JPH0313908B2 - - Google Patents

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JPH0313908B2
JPH0313908B2 JP60077501A JP7750185A JPH0313908B2 JP H0313908 B2 JPH0313908 B2 JP H0313908B2 JP 60077501 A JP60077501 A JP 60077501A JP 7750185 A JP7750185 A JP 7750185A JP H0313908 B2 JPH0313908 B2 JP H0313908B2
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JP
Japan
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cannula
conduit
reusable
infusion catheter
tube
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JP60077501A
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Booden Ratsuseru
Mooriiro Ansonii
Shaa Hasumukuu
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Becton Dickinson and Co
Original Assignee
Becton Dickinson and Co
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Publication date
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Publication of JPH0313908B2 publication Critical patent/JPH0313908B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は、薬物の供給のための装置に関し、よ
り詳細には、ローラ形式の注入ポンプにより患者
に供給される薬液のための使捨て可能な貯溜力カ
セツトおよび薬物が貯溜カセツトから患者に向け
て流過する時にこの薬液を保有するための再使用
可能な注入カテーテルに関する。
〔従来技術の説明〕
人間および動物の多くの病気は、罹患者の体内
への薬液の皮下、筋肉または静脈注射によつて処
置される。例えば、真性糖尿病の一般的な処置法
は、日常的な養生におけるインシユリンの皮下注
射による。この処置法は、グルコースの代謝を完
全に正常化ができず、従つて他の代謝および生体
化学の特質に影響を及ぼすものである。今日で
は、数時間置きにインシユリンを比較的大量に投
与することにより、インシユリンのより頻繁な比
較的少量の皮下投与によつて最小限度に抑えられ
あるいは排除し得る毛細管、神経症および他の合
併症を惹起するおそれがあることが認識されてい
る。しかし、投与の頻度が大きくなれば、大量の
注射器を常に保持しなければならず、かつまたイ
ンシユリン注射のための正確な時間を記憶して注
射を行なうための私的な場所を見付けなければな
らない患者における便益上の諸問題を提起するも
である。更に、少量のインシユリンの頻繁な注射
の結果生じる痛みおよび組織の損傷のため、この
ような試みは非現実的となる。皮下的処置により
患者の体内に埋込み針を設置して、インシユリン
を患者の体内に間欠的に供給するか、あるいは埋
込み型の筋肉または静脈内カーテルによりインシ
ユリンを連続的に送込むことが更に望ましい。し
かし、ある期間例えば24時間にわたり連続的もし
くは間欠的に注射を行なうことは、患者の日常生
活の妨げとならずに患者の身体または衣服に取付
けることができる軽量でコンパクトな投与装置な
くしては非実用的である。
Huller(米国特許第3384080号)および
Maxwell(同第3198385号)の両特許明細書は、
人間の体内に対する薬液の連続的な注射が可能な
器具について教示している。しかし、これらの器
具は大型で嵩高であり、患者の体部に対して容易
に支障なく取付けることはできない。Mullerの
特許は、ポンプ装置の嵩を増すことになる別個の
貯溜部を必要とする。また、大きな別個の貯溜装
置は、安全装置が故障してポンが全貯溜量を患者
に対して注射する場合には生命の危険の可能性の
問題を生じる。Maxwellの特許は、アンプルか
ら薬液を圧搾するためその一方が駆動される1対
のローラを介してアンプルが取出される高圧注射
のための非常に複雑な装置を教示している。
Xanthopoulosの米国特許(第4187057号)明細
書は蠕動する注入ポンプにおいて使用される使捨
て可能なカセツトを教示し、Brownの米国特許
明細書(第4256437号)もまた蠕動型の注入ポン
プに関するものである。上記のXanthopoulosの
ポンプは大型で嵩高なものであり、患者の体部へ
の取付けには適さない。これもまた静脈注射薬液
を別個の貯溜部から圧送することを意図するもの
である。Xanthopoulosの特許は、カセツト全体
をローラの回転面に対して平行である面内で運動
させることにより、ポンプのローラがカセツトの
管状部分と係合してこれを圧縮する作動位置にカ
セツトを出入りさせることを教示する。この種の
構造は、カセツトのチユーブとローラ間の相対的
運動の結果としてローラの面内におけるカセツト
の運動が薬液を患者の体内に注入させる点におい
て望ましくない。
本件出願人に対して譲渡されたAlbisser等の米
国特許出願(第267364号、1981年5月22日出願)
は、選択された時間間隔における分散量のインシ
ユリンの如き薬液の制御された皮下注射のための
コンパクトな器具を教示している。Albisser等の
米国特許出願は、皮下位置の注入針と結合された
可撓性に富んだチユーブを介して薬液を供給する
ように構成されたコンパクトなローラ型ポンプに
ついて記載する。このAlbisser等の発明のユーザ
は、管針組立体をローラ・ポンプに設置した後針
をインシユリン容器内へ挿入する。次いでこのポ
ンプを用いて容器からチユーブ内にインシユリン
を吸引する。その後針を容器から取外して患者に
設置する。この方法は、薬液量が尽きる毎に患者
から針を取外すことを必要とする。
また問題となるのはWhitney等の米国特許第
4235234号明細書であり、この特許は直角管部を
有する針を支持した位置決めパツドを備えた皮下
注射装置について教示する。直角管部の前の針の
部分が位置決めパツドの面内に位置し、また尖端
部を含む直角管部の後の部分は位置決めパツドか
ら略々直角方向にある予め定めた距離だけ突出す
る。位置決めパツドは患者の皮膚に直接接するた
め、針の穿刺深さは確実に制御される。
Adamsの米国特許第2847995号明細書は、針の
カニユーレの端部の封止のため使用される公知の
ばねによる弾力弁鞘部を示している。この構造
は、一般に、ゴム製のストツパを有する抜気した
血液収集用チユーブと共に使用される。カニユー
レの端部に向けてこのチユーブ・ストツパを押圧
して、カニユーレをして前記鞘部を穿刺させてス
トツパを通過させ、これにより抜気された血液収
集チユーブの内側とカニユーレ間に流通状態を確
保する。カニユーレが前記ゴム製ストツパを貫通
すると、前記鞘部はアコーデオン状に圧縮され
る。針がこのストツパから引抜かれると、鞘部は
その元の位置に戻つてカニユーレを封止する。
従来技術の上記の問題点を念頭において、注射
部位から供給用針を取外すことなくポンプ機構に
対して挿入できかつこれから取外すことができ、
また連続的に使用した貯溜部を用いて同じカテー
テル・チユーブおよび供給用針を使用することを
可能にする使捨て可能な貯溜カセツトを提供する
ことが望ましい。また、ユーザによつて予め充填
された状態において購入ができ、あるいは簡単で
安価な充填装置によりユーザによつて充填できる
使捨て可能な貯溜カセツトを提供することが望ま
しい。また更に、取付けが容易でありかつポンプ
からの取外しが可能であり、かつ取付けおよび取
外し操作の間余分量の薬液を患者に対して押入す
ることがなく、またスペアの貯溜カセツトを携行
して使用する便をユーザに許容する使捨て可能な
貯溜カセツトを提供することが望ましい。
〔発明の構成〕
本発明の使捨て可能な貯溜カセツトは、圧縮可
能な貯溜部と、該貯溜部の一端部における気体は
透過するが液体は透過しない要素と、内部への進
入を可能にする貯溜部の他端部における接近装置
とからなつている。前記貯溜部から薬液を移転さ
せるため、また前記ハウジング装置に対して貯溜
部を押圧して内部に保有された薬液を前記接近装
置に対する方向に駆動するため外側から加えられ
た作用力により貯溜部と接触させるために、前記
接近装置が接近可能なように貯溜部を保持するハ
ウジング装置が設けられている。
本発明のこのような特質の望ましい一実施態様
においては、患者に対して薬液を供給する際ロー
ラ・ポンプ機構と共に使用される使捨て可能な貯
溜カセツトは、可撓性に富んだ貯溜チユーブと、
該チユーブの第1の端部における空気は透過する
が液体は透過しない要素と、前記チユーブの第2
の端部に対して結合された排出室とからなつてい
る。この排出室は、シリンダと、該シリンダの一
端部における穿刺可能な隔壁と、前記シリンダの
他端部における封止部材とを含んでいる。前記隔
壁と、シリンダと封止部材は、前記チユーブ内に
最初から保有される薬液の一部を受入れてこれを
貯溜するための腔部を画成する。前記封止部材
は、前記チユーブの第2の端部と流通状態にある
中心部に位置されたオリフイスを有する。薬液が
進入する時排出室から気体を逃がすため、前記排
出室の内側とこの排出室の外側との間に通気装置
が設けられている。また、貯溜チユーブを内蔵す
る堅固なカセツト・ハウジングも設けられてい
る。このハウジングは、ローラ・ポンプ機構の外
側に位置するローラを収受する開口と、前記チユ
ーブの全長にわたつてこれを支持する堅固な略々
円形状の背面停止部とを含む。前記ハウジング
は、内部に転送用ポートと、チユーブの第2の端
部が転送用ポートに対して隣接するように背面停
止部に隣接してチユーブを固定的に保持する装置
とを有する。ローラ・ポンプと共働して、前記背
面停止部がローラ・ポンプのローラの経路に略々
隣接して配置されるように前記ハウジングを定置
してこれを取外し自在に保持し、以て前記チユー
ブの第2の端部に対する方向に内部に保持された
薬液を駆動するに充分に前記ローラが前記チユー
ブを押圧する固定装置が設けられている。
本発明の別の特質においては、再使用可能な注
射用カテーテルは、可撓性に富んだ管路と、この
管路の第1の端部と関連して薬液を経路に対して
供給するための注射装置と、前記管路の第2の端
部からその自由端部が管路から最も遠くなるよう
に外方へ延在するカニユーレとからなつている。
常に薬液の流通を阻止するため封止装置が前記カ
ニユーレと関連している。この封止装置は、薬液
をカニユーレ内に流動させるため外部から加えら
れる作用力即ち流体圧力に応答する。
本発明の他の特質の望ましい一実施態様におい
ては、外部から与えられる加圧薬液の供給源と共
に使用される再使用可能な注射用カテーテルは、
可撓性に富んだチユーブと、患者に対して挿入す
るための前記チユーブの遠端部から外方へ延在す
る第1のカニユーレと、チユーブの近端部におけ
るコネクタ・ハウジングとからなつている。この
ハウジングは、前端部と、前記チユーブと隣接す
る後端部と、内部を貫通する通路とを有する。こ
の通路は、前記チユーブと流通関係にある。第2
のカニユーレが前記ハウジングの前端部から外方
に延在して、前記ハウジングの通路と流通状態に
ある。この第2のカニユーレの自由端部は、前記
ハウジングから最も遠い位置にある。また、薬液
が流れることを阻止するため、前記第2のカニユ
ーレの自由端部を覆う弾性に富んだスリーブも設
けられている。このスリーブは、前記第2のカニ
ユーレに沿つて前記ハウジングに向う方向への前
記スリーブに対する外部の作用力の付加と同時に
前記第2のカニユーレの自由端部により穿刺され
ることにより薬液の前記第2のカニユーレ内への
流通を可能にするための閉鎖端部を有する。前記
スリーブは更に、外部からの作用力がなくなると
同時にその元の位置へ戻るようになつている。前
記ハウジングと関連する取付け装置は、外部から
供給される加圧薬液の供給源と関連してこれに対
して固定位置にハウジングを取外し自在に保持す
る。このように、前記第2のカニユーレおよびス
リーブは、スリーブの閉鎖端部を第2のカニユー
レによつて穿刺される位置に保持され、これによ
り第2のカニユーレはその自由端部において薬液
を自由に受入れる。
本発明の原理によれば、多くの利点および目的
が達成される。第一に、本発明は、患者に対する
連続投与量あるいは逓増する投与量の注射を行な
うため、コンパクトな薬液供給装置において使用
される使捨て可能な貯溜カセツトと、再使用可能
な注射用カテーテルとを供給するものである。本
発明は、特に、プログラム可能な人体に取付け可
能なローラ・ポンプと共に使用するためのもので
ある。本発明は、予め充填された状態でユーザが
購入でき、あるいは簡単で安価な充填器具を用い
てユーザにより充填できる使捨て可能な貯溜カセ
ツトを提供するものである。この貯溜カセツト
は、取付けが容易であり、ローラ・ポンプからの
取外しが容易であり、またスペアの貯溜カセツト
のユーザによる便利な携行および使用を可能にす
るものである。更に、この貯溜カセツトは、注射
の部位から供給用針を取外すことなくローラ・ポ
ンプに対して挿入および取外しができ、また排出
室の故に、連続的に使用された貯溜部に対して同
じカテーテルのチユーブおよび供給用針の使用を
可能にする。この観点において、再使用可能な注
射用カテーテルは、貯溜部の交換中薬液がカテー
テルから流出することを防止する弾性を有するス
リーブ即ち封止装置を提供することにより一助と
なる。更に、カセツト内の薬液全量を内蔵するた
め、隣接位置の大きな貯溜部からの薬液の供給と
関連する諸問題を回避するものである。
〔実施例〕
第1図において、インシユリンの如き薬液をユ
ーザに対して供給するため操作可能な薬液供給装
置29は、使捨て可能な貯溜カセツト30と、プ
ログラム可能な電気的に制御されるローラ・ポン
プ200と、再使用可能な注入カテーテル100
とを含むものである。このローラ・ポンプは、人
体に取付けられる。前掲のAlbisscr等の米国特許
出願において記載されたポンプと同様な再使用可
能な電気機械的な小型のローラ・ポンプであるこ
とが望ましい。前記供給装置の作用原理は、ロー
ラを一回通過する際使捨て可能な貯溜カセツト3
0の全内容物を供給するように変更された蠕動運
動に基づくものである。以下において記述するよ
うに、貯溜カセツトの内容物は注入用カテーテル
を介して患者の体内に供給される。
本文に記述する実施態様のローラ・ポンプは、
図示されていない駆動機構と電子素子パツケージ
と電源を含む堅固な防塵型の耐水性の胴部ハウジ
ング201を含んでいる。ハウジング201から
外方へ突出しているのは、ローラ駆動アーム20
2とポンプ・ローラ204である。アーム202
を介してローラ204を駆動するこの駆動機構
は、ポンプが新しい貯溜カセツトを装填される毎
に巻戻される内部ばね(図示せず)である。この
巻上げ動作は、ローラ駆動アームが手操作により
空位置205から負荷位置206に反時計方向に
回転される時行なわれる。内部の割出し機構(図
示せず)は、時計方向のローラの運動を拘束して
1.5゜の角度分ずつ進み、電子素子パツケージによ
つて付勢される。この電子素子パツケージは前記
割出し機構の調時および付勢を行ない、88.2分毎
に1単位から15分毎に1単位までの自動的なロー
ラの運動を生じるように調整可能である。ローラ
の進み運動速度は、インシユリンが供給装置から
供給される速度である基礎となる流量比例する。
例えば、インシユリン100単位が毎時0.34単位か
ら毎時2.00単位まで供給されるように基礎となる
流量における調整が可能である。この基礎流量
は、ハウジングにおけるボタン207乃至209
の付勢により、また液晶デイスプレイ210にお
ける流量の観察によつて上下に調整される。ロー
ラの進角運動の手動操作を可能にし、かつ基礎流
量よりも大きな量のインシユリンの供給を可能に
するため丸ボタン211が設けられている。この
特質は、例えば食事前にユーザが必要に応じて余
分量のインシユリンを受けることを可能にするの
である。内部の割出し機構に対して給電する電子
素子パツケージの該当部分を制御することにより
ポンプ・ローラの進角運動の始動および停止を行
なう制御部として使用するオンオフスイツチ21
4が設けられている。
第2図乃至第4図においては、使捨て可能な貯
溜カセツト30は、可撓性に富んだ貯溜チユーブ
34と、該貯溜チユーブの第1の端部68に設け
られる空気は透過するが液体は透過しない素子3
5と、貯溜チユーブの第2の端部58に設けられ
る排出室36とを含んでいる。この貯溜チユーブ
は、円形のリング形態となるようにその全長に沿
つて成形可能である。堅固なカセツト・ハウジン
グ37は、前記貯溜チユーブと排出室と前記要素
を収容している。このハウジングは、貯溜部を前
記チユーブの全長に沿つて支持する堅固な略々円
形状の背面停止部41と、ローラ・ポンプのロー
ラを受入れる開口42と、前記排出室に隣接する
転送ポート72とを含んでいる。カセツト・ハウ
ジング37は、上部ハウジング部分39と、下部
ハウジング部分40とを含む。
第5図乃至第7図に示されるように、下部ハウ
ジング部分40は、円形の排出室凹部44と、円
形の貯溜チユーブ凹部45と、凹部44と45間
の肩部46と、この肩部46の反対側の排出室凹
部44の端部における排出室肩部47とを有す
る。また、下部ハウジング部分40には円形の転
送ポート凹部69、1つ又は2つのコネクタ・ハ
ウジング係止溝70、スリーブ係止壁面75およ
び円形のカニユーレの管路用凹部74が含まれ
る。排出室および要素が取付けられた貯溜チユー
ブが第6図に示されるように下部ハウジング部分
40に定置されると、排出室36は肩部46と4
7との間の凹部44内に収受される。同様に、貯
溜チユーブの反対側端部における要素35は、下
部ハウジング部分における要素凹部49内に収受
される。上部ハウジング部分39は、上部および
下部ハウジングが接合される時排出室および要素
が内部に密閉されるように同様な凹部、溝および
肩部を有する。このような構造によつて、貯溜チ
ユーブの長手方向の運動が制限され。これにより
ローラの運動に従つて背面停止部に沿つて貯溜チ
ユーブが移動する結果生じるおそれがある投与量
の不正確性を減少させる。前記背面停止部の全長
に沿つて前記貯溜チユーブを取付けるため接着剤
を使用することにより、あるいは背面停止部に対
するチユーブの相対位置を維持するためチユーブ
および前記背面停止部に沿つて共働する構造を提
供することによつても同様な結果が達成される。
当業者には、前記ハウジング部分内に貯溜チユー
ブを内蔵するため多くの構造が使用可能であるこ
と、また上記の構成はこのような多くの可能性の
例示であることが明らかであろう。上部および下
部ハウジング部分の接合もまた、転送ポート7
2、およびカニユーレ管路の凹部74とハウジン
グ部分39内の類似の凹部を含む円形のカニユー
レ管路を形成するものである。このカニユーレ管
路は、排出室の凹部と転送ポートを結合してい
る。
本発明の望ましい実施態様においては、前記ハ
ウジング部分は、これらハウジング部分における
共働する構造、固定具、接着剤または共用可能な
溶着手法を用いて一緒に接合することができる熱
可塑性材料から作られる。望ましい使捨て可能な
貯溜カセツトは、幅が約50.8mm(2.0インチ)、高
さが約50.8mm(2.0インチ)、厚さが約7.6mm(0.3
インチ)の寸法のコンパクトな構造となつてい
る。ハウジングの各部が再使用可能であるが排出
室および要素を取付けた貯溜チユーブは一回の使
用で使捨てができるように相互に取外し自在に取
付けられるハウジング部分を含むこともまた本発
明の範囲内にある。ハウジング部分は、ハウジン
グ部分を一緒に保持するねじ型の固定具、スナツ
プ・フアスナーその他の適当な再使用可能な結合
手段を使用することにより相互に取外し自在に取
付けることができるようになつている。
第1図および第8図において、使捨て可能な貯
溜カセツト30は、ローラ・ポンプ200、特に
ポンプ・ローラ204に対して取外し自在に固定
された関係で保持されなければならない。ポン
プ・ローラが可撓性に富んだ貯溜チユーブ34を
圧縮しながら円形経路に沿つて運動する時ポン
プ・ローラの作用によつて薬液が患者に対して供
給されるため、貯溜カセツトはローラ・ポンプに
対して回転運動を生じないように拘束されること
が重要である。もしカセツトがローラの運動方向
に回転するならば、必要量よりも少ない薬液が供
給されるが、ローラの運動とは反対方向にカセツ
トが回転運動すると、必要量よりも多い薬液が供
給されることになる。また、明らかなように、貯
溜カセツトは、取外しおよび取付け操作の間薬液
が供給されず空気が装置内に入らないように、ロ
ーラ・ポンプに対して回転運動することなく取付
けおよび取外しを行なうことが重要である。
使捨て可能な貯溜カセツト30のローラ・ポン
プ200に対する回転運動を阻止するため、カセ
ツト・ハウジング37には位置決め面77が設け
られている。これらの位置決め面は、位置決めね
じ216によりローラ・ポンプのハウジングに対
して取付けられた位置決めブロツク215に隣接
している。位置決めブロツク215は、カセツ
ト・ハウジングの位置決め面77に接近するよう
に調整することができ、次いでねじ216を締付
けることによりこの位置に固定される。使捨て可
能な貯溜カセツトのローラ・ポンプに対する回転
運動はそのような構造によつて実質的に拘束可能
であることが判るであろう。色々な位置決め面の
寸法公差の厳密な管理により、位置決めブロツク
を調整ねじのないローラ・ポンプ・ハウジングの
一体部分として形成できるようにしなければなら
ないことに留意されたい。上記の共働する面もま
た、ポンプ・ローラがローラ・ポンプに関する取
付けおよび取外しの間、使捨て可能な貯溜カセツ
トをポンプ・ローラの経路に対し略々直角をなす
方向に運動させねばならないようにローラ・ポン
プに対する使捨て可能な貯溜カセツトの運動を拘
束し、これにより薬液が偶発的に装置に送られる
かあるいは空気が吸込まれる機械を最小限度に抑
えるものである。
保持ばね217は、カセツト・ハウジングの外
方に延長する長手方向リブ79に対して圧力を加
えて貯溜カセツトをローラ・ポンプ・ハウジング
に接して保持する。この保持ばねは、ローラ・ポ
ンプの運動と直角方向に貯溜カセツトの強制的な
運動により経路から外れて偏向させることがで
き、これにより貯溜カセツトをローラ・ポンプに
対する取外し自在に固定された関係に保持する弾
発嵌合装置を提供する。保持ばね217は、保持
ねじ216によつて所定位置に保持される。
第9図および第10図は、内部を貫通する通路
52を有するプラグ51を含む望ましくは空気は
透過するが液体は透過しない要素35を示してい
る。このプラグは、直径が貯溜チユーブの外径よ
りも大きなフランジ部分54と、貯溜チユーブ内
に挿入される胴部55とを有する。このプラグは
胴部55の外径はチユーブの内径よりも僅かに大
きい締り嵌めにより、あるいは接着剤等の使用に
よつて貯溜チユーブ内に保持されている。通路5
2が覆われるように空気は透過するが液体は透過
しない隔膜56がプラグに取付けられている。こ
のような構造により、貯溜チユーブのプラグ端部
における気体の出入りはこの隔膜を透過しなけれ
ばならないが、貯溜部内に保持される薬液はこれ
を透過することはできない。ある場合には、以下
に示されるように、貯溜チユーブに進入する気体
からの微生物を含む粒子を濾過するため、約0.5μ
の最大孔を有する多孔質の隔膜を使用することが
望ましい。この隔膜は、接着剤または熱シールを
用いてプラグ51に対して取付けることができ
る。また完全に空気は透過するが液体は透過しな
い材料から作られたプラグを含み、これにより通
路および別個の隔膜の必要を排除することも本発
明の範囲内に含まれる。
第11図および第12図においては、シリンダ
57、このシリンダの一端部に配置される穿刺可
能な隔壁59、シリンダの他端部に配置される封
止部材60を含む望ましい排出室36が示されて
いる。このシリンダおよび封止部材は剛性の大き
な材料または弾性に富んだエラストマー材料から
作ることができるが、後者が望ましい。穿刺可能
な隔壁59は、常に閉鎖するスリツト63を中心
部に配置した弾性に富むエラストマー材料から作
られることが望ましい。スリツト63は、薬液が
貯溜チユーブに関して挿入または抜取りされる
時、以下に更に詳細に述べる構成要素によつて開
口状態に強制される。このスリツトに加えて、中
実の弾性隔壁、穿刺可能な隔壁の一部としてのダ
ツクビル即ちリード弁等の如き他の自己封止構造
を含むことは本発明の範囲内にあり、スリツト構
造は多くの可能な変更例の事例である。接着剤を
用いて穿刺可能な隔壁59をシリンダ57に対し
て取付ける。この封止部材は、貯溜チユーブ34
の第2の端部58と流通状態にある中心部に配置
されたオリフイス61を含んでいる。封止部材の
小径部62を貯溜チユーブの第2の端部に挿入す
る。小径部62の外径が貯溜チユーブの内径より
も大きな締り嵌めを用いてこのような部分を接合
する。排出室および貯溜チユーブの接合のため接
着剤その他適当な手段も使用することができる。
排出室のポート73は、薬液が排出室内に進入す
る時排出室内に保有し得る気体を外へ出すことが
できるように排出室の内側とその外側間に連通す
る空気は透過するが液体は透過しないフイルタ6
4を保有する。フイルタ64は、シリンダ57に
おけるポート73を覆うようにシリンダ57にお
けるポート73内に取付けられた要素または取付
けられたシート材の形態を呈する。
次に第13図乃至第17図においては、望まし
い再使用可能な注入用カテーテル100は貫通す
る内腔102を有する可撓性に富んだ管路101
と、この管路と流通状態の可撓性に富んだ管路の
遠端部103における第1のカニユーレ104と
を有する。この第1のカニユーレは、患者に対す
る挿入を容易にするため尖つた開先点106を有
する。接着剤を用いて第1のカニユーレを可撓性
に富んだ管路に保持することが望ましい。この第
1のカニユーレは可撓性に富んだ管路の遠端部に
隣接する領域に曲折部117を有することが望ま
しい。この曲折部は、第1のカニユーレの自由端
部を可撓性管路101からその長手方向軸心およ
びその内部に対して鈍角で外方へ突出させねばな
らない。この鈍角は約120乃至160゜の範囲内にあ
ることが望ましいが、必須の条件ではない。可撓
性の管路の長さは、ローラ・ポンプと注射部位と
の間の距離に依存する。可撓性管路101の内径
は約0.43mm(0.017インチ)であることが望まし
い。
内部を貫通する通路109を有するコネクタ・
ハウジング107は、管路101の近端部113
に設けられている。第13乃至第15図示のよう
に、このコネクタ・ハウジング107はその外周
部にねじ式に係合する取付手段により管路101
に対して取外し可能に固定位置に保持されてい
る。このコネクタ・ハウジングは、熱可塑性材料
から作られ、接着剤その他の適当な手段を用いて
可撓性管路に対して取付けられることが望まし
い。コネクタ・ハウジングの突起部108は、コ
ネクタ・ハウジング107から半径方向外方へ延
長し、カセツト・ハウジング37のコネクタ・ハ
ウジング係止溝70と係合するような寸法および
位置となつている。第2のカニユーレ105は、
コネクタ・ハウジングから外方へ延長し、通路1
09と流体連通している。この第2のカニユーレ
は、コネクタ・ハウジングの一体部分またはハウ
ジングに対して取付けられた別個のカニユーレで
よい。以下において明らかになるように、第2の
カニユーレが尖端部を有する必要はない。弾性を
有するスリーブ110は、第2のカニユーレの自
由端部111を覆つて、内部に薬液が流れること
を阻止する。このスリーブは、その閉止端部にお
いて常態では閉じたスリツト112を有するよう
に弾性材料から作られる。以下において更に詳細
に説明するように、弾性スリーブ110に対して
外部の作用力F(第17図)をコネクタ・ハウジ
ング107の方向へ加えると、スリーブをアコー
デオン状に折畳んで、第2のカニユーレをスリツ
ト112を通過させ、これにより薬液が第2のカ
ニユーレ内に流入することを許容する。この外部
力を取去れば、弾性スリーブをその元の位置へ戻
させるが、この位置においては第2のカニユーレ
内の薬液の流過を阻止し、従つて可撓性管路内に
存在し得る一切の薬液が第2のカニユーレから出
ることを阻止するのである。
また、可撓性管路への第2のカニユーレ内の方
向における作用力即ち薬液の圧力により開口して
薬液の流過を許容するが、薬液が第2のカニユー
レを経て弾性管路から出ることを阻止する一方向
弁装置をコネクタ・ハウジング内に設けることも
また本発明の範囲内に含まれる。
第17図および第18図に最もよく示されるよ
うに、再使用可能な注入用カテーテルの別の実施
態様では、コネクタ・ハウジング119と、この
コネクタ・ハウジングの保持溝70と係合する大
きさおよび位置を有するコネクタ・ハウジングの
突起120とを有する。第2のカニユーレ121
は、コネクタ・ハウジングから外方へ延在してい
る。遮蔽部材122は、この遮蔽部材の内径12
4とハウジング上の遮蔽部材の係合面125との
間における締り嵌めによりコネクタ・ハウジング
に対して取外し自在に係合する。遮蔽部材122
は、コネクタ・ハウジング119が使捨て可能な
貯溜カセツトと係合しない時第2のカニユーレ1
21を損傷および汚染から保護するため設けられ
ている。また、遮蔽部材がコネクタ・ハウジング
と係合状態にある間遮蔽部材内に捕捉された空気
を逃がす垂直部材126が設けられている。垂直
部材126がなければ、この遮蔽部材とコネク
タ・ハウジングとの係合状態は空気を第2のカニ
ユーレ121を介して可撓性管路路内に強制する
おそれがある。これは、可撓性管路内の空気が患
者に対して注射され得るため望ましくない。もし
最初に無菌状態であれば第2のカニユーレ121
は遮蔽部材が取外される前の以降の取扱いの間汚
染されないように、バクテリアが流動することを
阻止するフイルタ材料で通気部材126を構成す
ることが望ましい。当業者は、ハウジングと係合
するカバー部材を設計する多くの方法、例えばね
じ止めおよび弾発嵌合等があること、またカバー
部材内の通気を行なう多くの方法があること、ま
た上記の形態はこれら多くの可能な形態の事例で
あることが理解されよう。
次に第20図乃至第24図においては、第1の
カニユーレ104が患者の皮膚Sの下方の皮下の
脂肪層Qに挿入された後このカニユーレ104を
患者Pに対して固定するため吊下げ部材114が
設けられている。この吊下げ部材は、接触性の接
着剤により覆われた第1の側115を有する円形
の可撓性パツドでよい。第1のカニユーレが中心
部の開口116を介して定置された後、部材11
4は可撓性管路101を横切る軸心上でそれ自体
に折畳まれる。接触性の接着剤は、第22図に最
もよく示されるように部材114をこの折畳み状
態を維持させる。部材114は、この時、可撓性
管路101に対して略々平行な軸心に沿つて再び
折畳むことができる。この位置においては、第2
3図に示されるように、患者は前記吊下げ部材を
把握し、第1のカニユーレの皮下部への設置を助
けるためこれをハンドルとして使用することがで
きる。カニユーレが適正に設置された後、患者は
部材114を離して、患者の身体にテープで止め
ることができるようにこれを第22図に示される
形状に戻す。第1のカニユーレ104における曲
折部は、このカニユーレの皮下設置を容易にす
る。第24図に最もよく示されるように、曲折部
はまた取外される時、針が皮膚から浮上つた状態
にあること、吊下げ部材が患者に取付けられる間
は吊下げ部材により運動が拘束されることを要求
する。患者に面する表面118を皮膚に対して取
外し自在に接着させる接着剤を用いて被覆するこ
と、また更に裏打ち紙(図示せず)を用いてこの
接着剤を覆うことが望ましい。一旦針が適正に定
置されると、患者はこの裏打ち紙を取外して面1
18を皮膚Sに対して押圧することができ、吊下
げ部材を皮膚に取外し自在に取付けられた状態に
維持する。また、第1のカニユーレを受入れるた
めの開口のない吊下げ部材を含むこと、またこの
場合可撓性管路の遠端部がその層の間に保持され
る代りに吊下げ部材に対して取付けられることは
本発明の範囲内にあることである。
第25図においては、プログラム可能なロー
ラ・ポンプ200を可撓性に富んだウエストのバ
ンド212により患者の身体に対して固定するこ
とができる。患者の各部位または隣接する衣類の
内側には広範囲の可能なローラ・ポンプ位置が存
在するため、例示されたウエストの取付けはこの
ような多くの可能な位置の事例である。一旦プロ
グラム可能なローラ・ポンプに対する位置が選択
されると、注射部位はポンプに近い患者の身体の
便利な部位でよく、また吊下げ部材114を用い
て注入用カテーテルの第1のカニユーレ104の
適正な皮下設置を保証する充分な脂肪を有する部
位でよい。
第26図においては、望ましい使捨て可能な貯
溜カセツトを充填するためには(予め充填されて
いなければ)、ユーザは最初に針を穿刺できる蓋
(図示せず)を有する標準的な薬液容器から針カ
ニユーレ66を装着した皮下注射器65へ薬液を
移転する。次いで、この針カニユーレを穿刺可能
な隔壁59を経て排出室の封止部材60まで押込
む。この時、薬液は注射器から貯溜チユーブ内へ
押出される。薬液により排出される貯溜チユーブ
内の気体は要素35を介して外に出るが、薬液は
これを透過することはできない。もし気泡が貯溜
チユーブ内の薬液に補足されるならば、気泡を含
まずに薬液を貯溜チユーブへ戻すことができるよ
うに、ある量の薬液を気泡と共に注射器内へ吸戻
すことにより排除することができる。貯溜チユー
ブ内に同伴された空気はバクテリアを保持するお
それがあることが判る。これは、もし薬液が静菌
剤を含んでいるならば問題とならない。しかし、
前記要素が貯溜チユーブ内に侵入する気体から微
生物を濾過することができるように、もしこの要
素が約0.5μの最大孔径を有する材料から構成され
るならば、バクテリアのこの要素の透過を阻むこ
とができる。カニユーレ66は薬液が排出室の内
側部分67に進入することを阻止することに注目
されたい。
使用に際して、第27図、第28図および第2
9図を第1図および第8図と共に最もよく示され
るように、プログラム可能なローラ・ポンプをそ
の身体に取付けた患者は、ローラ駆動アーム20
2を負荷位置に向けて反時計方向に回転して、貯
溜カセツトをローラ・ポンプ・ハウジングの位置
決めブロツク215間に定置しかつこれをロー
ラ・ポンプに向けて直接押圧してポンプ・ハウジ
ングにおける保持ばね217を貯溜カセツト・ハ
ウジングにおける外部のリブと係合させることに
より、薬液を充填した使捨て可能な貯溜カセツト
をローラ・ポンプに対して挿入する。再使用可能
な注入用カテーテル100は、この時、コネク
タ・ハウジングの突起108がカセツト・ハウジ
ングにおけるコネクタ・ハウジングの保持溝70
と整合させられるように、コネクタ・ハウジング
107をカセツト・ハウジングにおける転送ポー
ト72に挿入することにより貯溜カセツトに対し
て結合される。このコネクタ・ハウジングの保持
溝は、第2のカニユーレ105を薬液で充填され
た貯溜チユーブ34と流通状態に置く深さまでコ
ネクタ・ハウジングが転送ポートに進入すること
を許容するに過ぎない。この時、コネクタ・ハウ
ジングを捻るとこれを貯溜カセツトに対してバヨ
ネツト状に固定する。挿入の間、カセツト・ハウ
ジング37におけるスリーブ肩部71が弾性を有
するスリーブ110をコネクタ・ハウジングに押
付けて弾性スリーブのスリツト112を穿刺さ
せ、これにより貯溜カセツトから薬液を受取るた
め第2のカニユーレを開口させることが判るであ
ろう。また、挿入中、第2のカニユーレがこの時
可撓性に富んだ貯溜チユーブ34と流通状態にな
るように、第2のカニユーレ105の露出した自
由端部111は穿刺可能な隔壁59のスリツトを
穿刺して封止部材60のオリフイス61に進入す
る。
ポンプ・ローラ204はこの時、丸ボタン21
1を押してこれを保持することにより第1図に最
もよく示される如き始動位置へ進められる。ポン
プ・ローラを始動位置へ進めることにより、ロー
ラは可撓性に富んだ貯溜チユーブ34を圧縮して
その内側に含まれた薬液の一部を注入用カテーテ
ル内に押し込むと同時に、これを薬液で充填し流
体経路から全ての空気を追い出す。第1のカニユ
ーレ104はこの時、患者の体内に皮下位置に挿
入して、前述の如く、吊下げ部材114を用いて
身体に取付けることができる。この時、ローラ・
ポンプの調時機構がオンオフスイツチ214をオ
ン位置へ切換えることによつて付勢される。次
に、ローラは間欠的に前進し、患者により使用さ
れるインシユリンの種類および患者が必要とする
投与量に従つて約数時間から48時間の範囲内の薬
液供給時間にわたつて患者に対して制御された投
与量の薬液を注射する。ローラ・ポンプが前進す
るに伴なつて、ローラの前方の薬液は第2のカニ
ユーレ105を介して可撓性に富んだ貯溜チユー
ブ34から可撓性管路101内へ、更に第1のカ
ニユーレ104から患者に対して押出される。第
2のカニユーレ105は薬液が排出室の内部67
に流入することを阻止することに留意されたい。
ローラの背後の可撓性に富んだ貯溜チユーブのも
はや薬液のない内部は、空気は透過するが液体は
透過しない素子35を介して侵入した空気で充填
される。もし可撓性に富んだ貯溜チユーブの第1
の端部が要素35を有する代りに封止されていれ
ば、もはや薬液のない可撓性に富んだ貯溜チユー
ブの部分が前進するローラの背後に位置する貯溜
チユーブ内において膨脹して負圧を生じようとす
る傾向を有し、このためローラを前進させるには
更に力を必要とする。この傾向は、要素35の存
在によつて排除される。薬液の供給期間の終り
に、ローラ・ポンプの調時機構がオンオフスイツ
チ214をオフ位置へ切換えることにより消勢さ
れる。次いで、第1のカニユーレ104が患者に
対して皮下設置状態で取付けられた状態のまま、
注入用カテーテルが貯溜カセツトから切離され
る。ローラ駆動アーム202はこの時負荷位置2
06へ反時計方向に回転されて、貯溜カセツトは
ローラ・ポンプから取外されて棄却される。薬液
で充填された新しい使捨て可能な貯溜カセツト3
4がローラ・ポンプ対して取付けられる。第1の
カニユーレを患者に取付けたまま再使用可能な注
入用カテーテルが薬液で充填されるため、カテー
テルに対して初期量の薬液を供給する必要はな
い。注入用カテーテルが貯溜カセツトに対して取
付けられない時には弾性スリーブ110がカテー
テル内に含まれる薬液が第2のカニユーレから出
ることを阻止することが判るであろう。注射用カ
テーテルを貯溜カセツトに対して取付ける前に、
ローラは再び始動位置へ進められる。空の注入用
カテーテルを充填するためには必要でないこのロ
ーラの運動によつて排出される薬液は、第29図
に示されるように排出室の内部67に対して流れ
る。内部67に存在し得る気体は、排出室からフ
イルタ64を介して強制的に押出される。注入用
カテーテルはこの時貯溜カセツトに対して結合さ
れ、ローラ・ポンプの調時機構が付勢されて別の
薬液供給期間を開始する。この第2の薬液供給期
間の終りにおいては、最初のカテーテルは捨てて
供給期間が新しい注入用カテーテルおよび新しい
注射部位で始められることが望ましいが、この工
程は必須のものではない。
カセツト・ハウジング37はポリスチレン、ポ
リプロピレンおよびポリエチレンの如きプラスチ
ツクから作られることが望ましい。また、患者が
上部ハウジング部分にある使捨て可能な貯溜カセ
ツトおよびローラ・ポンプの構成要素の状態およ
び位置を容易に観察することができるように、ポ
リスチレンの如き透明なプラスチツクから上部ハ
ウジング部分39を作ることが望ましい。また、
内部の構成要素が容易に観察できるようにハウジ
ング全体を透明な材料で作ることも望ましい。
可撓性に富んだ貯溜チユーブ34は、内部に保
有される薬液と相溶性を有しかつまたチユーブを
圧縮するローラ・ポンプの大きなエネルギ量を必
要としないよう充分に可撓性を有する材料から構
成されねばならない。ポリ塩化ビニール、熱可塑
性エラストマーおよび天然ゴムの如き熱可塑性材
料を使用することができる。しかし、チユーブの
内側部分を構成する材料は小さな水蒸気透過率お
よび薬液との相溶性を持つように選択されるが、
外側の部分を構成する材料は柔軟性および圧力を
受けた時エネルギ消費が少ないように選択される
ため、共押出し成形材料が望ましい。通常の100
単位の如きインシユリンが使用される薬液である
場合、ポリ塩化ビニールおよびポリ塩化ビニリデ
ンの如きポリオレフインを使用する複合材料が望
ましいが、ポリオレフインは貯溜チユーブの内側
部分に配置されてインシユリンと接触するライナ
ーとして作用する。
空気は透過するが液体は透過しない素子35の
プラグ51は、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ンの如きプラスチツクから作ることができる。空
気は透過するが液体は透過しない隔膜56は、約
0.08乃至0.25mm(0.003乃至0.010インチ)の範囲
内の厚さであることが望ましいポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニール、
ポリプロピレン、ポリエチレン等から選択された
ポリマーの不織布から作ることができる。今述べ
たような材料は、米国メリーランド州エルクトン
のW.L.Gore&Associates社から入手可能であり、
GORE−TEX隔膜製品として市販されている。
望ましい要素は、約0.2mm(0.008インチ)の厚さ
を有するポリテトラフルオロエチレンである。隔
膜56は、接着剤または熱封止を用いてプラグ5
1に対して取付けることができる。このプラグも
また、米国ジヨージア州フエアバーン市の
Glasrock Products社のPrex Divisionで製造さ
れる微孔質のポリプロピレンの如き空気は透過す
るが液体は透過しない材料のみから作ることがで
きる。再使用可能な注入用カテーテルの別の実施
態様の排出室36の空気は透過するが液体は透過
しないフイルタ64および通気部材126は、上
記の隔膜56と同じ材料から作ることができる。
シリンダ57および封止部材60は、ゴムおよ
び望ましくは熱可塑性エラストマーの如き弾性材
料を用いて広範囲の剛性が大きいかあるいは可撓
性に富む材料から構成することができる。シリン
ダ57および封止部材60は、例えば一体に、あ
るいは接着剤により一体化された別個の構成要素
として作ることができる。穿刺可能な隔壁59は
広範囲の弾性材料から構成することができるが、
ゴムおよび熱可塑性エラストマーが望ましい。
再使用可能な注入用カテーテルの可撓性に富ん
だ管路101は押出し成形されたポリマーの管材
から作られることが望ましいが、ポリオレフイン
またはポリ塩化ビニールが望ましい。第1のカニ
ユーレ104に対する望ましい材料はステンレス
鋼である。コネクタ・ハウジング107は、望ま
しくはポリプロピレンおよびポリエチレンの如き
熱可塑性材料を用いて広範囲の堅固な材料から作
ることができる。第2のカニユーレ105は、ス
テンレス鋼またはポリプロピレンおよびポリエチ
レンの如き熱可塑性材料から作ることができ、あ
るいはコネクタ・ハウジング107の一体部分と
して成形することができる。弾性スリーブ110
は、ゴムおよび熱可塑性エラストマーの如き自己
封止性の弾性材料から作られることが望ましい。
吊下げ部材114は、水蒸気を透過する水および
バクテリアを遮断する材料から作られることが望
ましい。吊下げ部材の接着特性を達成するため広
範囲の医療用の接着コーテイングが入手可能であ
る。接着剤を添付した吊下げ部材のための望まし
い材料は、商品名「Tegaderm」として
Minnesota Mining&Manufacturing社により製
造された皮膚パツチ・システムがある。
医薬または患者と皮下設置状態で接触する使捨
て可能な貯溜カセツトおよび再使用可能な注入用
カテーテルの全ての構成要素は無菌状態でなけれ
ばならない。従つて、材料もまた用いられる無菌
プロセスとの相溶性を有するように選択すべきで
ある。
このように、本発明は、注射部位から注入用カ
ニユーレを取外すことなくローラ・ポンプに関し
て挿入取外しが可能であり、従つて連続して使用
される貯溜部に対して同じ注入用カテーテルの使
用が可能である使捨て可能な貯溜カセツトを提供
するものである。この使捨て可能な貯溜カセツト
は、予め充填された状態でユーザにより購入する
ことができあるいは簡単に安価な充填装置により
ユーザによつて充填することができるものであ
る。貯溜カセツトはユーザに対して供給される全
ての薬液を保有するため、別個の装着される貯溜
部は不必要である。本発明また、貯溜カセツトを
交換する間薬液の損失を防止するためその一端部
に弾性スリーブ即ち封止部材を、また皮下位置に
設置される注射針を固定するため他端部に吊下げ
部材を備えた再使用可能な注入用カテーテルを提
供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は望ましい再使用可能な注射用カテーテ
ルを貯溜カセツトに対して取付け、プログラム可
能なローラ・ポンプに対して取付けられた望まし
い使捨て可能な貯溜カセツトを示す平面図、第2
図は望ましい使捨て可能な貯溜カセツトと望まし
い再使用可能な注射用カテーテルを示す斜視図、
第3図は、望ましい使捨て可能な貯溜カセツトを
示す分解斜視図、第4図は貯溜カセツトの一部と
しての排出室および空気は透過するが液体は透過
しない要素を備えた貯溜チユーブを示す拡大平面
図、第5図は貯溜カセツトの下方ハウジング部を
示す拡大平面図、第6図は貯溜カセツトの下方ハ
ウジング部に排出室および空気は透過するが液体
は透過しない要素を備えた貯溜チユーブを示す拡
大平面図、第7図は第1図の線7−7に関する使
捨て可能な貯溜カセツトの拡大断面図、第8図は
第1図の線8−8に関する望ましい貯溜カセツト
およびローラ・ポンプを示す拡大断面図、第9図
は望ましい使捨て可能な貯溜カセツトの空気は透
過するが液体は透過しない要素を示す拡大側面
図、第10図は第9図の線10−10に関する要
素を示す断面図、第11図は望ましい使捨て可能
な貯溜カセツトの排出室を示す拡大側面図、第1
2図は第11図の線12−12に関する排出室を
示す断面図、第13図は望ましい再使用可能な注
入用カテーテルを示す斜視図、第14図は第13
図の再使用可能な注入用カテーテルの長手方向軸
心に沿つて見た拡大断面図、第15図は望ましい
再使用可能な注入用カテーテルの弾性を有するス
リーブを備えたコネクタ・ハウジングを示す拡大
側面図、第16図は第15図の線16−16に関
するコネクタ・ハウジングを示す断面図、第17
図は弾性を有するスリーブにおけるスリツトを介
して突出する第2のカニユーレを更に示す第16
図のコネクタ・ハウジングの断面図、第18図は
再使用可能な注入用カテーテルの別の実施態様の
コネクタ・ハウジングおよびカバー部材を示す拡
大側面図、第19図は第18図の線19−19に
関するコネクタ・ハウジングおよびカバー部材を
示す断面図、第20図は望ましい注入用カテーテ
ルの第1のカニユーレ端部に対する取付けのため
の吊下げ部材開口を示す斜視図、第21図は吊下
げ部材に対して第1のカニユーレを挿入した状態
の望ましい注入用カテーテルの第1のカニユーレ
端部を示す斜視図、第22図は可撓性に富んだ管
路に対して直角をなす軸心上に吊下げ部材を折畳
んだ状態の第21図の組立状態を示す斜視図、第
23図は患者に対するカニユーレの挿入のための
位置に吊下げ部材を折畳んだ状態を示す第22図
の組立て状態を示す斜視図、第24図は使用中の
望ましい注入用カテーテルの遠端部を示す拡大側
面図、第25図は患者の身体の望ましい一部位に
取付けた薬液供給装置を示す斜視図、第26図は
望ましい使捨て可能な貯溜カセツトの充填のため
使用中の注射器を示す拡大断面図、第27図は望
ましい再使用可能な注入用カテーテルおよびロー
ラ・ポンプとの相互作用状態を示すため一部破断
した望ましい使捨て可能な貯溜カセツトを示す拡
大平面図、第28図は望ましい使捨て可能な貯溜
カセツトと流通状態に結合された望ましい再使用
可能な注入用カテーテルを示す拡大断面図、第2
9図は排出室に進入する薬液を示す望ましい使捨
て可能な貯溜カセツトの部分拡大断面図である。 29……薬液供給装置、30……使捨て可能な
貯溜カセツト、34……貯溜チユーブ、35……
空気透過液体不透過要素、36……排出室、37
……カセツト・ハウジング、39……上部ハウジ
ング部、40……下部ハウジング部、41……背
面停止部、42……開口、44……排出室凹部、
45……貯溜チユーブ凹部、46……肩部、47
……排出室肩部、49……凹部、51……プラ
グ、52……通路、54……フランジ部分、55
……胴部、56……空気透過液体不透過隔膜、5
7……シリンダ、59……穿刺可能隔壁、60…
…封止部材、61……オリフイス、62……小径
部、63……スリツト、64……空気透過液体不
透過フイルタ、65……皮下注射器、66……針
カニユーレ、69……転送ポート凹部、70……
保持溝、71……スリーブ肩部、72……転送ポ
ート、74……凹部、77……位置決め面、79
……リブ、100……注入用カテーテル、101
……管路、102……内腔、104……第1のカ
ニユーレ、105……第2のカニユーレ、106
……尖つた開先点、107……コネクタ・ハウジ
ング、108……突起部、109……通路、11
0……スリーブ、111……自由端部、112…
…スリツト、114……吊下げ部材、116……
開口、117……曲折部、126……通気部材、
200……ローラ・ポンプ、201……ハウジン
グ、202……ローラ駆動アーム、204……ポ
ンプ・ローラ、205……空位置、206……負
荷位置、207〜209……ボタン、210……
液晶デイスプレイ、211……ボタン、212…
…ウエスト・バンド、214……オンオフスイツ
チ、215……位置決めブロツク、216……位
置決めねじ、217……保持ばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内部を貫通する流体路を有する可撓性の管路
    と、 前記管路と流体連通し、管路の遠端部から外方
    へ延在し、更に患者に対して挿入するようになさ
    れた第1のカニユーレと、 前記管路の近端部に設けられ、前端部と、前記
    管路と隣接する後端部と、内部を貫通し前記管路
    と流体連通する通路とを有するコネクタ・ハウジ
    ングと、 前記ハウジングの前記前端部から外方へ延在し
    て前記通路と流体連通し、更に自由端部が前記ハ
    ウジングから最も遠い位置に設けられた第2のカ
    ニユーレとを備えて成る再使用可能な注入用カテ
    ーテル。 2 内部を流れる薬液の通過を阻止するため前記
    第2のカニユーレの前記自由端部を覆い、かつ前
    記ハウジングに対する前記第2のカニユーレに沿
    つた方向における前記スリーブに対する外部から
    の作用力の付加により前記自由端部に穿刺される
    ことによつて前記第2のカニユーレ内の薬液の通
    過を許容するための閉鎖端部を有する弾性を有す
    るスリーブを設け、該スリーブは外部からの作用
    がなくなると同時にその元の位置へ戻るようにな
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の再使用可能な注入用カテーテル。 3 前記コネクタ・ハウジングと取外し自在に係
    合して前記第2のカニユーレを覆う遮蔽手段を更
    に設けることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の再使用可能な注入用カテーテル。 4 前記遮蔽手段が通気手段を含み、該通気手段
    はこれに捕捉された空気をこれから逃がすことを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載の再使用可
    能な注入用カテーテル。 5 前記管路が長いチユーブであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の再使用可能な注
    入用カテーテル。 6 外部から加えられる加圧された薬液の供給源
    と共働して前記第2のカニユーレを相対的に固定
    位置に取外し自在に保持する取付け手段を更に設
    けることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の再使用可能な注入用カテーテル。 7 前記コネクタ・ハウジングが更に、前記前端
    部から前記後端部へ延在する円形の外表面を更に
    含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の再使用可能な注入用カテーテル。 8 前記外表面が前記面から半径方向外方に延在
    する突起を有し、該突起は薬液を前記第2のカニ
    ユーレに導入する間、外部から加えられる薬液の
    供給源と係合して前記ハウジングを取外し自在な
    固定状態に保持することができることを特徴とす
    る特許請求の範囲第7項記載の再使用可能な注入
    用カテーテル。 9 前記第1のカニユーレは更に前記管路の遠端
    部に隣接する領域においてその全長に沿つて曲折
    部を有し、該曲折部は前記第1のカニユーレをし
    て前記管路の長手方向軸心に対してある鈍角で前
    記管路の端部から外方へ延在させることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の再使用可能な注
    入用カテーテル。 10 前記鈍角が約120乃至160゜の範囲内にある
    ことを特徴とする特許請求の範囲第9項記載の再
    使用可能な注入用カテーテル。 11 前記スリーブは更に、前記第2のカニユー
    レの前記自由端部を通過させるための前記閉鎖端
    部内のスリツトを含み、該スリツトは更に前記第
    2のカニユーレの取外しと同時に閉鎖するように
    なつていることを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の再使用可能な注入用カテーテル。 12 前記第1のカニユーレを患者に対して挿入
    した後該カニユーレを患者に固定するための固定
    手段を更に設けることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の再使用可能な注入用カテーテル。 13 前記固定手段が前記管路の長手方向軸心に
    対し実質的に平行な面内で前記管路の前記遠端部
    において可撓性の吊下げ部材を含み、該吊下げ部
    材の片側は患者の皮膚に対して取外し自在に固定
    されるようになつていることを特徴とする特許請
    求の範囲第12項記載の再使用可能な注入用カテ
    ーテル。 14 前記患者に対して固定されるための前記吊
    下げ部材の側部に接着剤層を更に設け、該接着剤
    は圧力下に置かれる時患者の皮膚に対して取外し
    自在に接着するようになつていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第13項記載の再使用可能な注
    入用カテーテル。 15 前記管路が熱可塑性材料から作られること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の再使用
    可能な注入用カテーテル。 16 前記熱可塑性材料が、ポリオレフインおよ
    びポリ塩化ビニールからなるグループから選定さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第15項記
    載の再使用可能な注入用カテーテル。 17 前記第1のカニユーレがステンレス鋼から
    作られることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の再使用可能な注入用カテーテル。 18 前記第2のカニユーレが、ステンレス鋼お
    よび熱可塑性材料のグループから選定された材料
    から作られることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の再使用可能な注入用カテーテル。 19 前記スリーブが、ゴムおよび熱可塑性エラ
    ストマーからなるグループから選定された材料か
    ら作られることを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の再使用可能な注入用カテーテル。 20 定格値が約0.5μである最大孔度を有して、
    約0.5μ以上の粒子に対する実質的なバリアーとし
    て作用するフイルタを含むことを特徴とする特許
    請求の範囲第4項記載の再使用可能な注入用カテ
    ーテル。 21 内部を貫通する流体路を有する可撓性の管
    路と、 該管路の第1の端部に設けられ前記管路と流体
    連通して患者に対して医薬を供給するための注入
    手段と、 前記管路と流体連通し、前記管路の第2の端部
    から外方へ延在して自由端部を前記管路から最も
    離れた位置に設けられるようになされたカニユー
    レと、 前記カニユーレと関連して常態では内部の流体
    の通過を阻止し外部から加えられた作用力に応答
    して前記カニユーレ内の流体の通過を許容するよ
    うになされた封止手段とを備えてなる再使用可能
    な注入用カテーテル。 22 外部から加えられた作用力の供給源と共働
    して前記カニユーレと前記封止手段を相互に固定
    位置関係に取外し自在に保持するため前記管路の
    前記第2の端部と関連する取付け手段を更に設け
    ることを特徴とする特許請求の範囲第21項記載
    の再使用可能な注入用カテーテル。 23 外部から加えられる加圧流体源と共に用い
    られる再使用可能な注入用カテーテルであつて、 内部の流体路を有する可撓性のチユーブと、 該チユーブの遠端部からそれと流体連通して外
    方に延在し、かつ患者に対して挿入するようにな
    つた第1のカニユーレと、 前記チユーブの近端部に設けられ、前端部と、
    前記チユーブに隣接する後端部と、前記チユーブ
    と連通する貫通する通路とを有するコネクタ・ハ
    ウジングと、 前記ハウジングの前端部から前記通路と流体連
    通して外方に延在し自由端部を前記ハウジングか
    ら最も遠い位置に配される第2のカニユーレと、 前記第2のカニユーレの前記自由端部を覆つて
    内部の流体の通過を阻止する弾性のスリーブであ
    つて、前記第2のカニユーレに沿つて前記ハウジ
    ングの方向に前記スリーブに対して加えられる外
    部からの作用力の付加によつて前記自由端部によ
    り穿刺されるための閉鎖端部を有していて、これ
    により前記第2のカニユーレ内の流体の通過を許
    容するようになされており、また外部からの作用
    力がなくなるとその元の位置へ戻るようになされ
    ている弾性のスリーブと、 前記コネクタ・ハウジングと共に設けられ、外
    部から加えられる加圧流体源と協働して前記コネ
    クタ・ハウジングを相対的に固定位置に取外し可
    能に保持するための取付手段であつて、前記第2
    のカニユーレおよび前記スリーブを前記閉鎖端部
    が前記第2のカニユーレによつて穿刺される位置
    に保持し、これによつて第2のカニユーレが前記
    自由端部を介して流体を受入れることを可能とす
    る取付手段とを備えて成ることを特徴とする再使
    用可能な注入用カテーテル。 24 前記第1のカニユーレを、その患者に対す
    る挿入の後に患者に対して固定する固定手段を更
    に設けることを特徴とする特許請求の範囲第23
    項記載の再使用可能な注入用カテーテル。 25 前記第1のカニユーレが更に、前記チユー
    ブの前記遠端部に隣接する領域においてその長さ
    に沿う曲折部を有し、該曲折部は、前記チユーブ
    の長手方向軸心に対してある鈍角で前記チユーブ
    の端部から外方へ前記第1のカニユーレを突出さ
    せることを特徴とする特許請求の範囲第23項記
    載の再使用可能な注入用カテーテル。
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US7905868B2 (en) * 2006-08-23 2011-03-15 Medtronic Minimed, Inc. Infusion medium delivery device and method with drive device for driving plunger in reservoir

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