JPH0314375A - テレビジヨン受信機の電源回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は陰極線管を有するテレビジョン受信機の電源
回路に関するものである． ［従来の技術］ 第３図は従来のテレビジョン受信機の電源回路の構威を
示すブロック図である．同図において，（５）は第１の
待機用電源回路で、この第１の待機用電源回路（５）は
、ＡＣ電源プラグ（１ｌ）および主電源スイッチ（１０
）を経て供給されるＡＣ″ｆｒＬ１！電圧を低電圧に変
換する低周波交流トランス（９）と整流器（ｌ２）と電
圧安定回路（１）とにより構成されている． （１３）は選局マイコンなどの待機時動作回路で、チュ
ーナ（１４）による必要受信チャンネルの選択にもとづ
いて選局動作をおこなうとともに、例えばリモートコン
トロール送信機（図示せず）からの電源ＯＮ−ＯＦＦ信
号を受信して、スイッチングトランジスタ（１５）を介
して電源リレー（８）をＯＮ−ＯＦＦ制御する． （６）は第２の受像用電源回路で、この第２の受像用電
源回路（６）は，上記電源リレー（８）のＯＮにともな
ってＡＣ電源電圧が供給されるスイッチング電源により
構成されており、整流器（ｌ６）と電圧安定回路（２）
とを有している． （１７）は陰極線管で、この陰極線管（１７）はビデオ
回路（ｌ８）および高圧発生●偏向回路（ｌ８）を介し
て上記第２の受像用電源回路（８）に接続されている。

つぎに、上記構戒の動作について説明する．主電源スイ
ッチ（１０）をＯＮにすると、ＡＣ電源電圧が第１の待
機用電源回路（５）の低周波交流トランス（８）により
低電圧に変換され、整流器（１２）により整流されたの
ち、電圧安定回路（１）を経て選局マイコンなどの待機
時動作回路（１３）に供給され、動作スタンバイの状態
となる． この動作スタンバイの状態で、例えばリモートコントロ
ール送信機から上記待機時動作回路（１３）に電源ＯＮ
信号を入力すると、この待機時動作回路（１３）からの
出力によりトランジスタ（１５）を介して電源リレー（
８）がＯＮになり、第２の受像用電源回路（８）にＡＣ
電源電圧が供給される．これにより、ビデオ回路（１８
）および高圧発生●偏向回路（１９）が動作して、陰極
線管（１７）における所定の受像動作がおこなわれる． 〔発明が解決しようとする課８］ 従来のテレビジョン受信機の電源回路は、以上のように
構威されているので、受像時においても第１の待機用電
源回路に電源電圧が供給されるために、低周波交流トラ
ンスの商用周波数の漏洩フラツクスにより電子ビームの
軌道が曲げられて画面ゆれなどを生じやすく、それゆえ
に、上記トランスのテレビジョン受信機内での配置に制
限を与える問題があった。

また、上記トランスをケイ素鋼板などにより磁気シール
ドして漏洩フラツクスによる画面のゆれなどを抑制する
ことも考えられていたが、この場合は、トランスの磁束
密度を十分に上げることができないばかりでなく、トラ
ンスが大型化し、特に待機時の電源容量を大きく必要と
する電源回路においては問題であった． この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、低周波交流トランスの漏洩フラツクスによる
画面ゆれなどを抑制することができるとともに、トラン
スの小型化、低コスト化を図ることができるテレビジョ
ン受信機の電源回路を提供することを目的とする． ［課題を解決するための手段］ この発明に係るテレビジョン受信機の電源回路は、受像
時に第２の受像用電源回路によりダイオードを介して第
１の待機用電源回路の負荷を補うように構威したことを
特徴とする． ［作用］ この発明によれば，受像時において、第２の受像用電源
回路の負荷がダイオードを介して第１の待機用電源回路
の低周波交流トランスの負荷として加わるため、この低
周波交流トランスの電流が減少されて，その発生磁束密
度が待機時よりも低下する。これにより、受像時におけ
る上記トランスの漏洩フランクスが減少し、画面ゆれな
どの発生を抑制することができる． ［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
． 第１図はこの発明の一実施例によるテレビジョン受信機
の電源回路の構成を示すブロック図であり、同図におい
て、（１）　．　（２）　．　（５）　．　（６）（８
）〜（ｌ９）は第３図で示す従来例と同一であるため、
該当部分に同一の符号を付して、それらの説明を省略す
る． 第１図において、（７）はダイオードで、このダイオー
ド（７）は第２の受像用電源回路（６）にＡＣ電源電圧
が供給されている受像時において、第２図に示すように
、この第２の受像用電源回路（６）に接続されているビ
デオ回路（ｌ８）や高圧発生・偏向回路（ｌ９）などか
らなる負荷（４）を、電圧安定回路（１）や待機時動作
回路（１３）などからなる負荷（３）を有する第１の待
機用電源回路（５）の補足用負荷として供給するように
、両電源回路（Ｂ），（５）間に介装されている． なお、上記負荷補足用のダイオード（７）がＯＮするた
めに第２の受像用電源回路（８）の電圧はダイオード（
７）のバイアス電圧分だけ第１の待機用電源回路（５）
よりも高圧に設定されている．次に、上記構威の動作に
ついて説明する．動作スタンバイの状態およびこのスタ
ンバイ状態から所定の受像動作に至るまでの動作は従来
例で説明した通りであるため、ここでは説明を省略する
． ところで、上記所定の受像動作時において、第２の受像
用電源回路（６）の負荷（４）がダイオード（７）を経
て第１の待機用電源回路（５）における低周波交流トラ
ンス（９）の負荷として加わるため，この低周波交流ト
ランス（９）の電流が減少して、それにより発生される
磁束密度がスタンバイ状態のときよりも低下する．これ
によって、受像時における漏洩フラツクスが減少される
ので、トランス（９）に対して磁気シールドを施さなく
とも、漏洩フランクスによる画面のゆれなどの発生を十
分に抑制することができる． なお、上記実施例では、第２の受像用電源回路（６）を
スイッチング電源としたが、フライバックトランスなど
を用いた他の電源回路に構威しても、上記実施例と同様
の効果を奏する．また、第２の受像用電源回路（６）の
電源容量によっては、第１図の点線で示すように、ダイ
オード（７）と直列に抵抗（２０）を介装してもよい．
さらに、上記実施例では、ダイオード（７）を第１の待
機用電源回路（５）の電圧安定回路（１）の前段に接続
したが、電圧安定回路（１）の後段に接続しても、上記
実施例と同様の効果を奏する．［発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、受像時に、第２の受
像用電源回路側の負荷をもって第１の待機用電源回路の
負荷を補うことにより、受像時における低周波交流トラ
ンスによる漏洩フラツクスを減少させることができるか
ら，その低周波交流トランスのテレビジョン受信機内で
の配置を自由にとることができるとともに，磁気シール
ドを不要にして、全体の小型化、低コスト化を達戊する
ことができる．しかも、漏洩ブラックスによる画面のゆ
れなどを抑制して、見やすい画面を得ることができる．

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるテレビジョン受信機
の電源回路の構成を示すブロック図、第２図は第１図と
等価のブロック回路図、第３図は従来のテレビジョン受
信機の電源回路の構戒を示すブロック図である． （５）・・・第ｌの待機用電源回路、（６）・・・＄２
の受像用電源回路、（７）・・・ダイオード、（９）・
・・低周波交流トランス、（ｌ７）・・・陰極線管．な
お，図中の同一符号は同一または相当部分を示す．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）低周波交流トランスを有する第１の待機用電源回
   路と、陰極線管の動作用回路に接続されているとともに
   低周波交流トランスを有さない第２の受像用電源回路と
   、受像時に上記第２の受像用電源回路により第１の待機
   用電源回路の負荷を補うように両電源回路を接続するダ
   イオードとを備えたことを特徴とするテレビジョン受信
   機の電源回路。