JPH03147573A - トラックアドレスの再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光カード、磁気ディスク等の記録媒体の所
望のアドレスのトラックに対してデータの記録再生を行
うために、少なくともトラックアドレスと、そのトラッ
クアドレスのエラーを検出して訂正するためのエラー検
出訂正符号とが記録されているＩＤ部を読み取ってトラ
ックアドレスを再生する方法に関する。

〔従来の技術〕

記録媒体は、従来種々のものが提案されており、例えば
光を用いて情報を記録／再生する媒体としてカード状の
記録媒体（以下、光カードという）が知られている。

かかる光カードは、磁気カードと比較して数千倍〜−万
倍の記憶容量を有し、光ディスクと同様に書換えはでき
ないが、その記憶容量が１〜２Ｍバイトと大きいところ
から銀行用の預金通帳や携帯用の地図あるいは買物等に
用いるプリペイドカード等としての広い応用範囲が考え
られていると共に、書換えができないということで、個
人の健康管理カード等の改ざんを許さないアプリケーシ
ョンへの応用も考えられている。

第３図はかかる光カードの一例の構成を示すものである
、この光カードｌは、カード長手方向に延在するトラッ
ク２を、カード幅方向に平行に複数本有する。各トラッ
ク２は、第４図にそのトラックフォーマットの一例を示
すように、両側の任意の方向からトラックアドレスを読
み取ってデータの記録再生を行い得るように、両端にト
ラックアドレス等を有するＩＤ部３ａ、３ｂが形成され
、これらＩＤ部３ａ、３ｂ間にデータを記録するデータ
部４が設けられている。　ＩＤ部３ａ、３ｂは、それぞ
れビット同期を取るためのＰＬＬ同期引込み領域５ａ、
５ｂ、トラックアドレス等が記録されているＩＤ６ａ、
６ｂおよびＩＤ６ａ、６ｂの開始を示すバイト同期をと
るための同期パターンからなる同期信号７ａ、７ｂをも
って構成されるが、この例ではトラックアドレスの信頼
性を上げるために、両端のＩＤ部３ａ、３ｂにおいてそ
れぞれＩＤ６ａ、６ｂを同期信号７ａ、７ｂと共に三重
書きするようにしている。また、ＩＤ６ａおよび６ｂに
は、第５図ＡおよびＢにそれぞれ示すように、そのトラ
ックアドレス８ａおよび８ｂと、トラックアドレス８ａ
および８ｂのエラーを検出して訂正するためのエラー検
出訂正符号９ａおよび９ｂとが記録されている。

このようなトラックフォーマットに対してデータの記録
再生を行うにあたっては、Ｉｎ部３ａまたは３ｂを読み
取って目的トラックをシークする必要があるが、従来の
トラックアドレスの再生方法にあっては、データを再生
する場合、シークの途中およびデータを記録する場合に
関係なく、エラー検出訂正符号９ａおよび９ｂによるト
ラックアドレス８ａおよび８ｂのエラー検出訂正能力を
常に同一として、トラックアドレス８ａおよび８ｂを再
生するようにしている。

なお、このようにＩＤ部中に、トラックアドレスのエラ
ーを検出して訂正するためのエラー検出訂正符号を設け
ることは、例えば特開昭５８−１７７５３７号公報に開
示されており、エラーレートの高い光記録媒体には特に
必要である。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述した従来のトラックアドレスの再生
方法にあっては、エラー検出訂正符号によるトラックア
ドレスのエラー検出訂正能力を常に同一としているため
、以下に説明するような問題がある。

すなわち、記録媒体に記録されたデータを再生する場合
や、シークの途中においては、エラーレートが高い場合
でも可能な限りＩＤ部を読み取ってトラックアドレスを
知る必要がある。しかし、ＩＤ部は通常プリフォーマッ
トされ、その信頼性は記録媒体製造時における初期欠陥
により低下すると共に、記録媒体の経年変化によってさ
らに低下する。このため、記録媒体にデータを記録する
場合のＩｎ部の読み出しにおけるトラックアドレスのエ
ラー検出訂正能力を、上記のデータを再生する場合や、
シークの途中における場合と同一とすると、エラーレー
トの高いＩＤ部を含むトラックにもデータを書き込むこ
とになる。このように、エラーレートの高いＩＤ部を含
むトラックにデータを書き込むと、後にそのデータを再
生するときに、経年変化によりトラックアドレスが再生
できなくなり、結果的にそのトラックアドレスに記録さ
れているデータが再生できな（なって、記録データの信
頼性が低下するという問題がある。

、この発明は、このような従来の問題点に着目してなさ
れたもので、データを記録するにあたって、信頼性の低
いトラックアドレスを含むＩＤ部を有するトラックを予
め排除でき、これによりトラックに記録されたデータの
信頼性を向上できるトラックアドレスの再生方法を提供
することを目的とする。

〔課題を解決するための手段および作用〕上記目的を達
成するため、この発明では、記録媒体の所望のアドレス
のトラックに対してデータの記録再生を行うために、少
なくともトラックアドレスと、そのトラックアドレスの
エラーを検出して訂正するためのエラー検出訂正符号と
が記録されているＩＤ部を読み取ってトラックアドレス
を再生するにあたり、前記エラー検出訂正符号による前
記トラックアドレスのエラー検出訂正能力を、データ再
生時およびシークの途中に前記ＩＤ部を読み出す場合よ
りも、データ記録時に前記ＩＤ部を読み出す場合に低く
する。

このように、エラー検出訂正符号によるトラ・ンクアド
レスのエラー検出訂正能力を、データ再生時およびシー
クの途中にＩＤ部を読み出す場合よりも、データ記録時
にＩＤ部を読み出す場合に低くすれば、データ記録時に
おいてトラックアドレスのプリフォーマット状態を厳し
くチエツクすることができ、これによりトラックアドレ
スの信頼性の高いトラックにのみデータを記録すること
ができるので、記録データの信頼性を高めることができ
る。

〔実施例〕

第１図はこの発明を実施する光カード記録再生装置の一
例の構成を示すものである。この実施例では、光カード
１１をトラック方向に、光学ヘッド２１をトラックと直
交する方向に移動させてデータの記録再生を行う。

光カード１１は、第３図に示したと同様に、カード長手
方向に延在するトラックをカード幅方向に平行に複数本
形成して成ると共に、その各トラックのトラックフォー
マットも第４図および第５図Ａ、Ｂに示したと同様に構
成されている。

光カード１１はプーリ２２ａ、２２ｂ間に掛は渡した搬
送ベルト２３の所定の位置に装着され、モータ駆動回路
２４によるモータ２５の駆動によって、光カード１１の
トラック方向に往復搬送される。

光学ヘッド２１は、レーザダイオード２１ａからの書き
込みまたは読み取り光を光学系２１ｂを介して光カード
１１上に投射し、その反射光をディテクタ２１ｃに入射
させるように構成されている。ディテクタ２１ｃの出力
はデータ復調回路２６に供給されて復調され、読み出し
データ信号に変換されてコントローラ２７に供給される
。また、ディテクタ２１ｃの出力はフォーカス・トラッ
クサーボ回路２８にも供給されて、フォーカスエラー信
号およびトラックエラー信号が検出され、これにより光
学ヘッド２１をフォーカスおよびトラッキング方向に駆
動して、光カード１１のトラックに入射光が常に合焦状
態で追従するように制御される。

コントローラ２７は、レーザ駆動回路２９、モータ駆動
回路２４、フォーカス・トラックサーボ回路２８、デー
タ復調回路２６、データ部エラー訂正回路３０およびＩ
Ｄ部エラー検出訂正回路３１を制御し、データ記録時に
おいては、ホストコンピュータ　（図示せず）からのデ
ータをエラー訂正符号化し、さらに変調を実行し、光カ
ード１１の所望のトラックに書き込むように動作する。

また、データ再生時においては、光カード１１の所望の
トラックのデータを読み取り、復調を実行し、エラー訂
正を施した再生データをホストコンピュータへ転送する
ように動作する。

データ部エラー訂正回路３０は、ＲＡＭ３０ａ、符号化
・復号回路３０ｂおよびインターリーブアドレス生成回
路３０ｃを有する。データ記録時においては、先ずホス
トコンピュータからのデータがコントローラ２７を通じ
てＲＡＭ３Ｑａに一旦格納され、その後インターリーブ
アドレス生成回路３０ｃで生成されたインターリーブア
ドレスに従ってＲＡＭ３０ａからエラー訂正符号化に適
合した順序でデータが読み出されて符号化・復号回路３
０ｂに供給され、ここでエラー訂正符号化が施された後
再びＲＡＭ３０ａに格納される。以上の処理をＲＡＭ３
０ａ内の全てのデータについて行った後、データは再度
コントローラ２７に送り出されて、エラー訂正符号化が
終了する。また、データ再生時においては、データ記録
時と同様な順序でエラー訂正が行われる。すなわち、先
ずコントローラ２７内で復調された読み出しデータはＲ
ＡＭ３０ａに一旦格納され、その後インターリーブアド
レス生成回路３０ｃで生成されたインターリーブアドレ
スに従ってＲＡＭ３０ａからエラー訂正に適した順序で
データが読み出されて符号化・復号回路３０ｂに供給さ
れ、ここでエラー訂正が実行された後再びＲＡＭ３０ａ
に格納される。以上の処理をＲＡＭ３０ａ内の全てのデ
ータについて行った後、データは再度コントローラ２７
に送り出されて、復号が終了する。

次に、データの記録および再生時に、光学ヘッド２１を
光カード１１の所望のトラックにシークする動作につい
て説明する。

データ復調回路２６からは、ＩＤ部を再生する際にも読
み出しデータがコントローラ２７に送られるが、コント
ローラ２７は光カード１１の位置から現在の読み出しデ
ータがＩＤ部のものであるか否かを判断し、ＩＤ部のも
のであるときはその読み出しデータおよび訂正スタート
信号３２をＩｎ部エラー検出訂正回路３１に送出する。

ＩＤ部エラー検出訂正回路３１では、読み出しデータを
もとにトラックアドレスのエラーを検出して訂正し、そ
の訂正したトラックアドレスをコントローラ２７に送出
する。コントローラ２７では、ＩＤ部エラー検出訂正回
路３１からのトラックアドレスが所望のトラックである
か否かを判断し、違っている場合には図示しない光学ヘ
ッド駆動機構に、光′学ヘッド２１をトラックと直交す
る方向に移動させる指示を与えて光学へラド２１を移動
させ、その後再度ＩＤ部を再生して所望のトラックであ
るか否かを判断する。以後、これらの動作を繰り返して
、光学ヘッド２１を光カード１１の所望のトラックにシ
ークする。

！Ｄ部エラー検出訂正回路３１は、第２図に示すように
、エラー検出回路３３．１バイト訂正回路３４．２バイ
ト訂正回路３５およびセレクタ３６とをもって構成する
。エラー検出回路３３には、コントローラ２７からのＩ
Ｄ部の読み出しデータを供給し、ここでそのエラーを検
出し、エラーがあるときにはその位置を算出する。この
エラー検出回路３３の出力は、１バイト訂正回路３４お
よび２バイト訂正回路３５にそれぞれ供給して、１バイ
ト訂正回路３４において１バイトの誤りを訂正し、２バ
イト訂正回路３５において２バイトまでの誤りを訂正す
る。これら１バイト訂正回路３４および２バイト訂正回
路３５の出力はセレクタ３６に供給し、該セレクタ３６
においてコントローラ２７からの訂正能力切り換え信号
３７に基づいて一方の出力を選択して、その選択した出
力をエラー検出訂正したトラックアドレスとしてコント
ローラ２７に送出する。

この実施例では、セレクタ３６においてコントローラ２
７からの訂正能力切り換え信号３７により、データ再生
時およびシーク途中にＩＤ部を読み出す場合には２バイ
ト訂正回路３５の出力を選択し、データ記録時にＩＤ部
を読み出す場合には１バイト訂正回路３４の出力を選択
するようにする。

このようにすれば、データ再生時およびシークの途中に
ＩＤ部を読み出す場合は、２バイトまでの誤りが訂正で
き、データ記録時にＩＤ部を読み出す場合は、１バイト
までの誤りのみ、すなわちＩＤ部中に１バイト以下の誤
りしかないときのみトラックアドレスが再生できること
になるので、データ記録時にＩＤ部を読み出す場合のＩ
Ｄ部のプリフォーマット状態のチエツクを、データ再生
時およびシークの途中にＩＤ部を読み出す場合よりも厳
しくすることができ、これにより信顛性の低いＩＤ部を
有するトラックを予め排除でき、トラックに記録された
データの信顧性を向上することができる。

なお、この発明は上述した実施例にのみ限定されるもの
ではなく、幾多の変更または変形が可能である０例えば
、エラー訂正符号として３バイト誤りまで訂正可能な符
号語を使用し、データ再生時およびシークの途中にＩＤ
部を読み出す場合においては、３バイトまでの誤りを訂
正するようにし、データ記録時にＩＤ部を読み出す場合
においては、２バイトあるいは１バイトまでの誤りを訂
正するようにすることもできる。また、上述した実施例
では、ＩＤ部のエラー検出訂正回路とデータ部のエラー
訂正回路とを別々に設けたが、ＩＤ部とデータ部とで同
一の符号語を使用する場合には、１つのエラー検出訂正
回路を共用することもできる。更に、この発明は光カー
ドに限らず、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディス
ク等の他の記録媒体におけるトラックアドレスの再生に
も有効に適用することができる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、エラー検出訂正符号
によるトラックアドレスのエラー検出訂正能力を、デー
タ再生時およびシークの途中にＩＤ部を読み出す場合よ
りも、データ記録時にＩＤ部を読み出す場合に低くした
ので、データ記録時にＩＤ部を読み出す場合にトラック
アドレスのプリフォーマット状態を厳しくチエツクでき
、これによりトラックアドレスの信顛性の高いトラック
のみにデータを記録することができ、記録データの信幀
性を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施する光カード記録再生装置の一
例の構成を示す図、 第２図は第１図に示すＩＯ部エラー検出訂正回路の一例
の構成を示す図、 第３図、第４図および第５図Ａ、Ｂは従来の技術を説明
するための図である。 ２−）ラック　　　　　　３ａ、３ｂ　−・−ＩＤ部６
ａ、６ｂ　−−ＩＯ？ａ、７ｂ　−同期信号１１−光カ
ード　　　　　　２１−・−光学ヘッド２１ａ　−レー
ザダイオード　２１ｂ−光学系２１ｃｍディテクタ　　
　　２２ａ、２２ｂ　−プーリ２３−Ｉ１１送ベルト２
４−モータ駆動回路２５−・−モータ　　　　　　　２
６・・・データ復調回路２７−・−コントローラ ２８−・フォーカス・トラックサーボ回路２９−　レー
ザ駆動回路　　　３０−エラー訂正回路３０ａ・・・Ｒ
ＡＭ　　　　　　　　３０ｂ−・符号化・復号回路３０
ｃｍ−−インターリーブアドレス生成回路３１・−ＩＤ
部エラー検出訂正回路 ３３・・−エラー検出回路 ３５−２バイト訂正回路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、記録媒体の所望のアドレスのトラックに対してデー
   タの記録再生を行うために、少なくともトラックアドレ
   スと、そのトラックアドレスのエラーを検出して訂正す
   るためのエラー検出訂正符号とが記録されているＩＤ部
   を読み取ってトラックアドレスを再生するにあたり、 前記エラー検出訂正符号による前記トラッ クアドレスのエラー検出訂正能力を、データ再生時およ
   びシークの途中に前記ＩＤ部を読み出す場合よりも、デ
   ータ記録時に前記ＩＤ部を読み出す場合に低くすること
   を特徴とするトラックアドレスの再生方法。