JPH0315063Y2 - - Google Patents

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JPH0315063Y2
JPH0315063Y2 JP1983202267U JP20226783U JPH0315063Y2 JP H0315063 Y2 JPH0315063 Y2 JP H0315063Y2 JP 1983202267 U JP1983202267 U JP 1983202267U JP 20226783 U JP20226783 U JP 20226783U JP H0315063 Y2 JPH0315063 Y2 JP H0315063Y2
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JP
Japan
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moisture
back sheet
diaper
metal layer
water
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JP1983202267U
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JPS60113018U (ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は水分の吸着を感知することが可能な使
い捨ておむつに関し、特には幼児又は寝たきり老
人等が用便をした場合に第三者が直ちに感知して
取り替えをすることができる使い捨ておむつに関
するものである。
従来技術 近年老齢化社会が進行し、又近年医学の進歩に
よつて長寿者が増加する一方で、所謂「寝たきり
老人」が増える傾向にある。老人病院においては
その3割以上が前記「寝たきり老人」によつて占
められているともいわれ、これらの患者の看護に
あたつては、尿、便の処理が大きな問題であり、
この尿、便のうち尿だけでも簡単に処理できれば
患者及び看護人の負担軽減につながるものと考え
られる。
従来より一般的な尿の処理方法は、おむつを中
心とした装具による自然排尿後の処置と、バルー
ン・カテーテル等による留置カテーテルの装用に
よる持続的な排尿の処置とに大別される。上記装
具による処置にして更に述べると、患者、老人又
は幼児が、いつ用便を行なつたか不明であるので
看護人は時間を区切つて多数の患者のおむつを一
斉に取り替える等の処置を行なつているのが現状
である。しかしながら、このような処置を行なつ
た場合、患者によつては可成長時間、用便をした
ままの状態が継続することになり、不快感をもた
らすとともに、おむつかぶれ、冷え、床ずれ等の
苦痛を与える結果となつている。
そこで、上記に対処するために、排泄物中に含
まれる水分を利用して感知する手段として、おむ
つの中に電線等電気良導体を設置し、その電気伝
導度の変化を感知して外部に警報信号を発する試
みもなされている。例えば特開昭55−37930号に
おては繰り返して使用する輪形の布製おむつの中
の導電性を薄板を取付けた軟質のプラスチツクの
基板を設置し、排泄物中に含まれる水分を利用し
てその電気伝導度の変化を感知するようにしてい
る。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、前記のようなおむつにはベツト
上で人体の移動とか、おむつの取扱い時の屈曲に
起因する断線事故が発生しやすい難点があり、正
確な動作を行なうことができなくなる欠点があつ
た。更に、おむつの中に設置する電線又は導電性
部材はおむつの製造過程中には所望する位置に設
置しにくい外、仮に設置できたとしても梱包時や
運送時の振動等によつて位置ずれを発生する欠点
があつた。また、前記特開昭55−37930号は輪形
の布製おむつの内部に別体のプラスチツク基板を
挿入するものであり、布製おむつのみを対象と
し、水分透過性の表面シートと水分不透過性の裏
面シートと前記両シートの間に位置する吸水層と
を具備する使い捨ておむつに適用することができ
ない。更に、別体のプラスチツク基板が軟質の物
であつても違和感を与えることは歪めないし、使
用の都度挿入作業を、又使用後は取り外し作業を
行う必要がある等の欠点を有する。
そこで、本考案は上記の如き従来のおむつが有
している問題点を解消して、使い捨ておむつそれ
自体が電気伝導度の変化を安定して感知する構成
を有し、しかも断線等の故障が発生しない使い捨
ておむつを得るものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するために、水分透
過性の表面シートと、水分不透過性の裏面シート
と、前記両シートの間に位置する吸水層とを少な
くとも具備した使い捨ておむつ構造において、前
記吸水層面した水分不透過性の裏面シート上に、
長手方向に沿つて一定の間隔を保持するとともに
一方側の端部まで達するように伸びて前記吸水層
内へ水分吸着に対応して電気伝導度が変化する2
列の薄膜状の金属層をラミネート処理又は蒸着手
段によつて付着形成したことを特微とする水分を
感知可能な使い捨ておむつによる解決手段を提供
するものである。
作 用 上記手段にかかる本考案によれば、使い捨てお
むつそれ自体に水分吸着に対応して電気伝導度が
変化する構成を付与することができ、使用者が用
便とした場合に第三者が感知して、新しいおむつ
に取り替えることができて、衛生上からも好まし
い使用状態とすることができる。しかも金属層は
吸水層に面した水分不透過性の裏面シート上にラ
ミネート又は蒸着によつて付着形成してあるの
で、付着力が強力であつて、装着時の屈曲又は人
体の移動によつて若しくは梱包や運送時にも断線
することがなく、確実な動作態様が得られるとと
もに、裏面シート上に直接薄膜状に付着形成され
ているため、使い捨ておむつと一体となつて屈曲
して、使用者に全く違和感を与えることがない。
さらに金属層は裏面シート上にラミネート処理又
は蒸着手段によつて付着形成されるため製作時の
全操作を自動化することができ、しかも裏面シー
ト上の希望する位置に正しく付着形成することが
できる。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に参照しつつ説明
する。
第1図は本考案に係る水分を感知可能な使い捨
ておむつの一実施例を示す平面図、第2図は第1
図の−線断図である。図中1は水分透過性の
表面シート、2は吸水層、3は水分不透過性の裏
面シートである。表面シート1は目付量が10〜
30g/m2のレーヨン、ポリプロピレン、ポリエス
テル繊維などの不織布であり、吸水層2は綿状パ
イプとテイツシユペーパー等からなる構造体又は
超吸水性ポリマーであり、裏面シート3はポリエ
チレン、ポリエステル等の厚さ15〜40μmの水分
不透過性のプラスチツクフイルムである。また、
水分不透過性の裏面シート3には通気性をもたせ
るための微細な孔を穿設したプラスチツクフイル
ムを採用することもできる。
一方、前記吸水層2に面した裏面シート3上に
金属層4が付着形成されている。金属層4はアル
ミニウム、亜鉛、銅、錫などの素材をラミネート
又は蒸着によつて裏面シート3上に薄膜状に付着
させたものであつて、第2図の−線断面図で
ある第3図に示したように、裏面シート3上に、
長手方向に沿つて一定の間隔を保持するとともに
一方側の端部まで達するように伸びて2列形成さ
れている。尚5は粘着テープを示しており、おむ
つ装着時に便ならしめるようになつている。
前記金属層4は吸水層2内に水分が侵入した際
に、水分吸着に対応して電気伝導度が変化するよ
うに動作するものであつて、金属層4の幅寸法は
1mm以上で20mm以下好ましく、各金属層4の間隔
は1mm以上で30mm以下が好ましい。更に金属層4
の設置場所は、おむつの長手方向で、かつ、中央
部又はその近辺に配置し、おむつの全長に対して
少なくとも30%以上の長さを保有することが望ま
しい。また、金属層4を裏面シート3上にラミネ
ートする場合は、厚さが2μm〜20μmの金属箔を
用いるのが良く、蒸着法を用いて形成する場合は
1×10-2TOrr以上での高真空下で真空蒸着させ
ることが望ましい。
上記の本考案によれば、吸水層に面した裏面シ
ート3上に、吸水層2に吸着した水分に対応して
電気伝導度が変化する薄膜状の金属層4を設けて
あり、かつ、この金属層4は裏面シート3の端部
にまで達するように形成されているので、おむつ
の装着時においても容易にリード線の導出が可能
である。よつて、外部に配設した公知の検知器を
用いて金属層4の電気伝導度の変化を電気的に検
知することによつて、患者の排尿状態を直ちに確
認することができる。
第4図は上記検知器の概念を示す回路図の一例
であつて、金属層4は水分によつて抵抗値が変化
する可変抵抗器と考えることができるから、可変
抵抗器の抵抗値が下がつた時、即ち水分を感知し
た時にバツテリBの電圧がトランジスタTrのベ
ースに流れ、該トランジスタTrが導通してバツ
テリB′の電流が警報ランプRを点灯させるよう
に動作する。警報ランプRに代えて警報ブザーを
用いても良い。
なお、前記金属層4をラミネート又は蒸着法に
基づいて裏面シート3上に薄膜状に付着形成した
ものを耐折強さ試験JIS−P8115によつて1000回
の折曲試験を行なつた結果、金属層4の切断又は
剥離現象が全く発生せず、断線に危険性はほとん
どないことが判明した。
考案の効果 以上詳細に説明した本考案によれば、使い捨て
おむつそれ自体に水分吸水着に対応して電気伝導
度が変化する構成を付与することができ、使用者
が用便をした場合に第三者が直ちにこれを感知し
て、新しいおむつに取り替えることができて、衛
生上からも好ましい使用状態とすることができ
る。しかも金属層は吸水層に面した水分不透過性
の裏面シート上にラミネート又は蒸着によつて薄
膜状に付着形成してあるので、付着力が強力であ
つて、装着時の屈曲又は人体の移動によつて若し
くは梱包や運送時にも断線することがなく、確実
な動作態様が得らるとともに、裏面シート上に直
接薄膜状に付着形成されているため、使い捨てお
むつと一体となつて屈曲して、使用者に全く違和
感を与えることがない。さらに金属層は裏面シー
ト上にラミネート処理又は蒸着手段によつて付着
形成されるため製作時に余分な工数を必要としな
い上製作時の全操作を自動化することができ、し
かも裏面シート上の希望する位置に正しく付着形
成することができる。
そのため、患者、老人、幼児等が多数収容され
た病院等において本考案に係る使い捨ておむつを
用いた場合、個人別に警報器を作動させる構成に
しておくことによつて、用便を行なつた患者名が
直ちにナースセンターに伝えられ、当然患者のお
むつを取替えることができるので、患者に不快感
を与えることもなく、衛生上からも好ましい使用
状態を実現できて、しかも使用後は焼却処理が可
能であり、使い捨ておむつとして極めて有効に用
いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る使い捨ておむつの一実施
例を示す平面図、第2図は第1図の−線に沿
う断面図、第3図は第2図の−線に沿う断面
図、第4図は水分の検知状態を示す概略回路図で
ある。 1……表面シート、2……吸水層、3……裏面
シート、4……金属層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水分透過性の表面シートと、水分不透過性の裏
    面シートと、前記両シートの間に位置する吸水層
    とを少なくとも具備した使い捨ておむつ構造にお
    いて、 前記吸水層に面した水分不透過性の裏面シート
    上に、長手方向に沿つて一定の間隔を保持すると
    ともに一方側の端部まで達するように伸びて前記
    吸水層内への水分吸着に対応して電気伝導度が変
    化する2列の薄膜状の金属層をラミネート処理又
    は蒸着手段によつて付着形成したことを特微とす
    る水分を感知可能な使い捨ておむつ。
JP20226783U 1983-12-30 1983-12-30 水分を感知可能な使い捨ておむつ Granted JPS60113018U (ja)

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JP20226783U JPS60113018U (ja) 1983-12-30 1983-12-30 水分を感知可能な使い捨ておむつ

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JPS60113018U JPS60113018U (ja) 1985-07-31
JPH0315063Y2 true JPH0315063Y2 (ja) 1991-04-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5972488B1 (ja) * 2015-06-11 2016-08-17 三嶋電子株式会社 尿漏れ検知システム

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