JPH03143277A - 振動波モータ - Google Patents

振動波モータ

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Publication number
JPH03143277A
JPH03143277A JP1281227A JP28122789A JPH03143277A JP H03143277 A JPH03143277 A JP H03143277A JP 1281227 A JP1281227 A JP 1281227A JP 28122789 A JP28122789 A JP 28122789A JP H03143277 A JPH03143277 A JP H03143277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding
long fibers
vibration wave
wave motor
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP1281227A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Seki
裕之 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP1281227A priority Critical patent/JPH03143277A/ja
Publication of JPH03143277A publication Critical patent/JPH03143277A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は圧電体による超音波振動を利用し、摩擦により
駆動力を得る超音波モータに係り、詳しくは摩擦力を得
るための摺動材に関するものである。
[従来の技術] 超音波モータにおいては、金属等の弾性材料からなる固
定体と移動体が相互に接触加圧されることにより、圧電
体による進行波振動が例えば該固定部を通して移動体へ
と伝えられ、該移動体が摩擦駆動される。
固定体と移動体の接触加圧状態は、超音波モータとして
の起動トルク、無負荷回転数、モータ効率寿命などの緒
特性を決定づける一つの要因となる。
従来固定体と移動体との接触する摺動部に用いる摺動材
の材料として、イ稟ド構造を有した樹脂材に短繊維を充
填したり(特開昭82−147978 ) 、耐摩耗性
充填材を充填(特開昭82−193575 )させて耐
摩耗性を向上させ、モータ性能の向上を図っていた。
[発明が解決しようとしている課題] 上述した様な特性を得るために超音波モーターの摺動材
に求められる特性は、モータの駆動原理から摺動材の耐
摩耗性があること、摩擦係数が安定していること、そし
て更に摺動面の法線方向(圧接方向)の剛性が低く、周
方向の剛性が高いことが要求される。
しかしながら、上記従来例では1、樹脂の中に短繊維或
は有機、無機粉末等がランダムに配合されているため、
耐摩耗性、摩擦係数の安定性に対しては優れているか、
摺動材の法線方向と周方向の剛性がほぼ等しくなってし
まう。そのため、モータの鳴きを防止し、高トルクを得
るために摺動部の法線方向の剛性をある程度小さくする
と、周方向の剛性も同時に小さくなり、移動体を駆動す
る力のロスになり、またモータの応答性も悪くなるとい
う欠点があった。
また、樹脂の中に長繊維だけを摺動面に平行な方向に配
向させて、摺動材に異方性をもたせた従来例もあるが、
これは本発明者の実験により摩擦係数が安定せず、モー
タ特性上悪いことが判明した。
本発明の目的は、上記した従来の問題を解決し、法線方
向に要求される特性と、周方向に要求される特性を満た
すことのできる摺動材を備えた振動波モータを提供する
ものである。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明の振動波
モータにおける摺動材は、樹脂材に短繊維と長繊維の両
方配合し、摺動面の表層、例えば摺動面近傍の少なくと
も数十μmは短繊維だけの層とし、内部に長繊維を周方
向に配向させることにより、摺動面は摩擦係数が安定で
耐摩耗性を有し、かつ摺動材の法線方向には適度な弾性
を有し、同時に周方向の剛性を高くして、モータの鳴き
発生の防止、モータの出力も同時に向上させたものであ
る。
摺動材の母材となる樹脂は、特に限定はなく、熱硬化性
樹脂、熱可塑性樹脂など何でもよい。また短繊維として
は、炭素繊維、炭素珪素ウィスカ、窒化珪素ウィスカ、
アル主す繊維、芳香族ポリアミド繊維などを用いる。長
l111維は摺動体内部で材料の異方性をもたせる目的
で使うため、樹脂材よりも硬いものであれば何でもよい
が、長繊維だけを摺動面と平行な方向に配向させるため
に磁界を使うときれいに配向できるので、ピアノ線など
の磁性体が使用できる。
[実 施 例] 実施例1 第1図は実施例1を示す振動波モータの側面図である。
1は例えば円環形状に形成された金属製の弾性体で、そ
の裏面側に圧電体2が接着剤により接着され、又その表
面側はスリットSが周方向に沿って多数形成されている
。3は移動子で、弾性体1の当接面側に摺動材4が固着
され、不図示の加圧手段により弾性体1に加圧接触され
ている。
弾性体1の材料としては、ステンレス等の鉄系の材料、
しんちゅう、リン青銅等の銅系の材料が用いられ、その
表面は素材そのものとしたり、あるいは化学ニッケルメ
ッキ、超硬合金の溶射等の処理が施される。
摺動材4は、第2図に示すように、母材となる樹脂材4
a中に、短繊維4bが均一分散状態で充填されると共に
、長繊維4cが周方向(X方向)に配向されて均一に分
散されている。なお、長繊維4cは弾性体1と接する摺
動面から少なくとも数十μの厚さの領域内には存在しな
いようにし、長繊維が摺動面から出ないようにしている
このような摺動材4を使用することにより、摺動材4は
周方向(X方向)には剛性が高く、摺動面に発生する摩
擦力を効率よく移動子3に伝達でき、かつ7去線方向(
Y方向)には剛性が低いため、弾性体1の振動に摺動材
4の摺動面がよく追従でき、鳴きを防止することかでき
る。
また、摺動材4の摺動面には短縁のみが露出しているの
で、安定した摺動特性が得られ、摩耗量も少なくなる。
[他の実施例] 実施例2 第3図は実施例2を示す。
本実施例は長繊維4cを移動体3との接合面側に集中さ
せ、短繊維4bを摺動面側に分散させて配合した例であ
る。
本実施例では移動体に摺動材4を接合しているが、これ
を弾性体1に接合してもよい。
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明による振動波モタは、その摺
動側を、樹脂材の中に短繊維と長繊維を複合することに
より、摺動面と平行な方向に高い剛性をもち、法線方向
に適度な弾性をもっため、駆動力となる摩擦力を効率よ
く、移動体に伝達できると同時に、鳴きを防止でき、ざ
らに摺動面側の短繊維により、安定した摺動特性が得ら
れるため、高効率で高い信頼性を有した超音波モータが
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による振動波モータの実施例1の側面図
、第2図はその摺動材の断面図、第3図は実施例2の断
面図を示す。 1・・・弾性体       2・・・圧電体3・・・
移動体       4・・・摺動体4a・・・樹 脂
     4b・・・短繊維4c・・・長繊維 他4名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気−機械エネルギ変換手段により進行波の形成さ
    れる弾性体と、該弾性体に圧接手段を介して当接する当
    接部材と、該弾性体又は該当接部材の対向面側のいずれ
    か一方に設けられた摺動材とから構成され、該弾性体に
    形成される進行波により、該弾性体と該当接部材とを摩
    擦力により相対移動させる振動波モータにおいて、 該摺動材は、樹脂よりなる母材中に少なくとも短繊維と
    長繊維とを含み、長繊維を摺動面に平行に配向したこと
    を特徴とする振動波モータ。 2 摺動材の短繊維は、母材中にランダムに配向されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の振動波モータ。 3 摺動材の長繊維は、摺動面近傍には存在しないよう
    に配向されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の振動波モータ。 4 長繊維は磁性体であることを特徴とする請求項1、
    2又は3に記載の振動波モータ。
JP1281227A 1989-10-27 1989-10-27 振動波モータ Pending JPH03143277A (ja)

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