JPH0314888Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0314888Y2 JPH0314888Y2 JP14469985U JP14469985U JPH0314888Y2 JP H0314888 Y2 JPH0314888 Y2 JP H0314888Y2 JP 14469985 U JP14469985 U JP 14469985U JP 14469985 U JP14469985 U JP 14469985U JP H0314888 Y2 JPH0314888 Y2 JP H0314888Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- ventilation opening
- cubicle
- tongue
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 19
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 4
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 239000003463 adsorbent Substances 0.000 description 1
- ZPUCINDJVBIVPJ-LJISPDSOSA-N cocaine Chemical compound O([C@H]1C[C@@H]2CC[C@@H](N2C)[C@H]1C(=O)OC)C(=O)C1=CC=CC=C1 ZPUCINDJVBIVPJ-LJISPDSOSA-N 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 239000011491 glass wool Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 1
- 239000003208 petroleum Substances 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Patch Boards (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は電気制御ボツクス、例えばキユービク
ル内への主に吹雪等による雪の吹込みを防止する
構造に関するものである。 (従来の技術) 従来、電気制御ボツクス、例えばキユービクル
は第1図に示すようにキユービクル本体1におい
て屋根体2と開閉用扉体3の取付面の間に通気開
口部4をを設け、屋根体12のひさし部を折曲形
成して本体との〓間5により雨水等の浸入を防止
していた。然しながら寒冷地では冬期吹雪等によ
り〓間5より雪がキユービクル内部に吹込み、そ
の結果高圧受電部の短絡事故或は地絡事故を引起
こすことがあつた。この事故を未然に防ぐには通
気開口部や〓間部にグラスウールを詰めるなどフ
イルタを取付けるか、もしくはキユービクル全体
をシート等で覆うか、或は雪が吹込む部分に目貼
りをしなければならなかつた。これらの方法は雪
の吹込みを防止するという点では効果を発揮する
が、効果を得るために多額の費用がかかるととも
に対策を施した後放つておくと、通気開口部を塞
いでいるため内部機器の放熱効率が著しく低下
し、夏期などに内部機器損傷を引起すこともあつ
た。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案は構造簡単にして通気性を損なうことな
く防雪効果を発揮する電気制御ボツクスを得るこ
とにある。 (問題を解決するための手段) 本考案は屋外に設置される電気制御ボツクスに
おいて、該電気制御ボツクスの屋根体と開閉用扉
体の間に通気開口部を設け、該通気開口部周辺部
に当接して前記通気開口部全体を覆うように当接
する面を開放させた箱体を形成し、該箱体の前記
開放面と対向する面を正面とすると、該正面及び
平面を板体に多数の小孔を穿けた例えばパンチン
グメタル、金網等の多孔板で形成し、両側面及び
底面を板体で形成し、箱体正面と箱体底面とで成
す箱体外側角部に、下斜方に箱体長手方向に沿つ
て長方形の板体を設けて舌部を形成し、該舌部と
前記電気制御ボツクス屋根体のひさし部との間に
間〓を形成することにある。 (実施例) 次に本考案の一実施例を第2図、第3図によつ
て説明する。 キユービクル11において屋根体12と開閉用
扉体13の取付面の間にキユービクル内部の放熱
が可能なように通気開口部14を設け、該通気開
口部14を断面逆コの字状の箱体15で覆つてあ
る。箱体15は例えば板体に多数の小孔を穿けた
多孔板、或はメツシユの小さい金網状多孔板を正
面21及び平面22に配し、底面23、左側面2
4及び右側面25は盲板となる板体で構成され、
キユービクル11の通気開口部14に当接する背
面26は開放面となつている。また、箱体15の
正面21及び底面23とで成す角部の箱体外側部
に舌部27をとけ流入抵抗を増大させ、屋根体1
2のひさし部と箱体15の舌部27の間に間〓を
設け主に雪の吹込みを減少させている。 (考案の効果) 本考案の効果を模擬吹雪を発生させる風洞装置
を使用した風洞実験結果に基づき説明する。 本風洞実験では模擬雪として活性白土を用い
た。活性白土は表面に微細な孔を有する粉体で石
油及び油脂の吸着剤として用いられ、実質比重は
2.3〜2.4、見掛け比重は0.4〜0.5、安息角は40〜
50度,粒子径は90%が1〜10μの範囲であり、雪
粒子径の1/50〜1/500に匹敵する。風洞内風速毎
秒3.2m、活性白土供給量は毎分113cm3の実験条件
で行なつたが、これらは大気風速毎秒8〜15mの
猛吹雪状態に対応している。 電気制御ボツクス模型は原寸の1/15とし、キユ
ービクルを用い、風洞測定部に設定し従来品及び
本考案品に対し正面及び45゜の方向から風洞実験
を1時間行なつた。キユービクル内への活性白土
吹込み量は、実験前後のキユービクル重量の差よ
り求めその測定には精密天秤を用いた。
ル内への主に吹雪等による雪の吹込みを防止する
構造に関するものである。 (従来の技術) 従来、電気制御ボツクス、例えばキユービクル
は第1図に示すようにキユービクル本体1におい
て屋根体2と開閉用扉体3の取付面の間に通気開
口部4をを設け、屋根体12のひさし部を折曲形
成して本体との〓間5により雨水等の浸入を防止
していた。然しながら寒冷地では冬期吹雪等によ
り〓間5より雪がキユービクル内部に吹込み、そ
の結果高圧受電部の短絡事故或は地絡事故を引起
こすことがあつた。この事故を未然に防ぐには通
気開口部や〓間部にグラスウールを詰めるなどフ
イルタを取付けるか、もしくはキユービクル全体
をシート等で覆うか、或は雪が吹込む部分に目貼
りをしなければならなかつた。これらの方法は雪
の吹込みを防止するという点では効果を発揮する
が、効果を得るために多額の費用がかかるととも
に対策を施した後放つておくと、通気開口部を塞
いでいるため内部機器の放熱効率が著しく低下
し、夏期などに内部機器損傷を引起すこともあつ
た。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案は構造簡単にして通気性を損なうことな
く防雪効果を発揮する電気制御ボツクスを得るこ
とにある。 (問題を解決するための手段) 本考案は屋外に設置される電気制御ボツクスに
おいて、該電気制御ボツクスの屋根体と開閉用扉
体の間に通気開口部を設け、該通気開口部周辺部
に当接して前記通気開口部全体を覆うように当接
する面を開放させた箱体を形成し、該箱体の前記
開放面と対向する面を正面とすると、該正面及び
平面を板体に多数の小孔を穿けた例えばパンチン
グメタル、金網等の多孔板で形成し、両側面及び
底面を板体で形成し、箱体正面と箱体底面とで成
す箱体外側角部に、下斜方に箱体長手方向に沿つ
て長方形の板体を設けて舌部を形成し、該舌部と
前記電気制御ボツクス屋根体のひさし部との間に
間〓を形成することにある。 (実施例) 次に本考案の一実施例を第2図、第3図によつ
て説明する。 キユービクル11において屋根体12と開閉用
扉体13の取付面の間にキユービクル内部の放熱
が可能なように通気開口部14を設け、該通気開
口部14を断面逆コの字状の箱体15で覆つてあ
る。箱体15は例えば板体に多数の小孔を穿けた
多孔板、或はメツシユの小さい金網状多孔板を正
面21及び平面22に配し、底面23、左側面2
4及び右側面25は盲板となる板体で構成され、
キユービクル11の通気開口部14に当接する背
面26は開放面となつている。また、箱体15の
正面21及び底面23とで成す角部の箱体外側部
に舌部27をとけ流入抵抗を増大させ、屋根体1
2のひさし部と箱体15の舌部27の間に間〓を
設け主に雪の吹込みを減少させている。 (考案の効果) 本考案の効果を模擬吹雪を発生させる風洞装置
を使用した風洞実験結果に基づき説明する。 本風洞実験では模擬雪として活性白土を用い
た。活性白土は表面に微細な孔を有する粉体で石
油及び油脂の吸着剤として用いられ、実質比重は
2.3〜2.4、見掛け比重は0.4〜0.5、安息角は40〜
50度,粒子径は90%が1〜10μの範囲であり、雪
粒子径の1/50〜1/500に匹敵する。風洞内風速毎
秒3.2m、活性白土供給量は毎分113cm3の実験条件
で行なつたが、これらは大気風速毎秒8〜15mの
猛吹雪状態に対応している。 電気制御ボツクス模型は原寸の1/15とし、キユ
ービクルを用い、風洞測定部に設定し従来品及び
本考案品に対し正面及び45゜の方向から風洞実験
を1時間行なつた。キユービクル内への活性白土
吹込み量は、実験前後のキユービクル重量の差よ
り求めその測定には精密天秤を用いた。
【表】
表1よりキユービクル本体正面方向より送風し
た時には吹込み量が41.7%に減少し、本体正面と
45度の角度をなす方向から送風した時には吹込み
量が22.2%に減少した。 以上の数値で明らかなように、キユービクル本
体通気開口部を多孔板を用いた板体で形成した箱
体で覆い、箱体一角部に舌部を設けることにより
流入抵抗を増大させ、キユービクル内部に主に吹
雪等による雪の吹込みを著しく減少させる効果が
ある。 また箱体の正面及び平面を多孔板で形成するこ
とにより、通気開口部を箱体で覆つても多孔板の
小孔の総面積が通気開口部の面積に比較して同等
以上確保されているため、キユービクル内部の機
器による発熱を放熱する効果があり、従来品のよ
うに防雪対策を施したまま放置すると放熱効率が
著しく低下し、夏期などに内部機器損傷を引起す
ことは皆無である。
た時には吹込み量が41.7%に減少し、本体正面と
45度の角度をなす方向から送風した時には吹込み
量が22.2%に減少した。 以上の数値で明らかなように、キユービクル本
体通気開口部を多孔板を用いた板体で形成した箱
体で覆い、箱体一角部に舌部を設けることにより
流入抵抗を増大させ、キユービクル内部に主に吹
雪等による雪の吹込みを著しく減少させる効果が
ある。 また箱体の正面及び平面を多孔板で形成するこ
とにより、通気開口部を箱体で覆つても多孔板の
小孔の総面積が通気開口部の面積に比較して同等
以上確保されているため、キユービクル内部の機
器による発熱を放熱する効果があり、従来品のよ
うに防雪対策を施したまま放置すると放熱効率が
著しく低下し、夏期などに内部機器損傷を引起す
ことは皆無である。
第1図は従来の実施例の断面図、第2図は本考
案の一実施例の断面図、第3図は本考案の一実施
例の要部斜視図である。 1,11……キユービクル、2,12……屋根
体、3,13……扉、4,14……通気開口部、
15……通気開口部を覆う箱体、27……舌部。
案の一実施例の断面図、第3図は本考案の一実施
例の要部斜視図である。 1,11……キユービクル、2,12……屋根
体、3,13……扉、4,14……通気開口部、
15……通気開口部を覆う箱体、27……舌部。
Claims (1)
- 屋外に設置される電気制御ボツクスにおいて、
該電気制御ボツクスの屋根体と開閉用扉体の間に
通気開口部を設け、該通気開口部周辺部に当接し
て前記通気開口部全体を覆うように当接する面を
開放させた箱体を形成し、該箱体の前記開放面と
対向する面を正面とすると、該正面及び平面を板
体に多数の小孔を穿けた多孔板で形成し、両側面
及び底面を板体で形成し、箱体正面と箱体底面と
で成す箱体外側角部に、下斜方に箱体長手方向に
沿つて長方形の板体を設けて舌部を形成し、該舌
部と前記電気制御ボツクス屋根体のひさし部との
間に間〓を形成したことを特徴とする電気制御ボ
ツクス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14469985U JPH0314888Y2 (ja) | 1985-09-21 | 1985-09-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14469985U JPH0314888Y2 (ja) | 1985-09-21 | 1985-09-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6254504U JPS6254504U (ja) | 1987-04-04 |
JPH0314888Y2 true JPH0314888Y2 (ja) | 1991-04-02 |
Family
ID=31055545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14469985U Expired JPH0314888Y2 (ja) | 1985-09-21 | 1985-09-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0314888Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0742170Y2 (ja) * | 1989-06-13 | 1995-09-27 | 関西電力株式会社 | 地上設置型変圧器 |
JP2010081730A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Nitto Electric Works Ltd | 電気機器収納用箱 |
-
1985
- 1985-09-21 JP JP14469985U patent/JPH0314888Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6254504U (ja) | 1987-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0314888Y2 (ja) | ||
CN206628722U (zh) | 一种防尘防湿电力柜 | |
CN206931846U (zh) | 防潮湿电力开关柜 | |
CN210957411U (zh) | 一种变电箱用散热窗 | |
CN207340336U (zh) | 一种通信机柜 | |
CN210273279U (zh) | 一种安全型箱式变电站 | |
CN206850284U (zh) | 一种配电箱 | |
CN206698564U (zh) | 一种具有静电消除功能的控制柜 | |
CN206564420U (zh) | 一种便携式散热低压配电箱 | |
CN204514982U (zh) | 一种非金属防窃电电表箱 | |
CN106154003A (zh) | 一种非金属防窃电电表箱 | |
JP3011641U (ja) | 円形電気機器収納箱 | |
CN212906618U (zh) | 一种公交电子站牌防水防尘机构 | |
CN208923777U (zh) | 封闭式母线槽 | |
CN209298713U (zh) | 一种防护效果好的变电站 | |
CN218783407U (zh) | 一种用电供配电线路的安全配电装置 | |
CN219286902U (zh) | 一种新能源汽车充电桩用高压配电箱 | |
CN207340348U (zh) | 一种通信机柜散热窗 | |
CN208174100U (zh) | 一种多功能箱式变电站 | |
CN214688927U (zh) | 一种顶置一体式特种工程车用空调 | |
CN209844370U (zh) | 一种带有防护功能的高压电力工程电力箱 | |
CN203632066U (zh) | 户内半绝缘开关柜 | |
CN208141961U (zh) | 性能更优的组合式变压器壳体 | |
CN212875073U (zh) | 一种售电管理装置 | |
JPS605707A (ja) | 全天候形キユ−ビクル |