JPH03138453A - エンジンの始動制御装置 - Google Patents

エンジンの始動制御装置

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Publication number
JPH03138453A
JPH03138453A JP27466589A JP27466589A JPH03138453A JP H03138453 A JPH03138453 A JP H03138453A JP 27466589 A JP27466589 A JP 27466589A JP 27466589 A JP27466589 A JP 27466589A JP H03138453 A JPH03138453 A JP H03138453A
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JP
Japan
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engine
starting
selternator
phase
self
Prior art date
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Application number
JP27466589A
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English (en)
Inventor
Tamenori Kawano
川野 為則
Hiromasa Yoshida
裕将 吉田
Tadayoshi Kaide
忠良 甲斐出
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエンジンの始動制御装置に関し、特にスタータ
用電動機及び発電機として兼用されるセルタネータを備
えたエンジンの始動制御装置に関するものである。
〔従来技術〕
最近、例えば特開昭61−54949号公報に記載され
ているように、スタータ用電動機と発電用オルタネータ
との両方の機能を備えたセルタネータが自動用エンジン
に対して実用化されている。
このセルタネータは、一般に、エンジンのフライホイー
ルの外周部に設けた回転界磁極と回転界磁極の径方向内
側のフィールドコアに巻装され回転界磁極を励磁するフ
ィールドコイルと回転界磁極の径方向外側に設けられた
ステータとステータに巻装された3相のステータコイル
とを含むセルタネータ本体と、このセルタネータ本体を
エンジンの始動時には始動用電動機として作動させまた
エンジンの運転中には発電機として作動させるように制
御する制御装置とを備えたものである。
上記セルタネータをスタータ用電動機として作動させる
場合には、回転界磁極の位相に対応する回転磁界が発生
ずるように3相のステータコイルへ制御された3相励磁
電流を供給する必要があり、回転界磁極の位相に対する
回転磁界の位相を最適の位相に設定したときに最適トル
クが得られる。
また、セルタネータを発電機として作動させる場合には
、ステータコイルで発生した発電電流を整流回路を介し
て取出すのみで、ステータコイルを制御する必要はない
ここで、セルタネータによってエンジンを始動させる場
合、先ずセルタネータを自起動させて位相制御用基準位
置検出の為の自起動制御が実行され、自起動により基準
位置検出後回転界磁極の位相に対するステータコイルの
回転磁界の位相を最適位相にする位相制御が実行される
上記自起動制御は、ステータコイルへ供給する3相励磁
電流の位相を一定周波数で変化させるもので、回転界磁
極の位相に対応させることなくステータコイルを駆動す
る制御であるが、この自起動制御ではステータコイルの
回転磁界の位相が最適に設定されないことから、エンジ
ンの出力軸の回転数は50rpm程度になるだけである
上記自起動制御によってセルタネータが起動すると、基
準位置検出用センサからの信号により回転界磁極の基準
位置が確定するので、回転界磁極の位相に対するステー
タコイルの回転磁界の位相が最適位相となるように制御
する位相制御が実行され、これにより最適トルクでエン
ジンが確実に始動されることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記エンジンの始動時にセルタネータを自起動させると
きの自起動周波数とエンジン回転数と出力トルクとの関
係は、第8図のようになるが、自起動によるエンジン回
転数(約、50rpm)では自起動周波数が低くなる程
セルタネータの出力トルクは大きくなる。
一方、自動車用エンジンでは、バッテリからセルタネー
タのフィールドコイル及びステータコイルに給電するこ
とになるが、第9図に示すようにバッテリ電圧は充電の
程度に応じて大小変動しており、バッテリ電圧の低下に
応じてセルタネータの出力トルクが低下する。
しかし、従来のセルタネータでは、始動時の自起動周波
数をバッテリ電圧とは無関係に所定の周波数に設定する
ようになっていたので、バッテリ電圧が低下している場
合には、セルタネータの出力トルクが不足してエンジン
の始動が困難になるという問題があった。
本発明の目的は、バッテリ電圧に応じて自起動周波数を
設定することにより始動確実性を高めたエンジンの始動
制御装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るエンジンの始動制御装置は、エンジンのフ
ライホイールの外周部に設けた回転界磁極と回転界磁極
の径方向内側のフィールドコアに巻装され回転界磁極を
励磁するフィールドコイルと回転界磁極の径方向外側に
設けられたステータとステータに巻装された3相のステ
ータコイルとを含むセルタネータ本体と、このセルタネ
ータ本体をエンジンの始動時には始動用電動機として作
動させまたエンジンの運転中には発電機として作動させ
るように制御する制御手段とを有するセルタネータを備
えたエンジンにおいて、上記フィールドコイル及びステ
ータコイルへ給電するバッテリと、上記バッテリの電圧
を検出する電圧検出手段と、上記電圧検出手段の出力を
受け、エンジンの始動時にセルタネータ本体を自起動さ
せるときの自起動周波数をバッテリ電圧の低下に応じて
低くなるように設定する自起動周波数設定手段とを備え
たものである。
〔作用〕
本発明に係るエンジンの始動制御装置においては、エン
ジンの始動時セルタネータでエンジンを始動させるとき
には、バッテリからフィールドコイルとステータコイル
へ給電され、電圧検出手段によってバッテリの電圧が検
出される。
自起動周波数設定手段は、上記電圧検出手段の出力を受
け、エンジンの始動時に自起動周波数をバッテリ電圧の
低下に応じて低くなるように設定するので、バッテリ電
圧が低下したときにも始動に必要な出力トルクが発生し
エンジンの始動不良を招くことがない。
〔発明の効果〕
本発明に係るエンジンの始動制御装置によれば、上記〔
作用〕の項で説明したように、電圧検出手段と自起動周
波数設定手段とを設け、バッテリ電圧の低下に応じてセ
ルタネータの自起動周波数を低く設定することにより、
バッテリ電圧が低下したときにも始動に必要な出力トル
クが発生し、エンジンの始動不良を招くことがない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
本実施例は、自動車用立型4気筒エンジンであって、ス
タータ用電動機及び発電機として兼用されるセルタネー
タを組込んだエンジンに本発明を適用した場合の一例で
ある。
上記セルタネータは、第4図に示すようにエンジンEに
組込まれたセルタネータ本体1と、コントロールユニッ
ト2と、インバータ3と、フィールドコイルコントロー
ラ4などを備えている。
上記セルタネータ本体1について説明する。
第1図〜第3図に示すように、セルタネータ零体1は、
エンジンEのクランク軸10の軸端に固着されたフライ
ホイール11の外周部に設けられた回転界磁極12と、
その径方向内側においてエンジン本体13に固定的に設
けられたフィールドコア14及びこのフィールドコア1
4に巻装されたフィールドコイル15と、回転界磁極1
2の径方向外側においてエンジン本体13に固定的に設
けられたステータコア16及びこのステータコア16に
巻装されたU相・V相・W相の3相のステータコイル1
7などで構成されている。
上記回転界磁極12は、第2図に示すようにフライホイ
ール11の外周部に周方向に所定間隔おきにエンジン本
体13側へ向けて一体形成された多数の爪20aを有す
る第1ボールコア20と、この第1ポールコア20の冬
瓜20aの間に夫々位置し且つエンジン本体13と反対
側へ向く多数の爪21aを有する第2ポールコア21と
、第1及び第2ポールコア20・21を両者の爪20a
・21aの先端部内側で結合する非磁性リング22とで
構成されている。
上記フィールドコイル15が巻装されるフィールドコア
14は磁゛界を遮断するアルミ製プレート18を介して
エンジン本体13の端面に固定され、フィールドコア1
4の外周面が回転界磁極12の内周面に接近して対向す
るように、フライホイール11の径方向外側部分のエン
ジン本体13側に凹設された環状凹陥部11a内にフィ
ールドコイル15が配設されている。上記フィールドコ
ア14とフライホイール11及び回転界磁極12との各
対向面間には微小隙間が設けられている。
上記ステータコア16は多数の鋼板を積層してなる環状
体で、第3図に図示のようにその内周側には多数のスリ
ット16aが周方向所定間隔おきに全幅に亙って形成さ
れ、このステータコア16はフライホイール11の径方
向外側に配設されてエンジン本体13とフライホイール
ハウジング19間に挟着された環状枠体23に固定され
、3相のステータコイル17(17u・17v・17W
)はステータコア16のスリット16aに分布巻きにて
巻装され、ステータコア16の内面面と回転界磁極12
とが相互に対向して両者間に微小隙間が設けられている
尚、上記フライホイール11は、トルクコンバータ24
とギヤ部(図示略)とからなる自動変速機Aの入力部2
5に接続され、またフィールドコイル15の内部及びス
テータコイル17の外周部両側には夫々冷却水を流す冷
却水パイプ26・27が設けられている。
上記セルタネータ零体lは、エンジンEの始動時にフィ
ールドコイル15に通電した状態で3相のステータコイ
ル17に3相の励磁電流を供給することにより3相交流
モータとして機能し、またエンジンEの運転中はフィー
ルドコイル15に通0 電した状態で3相のステータコイル17で発電する3相
交流発電機として機能する。
次に、セルタネータの制御システムについて説明する。
第4図に示すように、この制御システムは、コントロー
ルユニット2と、フィールドコイル15に対する通電を
制御するフィールドコイルコントローラ41と、上記ス
テータコイル17に対する通電を制御するインバータ3
とを有し、イグニションスイッチ6をON操作した時に
、バッテリ5から上記コントロールユニット2が直接、
またフィールドコイルコントローラ4及びインバータ3
がリレー7を介して夫々給電されるようになっている。
更に、自動変速機Aと反対側においてエンジンEのクラ
ンク軸10の軸端にはディスクプレート30が固着され
、このディスクプレート30の外周部には例えば円周6
等分位置にスリットが形成され、このスリットに対応す
る径方向位置でエンジン本体13に基準検出用の第1近
接スイツチ8が設けられ、この第1近接スイツチ8から
の信号はアンプ31で増幅されてからコントロールユニ
ット2へ供給される。第1近接スイツチ8はスリットに
対向しないときには「H」レベルの信号をまたスリット
に対向したときには「L」レベルの基準位置信号を出力
する。更に、ディスクプレート30のスリットよりも内
周側の部分には例えば円周360等分位置にスリットが
形成され、このスリットに対応する径方向位置でエンジ
ン本体13にクランク角検出用の第2近接スイツチ9が
設けられ、この第2近接スイツチ9からの信号はアンプ
32で増幅されてからコントロールユニット2へ供給さ
れる。第2近接スイツチ9はスリットに対向しないとき
には「H」レベルの信号をまたスリットに対向したとき
には「L」レベルのクランク角信号を出力する。
上記コントロールユニット2は、第1及び第2近接スイ
ツチ8・9からの信号を波形整形する波形整形回路、バ
ッテリ5のバッテリ電圧を検出する為のA/D変換器2
bであって、イグニション1 2 スイッチ6のスタータ端子6bからの信号線2aの入力
端子をA/D変換するA/D変換器2bと、入出力イン
タフェイス及びマイクロコンピュータなどを備え、マイ
クロコンピュータのROM (リード・オンリ・メモリ
)には、エンジンEの始動時にインバータ3を介して3
相のステータコイル17に下記の自起動周波数設定制御
によって設定された自起動周波数の3相交流を供給して
セルタネータ零体1を自起動させる自起動制御の制御プ
ログラム、上記自起動制御によってセルタネータ本体1
が自起動したときに第1及び第2近接スイツチ8・9か
らの信号を用いて時々刻々回転数が増加しながら回転す
る回転界磁極12の位相に対するステータコイル17の
回転磁界の位相が目標位相となるように3相のステータ
コイル17に回転数に応じて変動する周波数の3相交流
を供給してセルタネータ零体1を最適トルクを出力する
ように作動させる位相制御の制御プログラム、エンジン
Eの始動時上記自起動制御によってセルタネータを始動
するときに自起動周波数をバッテリ電圧に応じて設定す
る自起動周波数設定制御の制御プログラム及びそれに付
随する第7図のマツプ、始動時及び発電時にフィールド
コイルコントローラ4を介してフィールドコイル15へ
の励磁電流を制御する制御プログラム(但し、これは自
起動制御の制御プログラム及び位相制御の制御プログラ
ムに含まれる。)、などが予め入力格納されている。
上記インバータ3について第5図に基いて説明する。
バッテリ5の正極と負極の間には、U・■・Wの3相に
対応する3組の電流制御回路34u・34v・34wが
並列に接続され、これら電流制御回路34u・34v・
34wには夫々直列接続されたエンハンスメントMO3
形FETからなるスイッチング素子35〜40が設けら
れ、各スイッチング素子35〜40にはバッテリ5の負
極側から正極側へ電流を通過させるように各ダイオード
41〜46が並列接続され、各電流制御回路34U・3
4v・34wにおけるスイッチング素子33 4 5〜40間の回路にはステータコイル17の対応するU
相コイル17u−V相コイル17v−W相コイル17w
が夫々接続され、各スイッチング素子35〜40のゲー
トにはコントロールユニット2からの信号線35a〜4
0aが接続されている。
エンジンEの始動時に、フィールドコイル15に通電し
た状態においてコントロールユニット2からの制御パル
ス信号によりスイッチング素子35〜40を所定の組合
せとシーケンスで断続的にON、OFFさせることによ
り、ステータコイル17に3相交流を供給して回転磁界
を発生させ、その回転磁界の磁力を回転界磁極12に作
用させてフライホイール11とクランク軸10をその正
転方向へ回転させ、これによりエンジンEを始動させる
。つまり、セルタネータは3相交流モータとして機能す
る。
また、エンジンEの運転中にスイッチング素子35〜4
0をOFFに保持した状態でフィールドコイル15によ
り励磁された回転界磁極12がフライホイール11と共
に回転すると、ステータコイル17の3相のコイル17
u・17v17wに交流の誘導電流が発生し、それがダ
イオード41〜46からなる整流回路で整流されてバッ
テリ5へ供給される。つまり、セルタネータはオルタネ
ータとして機能する。
次に、エンジンEを始動させるときにコントロールユニ
ット2により実行される自起動周波数設定制御を含む始
動制御について第6図のフローチャートに基いて説明す
る。但し、図中5t(i=1.2.3、・・・)は各ス
テップを示すものである。
イグニションスイッチ6が投入されてイグニション端子
6aに接続されると、コントロールユニット2へ通電さ
れて制御が開始し、RAM (ランダム・アクセス・メ
モリ)に対して必要な初期化が実行され(Sl)、次に
スタータスイッチ信号が信号線2aからA/D変換器2
bを介して読込まれ(S2)、スタータスイッチ信号が
ONか否か判定され(S3)、スタータスイッチ信号が
OFFのうちはS2・S3が繰返されるが、エンジ5 6 ンEを始動させる為にイグニションスイッチ6がスター
タ端子6bに接続されてスタータスイッチ信号がONに
なると、信号線2aからA/D変換器2bを介してバッ
テリ電圧Voが読込まれ(S4)、次に35において第
7図のマツプを用いて自起動周波数foが演算・設定さ
れる(S5)。
第7図は自起動周波数fとバッテリ電圧Vとをパラメー
タとしてセルタネータの出力トルクの等トルク線T、〜
T、を示したもので、等トルク線T2より小さいトルク
の領域では自起動することが困難であり、確実に自起動
させる為には等トルク線T2よりも大きなトルクの領域
となるようにバッテリ電圧Vとの関連で自起動周波数f
を設定することが必要である。そこで、自起動の回転数
を極力大きく出来且つ確実に自起動させることが出来る
ように、等トルク線T2よりも若干大きなトルクの等ト
ルク線T、を自起動周波数fとバッテリ電圧Vとをパラ
メータとしてマツプにて予め制御プログラムに入力格納
しておいて、このマツプを用いて図示のように検出バッ
テリ電圧Voがら自起動周波数fOを決定する。次に3
6においてセルタネータ本体1を自起動(自己始動)さ
せる自起動制御が35で設定された自起動周波数にて実
行される。
この自起動制御は既存周知の制御と同様なので簡単に説
明すると、フィールドコイルコントローラ4へ制御信号
を出力してフィールドコイル15に所定電圧の励磁電流
を供給させる一方、所定の組合せとシーケンスで信号線
35a〜40aへ負電圧の制御パルス信号を出力するこ
とによりスイッチング素子35〜40を所定の組合せと
シーケンスでONに切換えて、3相のステータコイル1
7に上記の設定自起動周波数で回転する回転磁界を発生
させる。この場合ステータコイル17における電流の流
れは、例えばU相コイル17u−+v相コイル17v−
W相コイル17w、U相コイル17u・■相コイル17
v−+W相コイル17W。
■相コイル17v−+W相コイル17w−U相コイル1
7u、V相コイル17v−W相コイル17w→U相コイ
ル17u、等々の順序で微小時間おき7 8 に切換えられることになる。
S6の自起動制御実行とは実際には信号線35a〜40
aへの制御パルス信号の出力を意味し、その出力毎に第
1近接スイツチ8からの基準位置信号が読込まれ(S7
)、次に基準位置信号がr L 、tレベルか否かつま
りクランク軸10やフライホイール11の基準位置に相
当する6個のスリットの何れかが第1近接スイツチ8の
位置に合致したか否か判定され(38)、Noの時にば
S6へ戻りS6〜S8が繰返され、セルタネータ零体1
が起動してクランク軸10が小角度回転(最大でも60
度)してS8の判定がYesとなると、自起動制御を終
了すべきと決定される(S9)(但し、このステップは
省略可能である)。
次に、310において、回転する回転界磁極12の位相
に対するステータコイル17の回転磁界の位相が予め設
定された目標位相となるように制御する位相制御が実行
される。この位相制御は既存周知の制御と同様なので簡
単に説明すると、フィールドコイルコントローラ4へ制
御信号を出力してフィールドコイル15へ所定電圧の励
磁電流を供給しつつ、第2近接スイツチ9からのクラン
ク角信号に基いて回転数を求め、第1近接スイツチ8か
らの基準位置信号に基いて得られる回転界磁極12の位
相に対するステータコイル17の回転磁界の位相が目標
位相となるようにインバータ3へ制御パルス信号を出力
し、前述のような所定の組合せとシーケンスでスイッチ
ング素子35〜40をONに切換える。これら制御パル
ス信号の出力完了毎に、SIOからSllへ移行してク
ランク角信号が読込まれ(Sll)、そのクランク角信
号に基いてエンジン回転数Neが演算される<312)
。但し、310で得られたエンジン回転数Neを用いる
場合には311・312は省略可能である。次に、エン
ジン回転数Neが始動判定回転数Ns以上か否か判定さ
れ(S13)、Ne<NsのときにはS10へ戻り、3
10〜S13が繰返される。このようにして、位相制御
が実行され、エンジン回転数Neも増加していく。その
結果、Ne≧NsになるとエンジンEの始動が9 0 完了するので、S13から314へ移行して位相制御の
終了と決定されて制御が終了する。
次に、上、記エンジンの自起動周波数設定制御の作用に
ついて説明する。
上記のように、エンジンEの始動時にバッテリ電圧Vo
を検出し、そのバッテリ電圧Voに基いて自起動に必要
なトルクとなる等トルク線T3から自起動周波数foを
設定し、その自起動周波数foにて自起動制御を実行す
るので、バッテリ電圧Vの低下に起因する始動不良が起
ることがなく、エンジンEを確実に始動させることが出
来る。
尚、バッテリ5の電圧を検出するのに、A/D変換器2
bに代えてイグニションスイッチ6よりもバッテリ5側
においてバッテリ5の出力線に電圧検出センサを設けて
検出するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の実施例を示すもので、第1図
はセルタネータ本体等の縦断面図、第2図はセルタネー
タ本体の部分斜視図、第3図はステータコアとステータ
コイルの部分図、第4図はエンジンに組込んだセルタネ
ータの全体構成図、第5図はインバータとステータコイ
ルの構成図、第6図は自起動周波数設定制御を含む始動
制御のルーチンのフローチャート、第7図は自起動周波
数とバッテリ電圧とをパラメータとする等トルク線を含
む自起動周波数設定用マツプの特性図、第8図は従来技
術に係るエンジン回転数と自起動周波数をパラメータと
するセルタネータのトルク特性図、第9図は従来技術に
係るバッテリ電圧をパラメータとするセルタネータの出
力トルクの特性図である。 E・・エンジン、  1・・セルタネータ本体、2・・
コントロールユニット、  2b・・A/D変換器、 
3・・インバータ、 4・・フィールドコイルコントロ
ーラ、  5・・バッテリ、8・・第1近接スイツチ、
  9・・第2近接スイツチ、  11・・フライホイ
ール、  12・・回転界磁極、  14・・フィール
ドコア、15・・フィールドコイル、  16・・ステ
ータ1 2 コア、 17 ・ ・ステータコイル。 特 許 出 願 人 マツダ株式会社 3 特開平3 138453 (11) 区 +I4へへ一ヘe 区 −)IR二走へ 一+l自へへ−へe 味 442−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジンのフライホィールの外周部に設けた回転
    界磁極と回転界磁極の径方向内側のフィールドコアに巻
    装され回転界磁極を励磁するフィールドコイルと回転界
    磁極の径方向外側に設けられたステータとステータに巻
    装された3相のステータコイルとを含むセルタネータ本
    体と、このセルタネータ本体をエンジンの始動時には始
    動用電動機として作動させまたエンジンの運転中には発
    電機として作動させるように制御する制御手段とを有す
    るセルタネータを備えたエンジンにおいて、上記フィー
    ルドコイル及びステータコイルへ給電するバッテリと、 上記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段と、上記電
    圧検出手段の出力を受け、エンジンの始動時にセルタネ
    ータ本体を自起動させるときの自起動周波数をバッテリ
    電圧の低下に応じて低くなるように設定する自起動周波
    数設定手段とを備えたことを特徴とするエンジンの始動
    制御装置
JP27466589A 1989-10-20 1989-10-20 エンジンの始動制御装置 Pending JPH03138453A (ja)

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