形の保合溝(105)に係合する係合体
(29)を固定している。係合体(29)の先端部の形
状は、円柱の互いに反対側にある二つの面を平面状に切
欠して形成される断面略U字形である。
押圧棒(27)は、棒材(24)内部に設けたバネ(3
0)によって常に右方向に押圧されている。
本体部(22)の右側部には、本体部(22)に螺合さ
れた棒材(32)を介して、義歯(100)の裏面を押
圧するキャップ(31)が水平方向に左右に移動可能に
設けてある。棒材(32)は、第1の支持軸(4)と−
直線をなしており、その左端に球体(33)が固定しで
ある。前記キャップ(31)は、この球体(33)に摺
動可能に取り付けてあり、キャップ(31)を任意の方
向に押圧すると、容易にその方向に回動し、摩擦力によ
ってその位置に停止する。こうして、キャップ(31)
の平面部の向きを任意に変更可能としている。棒材(3
2)の右端には、キャップ(31)の位置調整用のハン
ドル(34)が固定してあり、ハンドル(34)を回転
すると、棒材(32)及びキャンプ(31)が左右に移
動する。キャップ(31)は、前記押圧体(25)及び
係合体(29)と共に本体部(22)の両側部の間に位
置している。
なお(35)は、第1の支持軸(4)に嵌合された蛇f
i (21)接続用のリング部材、(36)は、リング
部材(35)の位置決め用の止め輪である。蛇腹(21
)の左端は、軸受(7)に接続されている。
俯ハ型四足皿 倣い型固定部(6)の構成は、第1の支持軸(4)の左
端に設けられている点を除けば、前述した義歯固定部(
5)のそれとほぼ同様である。
第6図に見るように、本体部(37)は、義歯固定部(
5)の本体部(22)とまったく同一の形状を有してお
り、右側部で第1の支持軸(4)の左端に嵌合され、止
め輪(38)によって保持・固定されている。
本体部(37)の左側部には、支持軸(4)と−直線状
になるように棒材(39)が嵌合・固定してあり、この
棒材(39)の先端に、前記押圧体(25)と同一形状
の押圧体(40)がその中心軸方向に移動可能に取り付
けである。この押圧体(40)の押圧側端部は、後述の
倣い型(110)に埋設した位置決め用ピン(103)
に係合するようになっている。押圧体(40)は、バネ
(41)によって常に右方向に押圧されている。
前記棒材(39)の内部には、細い押圧棒(42)が移
動可能に設けてある。この押圧棒(42)は、前記棒材
(39)の外部において左端に抜は止め用の止め輪(4
3)を取り付けており、右端に倣い型(110)に埋設
した位置決め用ピン(103)の係合溝(105)に係
合する係合体(44)を取り付けている。この押圧棒(
42)は、棒材(39)内部に設けたバネ(45)によ
って常に右方向に押圧されている。棒材(39)の左端
には、棒材(39)を本体部(37)に保持固定するた
めのハンドル(46)が螺合しである。
第1の支持軸(4)の左端部には、支持軸(4)に螺合
された棒材(47)を介して、倣い型(110)の裏面
を押圧するキャップ(48)が水平方向に左右に移動可
能に設けてある。棒材(47)は、第1の支持軸(4)
と−直線をなしており、その左端に球体(49)が固定
しである。キャップ(48)は、この球体(49)に摺
動可能に取り付けてあり、前記キャップ(31)と同様
に平面部の向きが変更可能である。棒材(47)の先端
付近には、キャップ(48)の位置調整用のハンドル(
50)が設けてある。キャップ(48)は、前記押圧体
(40)及び係合体(44)と共に本体部(37)の両
側部の間に位置している。
なお(51)は、第1の支持軸(4)に嵌合された蛇腹
(21)接続用のリング部材、(52)は、リング部材
(51)の位置決め用の止め輪である。
゛−イバー ・” 研磨用ドライバー取付部(19)は、第3図、第4図及
び第7図に見るように、主として、第2の支持軸(17
)の右端に嵌合固定された接続部材(53)と、当該接
続部材(53)に軸受(54)によって回転自在に取り
付けられた、上下方向に延びる軸(55)と、当該軸(
55)の下端に取り付けられた水平方向に延びる横材(
56)と、当該横材(56)の前端部下面に取り付けら
れた研磨用ドライバーの保持部材(57)とから構成さ
れている。軸(55)は、横材(56)のほぼ中央に設
けてあるので、横材(56)は軸(55)の前後にわた
って延びている。
軸(55)は、この実施例ではボルト状としてあり、大
径の頭部(58)を下位にして横材(56)及び接続部
材(53)に下方から挿通し、その上端と下端よりやや
上方に螺合したナツト(59) (60)によって抜は
止め及び位置決めをしている。
横材(56)は、軸(55)の頭部(58)とナツト(
60)によって挟持されて、第3図に示すようにほぼ前
後方向に延びており、前記軸(55)を中心として水平
面内で回転可能である。前記保持部材(57)は、横材
(56)の後端位置において、その下面に取り付けられ
ている。横材(56)の前端には、連結ビン(62)に
よって、当該横材(56)をスタイラスホルダー取付部
(20)の横材(75)と連結する連結棒(61)の一
端が回動可能に接続されている。
なお、(63)は、保持部材(57)に設けられた研磨
用ドライバー(67)を挿通保持する透孔、(64)は
、第2の支持軸(17)に取り付けられた蛇腹(21)
接続用のリング部材、(65) (66)は連結ピン(
62)を横材(56)に固定するためのナツトである。
研磨用ドライバー(67)は、第7図に示すようにして
保持部材(57)の透孔(63)に挿通して保持され、
回転軸(68)の先端に固定した砥石(69)を電動モ
ーターにより回転駆動して、研磨作業を行うものである
。第3図に示すように、保持部材(57)と横材(56
)の後端上面の部分(71)は、取り外し可能であって
、これを取り外した状態でドライバー(67)を透孔(
63)に挿通した後、締付ポルl−(70)によって前
記部分(71)を取り付けて締め付ければ、ドライバー
(67)を容易に固定することができる。
ス イースホルダー ・会 スタイラスホルダー取付部(20)は、第3図、第4図
及び第8図に見るように、主として、第2の支持軸(1
7)の左端に嵌合固定された接続部材(72)と、当該
接続部材(72)に軸受(73)によって回転自在に取
り付けられた、上下方向に延びる軸(74)と、当該軸
(74)の下端に取り付けられた水平方向に延びる横材
(75)と、当該横材(75)の前端部下面に取り付け
られたスタイラスホルダー(84)用の保持部材(75
)とから構成されている。軸(74)は、横材(75)
の後端に設けてあるので、横材(75)は軸(74)の
前方に延びているだけである。横材(75)は、前記軸
(74)を中心として水平面内で回動可能である。
軸(74)は、研磨用ドライバー取付部(19)と同様
に構成によって回転可能としている。すなわち、第4図
及び第8図に見るように、ボルト状の軸(74)が、大
径の頭部(77)を下位にして頭部(77)とナツト(
79)によって横材(75)を挟持すると共に、横材(
75)及び接続部材(72)に下方から挿通し、その上
端と下端よりやや上方に螺合したナラ) (78) (
79)によって抜は止め及び位置決めをしているのであ
る。
前記保持部材(76)の近傍において、横材(75)に
は連結ピン(80)が設けてあり、当該横材(75)に
連結棒(61)の一端を回動可能に接続している。連結
ピン(80)は、ナツト(81)を介して横材(75)
に螺合固定されている。
なお、(82)は、保持部材(76)に設けられたスタ
イラスホルダー(84)を挿通保持する透孔、(83)
は、第2の支持軸(17)に取り付けられた蛇腹(21
)接続用のリング部材である。
スタイラスホルダー(84)は、第8図に示すように保
持部材(76)の透孔(82)に挿通して保持され、軸
(85)の先端に固定したスタイラス(86)を倣い型
(110)に沿って移動するようにしたものである。
スタイラスホルダー(84)は、大径部を透孔(82)
に圧入・嵌合して固定しである。
l童反l俯Uを この歯研機で研磨する義歯(100)は、第9図及び第
10図に示すように、公知の方法で着床(101)上に
単歯(102)を複数個設けたものであり、着床(10
1)の内面中央には、位置決め用ピン(103)が埋設
しである。この位置決め用ピン(103)は、レジン義
床を成形する際に容易に埋設することができる。
位置決め用ピン(103)の形状は、一部が表面に露出
した略円板状の大径部分と、着床(101)内に埋没さ
れた小径部分とから成っている。大径部分の表側は、円
錐台形に形成してその側面に保合面(104)を設けて
いると共に、表面中央には直線状の保合溝(105)を
設けている。係合溝(105)の断面形状は■字形であ
る。
倣い型(110)は、公知の方法により、前記有床義歯
(100)の仕上げ形状と同一の形状に形成すればよい
が、前記義歯(100)と同一位置に前記位置決め用ピ
ン(103)を埋設しておくことが必要である。
侠」Hた視 次に、以上の構成とした義歯用倣い歯研機の使用状態に
ついて説明する。
まず、着床(101)に位置決め用ピン(103)を埋
設した義歯(100)を、義歯固定部(5)に固定し、
さらに当該義歯(100)の仕上げ形状に形成した倣い
型(110)を、倣い型固定部(6)に固定する。この
固定した状態は、第5図及び第6図に示す通りである。
義歯(100)及び倣い型(110)の固定作業は、次
のようにして行う。まずキャップ(31) (4B)の
位置調整用のハンドル(34) (50)を適宜回転さ
せ、義歯(100)及び倣い型(110)の大きさに合
わせて各キャップ(31) (48)の位置を設定する
次に、指で各押圧体(25) (40)及び係合体(2
9) (44)を左方に押圧・移動し、義歯(100)
及び倣い型(110)をキャンプ(31) (48)と
押圧体(25) (40)の間にそれぞれ位置させた後
、指を離す。すると、押圧体(25) (40)及び係
合体(29) (44)は、ハネ(26) (30) 
(41) (45)の弾性力によって右方に復帰するの
で、キャップ(31) (48)と、押圧体(25) 
(40)及び係合体(29) (44)によって押圧・
挟持される。
このとき、押圧体(25) (40)の円錐台形の先端
部は、義歯(100)及び倣い型(110)に設けた位
置決め用ピン(103)の円錐台形の保合面(104)
にぴったりと嵌合するため、義歯(100)及び倣い型
(110)が落下するのを防止できると共に、その位置
からの変位も同時に防止できる。また、これと同時に、
断面■字形の係合体(29) (44)は、位置決め用
ピン(103)の同形の断面を持つ係合溝(105)に
ぴったりと係合するので、義歯(100)及び倣い型(
110)の回転運動も防止することができる。
従って、以上の構成により、義歯(100)及び倣い型
(110)をその位置にしっかりと固定することが可能
となり、研磨作業中にこれらに力が加えられても変位す
る恐れがない。
以上の作業で、義歯(100)及び倣い型(110)の
固定が終了したので、続いて研磨作業を行えばよい。
研磨作業は、スタイラスホルダー取付部(20)にスタ
イラスホルダー(84)を取り付け、研磨用ドライバー
取付部(19)に研磨用ドライバー(67)を取り付け
て、スタイラス(86)を倣い型(110)の所定部分
に当接させ、倣い型(110)の表面に沿って移動すれ
ばよい。スタイラス(86)の移動は、保持部材(76
)、横材(75)、連結棒(61)を通じて研磨用ドラ
イバー取付部(19)に伝達され、さらに、研磨用ドラ
イバー取付部(19)の横材(56)及び保持部材(5
7)を介してドライバー(67)に伝達されて、ドライ
バー(67)の回転軸(68)の先端に固定した砥石(
69)が、前記スタイラス(86)の動きとまったく同
一の動きをするようになっているので、スタイラス(8
6)を所定の仕上げ形状とした倣い型(110)に沿っ
て移動すれば、義歯(100)に自動的に所定の研磨仕
上げを行うことができる。
なお、義歯(100)と倣い型(110)の固定方法、
スタイラスホルダー取付部(20)と研磨用ドライバー
取付部(19)の構成は、前記以外のものであってもよ
いことは勿論であり、また、スタイラス(86)の動き
を砥石(69)に伝達して両者にまったく同一の動きを
させる倣い運動機構も、公知の他の機構を適宜使用する
ことができる。
〔発明の効果] 以上の説明から明らかなように、この発明に係る義歯用
の歯研機は、義歯(100)の仕上げ形状と同一形状に
製作した倣い型(110)を設けておき、当該倣い型(
110)を倣い型固定部(6)に固定し、研磨する義歯
(100)を義歯固定部(5)に固定して、前記倣い型
(110)に沿ってスタイラス(86)を移動させれば
、義歯(110)を倣い型(110)と正確に同一の形
状に自動的に研磨することが可能であり、従って、義歯
(110)を義歯模型と同一形状に正確に仕上げること
ができ、しかも義歯(110)の研磨作業が非常に簡単
で、研磨作業に熱線を要しないという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る義歯用倣い歯研機の一実施例
を示す正面図、 第2図は、同倣い歯研機の左側面図、 第3図は、第2の支持軸の上方から見た同倣い歯研機の
部分平面図、 第4図は、研磨用ドライバー取付部及びスタイラスホル
ダー取付部を示す、第2の支持軸を前方から見た同倣い
歯研機の部分正面図、 第5図は、義歯固定部を一部断面として示す、同倣い歯
研機の部分拡大正面図、 第6図は、倣い型固定部を示す、同倣い歯研機の部分拡
大正面断面図、 第7図は、研磨用ドライバー取付部に取り付けた研磨用
ドライバーの要部拡大左側面図、第8図は、スタイラス
ホルダー取付部に取り付けたスタイラスホルダーの要部
拡大左側面図、第9図は、研磨する有床義歯を内側から
見た状態を示す平面図、 第10図は、第9図のA−A線に沿った縦断面図である
。 (1)・・・本体      (4)・・・第1の支持
軸(5)・・・義歯固定部   (6)・・・倣い型固
定部(9) (14)・・・支持材   (17)・・
・第2の支持軸(19)・・・研磨用ドライバー取付部
(20)・・・スタイラスホルダー取付部(22) (
37)・・・本体部   (24) (39)・・・棹
材(25) (40)・・・押圧体   (26) (
41)・・・バネ(27) (42)・・・押圧棒  
 (29) (44)・・・係合体(30) (45)
・・・バネ    (31) (48)・・・キャップ
(32) (47)・・・棒材    (33) (4
9)・・・球体(34) (50)・・・ハンドル  
(53) (72)・・・接続部材(55) (74)
・・・軸     (5G) (75)・・・横材(5
7) (76)・・・保持部材  (61)・・・連結
棒(62) (80)・・・連結ピン  (63) (
82)・・・透孔(67)・・・研磨用ドライバー (69)・・・砥石 (84)・・・スタイラスホルダー (86)・・・スタイラス (100)・・・義歯 (102)・・・単歯 (104)・・・保合面 (110)・・・倣い型 (101)・・・着床 (103)・・・位置決め用ピン (105)・・・係合溝

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、本体(1)と、 前記本体(1)の両側にそれぞれ設けられた義歯固定部
    (5)及び倣い型固定部(6)と、前記義歯固定部(5
    )側において、前記本体(1)に移動可能に設けられた
    研磨用ドライバー取付部(19)と、 前記倣い型固定部(6)側において、前記本体(1)に
    移動可能に設けられたスタイラスホルダー取付部(20
    )と、 前記スタイラスホルダー取付部(20)の運動を前記研
    磨用ドライバー取付部(19)に伝達して、研磨用ドラ
    イバー(67)を介して研磨用ドライバー取付部(19
    )に取り付けた砥石(69)に、スタイラスホルダー(
    84)を介してスタイラスホルダー取付部(20)に取
    り付けたスタイラス(86)の運動と同一の運動を行わ
    せる運動伝達機構とを備え、 前記義歯固定部(5)に研磨する義歯(100)を固定
    し、前記倣い型固定部(6)に所定の倣い型(110)
    を固定して、前記スタイラス(86)を前記倣い型(1
    10)に沿って運動させることにより、前記砥石(69
    )によって前記義歯(100)を研磨するように構成し
    たことを特徴とする義歯用倣い歯研機。 2、前記義歯固定部(5)と倣い型固定部(6)が、前
    記本体(1)に取り付けた第1の支持軸(4)の両側に
    それぞれ設けてあり、また、前記研磨用ドライバー取付
    部(19)とスタイラスホルダー取付部(20)が、前
    記本体(1)に対して移動可能に設けられた第2の支持
    軸(17)の両側にそれぞれ設けてある請求項1に記載
    の義歯用倣い歯研機。3、前記義歯固定部(5)と倣い
    型固定部(6)が、互いに対向して設けられた押圧体(
    25)(40)とキャップ(31)(48)を有してお
    り、前記押圧体(25)(40)とキャップ(31)(
    48)によって義歯(100)または倣い型(110)
    を挟持するようにしている請求項1または2に記載の義
    歯用倣い歯研機。 4、前記義歯(100)及び倣い型(110)に位置決
    め用ピン(103)が固定してあり、当該位置決め用ピ
    ン(103)に前記押圧体(25)(40)を係合して
    保持するようにしている請求項3に記載の義歯用倣い歯
    研機。 5、前記押圧体(25)(40)の他に係合体(29)
    (44)を設けており、他方、前記位置決め用ピン(1
    03)に係合溝(105)が形成してあり、前記係合体
    (29)(44)を前記係合溝(105)に係合して、
    前記義歯(100)及び倣い型(110)の回転を防止
    している請求項4に記載の義歯用倣い歯研機。 6、前記研磨用ドライバー取付部(19)とスタイラス
    ホルダー取付部(20)が、透孔(63)(82)を有
    する保持部材(57)(76)を備えており、研磨用ド
    ライバー(67)とスタイラスホルダー(84)を前記
    透孔(63)(82)に挿通して、取り外し可能に保持
    するようにしている請求項1または2に記載の義歯用倣
    い歯研機。 7、前記運動伝達機構が、前記第2の支持軸(17)と
    、第2の支持軸(17)に前記研磨用ドライバー取付部
    (19)とスタイラスホルダー取付部(20)において
    回動可能に取り付けられた横材(56)(75)と、当
    該両横材(56)(75)を連結する連結棒(61)か
    ら構成されるリンクである請求項2ないし6のいずれか
    に記載の義歯用倣い歯研機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003525075A (ja) * 1999-12-02 2003-08-26 アイトゲネシッシェ テクニッシェ ホーホシューレ チューリッヒ ニヒトメタリッシェ ヴェルクシュトッフェ 義歯用基礎構造を製作するための工作機械
KR100759057B1 (ko) * 2006-10-25 2007-09-17 이용조 치아 복제 성형 장치
JP2011512898A (ja) * 2008-02-22 2011-04-28 グラクソスミスクライン・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 義歯の化学機械研磨

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