JPH03144271A - 被凍結材料の凍結方法と容器内液材料の凍結装置 - Google Patents

被凍結材料の凍結方法と容器内液材料の凍結装置

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JPH03144271A
JPH03144271A JP28037489A JP28037489A JPH03144271A JP H03144271 A JPH03144271 A JP H03144271A JP 28037489 A JP28037489 A JP 28037489A JP 28037489 A JP28037489 A JP 28037489A JP H03144271 A JPH03144271 A JP H03144271A
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正和 小林
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、乾燥すべき材料を凍結させて所定の真空度
において凍結乾燥させる凍結真空乾燥手段において、開
口部をもつ容器内に収められた被乾燥材料たる生物学的
材料、医薬品1食品等の被凍結液材料を、凍結真空乾燥
する際の第一工程として行なう予備凍結のための凍結方
法とその装置についての改良に関する。
「従来技術」 従来技術には、大別すれば、被凍結材料を収めた容器を
自立させておいて、これを静止した状態のままか、また
は移動させながら冷却して、内部の液材料を凍結する第
1の手段と、液材料を収めた胴部が円筒状の容器を、回
転させながら冷却して、内部の液材料を容器の内壁面に
沿い薄層に拡げて凍結させていくシェルフリーズ法と呼
ばれる第2の手段とがある。
そして、第1の手段においては、自立させておく被凍結
材料を収めた容器を冷却させる手段として、(4)被凍
結材料を内部に収めた容器を、冷却器で冷却されている
空気内に置き、その空気流により凍結する。(b)被凍
結材料液を内部に収めた容器に0℃以下の充分低い沸点
をもつ液、例えば液体窒素を散布するか、容器をその液
中に浸して凍結する。(C)被凍結材料液を内部に収め
た容器に冷却器で冷却された不凍液を散布するか、容器
をその不凍液に浸して凍結する。ω)被凍結材料液を内
部に収めた容器を冷却器で冷却された金属表面上にとき
接触伝熱により凍結する。(e)さらにこの発明の発明
者が先に発明して特開平1−155176号として出願
している、衛生上許容され、必要温度範囲で凍結せず、
かつ容易に揮発する液体を薄層に散布ないし塗布した冷
却金属表面に、被凍結材料液を内部に収めた容器を置き
凍結する、等の諸手段がある。
また、第2の手段においては、(4)、液体窒素噴霧あ
るいは不凍液等の冷却媒体中に、被凍結材料液を収めた
容器Vを第1図に示す如く、直立した姿勢でおき、それ
の円筒状をなす胴部の軸心線を回転軸線として高速自転
させ、これによる遠心力により容器Vの胴部の内周壁に
材料液を押し付けその内周壁沿いに凍結させる。(b)
、密閉室中に被凍結材料を収めた容器Vを前述と同様に
直立した姿勢として配位し、それを竪方向の中心線を回
転軸線として高速回転させ、遠心力により内筒壁面に液
を押しつけ、真空排気し、真空蒸発により潜熱を奪い凍
結させる。(C)、第2図の如く各種冷却媒体を張り込
んだ浴槽Wを用い、被凍結材料液を内部に収めた容器V
を、内部の被凍結材料液が該容器Vの口部から流れ出な
い角度を限度に、水平に近付くまで傾け、かつ、それの
口部から、浴槽W内の不凍液等の冷却媒体が流れ込まな
い限度で冷却媒体中に該容器Vの胴部の外周面が浸るよ
う、該容器Vを浴槽W内に軸支した一対の近接する回転
ローラーR−Hの間に支え、その状態において該容器V
をそれの円筒状の胴部の軸心線を中心に自転させ、内部
に収めている被凍結乾燥材料液を容器Vの胴部の内壁面
沿いに凍結させる。ω)多数の被凍結材料液を内部に収
めた容器Vを、第4図にあるよう円盤状に形成しである
盤体1に、その盤体1の上面側にあけられている多数の
凹窪la・・・に対して該容器Vの胴部を挿込むことで
、盤面に対し直立した姿勢に保持せしめ、この盤体lを
、それの中心線に沿う支軸10に支持せしめて、その支
軸lOを、第4図の如く、保持する多数の容器V・・・
内の被凍結材料液が容器Vの口部から流れ出ない限度に
水平に近く傾け、この状態で前記支軸10を回転軸とし
て盤体lを回転しつつ、盤体lを冷却するか、盤体lを
液体窒素等の冷却媒体中に置くかして、盤体lを介して
容器Vを冷却し、その容器Vの内部の被凍結材料液を、
各容器Vの胴部の内壁面沿いに凍結させる、等の手段が
ある。
「発明が解決しようとする問題点」 公知のとおり、生物学的材料、医薬品、あるいは機能性
食品などの多くは、壊れやすい特殊物性をもち、凍結や
乾燥により保存されているが、凍結や乾燥の過程で変質
したり、異物質で汚染したりしない方法が採用されねば
ならない、このため正確に凍結過程が制御でき、かつ急
速に処理できる方法が追求されてきた。
既述の従来技術の第2の手段たるシェルフリーズ法は、
このために開発された手段であり、被凍結材料液を内部
に収める容器Vが、通常用いられる形状の円筒状の容器
(薬びん)の場合、容器Vを直立無回転で、内部の被凍
結材料液を容器V内部の底面に凍結させていくときの凍
結層厚に較べて、5ないし10倍の広さの容器Vの内壁
面に凍結層が拡大することから、凍結層厚を115ない
し1/10に薄層化できるようになる。そして、これに
より凍結のための冷却面積拡大と凍結層の薄層化による
凍結層自体の伝熱抵抗の低減の相乗効果による凍結時間
短縮とともに、凍結層の厚さ方向の凍結速度不均等によ
る品質不均等を大巾に緩和できるようになる。とくに凍
結乾燥のための予備凍結として行なわれる場合には、凍
結層の面積の拡大と、凍結層厚の薄層化は、凍結乾燥の
重要な欠点の一つである乾燥時間の長期化の問題を、画
期的に解決する。
ところが、このように効果が明らかであるにも拘らず、
シェルフリーズ法の利用は実験室的あるいは極少量の生
産的用途に限られ、工業的手段には被凍結材料液を内部
に収容する容器を、直立無回転で凍結させる手段が採用
されてきている。
その理由は、従来のシェルフリーズ法が被凍結材料液を
内部に収容せしめた容器の大量自動処理あるいは連続処
理に馴染まなかったためである、すなわち、このシェル
フリーズ法は、前述した(イ)及び(1))の手段にあ
っては、高速回転する回転軸に対し個別の容器をしっか
りと装着固定することを要し、このための脱着操作が面
倒で連続処理に適応せず、また、(C)の手段は、容器
Vの回転速度はのろくても良いが、各容器Vを、不凍液
等が張られている浴槽W内において回転駆動機構(例え
ばローラーR−R)上へ装着する作動の自動化が、浴槽
W中の回転駆動機構の回転作動に伴う浴槽W内の不凍液
等の冷却媒体の液面の波立ち等のため、容易でない問題
がある。また、ω)の手段も、盤体1の上面に設けられ
た多数の凹窪1a・・・への各容器Vの挿入等、盤体に
対する容器Vの脱着作動の自動化が複雑な問題がある。
また、従前手段は、それの総てについて、冷却媒体とし
ての液体窒素の使用、および真空庫の使用、ならびに不
凍液浴槽の使用が取扱上不便な問題があり、さらに、盤
体1を用いた場合には、その盤体1から容器Vへの接触
伝熱の効率が悪く、凍結速度が遅すぎる問題がある。
r問題を解決する手段」 本発明は、従来手段に生じているこれらの問題点を解決
するためになされたものであって、簡略な設備で、被凍
結材料液を内部に収めた容器の面倒な脱着操作を要する
ことなく、かつ、熱伝導の効率を良好にして、内部の被
凍結材料液をシェルフリーズ法により急速に凍結してい
く作動の連続自動化が行なえるようになる新たな手段を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 次に、この目的を達成するための本発明手段について説
明する。
本発明手段においては、被凍結材料液を内部に収めた胴
部が円筒状の容器(代表例として、バイアル〈円筒形薬
びん〉)に回転をあたえる手段としては、胴部が円筒状
の容器を、その口部が昇り勾配の方向に向う姿勢として
中心軸線が水平面に対し角度αとなるように倒して、そ
れの内部の被凍結材料液が口部から流出しない限度の角
度α(α=0の場合を含む)に傾け、その容器を、その
状態に支承するよう傾斜面に形成した冷却可能な台板の
上面に、口部が昇り勾配方向に向う姿勢として横たえ、
この状態において、容器を、それの中心軸線と直交する
方向に、該台板の上面上において転動(スリップなく転
がす)させていく手段を用いる。これにより、容器の回
転作動機構に対する脱着操作の煩わしさを解消すると共
に、容器の回転作動のための自転運動自体を、冷却可能
な台板で構成するシェルフリーズ装置の入口から同出口
への容器の搬送、あるいは、さらに加えてシェル7リー
ズ装置を構成する冷却可能な台板に対する容器の供給と
その冷却可能な台板からの凍結法の容器の排出動作に利
用し、連続自動化をおこなうものである。
容器を転動搬送する部材としては、例えば、台板の上面
に横たえた容器の自転を許容する程度に緩やかに容器の
胴部の外周面を拘束する支持具を使用する。この支持具
の移動速度が容器の搬送速度を規制するようになる。シ
ェルフリーズ装置を構成する冷却可能な台板が固定であ
れば、容器を転動させることによる搬送速度が、同時に
容器の自転速度を決定するようになるが、支持具の移動
に加えて台板の上面にも運動を与えれば、台板の上面の
移動速度と支持具の移動速度との差が、容器の自転速度
を決定することになり、選択の自由度が増える。
台板の上面を水平な面に対し角度αをなす斜面の円錐形
とすれば、容器の転動軌道は円軌道になり、台板の上面
を水平な面と角αをなす斜面の平板とすれば、容器の転
動軌道は直線となる。
被凍結材料液を収めた容器を冷却する手段としては、本
発明の発明者が発明して特開平1−155176号公報
として既に出願している手段を利用する。即ち、容器を
転動自在に支承させる台板を、冷却可能とし、該台板の
上面に、■衛生上許容され、■必要温度範囲で凍結せず
、■かつ容易に揮発する不凍液1例えばエタノールを、
薄層に散布(あるいは塗布)し、その薄層の液膜上にバ
イアルを横たえ、転動バイアルを、濡れ接触熱伝導によ
り冷却し凍結させるものである。
第5図乃至第14図は本発明手段の説明図である。
第5図は、医薬品の凍結乾燥に広く使用されている容器
(バイアル)■の標準的形状(通常、円筒状の胴部の内
法高さhiがその内径Diの1.5倍から2倍程度)、
および内部に収めた被凍結材料液の流出の不安なしに、
容器Vを横たえて支承することが出来る台板2の上面2
0の角度αと液量の関係の例を示す0図示する例の容器
VはDi= 27腸■、 hi=47腸腸、液量5.7
1文、 旦 lは直立時の液面、このときの液深は10
■脂であり。
文2は、角α(勾配l/6)に傾斜させた時の液面であ
る。内部の液量が少なければ当然緩やかな傾斜で良く、
水平な面に対する角度αはα=0でも流出しない場合も
ある。
第6図、第8図、第10図は台板2の上面20に形成さ
れる不凍液膜の代表的な諸態様、および台板2の上面2
0上に横たえた容器Vの外周面と台板2の上面20との
間に形成される濡れ接触面の形状を示す、第6図、第8
図、第1O図に共通して、実&!20は斜面に形成した
台板2の上面、■はその台板2の上面20に横たえた容
器、矢印は前述した条件を満たす不凍液であるエタノー
ルEtの供給場所、破線は容器Vを置かないときのエタ
ノールの液面1点線は容器V配置後のエタノールEtの
液面を示す。
第6図は台板2の上面20で、その上に横たえる容器V
・・・が転動する軌跡に沿う部位に、突条30による液
溜り3を設け、その液溜り3にエタノールEtを供給す
るようにした例であり、容器V配置前のエタノールEt
の液面は、容器Vの円筒状の胴部の長さ方向において、
それの半ばに達しないが、容器Vを置くと毛細管現象に
より、エタノール液は容器Vの円筒状の胴部の略全長に
伸び、第7図にて網目状に示す濡れ接触面Zを作る。
第8図および第1θ図はエタノール液を、容器Vが転動
する軌跡よりも、勾配の昇り方向の上位において、台板
2の上面20に供給するようにした例を示す、供給した
エタノール液により形成される一定の厚さの濡れ膜は、
台板2の上面20が傾斜面であっても均等厚さに残り、
第10図の如く、液溜り3を設けないか、その液溜り3
から離れた位置に容器Vを置いたときの濡れ接触面Zの
巾は、第11図の如く、容器Vの底部側と肩部側とにお
いて略等しくなる。また、第8図の如く液溜り3に沿い
転動するように容器Vを配置したときの濡れ接触面Zの
巾は、第9図に示すよう容器Vの底部側の巾が肩部側の
巾より広い梯形となる濡れ接触面Zの形状により、当然
シェルフリーズ凍結層の形状は異なったものとなる。凍
結乾燥の予備凍結の場合は、乾燥時の加熱条件に合わせ
て最適濡れ接触面を選択できる。
第12図および第13図は、台板2の上面20に横たえ
た容器Vを、支持具4により転動させて移送させる時の
、容器Vの中心軸線と直交するX−2断面(容器Vの進
行方向X、台板面に垂直方向2)における力の作用の二
つの典型例を示す説明図、第14図は第13図の転動す
る容器Vを移動方向の後方から見た図である。
第12図の場合は、傾斜面とした台板2の上面20に横
たえた容器Vは、それの円筒状の胴部の中心線をとおる
台板2の上面20の垂線と、容器Vの胴部の外面との交
点qに、外力Q(直胴部外面を押す成分Qzと面に沿う
成分Qxを持つ)を加えた場合で、Wは重力の2成分、
Rは抗力の2成分である。容器Vと台板2の上面20と
の接点0と点qにおける最大摩擦力は、一般に最大転が
り摩擦力より大きいから、外力Qxが点0とqにおける
摩擦力のX成分の和(F+f)を越えると、容器Vはス
リップなしに台板上を転動する。外力Qを台板2の上面
20に平行するベルト40により加えると、容器Vの移
動速度は、ベルト40の回動速度の1/2である。
第13図では、傾斜面とした台板2の上面20に横たえ
た容器Vには、容器Vの重心に容器Vの重量の2成分W
が働き、容器Vと台板2の上面20との接点0には抗力
の2成分R(=W)が働き、容器Vを台板2の上面20
上に支持しているが、容器Vの胴部の外周面の側面と支
持具4の押部41の接点pに、外力Pを加え静かにX方
向に押すと、外力Pに等しい摩擦力Fが外力Pと反対方
向に生じ、容器VのX方向へのスリップを阻止し、かつ
容器Vをその重心gのまわりに回転させようとし、支持
具4の押部41と容器Vとの接触点pに容器Vの回転を
阻止する摩擦力の2成分子が加わる。接点0の抗力Rは
点pに外力を加えた結果、(W+f)に増加する。最大
摩擦力は、接触部に加わる法線方向の外力に比例するか
ら、容器Vの転動に要する外力PのX成分、Pxが台板
2の上面20との接点0における抗力Pzより小さけれ
ば、接点0と接点pにおける摩擦係数が同等でも、外力
pをしだいに増していくとき、スリップは支持具4の押
部41と容器Vの胴部の外周面との間に生じ、容器Vは
台板2の上面20上をスリップ無しに転動運動する。
台板2の上面20のエタノールEkの液膜の存在と、そ
れに接触する容器Vの胴部のために、摩擦係数には、エ
タノールへの大気中水蒸気の結露(エタノール水溶液中
の水分増加)の影響を含む、塗布液の表面張力や粘度が
関与するので、P点における摩擦係数を充分小さくする
工夫1例えば、第13図、第14図のとおり、押部41
拳41を、一対の小突起(図中、黒点)とする等の対策
を加えることが望ましい、支持具4の支持部42は後述
する容器搬送機構Kに結合され、容器Vを所定の軌道上
において転動自在となるよう拘束する。支持具4の押部
41と反対側の規制部43は容器Vが支持具4より先行
自走するのを規制するための部分で、支持部42が直列
に多数配列される場合は、これを省き、直ぐ前方の支持
具4の押部41の裏面(後面)で代えることもできる。
第14図に示す止部44(第13図には省略)は、容器
Vを転動させる軌道が突条30を持つときは省くことも
出来るが、容器Vが傾斜面とした台板2の上面20をず
れ落ち、軌道を横にそれることを防ぐ。
台板2の上面20が固定の場合は、容器Vが1回転する
と、それの円筒状とした胴部の外周面の円周長だけ進み
、その自転速度により軌道上の移動速さは決定される。
そこで台板2の上面20を容器Vが転動する軌道の方向
と同方向(正または負)に同時移動させると、容器Vの
移動の速さは容器搬送機構にの作動速さとなるが、容器
Vの自転速度は容器搬送機構にの速度と台板2の上面2
0の速度との差により決定され、それぞれの最適値を個
別に選択できる。
傾斜面とする台板2の上面20を平面とすれば、容器V
が転動する軌道は台板2の上面20と水平面の交線に平
行な直線となり、傾斜面とする台板2の上面20を円錐
面の一部とすれば、容器Vが転動する軌道は該円錐面の
軸心を中心とする仮想円と同心円の軌道となる。
容器搬送機構Kに支持具4を複数列並列に取り付けるこ
とにより、容器Vが転動する軌道を、複数本同心円状に
平行する軌道とすることが出来る台板2の上面20に横
たえた容器V・・・の支持手段は、第12図に示す手段
においては、ベルト40の高さの調整だけで、各種寸法
の容器Vに対応できるが、ベル)40に上下の脈動があ
ると容器Vの転動が不規則になり、他方第13図に示す
手段の場合は、支持具4の上下脈動に裕度を持たせるこ
とができるが、容器Vの寸法に応じて、支持具4自体を
適応する大きさ形状のものと交換する必要があり、状況
に応じて選択する。
次に本発明における、台板2の上面20に対し、エタノ
ール濃度等の所定の条件に従う不凍液を散布ないし塗布
する手段について説明する。
前述したように、容器Vのハンドリングを、乾いた冷却
可能な金属の台板2の上面20において行なっても、容
器V内に収めた被凍結材料液のシェルフリーズが成功す
る場合はある。しかし、容器Vの円筒状の胴部の外周面
と台板2の上面20との接触熱伝達が小さいため、凍結
に長時間を要するようになる。そして、このことから、
台板2の上面20を固定状態とした場合は、その上面2
0を、内部の被凍結乾燥材料液が凍結するまで転動させ
るための、軌道の長さが大変長くなり、工業的手段に馴
染まず、また容器Vの外周面と台板2の上面20との間
の熱伝達不良のため、生成してくる氷結晶が容器Vの胴
部の内壁面に根付かず転動による容器Vの回転により凍
結層が容器Vの内壁面から剥離し、望ましい凍結層の形
成に失敗するばあいも少なくない。
そこで本発明においては、容器Vを転動させる台板を冷
却可能とし、該台板2の上面20に、■衛生上許容され
、■必要温度範囲で凍結せず、■かつ容易に揮発する液
体1例えばエタノールEtを、薄層に散布(あるいは塗
布)シ、その薄層の液膜上に容器Vを横たえて、転動さ
せ、その転動する容器Vを、濡れ接触による熱伝導によ
り冷却し凍結させる手段を用いている。
ここで、■衛生上許容されるとは、文字通りの意味であ
り、また、■必要温度範囲とは、前述の医薬品等を凍結
させるのに必要な温度範囲、即ち、少なくとも一50℃
前後で凍結しないとの意味であり、また、■容易に揮発
するとは、内部液の凍結状態を維持できる低温下でも大
気中あるいは減圧下で、許容できる時間内に揮発し、容
器Vの外周面に残留しないとの意味である。この■■■
の三条性を満たす液体としては、例えばエタノール水溶
液がある。エタノールの他の利点は、塗布する冷却面に
大気中の水蒸気が結露しても、エタノールが水を良く溶
解し、これにより、エタノール濃度が75%〜80%程
度に低下してきても、氷結晶を作らず、濡れた金属表面
(台板2の上面20)とその上に置かれた固体面との濡
れ接触による熱伝達と、滑らかな容器Vの転動を防げな
い点である。
塗布液(以降、その代表例、エタノールの名称で、塗布
液一般を表すことにする)が空気(熱伝導率0.(4)
、kcal/m hr ”C)に替わって接触部付近の
間隙を埋めるために、容器Vと台板2の上面20との間
の接触熱伝達は著しく増加する0間隙を埋める液体がエ
タノール(熱伝導率0.15kcal/■br℃)の場
合には約7.5倍に増大する。これによる凍結蒔間が短
縮されるだけでなく、容器Vの外周面の台板2の上面2
0に接する部位が、濡れ接触面Zにより深く冷却される
ため、その接触部位が容器Vの一回転で再び台板2の上
面20に接触する間の昇温により、容器Vの内壁面に凍
結した凍結層が弛み内壁面から剥離する危険が解消され
る「実施例」 次に実施例を図面に従い詳述する。
第15図および第16図は本発明の実施例中の一例を示
す、第15図は容器Vの転動搬送方向の後方から見た装
置主要部の正面図で、第16図は、第15図に示すX方
向からの側面図である。
この例は複線軌道をもつ装置の例で、共通の台板2の上
面20上に容器Vを転動させるための軌道が2連に設け
てあり、各軌道の上方には、容器搬送機構Kが2連に並
列して設けである。
同図において、2は上面20を水平な面に対し角度α(
α=0を含む)をなす傾斜面とした冷却可能の台板で、
(その表面上の点線はエタノール等の塗布液の液膜面)
、図では内部を冷却された不凍熱媒流体が循環する平筐
に形成され、下面側と側面は断熱材で囲われたものとし
て描かれているが、冷却方法は問わない。
6はエタノール等の塗布液を供給する液供給機構で、こ
の例では台板2の上面20の上方に、その上面20上を
転動さす容器Vの軌道に平行に取り付けた多孔スプレー
管(管断面に図示した半径がノズルの向き)である、該
液供給機構6は、台板2の上面20を転動する容器Vの
外周面に付着して消失する僅かな塗布液を補充するだけ
で良いから、間歇的に、容器Vが転動する軌道に沿って
台板2の上面20の勾配の上手(図で容器Vの右側)に
散布するようにして良い、あるいは連続的にノズル孔か
ら滲み出る方式でも良い、傾斜面とする台板2の上面2
0が緩やかな勾配、あるいは水平であっても、液膜は容
器Vと台板2の上面20との接触面に拡がり容器Vが転
動する軌道に供給される。
6゛は前記液供給機構6と同様に形成して1台板2の上
面20の勾配の下手側に設けた別の液供給機構である。
容器Vを転動さす軌道の、容器Vの底部側に液溜り3を
設ける場合には、塗布液の供給は、液溜り3に対して為
されれば良い、この実施例における液供給機構6°は、
液溜り3のための突起をかねた多孔スプレー管になって
いる。なお、第16図では液供給機構6および液供給機
構6゛は図面上省略しである。これら液供給機構6・6
゜で供給されて液溜り3に溜まる塗布液は、容器Vの外
周面との接触で毛細管現象により、その容器Vの肩部ま
で拡がり、好ましい濡れ接触面Zをつくる。
4は容器Vを支持(または拘束)する支持具である(4
′は空の状態の支持具を示す)、第15図および第16
図に示す実施例では、支持具4は回転軸70・70の軸
方向を、傾斜面とした台板2の上面20の勾配の方向に
沿わせた一対のスプロケット71・71にエンドレスに
掛けまわした無螺状のチェ772の外周側に取り付けら
れて、容器搬送機構Kを構成している。そして、前工程
[容器V内への被凍結材料液の注入、真空(窒素封入)
用ゴム栓の半打栓、他]を終えて容器供給コンベアの端
末Eから供給される容器Vを連続的に捉えて、台板2の
上面20の前端(第16図で左端側)に位置させ、引き
続きこれを転動搬送して、凍結済み容器Vを台板2の上
面20の端末(第16図で右端側)から、次工程(凍結
乾燥の場合は容器Vの整列と凍結乾燥機への搬入)への
コンベア前端側Sに送り出す、源材料の物性と液量に応
じてチェ7の駆動速度及び台板の温度を調整することが
出来る。
第15図には省かれているが、第16図に概念的に示さ
れているとおり、装置の主要部は除去可能の防熱防湿カ
バー9で蔽われ、必要によっては、除湿清浄空気が、カ
バー9に設けたノズル91からカバー9内に送られ、容
器Vの出入口9a・9bから緩やかに吹き出す等の対策
を講じうる。
第16図に示すとおりカバー9の容器出入口9a・9b
に、それぞれ、排出、供給する容器Vが一時滞留する構
造(例えば、入口9aに設けた規制板92がチェ772
と連動して実線位置から点線位置に開くようにして、そ
れの開放作動で先頭の容器Vを通過させ、その通過によ
り再び実線位置に戻って、次位の容器Vの通過を阻止す
るようにし、出口9bにも、図面では省略しているが、
同様の規制板を設けておく)とすれば、出入口9a・9
bからの湿気の侵入を充分防止できる。
第15図では容器V・・・を転動させる軌道は2列であ
るが、言うまでもなく、必要な処理能力に応じて任意の
数の並列軌道を共通の台板2の上面20上に設けること
が出来る。
第17図および第18図は別の実施例を示す。
第15図および第16図に示した前述の実施例との主な
相違は、冷却面となる台板2の上面20が固定面でなく
、一対のローラー(あるいはスプロケット)72117
2にエンドレスに掛けまわされた。無端状のベルトある
いはチェ7よりなる搬送体80の上方回動部80aの傾
斜平面部81に構成されている点である。第17図は前
述の実施例における第15図に対応する向きからの正面
図で、第18図は前述の実施例の第16図に対応する(
ただし容器Vの出口9b側となる右半分は図示を省略)
この実施例では、冷却面となる台板2の上面20は、そ
の上面20に塗布する塗布液を張り込む浴槽W内におい
てエンドレスに回動するよう張架したベルトあるいはチ
ェ7よりなる無端の搬送体80の上方回動部80aの上
面により構成しである。そして、該無端の搬送体80は
、それの下方回動部80bが浴槽W中に張り込まれるエ
タノール等の塗布液の液中を回動し、上方回動部80a
が、その塗布液の液面の上方を回動するよう張架されて
いて、これにより、冷却不凍液たる塗布液中を下方回動
部80bが回動することで、自動的に冷却され、かつ濡
れ接触のための塗布液が、台板2の上面20となる上方
回動部80aの傾斜平面部81の上面に自動的に塗布さ
れることになる、従って、前述の実施例における、液供
給機構6−6°に相当する機構は不必要である。しかし
、無端の搬送体80の熱容量が小さければ、台板2の上
面20を構成する上方回動部80aの温度は次第に上昇
する。これには、上方回動部80aの撓み防止をかねて
、この上方回動部80aの下面側に、冷却可能の支持板
83を設け、該支持板83を浴槽W内の塗布液により冷
却するか、あるいは独自の冷却源により冷却して、無端
の搬送体80の上方回動部80aの下面が該支持板83
の上面に接触支持され冷却されて運動する方式を採るこ
とで対処できる。
支持具4をベル)40に形成して容器Vの胴部の外周面
の上面に当てて容器Vを転動させる第12図の支持手段
を採る場合は、第15図、第16図、第17図、第18
図に示したチャンネル状またはアングル状の支持具4が
省かれ、ベルト40の下面が直接容器Vの胴部上面に接
する他は、第15図、第16図、第17図、第18図に
示した前述の実施例と同様の構成となる。
第17図および第18図に示す例は、前述の第15図お
よび第16図に示した実施例より機構がやや複雑である
が1台板2の上面20に運動を与えることにより、容器
Vの自転速度と、容器Vの移送速度を独立に調整できる
。実験によれば、容器Vの円筒状の胴部の内面に、均等
厚さの凍結槽を形成するに適する自転速度の緩急の巾は
かなり広いので、多くの場合に自転速度を下げることに
より、移送速度を下げ凍結時間を延長することで足りる
が、第17図、第18図の実施例ではより広範囲の異な
る条件に、適合させることが出来る次に、819図およ
び第20図は第三の実施例を示す、この実施例の、前述
した第一および第二の実施例との主な相違点は、台板2
の上面20を、水平面に対し角α(α=Oを含む)の勾
配をなす円錐面または円錐面の一部とし、容器Vを転動
させて搬送するための軌道を円軌道(単一、又は複数の
同心円)としている点である。上面20を円錐面または
円錐面の一部とする台板2は、固定しているば場合、ま
たは、台面20を形成する円錐面の中心軸線に沿う回転
軸により1回転可能にする場合がある。
第19図は、円錐面に形成した台板2の上面20の、円
錐形の中心軸Oをとおる容器Vの軌道の断面図(図10
の0−c断面)で、容器Vを支持さす支持具4は、この
実施例では円錐面の台面20の中心軸0を通る回転軸5
0により回動する回転アーム5に取り付けられている。
既に述べたとおり支持具4は容器Vを搬送軌道に拘束す
るが、その容器Vの転動は許容するルーズな支持具とし
て台板2の上面20上で機能するようにしている、台板
2が固定であれば、回転アーム5の回転速度が容器Vの
自転速度と前記中心軸Oを中心とする円軌道上の公転速
度とを規制するが1台板2が前記中心軸Oを中心に回転
可能になっていれば、容器Vの公転速度は回転アーム5
の回転速度に規制され、容器Vの自転速度は回転アーム
5の回転速度と、台板2の回転速度との差により決定さ
れる。
前工程から供給される容器Vの台板2の上面20上への
受入れと後工程への凍結法の容器Vの送出しは、台板2
を固定する場合、また、回転させる場合のそれぞれにつ
き、各種方式が可能であるが、第20図に固定式の台板
2および回転式の台板2のいずれにも採用できる一実施
例を示す。
第20図は凍結装置を構成する台板2の上面20上に設
定される容器Vが転動する円軌道と前後工程のコンベア
ラインの関係を示す概念図である、同図において、Aは
前工程からのコンベアゾーンで凍結装置を構成する台板
2の上面20に設定される容器Vが転動する円軌道の外
周に接線的に置かれ、そのコンベアゾーンAの端末aか
ら凍結装置の前記円軌道の外周に沿う角度θ(第20図
では30°)の円弧状の待機ゾーンBに接続する、凍結
装置の円軌道C(図では外側C1と内側のC2の二重軌
道)の一部、前述待機ゾーンBに対応する部分をCb(
ClbとC2b)と呼ぶ0円軌道Cの上方に配される支
持具4は、前述の第19図に示した回転アーム5(図示
省略)に支持され、その回転アーム5は、角θをなすN
個の部分(図では12個、ただし円軌道の右半部を省略
、各部分の境を2点鎖線で示す)からなり、各部分はそ
れぞれn個(図では4個/軌道×2軌道=8個)の容器
Vを拘束する0回転アーム5の各部分は、部分cbに回
転してきた時、短時間停止し、この間に、回転アーム5
各部に付属するか、回転アーム5の運動と連動する送り
機構(第20図では図示を省く)が待機ゾーンBの容器
Vを円軌道Cの部分cbへ、円軌道Cの部分Cbの凍結
法容器Vを取出しゾーンDへ順送りする(図では待機ゾ
ーンBから部分C1b、部分C1bから部分C2b、部
分C2bから取出しゾーンDへ順送り後の容器Vを実線
で示し、待機する容器Vのもとの位置を破線で示す)、
各ゾーンB、C,Dの容器Vが第20図のとおり円軌道
の中心を通る線上に位置すれば、順送りは容易である。
第21因に送り機構の一例を示す、第21図は第20図
のb−o断面図で、待機ゾーンBから円軌道の部分cb
と取出しゾーンDまでに掛けまわしだ無端のベル)51
と一対のローラー52(各容器Vの列毎に、第20図の
例では4組)からなり、回転アーム5が停止する毎に、
ベルト51は第21図にて矢印に示す方向に1ピツチp
t(各ゾーンの巾)進む。
一般にシェルフリーズに適する角度αは容器Vとベルト
面の滑り摩擦角より充分小さいから、容器V・・・はベ
ルトと共に1ピッチ進む、こうして待機ゾーンBから円
軌道C(図ではC1、C2の2周)を経て取出しゾーン
Dに送られた凍結法容器Vは排出機構(図示を省く)に
より次工程へのコンベアへ移される。
次に、作用を、第15図および第16図に示す実施例に
より行なった実験例により説明する。
1)水平な面に対し1/8.8の勾配(角α)をもつス
テンレス鋼平面の水平面との交線に高さ3■の直線上の
突起を設け、軌道1m当り20gのエタノールを突起沿
いに注いで、容器V軌道沿いの液溜り(巾14mm 、
深さ約2〜Osm)とし、台板2の上面20を一70℃
に冷却した。
2)容器Vは、全高40mm、胴部(外径20■■、高
さ30mm) 、底面及び胴部の肉厚11層のガラス製
に。
20%重量濃度の乳糖水溶液を1.75*Jl注入した
(この液量は直立状態で液深7mm 、全胴部と底面の
内側に均等厚にシェルフリーズして1mm厚さに相当) 3)常温(+25℃)の上述容器Vを、その口部を勾配
の上手、その底部を前述の突起沿いの液溜りに横たえ、
  1.0 m /分〜3.0/分の各神速さで転動移
動させたところ、何れの速さにおいても、1分以内に良
好なシェルフリーズ製品をえた。
4)直列に取付けた支持具4のピッチは3ci+であり
、軌道長1.8腸軌道巾0.1肩の台板と搬送チェノに
より、60木/分の能力の、連続シェルフリーズが実現
できた。
5)以上の手段で凍結した容器Vを凍結乾燥したところ
5時間で良質の乾燥品を得、なお時間短縮の余裕があっ
た。従来のシェルフリーズ方法は工業に馴染まないため
、凍結乾燥は直立無回転凍結容器Vで行なわれており、
凍結時間0.5〜1時間に続く乾燥時間を24時間より
短縮すると部分融解を生じてしまうもので、大巾な時間
短縮となった6)実験によりえられた製品容器Vを切断
し、凍結乾燥品の性状を検査した結果、製品は良質で、
第22図(シェルフリーズ済容器V断面図)に示すとお
り形状も適切であった。乾燥品の層の断面は図の黒塗部
11、底部中央約2■層の空白部[図中、2dl以外の
総ての底面と直胴部内面に凍結層が形成され、底部と円
筒直胴部とのコーナ一部の凍結層が約2■厚[図中、2
t゛]あり、その他の凍結層は殆んど均等に約[■厚[
図中、2tlであった(破線は直立無回転凍結の場合の
層の表面で、深さは7IIm)0図中の容器vloの寸
法単位は総て■lである・ 一般に凍結乾燥時間は凍結層最大厚の約1.5乗に比例
する。充分な昇華潜熱の供給ができれば、このシェルフ
リーズ実施例による厚さの比は2部層/711Ilであ
り、(2/7) = l/E1.55だから、凍結乾燥
時間は1/8ないし1/7に短縮できる。
7)この方法で容器Vの直胴部に付着するエタノール量
は0.1g程度で、10000本を処理してもエタノー
ル1Kgを補充すればよい。
「効果」 この発明は、以上述べたように、エタノール等の所定の
条件に従う液を冷却可能な台板2の上面20上に散布な
いし塗布し、その上に横たえた容器Vの円筒状の胴部の
外周面と台板2の上面20との間に、濡れ接触面Zを形
成して、その台板2の上面20上において容器Vを転動
させる簡単なハンドリングによって、シェルフリーズに
必要な、強い冷却と容器Vの自転、及び連続処理に有利
な容器Vの搬送を、同時に達成するようにしたものであ
るから、従来は実験室的手段であったシェルフリーズに
よる。急速凍結と凍結乾燥時間の大巾な短縮を、工業的
に採用しうるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は従前のシェルフリーズ法の説明図で
、第1図は容器を直立状態において竪方向の中心線を中
心に高速回転させる例の説明図、第2図は容器を不凍液
中に斜めに傾斜させて浸け込み回転させる例の説明図、
83図は同上手段の側面視の説明図、第4図は容器を傾
斜する回転軸により回転する盤体に支持せしめる例の説
明図である。 第5図乃至第14図は本発明手段の説明図で。 第5図は本発明手段の基本的な形態の説明図、第6図、
第8図、第1θ図は台板の上面に形成する不凍液膜の各
態様の説明図、第7図、第9図、第11図は前者態様に
おける各濡れ接触面の形状の説明図、第12図、第13
図、第14図は容器を移送させる手段の説明図である。 第15図乃至第21図は本発明の実施例を示し、第15
図は第1の実施例の一部縦断した正面図、第16図は同
上の一部省略した縦断側面図である。第17図は第2の
実施例の要部の一部破断した正面図、第18図は同上要
部の一部省略した縦断側面図である。第19図は第3の
実施例の要部の一部破断した側面図、第20図は同上の
一部省略した平面図、第21図は第20図のb−o線断
面図である。第22図は本発明の詳細な説明図である。 図面符号の説明 A・・・コンベアゾーン   B・・・待機ゾーンC・
・・円軌道       D・・・取出しゾーンK・・
・容器搬送機構    R・・・回転ローラーZ・・・
濡れ接触面     Et・・・エタノールV・・・容
器        W・・・浴槽l・・・盤体    
    1a・・・開穿10・・・支軸       
2・・・台板20・・・上面       3・・・液
溜り0・・・突条 0・・・ベルト 2・・・支持部 4・・・止部 O・・・回転軸 2・・・一対のローラー O・・・回転軸 2・・・チェノ Oa・・・上方回動部 l・・・傾斜平面部 ・・・防熱防湿カバー ド・・ノズル 4・・・支持具 41・・・押部 43・・・規制部 5・・・回転アーム 51・・・無端のベルト 6拳6゛・・・液供給機構 71・・・スプロケット 80・・・搬送体 aob・・・下方回動部 83・・・支持板 9a・9b・・・出入口 92・・・規制板 第3図 特 許 出 願 人 共和真空技術株式会社 代 理 人 弁 理 士 新   関   和   部 〜 〜 第12図 第13図 第14図 3゜ 第15図 第18図 に −4,28− 0b 第19図 50 第21 図 第22図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、水平面に対し角度α(α=0の場合を含む)の
    勾配をなす斜面状の、冷却可能な台板の上面に、衛生上
    許容され、必要温度範囲で凍結せず、かつ容易に揮発す
    る液体を、薄層に散布ないし塗布しておいて、その台板
    の上面に、被凍結材料を充填した胴部が円筒状の容器を
    、それの内部の液材料が該容器の口部から流出しないよ
    うそれの口部が該台板の勾配の昇り方向に向う姿勢とし
    て横たえ、その台板を冷却しつつ、該容器を、それの円
    筒状をなす胴部の軸方向と直交する方向に転動させて、
    該容器の胴部の内周面の全周沿いに容器内液材料を凍結
    せしめていくことを特徴とする被凍結材料の凍結方法。
  2. (2)、水平面に対し角度α(α=0の場合を含む)の
    勾配をなす円錐状の、冷却可能な台板の上面に、衛生上
    許容され、必要温度範囲で凍結せず、かつ容易に揮発す
    る液体を、薄層に散布ないし塗布しておいて、その台板
    の上面に、被凍結材料を充填した胴部が円筒状の容器を
    、それの内部の液材料が該容器の口部から流出しないよ
    う、該容器の口部が該台板の上面の勾配の昇り方向に向
    う姿勢として横たえ、その台板を冷却しつつ、該容器を
    その台板の円錐状の上面の中心を中心とする円軌道に沿
    い転動させて、該容器の胴部の内筒面の全周沿いに容器
    内液材料を凍結せしめていくことを特徴とする被凍結材
    料の凍結方法。
  3. (3)、機体に、上面が水平面に対し角度α(α=0の
    場合を含む)の勾配をなす斜面状の、冷却可能とした台
    板と、該台板の上面に不凍液を散布ないし塗布する不凍
    液供給機構と、単数あるいは複数の胴部が円筒状の被凍
    結容器を、それの口部が前記台板の上面の勾配の昇り方
    向に向う姿勢で転動可能に支持して前記台板の上面の勾
    配の方向と直交する方向に沿いその台板の上面を転動移
    動せしめる凍結対象容器支持搬送機構とを設けたことを
    特徴とする容器内液材料の凍結装置。
  4. (4)、回転軸が水平面に対し角度α(α=0の場合を
    含む)の勾配をなす一対の輪体にエンドレスに掛け回し
    た冷却可能の無端の搬送体を、衛生上許容され必要温度
    範囲で凍結せずかつ容易に揮発する液体が張り込まれる
    槽内に、下方回動部分がその槽内の液体中を回動し上方
    回動部分がその槽内の液体の液面の上方を回動するよう
    張架し、該無端の搬送体の上方回動部分の上方には、該
    上方回動部分の上面に口部が前記勾配の昇り方向に向う
    姿勢として横たえられる胴部が円筒状の凍結容器を該上
    方回動部の回動方向における一端側から他端側に向け転
    動せしめて搬送する容器搬送部材を設けたことを特徴と
    する容器内液材料の凍結装置。
  5. (5)、水平面に対し角度α(α=0の場合を含む)の
    勾配をなす円錐状の台面を具備する冷却可能な台板を、
    固定あるいは、該円錐状の台面の中心軸線に沿う回転軸
    により回転可能に設け、該台板の台面上に不凍液を散布
    ないし塗布する不凍液供給機構を設け、かつ該台板の上
    方には、該台板の台面上に口部が前記勾配の昇り方向に
    向う姿勢として横たえられる胴部を円筒状とした容器を
    、該台板の台面上に転動可能に支持して該台板の台面の
    円錐形と略同心の円軌道に沿い転動搬送せしめる容器支
    持搬送部材を設けたことを特徴とする容器内液材料の凍
    結装置。
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