JPH0314497A - 飲料供出部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、一般に市販されている容器入り飲料の容器の
飲料取出口に被せることで、この容器から飲料を取り出
すことができる飲料供出部材に関する． 〈口〉従来の技術 飲料容器から飲料を取り出して供給するには、例えば特
開昭６３−７０３９５号公報にも開示されているように
、ガス圧を容器に印加して、バルブの開閉により飲料を
取り出すよう構或するのが一般的である。

（ハ）発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の飲料供給装置は、飲料容器に対して
ガス供給装置と飲料注出装置とをそれぞれ配管接続する
構成のために、飲料容器はその装置に適合するよう特別
な構造を有するものしか使用できず、一般に市販されて
いるビンやペットボトルを接続してこの中から飲料を供
出することは不可能である。

したがって本発明は、一般に市販されている容器入り飲
料の容器の飲料取出口に装着することで簡便に飲料供給
装置を構成することができる飲料供出部材を提供するも
のである． しかして市販されている容器入り飲料の容器を任意にセ
ットすることで簡略化された飲料供給装置を構成する場
合には、発泡性の強いコーラが詰められている容器が使
用されたり、あるいは発泡性の全くないジュースが詰め
られている容器が使用されたりして、何れの飲料の容器
が使用されても飲料を円滑に供給しなければならないと
いう課題もある． したがって更に本発明は、飲料容器の飲料取出口に装着
したときに、その飲料の特性に応じた最適な飲料供給装
置となるようバルプ構造を容易に変更できる飲料供出部
材を提供するものである．（二）課題を解決するための
手段 上記の課題を解決するために本発明による飲料供出部材
は、飲料容器の飲料取出口に装着して該飲料容器から飲
料を取出すためのものであって、前記飲料容器の飲料取
出口に着脱可能で側部にはガス供給装置と接続するガス
入口孔が設けられるとともに、装着時に前記飲料取出口
に臨む面には、該ガス入口孔に連通ずるガス出口孔及び
前記飲料容器の内方に向けて延出するサイフォンチュー
ブが設けられるキャップ部材と、該キ勺ツプ部材の内部
に形成されており前記サイフォンチューブに連通してい
る弁室と、前記キケップ部材に取付けられて前記弁室を
連続して形成する中空部を内部に穿設したガイド部材と
、一端に設けた弁体が前記弁室内に位置し、且つ他端側
に設ける被押圧部が前記ガイド部材の外方に位置する状
態にて前記中空部に往復動可能に挿入され、往動時には
前記弁室内に設けられた弁座から該弁体が離間して前記
弁室と前記注出ノズルを連通させる弁棒と、前記弁座に
前記弁体を圧接させる復動方向に該弁棒を付勢する付勢
手段と、前記弁体の下流に位置するよう前記ガイド部材
の側部から分岐形成した注出ノズルと、前記弁棒の往動
方向の移動量によって互いに対向する該弁体の外壁と前
記弁室の内壁との間の隙間にて形成される飲料通路の断
面積が変化するように前記弁体の外壁と前記弁室の内壁
とにそれぞれ形成した傾斜部とを備えている。

（ホ）作用 本発明では市販の飲料入り容器を利用して、この容器の
飲料取出口にキャップ部材を装着することで飲料供給装
置が完成する．この状態ではサイフォンチューブが飲料
容器の内方に進出しており、且つガス入口孔にガス圧を
印加することで飲料容器内は加圧されている。

モして付勢手段の付勢力に抗して被押圧部を押圧し弁棒
を往動方向に移動させれば、弁体は弁座から離間し、弁
室は注出ノズルと連通ずる。これによりガス供給装置の
ガス圧によって加圧されている飲料容器内に貯留された
飲料はサイフォンチューブを介して弁室へと導かれ、更
に弁室は開放されているため注出ノズルから飲料が注出
される．このとき飲料が弁室内を通過する際には傾斜部
が設けられた弁室の内壁と弁体の外壁との間隙に形成さ
れた飲料流路を通過する。

この飲料流路の断面積は弁棒の往動方向の移動量によっ
て調整でき、またこの断面積の大小により飲料の送出圧
力を変化させることができる。このため、弁棒の往動方
向の移動量の調整により、飲料種類に応じた最適な飲料
の送出圧力にて飲料の供給を行うことが可能となる． （へ）実施例 本発明の実施例を図面にしたがって説明すると、図は本
発明の飲料供出部材（３０）を飲料容器（２）に被せて
成る飲料供給装置を示している．先ず第１図〜第４図に
ついて符号及び構成を説明すると、まず上方に取出口〈
１〉を備えた飲料容器〈２〉内には飲料が貯留されてい
るものとする。

尚この飲料容器（２〉には市販されているペットボトル
と称される容器を用いることができる．飲料供出部材（
３０）は飲料容器（２）の飲料取出口（１）に着脱自在
なようキ勺ツプ部材（３〉を備えて、このキ勺ツプ部材
（３）の内周には飲料取出口（１〉の外周に形成されて
いるネジ部と螺合するネジ部が設けられている。

そして前記キケップ部材（３〉内には弁室（４）が形成
されるとともにガス入口孔（５〉からガス出口孔《６〉
へとガス通路（７）が穿設されている．尚該ガス入口孔
（５〉にはＯリング（８）を外周に装着したプイッティ
ング（９）が嵌スされ、該ブイッティング（９〉にはガ
スチューブ（１０〉の一端部を着脱可能に装着している
．そして該ガスチューブ（１０〉の他端部はガス供給装
置としてのガスレギュレータ（１１）を備えた炭酸ガス
ボンベ（１２）に接続されている． 前記キャップ部材（３）を前記取出口（１〉に装着した
際には前記弁室（４）から延在するサイフォンチューブ
（１３〉が前記飲料容器（２〉内方に挿入されるととも
に前記ガス出口孔（６〉が前記飲料容器（２〉内に対向
した状態にてパッキン（１４〉は前記飲料容器（２〉を
密閉する． 前記キ勺ツプ部材（３〉の側方に設けられた嵌入口《１
５〉の内周とガイド部材（１６）の外周には各々ネジ部
が設けられ、該ガイド部材（１６〉は外周にＯリング（
ｌ７）を装着した状態で該嵌入口（１５〉に嵌入され、
前記ガイド部材（１６〉に穿設された中空孔（１８〉は
前記弁室〈４〉を連続して形成する。尚前記ガイド部材
（１６〉の側部から分岐した注出ノズル（１９）は該中
空孔（１８〉と連通している． 更に前記中空孔（１８）内には一端部に弁体く２０）を
設け他端部には被押圧部としての販売ボタン（２１）を
設けた弁棒（２２〉が、該弁体（２０〉は罰記弁室（４
〉に位置するとともに該販売ボタン（２１）は前記ガイ
ド部材〈１６〉の外方に位置する状態にて往復動可能に
挿入されている。

また前記弁室〈４〉を形成する前記中空孔〈１８〉内壁
の所定部分には傾斜部（１８ａ）が設けられ、一方かか
る傾斜部（１８ａ）に対向する前記弁体（２０）外壁の
所定部分にも傾斜部（２０ａ）が設けられている．尚前
記弁体（２０）にはガスケット（２３〉が装着され、該
ガスケット（２３〉は前記弁室（４）の端部に設けられ
た弁座（２４〉に圧接可能である．前記販売ボタン（２
１）の裏面（２１ａ）と前記ガイド部材（１６〉の端部
（１６ａ）との間に介在する様に前記弁棒（２２）に挿
入された付勢手段としてのスプリング（２５〉は第２図
における矢印方向を往動方向とすれば逆方向である復動
方向に前記弁棒（２２〉を付勢し、前記ガスケット（２
３〉を前記弁座（２４〉に圧接させる．尚前記販売ボタ
ン（２１〉に設けられた嵌入口（２ｌｂ）の内周と前記
弁棒（２２》の嵌入部（　２２ａ　）の外周には各々ネ
ジ部が設けられており、前記販売ボタン（２１〉の裏面
（２１ａ）と前記ガイド部材（１６〉の端部（１６ａ）
との間隔を調整可能である。

尚カツプ（２６）は注出ノズル（１９）から注出される
飲料を受け入れる． 以上が第１図から第４図における符号及び構或の説明で
、次に、飲料容器（２〉に飲料供出部材を被せて成るか
かる飲料供給装置の動作を説明する． まず第１図〜第４図に示すように着脱可能なキャップ部
材（３）を供給しようとする飲料を貯留した飲料容器（
２）の取出口（１〉に装着する。

続いて第２図に示す状態にて供給しようとする飲料種類
に応じて飲料の送出圧力を調整する。これはガイド部材
（１６〉の端部（１６ａ）と販売ボタン（２１）の裏面
（２１ａ）との間隔を調整して弁棒（２２）の第２図矢
印方向即ち往動方向のストロークを調整する．これによ
り該弁棒〈２２〉の往動時において傾斜部（１８ａ）と
傾斜部（２０ａ）との間隙に形成される飲料流路（２７
）の断面積は調整され、かかる飲料流路（２７〉を通過
する飲料の送出圧力は調整される．上記の様に飲料種類
に応じて飲料の送出圧力を調整するためガイド部材（１
６）の端部（１６ａ）と販売ボタン（２１）の′裏面（
２１ａ）との間隔を調整した後、飲料の供給を行ってい
る状態が第３図及び第４図に示す状態である． 第３図には炭酸飲料を供給している状態を示しており、
この第３図に示す状態ではスプリング〈２５〉の付勢力
に抗して販売ボタン（２１）を押圧して弁棒（２２）を
往動させガスケット（２３）を弁座〈２４）から離間さ
せている．これにより弁室（４）は大気に開放した注出
ノズル（１９）に連通ずるため、ガスレギュレータ（１
１）により調圧された炭酸ガスボンベ（１２〉内の炭酸
ガスはガス通路（７）を介して飲料容器（２）へと導か
れ、この炭酸ガスは該飲料容器（２）内の炭酸飲料をサ
イフォンチューブ（１３〉を介して弁室（４〉へと高圧
力で圧送する。そして弁室〈４〉に圧送された炭酸飲料
は傾斜部（１８ａ）と傾斜部（２０ａ）との間隙に形成
された流路断面積が小さい飲料流路（２７）を通過する
ことにより飲料の送出圧力は減圧され、ほぼ圧力をもた
ない状態で注出ノズル（１９）からカツプ（２６〉へと
注出される．そしてカツプ（２６〉への飲料供給が完了
し、販売ボタン（２１）への抑圧を解除すればスプリン
グ（２５）の付勢力によりガスケット〈２３〉は弁座（
２４〉に圧接して弁室〈４〉を閉璽して注出ノズル（ｌ
９〉からの飲料の注出を停止させる．以上が炭酸飲料の
供給動作である．一方第４図には無炭酸飲料を供給して
いる状態を示しており、この第４図に示す状態は第３図
に示す状態と異なる点は飲料流路（２７〉の流路断面積
が大きい点である．これは供給する飲料が無炭酸である
ため前述の炭酸飲料を供給する場合の様に飲料の泡立ち
を防止する必要がなく飲料が注出ノズル（１９）から注
出される際の送出圧力が高くても差し支えない．従って
飲料流路（２７）で飲料の送出圧力を大幅に低下させる
ことなく注出ノズル（ｌ９〉へと飲料を導くためである
。そして前述の炭酸飲料の供給動作と同様の動作にて無
炭酸飲料の供給給を行う．尚上述の様に飲料容器（２）
内の飲料を小出しにして供給した後、飲料容器（２）内
の飲料がなくなればキャップ部材（３）を取出口（１）
から取りはずし、新しい飲料容器に交換すれば良い．（
ト〉発明の効果 本発明の飲料供出部材は、キャップ部材を飲料容器の飲
料取出口に装着することで、ガス出口孔が飲料容器の内
方に対向するとともに、サイフォンチューブが飲料容器
の内方に延出するために、市販の飲料容器を利用した簡
便な飲料供給装置が提供される。

しかも本発明の飲料供出部材に依れば、弁棒の往動方向
の移動量を調整することにより、弁室の内壁と弁体の外
壁との間隙に形成される飲料通路の断面積を変化させて
飲料の送出圧力を調整することが可能となるため、炭酸
飲料を供給する場合には飲料の送出圧力を大きく低下さ
せて注出時の泡立ちを防止することを可能とするととも
に無炭酸飲料を供給する場合には飲料の送出圧力を大き
く低下させずに注出を行い短時間で注出を完了させるこ
とを可能とする飲料供給装置を提供することができる．

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例としての飲料供給装置の構成配置図、第
２図，第３図及び第４図は各々同飲料供給装置の動作状
態を丞す要部縦断面図である．（１）・・・取出口、　
（２）・・・飲料容器、　（３）・・・キャップ部材、
　（４〉・・・弁室、　（５〉・・・ガス入口孔、（６
〉・・・ガス出口孔、　（７〉・・・ガス通路、　（１
１〉・・・ガスレギュレー夕、（１２）・・・炭酸ガス
ボンベ、（１３〉・・・サイフォンチューブ、　（１６
）・・・ガイド部材、〈１８〉・・・中空孔、　（１８
ａ）・・・傾斜部、　（１９）・・・注出ノズル、　（
２０〉・・・弁体、　（２０ａ）・・・傾斜部、　（２
１）・・・販売ボタン、　（２２〉・・・弁棒、　（２
４）・・・弁座、（２５）・・・スプリング、　（２７
）・・・飲料流路、　（３０）・・・飲料供出部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、飲料容器の飲料取出口に装着して該飲料容器から飲
   料を取出すための飲料供出部材であって、 前記飲料容器の飲料取出口に着脱可能で側部にはガス供
   給装置と接続するガス入口孔が設けられるとともに、装
   着時に前記飲料取出口に臨む面には、該ガス入口孔に連
   通するガス出口孔及び前記飲料容器の内方に向けて延出
   するサイフォンチューブが設けられるキャップ部材と、
   該キャップ部材の内部に形成されており前記サイフオン
   チューブに連通している弁室と、前記キャップ部材に取
   付けられて前記弁室を連続して形成する中空部を内部に
   穿設したガイド部材と、一端に設けた弁体が前記弁室内
   に位置し、且つ他端側に設ける被押圧部が前記ガイド部
   材の外方に位置する状態にて前記中空部に往復動可能に
   挿入され、往動時には前記弁室内に設けられた弁座から
   該弁体が離間して前記弁座と前記注出ノズルを連通させ
   る弁棒と、前記弁座に前記弁体を圧接させる復動方向に
   該弁棒を付勢する付勢手段と、前記弁体の下流に位置す
   るように前記ガイド部材の側部から分岐形成した注出ノ
   ズルと、前記弁棒の往動方向の移動量によって互いに対
   向する該弁体の外壁と前記弁室の内壁との間の隙間にて
   形成される飲料通路の断面積が変化するように前記弁体
   の外壁と前記弁室の内壁とにそれぞれ形成した傾斜部と
   を備えた飲料供出部材。