JPH0314819Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0314819Y2 JPH0314819Y2 JP1984180058U JP18005884U JPH0314819Y2 JP H0314819 Y2 JPH0314819 Y2 JP H0314819Y2 JP 1984180058 U JP1984180058 U JP 1984180058U JP 18005884 U JP18005884 U JP 18005884U JP H0314819 Y2 JPH0314819 Y2 JP H0314819Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diode
- operational amplifier
- resistor
- series circuit
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 5
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、演算増幅器の帰還回路に帰還素子
を挿入して構成される負帰還増幅器の利得切換回
路に関する。なお、かかる回路はピコアンペア
(10-12アンペア)程度の非常に微小な電流を測定
する微小電流計、例えば放射線線量率計の測定レ
ンジを切り換える場合等に用いて好適である。
を挿入して構成される負帰還増幅器の利得切換回
路に関する。なお、かかる回路はピコアンペア
(10-12アンペア)程度の非常に微小な電流を測定
する微小電流計、例えば放射線線量率計の測定レ
ンジを切り換える場合等に用いて好適である。
第3図は一般的な負帰還増幅器を示す回路図で
ある。同図において、1は演算増幅器、2は帰還
素子(抵抗器)である。
ある。同図において、1は演算増幅器、2は帰還
素子(抵抗器)である。
このような回路において、その入力電流をI0と
すると、出力電圧V0は次式の如く表わされる。
すると、出力電圧V0は次式の如く表わされる。
V0=−I0R ……(1)
こゝに、Rは抵抗器2の抵抗値である。この(1)式
から、抵抗器2の抵抗値を変えることによつて、
入力電流の測定レンジを変え得ることがわかる。
から、抵抗器2の抵抗値を変えることによつて、
入力電流の測定レンジを変え得ることがわかる。
第4図は測定レンジ切換回路をもつ負帰還増幅
器の従来例を示す回路図である。こゝに、1は演
算増幅器、2,21は抵抗器、3は切換スイツチ
である。この切換スイツチ3は、その接点a,c
が導通すると、帰還回路の抵抗値は抵抗器2と2
1が並列に接続されて抵抗値が変わり、これによ
つて測定レンジの切り換えが行なわれる。
器の従来例を示す回路図である。こゝに、1は演
算増幅器、2,21は抵抗器、3は切換スイツチ
である。この切換スイツチ3は、その接点a,c
が導通すると、帰還回路の抵抗値は抵抗器2と2
1が並列に接続されて抵抗値が変わり、これによ
つて測定レンジの切り換えが行なわれる。
このような回路においては、入力電流が1ピコ
アンペア程度では、帰還素子である抵抗器2の抵
抗値は10テラオーム(1012オーム)程度必要とな
る一方、切換スイツチ3にはそれ以上の絶縁性が
要求されるので、特別な対策が必要となつて複
雑、高価になるという問題がある。
アンペア程度では、帰還素子である抵抗器2の抵
抗値は10テラオーム(1012オーム)程度必要とな
る一方、切換スイツチ3にはそれ以上の絶縁性が
要求されるので、特別な対策が必要となつて複
雑、高価になるという問題がある。
この考案はダイオードの電圧−電流特性が電圧
零ボルト付近では非常に大きい値を示すこと、す
なわち高抵抗であること、および演算増幅器の入
力端子電圧を略零ボルトに調整し得ることに着目
してなされたもので、切換スイツチを用いてダイ
オードの端子電圧が略零ボルトとなるようにする
ことにより、非常に高い絶縁性が要求されるにも
かかわらず、汎用のスイツチを用いてこれを可能
にしようとするものである。
零ボルト付近では非常に大きい値を示すこと、す
なわち高抵抗であること、および演算増幅器の入
力端子電圧を略零ボルトに調整し得ることに着目
してなされたもので、切換スイツチを用いてダイ
オードの端子電圧が略零ボルトとなるようにする
ことにより、非常に高い絶縁性が要求されるにも
かかわらず、汎用のスイツチを用いてこれを可能
にしようとするものである。
第1図はこの考案の動作原理説明図である。同
図において、1は演算増幅器、2,21は抵抗
器、3は切換スイツチ、4はダイオードである。
図において、1は演算増幅器、2,21は抵抗
器、3は切換スイツチ、4はダイオードである。
このような構成において、切換スイツチ3の接
点c,aが開放で、c,bが導通している、すな
わちレンジ切り換えをしないときは、入力電流I0
は演算増幅器1の入力抵抗が非常に大きいため抵
抗器2,21へ流れようとする。ところが、抵抗
器2の方へは流れるが、抵抗器21の方へはダイ
オード4の端子間(アノード、カソード間)電圧
が零ボルト付近にあつて非常に高い抵抗値を示す
ため、電流は流れない。つまり、ダイオード4の
カソード側は切換スイツチ3の接点c,bを介し
て接地(零ボルト)されており、かつ演算増幅器
1の負入力端子(反転端子)は帰還抵抗(抵抗器
2)と負帰還作用により、アース電位にある非反
転端子の電位と同じ略零ボルトに制御されるた
め、ダイオード4のアノード側も略零ボルトとな
り、したがつて抵抗器21側へは電流は流れない
ことになる。これによつて、入力電流I0は抵抗器
2の抵抗値のみで決まるレンジに応じて計測され
る。
点c,aが開放で、c,bが導通している、すな
わちレンジ切り換えをしないときは、入力電流I0
は演算増幅器1の入力抵抗が非常に大きいため抵
抗器2,21へ流れようとする。ところが、抵抗
器2の方へは流れるが、抵抗器21の方へはダイ
オード4の端子間(アノード、カソード間)電圧
が零ボルト付近にあつて非常に高い抵抗値を示す
ため、電流は流れない。つまり、ダイオード4の
カソード側は切換スイツチ3の接点c,bを介し
て接地(零ボルト)されており、かつ演算増幅器
1の負入力端子(反転端子)は帰還抵抗(抵抗器
2)と負帰還作用により、アース電位にある非反
転端子の電位と同じ略零ボルトに制御されるた
め、ダイオード4のアノード側も略零ボルトとな
り、したがつて抵抗器21側へは電流は流れない
ことになる。これによつて、入力電流I0は抵抗器
2の抵抗値のみで決まるレンジに応じて計測され
る。
一方、レンジの切り換えを行なうときは、切換
スイツチ3の接点c,bは開放で、c,aが導通
するので、抵抗器21が抵抗器2に対して並列接
続され、これによつて抵抗値が変わりレンジの切
り換えが行なわれる。
スイツチ3の接点c,bは開放で、c,aが導通
するので、抵抗器21が抵抗器2に対して並列接
続され、これによつて抵抗値が変わりレンジの切
り換えが行なわれる。
第2図はこの考案の実施例を示す構成図であ
る。
る。
これは、抵抗器2に対して、抵抗器22とダイ
オード41と切換スイツチ31との直列回路をさ
らに並設して構成したものである。そして、これ
らの直列回路が抵抗器2に対して並列接続される
ときは、演算増幅器1の出力電圧がダイオードの
順方向電圧に対して充分大きいことが要求され
る。つまり、ダイオードの順方向の電圧−電流特
性は非線形であり、この非線形性によつて誤差が
生じるので、ダイオード43を挿入してその順方
向電圧によつて上記誤差の補償を行なうようにす
る。なお、抵抗器2に対しても直列にダイオード
42が挿入されているが、これは他の直列回路と
条件を合わせるためのものであり、条件を同じに
してダイオード43で一括補償するようにしたも
のである。こうすることにより、第1図のものに
比べて誤差を少なくすることができる。
オード41と切換スイツチ31との直列回路をさ
らに並設して構成したものである。そして、これ
らの直列回路が抵抗器2に対して並列接続される
ときは、演算増幅器1の出力電圧がダイオードの
順方向電圧に対して充分大きいことが要求され
る。つまり、ダイオードの順方向の電圧−電流特
性は非線形であり、この非線形性によつて誤差が
生じるので、ダイオード43を挿入してその順方
向電圧によつて上記誤差の補償を行なうようにす
る。なお、抵抗器2に対しても直列にダイオード
42が挿入されているが、これは他の直列回路と
条件を合わせるためのものであり、条件を同じに
してダイオード43で一括補償するようにしたも
のである。こうすることにより、第1図のものに
比べて誤差を少なくすることができる。
この考案によれば、レンジ切換用スイツチに対
して従来の如き高絶縁性が要求されないので、測
定レンジの切り換えが汎用の機械的なスイツチま
たは半導体スイツチによつても充分可能となり、
したがつて信頼性が向上するばかりでなく、コス
トダウンを図ることができる利点がもたらされる
ものである。
して従来の如き高絶縁性が要求されないので、測
定レンジの切り換えが汎用の機械的なスイツチま
たは半導体スイツチによつても充分可能となり、
したがつて信頼性が向上するばかりでなく、コス
トダウンを図ることができる利点がもたらされる
ものである。
第1図はこの考案の動作原理説明図、第2図は
この考案の実施例を示す回路図、第3図は一般的
な負帰還増幅器を示す回路図、第4図は利得切り
換え回路付負帰還増幅器の従来例を示す回路図で
ある。 符号の説明、1……演算増幅器、2,5,2
1,22……抵抗器、3,31……スイツチ、
4,41,42,43……ダイオード。
この考案の実施例を示す回路図、第3図は一般的
な負帰還増幅器を示す回路図、第4図は利得切り
換え回路付負帰還増幅器の従来例を示す回路図で
ある。 符号の説明、1……演算増幅器、2,5,2
1,22……抵抗器、3,31……スイツチ、
4,41,42,43……ダイオード。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 演算増幅器の非反転端子をアースに接続し、反
転端子を入力端子として、その出力端子と入力端
子との間に帰還素子を接続して成る負帰還増幅器
において、 抵抗とダイオードの直列回路と、該直列回路を
前記帰還素子に並列に接続するか、又は該並列接
続から該直列回路の演算増幅器出力側の一端を切
り離してアースに接続する切換接点と、からなる
切換回路を少なくとも1組設け、 前記抵抗とダイオードの直列回路が、前記帰還
素子との並列接続から切り離されてアースに接続
されたときは、前記演算増幅器の入力端子である
反転端子が非反転端子と同じアース電位にあるこ
とを利用して前記ダイオードを高抵抗素子として
機能させることにより、前記演算増幅器の利得を
前記切換接点の切り換えにより、切り換えること
を特徴とする負帰還増幅器の利得切換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984180058U JPH0314819Y2 (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984180058U JPH0314819Y2 (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6195111U JPS6195111U (ja) | 1986-06-19 |
JPH0314819Y2 true JPH0314819Y2 (ja) | 1991-04-02 |
Family
ID=30737617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984180058U Expired JPH0314819Y2 (ja) | 1984-11-29 | 1984-11-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0314819Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0681000B2 (ja) * | 1985-06-18 | 1994-10-12 | 富士通株式会社 | 利得制御回路 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5743374U (ja) * | 1980-08-22 | 1982-03-09 |
-
1984
- 1984-11-29 JP JP1984180058U patent/JPH0314819Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5743374U (ja) * | 1980-08-22 | 1982-03-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6195111U (ja) | 1986-06-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2813934A (en) | Transistor amplifier | |
JPH0556685B2 (ja) | ||
JPH0314819Y2 (ja) | ||
US4200898A (en) | Current limiter | |
US3602799A (en) | Temperature stable constant current source | |
JPH0344455B2 (ja) | ||
US3660772A (en) | Wide-band direct current coupled amplifier for alternating current utility | |
US3428884A (en) | Linear voltage variable resistance networks | |
US4104575A (en) | Constant current semiconductor circuit arrangement | |
US4429284A (en) | Operational amplifier | |
US4012688A (en) | Resistive pad with bridging resistor | |
US3401350A (en) | Differential amplifier | |
JPS647523B2 (ja) | ||
DE2723750A1 (de) | Einstellbarer transistor-verstaerker | |
US4088947A (en) | Electrical continuity test apparatus having a forward biased diode across the test terminals | |
US3446988A (en) | Transistorized safety switch | |
CN112630498B (zh) | 高边采样电路 | |
US4521697A (en) | PNP comparator circuit having beta current error cancellation | |
JPH0427214Y2 (ja) | ||
JPS60236509A (ja) | 差動可変増幅回路 | |
JPS6111486B2 (ja) | ||
JP3367875B2 (ja) | 対数変換回路及びこれを用いたトランスコンダクター | |
JPH0418482B2 (ja) | ||
Brodie | A low-pass biquad derived filter realization | |
SU425305A1 (ru) | Двухтактный эмиттерный повторитель |