JPH03139181A - 振動検出方法及び振動波モータ - Google Patents
振動検出方法及び振動波モータInfo
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- JPH03139181A JPH03139181A JP1276463A JP27646389A JPH03139181A JP H03139181 A JPH03139181 A JP H03139181A JP 1276463 A JP1276463 A JP 1276463A JP 27646389 A JP27646389 A JP 27646389A JP H03139181 A JPH03139181 A JP H03139181A
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Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は振動波モータに関し、詳しくは不用振動の検出
方法及び不用振動を抑制することができる振動制御回路
に関するものである。
方法及び不用振動を抑制することができる振動制御回路
に関するものである。
[従来の技術]
進行性振動波を利用した振動波モータの原理的概要は代
表的には下記により説明される。
表的には下記により説明される。
全周長がある長さλの整数倍であるような弾性材料製の
リング状の振動体の片面に、周方向に配列された二群の
各複数個の圧電素子を固着したものをステータとする。
リング状の振動体の片面に、周方向に配列された二群の
各複数個の圧電素子を固着したものをステータとする。
これらの圧電素子は各群内ではλ/2のピッチにて且つ
交互に逆の伸縮極性となるように配列されており、また
両群間には周方向に関してλ/4の奇数倍の空間的なず
れがあるように配置されている。圧電素子の両群には夫
々電極膜を施し、いずれかの−群(以下A相と称す)の
みに交流電圧な印加すれば、上記振動体は、該群の各圧
電素子の中央点及びそこからλ/2おきの点が腹の位置
、また核層の位置間の中央点が節の位置であるような曲
げ振動の定在波(波長λ)が振動体の全周に亘って発生
する。また他の一群(以下B相と称す)のみに交流電圧
を印加すれば同様に定在波が生ずる。ただしその膵及び
節の位置はA相による定在波に対してλ/4ずれたもの
となる。
交互に逆の伸縮極性となるように配列されており、また
両群間には周方向に関してλ/4の奇数倍の空間的なず
れがあるように配置されている。圧電素子の両群には夫
々電極膜を施し、いずれかの−群(以下A相と称す)の
みに交流電圧な印加すれば、上記振動体は、該群の各圧
電素子の中央点及びそこからλ/2おきの点が腹の位置
、また核層の位置間の中央点が節の位置であるような曲
げ振動の定在波(波長λ)が振動体の全周に亘って発生
する。また他の一群(以下B相と称す)のみに交流電圧
を印加すれば同様に定在波が生ずる。ただしその膵及び
節の位置はA相による定在波に対してλ/4ずれたもの
となる。
これに対しA、B相に、周波数が同じで且つ互いに90
”の時間的位相差を有する交流電圧を同時に印加すると
、両者の定在波の合成の結果、振動体には周方向に振動
する曲げ振動の進行波(波長λ)が発生し、このとき、
厚みを有する上記振動体の多面状の各点は一種の楕円運
動をする。よって、振動体の各多面に、ロータとして例
えばリング状の移動体を加圧接触させておけば、この移
動体は振動体から上記楕円運動に伴って周方向の摩擦を
受は回転駆動される。
”の時間的位相差を有する交流電圧を同時に印加すると
、両者の定在波の合成の結果、振動体には周方向に振動
する曲げ振動の進行波(波長λ)が発生し、このとき、
厚みを有する上記振動体の多面状の各点は一種の楕円運
動をする。よって、振動体の各多面に、ロータとして例
えばリング状の移動体を加圧接触させておけば、この移
動体は振動体から上記楕円運動に伴って周方向の摩擦を
受は回転駆動される。
なおこの振動波モータにおいては、一般に、上記A、B
相の圧電素子群の他に、振動体に振動検出用の圧電素子
(以下S相と称す)を設け、例えばこのS相からの出力
と、A、B相の圧電素子群への駆動印加電圧との位相差
を一定にする条件を満たす周波数で駆動することで、振
動体の振動状態を一定に保ちモータ出力を安定させる駆
動方法がとられている。
相の圧電素子群の他に、振動体に振動検出用の圧電素子
(以下S相と称す)を設け、例えばこのS相からの出力
と、A、B相の圧電素子群への駆動印加電圧との位相差
を一定にする条件を満たす周波数で駆動することで、振
動体の振動状態を一定に保ちモータ出力を安定させる駆
動方法がとられている。
第18図はこのような従来の振動波モータの駆動制御回
路の一例、第19図はリング状振動体に設けた駆動相で
あるA、B相、及び振動検出用であるS相の配置並びに
分極パターンを夫々示している。
路の一例、第19図はリング状振動体に設けた駆動相で
あるA、B相、及び振動検出用であるS相の配置並びに
分極パターンを夫々示している。
これらの図において、31は振動波モータのリング状に
形成された振動体で、その片面側にS相圧電素子31−
1、A相圧電素子群31−2、B相圧電素子群31−3
が例えば接着剤で接着されると共に、これらの圧電素子
の共通電極をなすC相電極Cが同様に接着されている。
形成された振動体で、その片面側にS相圧電素子31−
1、A相圧電素子群31−2、B相圧電素子群31−3
が例えば接着剤で接着されると共に、これらの圧電素子
の共通電極をなすC相電極Cが同様に接着されている。
A相圧電素子群31−2及びB相圧電素子群31−3は
、夫々発振器33.90°移相器34、増幅器35.3
6、及びS相圧電素子31−1からの位相差又は振幅情
報等に基づき振動状態を検出する振動検出回路32とか
らなる駆動回路により駆動制御されるようになっており
、発信器33からの交流信号は一方の増幅器35に直接
入力し、また他方の増幅器36には90°移相器34を
介して時間的位相差が90°ずれて入力されて、夫々A
相圧電素子群31−2及びB相圧電素子群31−3を駆
動するようになっており、その際S相圧電素子31−1
により振動体31上に形成されている進行性振動波の位
相を検出しながら正規の波数でモータを駆動するように
、振動検出回路32により発振器33を制御する。
、夫々発振器33.90°移相器34、増幅器35.3
6、及びS相圧電素子31−1からの位相差又は振幅情
報等に基づき振動状態を検出する振動検出回路32とか
らなる駆動回路により駆動制御されるようになっており
、発信器33からの交流信号は一方の増幅器35に直接
入力し、また他方の増幅器36には90°移相器34を
介して時間的位相差が90°ずれて入力されて、夫々A
相圧電素子群31−2及びB相圧電素子群31−3を駆
動するようになっており、その際S相圧電素子31−1
により振動体31上に形成されている進行性振動波の位
相を検出しながら正規の波数でモータを駆動するように
、振動検出回路32により発振器33を制御する。
発振器33によりA相圧電素子群31−2及びB相圧電
素子群31−3に印加する交流信号の周波・数は振動体
31の固有振動数により決められ、また振動体31上に
形成される進行性振動波の波数は、振動体31に設けら
れる例えばA相圧電素子群31−2における分極方向が
異なる隣接した圧電素子の間隔と振動体31の周長によ
って決められ、第19図の場合は8波の進行波が形成さ
れるようになっている。
素子群31−3に印加する交流信号の周波・数は振動体
31の固有振動数により決められ、また振動体31上に
形成される進行性振動波の波数は、振動体31に設けら
れる例えばA相圧電素子群31−2における分極方向が
異なる隣接した圧電素子の間隔と振動体31の周長によ
って決められ、第19図の場合は8波の進行波が形成さ
れるようになっている。
[発明が解決しようとしている課題]
上記構成において、振動波モータが設計通りの進行性振
動波の波数で駆動している場合は、その振動波モータが
有している性能を充分引き畠すことができるが、例えば
振動波モータの振動体と移動体間の摩擦力により自励振
動が発生して、設計値通りでない進行性振動波の振動(
波数も異なる)がカロわった場合には、振動検出相であ
るS相の出力として第20図(C)に示すような信号が
得られる。そしてこれに基づいて駆動制御を行なうと、
本来必要な第20図(a)に示される信号との間にずれ
を生じ、ひいては回転ムラの増加や急激な回転数及びト
ルクの低下や異音発生を招くといった問題がある。
動波の波数で駆動している場合は、その振動波モータが
有している性能を充分引き畠すことができるが、例えば
振動波モータの振動体と移動体間の摩擦力により自励振
動が発生して、設計値通りでない進行性振動波の振動(
波数も異なる)がカロわった場合には、振動検出相であ
るS相の出力として第20図(C)に示すような信号が
得られる。そしてこれに基づいて駆動制御を行なうと、
本来必要な第20図(a)に示される信号との間にずれ
を生じ、ひいては回転ムラの増加や急激な回転数及びト
ルクの低下や異音発生を招くといった問題がある。
そこでこのような回転ムラや異音発生等の問題を解決で
きる手段として、振動体の振動状態を検出する振動検出
相(S相)と共に振動抑圧用の第3の駆動相を振動体に
設け、振動検出相から検出した信号を増幅手段を介して
該第3の駆動相に入力するようにした構成の振動波モー
タを本出願人は提案し、既に特願平1−88698号と
して出願している。これはフィルターを用いることで駆
動周波数の信号を減衰させて不用振動を抑制させるため
の信号を得るようにした方式のものである。
きる手段として、振動体の振動状態を検出する振動検出
相(S相)と共に振動抑圧用の第3の駆動相を振動体に
設け、振動検出相から検出した信号を増幅手段を介して
該第3の駆動相に入力するようにした構成の振動波モー
タを本出願人は提案し、既に特願平1−88698号と
して出願している。これはフィルターを用いることで駆
動周波数の信号を減衰させて不用振動を抑制させるため
の信号を得るようにした方式のものである。
ところで、通常駆動周波数の信号に対し上記のような抑
制したい波動の信号は10〜31dBはど小さく、また
増幅器の電源の効率等を考えれば駆動周波数の信号は4
0dB程度減衰させることが好ましいのであるが、上記
提案のように、通常のアナログ的なフィルターでたかだ
か数倍程度の周波数の差によって数十dBもの減衰量を
得ようとするとどうしても高次のフィルターが必要とな
り、さらにまたフィルターでの周波数−位相特性の変化
も急激となり、振動波モータの共振周波数の温度や負荷
による変動に対応しきれないという問題がある。
制したい波動の信号は10〜31dBはど小さく、また
増幅器の電源の効率等を考えれば駆動周波数の信号は4
0dB程度減衰させることが好ましいのであるが、上記
提案のように、通常のアナログ的なフィルターでたかだ
か数倍程度の周波数の差によって数十dBもの減衰量を
得ようとするとどうしても高次のフィルターが必要とな
り、さらにまたフィルターでの周波数−位相特性の変化
も急激となり、振動波モータの共振周波数の温度や負荷
による変動に対応しきれないという問題がある。
第21図はこのようなアナログフィルターの周波数特性
の一例を示しており、このフィルターはカットオフ周波
数をfc= 15 kHzとし、駆動周波数を30kH
zとして、30kHzにおける減衰量が40dB以上に
なるように8次のフィルターとした場合として例示して
いる。
の一例を示しており、このフィルターはカットオフ周波
数をfc= 15 kHzとし、駆動周波数を30kH
zとして、30kHzにおける減衰量が40dB以上に
なるように8次のフィルターとした場合として例示して
いる。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明は上記問
題を解決して、駆動周波数成分に関して充分な減衰を与
える手段を振動体及び制御回路によって簡単に構成させ
、これによって電源の利用効率を高め、低い電源電圧で
も不用な波の振動を充分に抑圧できる回路構成をもった
振動波モータを提供することを目的としてなされたもの
である。
題を解決して、駆動周波数成分に関して充分な減衰を与
える手段を振動体及び制御回路によって簡単に構成させ
、これによって電源の利用効率を高め、低い電源電圧で
も不用な波の振動を充分に抑圧できる回路構成をもった
振動波モータを提供することを目的としてなされたもの
である。
このような目的を実現する本発明の振動検出方法は、電
気−機械エネルギー変換素子からなる第1及び第2の駆
動相に駆動制御回路がら交流電圧を駆動信号として印加
し、これによって該駆動相が設けられた振動体に波長λ
の進行性振動波を生じさせて、該振動体に加圧接触され
た部材をこの進行性振動波により相対移動させる振動波
モータであって、かつ上記進行性振動波以外の波長の振
動を抑制する手段を有する振動波モータにおいて、振動
体の複数位置から検出した検出振動信号を合成して、振
動体駆動のための振動成分を減衰さ斌た不用振動を表わ
す信号を取り出すようにしたことを特徴とする。
気−機械エネルギー変換素子からなる第1及び第2の駆
動相に駆動制御回路がら交流電圧を駆動信号として印加
し、これによって該駆動相が設けられた振動体に波長λ
の進行性振動波を生じさせて、該振動体に加圧接触され
た部材をこの進行性振動波により相対移動させる振動波
モータであって、かつ上記進行性振動波以外の波長の振
動を抑制する手段を有する振動波モータにおいて、振動
体の複数位置から検出した検出振動信号を合成して、振
動体駆動のための振動成分を減衰さ斌た不用振動を表わ
す信号を取り出すようにしたことを特徴とする。
本発明はまた、上記方法によって得られた不用振動を示
す信号を利用して不用振動を抑制することができる振動
波モータを特徴とするものであり、具体的には、進行性
振動波の成分を減衰させて不用振動を表わした振動成分
の信号を得るために上記振動体の複数位置に設けた複数
の振動検出相と、これら複数の振動検出相から検出した
信号の合成により不用振動を表わす振動成分の信号を得
る信号処理手段と、この信号処理手段の信号に基づいて
上記振動体に設けた第3の駆動相を駆動させる駆動制御
手段゛とを有する構成をなすことをその振動波モータの
特徴とする。
す信号を利用して不用振動を抑制することができる振動
波モータを特徴とするものであり、具体的には、進行性
振動波の成分を減衰させて不用振動を表わした振動成分
の信号を得るために上記振動体の複数位置に設けた複数
の振動検出相と、これら複数の振動検出相から検出した
信号の合成により不用振動を表わす振動成分の信号を得
る信号処理手段と、この信号処理手段の信号に基づいて
上記振動体に設けた第3の駆動相を駆動させる駆動制御
手段゛とを有する構成をなすことをその振動波モータの
特徴とする。
上記構成において、複数の振動検出相から検出した信号
を合成して不用振動を表わす信号を得るための信号処理
手段としては、例えば加算器あるいは減算器を代表的に
例示することができる。
を合成して不用振動を表わす信号を得るための信号処理
手段としては、例えば加算器あるいは減算器を代表的に
例示することができる。
また複数の振動検出相は、振動体を駆動させている進行
性振動波の波の成分を減衰するために該進行性振動波の
波長の1/2波長の整数倍の間隔をもって振動体上に設
けることがPZT面積の有効利用及び振動波モータの性
能の面から見て好ましい。
性振動波の波の成分を減衰するために該進行性振動波の
波長の1/2波長の整数倍の間隔をもって振動体上に設
けることがPZT面積の有効利用及び振動波モータの性
能の面から見て好ましい。
[実施例]
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。
る。
実施例1
第1図(a)は本発明よりなる振動波モータの振動体に
形成された圧電素子群(電気−機械エネルギー変換素子
)の分極パターンを一例的に示した図であり、第2図は
これの駆動に用いられる駆動制御回路の構成を示した図
である。
形成された圧電素子群(電気−機械エネルギー変換素子
)の分極パターンを一例的に示した図であり、第2図は
これの駆動に用いられる駆動制御回路の構成を示した図
である。
本実施例の振動波モータ1は、リング状の振゛動体1a
にA相圧電素子群1−2(第1図中のA〜A、)及びB
相圧電素子群1−3(第1図中のB〜B、)を第1図に
示すパターンに設けて、8波の進行性振動波を形成させ
ると共に、振動検出相であるS相圧電素子1−1からの
検出信号に基づき発振器3を駆動制御して、上記A相圧
電素子群1−2及びB相圧電素子群1−3を、夫々増幅
器5、及び90°移相器4、増幅器6を介して駆動する
ようにしており、これらの構成自体は従来例として示し
た上記第15図の構成と同じである。
にA相圧電素子群1−2(第1図中のA〜A、)及びB
相圧電素子群1−3(第1図中のB〜B、)を第1図に
示すパターンに設けて、8波の進行性振動波を形成させ
ると共に、振動検出相であるS相圧電素子1−1からの
検出信号に基づき発振器3を駆動制御して、上記A相圧
電素子群1−2及びB相圧電素子群1−3を、夫々増幅
器5、及び90°移相器4、増幅器6を介して駆動する
ようにしており、これらの構成自体は従来例として示し
た上記第15図の構成と同じである。
本実施例の特徴は上記構成に加えて、振動体1aのS相
圧電素子1−1(以下S1相という)に対して、リング
上の振動体の回転対称位置(つまり(ん、/2)X8だ
け離れた位置;ん、は8波の場合の波長を示す)に、第
2のS相圧電素子1−4(以下S2相という)を配置し
、これらS、相I S2相からの出力の差の信号を減算
回路7で作ることを一つの特徴とし、またこの差の信号
を増幅器8で増幅して、振動体上に設けた不用振動抑制
用の駆動相り、1−5(上述第3の駆動相;以下り、相
という)に入力させるように構成したところにある。
圧電素子1−1(以下S1相という)に対して、リング
上の振動体の回転対称位置(つまり(ん、/2)X8だ
け離れた位置;ん、は8波の場合の波長を示す)に、第
2のS相圧電素子1−4(以下S2相という)を配置し
、これらS、相I S2相からの出力の差の信号を減算
回路7で作ることを一つの特徴とし、またこの差の信号
を増幅器8で増幅して、振動体上に設けた不用振動抑制
用の駆動相り、1−5(上述第3の駆動相;以下り、相
という)に入力させるように構成したところにある。
この構成の作用を以下例示的に説明すると、今、振動波
モータ上に8波の駆動周波数の振動(説明上約30 k
Hzの振動であるとする)の他に、何らかの原因により
5波の振動(説明上約10kt(zの振動であるとする
)が発生した場合のある瞬間の振動波モータ上の各の振
動の様子を第3図に示す。ここで第3図(a)は振動体
駆動による8波の振動の様子、第3図(b)は自然発生
した5波の振動の様子を夫々個別に示し、この図では理
解を容易化するために、S、相にて8波と5波の波の振
動のピークが一致しているものとして示した。
モータ上に8波の駆動周波数の振動(説明上約30 k
Hzの振動であるとする)の他に、何らかの原因により
5波の振動(説明上約10kt(zの振動であるとする
)が発生した場合のある瞬間の振動波モータ上の各の振
動の様子を第3図に示す。ここで第3図(a)は振動体
駆動による8波の振動の様子、第3図(b)は自然発生
した5波の振動の様子を夫々個別に示し、この図では理
解を容易化するために、S、相にて8波と5波の波の振
動のピークが一致しているものとして示した。
そして第3図(c)は実際に振動体上に観測される振動
の様子を示しており、これは第3図(a) 、 (b)
との関係ではこれら多波の線形和として表現される。
の様子を示しており、これは第3図(a) 、 (b)
との関係ではこれら多波の線形和として表現される。
ここで上記二つの振動検出相S1相、S2相の位置関係
が第1図で示したように設定されている場合には、これ
らの81相、Sa相の位置的位相差 φ6は であり、S、用土の8波の波と82相上の8彼の波は同
相である。
が第1図で示したように設定されている場合には、これ
らの81相、Sa相の位置的位相差 φ6は であり、S、用土の8波の波と82相上の8彼の波は同
相である。
これに対し5波の波の位相差 Δφ、はであるから、S
1相上の5波の波と82相上の5波の波は逆相となる。
1相上の5波の波と82相上の5波の波は逆相となる。
ここで第1図では、図示の如くS、相と82相の分極方
向が同方向であるから、第2図の減算回路7でsI相出
力とS2相出力の差の信号を作ると、この差の信号上で
は上記駆動信号の8波の信号は相互に減衰する関係とな
って存在しないことになり、不用振動である5波の振動
成分のみが取り出されたことになる。そして増幅器8へ
の入力は上記のとおり駆動信号が取り除かれている分だ
け小さい信号となり、低い電源電圧でも大きな増幅度を
得ることができる。
向が同方向であるから、第2図の減算回路7でsI相出
力とS2相出力の差の信号を作ると、この差の信号上で
は上記駆動信号の8波の信号は相互に減衰する関係とな
って存在しないことになり、不用振動である5波の振動
成分のみが取り出されたことになる。そして増幅器8へ
の入力は上記のとおり駆動信号が取り除かれている分だ
け小さい信号となり、低い電源電圧でも大きな増幅度を
得ることができる。
増幅された信号は、本実施例では不用振動抑制用として
振動体上に設けられた第1図に図示の第3の駆動相り、
(又はD2相、あるいはこれらの両相)に入力すること
で、振動体に自然発生した5波の振動を抑制できること
になる。
振動体上に設けられた第1図に図示の第3の駆動相り、
(又はD2相、あるいはこれらの両相)に入力すること
で、振動体に自然発生した5波の振動を抑制できること
になる。
なお上記したS1相、S!相の位置と、DI相、D2相
の位置の関係は、 (但し、XはS相とD相の中心間隔、aは整数、ん、は
5波の波長(え、=β15)を示す) またり、相、D、相の使用しない電極を利用してGND
相とかC相を設けても良い。あるいは振動体を直接GN
D相に接続することにより行なうこともできる。
の位置の関係は、 (但し、XはS相とD相の中心間隔、aは整数、ん、は
5波の波長(え、=β15)を示す) またり、相、D、相の使用しない電極を利用してGND
相とかC相を設けても良い。あるいは振動体を直接GN
D相に接続することにより行なうこともできる。
第4図は、上記実施例において使用した減算回路7の構
成の一例を図示して示したもので有る。
成の一例を図示して示したもので有る。
以上の本実施例の説明は、不用振動を5波の場合を例と
して行なってりるが、これは不用振動が7波の場合であ
っても同様に説明される。
して行なってりるが、これは不用振動が7波の場合であ
っても同様に説明される。
実施例2
本実施例は、不用振動が7波である場合に、より優れた
振動抑制を可能とする分極パターンをもった振動波モー
タを示したものである。
振動抑制を可能とする分極パターンをもった振動波モー
タを示したものである。
すなわち上記実施例1における振動波モータにおいては
、その分極パターンを示した第1図の図示から分かるよ
うに、不用振動を抑制するために振動体の上に設けられ
た第3の駆動相であるD1相(又はD2相)は7波の半
波長よりも周方向(すなわち進行性振動波の進行方向)
に関する長さが長い構成となっている。このため、この
ような構成に由来して振動抑制に対する効果は必ずしも
十分でないという面がある。
、その分極パターンを示した第1図の図示から分かるよ
うに、不用振動を抑制するために振動体の上に設けられ
た第3の駆動相であるD1相(又はD2相)は7波の半
波長よりも周方向(すなわち進行性振動波の進行方向)
に関する長さが長い構成となっている。このため、この
ような構成に由来して振動抑制に対する効果は必ずしも
十分でないという面がある。
そこで本実施例では、抑制しようとする不用振動が7波
である場合に適した第3の駆動相り、相(又はD2相)
を設けた分極パターンをもつ振動波モータを設けた例を
示すものであり、これは第5図によって示される。
である場合に適した第3の駆動相り、相(又はD2相)
を設けた分極パターンをもつ振動波モータを設けた例を
示すものであり、これは第5図によって示される。
すなわちD1相(及びD2相)の両側に共通電極Cを設
けることで、不用振動の半波長に近似した周方向の長さ
をもつようにD相を設けて、不用振動の抑制効果を向上
させたところにある。
けることで、不用振動の半波長に近似した周方向の長さ
をもつようにD相を設けて、不用振動の抑制効果を向上
させたところにある。
なお第1図、第5図の例では上記Sl相。
S3相の分極方向を同相に設けているが、これとは異な
り、S、相、St相の分極方向を逆jこ設けることも当
然可能である。第7図はこのようなS1相、S2相を逆
相に設けた場合の制御回路の構成を示している。すなわ
ちこの例の回路は、検出した振動の信号を合成すること
で駆動信号を減衰させる信号処理回路として加算回路(
第3図の例では減算回路)を使用した構成を示している
。
り、S、相、St相の分極方向を逆jこ設けることも当
然可能である。第7図はこのようなS1相、S2相を逆
相に設けた場合の制御回路の構成を示している。すなわ
ちこの例の回路は、検出した振動の信号を合成すること
で駆動信号を減衰させる信号処理回路として加算回路(
第3図の例では減算回路)を使用した構成を示している
。
実施例3
先に示した実施例1.2は、振動体を振動させる駆動信
号の周波数と、抑制しようとする不用振動の信号の周波
数が、偶数と奇数の関係にある場合について説明してい
る。しかし実際にはこれらの信号の周波数がいずれも偶
数(あるいはいずれも奇数)である場合、あるいは抑制
しようとする不用振動の信号が複数の波である場合も考
えられる。
号の周波数と、抑制しようとする不用振動の信号の周波
数が、偶数と奇数の関係にある場合について説明してい
る。しかし実際にはこれらの信号の周波数がいずれも偶
数(あるいはいずれも奇数)である場合、あるいは抑制
しようとする不用振動の信号が複数の波である場合も考
えられる。
本実施例はこのような場合に対処するための実施例を説
明するためのものであり、本例においては、第8図の分
極パターンで示されるように、S1相+S2相の間にD
相を設けた振動体が用いられ、これによって振動体上に
発生している7、6.及び4波の不用振動を抑制する例
として説明される。なお本例における振動体の駆動信号
は8波である。
明するためのものであり、本例においては、第8図の分
極パターンで示されるように、S1相+S2相の間にD
相を設けた振動体が用いられ、これによって振動体上に
発生している7、6.及び4波の不用振動を抑制する例
として説明される。なお本例における振動体の駆動信号
は8波である。
ここで多波の振幅最大位置がD相の中心に一致した瞬間
の振動の様子を第9図に示し、第9図(a)は駆動信号
の8波の振動の様子を示し、第9図(b)は7波の振動
、第9図(C)は6波の振動、更に第9図(d)は4波
の振動の様子を夫々示している。
の振動の様子を第9図に示し、第9図(a)は駆動信号
の8波の振動の様子を示し、第9図(b)は7波の振動
、第9図(C)は6波の振動、更に第9図(d)は4波
の振動の様子を夫々示している。
上記第8図で示される構成においては、D相の中心と8
1相、S2相の中心の位置的位相差は、共にん1./4
に設定されている(S、相。
1相、S2相の中心の位置的位相差は、共にん1./4
に設定されている(S、相。
S2相の位置的位相差はしたがってん、/2である)の
で、S1相の出力と82相の出力の和の信号を作ると、
多波の信号vnはD組上の波を基準とすれば、次ぎのよ
うになる。
で、S1相の出力と82相の出力の和の信号を作ると、
多波の信号vnはD組上の波を基準とすれば、次ぎのよ
うになる。
同様にして
= 2 cos(ω、t) cos(−一π)6
= 20O8((L) 4t) 番cos(−−z
)(但しω。はn波の周波数、λ。はn波の波長を示し
ている) この結果によれば、第8図の分極パターンをもつ振動体
において、S1相、S2相の出力の和の信号を作ること
で、この和の信号からは、駆動波の振動である8波の信
号は完全に除去され、この駆動はよりも低次のすべての
波の信号はSI相、Ss相の間にあるD相の波の位相と
一致することになる。なおこれはここでは説明していな
い他の波である場合、例えば5波あるいは3波の振動波
についても同様である。
)(但しω。はn波の周波数、λ。はn波の波長を示し
ている) この結果によれば、第8図の分極パターンをもつ振動体
において、S1相、S2相の出力の和の信号を作ること
で、この和の信号からは、駆動波の振動である8波の信
号は完全に除去され、この駆動はよりも低次のすべての
波の信号はSI相、Ss相の間にあるD相の波の位相と
一致することになる。なおこれはここでは説明していな
い他の波である場合、例えば5波あるいは3波の振動波
についても同様である。
したがって第10図に示した振動制御回路を用いて振動
制御を行なうことで、駆動振動以外のすべての不用振動
を抑制することが可能となる。なお第10図において示
している移相回路は、この例の分極パターンの81相、
S2相と、D相の位置関係から不用振動抑制のために9
0°移相してD相を駆動させるためのものであり、例え
ば積分回路により構成することができる。
制御を行なうことで、駆動振動以外のすべての不用振動
を抑制することが可能となる。なお第10図において示
している移相回路は、この例の分極パターンの81相、
S2相と、D相の位置関係から不用振動抑制のために9
0°移相してD相を駆動させるためのものであり、例え
ば積分回路により構成することができる。
実施例4
第11図は更に他の実施例を示したものであり、この図
で示される実施例は、上記実施例3の第8図で説明した
振動体の変形例を示すものであって、具体的にはS、相
1s2相とD相と共通電極Cを組み合わせることで振動
体の上に設けたD相の面積を太き(取った例を示してい
る。
で示される実施例は、上記実施例3の第8図で説明した
振動体の変形例を示すものであって、具体的にはS、相
1s2相とD相と共通電極Cを組み合わせることで振動
体の上に設けたD相の面積を太き(取った例を示してい
る。
すなわちこの第11図では、駆動の周波数の8波(波長
λ、)に対し、2つのSI相t82相の間隔を駆動の波
長(=ん、)とし、またD相はS1相、S2相の中間に
位置し、D相の周方向長さは駆動周波数8よりもlだけ
低い次数である7波の波長(=λ7)の半分とした例と
して構成されている。このような構成により、目的とす
る波長の不用振動の抑制効果が一層向上するという効果
がある。
λ、)に対し、2つのSI相t82相の間隔を駆動の波
長(=ん、)とし、またD相はS1相、S2相の中間に
位置し、D相の周方向長さは駆動周波数8よりもlだけ
低い次数である7波の波長(=λ7)の半分とした例と
して構成されている。このような構成により、目的とす
る波長の不用振動の抑制効果が一層向上するという効果
がある。
また抑制したい波が7波以外の低次の波であれば、D相
の周方向長さを目的とする抑制したい波の波長の半分に
近付けてやることが適当であり、本例の構成によってこ
れが容易に実現できる。
の周方向長さを目的とする抑制したい波の波長の半分に
近付けてやることが適当であり、本例の構成によってこ
れが容易に実現できる。
この第11図における不用振動の抑制の作用について説
明すると、この第11図の構成においては、S1相、S
2相の間隔が波長ん、と−致していてしかも分極が同方
向であるから、S1相の出力と82相の出力の出力の差
を作ることで駆動信号の成分を減衰させることができる
。
明すると、この第11図の構成においては、S1相、S
2相の間隔が波長ん、と−致していてしかも分極が同方
向であるから、S1相の出力と82相の出力の出力の差
を作ることで駆動信号の成分を減衰させることができる
。
多波の関係は以下の通りである。
= 2sin(c+、+st) jsin(−z)=
0同様にして 、 6 = 25in(ωat) 拳5zn(−x )、
4 = 2 5in(ω 4t) 噛 5zn(−π
)つまり、駆動信号の波の波長λ8分だけ離れて配置
された2つのS相(S、相、St相)の差の信号を作る
ことで、2つのS相の中央の波と90’だけ位相のずれ
た波となり、しかも駆動信号の波に関しては大きさを0
とできる。したがってこの場合には、制御回路中に第1
0図で説明した90°移相器を設ける必要がなく、第2
図に示した駆動制御回路を用いて2つのS相の出力を減
算した後、増幅して、D相に入力することにより、不用
振動を抑制することができるため、回路構成が簡単にな
るという効果がある。
0同様にして 、 6 = 25in(ωat) 拳5zn(−x )、
4 = 2 5in(ω 4t) 噛 5zn(−π
)つまり、駆動信号の波の波長λ8分だけ離れて配置
された2つのS相(S、相、St相)の差の信号を作る
ことで、2つのS相の中央の波と90’だけ位相のずれ
た波となり、しかも駆動信号の波に関しては大きさを0
とできる。したがってこの場合には、制御回路中に第1
0図で説明した90°移相器を設ける必要がなく、第2
図に示した駆動制御回路を用いて2つのS相の出力を減
算した後、増幅して、D相に入力することにより、不用
振動を抑制することができるため、回路構成が簡単にな
るという効果がある。
また第11図において、駆動に使っていない電極(第1
1図中のC電極)の一部(あるいは全部)を第1.第2
及び第3の駆動相の電極として利用することもでき、更
に本発明の振動波モータにおける不用振動の抑制効果向
上するという効果もある。
1図中のC電極)の一部(あるいは全部)を第1.第2
及び第3の駆動相の電極として利用することもでき、更
に本発明の振動波モータにおける不用振動の抑制効果向
上するという効果もある。
この場合の具体的な振動体の分極パターンは例えば第1
2図で示されろ。
2図で示されろ。
また抑制したい振動の波数が、駆動信号の振動の波数に
近い場合には、上述した駆動相であるA相、B相(また
は両方)を第3の駆動相として利用することも可能であ
る。この場合の振動体の分極パターンの例を第13図に
示し、またこの場合に用いられる制御回路の構成を第1
4図に示した。すなわち本例においては、加算回路9に
よって駆動信号の波の成分を減衰し、不用振動を表わし
た信号を取り出して、これを移相器で所定量移相した後
、駆動相であるA相の駆動信号に加算回路11で重畳し
て、これによってA相を駆動させることにより不用振動
の抑制を図るようにしている。
近い場合には、上述した駆動相であるA相、B相(また
は両方)を第3の駆動相として利用することも可能であ
る。この場合の振動体の分極パターンの例を第13図に
示し、またこの場合に用いられる制御回路の構成を第1
4図に示した。すなわち本例においては、加算回路9に
よって駆動信号の波の成分を減衰し、不用振動を表わし
た信号を取り出して、これを移相器で所定量移相した後
、駆動相であるA相の駆動信号に加算回路11で重畳し
て、これによってA相を駆動させることにより不用振動
の抑制を図るようにしている。
この第14図中に示した移相器の移相量は、抑制したい
振動モードを7波とすると、A相の中心(A、相の中心
)までの周方向の距離dは駆動波の波長λ、を用いて これを7波の位相θで表現すると となる。移相後はθ′=2aπ±1/2π(aは整数、
符号は分極方向及び抑制したい振動の進行方向によって
決定される)であることが望ましい。
振動モードを7波とすると、A相の中心(A、相の中心
)までの周方向の距離dは駆動波の波長λ、を用いて これを7波の位相θで表現すると となる。移相後はθ′=2aπ±1/2π(aは整数、
符号は分極方向及び抑制したい振動の進行方向によって
決定される)であることが望ましい。
θ゛ =θ+八〇へ より
したがって移相量はこれに基づいて設定すればよい。
実施例5
本実施例はS相を3つ以上設けた場合の例を示すもので
あり、第15図〜第17図に基づいてこの場合の実施例
を説明する。
あり、第15図〜第17図に基づいてこの場合の実施例
を説明する。
第15図においては、振動波モータの駆動振動波数を8
とし、駆動用のA相圧電素子群A1〜A4及びS1〜S
4が空間的にλ6/4だけ離れて配置され、振動検出相
であるS1〜S。
とし、駆動用のA相圧電素子群A1〜A4及びS1〜S
4が空間的にλ6/4だけ離れて配置され、振動検出相
であるS1〜S。
相は互いに120”離れた3カ所に配置されている。
ここで不用な振動として例えば6波の振動を考えるとす
ると、各81〜S、相の出力電圧の和の成分は(S、相
中心を基準として)ここで8λ8=L(ただしLは周方
向長さ)であるから Vs=cos(ωat) +cos ωat l
s/3−π)+ cos ω、t+ 16/3・ π
)=cos(ωat) + cos ωat °
cos(16/3φπ)+sin ωat −5i
n(16/3・ 7K)+ cos ω8t ・co
s(16/3・ π)−sin ωat)−sin(
16/34 x )= (1+2cos(16/3・
x ) ・cos(ωat)となる。
ると、各81〜S、相の出力電圧の和の成分は(S、相
中心を基準として)ここで8λ8=L(ただしLは周方
向長さ)であるから Vs=cos(ωat) +cos ωat l
s/3−π)+ cos ω、t+ 16/3・ π
)=cos(ωat) + cos ωat °
cos(16/3φπ)+sin ωat −5i
n(16/3・ 7K)+ cos ω8t ・co
s(16/3・ π)−sin ωat)−sin(
16/34 x )= (1+2cos(16/3・
x ) ・cos(ωat)となる。
ところが、cos(16/3・π)=−1/2であるか
ら、したがって ■8=0 となる。
ら、したがって ■8=0 となる。
6波については、
ここで L=6λ6であるから
V s == C08(CLI at) + co
s(ωat −4m )+cos(ω6t+4π) = 3 cos(ωat) となり、6波については3倍に増幅された信号が得られ
る。
s(ωat −4m )+cos(ω6t+4π) = 3 cos(ωat) となり、6波については3倍に増幅された信号が得られ
る。
この場合の振動制御回路は、第10図の加算回路を3人
力型に置き換えた第16図の回路ブロックとして構成す
ることができる。
力型に置き換えた第16図の回路ブロックとして構成す
ることができる。
また第15図のように5l−83相を配置した場合は、
6波以外にも3の倍数である3波及び9波及びその倍数
の波についても先に示した6波の同様の結果が得られる
ことは明らかである。また例えば3波を不用振動の対象
とするのであれば、第15図を変形した第17図のよう
にD相の周方向長さを該当する対象不用振動の波長の1
72に近づけることが一層効率が向上する。
6波以外にも3の倍数である3波及び9波及びその倍数
の波についても先に示した6波の同様の結果が得られる
ことは明らかである。また例えば3波を不用振動の対象
とするのであれば、第15図を変形した第17図のよう
にD相の周方向長さを該当する対象不用振動の波長の1
72に近づけることが一層効率が向上する。
なお第15図及び第17図のC相は一部又は全部なGN
D相として用いてもよいことは上記の場合と同様である
。
D相として用いてもよいことは上記の場合と同様である
。
[発明の効果]
以上説明したように本発明の振動波モータは、設計値通
りでない振動の発生を抑えるためには不用である駆動周
波数の信号を大幅に減衰して、不用振動を表わす信号を
簡易な構成で取り出すことができ、しかもこれによって
振動体に発生している不用振動を抑制できるため、電源
の利用効率を高くできるという効果があり、低い電源電
圧でも充分な増幅度の確保ができる。また設計値通りで
ない振動の発生を強力に抑えることができるため、適正
な振動波モータの作動を与えることができ、回転ムラの
増加や急激な回転数及びトルクの低下、異音の発生が好
適に抑制されるという効果がある。
りでない振動の発生を抑えるためには不用である駆動周
波数の信号を大幅に減衰して、不用振動を表わす信号を
簡易な構成で取り出すことができ、しかもこれによって
振動体に発生している不用振動を抑制できるため、電源
の利用効率を高くできるという効果があり、低い電源電
圧でも充分な増幅度の確保ができる。また設計値通りで
ない振動の発生を強力に抑えることができるため、適正
な振動波モータの作動を与えることができ、回転ムラの
増加や急激な回転数及びトルクの低下、異音の発生が好
適に抑制されるという効果がある。
第1図は本発明の振動波モータの実施例1における振動
体の分極パターンを示した図、第2図は同振動波モータ
の駆動制御回路の構成概要をブロック図で示した図、第
3図は同実施例1において振動体に発生している波のあ
る瞬間の様子を一例的に示した図、第4図は同実施例で
使用した減算回路の構成−例を示した図である。 第5図は本発明の他の実施例2の振動体の分極パターン
を示した図、第6図は同振動波モータの駆動制御回路の
構成概要をブロック図で示した図、第7図は同実施例で
使用した加算回路の構成−例を示した図である。 第8図は本発明の他の実施例3の振動体の分極パターン
を示した図、第9図は同実施例3において振動体に発生
している8、7.6及び4波のある瞬間の様子を一例的
に示した図、第10図は同振動波モータの駆動制御回路
の構成概要をブロック図で示した図である。 第11図〜第13図は本発明の更に他の実施例の振動体
の分極パターンを示した図であり、第14図は第13図
の分極パターンを有する振動体を駆動させる駆動制御回
路の構成概要をブロック図で示した図である。 第15図〜第17図は本発明の実施例5を説明するため
の図であり、第15図及び第17図は同側の振動体の分
極パターンを示した図、第16図はこのような分極パタ
ーンを有する振動体を駆動させる駆動回路の構成概要を
ブロック図で示した図である。 第18図は従来の振動波モータの駆動回路の構成概要を
ブロック図で示した図、第19図は同振動波モータの電
極パターンを示した図、第20図は同従来例において振
動体に発生している波のある瞬間の様子を説明するため
の図、第21図は同従来例におけるS相からの検出信号
をアナログフィルターで処理した場合の周波数特性を説
明するための図である。 1・・・振動波モータ 1−1・・・SI相 1−2・・・駆動相 1−5・・・D相 3・・・発振器 4・・・90°移相器 1−4・・・S2相 1−3・・・駆動相 2・・・振動検出回路 5.6.8・・・増幅器 7・・・減算回路 9・・・加算回路10・・・
移相器 第 図 他4名 第 2 図 第 図 第 図 第 6 図 第 図 第 図 第 10 図 第 2 図 第 1 図 第 3 図 第 14 図 第 6 図 第 5 図 、041 第 7 図 第 18 第 9 図 図 利 第 1 周波数!kHz1 図
体の分極パターンを示した図、第2図は同振動波モータ
の駆動制御回路の構成概要をブロック図で示した図、第
3図は同実施例1において振動体に発生している波のあ
る瞬間の様子を一例的に示した図、第4図は同実施例で
使用した減算回路の構成−例を示した図である。 第5図は本発明の他の実施例2の振動体の分極パターン
を示した図、第6図は同振動波モータの駆動制御回路の
構成概要をブロック図で示した図、第7図は同実施例で
使用した加算回路の構成−例を示した図である。 第8図は本発明の他の実施例3の振動体の分極パターン
を示した図、第9図は同実施例3において振動体に発生
している8、7.6及び4波のある瞬間の様子を一例的
に示した図、第10図は同振動波モータの駆動制御回路
の構成概要をブロック図で示した図である。 第11図〜第13図は本発明の更に他の実施例の振動体
の分極パターンを示した図であり、第14図は第13図
の分極パターンを有する振動体を駆動させる駆動制御回
路の構成概要をブロック図で示した図である。 第15図〜第17図は本発明の実施例5を説明するため
の図であり、第15図及び第17図は同側の振動体の分
極パターンを示した図、第16図はこのような分極パタ
ーンを有する振動体を駆動させる駆動回路の構成概要を
ブロック図で示した図である。 第18図は従来の振動波モータの駆動回路の構成概要を
ブロック図で示した図、第19図は同振動波モータの電
極パターンを示した図、第20図は同従来例において振
動体に発生している波のある瞬間の様子を説明するため
の図、第21図は同従来例におけるS相からの検出信号
をアナログフィルターで処理した場合の周波数特性を説
明するための図である。 1・・・振動波モータ 1−1・・・SI相 1−2・・・駆動相 1−5・・・D相 3・・・発振器 4・・・90°移相器 1−4・・・S2相 1−3・・・駆動相 2・・・振動検出回路 5.6.8・・・増幅器 7・・・減算回路 9・・・加算回路10・・・
移相器 第 図 他4名 第 2 図 第 図 第 図 第 6 図 第 図 第 図 第 10 図 第 2 図 第 1 図 第 3 図 第 14 図 第 6 図 第 5 図 、041 第 7 図 第 18 第 9 図 図 利 第 1 周波数!kHz1 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、電気−機械エネルギー変換素子からなる第1及び第
2の駆動相に駆動制御回路から交流電圧を駆動信号とし
て印加し、これによって該駆動相が設けられた振動体に
波長λの進行性振動波を生じさせて、該振動体に加圧接
触された部材をこの進行性振動波により相対移動させる
振動波モータであって、かつ上記進行性振動波以外の波
長の振動を抑制する手段を有する振動波モータにおいて
、 上記振動体の複数位置から検出した検出振動信号を合成
して、振動体駆動のための振動成分を減衰させた不用振
動を表わす信号を取り出すことを特徴とする振動波モー
タにおける振動検出方法。 2、電気−機械エネルギー変換素子からなる第1及び第
2の駆動相に駆動制御回路から交流電圧を駆動信号とし
て印加し、これによって該駆動相が設けられた振動体に
波長λの進行性振動波を生じさせて、該振動体に加圧接
触された部材をこの進行性振動波により相対移動させる
振動波モータにおいて、 上記進行性振動波の成分は減衰して不用振動を表わす振
動成分の信号を得るために上記振動体の複数位置に設け
た複数の振動検出相と、これら複数の振動検出相から検
出した信号の合成により上記不用振動を表わす振動成分
の信号を得る信号処理手段と、この信号処理手段の信号
に基づいて上記振動体に設けた第3の駆動相を駆動させ
る駆動制御手段とを有することを特徴とする振動波モー
タ。 3、請求項2において、第3の駆動相が、上記複数の振
動検出相の周方向長さの中央位置に配置されていること
を特徴とする振動波モータ。 4、請求項2又は3において、信号処理手段が加算器あ
るいは減算器であることを特徴とする振動波モータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1276463A JPH03139181A (ja) | 1989-10-24 | 1989-10-24 | 振動検出方法及び振動波モータ |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JPH03139181A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012196134A (ja) * | 2012-06-14 | 2012-10-11 | Canon Inc | 振動波駆動装置 |
JP2018186698A (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-22 | キヤノン株式会社 | 振動型駆動装置、振動型駆動装置の制御方法、プログラム、ロボット、撮像装置の雲台及び画像形成装置 |
US11081979B2 (en) | 2017-04-25 | 2021-08-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Vibration-type driving apparatus that detects undesired vibrations, control method for the vibration-type driving apparatus, storage medium, robot, pan head for image pickup apparatus, and image forming apparatus |
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1989
- 1989-10-24 JP JP1276463A patent/JPH03139181A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012196134A (ja) * | 2012-06-14 | 2012-10-11 | Canon Inc | 振動波駆動装置 |
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US11081979B2 (en) | 2017-04-25 | 2021-08-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Vibration-type driving apparatus that detects undesired vibrations, control method for the vibration-type driving apparatus, storage medium, robot, pan head for image pickup apparatus, and image forming apparatus |
JP2022125212A (ja) * | 2017-04-25 | 2022-08-26 | キヤノン株式会社 | 振動型駆動装置、振動型駆動装置の制御方法、プログラム、ロボット、撮像装置の雲台及び画像形成装置 |
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