JPH03139001A - 不連続的増分信号処理装置 - Google Patents

不連続的増分信号処理装置

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JPH03139001A
JPH03139001A JP2183858A JP18385890A JPH03139001A JP H03139001 A JPH03139001 A JP H03139001A JP 2183858 A JP2183858 A JP 2183858A JP 18385890 A JP18385890 A JP 18385890A JP H03139001 A JPH03139001 A JP H03139001A
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Samuel D Pritchett
サムエル ディー.プリットチェット
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    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/24Frequency- independent attenuators
    • H03H7/25Frequency- independent attenuators comprising an element controlled by an electric or magnetic variable
    • H03H7/253Frequency- independent attenuators comprising an element controlled by an electric or magnetic variable the element being a diode
    • H03H7/255Frequency- independent attenuators comprising an element controlled by an electric or magnetic variable the element being a diode the element being a PIN diode
    • HELECTRICITY
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    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/16Networks for phase shifting
    • H03H11/20Two-port phase shifters providing an adjustable phase shift
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/24Frequency-independent attenuators

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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Attenuators (AREA)
  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、−殻内には増分移相器および増分減衰器のよ
うな不連続的増分信号処理装置に関し、特に、信号属性
(位相または振幅など)の不連続的増分変化を行なうた
めの、並列分岐N状態回路網および方法に関する。
[従来の技術] 不連続的増分信号処理装置は、信号属f!l:(位相ま
たは振幅など)の不連続的増分変化を行なうことにより
入力信号を処理する。不連続的増分信号処理装置(例え
ば、増分移相装置)の従来の構造は、N個の2進状態処
理回路網(例えば、移相回路網)のカスケードを含み、
それらのそれぞれが2つの増分信号属性状態(例えば、
増分移相状態)間でスイッチング可能になっていること
によって、該不連続増分装置は、入力信号を処理して、
出力信号として総計2N個の信号属性状B(例えば、位
相状態)のうちの1つを与える。
不連続的増分信号処理装置は、増分移相器または増分減
衰器などへの応用に広く用いられている。
1例としての不連続的移相装置においては、N個の2進
状態位相回路網がカスケードにされ2N個の移相増分を
与えうるようになっている。無線周波(RF)移相装置
の1つの主要な応用は、電子制御式整相アレイレーダ装
置に対するものである。
整相アレイレーダ装置は、ビームステアリングのために
何ら機械的移動を必要としないアンテナを用い、数百ナ
ノ秒間に完全なアンテナ走査を行ないうる。従って、電
子ステアリングビームを用いる整相アレイ装置は、経費
、信頼性、帯域幅、SN比、ダイナミックレンジ、挿入
損(信号電力減衰)、および3次遮断点に関し、それに
代わるべき機械ステアリングのものと比較しうる程度に
することができれば、多くのアンテナステアリング応用
面において有利である。
電子整相アレイレーダは、移相装置を用いて多重移相R
F信号を発生し、これらの信号は組合わさって(干渉し
て)、移相装置をl1tllすることにより走査されう
る指向性ビームをつくる。大形整相アレイは、通常ディ
ジタルコンビ1−夕によってステアリングされるので、
RF移相装置は一般に、好ましくは不連続的増分ソリッ
ドステート装置により構成される。
不連続的増分移相装置は、通常2進状態移相回路網のカ
スケードを用いる。2進状態移相回路網には、2つの主
要形式・・・ローデツドライン(loaded 1in
e )およびスイッチトライン(swttchedli
ne )がある(反射移相回路網は、スイッチトライン
移相回路網の部分集合であるものと仮定される)。ロー
デツドライン回路網は、小さい位相増分における、位相
の正確さ、低い固有挿入損、および低い挿入損変動によ
り、一般に最下位2進位相数、または位相ビット(すな
わち、小さい位相増分)に対して好ましい。スイッチト
ライン回路網は、最上位位相ビット(すなわち、大きい
位相増分)において好ましいが、そのわけは、大きい位
相増分においては、ローデツドライン回路網は比較的大
きい位相誤差および挿入損変動を示すからである。従っ
て、通常の5ビツト移相装置は、最下位ビット(および
恐らくは次の最下位ビット)用のローデツドライン移相
回路網と1、他の位相ビット用のスイッチトライン回路
と、を含む。
スイッチトライン移相回路網における1つの重要問題は
、並列分岐線路(位相増分回路)のための制御素子とし
て能動装置が使用されるために、かなりの挿入損が避け
られないことである。従って、移相回路網の挿入損を克
服して全体的チャネル利得を維持するためには、チャネ
ル増幅器連鎖によるかなりの追加利得が要求8れる。そ
の結果、移相器挿入損の低減は、整相アレイ装置、特に
スイッチトライン移相回路網を用いているものに対して
は、重要となる。
受信チャネルおよび送信チャネルの双方における移相器
挿入損の低減のためには、追加の利得段、改善された雑
音指数の低雑音増幅器、追加の部品数、および電力酒費
の増大を要し、かつモジュール効率の低下も起こる。こ
れらの因子のそれぞれが、整相アレイ装置の実現の可能
性、生産の可能性、および製造経費に直接影響する。
分岐制御素子としてイオン打込みされた電界効果トラン
ジスタを用いた、現在のモノリシックX−バンド5ビツ
ト(2進状態)スイッチトライン移相装置は、約7dB
の挿入損を示す。PINダイオードを用いた、対応する
移相器は、約4dBの挿入損を示す。
従って、一般に、不連続的増分信号処理装置に関し、も
つと融通性に富む設計によって問題解決をはかる必要が
あり、特に、現在231S状態回路網(スイッチトライ
ンおよび/またはローデツドラインの)のみを用いて得
られるものよりも挿入損の小さい移相回路網が必要とさ
れる。
[発明の要約] 本発明は、増分移相器および増分減衰各のような不連続
的増分信号処理装置に対する設計上の融通性を増大させ
るものであり、これらの装置は、並列分岐形N状態信号
処理回路網を用いて、入力信号の特定の信号属性(位相
、撮幅、または時間遅延など)の不連続的増分変化を行
ない、設計の最適化は、選択された数の並列分岐処理回
路網によって装置を構成し、それぞれの該処理回路網が
(2進状態回路網に限定されることなり)選択された数
の増分信号属性状態を有するようにして達成される。
1特徴を述べると、本発明の不連続的増分信号処理装置
は、入力信号を処理して選択された信号属性の増分変化
を行ない、出力信号の対応した属性状態を作り出す。こ
の装置は、少なくとも3つの増分信号属性状態を有する
少なくとも1つの並列分岐信号処理回路網を含み、それ
ぞれの該増分信号属性状態は、不連続的増分分岐回路に
より作り出される。それぞれの不連続的増分分岐回路は
、選択的に作動せしめられうろことにより入力信号の対
応した信号属性の増分変化を行ない、それによって対応
した出力信号の属性状態を作り出す。
通常、装置は多重並列分岐処理回路網を含む。
それぞれの処理回路網から選択された分岐回路が作動せ
しめられることによって、組合わされた増分信号属性の
変化が行なわれ、それによって、組合わされた出力信号
の属性状態が作り出される。
さらに特殊な特徴を述べると、この不連続的増分信号処
理装置は、移相装置を構成するのに用いつる。移相に応
用する場合、装置は多重並列分岐移相回路網を含み、そ
れらはそれぞれ3つまたはそれ以上の位相増分分岐回路
を含む(すなわち、3進またはそれ以上の状態回路網)
・・・装置に含まれる2進状態移相回路網の場合は、挿
入損を低減するために(分岐回路よりも)位相増分ロー
デツドライン回路を用いる方がよい。カスケードにされ
た回路網は、所定数の移相増分(位相状態)を与えうる
実施例においては、それぞれの位相増分分岐回路は、所
定の移相増分を生じうるよう配置された抵抗成分および
リアクタンス成分ににより形成された伝送線路部分のそ
れぞれの端部に1つのPINダイオードを含む。制御回
路が、この分岐回路を、バイアスを与えることによりP
INダイオードをオン状態にし、入力のRF倍信号伝送
線路部分を経て結合せしめることにより選択的に作動せ
しめて、所望の増分移相を行なう。
移相装置の構造は、挿入損、挿入損の変動を最小化し、
VSWRを制御しつつ、特定の位相分解能(すなわち、
最大位相誤差)を達成することを含め、さまざまな設計
上の考慮を行なうことによって決定される。挿入損の顕
著な低減は、必然的に数が多くなる2進状態回路網の代
わりに、3つまたはそれ以上の並列位相増分状態を有す
る移相回路網を用いることにより、カスケードにされる
移相回路網の数を減少せしめれば達成される。通常は、
3つまたはそれ以上の状態を有する移相回路網は、スイ
ッチトライン位相増分分岐回路により構成されるが、2
進状態回路網はローデツドライン回路により構成される
実施例においては、32状態移相装置(総数32の移相
増分)が、3つのカスケードにされた移相回路網・・・
すなわち、2つの4進状態(クイツト(Quit) )
回路網および1つの2進状態(ピット(Bit ) )
回路網・・・を用いて構成される。最上位クイツトは、
4つのスイッチトライン位相増分分岐回路を3み、これ
らは、基準、+90゜−180”、および−90°の4
つの移相増分を与える。最下位クイツトも、4つのスイ
ッチトライン位相増分分岐回路を含み、これらは、基準
、−22,5’  −45°、および−67,5°の4
つの追加の移相増分を与える。最下位ビットは、位相増
分ローデツドライン回路であり、最後の11.25°の
移相増分を与える。
本発明の不連続的増分信号処理装置および方法の技術的
利点には、以下のものが含まれる。並列分岐N状態増分
イ5号処理回路網の使用により、改良された不連続的増
分信号処理装置を設計する上での融通性が増大する。装
置は、カスケードにされた2進状態回路網のみ用い設計
されるのではない。並列分岐N状態の設計方法は、移相
器および減衰器を含む一般の不連続的増分装置に適用可
能である。2進状態のみの装置が必要とするカスケード
回路網の数を減少せしめることにより、挿入損(信号電
力の減衰)が最小化されうる。例えば、移相装置は、3
つまたはそれ以上の位相増分状態(分岐)を有する移朴
徊路網を用いて設計することができ、その装置設計によ
れば、低挿入旧、良好なVSWR特性、および複雑性の
低減を達成しうる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明および本発明の諸
利点について詳述する。
[実施例] 不連続的増分信号処理装置の設計1に関ゴる本発明の並
列分岐N状態の方法は、移相装置の実施例に関連して詳
細に説明される。別の、減衰装置の実施例も説明される
。この並列分岐N状態の設計方法は、不連続的増分信号
処理装置の設計1に対し一般的に適用可能であり、本技
術分野に精通した者ならば、この詳細な説明に基づき、
これらの信号処理装置を容易に構成して本発明の利点を
実現できるはずである。
不連続的増分信号処理装置における並列分岐N状態の設
計方法、および実施例である不連続的増分移相装置およ
び同減衰装置の詳細な説明は、以下のように構成される
1、並列分岐N状態の設81 2、移相装置 3、減衰装置 4、結論 1、並列分岐N状態の設計 不連続的増分信号処理装置
を設計するための、本発明の並列分岐N状態の方法は、
カスケードにされた並列分岐増分処理回路網を用いてお
り、それぞれの該回路網は、2進状態回路網に限定され
ることなく、N個の状態を有する。
通常の2進状態並列分岐回路網は、本発明の一般化され
た並列分岐N1/S態技術の論理的8[S分集合をなす
。2進状態回路網は、2つの状態を有しくn−2> 、
通常ピッl〜(2進数)と呼ばれる。
第1図を参照しつつ、実施例の不連続的増分移相装置に
関連して、−膜化された並列分岐N状態の設計方法を説
明する。
極座標平面の全体は、360°または2πラジアンの円
弧に分割される。−殻内なN状態移相素子は、与えられ
たフェイザ(phasor)甲、をn個の等しい増分に
分割する。等しい増分の数n・は、その移相素子の「次
数」と呼ばれる。移相索子のフエイザ(または移相)の
増分φ、は、単にフエイ1ftl/・を移相素子の次数
n1によって除粋したものであり、従って、 1 となる。次数が、n−2、n=3、n=4である移相素
子におけるフエイザ増分は、第1図に示されている。
並列分岐N状態移相装置においては、それぞれが選択さ
れた次数とノエイザ増分とを有する多重移相回路網がカ
スケードにされて、小さい全体的フェイザ増分を実現す
ると共に、移相器全体の複雑性を最小化している。この
ような−殻内なカスケード形N状態移相回路網において
は、フェイザWとフエイザ増分φとの関係は、 ψ・=φ・       (2) +1−1 によって表わされる。ただし、ここでφ、は最上位のフ
エイザ増分であり、通常v1=360”である。
これの、通常の2進状態の例は3素子2進(3ビツト)
移相器であり、その場合は、0°/180°素子が、0
°/90”素子およびO’/45°素子とカスケードに
されて、45°の全体的フェイザ増分φ■ (すなわち
、それぞれが45°である8つの移相増分)が得られる
。O。
/180°素子は、v1=360”およびφ1=180
°で、最上位位相ビットと呼ばれる。同様にして、O”
/90’″素子は、v2=180”およびφ2=90°
で第2最上位位相ビットであり、0’/45”素子は、
v3=9o°およびφ3−45°で最下位位相ビットで
ある。
カスケードにされた同じ次数の位相回路網を用いた位相
装置においては、全体的移相器の位相状態または位相増
分の総数N1は、次式によって表わされる。
”       (3) N、=n ただし、rmJは、移相器内の同じ次数の位相回路網の
数である。前述の3ビツト移相鼎の例においては、n=
2およびm=3であるから、N1=2  =8    
 (4) となる。
カスケードにされた混合次数の素子を有する、−膜化さ
れた移相装置の場合は、成分移相回路網の数および次数
によって位相状態または移相増分の総数を表わす関係式
(3)は、 となる。ただし、n・は次数「i」の移相回路網におけ
る該次数であり、m は次数「i」の移相回路網の総数
である。関係式(1)および(5)を用いると、U合次
数の素子を有するカスケード移相回路の全体的フエイザ
増分、またはフエイザ分解能は、 または となる。
移相装置の応用においては、常に最大位相誤差が指定さ
れる。この最大位相誤差は、応用における目標のイメー
ジング、ナリング(nul!ino >、サイドローブ
を実現するために要求される最小位相分解能φ  ・ 
 に翻訳される。この位相分解Hr n + mum 能に対する判断基準は、次の不等式によって表わされる
φ・1≦φMinimum         (8)(
8)式を(7)式に代入すると、 が得られる。
本発明のN状態設計方法においては、同じ全体的フエイ
ザ増分またはフエイザ分解能を、混合次数の並列分岐移
相回路網の異なった組合けを用いて得ることができる。
可能な組合せの数は、要求されるフエイザ分解能が小さ
くなるのに伴って著しく増大する。
以上の諸関係および本発明の並列分岐N状態の設計方法
を、構造設計の例によって説明する。この例においては
、最小7.5°のフエイザ分解能が指定される。これを
(9)式に代入すると、が得られる。移相回路A、B、
およびCと称される、3つの可能な構造の比較を行なう
。回路へにおいては、従来の方法により、2進状fPA
(n=2)移相回路網のみが使用される。回路Bにおい
ては、2進(n=2)および4進(n=4)の双方の移
相回路網を用いた混合次数構造が使用される。最後に、
回路Cにおいては、移相器は、2進(n=2)、3進(
n=3) 、および4進(n=4)の移相回路網を使用
する。
回路へにおいていは、関係式(10)は、(2)   
2X(3)   +(4)0X(5)   X(6)0
 X(7)0 X  ≧48(11) または (2)”2>48        (12)となる。(
12)式をm2について解くと、2進状態移相回路網(
またはビット)の数として、0g 48 (13) m2″’log2 または m2≧5.585       (14)(移相回路網
の数) が得られる。mは整数でなくてはならないから、m2=
6           (15)となる。
従って、回路Aは、所望の位相分解能を得るためには、
6ビツト移相器でなくてはならない。これに関連して、
以上の適切な鎮を(5)式および(6)式に代入すると
、N1およびφ1−の正確な値は、N =64およびφ
、=5.625°とな■ る。
混合次数の移相回路網をYllいる移相装置において、
移相回路網の総数Σm・の最小化は、挿入nと移相回路
網の選択との間の、通常の設計上の取決めに関連する。
回路Bにおいては、関係式(10)は、(2>  2X
(3)  X(4)Il14X(5)’X(6)’X(
7)’X ≧48(16) または (2)   2X(4)   4≧48    (17
)となる。ただし、m2は2進状態移相回路網(ピット
)の数、m4は4進状態回路網(クイツト)の数である
。対数処理をすると、 または m   +2m   ≧5.585      (19
)4 が得られる。
全体的移相装置内の移相回路網の総数Σm、の最小化は
、(a)m2=1およびm4=3<1ビツト、3クイツ
ト)、または(b)m2=2およびm4=2<2ビツト
、2クイツト)のいずれかを選択することによって達成
できる。2進0−デッドライン移相回路網は、2進スイ
ッチトライン回路網よりも損失が小さいことがわかって
いるので、回路Bに対する2つの選択のうちで、2つの
2進(ローデツドライン)の回路網および2つの4進(
スイッチトランイン)回路網を用いる移相装置の挿入損
が最も小さくなる。
回路Bの移相器は、2ビツト、2クイツト移相器である
ことが示された。これに関連して、適する値を(5)式
および(6)式に代入すると、N、およびφ、の正確な
値は、N1=64およびφ1=5.625°となる。
回路Cにおいては、関係式(10)は、(2)II12
X(3)  3X(4)  4X(5)  X(6) 
 X(7)  Xl、、≧48(20) または (2)Il12x (3>  3x (4)  4≧4
8(21) となる。ただし、m はビット、m3はテリット(Te
rit ) 、m4はクイツトのそれぞれ数である。
対数処理をすると、 が得られる。
移相回路網の総数Σm、の最小化は、(a) m2m1
、m3−1、およびm4=2、(b) m2 = 1、
m3=2、およびm4=1、または(c)m2=2、m
3−1、およびm4=1、のいずれかを選択することに
よって達成される。回路Bにおけると同様の考察によれ
ば、2つの2進(ローデツドライン)素子と、1つの(
スイッチトライン)3進素子と、1つの(スイッチトラ
イン)4進素子と、を用いる移相回路の挿入損が最小と
なる。この移相器は、2ビツト、1テリツト、1クイツ
ト移相器と呼ばれる。
回路AおよびBにおいては、N およびφ、の■ 正確な値は、N、=64および φ、−5.625°であった。回路Cにおいて、適する
値を(5)式および(6)式に代入すると、N1および
φ1の正確な値は、N、=48およびφ、=7.5”と
なる。従って、所望のフエイザ分解能における最小の状
態数は、回路Cにおいて得られる。その結果、回路Cの
複雑性は、回路AおよびBの複雑性よりやや少ない。
全ての不連続的状態形移相器に固有の公知の問題は、成
分の移相回路網間での望ましくないvSWR(電圧定在
波比)相互作用による挿入損および位相誤差の増大であ
る。カスケードにされる移相回路網の数を最小化すれば
、成分回路網間のこれら望ましくないVSWR相互作用
に関連する損失および位相誤差も最小化される。以上の
例における回路BおよびCの双方は総計4つの移相回路
網を有するが、通常の全てが2進状態をなす方式の回路
Aは6つの移相回路網を有する。従って、VSWR相互
作用により導入される挿入損は、回路BおよびCにおい
て最小化される。
さらに、ある制御素子(すなわち、PINダイオード)
は、オン(または作動)状態にバイアスされた時は、か
なりの直流電力を消費する。従つて、これらの装置が使
用される場合は、移相回路網の総数を最小化すれば、消
費される直流電力も最小化される。そのため、電力を消
費する素子(PINダイオードなど)が使用される場合
は、回路BおよびCの双方は、回路へよりも直流電力を
消費しない。
多くのスイッチトライン並列分岐移相回路網においては
、回路網のそれぞれの分岐回路に最少限2つの制御素子
が要求される。従って、移相装置(すなわち、全回路網
)内のカスケードにされる分岐回路の総数を最小化すべ
きである。移相回路網の総数を減少せしめれば、挿入旧
も同様に減少する。
本発明のN状態並列分岐設計方法から得られる移相器の
1作特性のもう1つの改善は、望ましくない共振が避け
られることである。通常の2進状態移相装置においては
、180°および90°の両ビットが必要である。これ
らの構造内には望ましくない共振が起こりうる。これら
の望ましくない共振は、望ましくないλ/2およびλの
両共振を消去する、0° 120°、および240°の
位相状態を与えるテリツ1〜を最上位位相素子として使
用することにより、回避されうる。
第2節で説明する32位相状態移相装買置おいては、挿
入損特性の比較により、通常の5ビツト移相器は4dB
の全挿入迫を達成しうるが、2クイツト、1ビツト移相
器は、同じ制御素子を用いて2dBの全損大損を達成し
うろことが示される。
並列分岐N状態移相回路網の有用性に対する限界は、回
路網の全ての非作動(オフ状態)分岐回路(すなわち、
制御素子)の並列結合による、容は性の入力および出力
ローディングにある。いったん、制御素子の実効容量性
ローディングがかなりのものとなると、並列化の追加に
よって動作特性は改善されない。多くの狭帯域の、また
ある広帯域の応用においては、この限界は、容に性[1
−ディング効果を有効に除去するための分イb技術を用
いて拡大されうる。
2、移相装置 第2図には、本発明の並列分岐N状態の
設計方法を用いて設計された、不連続的増分信号処理装
圓の実施例である、2クイツト、1ビツト移相装置が示
されている。この実施例の移相装置は、制御素子として
PINダイオードを用いた32状態移相器である。
2クイツトおよび1ヒツトの移相回路網を用いた、32
状態移相装買の実施例においては方程式(5) (5) となる。従って、実施例の移相装置は、総計3つの移相
回路網を用いて32の位相状態を与える。
比較を行なうと、32位相状態を通常の2進状態回路網
により構成するのに必要な移相回路網の総数は、方程式
(3)をmについて解くことにより、log  n  
     log  2となるので、移相回路網の総数
は5つである。
32の位相状態を有する移相器は、360°の最上位フ
エイザ増分を、32の等しい位相状態または増分である
11.25°に分割する。2クイツト、1ビツト移相鼎
においては、最上位クイツトは、基準、+90’  −
180”、および−90°の4つの移相増分を与える。
最下位クイツトは、最上位クイツトの位相増分のそれぞ
れに対する(すなわち、90°のフェイザに対する)4
つの追加の移相増分である、基準、 −22,5″′ −45°、および−67,5°を与え
る。最後に、最下位ビットは、選択的に11.25°の
移相を導入することによって、最後の2つの位相状態ま
たは増分を与える。
第2図に示されているように、実施例の2クイツト、1
ビツト移相装置は、3つのカスケードにされた移相回路
網・・・最上位クイツト10、最下位クイツト20、お
よび最下位ピッ(〜30・・・を含む。
クイツト10および20は、スイッチトライン、並列分
岐4進状態移相素子である。ビット30はπ形回路網構
造を用いたローデツドライン2進状態移相素子である。
第1節で説明したように、2進状態移相回路網において
は、ローデッドライン形回路網はスイッチトライン回路
網よりも挿入損が小さい。
最上位および最下位の両クイツト、および最下位ビット
の正確な回路構成は、設計上の選択による。実施例にお
いては、32移相増分は、3つの移相回路網・・・2つ
のクイツトおよび1ビツト・・・のそれぞれに、8つの
並列分岐伝送線路および2重状態、ローデツドライン路
を用いることにより実現される。伝送線路部分はマイク
ロストリップ伝送成分によって形成され、最上位クイツ
ト10の大きい位相差は、直列(高域通過)および分路
同調キャパシタによって形成される。これらの素子の正
確な仕様は通常の設計上の選択の問題であり、詳述の必
要はない。伝送線路成分は、特性経路長およびインピー
ダンスを有するように選択された伝送線路部分によって
与えられる。相異なる特性インピーダンスを有する2つ
の隣接した伝送線路が、時々特定のインピーダンス変換
を行なうために使用される。クイツト10の諸分岐によ
り発生せしめられる大きい差動移相のためには、適する
リアクタンスを1りるために同調キt!パシタ(分路お
よび直列双方の)が選択される。モノリシックまたはハ
イブリッドのいずれかの構成が用いられる。
クイツト移相回路網を並列分岐スィッチトライン位相増
分分岐回路によって構成し、ビット移相回路回路網をロ
ーデツドライン位相増分分岐回路によって構成するのも
、設計上の選択の問題である。クイツトを並列ローデツ
ドラインによって借成し、ビットをスイッチトラインに
よって構成することも可能である。第1節に略述した挿
入損の考慮からは、本発明のN状態移相回路網を用いた
移相装置に対して適する構成を選択するための設計上の
方法論が得られる。
いかなる移相装置の設計においても、設計上の重要な判
断基準は、位相分解能または位相誤差、およびVSWR
,挿入損および挿入損変動に対する仕様である。一般に
、移相装置の設計は、移相装置全体の挿入損、移相回路
網間の挿入損、J3よび位相増分分岐回路間の挿入損の
変動、を最小化を意図して行なわれる。さらに、VSW
R相互作用も最小化されるべきである。
第2図に示されているように、それぞれの移相素子の前
には、それぞれの直流電圧オフセット回路12.22.
および32がある。それぞれの直流電圧オフセット回路
は、4分の1波長伝送線路成分14.24.34を、直
流電圧オフセットダイオード15,25.35および無
線周線バイパスキャパシタ16.26.36と直列に含
む、4分の1波長成分は、伝送路を効果的に開放する。
電圧オフセットダイオードは、それぞれの移相回路網の
非作動位相増分分岐回路内の制御素子を、制御電圧リア
ルから効果的に分離するためのレベル偏移を行なう。こ
れが行なわれないと、状態の(部分/完全)変化が起こ
りうる。無線周波バイパスキャパシタは、VSWR相互
作用を低減する直流電圧オフセットダイオードの無線周
波短絡を行なう。
動作に際しては、1つの位相増分分岐回路は常に作動状
態にあるので、それぞれの直流電圧オフセット回路内の
直流電圧オフセットダイオード15.25.35は常に
オン状態にバイアスされている。順方向のバイアス電圧
降下(通常1.5)は、−1,5Vの直流オフセットと
して回路網の外部ボート(すなわち、クイツト10およ
び20およびビット30、およびクイツト10および2
0の出力)に現われる。従って、(それぞれの制御線路
上のゼロ電圧により)オフ状態にバイアスされた制御素
子において、制御線路上の1.5vのリプルは制御素子
を順方向に不注意にバイアスすることなく許容されうる
最上位クイツト10は、4つの最上位位相状態である、
基準、+90° −180°、および−90° (すな
わち、最上位の360°の)1イザを4つの等しい位相
増分に分割したもの)を与える、スィッチトライン並列
分岐4進状態移相回路網である。それぞれの位相増分分
岐回路は、伝送線路部分の両端に1つずつある制御素子
と、これらの制御素子に対する関連の制り0線路バイア
ス回路と、を含む。伝送線路部分によって与えられる移
相増分は、分布伝送線路成分、および分路および直列(
高域通過)容量性成分、によって決定される。
分岐回路100は、最上位クイツト10における基準位
相状態分岐である。この回路tま、伝送線路部分子[−
1のそれぞれの端部にPINダイオード制m+素子DI
AおよびDIBを含む。伝送線路Tl−iは、直列伝送
線路成分112と、無線周波路上の直列同調キ鬼7バシ
タ114と、2つの分路−1ヤバシタ116と、により
形成される。
PINダイオードD1八およびDlBは、制御回路12
0を経て伝送線路T L 1に結合せしめられている制
御線路CLIAによって、またそれぞれの分路ダイオー
ド制御回路130および140を経て伝送線路TL1に
結合せしめられている制御DtfA′t8cLIBによ
って、バイアスされる。分路ダイオード制御回路130
および140は、この基準分岐(および−180°の移
相分岐)上において付加的なオフ状f!!(非作動状態
)分離を行ない、この回路構成における挿入損J3よび
VSWR相互作用を最小化する。
制御線路CLIAは、それぞれの4分の1波長伝送線路
成分を経て、伝送線路TLIの高域通過キャパシタ11
4(これは直流バイアス電圧は通過させない)の両側に
接続され、無線周波バイパスはそれぞれのキャパシタ1
24および125によって行なわれる。制御線路CL 
I Bは、それぞれの分路ダイオード132および14
2を経て伝送線路TL1の両端に結合せしめられ、無線
周波バイパスはそれぞれのキャパシタ134および14
4によって行なわれる。
+90゛の移相状態を与える分岐回路200は、伝送線
路TL2の両端にPINダイオードD2AおよびD2B
を含む。伝送線路TL2は、直り11伝送線路成分21
2と、2重直列キャパシタ214および215と、分路
伝送線路素子216と、によって形成される。
PINダイオードは、2重径路制御回路220を経て結
合する単一制tl(1線路CL2によってバイアスされ
る。制御線路CL2は、それぞれの4分の1波長伝送線
路成分222および223を経て、伝送線路TL2の直
列キャパシタ214および215の両側に結合せしめら
れ、無線周波バイパスはキャパシタ224および225
によって行なわれる。
−180”の位相状態を与える分岐回路300は、伝送
線路TL3の両端にPINダイオードD3AおよびD3
Bを含む。伝送線路TL3は、直列伝送線路成分312
および分路キャパシタ314により形成される。分岐回
路300のPINダイオードD3Aおよび03Bは、制
御回路320を経て結合せしめられた制御線路CL3A
、および2重ダイオード分路制罪回路330および34
0を経て結合せしめられた制御線路CL3Bによってバ
イアスされる。制御線路CL3Aは、4分の1波長伝送
線路素子322を経て伝送線路TL3に接続され、無線
周波バイパスはキャパシタ324を経て行なわれる。伝
送線路CL3Bは、それぞれの分路ダイオード332お
よび342を経て伝送線路T11に接続され、無線周波
バイパスはそれぞれのキャパシタ334および344を
経て行なわれる。基準分岐100の場合と同様に、−1
80°の分岐300における分路ダイオードの分離は、
この回路構成における挿入損およびVSWR相互作用を
最小化する付加的分離となる。
−90’の移相増分を与えるクイツト10の第4の位相
増分分岐回路400は、伝送線路TL4の両端に制御ダ
イオードD4Aおよび04Bを含む。伝送線路TL4は
、直列伝送線路素子412および分路キャパシタ414
を含む、PINダイオードD4AおよびD4Bは、制御
回路420を経て結合せしめられた制tla線路CL4
によりバイアスされる。制御線路CL4は、4分の1波
長伝送線路成分422を経て伝送線路TL4に接続され
、無線周波バイパスはキャパシタ424を経て行なわれ
る。
基準および一180° (半波長)分岐上に分路ダイオ
ードを用い、他の分岐上には用いていないのは、設計上
の選択による非作動化された分岐回路を経ての無線周波
信号の漏れは、高品質の制御素子の選択により最小化さ
れうる。それにも拘らず、半波長分岐は定在波条件の影
響を特に受けやすいので、阻止ダイオードにより付加的
分離を行なう方がよい。もし制御素子が非作動化された
状態において十分な無線周波漏れの制御を行ない得なけ
れば、仙の分岐上に分路ダイオードによる分離を含める
こともできる。また、最上位フェイザとしてテリットを
使用すれば、望ましくない半波長および全波長共振をな
くしつる。
動作に際しては、制御線路CLI△/CLIB。
C10、CL3A/CL3B、およびC10に対するバ
イアス電圧を適切に選択すれば、最上位クイツト10に
対する無線周波入力は、並列分岐回路100.200.
300、または400の1つくしかもただ1つ)により
与えられる無線周波径路を経て伝送されることにより、
対応する増分移相(基準、+90° −180°、また
は−90°)を受ける。すなわち、位相回路網クイツト
10により与えられる位相増分は、作動化バイアス電圧
を、基準分岐100に対する制御線路CLIAおよびC
LIBか、+90°分岐200に対する制御線路OL2
か、−180°分岐300に対する制御線路CL3Aお
よびCL3Bか、−90°分岐400の制御線路CL4
か、に印加して選択され、他の位相増分分岐回路は、そ
れらのそれぞれの制御線路に非作動化バイアス電圧を印
加することにより、選択から除外される。PINダイオ
ード1i11@素子CIA、D2A、D3A。
およびD4Aに対するバイアス電流は直流電圧オフセッ
ト回路12(ダイオード15)を通り、方、DIB、0
2B、03B、およびD4Bに対するバイアス電流は直
流電圧オフセット回路22(ダイオード25)を通る。
基準分岐100は、負のバイアス電圧(−5ボルトなど
)を制御線路CLIAに印加し、0ボルトを制t11a
路OLI Bに印加することによって作動化される。こ
の制御バイアス状態は、PINダイオードDIAおよび
01Bをオン状態にすると共に分路ダイオード132お
よび142をオフ状態にし、無線周波信号が伝送線路T
、L1を対応する移相をもって伝送されるようにする。
基準分岐100を非作動化するには、それぞれの副部線
路上のバイアス電圧を逆にし、負バイアス電圧を制御線
路CLIBに、0ボルトを制御線路CL1Aに印加する
。この制御バイアス状態は、PINダイオードDIAお
よびDlBをオフ状態にし、同時に分路ダイオード13
2および142をオン状態にして、分路分離径路を与え
る。
+90°分岐回路200を作動化するには、負バイアス
電圧を制御線路CL2に印加してPENダイオードD2
Aおよび02Bをオン状態にし、無線周波信号が伝送線
路丁L2を伝送されるようにする。+90°分岐を非作
動化するには、制御線路CL2を0ボルトにスイッチし
、PINダイオードDIAおよびDlBをオフ状態にす
る。
−180°分岐回路1oOは、基準分岐100(これも
分路ダイオード制御を含む)と同様に制御される。この
分岐回路は、負バイアス電圧をυ制御線路CL3Aに印
加し、0ボルトを分路ダイオード制御線路CL3Bに印
加することにより、PINダイオードD3Aおよび03
Bをオン状態にし、分路ダイオード332および342
をオフ状態にして、作動化される。−180°分岐は、
両バイアス電圧を逆にしてPINダイオードD3Aおよ
びD3Bをオフ状態にし、分路ダイオード332および
342をオン状態にすることによって、非作動化される
一90°分岐回路400は、+90°分岐2゜O(これ
も分路ダイオード制御を含まない)と同様に制御される
。この分岐は、負バイアス電圧を制御線路CL4に印加
してPINダイオードD4AおよびD4Bをオン状態に
することによって作動化され、この制御線路を0ボルト
にスイッチしてこれらのPINダイオードをオフ状態に
することによって非作動化される。
最上位クイツト10からの無線周波信号は、直流電圧オ
フセット回路22を経て、最下位クイツト20に結合せ
しめられる。最上位クイツト1゜のそれぞれの位相状態
(すなわち、基準、+90° −180°、および−9
0°)に対して、最下位クイツト20は選択的にスイッ
チされることにより、4つの追加の移相増分である、基
準、−22,5”  −45°、および−67,5° 
(すなわち、次の最上位の90°のフェイヂを4つの位
相増分に分割したもの)を導入する。
最下位クイツト20は、並列分岐スイッチトライン移相
素子である。このクイツトにおいてはざらに限定された
位相差が要求されるので(すなわち、最大値が67.5
°)、移相素子のぞれぞれの分岐は、集中高域通過また
は分路キャパシタを用いることなく分布伝送線路成分に
よって構成され、分路ダイオード分離なしに制御される
基準分路500は、伝送線路部分°「L5の両端にPI
NダイオードD5Aおよび05Bを含む。
伝送線路TL5は、直列伝送線路成分512を含む。P
INダイオードD5Aおよび05Bは、制御回路520
を経て結合せしめられた制御線路CL5によりバイアス
される。制御線路CL5は、4分の1波長伝送線路酸分
522を経て、伝送線路T L 5に接続され、無線周
波バイパスはキャパシタ524を経て行なわれる。
クイツト20の他の分岐は、異なった位相状態を作りだ
すための伝送線路成分のそれぞれの変化を除外すれば、
基準分岐500と同じ構造をイr −!J’る。すなわ
ち、−22,5°分岐回路600は伝送線路TL6の両
端にPINダイオードD6Aおよび06Bを含み、−4
5°分岐回路700は伝送線路TL7の両端にPINダ
イオードD7AおよびD7Bを含み、−67,5°分岐
回路800は伝送線路TL8の両端にPINダイオード
D8Aおよび08Bを含む。それぞれの分岐にa3ける
P[Nダイオードは、それぞれの4分の1波長成分およ
び無線周波バイパスキャパシタを含むそれぞれの制御回
路620,720.および820を経て結合せしめられ
たそれぞれの制御線路CL 6 。
C10;およびCl−8によって制御される。
動作に際しては、制m線路CL5.CL6.CL7.ま
たはC10のいずれかの上の負バイアス電圧〈他の制御
線路は0ボルトとされる)が、対応するPINダイオー
ド制御素子をオン状態にして、それぞれの伝送線路部分
上に単一の無線周波径路を与える。PINダイオード制
御素子D5A。
D6A、D7A、およびD8Aに対するバイアス電流は
、直流電圧オフセット回路22(ダイオード25)を通
り、D5B、06B、07B、およびD8Bに対するバ
イアス電流は、直流電圧オフセット回路32(ダイオー
ド35)を通る。
最下位クイツト20からの無線周波信号は、直流電圧オ
フセット回路32を経て、最下位ビット30に結合せし
められ、このビットは32位想状態移相装置の最後の1
1.25°位相増分を与える。最下位ビット30は、分
路脚内にインピーダンス制御PINダイオードD9Aお
よび09Bを含むπ形回路網により形成されるローデツ
ドライン構造を用いている。
伝送線路部分子L9は、伝送線路成分912によって形
成される。π形回路網の上流分路脚は、制御ダイオード
D9Aおよび無線周波バイパスキャパシタ925を経て
接地され、かつ同調キャパシタ924を経て接地された
伝送線路成分922および923により形成される。下
流分路脚は、PINダイオード09Bおよび無線周波バ
イパスキャパシタ935を経て接地され、かつ同調キャ
パシタ934を経て接地された伝送線路成分成分932
および933により形成される。これらの分路脚のりア
クタンス、従ってローデツドライン最下位ビット30に
よって与えられる移相増分は、PINダイオードD9A
およびD9Bをバイアスする制御線路CL9によって決
定される。
動作に際しては、制御線路C10上の負バイアス電圧が
PINダイオードD9Aおよび09Bをオン状態にし、
無線周波短絡同調キャパシタ924および934がそれ
らの実効リアクタンスを除去して、11.25’の移相
を与える。制御線路を0ボルトにスイッチすると、PI
NダイオードD9Aおよび09Bがオフ状態にされ、同
調キャパシタ924および934はπ形回路網のそれぞ
れの分路脚内に効果的に再挿入されて、入力の無線周波
信号は基準移相をもって伝送線路TL9を経て伝送され
る。
以上においては、本発明に従って設計された並列分岐N
状態形不連続増分信号処理装置の実施例を、2クイツト
、1ビツト移相回路網W433を用いた32位相状態移
相器に関連して説明した。本技術分野に精通した者なら
ば、本発明のN状態技術が、任意数の位相増分および位
相状態を用いる移相器に対し容易に適用されうろことが
わかるはずである。
3、減衰装置 不連続的増分信号処理装置に対する本発
明の並列分岐N状態の設計方法は、不連続的増分減衰装
置の設計に容易に適用できる。並列分岐N状態設計を不
連続的増分減衰装置に使用すれば、2進状態設計よりも
有利であり、複雑性および挿入損の少ない減衰装置が得
られる。
第1節において移相装置に関して行なった一般的解析は
、減衰器に対しても同様に適用されうる。
すなわち、第1節において行なわれたN状態の解析は、
次の諸変数を用いることにより減衰器に対し適用されう
る。
N、=減衰状態の総数 φ、=減衰回路網の減衰増分 A、=減衰回路網の減衰幅 n・−減衰次数 m= =同一次数の減衰素子の数 ■ これらの変数を用いるとカスケードにされた並列分岐N
状態減衰回路網を使用した減衰装置に対する一般式は、 となる。ただし、八〇は総減衰幅(フエイ令アに類似し
たもの)であり、φ1は減衰装置の要求された最小減衰
増分である。
本発明の並列分岐N状態の設計方法によれば、同一の全
体的減衰増分または減衰分解能を達成するために、混合
次数の並列分岐減衰回路網の相異なる組合せを使用する
ことができる。可能な組合せの数は、必要な減衰増分が
小さくなるとき、著しく増大する。
並列分岐N状態減衰装置において考慮すべき原理的設計
因子は、基準状態(R小減衰状態)の挿入損の最小化で
ある。移相装置におけると同様に、基準状態挿入損およ
び挿入位相変動は、カスケードにされる並列分岐減衰回
路網の数、減衰増分分岐回路の総数、および作動制御素
子の総数、を最小化することによって最小化される。こ
れに関連して、減衰器は一般に、損失はさまざまでも一
定の挿入位相を有するように設計される・(挿入位相は
さまざまでも一定の損失を有するように設計される移相
装置と対照的)。従って、開状態間で大きい位相変動を
示vO−デッドライン回路は、減衰装置においては移相
装置におけるよりも効用が少ない。
並列分岐N状態減衰装置の設計において、不連続的増分
減衰装置に対する並列分岐N状態の設計に関する主たる
限界は、回路網の全ての非作動(オフ状態)減衰増分分
岐回路(すなわち、制御素子)の並列的組合せによる容
量性入力および出力ローディングにある。移相装置の場
合におけるように、制@M子の実効容量性ローディング
がかなりのものとなると、並列化の追加によって動作特
性は改善されない。
第3図は、全ての減衰増分に対して、すなわち減衰回路
網の減衰状態に拘らず使用できる、減資増分分岐回路の
実施例を示す。
この実施例の減衰増分分岐回路は、減衰線路ALの両端
の、分岐回路の入力端および出力端に、PIN制御制御
ダイオードCD上びCD2を含む。
減衰線路Amは、信号径路Am上において直列接続され
た等しい値R1の2つの抵抗と、これら2つの直列抵抗
の間において減衰線路に接続された分路抵抗R2とを有
する抵抗性T形回路網を含む。
キャパシタC2は、R2を通る無線周波径路を与えるが
、直流バイアス電圧は阻止する。
減衰増分分岐回路は、制御線路CLを、それぞれの4分
の1波長伝送線路酸分QWを経て、減衰線路ALのそれ
ぞれの制御ダイオードCD1およびCD2の近く、すな
わち直列抵抗R1の両側に結合せしめる2重径路制御回
路によって制御される。制t11線路CLに対する無線
周波バイパスは、それぞれのキャパシタC1により行な
われる。移相装置における制御回路の場合と同様に、4
分の1波長伝送線路成分は、伝送路を効果的に開放づる
動作に際しては、減衰増分分岐回路は、負バイアス電圧
(−5ボルトなど)を副部線路CLに印加することによ
り作動化される。この負バイアス電圧は減衰線路AL上
に現われ、制御ダイオードCDIおよびCD2をバイア
スしてオン状態にづ゛る。分岐回路を非作動化するには
、制!211線路CL上のバイアス電圧をOボルトにス
イッチして制御ダイオードをオフ状態にする。
分岐回路が制御線路CL上の負バイアス電圧により作動
化された時、無線周波信号人力は減衰線路A Lにより
与えられる無線周波径路上を、抵抗性減衰回路網R1/
R1およびR2を経て伝送される。分岐回路によって与
えられる減衰量は、R1/R1およびR2に対する抵抗
値の選択によって決定される。
減衰増分分岐回路を構成するさまざまな成分の選択は、
設計上の選択に属する。上述のように、R1/R1およ
びR2抵抗回路網に対する抵抗値は、分岐回路により与
えられる減衰量、すなわち。
減衰増分を決定するために使用される。4分の1波長伝
送線路成分QWの仕様は、入力無線周波信号の波長によ
る。i、II mダイオードCD1およびCD2として
はPINダイオードが好ましいが、他の能動制御素子(
FETトランジスタなど)も使用されつる。モノリシッ
クまたはハイブリッド構成のいずれでも用いられうる。
カスケードにされた並列分岐N状態減衰回路網を用いた
減衰装置の設計においては、回路網間に直流電圧オフセ
ット回路を配設するとよい。明確にいえば、好ましい直
流電圧オフセラ1〜の構成は、移相装置の実施例に用い
られたものである(第2図の回路12.22.および3
2)、、すなわち、直流電圧オフセットダイオードは、
4分の1波長伝送線路成分を経て、伝送線路のそれぞれ
の減衰回路網の前端に結合せしめられ、無線周波バイパ
スは分路キャパシタを経て行なわれる。実施例の移相装
置における直列電圧オフセット機能と同様に、直流電圧
オフセットダイオードにおける順方向電圧降下は、それ
ぞれの減衰増分分岐回路の両端に負電圧オフセット(通
常−1,5ボルト)を与え、それが罪作vJ(非選択)
分岐回路上の制御ダイオードを、制御線路上の電圧リプ
ルに拘らずバイアスしてオフ状態に保持するための負オ
フセット電圧を与える。
4、結論 本発明の並列分岐N状態の設計方法は、不連
続的増分信号処理装置(増分移相器または増分減衰器)
の設計に融通性を与える。この設計方法によれば、2進
状態回路網に限定されることなく、回路網毎にN個の不
連続的増分分岐回路を有するカスケードにされた並列分
岐回路網を用いた、不連続的増分信号処理装置が構成さ
れる。
この設計方法においては、不連続的増分信号処理への応
用を実施するのに必要な、不連続的増分状態の最小数が
まず決定される。与えられた応用に対し、カスケードに
される回路網の総数と、回路網毎の不連続的増分分岐回
路の総数とに関し、(回路毎に2つの不連続的増分処理
状態のみを用いる2進状態方式とは対照的に)いくつか
の異なる設計構成が得られる。
装置設計の焦点は、カスケードにされる回路網の総数と
、並列分岐回路の総数と、分岐制御素子の総数と、を最
小化することにより、挿入損および?!雑性を最小化す
ることにある。N状態並列分岐回路網の使用により、通
常の2進状態装置と比較した場合、複雑性および挿入損
の低減された不連続的増分信号処理装首を構成するため
の設ル1上の融通性が得られる。
以上、本発明を特定の実施例について説明したが、本技
術分野に精通した者は、さまざまな変化および改変を考
えろるはずであり、本発明は、特許請求の範囲内に属す
るそのような変化および改変を包含するものである。
以上の説明に関して更に以下の項を開示する。
(1)  選択された信号属性の不連続的増分変化を行
なうことにより入力信号を処理して、関連する出力信号
の対応した信号属性状態を作り出す不連続的増分信号処
理装置であって、 前記入力信号を受けるよう結合せしめられ、対応した信
号属性状態を画定する少なくとも3つの不連続的処理状
態を有する少なくとも1つの並列分岐処理回路網と、 それぞれの不連続的処理状態において、前記入力信号の
信号属性の不連続的増分変化を行ない前配出力信号の対
応した信号属性状態を作り出すための、状態制御信号に
より選択的に作動せしめられる不連続的増分分岐回路と
、 を備えた不連続的増分゛信号処理装置。
(2)  第1項において、それぞれの前記不連続的増
分分岐回路に対し、前記状態ff111 m信号に応答
して該回路を選択的に作動せしめることにより前記信号
属性の増分変化を行なうための少なくとも1つの制御素
子をさらに含む、不連続的増分信号処理装置。
(3)  第2項において、それぞれの前記並列分岐回
路網において一時にただ1つのみの前記増分分岐回路が
作動せしめられる、不連続的増分信号処理装置。
(4)  第3項において、前記並列分岐回路網の前記
不連続的増分分岐回路の選択された1つをその。
それぞれの前記制御素子をオン状態にバイアスすること
により作動化し、また他の分岐回路をそれらのそれぞれ
の前記制御素子をオフ状態にバイアスすることにより非
作動化するための状態制御信号を供給する状態制御回路
網をさらに含む、不連続的増分信号処理装置。
(5)  第4項において、前記非作動化された不連続
的増分分岐回路のそれぞれにおけるそれぞれの前記制御
素子にオフセット信号を供給して該非作動化された分岐
回路が前記状態制御回路網からの無関係な信号に応答し
て作動化されるのを禁止するための、オフバイアス用の
オフセット回路をさらに含む、不連続的増分信号処理装
置。
(6)  第1項において、さらに 直列に結合せしめられた少なくとも2つの並列分岐処理
回路網を含み、 該回路網がそれぞれの状態制御信号に応答して、対応す
る信号属性状態を画定するそれぞれの不連続的増分分岐
回路を作動せしめることにより、前記出力信号の選択的
に組合わされた信号属性状態を作り出すようになってい
る、 不連続的増分信号処理装H,。
(7)  第6項において、前記状態制御信号をそれぞ
れの前記並列分岐処理回路網内の前記不連続的増分分岐
回路に供給するための状態制御回路網をさらに含む、不
連続的増分信号処理装置。
(8)  第7項において、前記入力信号がそれぞれの
前記並列分岐処理回路網内の選択された前記不連続的増
分分岐回路を経て順次結合せしめられ、それぞれの該分
岐回路が対応する信号属性変化を与えることによって前
記出力信号に選択的に組合わされた信号属性変化を実現
するようになっている、不連続的増分信号処理装置。
(9)  第8項において、それぞれの前記並列分岐回
路網において一時にただ1つのみの前記増分分岐回路が
作動せしめられる、不連続的増分信号処理装置。
(10)  第9項において、前記並列分岐回路網の前
記不連続的増分分岐回路の選択された1つをそのそれぞ
れの制m+i子をオン状態にバイアスJることにより作
動化し、また他の分岐回路をそれらのそれぞれの制wJ
県子をオフ状態にバイアスすることにより非作動化する
ための状態制御信号を供給する状態制御回路網をざらに
含む、不連続的増分信号処理装置。
(11)第10項において、前記非作動化された不連続
的増分分岐回路のそれぞれにおけるそれぞれの前記υ制
御素子にオフセット信号を供給して該非作動化された分
岐回路が前記状B ai制御回路網からの無関係な信号
に応答して作動化されるのを禁止するための、オフバイ
アス用のオフセット回路をさらに含む、不連続的増分4
Ej号処理装置。
(12)第111において、前記並列分岐処理回路網と
直列に少なくとも1つの2適状I7!処理回路網をさら
に含み、該2進状態処理回路網が、対応する信号属性状
態を画定する2つの不連続的処理状態を有する、不連続
的増分信号処理装置。
(13)入力信号に不連続的移相増分を与えることによ
り該入力信号を処理し、関連づる出力信号の対応した移
相状態を作り出寸不連続的増分移相装置であって、 前記入力信号を受けるよう結合せしめられ、対応した移
相増分を画定する少なくとも3つの位相増分状態を右す
る少なくとも1つの並列分岐移相回路網と、 それぞれの位相増分状態において、前記入力信号の不連
続的増分移相を行なうための、位相状態制t!ll仁号
により選択的に作動せしめられる位相増分分岐回路と、 を備えた不連続的増分移相装置。
(14)第13項において、イれぞれの前記並列分岐移
相回路網において一時にただ1つのみの前記位相増分分
岐回路が作動じしめられる、不連続的増分移相装置。
(15)第14項において、それぞれの前記位相増分分
岐回路に対し、前記位相状態制御信号に応答して該回路
を選択的に作動せしめることにより前記増分移相を行な
うための少なくとも1つの制御素子をさらに含む、不連
続的増分移相装置。
(16)第15項において、それぞれの前記位相増分分
岐回路が伝送線路部分を含み、該伝送線路部分が該伝送
線路部分を経て伝送される信号に対応する移相を与える
、不連続的増分移相装置。
(17)第16項において、それぞれの前記位相増分分
岐回路が前記伝送線路部分の両端に2つの能動制御素子
を含み、前記位相状態制御信号が該能動制御素子をバイ
アスすることにより、双方をオン状態にして前記回路を
作動化するか、または双方をオフ状態にして前記回路を
非作動化するようになっている、不連続的増分移相装置
(18)第17項において、移相回路網の前記位相増分
分岐回路の選択された1つをその前記2つの能動制御素
子をオン状態にバイアスすることにより作動化し、また
他の分岐回路をそれらのそれぞれの前記能動制御素子を
オフ状態にバイアスすることにより非作動化するための
位相状態制御信号を供給する位相状態制御回路網をさら
に含む、不連続的増分移相装置。
(19)第18項において、それぞれの前記非作動化さ
れた前記分岐回路における前記2つのυJtll)素子
にオフセットバイアスレベルを供給してそれらの回路が
前記位相状態制御回路網からの無関係な信号に応答して
作動化されるのを禁止するための、オフバイアス用のオ
フセット回路をさらに含む、不連続的増分移相装置。
(20)第13項において、前記位相増分分岐回路がス
イッチトライン回路を含む、不連続的増分移相装置。
(21)第20項において、少なくとも1つの前記並列
分岐移相回路網が位相増分ローデツドライン回路を含む
、不連続的増分移相装置。
(22)第21項において、前記並列分岐移相回路網と
直列に少なくとも1つの2進状態移相回路網をさらに含
み、該2進状態回路網が2つの不連続的移相状態を有す
る、不連続的増分移相装置。
(23)第22項において、前記2進状態移相回路網が
2重状態ローデツドライン回路網である、不連続的増分
移相装置。
(24)  第14項において、さらに直列に結合せし
められた少なくとも2つの並列分岐移相回路網を含み、 該回路網がそれぞれの位相状態制御信号に応答して、対
応する位相状態を画定するそれぞれの位相増分分岐回路
の選択された1つを作動せしめることにより、前記出力
信号の選択的に組合わされた移相状態を作り出すように
なっている、不連続的増分移相装置。
(25)第24項において、前配位相状態制御信号をそ
れぞれの前記並列分岐移相回路網内の前記位相増分分岐
回路に供給するための位相状態制御回路をさらに含む、
不連続的増分移相装置。
(26)第25項において、前記人力信号がそれぞれの
前記並列分岐移相回路網内の選択された単一の移相増分
分岐回路を経て順次結合uしめられ、それぞれの該分岐
回路が対応する移相増分を与えることによって前記出力
信号に選択的に組合わされた移相状態を実現するように
なっている、不連続的増分移相装置。
(27)入力信号に不連続的減衰増分を与えることによ
り該入力信号を処理し、関連する出力信号の対応した減
衰状態を作り出す不連続的増分減衰装置であって、 前記入力信号を受けるよう結合せしめられ、対応した減
衰増分を画定する少なくとも3つの減衰状態を有する少
なくとも1つの並列分岐減衰回路網と、 それぞれの減衰状態において、前記入力信号の不連続的
増分減衰を行なうための、減衰制御信号により選択的に
作動せしめられる減衰増分分岐回路と、 を備えた不連続的増分減衰装置。
(28)第27項において、それぞれの前記並列分岐減
衰回路網において一時にただ1つのみの前記減衰増分分
岐回路が作動せしめられる、不連続的増分減衰装置。
(29)第28項において、それぞれの前記減衰増分分
岐回路に対し、前記減衰制御信号に応答して該分岐回路
を選択的に作動せしめることにより前記増分減衰を行な
うための少なくとも1つの制御素子をさらに含む、不連
続的増分減衰装置。
(30)  第29項において、それぞれの前記減衰増
分分岐回路が減衰線路部分を含み、該減衰線路部分が該
減衰線路部分を経て伝送される信号に対応する減衰を与
える、不連続的増分減衰装置。
(31)第30項において、それぞれの前記減衰増分分
岐回路が前記減衰線路部分の両端に2つの能動制御素子
を含み、前記減衰状態制御信号が該能動制御素子をバイ
アスすることにより、双方をオン状態にして前記回路を
作動化するか、または双方をオフ状態にして前記回路を
非作動化するようになっている、不連続的増分減衰装置
(32)第31項において、減衰回路網の前記減衰増分
分岐回路の選択された1つをその前記2つの能11υ1
tll素子をオン状態にバイアスすることにより作動化
し、また他の分岐回路をそれらのそれぞれの前記能動制
御素子をオフ状態にバイアスすることにより非作動化す
るための減衰状態制御信号を供給する減衰状態制御回路
網をさらに含む、不連続的増分減衰装置。
(33)第32項において、それぞれの前記非作動化さ
れた前記分岐回路における前記2つの制御素子にオフセ
ットバイアスレベルを供給してそれらの回路が前記減衰
状11!$制御回路網からの無関係な信号に応答して作
動化されるのを禁止するための、オフバイアス用のオフ
セット回路をさらに含む、不連続的増分減衰装置。
(34)第28項において、前記減衰増分分岐回路がス
イッチトライン回路を含む、不連続的増分減衰装置。
(35)第34項において、前記並列分岐減衰回路網と
直列に少なくとも1つの2進状態減衰回路網をさらに含
み、該2進状態回路網が2つの不連続的減衰状態を有す
る、不連続的増分減衰装置。
(36)第28項において、さらに 直列に結合せしめられた少なくとも2つの並列分岐減衰
回路を含み、 該回路網がそれぞれの減衰状態制御信号に応答して、対
応する減衰状態を画定するそれぞれの減衰増分分岐回路
の選択された1つを作動せしめることにより、前記出力
信号の選択的に組合わされた減衰状態を作り出すように
なっている、不連続的増分減衰装置。
(37)第36項において、前記減衰状態制御信号をそ
れぞれの前記並列分岐減衰回路網内の前記減衰増分分岐
回路に供給するための減衰状態制御回路をさらに含む、
不連続的増分減衰装置。
(38)第37項において、前記入力信号がそれぞれの
前記並列分岐減衰回路網内の選択された単一の減衰増分
分岐回路を経て順次結合せしめられ、それぞれの該分岐
回路が対応する減衰増分を与えることによって前記出力
信号に選択的に組合わされた減衰状態を実現するように
なっている、不連続的増分減衰装置。
(39)増分移相器および増分減衰器などの不連続的増
分信号処理装置に対し並列分岐N状態の設&1方法が用
いられる。これらの装置は、並列分岐信号処理回路網を
用いて構成され、それぞれの該回路網は並列なN個の不
連続的増分分岐回路を有する(すなわち、2進状態回路
網に限定されることはない)。通常のカスケードにされ
た2進状態回路網と比較すると、この並列分岐N状態設
計による方が複雑性および挿入損が低減される。32の
位相増分(または位相状態)を与える実施例は、3つの
カスケードにされた移相回路網・・・2つの4進状態回
路網(クイツt−10,20>と、1つの2進状態回路
網(ビット30)と・・・を使用する。
最上位クイツト10は、N状!l!設計を例示するもの
で、4つのスイッチトライン分岐回路<100゜200
.300.400)を用いることLにす4つの最上位位
相状態(基準、+90゜ −180”  −90°)を与え、それぞれの該分岐回
路は2つのPINダイオード制御素子<DiA/DIB
、D2A/D2B、D3A103B。
D4△/D4B)によって制御される。不連続増分装置
における並列分岐N状態設計は、カスケードにされる回
路網の総数、カスケードにされる分岐回路の総数、およ
び分岐制御素子の総数を最小化することにより、挿入損
および$J雑性を最小化する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、2進状態装置、3進状態装置、および4進状
態装置のそれぞれにおtプる3つのフエイザ図、第2図
は、本発明により2クイツトの並列分岐移相回路網と1
ビツトの移相回路網とを有する2クイツト、1ビツト移
相装置として構成されtこ、32位相状態ビットPIN
ダイオード移相装置の回路の概略図、第3図は、不連続
的増分減衰回路網に用いられる減衰増分分岐回路の例の
概略回路図である。 符号の説明 10・・・最上位クイツト、20・・・最下位クイツト
、30−f!下位ビット、100,200,300゜4
00:500.600,700.800・・・位相増分
分岐回路、CLIA、CLIB、C10,CL3A、0
L3B、Cl3.C10,C10,C10,C10,C
10・・・制(社)線路、D1△、DlB、D2A、D
2B、D3A、D3B、D4A。 D4B、  D5△、  D5B、  D6A、D6B
、  D7A、D7B、D8A、D8B、D9A、D9
B・・・PINダイオード制御素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 選択された信号属性の不連続的増分変化を行な
    うことにより入力信号を処理して、関連する出力信号の
    対応した信号属性状態を作り出す不連続的増分信号処理
    装置であつて、 前記入力信号を受けるよう結合せしめられ、対応した信
    号属性状態を画定する少なくとも3つの不連続的処理状
    態を有する少なくとも1つの並列分岐処理回路網と、 それぞれの不連続的処理状態において、前記入力信号の
    信号属性の不連続的増分変化を行ない前記出力信号の対
    応した信号属性状態を作り出すための、状態制御信号に
    より選択的に作動せしめられる不連続的増分分岐回路と
    、 を備えた不連続的増分信号処理装置。
JP2183858A 1989-07-11 1990-07-11 不連続的増分信号処理装置 Pending JPH03139001A (ja)

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