JPH0313944Y2 - - Google Patents

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JPH0313944Y2
JPH0313944Y2 JP7551583U JP7551583U JPH0313944Y2 JP H0313944 Y2 JPH0313944 Y2 JP H0313944Y2 JP 7551583 U JP7551583 U JP 7551583U JP 7551583 U JP7551583 U JP 7551583U JP H0313944 Y2 JPH0313944 Y2 JP H0313944Y2
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JP
Japan
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slide
pinion
movable body
knobs
case
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JP7551583U
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JPS59181531U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、2つのスライド摘みにて複数の電
気接点を切換えるプツシユ式スライドスイツチに
関するものである。
一般に複数の電気回路を切換えるスイツチとし
ては、例えばロータリスイツチ、プツシユスイツ
チ等が使用されているが、これらスイツチはデザ
イン的に操作パネルに対するスイツチの取付位置
が限られると同時に、スイツチの構造上、基板の
取付位置が決められてしまうため、設計の自由度
が低いという欠点がある。また、前者すなわち、
ロータリスイツチは、クリツク力をもつて回転さ
れるために摘みを大きくしないと回転が重く操作
性が悪くなる。しかしながら、摘みを大きくする
と、他の摘み類との関係においてデザイン上のバ
ランスが悪くなり、また、力の入れ具合によつて
は目的とする接点をオーバーして回してしまうこ
とがあり、余り操作性がよくない。他方、後者の
プツシユスイツチは、スイツチの数だけ摘みが必
要となるため、部品数が増大するとともに、組立
が面倒となり、しかも、操作パネルに対する広い
取付スペースを必要とするなどの不都合があつ
た。
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、
その目的は、可動接点を有する可動体を固定接点
を有するケース内に摺動自在に配設するととも
に、この可動体にラツクを形成し、このラツクに
噛合するピニオンを2個の操作用スライド摘みに
より作動させて、可動体を相反する方向に選択的
に移動させ、スイツチの切換え動作を迅速かつ正
確に行えるようにしたことを特徴とするプツシユ
式スライドスイツチを提供しようとするものであ
る。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図はこの考案のスイツチの構造を示す横断
面図、第2図はその中央縦断面図を示すもので、
図中、1はスイツチ本体を構成するケースであつ
て、後述する可動体2の案内室1aと、スライド
摘み3,4の操作部および操作用のピニオン5等
を収容する操作室1bとを有しており、前記案内
室1aと操作室1bの一部の底部には絶縁板6を
介して3個以上の複数の固定接点7……が適宜間
隔をおいて2列状態に配列されている。
前記ケース1の案内室1aおよび操作室1bの
一部内に摺動自在に配設される可動体2には、第
3図に示すように、その下部に前記固定接点7…
…に対応して形成された凹溝8が設けられ、この
凹溝8の内面に固定接点7……と選択的に接触し
得る可動接点9……が装設されている。また、こ
の可動体2の上面部における中央部には、この可
動体2のスライド方向に沿う溝10が設けられて
おり、この溝10の一端部にはこの可動体2の移
動量を調節するための階段状係止部11が形成さ
れ、かつ、上面部の一側方にはラツク12が形成
されている。
一方、前記ピニオン5は、後述のモールド枠1
7にて固定された枢支ピン13をもつてケース1
に対して回転自在に枢支されており、その下端部
には前記ラツク12と噛合する第1のギヤ部5a
が形成され、この第1のギヤ部5aの上部には操
作用の第2のギヤ部5bが形成されていており、
さらに、このピニオン5の上部には、等間隔で同
心状に配列された複数の遊び止め用凹所14……
を有するフランジ部5cが一体的に形成されてい
る。なお、このフランジ部5cの周側面には、複
数の位置出し用切欠き15……が等間隔に設けら
れている。この場合、枢支ピン13は、前記ケー
ス1の上方からピニオン5を貫通して止め輪16
にてピニオン5を回転自在に保持するのである
が、ピニオン5よりも下方に突出する部分は前記
可動体2の溝10内に突入し、溝10の一端部に
形成されている階段状係止部11の任意の段部す
なわち突出量に見合つた段部と係合するようにな
つている。したがつて、長さの異なる枢支ピン1
3を選択的に使用することによつて可動体2の移
動量の調節が可能となる。
一方、前記ケース1の操作室1b側の端部に貫
通装着される一対のスライド摘み3,4は、それ
ぞれケース1の側壁1cに穿設された取付孔1
d,1eに対して摺動自在となつており、かつ、
その先端に設けられた凹所3a,4aと前記ケー
ス1内に配設されるモールド枠17の突部17a
を利用して両者間に縮設されるスプリング18の
弾発力によつて常時ケース1の外方へ突出しうる
ようになつている。また、これらスライド摘み
3,4の先端側内方には、スライド摘み3,4の
軸方向に沿う爪部3b,4bが突設されており、
これら各爪部3b,4bは、前記ピニオン5の第
2のギヤ部5bの相対する部位にそれぞれ弾性的
に係合しうるようになつている(第5図参照)。
したがつて、例えば一方のスライド摘み3(第1
図において下方側)をスプリング18に抗して押
圧すると、爪3bがピニオン5の第2のギヤ部5
bと係合して、第1図においてピニオン5は時計
方向に回転する。このとき、ピニオン5の第1の
ギヤ部5aが前記可動体2のラツク12と噛合し
ているので、ピニオン5の時計方向の回転に伴つ
て可動体2が第1図および第2図において左方へ
移動する。また、他方のスライド摘み4を、同様
にスプリング18に抗して押圧すると、ピニオン
5は反時計方向に回転し、可動体2は右方に移動
する。よつて、スライド摘み3,4を選択的に操
作することにより、可動体2を間欠的に相対する
方向に移動し、任意の固定接点7と可動接点9と
を接触させることができ、任意の電気回路の切換
え操作が可能となる。なお、前記スライド摘み
3,4の移動および位置を規制するために、各ス
ライド摘み3,4の下面に移動方向に沿うガイド
溝3c,4cを設け、このガイド溝3c,4c
を、前記ケース1内に配設されるモールド枠19
の上面に突出するガイドリブ19a,19aに嵌
合させ、かつ、スライド摘み3,4の上面に突出
するリブ3d,4dをケース1の上面に摺接させ
てある(第4図参照)。
また、前記両スライド摘み3,4を同時に押込
んだときの誤動作を防止するために、この考案に
おいては、誤動作防止用ストツパ20が設けられ
ており、また、この誤動作防止用ストツパ20に
よつて前記ピニオン5の遊びをも防止している。
すなわち、前記両スライド摘み3,4間に配置さ
れる誤動作防止用ストツパ20の下面に設けたほ
ぼ楕円形の凹所20aを前記モールド枠19の上
面に起立する円孤状の支点用凸部21に嵌合させ
て、このストツパ20を左右すなわちスライド摘
み3,4側に揺動可能に配設し、かつ、その揺動
側端部に形成された係止壁20b,20cと、前
記スライド摘み3,4の各々から内方側に突出す
る係止突片3e,4eとが係合するようにしてい
る。この場合、ストツパ20の上部に起立する三
角状リブ20′がケース1の上面に接触して、揺
動を確実ならしめ、また、係止壁20b,20c
は下面に向つて円孤状に形成され、前記係止突片
3e,4eの係合側上端部には移動方向に向つて
下り勾配となる傾斜面3f,4fが形成されてお
り、例えば、一方のスライド摘み3をスプリング
18に抗して押圧すると、係止壁20bと係止突
片3eとが係合するが、さらに押圧すると、傾斜
面3fに沿つて係止壁20bが上方に押し上げら
れ、スライド摘み3は何ら支障をきたすことなく
前述の操作を行なう。このとき、ストツパ20
は、他方のスライド摘み4側に傾斜するので、こ
の状態において、スライド摘み4を押圧しても、
スライド摘み4の係止突片4eが係止壁20cに
当接係合してその移動は阻止される。したがつ
て、一方のスライド摘み3または4の操作中の他
方のスライド摘み4または3の誤動作を防止する
ことができる。また、スライド摘み3,4を同時
に押圧した場合、ストツパ20は左右のいずれか
の方向にも傾斜することができないので、各スラ
イド摘み3,4の係止突片3e,4eとストツパ
20の係止壁20b,20cとが係合して、両ス
ライド摘み3,4とも移動することができず、同
時操作による弊害を防止してある。
一方、前記ストツパ20のピニオン5側には、
規制用の爪22が突出しており、この爪22の先
端に設けられた円孤状の下向き凸部22aが前記
ピニオン5のフランジ部5cの上面に設けられた
遊び止め用凹所14……の各々と係合しうるよう
になつている。したがつて、爪22の下向き凸部
22aとピニオン5の遊び止め凹所14とが係合
した状態において、ピニオン5の不用意な回転は
勿論、前記可動体2の不用意な移動をも防止する
ことができる。なお、爪22はそれ自体が弾性を
有するので、ピニオン5の回転に伴つて上方に変
位し、順次隣接する遊び止め用凹所14……と係
脱して、ピニオン5の間欠回転を正確に行うよう
になつている。
なお、上記実施例では、スライド摘み3,4の
移動方向と可動体2の移動方向が同一の場合につ
いて説明したが、必ずしも同一である必要はな
く、第6図あるいは第7図に示すように、スライ
ド摘み3,4と可動体2の方向を交差状にするこ
とも可能である。
なお、上記第6図、第7図に示されているよう
に、ケース1の表面には切替接点位置出し用の少
なくとも1つの孔23が設けられており、他方、
可動体2側には第1図に示されているように上記
切替接点位置出し用孔23と位置的に対応して複
数の位置出し用の孔24が形成されており、これ
らの孔23,24のいずれか一つの孔24に図示
しない治具ピンを差込むことにより、組立時にお
いて、当該治具ピンに対してピニオン5のフラン
ジ部5cに設けた位置出し用切欠き15が当接
し、スライドスイツチに所要回路数を形成するた
めの固定接点7と可動接点9の初期位置、すなわ
ち位置出しが行なわれる。
上記した実施例の説明から明らかなように、こ
の考案のプツシユ式スライドスイツチによれば、
ケース内に摺動自動在に配設される可動接点を有
する可動体と、この可動体に形成されたラツクと
噛合する第1のギヤ部と操作用の第2のギヤ部と
を有するピニオンと、このピニオンの第2のギヤ
部における対向部位にそれぞれ間欠的に係合する
爪部を有する一対のスライド摘みと、これらスラ
イド摘み間に配設されて、少なくとも一方のスラ
イド摘みの操作時には他方のスライド摘みに係合
してその誤動作を防止する誤動作防止用ストツパ
とで構成してなるので、2個のスライド摘みの任
意の1個を間欠的に押圧操作することにより、ケ
ースに固定された固定接点と、可動体に装着され
た可動接点との接触を迅速かつ正確に行うことが
でき、しかも、両スライド摘み間に配設された、
誤動作防止用ストツパにより、少なくとも一方の
スライド摘みの操作時には、他方のスライド摘み
の操作を阻止することができるので、誤動作を生
じることがないなどの優れた効果が得られ、その
利用価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のスライドスイツチの一例を
示す横断面図、第2図はその中央縦断面図、第3
図および第4図はそれぞれ第2図の−線およ
び−線に沿う断面図、第5図はこの考案にお
けるスライド摘みとピニオンとの関係を示す概略
平面図、第6図および第7図はそれぞれこの考案
の第二および第三実施例を示す概略平面図および
概略側面図である。 図中、1はケース、2は可動体、3,4はスラ
イド摘み、3b,4bは爪、3e,4eは係止突
片、5はピニオン、5aは第1のギヤ部、5bは
第2のギヤ部、7は固定接点、8は凹溝、9は可
動接点、10は溝、11は段状係止部、12はラ
ツク、13は枢支ピン、14は遊び止め用凹所、
18はスプリング、20は誤動作防止用ストツ
パ、20aは凹所、20b,20cは係止壁、2
0′は三角状リブ、21は支点用凸部、22は規
制用爪、22aは下向き凸部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 同一直線上に適宜間隔をもつて配列された複
    数の固定接点に対して可動接点をスライドさせ
    て選択的に接触させることにより、電気回路の
    切換えを行うスライドスイツチにおいて、前記
    可動接点を有しケース内に摺動可能に配設され
    る可動体と、該可動体に形成されたラツクと噛
    合する第1のギヤ部と操作用の第2のギヤ部と
    を有し枢支ピンにて前記ケースに対して回転自
    在に取付けられたピニオンと、該ピニオンの第
    2のギヤ部における対向部位にそれぞれ間欠的
    に係合する爪部を有する一対のスライド摘み
    と、これらスライド摘み間に配設されていて、
    一方のスライド摘みの操作時には他方のスライ
    ド摘みに係合してそれを不作動状態に保持する
    誤動作防止用ストツパとで構成してなるプツシ
    ユ式スライドスイツチ。 (2) 前記ピニオンの上面には、複数の遊び止め用
    凹所が等間隔で同心的に配列されており、前記
    誤動作防止用ストツパには、前記凹所と係脱可
    能にかつ弾性的に係合する凸部を有する爪部材
    が延設されていることを含む実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のプツシユ式スライドスイツ
    チ。 (3) 前記誤動作防止用ストツパは、前記ケース内
    に揺動自在に配設されており、該ストツパの揺
    動側両端部と、前記一対のスライド摘みの各々
    とを係脱可能に形成してなることを含む実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のプツシユ式スラ
    イドスイツチ。 (4) 前記可動体には、そのスライド方向に沿つて
    溝が形成されているとともに、該溝の端部には
    階段状の係止部が設けられており、前記ピニオ
    ンを回転自有に枢支する枢支ピンと前記階段状
    係止部とを選択的に係合させることにより、前
    記可動体の移動量を調節可能に形成してなるこ
    とを含む実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    プツシユ式スライドスイツチ。
JP7551583U 1983-05-20 1983-05-20 プツシユ式スライドスイツチ Granted JPS59181531U (ja)

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JP7551583U JPS59181531U (ja) 1983-05-20 1983-05-20 プツシユ式スライドスイツチ

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Publication Number Publication Date
JPS59181531U JPS59181531U (ja) 1984-12-04
JPH0313944Y2 true JPH0313944Y2 (ja) 1991-03-28

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ID=30205580

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