JPH03136487A - コードレステレビ電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、コードレス電話と静止画テレビ電話の両方
の機能を兼ね備えたコードレステレビ電話装置に関する
ものである。

［従来の技術］ 近年、公衆電話回線を用いて音声と画像とを同時に送る
テレビ電話装置が要望されているが、実際上、現在の電
話通信回線では、膨大なデータ量を必要とする動体画像
を連続的に送受信することが困難であり、静止画像を通
話時に送信する静止画テレビ電話装置が実用化しつつあ
る。

また、一方では、電話機の使用範囲を設置場所付近に限
定されることなく、一定の範囲で自由に移動して使用で
きるコードのないコードレス電話装置が実用化されてい
る。このコードレス電話装置は、親機と子機とを分離可
能に構成し、親機で受けた電話を子機との間で無線で送
受信を行って、コードのない移動可能な電話機としたも
のである。

第３図は、テレビ技術１９８８年９月号ｒＴＴＣ標準テ
レビ電話の詳解」の３１頁に示された従来の静止画テレ
ビ電話装置のブロック図である。

第３図において、（１）は公衆電話回線に接続するため
の回線端子、（２）は図示省略の外付は電話機を接続す
るための電話端子、（３）は公衆電話回線と電話機のイ
ンタフェースを制御する網制御部、（４）は画像データ
の変復調部、（５）は復調タイミング作成部、（６）は
中央制御部（以下、ＣＰＵと称する）、（７）は画像制
御部、（８）は画像メモリ部、（９）は画像を表示する
モニタ、（１０）はカメラ、（１１）はスイッチ部であ
る。

また、第４図はエレクトロニクス１９８９年１２月号の
１６頁に示された従来のコードレス電話の親機のブロッ
ク図であり、第５図は従来のコードレス電話の子機のブ
ロック図である。第４図および第５図において、（１２
）は公衆電話回線、（１３）は回線インタフェース部、
（１４）および（２３）は送信部、（１５）および（２
４）は受信部、（１６）および（２５）は上記送信部（
１４）、（２３）と受信部（１５）、　　（２４）の変
復調信号を増幅し、フィルタ処理を行う送受信ＡＦ部、
（１７）および（２６）は送受信キャリアを発生するシ
ンセサイザ部、（１８）および（２７）は送受信共用部
、（１９）および（２８）は送受信共用アンテナ、（２
０）は親機を制御する制御部、（３０）は子機を制御す
る制御部、（２１）は送話器、（２２）は受話器、（２
９）はダイアルである。

次に、静止画テレビ電話の動作を第３図に基づいて説明
する。回線端子（１）には公衆電話回線を接続し、電話
端子（２）には外付は電話機を接続する。まず、音声に
よる通話は、その外付は電話機から電話端子（２）およ
び網制御部（３）を経て、回線端子（１）から公衆電話
回線を介して通話相手へ送出される。通話相手からの音
声信号は、上記経路と逆の経路で伝送される。

一方、画像信号は、スイッチ部（１１）により画像デー
タの送信指示をすると、ＣＰＵ（６）が画像メモリ部（
８）に記憶された画像データを画像制御部（７）を介し
て読み出し、変復調部（４）で変調して網制御部（３）
および回線端子（１）から公衆電話回線を介して通話相
手に送信される。

画像信号の受信は、上記経路の逆を経て画像メモリ部（
８）に記憶され、ここから画像信号がモニタ（９）に送
られて表示される。

画像信号の送受信が終了すると、網制御部（３）が電話
端子（２）と回線端子（１）とを接続して音声通話状態
に戻す。

また、カメラ（１０）で撮像された画像の画像信号は、
画像制御部（７）を介して画像メモリ部（８）に格納さ
れ、逐次モニタ（９）に送られて表示される。

次に、コードレス電話の動作を第４図および第５図に基
づいて説明する。第４図に示すコードレス電話の親機は
、回線インタフェース部（１３）に公衆電話回線（１２
）からの呼び出し信号が入力されると、親機と子機間で
キャリアセンスが行われる。ここで空チャンネルを確認
して、親機より指定されたチャンネルで親機と子機間で
通話路が構成される。公衆電話回線（１２）で送られて
きた相手方の音声信号は、回線インタフェース部（１３
）、送受信ＡＦ部（１６）を経て、送信部（１４）にお
いてシンセサイザ部（１７）で設定されたチャンネル周
波数によりＦＭ（周波数）変調される。変調された信号
は、送受信共用部（１８）を経て、送受信共用アンテナ
（１つ）から第５図に示す子機へ送信される。

第５図の子機では、上記親機からの送信波を送受信共用
アンテナ（２８）で受信し、受信部（２４）においてシ
ンセサイザ部（２６）で生成されたチャンネル周波数に
よりＦＭ復調される。復調された音声信号は、送受信Ａ
Ｆ部（２５）を経て、受話器（２２）より音声信号が出
力される。

逆に、送話器（２１）からの音声信号は、送受信ＡＦ部
（２５）を経て送信部（２３）に入力され、シンセサイ
ザ部（２６）で設定されたチャンネル周波数でＦＭ変調
される。変調された音声信号は、送受信共用部（２７）
を経て、送受信共用アンテナ（２８）から第４図の親機
へ送信される。

すなわち、第４図に示されている親機では、子機からの
送信波を送受信共用アンテナ（１９）で受信する。その
受信波は、送受信共用部（１８）を経て、受信部（１５
）でシンセサイザ部（１７）により設定されたチャンネ
ル周波数でＦＭ復調される。復調された音声信号は、送
受信ＡＦ部（１６）と回線インタフェース部（１３）を
経て公衆電話回線（１２）に送出される。

また、コードレス電話の親機と子機の制御部（２０）お
よび（３０）では、各ブロックの制御を通じて全体の制
御が行われている。なお、通話の相手先の指定は、子機
のダイヤル（２９）によって行うことができる。

上述したように、従来のコードレス電話と静止画テレビ
電話とは別々に構成されている。このため、両者の機能
を兼ね備えたコードレステレビ電話装置を構成するには
、従来は、例えば静止画テレビ電話の網制御部にコード
レス電話の親機を接続し、コードレス電話の子機を使っ
て静止画テレビ電話周辺で通話する程度であった。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のコードレステレビ電話装置は、上記したように一
体型ではなく、静止画テレビ電話にコードレス電話を接
続したものであった。このため、音声通話については、
コードレスで使用することが可能である。しかし、画像
については、画像を表示するモニタや撮像カメラが静止
画テレビ電話装置に固定されているため、実際にコード
レスで使用するといっても親機側の周辺で使用せざるを
得す、コードレスの利点を生かせないという問題点があ
った。

また、コードレス電話の子機を持って移動しても、静止
画テレビ電話のカメラの撮像や、画面の切り換えなど、
テレビ電話機能の操作をする必要のある場合には、その
度に親機側まで戻って操作しなくてはならず、操作性が
悪いという問題点があった。

この発明は、上記のような問題点を解消することを課題
としてなされたもので、コードレス電話の子機と同様に
静止画テレビ電話のカメラやモニタを自由に移動するこ
とができるとともに、親機から離れた場所からテレビ電
話機能を操作することが可能で、親機から離れた所望の
場所でカメラの撮像画面や受信画面をモニタで見ながら
会話することができるコードレステレビ電話装置を提供
することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るコードレステレビ電話装置は、外部カメ
ラから画像信号を入力するカメラ信号入力端子を静止画
テレビ電話の画像制御部に設け、画像制御部から画像表
示手段により画像データを外部モニタに送出するととも
に、コードレス電話の子機側に設けられた制御信号送信
手段で静止画テレビ電話機能をリモートコントロールす
る制御信号を送信し、その制御信号送信手段からの制御
信号を制御信号受信手段で受信して静止画テレビ電話の
中央制御部に伝えることを特徴とする。

［作用〕 この発明に係るコードレステレビ電話装置においては、
画像制御部にカメラ信号入力端子と画像表示手段を設け
たことにより、外部カメラの接続と画像データの外部モ
ニタへの送出が可能になり、親機と離れた場所でカメラ
の撮像やテレビ電話の画像を見ながらコードレス電話で
会話することができるようになった。

また、コードレス電話の子機側に制御信号送信手段を設
け、静止画テレビ電話の中央制御部に制御信号受信手段
を設けることにより、親機がら離れていてもテレビ電話
機能をリモートコントロールすることが可能になった。

［実施例］ 以下図面に基づいて、この発明に係るコードレステレビ
電話装置の好適な実施例について説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示すコードレステレビ電
話の親機のブロック図であり、第２図はその子機のブロ
ック図である。ここで、第３図ないし第５図に示した従
来例と同一の部材については、同一の符号を付し、重複
説明を省略する。

この実施ｆ！！ｊのコードレステレビ電話の親機は、第
１図に示すように、静止画テレビ電話回路の網制御部（
３）と、コードレス電話回路の親機の送受信ＡＦ部（１
６）同士を接続して一体化したものである。また、コー
ドレステレビ電話の子機は、第２図に示すように、コー
ドレス電話回路の子機と、スイッチ（３６）、送信回路
（３７）、発光素子（３８）からなる制御信号送信手段
とで構成されている。

この実施例において特徴的なことは、第１図に示すコー
ドレステレビ電話の親機の画像制御部（７）に、画像デ
ータを外部モニタに送出する画像表示手段として、画像
信号をＲＦ変調するＲＦコンバータ（３１）と、その変
調された画像信号を送信するアンテナ（３２）とを具備
している。

また、画像制御部（７）には、カメラ信号入力端子が接
続されている。

さらに、コードレステレビ電話の親機の中央制御部（６
）には、テレビ電話機能を制御する制御信号を受信する
制御信号受信手段として、赤外線信号を受ける受光部（
３５）と、その信号を復調する受信回路（３４）を備え
ている。

また、第２図に示すコードレステレビ電話の子機には、
親機側のテレビ電話機能をリモートコントロールするた
めの制御信号送信手段として、テレビ電話機能に関する
制御内容を指定するスイッチ（３６）と、スイッチに対
応した制御コードを変調する送信回路（３７）と、変調
された送信信号を赤外光に変換する発光素子（３８）と
を具備している。

次に、この実施例の動作について説明する。第１図にお
いて、公衆電話回線（１）から網制御部（３）を介して
受信された画像信号は、変復調部（４）で復調されてＣ
ＰＵ　（６）を介し、画像制御部（７）により画像メモ
リ部（８）に書き込まれて格納される。その画像メモリ
部（８）から画像制御部（７）によって読み出された画
像データは、ＲＦコンバータ（３１）により指定された
チャンネル周波数でＲＦ変調されて、アンテナ（３２）
より送信される。送信された画像データは、外部のテレ
ビ受像機（図示省略）の指定チャンネルで受信され、ブ
ラウン管に画像として表示される。

このように、本実施例のコードレステレビ電話の画像デ
ータは、ＲＦコンバータを使って一般家庭のテレビ受像
機に送信するため、所望の場所で画像をモニタすること
ができるようになった。

また、カメラ信号入力端子（３３）に外部カメラが接続
され、ここから入力される画像信号は、画像制御部（７
）を介して一旦画像メモリ部（８）へ格納される。そし
て、画像メモリ部（８）から画像データが逐次読み出さ
れ、ＲＦコンバータ（３１）に入力される。その後は、
上記と同様に画像信号がＲＦ変調されてアンテナ（３２
）から送信され、外部モニタに画像が表示される。

このように、本実施例ではカメラ信号入力端子を設けた
ことにより、外部カメラが接続できるため、長いコード
を使えばカメラを所望の場所に移動させて使用すること
ができる。

次に、第２図の子機側の制御信号送信手段は、親機側の
テレビ電話機能をリモートコントロールで制御するもの
である。画像データを相手方に送信する場合は、子機側
の画像データの送信を指示するスイッチ（３６）を押す
と、送信コードが送信回路（３７）で変調され、発光素
子（３８）から赤外光として出力される。第２図の子機
より出力された赤外光は、第１図の親機側の受光部（３
５）で受信され、電気信号に変換されて受信回路（３４
）で元の信号に復調される。この復調された制御信号は
、ＣＰＵ　（６）に入力されることにより、画像メモリ
部（８）内の画像データの送信が実行される。この画像
データの送信以外にも、自画像と受信画像の表示の切り
換えや、自画像の画像メモリ部（８）への書き込みなど
を子機側からリモートコントロールで指示することがで
きる。

以上述べたように、本実施例のコードレステレビ電話装
置は、電話のコードレス化とともにテレビ電話のモニタ
およびカメラも自由に移動することができるようになっ
たため、所望の場所でテレビ電話を使用することが可能
となった。さらに、子機から離れた場所にある親機側の
テレビ電話機能を子機側のリモートコントローラで指示
することができるため、従来のように親機の所まで行っ
て操作する手間が不要になった。

なお、上記実施例では、コードレステレビ電話の親機よ
り画像信号をＲＦ変調して、無線で外部モニタに送出す
る画像表示手段を用いたが、これに限定されない。例え
ば、画像信号をベースバンドで出力して、これを外部モ
ニタに接続して表示するように構成してもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明に係るコードレステレビ電
話装置は、画像制御部にカメラ信号入力端子と画像表示
手段とを設けたことにより、静止画テレビ電話のカメラ
やモニタをコードレス電話とともに移動させて使用する
ことが可能である。

また、子機側に制御信号送信手段を設け、親機側に制御
信号受信手段を設けたことにより、子機側から親機側の
テレビ電話機能の操作ができるようになった。

このように、テレビ電話の使用可能な範囲が設置場所周
辺に限定されず、所望の場所に移動して使用することが
可能なコードレステレビ電話装置とすることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すコードレステレビ電
話の親機のブロック図、第２図はこの発明の一実施例を
示すコードレステレビ電話の子機のブロック図、第３図
は従来の静止画テレビ電話のブロック図、第４図は従来
のコードレス電話の親機のブロック図、第５図は従来の
コードレス電話の子機のブロック図である。 第１図および第２図において、（３１）はＲＦコンバー
タ、（３２）はアンテナ、（３３）はカメラ信号入力端
子、（３４）は受信回路、（３５）は受光部、（３６）
はスイッチ、（３７）は送信回路、（３８）は発光素子
である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 画像データを変調および復調して公衆電話回線を通じて
   送受信する変復調部と、入力画像データを画像メモリ部
   へ書き込み・読み出しを行う画像制御部と、画像信号の
   送受信を制御する中央制御部とを有する静止画テレビ電
   話と、コードレス電話の親機とが接続され、無線でコー
   ドレス電話の子機と音声信号の送受信を行うコードレス
   テレビ電話装置において、 前記静止画テレビ電話の画像制御部に外部カメラを接続
   して画像信号を入力するカメラ信号入力端子と、 前記画像制御部から画像データを外部モニタに送出する
   画像表示手段と、 前記コードレス電話の子機から前記静止画テレビ電話機
   能をリモートコントロールする制御信号を送信する制御
   信号送信手段と、 該制御信号送信手段からの制御信号を受信して前記静止
   画テレビ電話の中央制御部に送る制御信号受信手段とを
   備えたことを特徴とするコードレステレビ電話装置。