JPH03148210A - 育毛剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発毛の促進に卓効を有する育毛剤に関するも
のである。

〔従来の技術〕

毛髪の発育促進を目的とする育毛剤には、その有効成分
の種類に応じて極めて多くのものがある。

毛髪の発育促進に効果のある成分としてよく知られてい
るのは、センブリエキス、ＭＴＢ　（塩化カルプロニウ
ム）、女性ホルモン、ヒノキチオールなどである。また
、ビタミンＢ複合体やビタミンＥなどにも発毛促進効果
があると云われている。

センブリエキス系育毛剤は、古来より健胃剤として服用
されているセンブリ　（千振〉エキスに毛細血管拡張作
用があることを利用したもので、これを頭皮に塗布する
ことにより頭皮の血行を促進し、以て毛髪の発育を促そ
うとするものである。

ＭＴＢ系青毛剤は、電球部のエネルギー代謝を促進し、
これによって毛髪の発育を促そうとするものである； 女性ホルモン系育毛剤は、脱毛の一因が男性ホルモンの
過剰にあることに着目し、女性ホルモンの投与によって
男性ホルモンの分泌を抑制しようとするものである。

ヒノキチオール系育毛剤は、ヒノキなどの針葉樹に含ま
れる精油成分であるヒノキチオールに細胞活性作用があ
ることを利用して毛母細胞の活性を促そうとするもので
ある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の各種育毛剤は、ある程度の発毛促進効果
が認められるものの、いずれもその効果は充分とは云い
難く、また効果に個人差が大きいことから、人によって
は効果が全く認められないこともしばしばであった。

本発明者は、かかる問題点に鑑みて鋭意研究を重ね、発
毛の促進に卓効を有する成分を見出すことによって本発
明に到達したものである。

すなわち、本発明の目的は毛髪の発育促進に卓効を有す
る育毛剤を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の育毛剤は、育毛有効成分と糖類と動物性油脂と
を主成分とするものである。

本発明において好ましいとされる育毛有効成分は、セン
ブリエキスである。また以外なことに、古来より利尿剤
として服用されてきたトチュウ（杜仲）エキスに発毛促
進効果のあることが本発明者の研究によって明らかとな
った。センブリエキスやトチュウは、単独で使用しても
よいが、これらを併用することにより顕著な発毛促進効
果が得られる。その他の育毛有効成分として好ましいの
は、ビタミンＢ複合体やビタミンＥである。

糖類は、ブドウ糖、果糖などの単糖類や、蔗糖、麦芽糖
などの二糖類である。また、これらの糖を多量に含む蜂
蜜を使用してもよい。

動物性油脂は、馬、牛、豚、アザラシ、オットセイ、ト
ドなどの哺乳動物から得られる油脂であるが、特に馬油
を用いた場合に顕著な発毛促進効果が言返められた。

本発明の育毛剤は、例えばセンブリやトチュウの乾燥物
を沸騰水で煎じ、得られた抽出液に１０重量％程度の糖
類を添加した後、４０〜６０℃程度の温度で動物性油脂
を加え、充分に撹拌して乳化することにより製造するこ
とができる。その際、乳化を促進する目的で界面活性剤
を添加してもよい。また、上記育毛有効成分の他、血行
促進作用を有するビタミンＢ複合体や、皮膚刺激作用を
有する塩酸フルスルチアミンなどを添加してもよい。

さらに化粧品などに添加するパラベンなどの防腐剤や、
各種香料、着色剤を添加することも任意である。

このようにして得られる本発明の育毛剤を使用するに際
しては、就寝前にあらかじめ毛髪に付着したよごれや油
分を洗髪により除去した後、毛髪の薄くなった箇所に本
育毛剤を１〜２ｇ程度擦り込み、頭皮を数分間マツサー
ジする。そして、翌朝もう一度洗髪して育毛剤を洗い流
す。なお、育毛剤を洗い流した後、整髪料やトニック類
を使用することは何ら差支えはない。

以下、本発明の育毛剤の効果について実施例を用いて説
明する。

〔実施例〕

■育毛剤の製造 トチュウの乾燥葉２ｇを１００　ｃｃの沸騰水に加えて
約２分間煎じることにより、トチュウエキスを調製した
。また、センブリの乾燥物１０ｇを３００ｃｃの沸騰水
に加えて約５分間煎じることにより、センブリエキスを
調製した。次に、上記トチコラエキス（水溶液〉　１５
ｇと、センブリエキス（水溶液）１５ｇとを合わせた水
溶液３０ｇ中に、ブドウ糖３ｇを添加して撹拌、溶解し
た。次に、この水溶液を５０℃に加温し、馬油７０ｇを
加えて撹拌、乳化した後、ビタミン８２２０■、ビタミ
ンＢｇ２０■および塩酸フルスルチアミン２００　ｍｇ
を添加して撹拌し、乳液状の育毛剤を得た。

なお、この育毛剤は、長期間放置すると油脂分と水分と
が分離することがあるが、そのときは、使用前に振盪す
ることにより、容易に乳液状となる。

■試験 上記育毛剤の発毛促進効果を調べるため、毛髪の薄くな
っに３０代〜５０代のパネラ−（男性）１１名による試
験を行った。

一試験方法一 毎日就寝前に洗髪を行った後、毛髪の薄くなった箇所に
本育毛剤を１〜２ｇ程度擦り込み、頭皮を約５分開栓度
マツサージした。そして翌朝、もう−度洗髪して育毛剤
を洗い流した。

−試験結果− 上記の方法で本育毛剤を毎日使用したところ、１週間経
過後にパネラ−ｌ１名中８名に産毛状の毛髪が生えてき
た。その後さらに１週間本育毛剤を使用し続けることに
より、上記８名の産毛状の毛髪が平均して１ＣｆｆＩ程
度まで成長した。そしてさらに本育毛剤を毎日使用し続
げたところ、個人により多少の相違はあるが、平均１〜
２ケ月で上記産毛状の毛髪が通常の毛髪と区別が付かな
い程度にまで成長した。またこの間、発疹やかぶれなど
の副作用の発生は皆無であった。

〔発明の効果〕

上述した試験結果から明らかなように、本発明の育毛剤
は、発毛の促進に顕著な効果を発揮し、しかも使用方法
も簡単であり、かつ副作用も皆無′である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、育毛有効成分と糖類と動物性油脂とを主成分する育
   毛剤。 ２、育毛有効成分は、トチュウエキスまたはセンブリエ
   キスの少なくとも一方であることを特徴とする請求項１
   記載の育毛剤。 ３、動物性油脂は、馬油であることを特徴とする請求項
   １記載の育毛剤。