JPH0315065B2 - - Google Patents

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JPH0315065B2
JPH0315065B2 JP23425482A JP23425482A JPH0315065B2 JP H0315065 B2 JPH0315065 B2 JP H0315065B2 JP 23425482 A JP23425482 A JP 23425482A JP 23425482 A JP23425482 A JP 23425482A JP H0315065 B2 JPH0315065 B2 JP H0315065B2
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JP
Japan
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chamber
pressure
passage
valve body
valve
Prior art date
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Application number
JP23425482A
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English (en)
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JPS59126176A (ja
Inventor
Shigeaki Namekata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Arimitsu Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Arimitsu Industry Co Ltd filed Critical Arimitsu Industry Co Ltd
Priority to JP23425482A priority Critical patent/JPS59126176A/ja
Publication of JPS59126176A publication Critical patent/JPS59126176A/ja
Publication of JPH0315065B2 publication Critical patent/JPH0315065B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K17/00Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
    • F16K17/02Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side
    • F16K17/04Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side spring-loaded
    • F16K17/10Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side spring-loaded with auxiliary valve for fluid operation of the main valve

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Safety Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は安全弁、詳しくは、送液通路の途中に
設けて、前記送液通路を流通する液体の圧力を所
望の圧力に調整することができ、しかも、前記送
液通路内の液体圧が調整圧以上の過負荷となつ
て、調整弁体を開動作させるとき、該調整弁体を
前記調整圧力より低い圧力で維持できるようにし
た安全弁に関する。
(従来の技術) 一般に、安全弁は、圧力調整手段によつて弁体
の弁座面への圧着力を、所望の圧力に設定し、前
記送液通路の出口近くに設けられた仕切弁などが
閉塞されて該送液通路内が過負荷となつたとき、
前記弁体が開いて前記送液通路内を流れる流体の
全てを排出又はアンロードさせるように構成され
ているが、前記弁体の作動時、チヤタリングが発
生する問題があつた。
このチヤタリングは、送液通路の出口近くに設
けられた仕切弁などが閉塞されて前記送液通路内
が過負荷とないて前記弁体が開くとき、前記送液
通路内の液体圧による前記弁体の開動作と、圧力
調整手段による前記弁体の弁座面への圧着力との
関係で、前記弁体が上下に振動することにより発
生するのである。
そこで従来、前記チヤタリングをなくするもの
として、例えば特開昭49−89224号公報に示され
ているように、弁体と弁座との間の液体通路内
に、圧力制御室を設け、この制御室の圧力を絞り
手段により設定して、過負荷による前記弁体の開
放時、該弁体の開動作状態を維持するごとく構成
したものが提案されている。
所が、この従来の安全弁は、過負荷による前記
弁体の開放時、該弁体の開動作状態は維持される
が、前記弁体を開動作させるときの圧力は低圧と
なるため、負荷が一定の場合、つまりノズル口径
が一定の場合には、送液通路内の液体圧、つま
り、前記ノズルからの噴射圧の調整は行えなかつ
たのである。
所で従来、圧力調整のできる安全弁として、第
5図に示すように、流入口(a)と流出口(b)及び余液
口(c)とを備えた弁本体(d)に、前記流入口(a)に連通
する第1室(e)と、前記流出口(b)に連通する第2室
(f)とを設けて、前記第1室(e)と第2室(f)とを連絡
する通路に、前記流入口(a)から流出口(b)への流れ
を許す逆止弁体(g)を設けると共に、前記第1室(e)
と余液口(c)とを連絡する通路に、圧力調整手段(h)
により調整される調整弁体(i)と、前記逆止弁体(g)
の閉方向への作動時、前記調整弁体(i)を開動作さ
せる開動作手段(j)とを設けて、前記圧力調整手段
(h)の操作により前記調整弁体(i)が閉動作するとき
の液体圧を設定し、また前記第2室(f)側通路に過
負荷が発生したとき、前記逆止弁体(g)が閉止動作
すると共に調整弁体(i)が開動作し、前記第2室(f)
側通路は、前記設定圧力に調整されると共にこの
調整弁体(i)の開動作状態は、前記逆止弁体(g)に作
用する前記第2室(f)側の液体圧により維持される
ようにしたものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) 所が、この従来構造の場合、前記第2室(f)側通
路における配管、仕切弁などの接続部とか或は前
記仕切弁の弁体部分に洩れがあつて、前記第2室
(f)側通路内の圧力が低圧となると、前記調整弁体
(i)が閉じ、この調整弁体(i)の閉作動により前記逆
止弁体(g)が開き、第1室(e)内の液体が第2室(f)内
に流れることになり、また、この液体の流れで、
第2室(f)側通路内の圧力が前記設定圧より高くな
ると、再び前記逆止弁体(g)が閉方向に作動して、
前記調整弁体(i)が開き、その調整弁体(i)の閉方向
と閉方向への作動が繰返されてチヤタリングが生
ずる問題が生ずるのである。又、前記仕切弁など
により前記送液通路の出口を閉塞している間、前
記第2室(f)側通路におけるゴムホース、仕切弁な
どに常時高圧が作用しているため、前記ゴムホー
スなどの耐久性が悪いし、又、前記仕切弁に高圧
が作用している状態で、前記仕切弁を開くことに
なるから、この仕切弁などを開くときの抵抗が非
常に大きく、大きな操作力を必要とするばかり
か、仕切弁、ノズルなどの消耗が激しい問題があ
つた。
本発明は以上の如き従来の問題点に鑑み発明し
たもので、目的は、第2室側通路の圧力が上昇し
て調整弁体が開動作するときの送液通路内圧力を
調整することができながら、第2室側通路が過負
荷状態になつたとき、前記調整弁体の開動作状態
を低圧で維持することができると共に、前記第2
室側通路内に液体漏れなどよる圧力変動があつて
も前記調整弁体の開動作状態を維持することがで
き、チヤタリングを防止できるようにする点にあ
る。
(課題を解決するための手段) しかして、本発明は、長さをもつ中空部を備え
た弁本体1の長さ方向一側に流出口1bを、他側
に余液口1cを、中間部に流入口1aを設け、前
記流入口1aと余液口1cとの間に弁座19を設
けて、該弁座19に圧力調整手段4をもつ調整弁
体5を開閉自由に支持し、この調整弁体5を介し
て前記余液口1cが開口するドレン室1dと前記
流入口1a及び流出口1bが開口する弁室1eと
を区画すると共に、前記弁室1eに、前記流出口
1b側の圧力上昇で移動する受圧作動体9を移動
自由に内装して、該受圧作動体9により前記弁室
1eを、前記流入口1aと連通する第1室2と、
流出口1bと連通する第2室3及び前記調整弁体
5の開動作時前記余液口1cと連通する第3室6
とを区画する一方、前記受圧作動体9に、前記第
1室2と第2室3とを連絡する第1通路7と第1
室2と第3室6とを連絡する第2通路10とを設
けて、前記第1通路7に、前記流入口1aから流
出口1bへの流れを許す逆止弁体8を設けると共
に、前記第3室6に、前記受圧作動体9の移動
時、前記第2通路10を閉じる開閉弁体21をも
ち、かつ、前記調整弁体5を開いて前記第3室6
を前記ドレン室1dに開放する開動作手段30を
設け、更に、前記第1室2と第3室6との間に、
前記第2通路10を側路するバイパス通路11を
設けて、該バイパス通路11に絞り手段50を設
け、かつ、前記第1室2側と第2室3側とを連通
する制御通路12を設けたものである。
(作用) 前記圧力調整手段4により、第2室3側通路の
圧力が上昇して受圧作動体9が移動するときの圧
力を調整することができるのである。そして、定
常運転時、開閉弁体21が開動作し、第2通路1
0が開放されて、第3室6の圧力は、第1室2及
び第1通路7と制御通路12とを介して第1室2
と連通する第2室3側通路の圧力となるのであ
る。又、前記第2室3側通路の圧力が、前記圧力
調整手段4で設定した圧力を越えたとき、即ち、
第2室3側通路が過負荷状態になつたとき、第2
室3の圧力上昇により前記逆止弁体8が閉じ、ま
た前記受圧作動体9が移動し、開閉弁体21によ
り第2通路10が閉鎖されると共に、開動作手段
30により調整弁体5が開動作する。前記第2通
路10の閉鎖により、第3室6は第1室2に絞り
手段50のみを介して連通され、この第3室6
と、第1室2及び制御通路12を介して連通する
第2室3との間に、前記絞り手段50で設定する
差圧が発生し、第3室6の圧力は第2室3の圧力
よりも低圧となる。この第3室6と第2室3との
圧力差により、前記受圧面9bに作用する一次側
圧力により受圧作動体9の移動状態が維持され、
前記調整弁体5の開動作状態を前記絞り手段50
で設定する圧力差で維持することができ、従つ
て、第2室3側通路における液体圧が低圧となつ
ても維持でき、前記第2室3側通路内に液体洩れ
などによる圧力変動があつても前記調整弁体5の
開動作状態を維持でき、チヤタリングを防止でき
るのである。
(実施例) 以下本発明安全弁の一実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図に示したものは、上下方向に長さをもつ
中空部を備えた弁本体1の長さ方向下側に流出口
1bを、上側に余液口1cを、中間部に流入口1
aを設け、前記流入口1aと余液口1cとの間の
中空部に弁座19を設けて、該弁座19に、圧力
調整手段4をもつ調整弁体5を開閉自由に支持
し、この調整弁体5を介して前記余液口1cが開
口するドレン室1dと、前記流入口1a及び流出
口1bが開口し、かつガイド面13,14をもつ
弁室1eとを区画すると共に、前記弁室1eに、
前記流出口1b側の圧力上昇で移動する受圧作動
体9を移動自由に内装して、該受圧作動体9によ
り前記弁室1eを、前記流入口1aと連通する第
1室2と、流出口1bと連通する第2室3及び前
記調整弁体5の開動作時前記余液口1cと連通す
る第3室6とを区画する一方、前記受圧作動体9
に、前記第1室2と第2室3とを連絡する第1通
路7と第1室2と第3室6とを連絡する第2通路
10とを設けて、前記第1通路7に、前記流入口
1aから流出口1bへの流れを許す逆止弁体8を
設けると共に、前記第3室6に、前記受圧作動体
9の移動時、前記第2通路10を閉じる開閉弁体
21をもち、かつ、前記調整弁体5を開いて前記
第3室6を前記ドレン室1dに開放する開動作手
段30を設け、更に、前記第1室2と第3室6と
の間に、前記第2通路10を側路するバイパス通
路11を設けて、該バイパス通路11に絞り手段
50を設け、かつ、前記逆止弁体8に、第1室2
側と第2室3側とを連通する制御通路12を設け
たのである。
以上の構成において、前記受圧作動体9は、前
記第2室3側通路の過負荷時、第2室3の圧力上
昇により逆止弁体8の閉鎖に伴い、該逆止弁体8
と共に移動させて、前記開閉弁体21をもつ開動
作手段30を動作させ、前記開閉弁体21により
前記第2通路10を閉鎖すると共に、前記調整弁
体5を開動作させるものであつて、前記受圧作動
体9には前記第2室3に臨む受圧面9bに前記絞
り手段50の一次側圧力を作用させ、前記第3室
6に臨む受圧面に前記一次側圧力より低い二次側
圧力を作用させて、前記絞り手段50の前後差圧
により移動状態を維持し、前記調整弁体5の開動
作状態を維持するのである。尚、前記受圧作動体
9には、シール材60,70を保持して、前記第
1室2内の液体が前記ガイド面13,14から前
記第2、第3室3,6に洩れないか又は殆ど洩れ
ない構造に形成しており、また、前記受圧作動体
9の中間部には、前記第1室2に開口する連通路
15を設けて該連通路15から前記第2、第3室
3,6に開口する前記第1、第2通路7,10を
設けると共に、前記第2室3に臨む側には、前記
逆止弁体8を保持する保持部16を設け、この保
持部16に前記逆止弁体8を移動自由に設け、こ
の逆止弁体8をスプリング17により常時閉方向
に付勢するのである。
又、前記逆止弁体8は、その外周に、環状凹溝
8aと該環状凹溝8aを一端面に開放する複数の
溝8bとを設けると共に、中央部には前記第1通
路7と連通する制御通路12を設けると共に、前
記環状凹溝8a部と前記保持部16との間に第3
受圧部8cをもつ抑制室18を設けたもので、前
記逆止弁体8が開くとき、前記第1室2の液体
は、前記第1通路7から溝8b及び抑制室18を
経て逆止弁体8と保持部16との間の隙間(d)から
第2室3に供給されるものであつて、前記第3受
圧部8c及び前記一端面に作用する第1室2側の
液体圧により前記逆止弁体8はスプリング17に
抗して開状態が維持される。又、前記逆止弁体8
に設ける前記制御通路12は、前記第1通路7よ
り小径の細孔により形成するのである。
又、前記第3室6に設ける開閉弁体21は、前
記受圧作動体9と前記弁座19との間に移動自由
に設けて、定常運転時、前記第2通路10を開放
し、前記調整弁体5により前記第3室6をドレン
室1dに対し閉鎖して前記第3室6の圧力を、第
1室2と第1通路7及び制御通路12を介して第
1室2と連通する第2室3側通路との圧力と同圧
にするのであり、また、前記調整弁体5が開動作
するときの第1室2及び第2室3の圧力は、前記
圧力調整手段4で設定するのであつて、前記第2
室3側通路に過負荷が生じたときには、前記開閉
弁体21を閉動作して前記第2通路10を閉鎖
し、前記第3室6を第1室2及び制御通路12を
介して第1室2と連通する第2室3に絞り手段5
0のみを介して連通させるものである。
又、前記開動作手段30は、前記受圧作動体9
が移動したときの作動力により移動して前記調整
弁体5を、前記圧力調整手段4のばね41に抗し
て開動作させるものであつて、ピン31から成
り、このピン31と前記開閉弁体21とを一体に
形成して、前記ピン31を前記弁座19の下面に
突設した筒状保持部に保持している。
又、前記絞り手段50は、前記調整弁体5の開
動作時前記第3室6を、前記第1室2及び制御通
路12を介して連通する第2室3の圧力よりも低
圧とし、この第3室6と第2室3との間に圧力差
を形成し、この圧力差により、前記第2室3側通
路内に液体洩れなどによる圧力変動があつても前
記受圧作動体9の移動状態を維持させるものであ
つて、図面では、通路50aをもつ絞り弁体51
を用い、この絞り弁体51を、前記バイパス通路
11に設ける弁室に移動自由に設けて、スプリン
グ52により閉方向に付勢するのであつて、前記
開閉弁体21による前記第2通路10の閉鎖時、
前記第1室2の液体を、バイパス通路11から絞
り弁体51を経て第3室6に供給する如く成すの
である。尚、前記絞り弁体51を受止める弁座5
3は、前記弁本体1に固定するか、又は、一体に
形成してもよいが、図示した如く移動可能とし、
調整具54の操作により移動させて、絞り手段に
よる設定圧を調整できるように成すのが好まし
い。
又、前記圧力調整手段4は、前記第2室3側通
路の圧力が上昇して受圧作動体9が移動するとき
の圧力を設定するものであつて、前記ばね41と
調整ねじ42とを備えている。
以上の如く構成した安全弁は、例えばポンプの
吐出口とノズルなどに設けられた仕切弁とを連絡
する送液通路、即ち、前記第2室3側通路の途中
に接続して、従来と同様、圧力調整手段4によ
り、前記第2室3側通路の圧力が上昇して受圧作
動体9が移動するときの圧力が例えば80Kgf/cm2
となるように設定するのである。そして、前記ポ
ンプから流入口1aを経て第1室2に供給される
液体圧により逆止弁体8を開動作させて、前記第
1室2の液体を第1通路7から前記第2室3側通
路に供給するのである。この場合、第1室2の液
体圧により開閉弁体21が開動作し、第2通路1
0が開放されて、前記第3室6の圧力が、第1室
2と第1通路7及び制御通路12を介して連通す
る第2室3側通路の圧力となつている。
しかして、前記仕切弁が開放されて、高圧液体
が前記ノズルから噴射されている状態で、前記仕
切弁が閉鎖され、第2室3側通路の流れが止まつ
て前記第2室3側通路内が過負荷になると、この
過負荷により上昇した液体圧が受圧作動体9の受
圧面9b及び逆止弁体8の背面に作用し、該逆止
弁体8が閉動作すると共に受圧作動体9が第3室
6方向に移動し、前記逆止弁体8により第1通路
7が閉じられ、また前記受圧作動体9の移動によ
り前記開閉弁体21が第2通路10を閉鎖すると
共に、開動作手段30のピン31により調整弁体
5が開動作し、第3室6がドレン室1dに開放さ
れる。そして、前記第2通路10の閉鎖により、
第3室6は、バイパス通路11及び絞り手段50
を介して第1室2と連通し、この第1室2の液体
はバイパス通路11から絞り手段50の絞り孔5
0aを経て第3室6に供給され、調整弁体5と弁
座19との間の通路からドレン室1dを経て余液
口1cからアンロードされるのであり、また、前
記絞り手段50により前記第3室6の圧力が、前
記第1室2と制御通路12を介して連通する第2
室3の圧力よりも低圧となり、第3室6と第2室
3との間に圧力差が発生して、第2室3及び第1
室2は、例えば10Kgf/cm2の低圧になるのであ
る。そして、前記絞り手段50により第3室6と
第2室3との圧力差により、前記第2室3側通路
内に液体洩れなどによる圧力変動があつても、前
記受圧作動体9の移動状態を維持させることがで
き、前記調整弁体5の開動作状態を低圧で維持で
きるものである。
次に、前記第2室3側通路の仕切弁が開放され
ると、第2室3側通路内の液体が前記仕切弁部分
から外部に排出されて、第2室3及び第1室2が
10Kgf/cm2よりも低圧となり、受圧作動体9の押
上力が圧力調整手段4におけるばね41の付勢力
よりも小さくなつて、前記受圧作動体9は、前記
ばね41の力で第2室3方向に作動し、調整弁体
5の開動作状態は解消され、該調整弁体5は弁座
19と衝合する。
そして、ポンプから第1室2に供給される液体
により逆止弁体8がスプリング17の力に抗して
開方向に作動し、第1通路7を経て第2室3側通
路に液体が供給される。
尚、以上説明した実施例では、制御通路12を
逆止弁体8に設けたが、その他、前記弁本体1又
は受圧作動体9或は弁本体1と該弁本体1に取付
ける配管などの部材とに設けてもよいのであつ
て、要は過負荷による第2室3側通路内の高圧を
第1室2側に逃がすことができるようになつてお
ればよい。
又、前記逆止弁体8は、第4図の如く受圧作動
体9と一体に形成してもよいのである。斯く構成
した場合、スプリング17の荷重は、受圧面9b
に対してごく小さな圧力を与える程度でよい。
又、絞り手段50として、絞り弁体51を用い
たが、その他絞り孔をもつオリフイス板を用いて
もよいし、又、単なる絞り孔を前記バイパス通路
11に設けるだけでもよい。
又、前記バイパス通路11は、弁本体1自体に
設けたが、その他弁本体1と該弁体1に取付ける
部材とに設けてもよい。
又、開閉弁体21は、開動作手段30のピン3
1と一体に形成する他、別個に形成してもよい。
又、前記開動作手段30は、前記調整弁体5と
一体に形成してもよい。
又、実施例では、受圧作動体9の第1、第2及
び第3室2,3,6のそれぞれの境界部にシール
材60,70を設けているが、前記境界部の少量
の洩れは許される構造のため、前記シール材6
0,70は特に必要とせず、小さな隙間があつて
もよい。
(発明の効果) 以上の如く本発明は、長さをもつ中空部を備え
た弁本体1の長さ方向一側に流出口1bを、他側
に余液口1cを、中間部に流入口1aを設け、前
記流入口1aと余液口1cとの間に弁座19を設
けて、該弁座19に圧力調整手段4をもつ調整弁
体5を開閉自由に支持し、この調整弁体5を介し
て前記余液口1cが開口するドレン室1dと前記
流入口1a及び流出口1bが開口する弁室1eと
を区画すると共に、前記弁室1eに、前記流出口
1b側の圧力上昇で移動する受圧作動体9を移動
自由に内装して、該受圧作動体9により前記弁室
1eを、前記流入口1aと連通する第1室2と、
流出口1bと連通する第2室3及び前記調整弁体
5の開動作時前記余液口1cと連通する第3室6
とを区画する一方、前記受圧作動体9に、前記第
1室2と第2室3とを連絡する第1通路7と第1
室2と第3室6とを連絡する第2通路10とを設
けて、前記第1通路7に、前記流入口1aから流
出口1bへの流れを許す逆止弁体8を設けると共
に、前記第3室6に、前記受圧作動体9の移動
時、前記第2通路10を閉じる開閉弁体21をも
ち、かつ、前記調整弁体5を開いて前記第3室6
を前記ドレン室1dに開放する開動作手段30を
設け、更に、前記第1室2と第3室6との間に、
前記第2通路10を側路するバイパス通路11を
設けて、該バイパス通路11に絞り手段50を設
け、かつ、前記第1室2側と第2室3側とを連通
する制御通路12を設けたから、前記圧力調整手
段4により、第2室3側通路の圧力が上昇して受
圧作動体9が移動するときの送液通路内圧力を調
整することができながら、第2室3側通路が過負
荷状態になつたとき、前記受圧作動体9を移動さ
せ、開閉弁体21により第2通路10を閉鎖する
と共に開動作手段30により調整弁体5を開動作
させて、第3室6を、絞り手段50を介して第1
室2に連通し、該第3室6と第2室3との間に、
前記絞り手段50で設定する差圧を発生させて、
この圧力差により、前記受圧作動体9の移動状態
を維持でき、従つて、前記調整弁体5の開動作状
態を低圧で維持することができる。この結果、前
記第3室6と第2室3との圧力差により、第2室
3側通路内に液体漏れなどによる圧力変動があつ
ても前記受圧作動体9の移動状態を維持でき、チ
ヤタリングを防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明安全弁の一実施例を示す縦断正
面図、第2図は逆止弁体が開いたときにおける部
分断面図、第3図は過負荷により調整弁体が開動
作したときにおける部分断面図、第4図は別の実
施例を示す部分断面、第5図は従来例を示す断面
図である。 1……弁本体、1a……流入口、1b……流出
口、1c……余液口、1d……ドレン室、1e…
…弁室、2……第1室、3……第2室、4……圧
力調整手段、5……調整弁体、6……第3室、7
……第1通路、8……逆止弁体、9……受圧作動
体、10……第2通路、11……バイパス通路、
12……制御通路、21……開閉弁体、30……
開動作手段、50……絞り手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 長さをもつ中空部を備えた弁本体1の長さ方
    向一側に流出口1bを、他側に余液口1cを、中
    間部に流入口1aを設け、前記流入口1aと余液
    口1cとの間に弁座19を設けて、該弁座19に
    圧力調整手段4をもつ調整弁体5を開閉自由に支
    持し、この調整弁体5を介して前記余液口1cが
    開口するドレン室1dと前記流入口1a及び流出
    口1bが開口する弁室1eとを区画すると共に、
    前記弁室1eに、前記流出口1b側の圧力上昇で
    移動する受圧作動体9を移動自由に内装して、該
    受圧作動体9により前記弁室1eを、前記流入口
    1aと連通する第1室2と、流出口1bと連通す
    る第2室3及び前記調整弁体5の開動作時前記余
    液口1cと通路する第3室6とを区画する一方、
    前記受圧作動体9に、前記第1室2と第2室3と
    を連絡する第1通路7と第1室2と第3室6とを
    連絡する第2通路10とを設けて、前記第1通路
    7に、前記流入口1aから流出口1bへの流れを
    許す逆止弁体8を設けると共に、前記第3室6
    に、前記受圧作動体9の移動時、前記第2通路1
    0を閉じる開閉弁体21をもち、かつ、前記調整
    弁体5を開いて前記第3室6を前記ドレン室1d
    に開放する開動作手段30を設け、更に、前記第
    1室2と第3室6との間に、前記第2通路10を
    側路するバイパス通路11を設けて、該バイパス
    通路11に絞り手段50を設け、かつ、前記第1
    室2側と第2室3側とを連通する制御通路12を
    設けたことを特徴とする安全弁。
JP23425482A 1982-12-28 1982-12-28 安全弁 Granted JPS59126176A (ja)

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