JPH0315114A - 難燃性防虫害ケーブル - Google Patents

難燃性防虫害ケーブル

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Publication number
JPH0315114A
JPH0315114A JP1332270A JP33227089A JPH0315114A JP H0315114 A JPH0315114 A JP H0315114A JP 1332270 A JP1332270 A JP 1332270A JP 33227089 A JP33227089 A JP 33227089A JP H0315114 A JPH0315114 A JP H0315114A
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JP
Japan
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layer
inner layer
mixture
cable
protective layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP1332270A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Nakayama
清 中山
Kenji Mochiki
望木 憲司
Shoichi Koga
古賀 昭一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0315114A publication Critical patent/JPH0315114A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、難燃性が優れているとともに、白蟻等の昆虫
による被害を有効に防止しうる難燃性防虫害ケーブルに
関する。
(従来の技術) 従来、地中に埋設する電力ケーブルの場合、般に低密度
ポリエチレン、ポリ塩化ビニルのようなプラスチックス
から成る外部保護層が白蟻等の昆虫の食害を受け、その
被害は甚大になっている。
このような食害を未然に防止するために、次のような対
策が研究されている。
第1は、電力ケーブルを布設する場所の土壌に防虫薬剤
等を予め散布する方法である。第2の方法は、外部保護
層それ自体に防虫薬剤を混和しておいたり、または外部
保護層の表面に防虫薬剤を塗布したりする方法である。
第3の方法は、外部保護層をプラスチックスからアルミ
ニウム,鉛,ステンレス鋼のような金属シースに代える
という方法である。そして、第4の方法としては、外部
保護層をナイロン、ポリブチレンテレフタレート、高密
度ポリエチレン等のような硬度の高いプラスチックスで
形成する方法である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来対策のうち、第1と第2の
方法は、使用する防虫薬剤の薬効が3〜4年と短期間し
か続かず、電力ケーブルのように更に長期間地中に埋設
しておくような場合には、不満足である。
また、第3の方法の場合は、外部保護層が昆虫の食害を
受けるという問題は解消されるが、しかしこれら保護層
の原料費や加工費は高価であるため経済的とはいえず、
しかも可撓性が劣悪であるため実用性の点で難がある。
更に第4の対策の場合は、その実用性は高く、近年、実
施されるケースが多いが、しかし、上記したプラスチッ
クスは難燃性に問題がある。そのため、これらプラスチ
ックスに難燃剤を混和した組成物で保護層を形成するこ
とが試みられている。この場合に用いられている難燃剤
としては、例えば水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウムのような金属永和酸化物;塩素系,臭素系、リン系
の難燃剤であるが、しかし、これらの添加4よいずれの
場合においても、外部保護層の機械的強度を低下させる
ことになり、ケーブル布設時に外傷を引き起すことがあ
る。
本発明は上記した問題を解消し、機械的強度は良好であ
るとともに、難燃性、防虫害性のいずれをも併有してい
る外部保護層を有する電力ケーブルの提供を目的とする
(課題を解決するための手段・作用) 上記した目的を達成するために、本発明においては、外
部保護層が、酸素指数30以上のポリ塩化ビニル混和物
またはポリオレフィン混和物から成る内層と、ポリブチ
レンテレフタレートまたはポリアミドを主体とし、酸素
指数が27以上である混和物の外層との2層構造であっ
て、前記内層の厚みは外部保護層全体の厚みに対し50
%以上95%未満であることを特徴とする難燃性防虫害
ケーブルが提供される。
本発明の電力ケーブルにおいては、その外部保護層以外
は従来ケーブルの場合と変ることはない。
本発明ケーブルにおける外部保護層は、内層とその上に
被覆形威される外層との2層構造になっている。
まず、内層は、ポリ塩化ビニル混和物またはポリオレフ
ィン混和物から成り、かつ、内層の酸素指数は30以上
に設定される。
ポリ塩化ビニル混和物またはポリオレフィン混和物とし
ては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニルーエチレン酢酸ビニ
ルグラフトコポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマ
ー、エチレン一二チルアクリレートコポリマー、超低密
度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンのようなポ
リマーに、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、
二酸化アンチモン、炭酸カルシウム、ホウ酸亜鉛、酸化
モリブデンのような無機系難燃剤;または/および、塩
素化バラフィン、リン酸トリクレジル、デカブロモジフ
ェニルエーテル、テトラブロモビスフェノールA誘導体
のような、塩素系、臭素系、リン系の有機系難燃剤を添
加して混和したものをあげることができる。
これら難燃剤の混和量は、得られた混和物の酸素指数が
30以上となるように設定される。酸素指数が30未満
の混和物はその難燃性が所望の水準に達しないからであ
る。このような難燃性を得るためには、用いる難燃剤の
種類によっても異なるが、通常、ボリマー100重量部
にたいし難燃剤はIO重量部以上混和すればよい。しか
し、あまり多量に混和すると、混和物の酸素指数は高く
なるが、しかし他方では内層の機械的強度が低下するよ
うになるので、その混和量は、ポリマー100重量部に
たいし、20〜100重量部であることが好ましい。
なお、内層をポリ塩化ビニル混和物で形威する際には、
例えば、フタル酸エステル、ポリエステル系可塑剤、リ
ン酸エステル等の公知の可塑剤や、更に、三塩基性硫酸
鉛、二塩基性ステアリン酸鉛のような鉛系安定剤、有機
スズ系安定剤等の安定剤や、ワックス等の滑剤、カーボ
ン等の着色剤、酸化防止剤、加工助剤、他の着色剤など
を混和してもよい。
この内層の上に形成される外層はポリブチレンテレフタ
レートまたはボリアミド混和物から成り、その酸素指数
は27以上とする。
外層材料として用いるポリアミドとしては、繊維形成能
を有するものであれば特に制限されるものではなく、6
−ナイロン、6,6−ナイロン、6,IO−ナイロン、
6,l2−ナイロン等の脂肪族ポリアミド;ボリ(m−
フエニレンイソフタルアミド)、6T−ナイロン等の芳
香族ボリアミド;脂環式ボリアミドを例示することがで
きる。
この混和物は、ポリブチレンテレフタレートもしくはボ
リアミド単独、またはポリエステルエラストマー、ポリ
アミドエラストマーのような熱可塑性エラストマーを配
合したボリマーに、前記した難燃剤を、得られた混和物
の酸素指数が27以上となるように混和して調製される
。酸素指数が27未満の場合は難燃性が不充分である。
しかし、難燃剤を多量に混和してその酸素指数を高める
と、反面、混和物の機械的強度が低下して布設時にこの
外層は外傷を受け易くなるので、酸素指数が27〜33
程度となるような難燃剤の混和であることが好ましい。
また、混和物は、その硬度が低すぎると、昆虫の食害を
受け易くなるので、その硬度はショアDで60以上にす
ることが好ましい。
以上のようにし゛C形成される外部保護層において、内
層の厚みは保護層全体の層厚に対し、50%〜95%未
満に設定される。それゆえ、外層の厚みは5%〜50%
未満に設定される。より好ましくは、内層;70%〜9
0%未満、外層:10%〜30%未満とする。
内層の厚みが全体の厚みに対し50%未f4(シたがっ
て外層の厚みは50%以上)である場合は、外部保護層
の難燃性が確保されず、また外層の厚みの割合が5%未
満(したがって内層の厚みが95%以上)の場合には、
ケーブルの布設時に外部保護層への外傷がつき易くなる
からである。
(作用) 本発明における外部保護層は、その内層で難燃性を確保
し、その外層で防虫害性を確保する。その結果、ケーブ
ルは難燃性と防虫害性を併有するようになる。
(発明の実施例) 実施例l〜3,比較例l〜4 断面積250gII1”の導体の上に厚み11−の架橋
ポリエチレン絶縁体を押出被覆し、更にその上に金属テ
ープを巻回して、6.6KV架橋ポリエチレンケーブル
コアを製造した。ついで、ケーブルコアの上に、第l表
で示した性状の内層、外層を順次押出被覆して外部保護
層を形成した。
得られた各電力ケーブルにつき、IEEE383で規定
する垂直トレイ燃焼試験を行ない、難燃性を調べた。ま
た、各ケーブルを長さlmに切断し、それを、イエシロ
アリ生巳地の地下30c−msに、夏季6ケ月間に亘り
埋設し、、イエシロアリによる食害の有無を観察した。
また、ケーブルを鉄パイプの上に置き、ケーブルの上に
900kg/mの荷重をのせた状態でケーブルをl. 
O m 7分の速度で鉄バイプEを通過せしめ、そのと
きの外部保護層の外傷、剥離等を目視観察した。以上の
結果を一括して第1表に示した。
(以下余白) 実施例4〜6,比較例5〜8 断面積250mm”の導体の上に厚みllnmの架橋ポ
リエチレン絶縁体を押出被覆し、更にその上に金属テー
プを巻回して、6.6KV架橋ポリエチレンケーブルコ
アを製造した。ついで、ケーブルコアの上に、第2表で
示した性状の内層、外層を順次押出被覆して外部保護層
を形成した。
得られた各電力ケーブルにつき、IEEE383で規定
する垂直トレイ燃焼試験を行ない、難燃性を調べた。ま
た、各ケーブルを長さlmに切断し、それを、イエシロ
アリ生息地の地下30cmに、夏季6ケ月間に亘り埋設
し、イエシロアリによる食害の有無を観察した。また、
ケーブルを鉄パイプの上に置き、ケーブルの上に900
kg/mの荷重をのせた状態でケーブルをlom/分の
速度で鉄パイプ上を通過せしめ、そのときの外部保護層
の外傷、剥離等を目視観察した。以上の結果を一括して
第2表に示した。
(以下余白) (発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明のケーブルは、難
燃性と防虫害性の両性能を備えているため実用的に優れ
たケーブルである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 外部保護層が、酸素指数30以上のポリ塩化ビニル混和
    物またはポリオレフィン混和物から成る内層と、ポリブ
    チレンテレフタレートまたはポリアミドを主体とし、酸
    素指数が27以上である混和物の外層との2層構造であ
    って、前記内層の厚みは外部保護層全体の厚みに対し5
    0%以上95%未満であることを特徴とする難燃性防虫
    害ケーブル。
JP1332270A 1989-03-07 1989-12-20 難燃性防虫害ケーブル Pending JPH0315114A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1332270A JPH0315114A (ja) 1989-03-07 1989-12-20 難燃性防虫害ケーブル

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-52983 1989-03-07
JP5298389 1989-03-07
JP1332270A JPH0315114A (ja) 1989-03-07 1989-12-20 難燃性防虫害ケーブル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6532356B2 (en) 2000-08-25 2003-03-11 Fujitsu Limited Guide mechanism, paper feed control method, and image-forming device
JP2010003634A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Hitachi Cable Ltd フラットケーブル
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