JPH0315150B2 - - Google Patents

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JPH0315150B2
JPH0315150B2 JP59276391A JP27639184A JPH0315150B2 JP H0315150 B2 JPH0315150 B2 JP H0315150B2 JP 59276391 A JP59276391 A JP 59276391A JP 27639184 A JP27639184 A JP 27639184A JP H0315150 B2 JPH0315150 B2 JP H0315150B2
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JP
Japan
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frequency
radar
wave
circuit
intermediate frequency
Prior art date
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JP59276391A
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JPS61159175A (ja
Inventor
Tomiji Nirasawa
Takashi Nagao
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Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokyo Keiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Keiki Co Ltd filed Critical Tokyo Keiki Co Ltd
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Publication of JPH0315150B2 publication Critical patent/JPH0315150B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レーダ送受信装置の改良に関する。
従来の特徴 従来のレーダ送受信装置は、第1図を伴なつて
次に述べる構成を有しているのを普通とする。
すなわち、パルス波によつて振幅変調された高
周波レーダ送信波RF−T1と、それと同期してい
るトリガパルス波TPとを発生するレーダ送信機
1を有する。
また、レーダ送信機1に、送受切換回路2と、
高周波レーダ送信波RF−T1を伝送する高周波伝
送路3とをそれらの順に介して接続され、高周波
レーダ送信波RF−T1を高周波レーダ送信波RF
−T2として受け、その高周波レーダ送信波RF−
T2を高周波レーダ送信波RF−T3として発射し、
またその物標からの反射波を高周波レーダ受信波
RF−R1として受波し、その高周波レーダ受信波
RF−R1を高周波レーダ受信波RF−R2として出
力するレーダアンテナ4を有する。
さらに、レーダアンテナ4に、上述した高周波
伝送路3及び送受切換回路2をそれらの順に介し
て接続され、レーダアンテナ4からの高周波レー
ダ受信波RF−R2を、高周波レーダ受信波RF−
R3として受け、その搬送周波数(上述したレー
ダ送信機1から得られる高周波レーダ送信波RF
−T1の搬送周波数frと等しい)をそれに比し低
い中間周波数fiに変換して、中間周波レーダ受信
波IF−R1を出力する周波数変換回路5を有する。
なおさらに、周波数変換回路5からの中間周波
レーダ受信波IF−R1を増幅して、その増幅され
た中間周波レーダ受信波IF−R2を出力する中間
周波増幅回路6を有する。
また、中間周波増幅回路6からの中間周波レー
ダ受信波IF−R2を包絡線検波して、ビデオレー
ダ送信波VE−Rを出力する包絡線検波回路7を
有する。
また、レーダ送信機1からのトリガパルス波
TPによつて制御され、包絡線検波回路7からの
ビデオレーダ受信波VE−Rにもとずき、物標を
表示するレーダ表示装置8を有する。
さらに、周波数変換回路5からの中間周波レー
ダ受信波IF−R1または中間周波増幅回路6から
(中間周波増幅回路6の最終段からとは限らない)
の中間周波レーダ受信波IF−R2を、中間周波レ
ーダ受信波IF−R3として受け、これを周波数弁
別して、周波数制御用信号CEを出力する周波数
弁別回路9を有する。
一方、上述したた周波数変換回路5が、周波数
弁別回路9からの周波数制御用信号CEによつて
制御され、周波数変換回路5に供給される高周波
レーダ受信波RF−R3、従つてレーダ送信機1か
らの高周波レーダ送信波RF−T1の周波数frより
も中間周波増幅回路6の中心周波数fip分高いまた
は低い周波数fsを有する発振出力Qを出力する局
部発振器10と、周波数変換回路5に供給される
高周波レーダ受信波RF−R3を受け、それを局部
発振器10からの発振出力Qと混合して、上述し
た周波数fiを有する中間周波レーダ受信波IF−R1
を出力する混合回路11とを有する。
この場合、混合回路11には、その前段におい
て、高周波レーダ受信波RF−R3を増幅する高周
波増幅回路(図示せず)が必要に応じて設けら
れ、また、後段において、中間周波レーダ受信波
IF−R1を増幅する中間周波増幅回路(図示せず)
が、同様に、必要に応じて設けられている。
以上が、従来のレーダ送受信装置の構成であ
る。
このような構成を有するレーダ送受信装置の場
合、レーダ送信機1から発生される高周波レーダ
送信波RF−T1と、レーダアンテナ4に送受切換
回路2及び高周波伝送路3を介して供給される高
周波レーダ送信波RF−T2と、レーダアンテナ4
から発射される高周波レーダ送信波RF−T3と
が、ともに、第2図Aに示すように得られる。
また、レーダアンテナ4に受波される高周波レ
ーダ受信波RF−R1と、レーダアンテナ4から出
力される高周波レーダ受信波RF−R2と、周波数
変換回路5に高周波伝送路3及び送受切換回路2
を介して供給される高周波レーダ受信波RF−R3
とが、ともに、第2図Bに示すように得られる。
さらに、周波数変換回路5から出力される中間
周波レーダ受信波IF−R1と、中間周波増幅回路
6から出力される中間周波レーダ受信波IF−R2
と、周波数弁別回路9に供給される中間周波レー
ダ受信波IF−R3とが、ともに、第2図Cに示す
ように得られる。
なおさらに、包絡線検波回路7から出力される
ビデオレーダ受信波VE−Rが、第2図Dに示す
ように得られる。
なお、レーダ送信機1から発生されるトリガパ
ルス波TPが、第2図Eに示すように得られる。
また、周波数弁別回路9から出力される周波数
制御用信号CEが、第2図Cに示す中間周波レー
ダ受信波IF−R3の周波数fiの中間周波増幅回路6
の中心周波数fipからのずれに応じた値を有する直
流出力として得られる。
さらに、周波数変換回路5の局部発振器10か
ら得られる発振出力Qの周波数fsが、周波数弁別
回路9からの周波数制御用信号CEの値に応じて
自動的に制御される。
ところで、周波数変換回路5には、上述したよ
うに、第2図Bに示す高周波レーダ受信波IF−
R3が供給されるが、この場合、レーダ送信機1
からの高周波レーダ送信波RF−T1が大なる振幅
の包路線を有しているため、その高周波レーダ送
信波RF−T1の一部(レーダアンテナ4が、高周
波送信波RF−T1を高周波伝送路3を介して高周
波レーダ送信波RF−T2として受ける、その高周
波レーダ送信波RF−T2の高周波伝送路3及びレ
ーダアンテナ4での反射波を含む)が、送受切換
回路2を介して、周波数変換回路5に、漏れ高周
波レーダ送信波RF−T4として供給されるのが否
めない。
従つて、周波数変換回路5には、第2図Fに示
すように、第2図Bに示す高周波レーダ受信波
RF−R3と、第2図Aに示されている高周波レー
ダ送信波RF−T1の漏れ高周波レーダ送信波RF
−T4との配列を有する高周波RF−TRが供給さ
れる。
また、このように、周波数変換回路5に上述し
た高周波RF−TRが供給されるので、周波数変
換回路5から、第2図Gに示すように、第2図C
に示す中間周波レーダ受信波IF−R1と、第2図
Fに示す高周波RF−TRの漏れ高周波レーダ送
信波RF−T4にもとずく、その周波数が中間周波
レーダ受信波IF−R1と同じ中間周波数fiに変換さ
れている漏れ中間周波レーダ送信波IF−T1との
配列を有する中間周波IF−TRIが得られ、その
中間周波IF−TRIが中間周波増幅回路6に供給
される。
また、これに応じて、中間周波増幅回路6か
ら、第2図Gに示すように、第2図Cに示す中間
周波レーダ受信波IF−R2と、漏れ中間周波レー
ダ送信波RF−T1の増幅された漏れ中間周波レー
ダ送信波IF−T2との配列を有する中間周波IF−
TR2が出力され、また、周波数弁別回路9に、
第2図Gに示すように、第2図にCに示す中間周
波レーダ受信波IF−R3と、周波数変換回路6か
らの漏れ中間周波レーダ送信波IF−T1または中
間周波増幅回路5からの漏れ中間周波レーダ送信
波IF−T2による漏れ中間周波レーダ送信波IF−
T3との配列を有する中間周波IF−TR3が供給さ
れる。
さらに、包絡線検波回路7から、第2図Hに示
すように、第2図Dに示すビデオレーダ受信波
VE−Rと、漏れ中間周波レーダ送信波IF−T2の
包絡線検波された漏れビデオレーダ送信波VE−
Tとの配列を有するビデオ波VE−TRが出力さ
れる。
また、周波数弁別回路9から出力される周波数
制御用信号CEが、第2図Gに示す中間周波IF−
TR3の中間周波レーダ受信波IF−R3及び漏れ中
間周波レーダ送信波IF−T3の周波数fiの中間周波
増幅回路6の中心周波数fipからのずれに応じた値
を有する直流出力として得られる。
さらに、周波数変換回路5の局部発振器10か
ら得られる発振出力Qの周波数fsが、周波数弁別
回路9からの上述した中間周波レーダ受信波IF
−R3及び漏れ中間周波レーダ送信波IF−T3の周
波数fiの中間周波増幅回路6の中間周波数fipから
のずれに応じた値を有する周波数制御用信号CE
の値に応じて自動的に制御される。
以上のことから、また、上述したように、包絡
線検波回路7から、第2図Hに示すように、ビデ
オレーダ受信波VE−Rと、漏れビデオレーダ送
信波VE−Tとの配列を有するビデオ波VE−TR
が出力されることから、レーダ表示装置8におい
て、物標が表示されるとともに、自己の位置が表
示される。
また、第1図で上述した従来のレーダ送受信装
置の場合、上述したように、周波数変換回路5の
局部発振器10が、周波数弁別回路9からの周波
数制御用信号CEによつて制御され、このため、
局部発振器10の発振出力Qの周波数fsが、周波
数制御用信号CEの値に応じて自動的に制御され
るので、レーダ送信機1から得られる高周波レー
ダ送信波RF−T1の周波数frが、正規の周波数frp
から変化しても、周波数変換回路5から出力され
る中間周波IF−TR1の中間周波レーダ受信波IF
−R2の周波数fiが、中間周波増幅回路6の中心周
波数fipになるように動作する。
従つて、中間周波増幅回路6から出力される中
間周波IF−TR2の中間周波レーダ受信波IF−R2
が、レーダアンテナ4に受波される高周波レーダ
受信波RF−R1の包絡線に忠実に応じた包絡線を
有して得られるように動作し、よつて、包絡線検
波回路7から出力されるビデオ波VE−TRのビ
デオレーダ受信波VE−Rが、高周波レーダ受信
波RF−R1の包絡線に忠実に応じた振幅を有して
得られるように動作する。
このため、レーダ表示装置8において、物標
を、その位置及び大きさばかりでなく、種別、形
状などをも判別できるものとして表示するように
動作する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、第1図で上述した従来のレーダ
送受信装置の場合、上述したように、周波数弁別
回路9に、中間周波レーダ受信波IF−R3と、漏
れ中間周波レーダ送信波IF−T3との配列を有す
る中間周波IF−TRが供給され、そして、その周
波数弁別回路9から得られる周波数制御用信号
CEが、中間周波レーダ受信波IF−R3及び漏れ中
間周波レーダ送信波IF−T3の周波数fiの中間周波
増幅回路6の中心周波数fipからのずれに応じた値
を有して得られる。
このため、周波数弁別回路9は、漏れ中間周波
レーダ送信波IF−T3にも応動している。
ところで、レーダ送信機1から得られる高周波
レーダ送信波RF−T1は、パルス波によつて振幅
変調されている態様を有しているが、パルス波に
よつて高周波発振器を発振させることによつて得
られるのを普通としているので、その高周波レー
ダ送信波RF−1の周波数frは、高周波レーダ送
信波RF−T1のオン区間内の頭初及び終末におい
て、乱れを生じている。このため、周波数変換回
路5に供給される漏れ高周波レーダ送信波RF−
T4の周波数frも、高周波レーダ送信波RF−T4の
オン区間内の頭初及び終末において、同様に、乱
れを生じている。
従つて、周波数変換回路5から得られる漏れ中
間周波レーダ送信波IF−T1、及び周波数弁別回
路9に供給される漏れ中間周波レーダ送信波IF
−T3の周波数fiも、それら漏れ中間周波レーダ送
信波IF−T1及びIF−T3のオン区間内の頭初及び
終末において、乱れを生じている。
また、レーダ送信機1から得られる高周波レー
ダ送信波RF−T1は、それにもとずく高周波レー
ダ送信波RF−T3をレーダアンテナ4から大なる
レベルで発射させる必要から、高いレベルを有し
ているため、周波数変換回路5に供給される漏れ
高周波レーダ受信波RF−R4は、比較的高いレベ
ルを有している。また、これに応じて、周波数変
換回路5から得られる漏れ中間周波レーダ送信波
IF−T1、及び周波数弁別回路9に供給される漏
れ中間周波レーダ送信波IF−T3も、比較的高い
レベルを有し、そして、その漏れ中間周波レーダ
送信波IF−T3のレベルは、漏れ中間周波レーダ
送信波IF−T3のオン区間の全域において、実質
的に、周波数弁別回路9の閾値レベルよりも高
い。
一方、レーダ送信機1から得られる高周波レー
ダ送信波RF−T1の周波数frが、高周波レーダ送
信波RF−T1のオン区間内の頭初及び終末におい
て、乱れを生じているので、周波数変換回路5に
供給される高周波レーダ受信波RF−R3の周波数
frも、高周波レーダ受信波RF−T3のオン区間の
頭初及び終末において、乱れを生じている。ま
た、同様に、周波数弁別回路9に供給される中間
周波レーダ受信波IF−R3の周波数fiも、中間周波
レーダ受信波IF−R3のオン区間内の頭初及び終
末において、乱れを生じている。
しかしながら、レーダアンテナ4から発射され
る高周波レーダ送信波RF−T3になるレーダアン
テナ4に供給される高周波レーダ送信波RF−T2
は、それぞれレーダアンテナ4及び高周波伝送路
3を伝送した高周波レーダ送信波であるため、そ
れら高周波レーダ送信波RF−T2及びRF−T3の
オン区間内の頭初及び終末において、他よりも格
段的に大なる減衰を受けている。また、周波数変
換回路5に供給される高周波レーダ受信波RF−
R3が、レーダアンテナ4から出力される高周波
レーダ受信波RF−R2の高周波伝送路3を伝送し
た高周波レーダ受信波であるため、その高周波レ
ーダ受信波RF−R3も、そのオン区間内の頭初及
び終末において、他よりも格段的に大きな減衰を
受けている。
従つて、周波数変換回路5に供給される高周波
レーダ受信波RF−R3は、そのオン区間内におけ
る頭初及び終末において、他よりも格段的に低い
レベルを有している。また、これに応じて、周波
数変換回路5から出力される中間周波レーダ受信
波IF−R1、及び周波数弁別回路9に供給される
中間周波レーダ受信波IF−R3も、それらのオン
区間内における頭初及び終末において、他よりも
格段的に低いレベルを有し、そして、その中間周
波レーダ受信波IF−R3のレベルは、中間周波レ
ーダ受信波IF−R3のオン区間内の頭初及び終末
以外の区間において、実質的に、周波数弁別回路
9の閾値レベルよりも高いが、頭初及び終末の区
間において、実質的に、周波数弁別回路9の閾値
レベルよりも低い。
従つて、周波数弁別回路9から得られる周波数
制御用信号CEが、漏れ中間周波レーダ送信波IF
−T3のオン区間内の頭初及び終末における乱れ
た周波数によつて影響を受けた値を有して得ら
れ、従つて、局部発振器10から得られる高周波
レーダ送信波のオン区間の頭初及び終末における
乱れた周波数によつて影響を受けた値を有して得
られる。
このため、第1図で上述した従来のレーダ送受
信装置の場合、周波数変換回路5から出力される
中間周波レーダ受信波IF−R1の周波数frが、中
間周波増幅回路6の中間周波数fipになるように動
作するとしても、その周波数frが、中間周波増幅
回路6の中心周波数fipからのずれを有して得られ
るおそれを有している。従つて、レーダ表示装置
8において、物標を、その種別、形状なども判別
できるものとして表示するように動作しても、そ
の表示が、物標の種別、形状などを正しく判別し
得るものとして得られない、というおそれを有し
ていた。
問題点を解決するための手段 よつて、本発明は、上述した欠点を有効に回避
し得る新規なレーダ送受信装置を提案せんとする
ものである。
本願第1番目の発明によるレーダ送受信装置
は、第1図で上述した従来のレーダ送受信装置の
場合と同様に、 パルス波によつて振幅変調されている態様の高
周波レーダ送信波と、上記パルス波と同期してい
るトリガパルス波とを発生するレーダ送信機と、 上記レーダ送信機に、送受切換回路と上記レー
ダ送信波を伝送する高周波伝送路とをそれらの順
に介して接続され、上記レーダ送信機からの高周
波レーダ送信波を発射し、またその物標からの反
射波を受波し、その反射波を高周波レーダ受信波
として出力するレーダアンテナと、 上記レーダアンテナに上記高周波伝送路及び上
記送受切換回路をそれらの順に介して接続され、
上記レーダアンテナからの高周波レーダ受信波を
受け、その周波数をそれに比し低い中間周波数に
変換して、中間周波レーダ受信波を出力する周波
数変換回路と、 上記周波数変換回路からの中間周波レーダ受信
波を増幅する中間周波増幅回路と、 上記中間周波増幅回路からの中間周波レーダ受
信波を包絡線検波して、ビデオレーダ受信波を出
力する包絡線検波回路と、 上記レーダ送信機からのトリガパルス波によつ
て制御され、上記包絡線検波回路からのビデオレ
ーダ受信波にもとずき、物標を表示するレーダ表
示装置と、 上記周波数変換回路または上記中間周波増幅回
路からの中間周波レーダ受信波を周波数弁別し
て、周波数制御用信号を出力する周波数弁別回路
とを有し、 上記周波数変換回路が、上記周波数弁別回路か
らの周波数制御用信号によつて制御され、上記高
周波レーダ送信波の周波数よりも上記中間周波増
幅回路の中心周波数分高いまたは低い周波数を有
する発振出力を出力する局部発振器と、上記レー
ダアンテナからの高周波レーダ受信波を上記局部
発振器からの発振出力と混合して、上記中間周波
レーダ受信波を出力する混合回路とを有する、と
いう構成を有する。
しかしながら、本願第1番目発明によるレーダ
送受信装置は、このような構成において、上記レ
ーダ送信機からのトリガパルス波にもとずき、上
記高周波レーダ送信波のオン区間においてオンす
る振幅抑圧制御用パルス波を発生する振幅抑圧制
御用パルス波発生回路を有し、そして、上記周波
数変換回路の混合回路及び上記中間周波増幅回路
の何れか一方または双方が、上記振幅抑圧制御用
パルス波発生回路からの振幅抑圧制御用パルス波
によつて、上記レーダ送信機から上記送受切換回
路を介して上記周波数変換回路に供給される上記
高周波レーダ送信波の一部でなる漏れ高周波レー
ダ送信波にもとずく、その周波数が上記中間周波
数に変換されている漏れ中間周波レーダ送信波
が、上記周波数弁別回路に供給されないか、供給
されるとしても、上記周波数弁別回路の閾値レベ
ル以下のレベルでしか供給されないように、制御
される、という構成を有する。
また、本願第2番目の発明によるレーダ送受信
装置は、本願第1番目の発明によるレーダ送受信
装置の場合と同様に、 パルス波によつて振幅変調されている態様の高
周波レーダ送信波と、上記パルス波と同期してい
るトリガパルス波とを発生するレーダ送信機と、 上記レーダ送信機に、送受切換回路と上記レー
ダ送信波を伝送する高周波伝送路とをそれらの順
に介して接続され、上記レーダ送信機からの高周
波レーダ送信波を発射し、またその物標からの反
射波を受波し、その反射波を高周波レーダ受信波
として出力するレーダアンテナと、 上記レーダアンテナに上記高周波伝送路及び上
記送受切換回路をそれらの順に介して接続され、
上記レーダアンテナからの高周波レーダ受信波を
受け、その周波数をそれに比し低い中間周波数に
変換して、中間周波レーダ受信波を出力する周波
数変換回路と、 上記周波数変換回路からの中間周波レーダ受信
波を増幅する中間周波増幅回路と、 上記中間周波増幅回路からの中間周波レーダ受
信波を包絡線検波して、ビデオレーダ受信波を出
力する包絡線検波回路と、 上記レーダ送信機からのトリガパルス波によつ
て制御され、上記包絡線検波回路からのレーダ受
信波にもとずき、物標を表示するレーダ表示装置
と、 上記周波数変換回路または上記中間周波増幅回
路からの中間周波レーダ受信波を周波数弁別し
て、周波数制御用信号を出力する周波数弁別回路
とを有し、 上記周波数変換回路が、上記周波数弁別回路か
らの周波数制御用信号によつて制御され、上記高
周波レーダ送信波の周波数よりも上記中間周波増
幅回路の中心周波数分高いまたは低い周波数を有
する発振出力を出力する局部発振器と、上記レー
ダアンテナからの高周波レーダ受信波を上記局部
発振器からの発振出力と混合して、上記中間周波
レーダ受信波を出力する混合回路とを有する、と
いう構成において、 上記レーダ送信機からのトリガパルス波にもと
ずき、上記高周波レーダ送信波のオン区間におい
てオンする振幅抑圧制御用パルス波を発生する振
幅抑圧制御用パルス波発生回路とを有する、とい
う構成を有するが、その振幅抑圧制御用パルス波
発生回路の外、 上記周波数変換回路からの中間周波レーダ受信
波を増幅し、その増幅された中間周波数レーダ受
信波を、上記周波数弁別回路が弁別する中間周波
レーダ波として出力するとを有し、そして、上記
周波数制御用中間周波増幅回路が、上記振幅抑圧
制御用パルス波発生回路からの振幅抑圧制御用パ
ルス波によつて、上記レーダ送信機から上記送受
切換回路を介して上記周波数変換回路に供給され
る上記レーダ送信波の一部でなる漏れ高周波レー
ダ送信波にもとずく、その周波数が上記中間周波
数に変換されている漏れ中間周波レーダ送信波
が、上記周波数弁別回路に供給されないか、供給
されるとしても、上記周波数弁別回路の閾値レベ
ル以下レベルでしか供給されないように、制御さ
れる、という構成を有する。
作 用 本願第1番目の発明によるレーダ送受信装置に
よれば、レーダ送信機から発生される高周波レー
ダ送信波及びレーダアンテナから発射される高周
波レーダ送信波が、第1図について第2図Aで上
述したと同様に得られ、また、レーダアンテナが
出力する高周波レーダ受信波及び周波数変換回路
が受ける高周波レーダ受信波が、第1図について
第2図Bで上述したと同様に得られ、さらに、周
波数変換回路及び中間周波増幅回路から出力され
る中間周波レーダ受信波及び周波数変換回路が周
波数弁別する中間周波レーダ受信波が、第1図に
ついて第2図Cで上述したと同様に得られ、なお
さらに、包絡線検波回路から出力されるビデオレ
ーダ受信波が、第1図について第2図Dで上述し
たと同様に得られ、また、周波数弁別回路から出
力される周波数制御用信号が第1図について上述
したと同様に得られ、さらに、周波数変換回路の
局部発振器が、第1図について上述したと同様に
周波数弁別回路からの周波数制御用信号によつて
制御される。
また、周波数変換回路に、第1図について上述
したと同様に、レーダ送信機からの高周波レーダ
送信波の一部が、漏れ高周波レーダ送信波として
供給され、従つて、周波数変換回路には、第1図
について第2図Fで上述したと同様に、レーダア
ンテナからの高周波レーダ受信波と、レーダ送信
機からの漏れ高周波レーダ送信波との配列を有す
る高周波が供給される。
しかしながら、本願第1番目の発明によるレー
ダ送受信装置によれば、周波数変換回路の混合回
路が振幅抑圧制御用パルス波発生回路からの振幅
抑圧制御用パルス波によつて制御されている場
合、上述したように周波数変換回路に漏れ高周波
レーダ送信波が供給されても、周波数変換回路か
ら、漏れ高周波レーダ送信波による、その周波数
が中間周波数に変換されている漏れ中間周波レー
ダ送信波が出力されないか、出力されるとして
も、比較的低いレベルでしか出力されず、従つ
て、中間周波増幅回路から、漏れ中間周波レーダ
送信波が出力されないか、出力されるとしても、
比較的低いレベルでしか出力されず、また、包絡
線検波回路から、漏れ中間周波レーダ送信波の包
絡線検波されたビデオレーダ送信波が出力されな
いか、出力されるとしても、比較的低いレベルで
しか出力されず、さらに、周波数弁別回路に、漏
れ中間周波レーダ送信波が供給されないか、供給
されるとしても周波数弁別回路の閾値レベル以下
のレベルでしか供給されない。
また、本願第1番目の発明によつて、中間周波
増幅回路が振幅抑圧制御用パルス波発生回路から
の振幅抑圧制御用パルス波によつて制御されてい
る場合、周波数変換回路から、漏れ高周波レーダ
送信波による、その周波数が中間周波数に変換さ
れている漏れ中間周波レーダ送信波が出力される
としても、中間周波増幅回路から、漏れ中間周波
レーダ送信波が出力されないか、出力されるとし
ても、比較的低いレベルでしか出力されず、ま
た、包絡線検波回路から、漏れ中間周波レーダ送
信波の包絡線検波されたビデオレーダ送信波が出
力されないか、出力されるとしても、比較的低い
レベルでしか出力されず、さらに、周波数弁別回
路に、漏れ中間周波レーダ送信波が供給されない
か、供給されるとしても周波数弁別回路の閾値レ
ベル以下でしか供給されない。
このため、レーダ表示装置において、物標が、
第1図で上述したと同様に表示されるが、自己の
位置が表示されないか、表示されるとしても比較
的弱くしか表示されない。
また、本願第1番目の発明によるレーダ送受信
装置の場合、周波数変換回路の局部発振器が、第
1図で上述したと同様に、周波数弁別回路からの
周波数制御用信号によつて制御され、局部発振器
の発振出力の周波数が、周波数制御用信号の値に
応じて自動的に制御されるので、レーダ送信機か
ら得られる高周波レーダ送信波の周波数が、第1
図について上述したと同様に、中間周波増幅回路
の中心周波数になるように動作する。
従つて、中間周波増幅回路から出力される中間
周波レーダ受信波が、第1図について上述したと
同様に、レーダアンテナに受波される高周波レー
ダ受信波の包絡線に忠実に応じた包絡線を有して
いるように動作し、よつて、包絡線検波回路から
出力されるビデオレーダ受信波が、第1図で上述
したと同様に、レーダアンテナに受波される高周
波レーダ受信波の包絡線に忠実に応じた振幅を有
して得られるように動作する。
このため、レーダ表示装置において、第1図で
上述したと同様に、物標を、その位置及び大きさ
ばかりでなく、種別、形状などをも判別できるも
のとして表示するように動作する。
しかしながら、本願第1番目の発明によるレー
ダ送受信装置の場合、レーダ送信機から得られる
高周波レーダ送信波の周波数が、第1図について
上述したように、レーダ送信機から得られる高周
波レーダ送信波のオン区間内の頭初及び終末にお
いて、乱れを生じていることによつて、周波数変
換回路に供給される上述した漏れ高周波レーダ送
信波の周波数も、その漏れ高周波レーダ送信波の
オン区間内の頭初及び終末において、同様に乱れ
を生じていても、上述したように、周波数弁別回
路に、漏れ高周波レーダ送信波にもとずく漏れ中
間周波レーダ送信波が供給されないか、供給され
るとしても、周波数弁別回路の閾値レベル以下の
レベルでしか供給されない。
一方、レーダ送信機から得られる高周波レーダ
送信波の周波数が、上述したように、その高周波
レーダ送信波のオン区間内の頭初及び終末におい
て、乱れを生じていることによつて、周波数変換
回路に供給される高周波レーダ受信波の周波数
が、その高周波レーダ受信波のオン区間内の頭初
及び終末において、乱れを生じていても、第1図
について上述したように、中間周波増幅回路に供
給される中間周波レーダ受信波が、そのオン区間
内における頭初及び終末において、他よりも格段
的に低いレベルを有し、また、これに応じて、周
波数弁別回路に供給される中間周波レーダ受信波
も、そのオン区間内における頭初及び終末におい
て、他よりも格段的に低いレベルを有し、そし
て、そのレベルが実質的に、周波数弁別回路の閾
値レベルよりも低い。
従つて、周波数弁別回路から得られる周波数制
御用信号が、周波数弁別回路に漏れ中間周波レー
ダ送信波が供給されるとしても、レーダ送信機か
ら得られる高周波レーダ送信波のオン区間の頭初
及び終末における乱れた周波数によつて影響を受
けていない値を有して得られる。
このため、本願第1番目の発明によるレーダ送
受信装置の場合、周波数変換回路から出力される
中間周波レーダ受信波の周波数を、中間周波増幅
回路の中心周波数からずれを有していないものと
することができる。
また、本願第2番目の発明によるレーダ送受信
装置によれば、それが、本願第1番目の発明によ
るレーダ送受信装置の構成において、その周波数
変換回路または中間周波増幅回路が振幅抑圧制御
用パルス波発生回路からの振幅抑圧制御用パルス
波によつて制御されるに代え、周波数制御用中間
周波増幅回路が、本願第1番目の発明によるレー
ダ送受信装置の場合と同様に、振幅抑圧制御用パ
ルス波発生回路からの振幅抑圧制御用パルス波に
よつて制御されていることを除いて、本願第1番
目の発明によるレーダ送受信装置と同様の構成を
有するので、本願第1番目の発明によるレーダ送
受信装置について上述したと同様の作用が得られ
る。
ただし、本願第2番目の発明によるレーダ送受
信装置の場合、中間周波増幅回路が、振幅抑圧制
御用パルス波発生回路からの振幅抑圧制御用パル
ス波によつて制御されていないので、中間周波増
幅回路から中間周波レーダ送信波が比較的高いレ
ベルで得られ、これに応じて包絡線検波回路から
ビデオレーダ送信波VE−Tが比較的高いレベル
で得られ、よつてレーダ表示装置において、第1
図で上述したと同様に、物標の表示の外、自己の
位置の表示が得られる。
本発明の効果 本願第1番目の発明及び本願第2番目の発明に
よるレーダ送受信装置によれば、上述したところ
から明らかなように、周波数変換回路から出力さ
れる中間周波レーダ受信波の周波数が、中間周波
増幅回路の中心周波数からずれを有していないも
のとして得ることができるので、レーダ表示装置
において、物標の表示を、その種別、形状などが
正しく判別できるものとして得ることができる。
本願第1番目の発明によるレーダ送受信装置の実
施例 第3図は、本願第1番目の発明によるレーダ送
受信装置の実施例を示す。
第3図において、第1図との対応部分には同一
符号を付し、詳細に説明を省略する。
第3図に示す本願第1番目の発明によるレーダ
送受信装置は、第1図で上述した従来のレーダ送
受信装置の構成において、レーダ送信機1からの
第2図Eに示すトリガパルス波TPにもとずき、
局部発振器1から得られる第2図Aに示す高周波
レーダ送信波RF−T1のオン区間、従つて、周波
数変換回路5に供給される高周波RF−TRの漏
れ高周波レーダ送信波RF−T4のオン区間におい
てオンする(時間的に、漏れ高周波レーダ送信波
RF−T4のオン区間をマスクする)第2図に示す
振幅抑圧制御用パルス波SPを発生する振幅抑圧
制御用パルス波発生回路21を有する、という構
成を有する。
この振幅抑圧制御用パルス波発生回路21は、
トリガパルス波TPによつてトリガされる単安定
マルチバイブレータで構成し得る。
しかして、(i)周波数変換回路5の混合回路11
が、実線図示のように、(ii)振幅抑圧制御用パルス
波発生回路21から得られる振幅抑圧制御用パル
ス波SPによつて、(iii)レーダ送信機1から送受切
換回路2を介して周波数変換回路5に供給される
高周波レーダ送信波RF−T1の一部でなる漏れ高
周波レーダ送信波RF−T4にもとずく、その周波
数frが中間周波数fiに変換されている漏れ中間周
波レーダ送信波IF−T1が、周波数変換回路5か
ら出力されず、従つて、中間周波増幅回路6か
ら、周波数弁別回路9に、漏れ中間周波レーダ送
信波IF−T1にもとずく漏れ中間周波レーダ送信
波IF−T3が供給されないか、供給されるとして
も、周波数弁別回路9の閾値レベル以下のレベル
でしか供給されないように、(iv)制御されるように
なされている。
または、(i)中間周波増幅回路6が、点線図示の
ように、(ii)上述した振幅抑圧制御用パルス波発生
回路21から得られる振幅抑圧制御用パルス波
SPによつて、(iii)周波数変換回路5から、上述し
たように、漏れ中間周波レーダ送信波IF−T1が
出力されることによつて、中間周波増幅回路6
に、漏れ中間周波レーダ送信波IF−T1が供給さ
れても、中間周波増幅回路6から、周波数弁別回
路9に、漏れ中間周波レーダ送信波IF−T1にも
とずく漏れ中間周波レーダ送信波IF−T3が供給
されないか、供給されるとしても周波数弁別回路
9の閾値レベル以下のレベルでしか供給されない
ように(iv)制御されるようになされている。
若しくは、周波数変換回路5の混合回路11及
び中間周波増幅回路6の双方が、上述したよう
に、振幅抑圧制御用パルス波発生回路21から得
られる振幅抑圧制御用パルス波SPによつて、制
御されるようになされている。
従つて、(i)周波数変換回路5の混合回路11及
び中間周波増幅回路6のいずれか一方または双方
が、(ii)振幅抑圧制御用パルス波発生回路21から
の振幅抑圧制御用パルス波SPによつて、(iii)レー
ダ送信機1から、送受切換回路2を介して周波数
変換回路5に供給される高周波レーダ送信波RF
−T1の一部でなる漏れ高周波レーダ送信波RF−
T4にもとずく、その周波数frが中間周波数fiに変
換されている漏れ中間周波レーダ送信波IF−T3
が、周波数弁別回路9に供給されないか、供給さ
れるとしても、周波数弁別回路9の閾値レベル以
下のレベルでしか供給されないように、(iv)制御さ
れるようになされている。
以上が、本願第1番目の発明によるレーダ送受
信装置の実施例の構成である。
このような構成を有する本願第1番目の発明に
よるレーダ送受信装置によれば、第1図で上述し
た従来のレーダ送受信装置の構成において、その
周波数変換回路6の混合回路11及び中間周波増
幅回路6のいずれか一方または双方が、振幅抑圧
制御用パルス波発生回路21からの振幅抑圧制御
用パルス波SPによつて、上述したように制御さ
れることを除いて、第1図で上述した従来のレー
ダ送受信装置と同様の構成を有する。
従つて、また、作用の欄で述べたところからも
明らかであるので、詳細説明は省略するが、第1
図で上述した従来のレーダ送受信装置の場合と同
様に、周波数変換回路5から、中間周波レーダ受
信波IF−R1が出力され、また、中間周波増幅回
路6から中間周波レーダ受信波IF−R2が出力さ
れ、さらに、包絡線検波回路7からビデオレーダ
受信波VE−Rが出力される。
しかしながら、周波数変換回路5の混合回路1
1が、振幅抑圧制御用パルス波SPによつて、上
述したように制御されている場合、周波数変換回
路5から、漏れ中間周波レーダ送信波IF−T1が
出力されないか、出力されるとしても比較的低い
レベルでしか出力されず、従つて、中間周波増幅
回路6から、漏れ中間周波レーダ送信波IF−T2
が出力されないか、出力されるとしても比較的低
いレベルでしか出力されず、また、包絡線検波回
路7から、漏れ中間周波レーダ送信波IF−T2の
包絡線検波されたビデオレーダ送信波VE−Tが
出力されないか、出力されるとしても比較的低い
レベルでしか出力されず、さらに、周波数弁別回
路9に、漏れ中間周波レーダ送信波IF−T3が供
給されないか、供給されるとしても、周波数弁別
回路9の閾値レベル以下のレベルでしか供給され
ない。
また、中間周波増幅回路6が、振幅抑圧制御用
パルス波SPによつて、上述したように制御され
ている場合、中間周波増幅回路6から、漏れ中間
周波レーダ送信波IF−T2が出力されないか、出
力されるとしても、低いレベルでしか出力され
ず、また、包絡線検波回路7から、ビデオレーダ
送信波VE−Tが出力されないか、出力されると
しても、比較的低いレベルでしか出力されず、さ
らに、周波数弁別回路9に、漏れ中間周波レーダ
送信波IF−T3が供給されないか、供給されると
しても周波数弁別回路9の閾値レベル以下のレベ
ルでしか供給されない。
このため、レーダ表示装置8において、物標が
第1図で上述した従来のレーダ送受信装置の場合
と同様に表示されるが、自己の位置が表示されな
いか、表示されるとしても比較的弱くしか表示さ
れない。
また、周波数変換回路5の局部発振器10が、
第1図で上述した従来のレーダ送受信装置の場合
と同様に、周波数弁別回路9からの周波数制御用
信号CEによつて制御されているので、周波数変
換回路5から出力される中間周波レーダ受信波
IF−R1の周波数fiが、第1図で上述した従来のレ
ーダ送受信装置の場合と同様に、中間周波増幅回
路6の中心周波数fipになるように動作し、従つ
て、中間周波増幅回路6から出力される中間周波
レーダ受信波IF−R2が、第1図で上述した従来
のレーダ送受信装置の場合と同様に、レーダアン
テナ4に受波される高周波レーダ受信波RF−R1
の包絡線に忠実に応じた包絡線を有しているよう
に動作し、よつて、包絡線検波回路7から出力さ
れるビデオレーダ受信波VE−Rが、第1図で上
述した従来のレーダ送受信装置の場合と同様に、
レーダアンテナ4に受波される高周波レーダ受信
波RF−R1の包絡線に忠実に応じた振幅を有して
得られるように動作する。
しかしながら、第3図に示す本願第1番目の発
明によるレーダ送受信装置の場合、周波数弁別回
路9に、レーダ送信機1から送受切換回路2を介
して周波数変換回路5に供給される漏れ高周波レ
ーダ送信波RF−T4にもとずく漏れ中間周波レー
ダ送信波IF−T3が供給されないか、供給される
としても、周波数弁別回路9の閾値レベル以下の
レベルでしか供給されず、一方、周波数弁別回路
9に供給される中間周波レーダ受信波IF−R3の
周波数fiが、その中間周波レーダ受信波IF−R3の
オン区間内の頭初及び終末において、乱れを生じ
ていても、第1図で上述した従来のレーダ送受信
装置の場合と同様に、周波数弁別回路9に供給さ
れる中間周波レーダ受信波IF−R3が、そのオン
区間内における頭初及び終末において、他よりも
格段的に低いレベルを有し、そして、そのレベル
が、実質的に、周波数弁別回路9の閾値レベルよ
りも低いので、周波数弁別回路9から得られる周
波数制御用信号CEが、周波数弁別回路9に漏れ
中間周波レーダ送信波IF−T3が供給されるとし
ても、レーダ送信機1から得られる高周波レーダ
送信波RF−T1のオン区間内の頭初及び終末にお
ける乱れた周波数によつて影響を受けていない値
で得られる。
このため、周波数変換回路5から出力される中
間周波レーダ受信波IF−R1の周波数fiを、中間周
波増幅回路6の周波数fipからずれを有していない
ものとすることができる。
よつて、第3図に示す本願第1番目の発明によ
るレーダ送受信装置によれば、レーダ表示装置8
において、物標の表示を、その種別、形状などが
正しく判別できるものとして得ることができる。
本願第2番目の発明によるレーダ送受信装置の実
施例 第4図は、本願第2番目の発明によるレーダ送
受信装置の実施例を示す。
第4図において、第1図との対応部分には同一
符号を付し、詳細説明を省略する。
第4図に示す本願第2番目の発明によるレーダ
送受信装置は、第1図で上述した従来のレーダ送
受信装置の構成において、第3図で上述した本願
第1番目の発明によるレーダ送受信装置の場合と
同様の、振幅抑圧制御用パルス波SPを発生する
振幅抑圧制御用パルス波発生回路21を有する
外、周波数変換回路5からの中間周波レーダ受信
波IF−R1または中間周波増幅回路6から(中間
周波増幅回路6の最終段からとは限らない)の中
間周波レーダ受信波IF−R2を増幅する周波数制
御用中間周波増幅回路22を有する。
しかして、周波数制御用中間周波増幅回路22
から出力される中間周波レーダ受信波IF−R1ま
たはIF−R2の増幅された中間周波レーダ受信波
が、第3図で上述した中間周波レーダ受信波IF
−R3として、周波数弁別回路9に供給されるよ
うになされ、そして、(i)周波数制御用中間周波増
幅回路22が、(ii)振幅抑圧制御用パルス波発生回
路21から得られる振幅抑圧制御用パルス波SP
によつて、(iii)第3図で上述した本願第1番目の発
明によるレーダ送受信装置の場合と同様に、(iv)制
御されるようになされている。
以上が、本願第2番目の発明によるレーダ送受
信装置の実施例の構成である。
このような構成を有する本願第2番目の発明に
よるレーダ送受信装置によれば、それが、第3図
で上述した本願第1番目の発明によるレーダ送受
信装置の構成において、その周波数変換回路5の
混合回路11または中間周波増幅回路6が、振幅
抑圧制御用パルス波発生回路21からの振幅抑圧
制御用パルス波SPによつて制御されるのに代え、
第3図に示す本願第1番目の発明によるレーダ送
受信装置の中間周波増幅回路6に対応している周
波数制御用中間周波増幅回路22が、第3図で上
述した本願第1番目の発明によるレーダ送受信装
置の場合と同様に、振幅抑圧制御用パルス波発生
回路21からの振幅抑圧制御用パルス波SPによ
つて制御されることを除いて、第3図で上述した
本願第1番目の発明によるレーダ送受信装置と同
様の構成を有するので、詳細説明は省略するが、
第3図に示す本願第1番目の発明によるレーダ送
受信装置について上述したと同様の作用、効果が
得られる。
ただし、第4図に示す本願第2番目の発明によ
るレーダ送受信装置の場合、周波数変換回路5の
混合回路11または中間周波増幅回路6が、振幅
抑圧制御用パルス波発生回路21からの振幅抑圧
制御用パルス波SPによつて制御されていないの
で、中間周波増幅回路6から中間周波レーダ送信
波IF−2が比較的高いレベルで得られ、これに
応じて包絡線検波回路7からビデオレーダ送信波
VE−Tが比較的高いレベルで得られ、よつて、
レーダ表示装置8において、第1図で上述した従
来のレーダ送受信装置の場合と同様に、物標の
外、自己の位置の表示が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のレーダ送受信装置を示す系統
的接続図である。第2図は、従来のレーダ送受信
装置及び本発明によるレーダ送受信装置の説明に
供する略線的波形図である。第3図は、本願第1
番目の発明によるレーダ送受信装置の実施例を示
す系統的接続図である。第4図は、本願第2番目
の発明によるレーダ送受信装置の実施例を示す系
統的接続図である。 1……レーダ送信機、2……送受切換回路、3
……高周波伝送路、4……レーダアンテナ、5…
…周波数変換回路、6……中間周波増幅回路、7
……包絡線検波回路、8……レーダ表示装置、9
……周波数弁別回路、10……周波数変換回路5
の局部発振器、11……周波数変換回路5の混合
回路、21……振幅抑圧制御用パルス波発生回
路、22……周波数制御用中間周波増幅回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パルス波によつて振幅変調されている態様の
    高周波レーダ送信波と、上記パルス波と同期して
    いるトリガパルス波とを発生するレーダ送信機
    と、 上記レーダ送信機に、送受切換回路と上記レー
    ダ送信波を伝送する高周波伝送路とをそれらの順
    に介して接続され、上記レーダ送信機からの高周
    波レーダ送信波を発射し、またその物標からの反
    射波を受波し、その反射波を高周波レーダ送信波
    として出力するレーダアンテナと、 上記レーダアンテナに上記高周波伝送路及び上
    記送受切換回路をそれらの順に介して接続され、
    上記レーダアンテナからの高周波レーダ送信波を
    受け、その周波数をそれに比し低い中間周波数に
    変換して、中間周波レーダ受信波を出力する周波
    数変換回路と、 上記周波数変換回路からの中間周波レーダ受信
    波を増幅する中間周波増幅回路と、 上記中間周波増幅回路からの中間周波レーダ受
    信波を包絡線検波して、ビデオレーダ受信波を出
    力する包絡線検波回路と、 上記レーダ送信機からのトリガパルス波によつ
    て制御され、上記包絡線検波回路からのビデオレ
    ーダ受信波にもとずき、物標を表示するレーダ表
    示装置と、 上記周波数変換回路または上記中間周波増幅回
    路からの中間周波レーダ受信波を周波数弁別し
    て、周波数制御用信号を出力する周波数弁別回路
    とを有し、 上記周波数変換回路が、上記周波数弁別回路か
    らの周波数制御用信号によつて制御され、上記高
    周波レーダ送信波の周波数よりも上記中間周波増
    幅回路の中心周波数分高いまたは低い周波数を有
    する発振出力を出力する局部発振器と、上記レー
    ダアンテナからの高周波レーダ受信波を上記局部
    発振器からの発振出力と混合して、上記中間周波
    レーダ受信波を出力する混合回路とを有するレー
    ダ送受信装置において、 上記レーダ送信機からのトリガパルス波にもと
    ずき、上記高周波レーダ送信波のオン区間におい
    てオンする振幅抑圧制御用パルス波を発生する振
    幅抑圧制御用パルス波発生回路を有し、 上記周波数変換回路の混合回路及び上記中間周
    波増幅回路の何れか一方または双方が、上記振幅
    抑圧制御用パルス波発生回路からの振幅抑圧制御
    用パルス波によつて、上記レーダ送信機から上記
    送受切換回路を介して上記周波数変換回路に供給
    される上記高周波レーダ送信波の一部でなる漏れ
    高周波レーダ送信波にもとずく、その周波数が上
    記中間周波数に変換されている漏れ中間周波レー
    ダ送信波が、上記周波数弁別回路に供給されない
    か、供給されるとしても、上記周波数弁別回路の
    閾値レベル以下のレベルでしか供給されないよう
    に、制御されることを特徴とするレーダ送受信装
    置。 2 パルス波によつて振幅変調されている態様の
    高周波レーダ送信波と、上記パルス波と同期して
    いるトリガパルス波とを発生するレーダ送信機
    と、 上記レーダ送信機に、送受切換回路と上記レー
    ダ送信波を伝送する高周波伝送路とをそれらの順
    に介して接続され、上記レーダ送信機からの高周
    波レーダ送信波を発射し、またその物標からの反
    射波を受波し、その反射波を高周波レーダ受信波
    として出力するレーダアンテナと、 上記レーダアンテナに上記高周波伝送路及び上
    記送受切換回路をそれらの順に介して接続され、
    上記レーダアンテナからの高周波レーダ受信波を
    受け、その周波数をそれに比し低い中間周波数に
    変換して、中間周波レーダ受信波を出力する周波
    数変換回路と、 上記周波数変換回路からの中間周波レーダ受信
    波を増幅する中間周波増幅回路と、 上記中間周波増幅回路からの中間周波レーダ受
    信波を包絡線検波して、ビデオレーダ受信波を出
    力する包絡線検波回路と、 上記レーダ送信機からのトリガパルス波によつ
    て制御され、上記包絡線検波回路からのレーダ受
    信波にもとずき、物標を表示するレーダ表示装置
    と、 上記周波数変換回路または上記中間周波増幅回
    路からの中間周波レーダ受信波を周波数弁別し
    て、周波数制御用信号を出力する周波数弁別回路
    とを有し、 上記周波数変換回路が、上記周波数弁別回路か
    らの周波数制御用信号によつて制御され、上記高
    周波レーダ送信波の周波数よりも上記中間周波増
    幅回路の中心周波数分高いまたは低い周波数を有
    する発振出力を出力する局部発振器と、上記レー
    ダアンテナからの高周波レーダ受信波を上記局部
    発振器からの発振出力と混合して、上記中間周波
    レーダ受信波を出力する混合回路とを有するレー
    ダ送受信装置において、 上記レーダ送信機からのトリガパルス波にもと
    ずき、上記高周波レーダ送信波のオン区間におい
    てオンする振幅抑圧制御用パルス波を発生する振
    幅抑圧制御用パルス波発生回路と、 上記周波数変換回路または上記中間周波増幅回
    路からの中間周波レーダ受信波を増幅し、その増
    幅された中間周波数レーダ受信波を、上記周波数
    弁別回路が弁別する中間周波レーダ波として出力
    する周波数制御用中間周波増幅回路とを有し、 上記周波数制御用中間周波増幅回路が、上記振
    幅抑圧制御用パルス波発生回路からの振幅抑圧制
    御用パルス波によつて、上記レーダ送信機から上
    記送受切換回路を介して上記周波数変換回路に供
    給される上記レーダ送信波の一部でなる漏れ高周
    波レーダ送信波にもとずく、その周波数が上記中
    間周波数に変換されている漏れ中間周波レーダ送
    信波が、上記周波数弁別回路に供給されないか、
    供給されるとしても、上記周波数弁別回路の閾値
    レベル以下レベルでしか供給されないように、制
    御されることを特徴とするレーダ送受信装置。
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JPS5610267A (en) * 1979-07-04 1981-02-02 Mitsubishi Electric Corp Radar

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