JPH0313569Y2 - - Google Patents

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JPH0313569Y2
JPH0313569Y2 JP1983040786U JP4078683U JPH0313569Y2 JP H0313569 Y2 JPH0313569 Y2 JP H0313569Y2 JP 1983040786 U JP1983040786 U JP 1983040786U JP 4078683 U JP4078683 U JP 4078683U JP H0313569 Y2 JPH0313569 Y2 JP H0313569Y2
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fuel
fuel injection
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pipe
cap nut
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JP1983040786U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は燃料噴射管装置、特に燃料噴射ポンプ
と二重構造の燃料噴射管との接続部の被覆構造に
関する。
(従来の技術) 燃料高圧噴射管の亀裂や接続部の弛みにより燃
料が漏洩した場合、火災防止のため散逸させない
ように、噴射管の外側に被覆管を設ける二重構造
噴射管が用いられている。
この構造の場合、第1図に示すように、漏れた
燃料は接続部をパツキンdによりシールして閉じ
込める。図中、aは燃料噴射管、bはナツト、c
はナツト、eはコネクタである。
他の例としては、第2図に示すように、燃料噴
射ポンプh中に通路i,j,kを設けて排出する
ようにしている。図中、fは燃料噴射管、gはナ
ツトである。
また、他の従来技術としては、実公昭56−
10919号公報に記載された考案がある。これは、
燃料の噴射ポンプのジヨイント部の外周にコネク
タを嵌装し、このコネクタを袋ナツトにて二重管
に構成された燃料噴射管の内管の先端部と共に上
記ジヨイント部に締め付けたものである。袋ナツ
トの上部内周と燃料噴射管の内管の外周には第一
の燃料溜り部が、コネクタの内周とジヨイントの
外周との間には漏油排出管に連通された第二の燃
料溜り部が夫々形成され、前記第一、第二の燃料
溜り部は小通路により連通されている。
第一の燃料溜り部は燃料噴射管の外管と袋ナツ
ト上端部内周との間に嵌挿されたO−リングによ
りシールされ、第二の燃料溜り部はコネクタの上
部内周と袋ナツトの下部外周との間に嵌挿された
O−リング及びコネクタの下部内周とジヨイント
の外周との間に嵌挿されたO−リングによりシー
ルされている。
前記外管と内管との間からの漏洩燃料油は第一
の燃料溜り部から前記小通路を経て第二の燃料溜
り部に入り、袋ナツト内の漏洩油と合流して漏洩
排出管から外部に排出される。
(考案が解決しようとする課題) 前述の従来技術には次のような問題点がある。
(1) 燃料の漏洩が多い場合、第1図のような閉じ
込め構造では、燃料がシール部から漏れてきて
限界があるし、燃料の漏洩が少ない場合は、噴
射管の異常がすみやかに察知できない。
(2) 第2図のような排出通路を設ける構造では、
燃料噴射ポンプが複雑大型化する。また、一重
構造噴射管と燃料噴射ポンプを共通化すると、
一重構造噴射管の接続部が単に共通化のために
大型化することになる。
(3) また実公昭56−10919号公報に記載された構
造によると、 (イ) 第二の燃料溜め室をシールする2個のO−
リングが、コネクタの内周と袋ナツトの下部
外周とジヨイントの外周という異なつた2部
材にまたがつているので、2部材の加工精
度、組立精度が充分でないとシール性が悪化
して燃料の漏洩を来たすことがあり、また逆
にシール性保持のため高い加工、組立精度を
必要としコスト高となる。
(ロ) コネクタは袋ナツトの下部及び燃料噴射ポ
ンプのジヨイント2部材にまたがつて取付け
られているため、燃料噴射管を燃料噴射ポン
プと切り離す場合、必然的にコネクタを袋ナ
ツトと切り離すこととなり、この際にO−リ
ングを損傷するおそれがあり、作業性も良く
ない。
本考案は、従来技術における上記の問題点を排
除し、構造が簡単で保守管理の容易な燃料噴射管
被覆装置を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 燃料噴射ポンプと二重構造の燃料噴射管とを袋
ナツトで接続し、燃料噴射管の内管と外管との隙
間の開口部を袋ナツトで被覆し、且つ同袋ナツト
により内管を燃料噴射ポンプに締着する。
内管と外管との隙間に連通する第1の燃料溜め
室及び燃料噴射管先端付近の漏洩燃料を収容する
第2の燃料溜め室を袋ナツト内部に形成する。
第1、第2の燃料溜め室を、袋ナツトの外周に
気密に且つ着脱可能に嵌装したコネクタを介し
て、漏洩燃料の集合管に排出する。
(作用) 二重構造燃料噴射管の内管にキレツ等が発生し
て漏洩した燃料は袋ナツト内部の第1の燃料溜め
室に収容される。
燃料噴射管先端付近から漏れた燃料は袋ナツト
内部の第2の燃料溜め室に収容される。
第1、第2の燃料溜め室に収容された燃料はコ
ネクタを通り集合管に集められ、燃料漏洩検知装
置または廃油タンクに導かれ、漏洩の有無を検知
される。
袋ナツトを燃料噴射ポンプにねじ込み又はねじ
り外すことにより、燃料噴射ポンプに対する燃料
噴射管及びコネクタの取付け、取外しを簡単に行
うことができる。
(実施例) 以下図面を参照して本考案による実施例につき
説明する。
第3図は本考案による1実施例の装置を設けた
二重構造噴射管と燃料噴射ポンプとの接続部を示
す断面図、第4図は集合管を示す説明図である。
1は燃料噴射管で、先端部を燃料噴射ポンプ5
の燃料吐出部に袋ナツト2をねじ込むことにより
結合されている。
袋ナツト2の内部には、燃料噴射管1の内管と
外管の開口部を被覆して、内管と外管との隙間か
ら漏出する燃料を収容する室A、即ち第1の燃料
溜め室と、燃料噴射管1の先端部付近からの漏洩
燃料を収容する室C、即ち第2の燃料溜め室とを
形成している。
3はコネクタで、袋ナツト2に外嵌され内周側
には燃料溜め室Eを形成している。燃料溜め室E
と上記両燃料溜め室A,Cとはそれぞれ袋ナツト
2に設けられた燃料通路B,Dによつて連通し、
上記両燃料溜め室A,Cよりの燃料を収容する。
また、燃料溜め室Eから外部への排出路が設けら
れている。
4は集合管で、各燃料噴射ポンプのコネクタの
燃料溜め室Eからの排出路に接続して燃料を集め
る。
なお、7はO−リング等のシール部である。
以上を基本として構成されたアダプタ形式の安
全装置を燃料噴射ポンプ5に組付けて用いる。な
お、コネクタ3はスナツプリング6を同コネクタ
3の下部に設けたリング溝(図示せず)に嵌め込
むことにより、袋ナツト2に脱落を阻止した状態
で支持される。
上記構成の場合の作用について述べる。
二重構造噴射管1の内管に亀裂等が発生して、
燃料が漏洩した場合は、燃料は内管と外管との隙
間AAを通り、第1の燃料溜め室Aから燃料通路
Bを経てコネクタ3の燃料溜めEへ、また噴射管
先端付近から漏れた燃料は第2の燃料溜め室Cか
ら燃料通路Dを経てコネクタの燃料溜め室Eへ導
かれ、さらに燃料溜め室Eの燃料は集合管4に集
められ、燃料漏洩検知装置または廃油タンク10
に導かれる。
コネクタ3は袋ナツト2のみに装着されている
ため、燃料噴射管1を燃料噴射ポンプ5から切り
離す場合、燃料排出管をコネクタから切り離せ
ば、コネクタ3を袋ナツト2に取付けたままの状
態で、燃料噴射管1を燃料噴射ポンプ5から切り
離すことができる。
(考案の効果) 本考案による燃料噴射管被覆装置は、燃料噴射
ポンプと二重構造の燃料噴射管との接続部におい
て、上記燃料噴射管の内管と外管との隙間の開口
部を被覆するとともに、上記燃料噴射ポンプに上
記内管を締着する袋ナツト、同袋ナツトの内部に
形成され前記隙間からの漏洩燃料を収容する第1
の燃料溜め室、上記袋ナツトの内部に形成された
燃料噴射管先端付近の漏洩燃料を収容する第2の
燃料溜め室、上記袋ナツトに外嵌され上記両燃料
溜め室に油路を介して連通される燃料溜め室を内
設したコネクタ、同コネクタの内周と上記袋ナツ
トの外周との間に挿入され上記コネクタの燃料溜
め室からの漏油をシールする2個のシールリン
グ、同コネクタに着脱自在に取付けられたコネク
タの燃料溜め室に接続する燃料排出管を備えたこ
とにより、次の効果を有する。
(1) 燃料噴射管が破損して燃料が漏洩した場合、
燃料を散逸させることなく、1個所に集めて捨
てるため、火災防止に役立つ。また、燃料噴射
管の異常をすみやかに察知することができる。
(2) 燃料噴射ポンプは何等特別な構造を必要とし
ないので、複雑大型化しない。また、燃料噴射
管との接続部も当然変らないので、一重噴射管
用と二重構造噴射管用とを共用化できる。従つ
て、一重噴射仕様のものを二重構造噴射管仕様
のものにするのに、設計変更が少なくて済む。
(3) 袋ナツト2、コネクタ3、集合管4、燃料噴
射ポンプ5とそれぞれが分割できるので、組
立、分解が容易で、整備性が良い。
(4) コネクタ3は燃料噴射ポンプの中心軸を軸と
する回転方向については拘束されないので、集
合管4を取付ける際の位置決めが容易である。
また同じ理由から、コネクタ3にかかわりなく
袋ナツト2を締付けたりゆるめたり出来るの
で、整備性が良い。
(5) コネクタの2個のシールリングは、従来のも
ののように2部材にまたがることはなく袋ナツ
ト一部品の外周に装着されているので、シール
面としては袋ナツト一部品のみ加工すること
で、高い加工精度を要することなく、充分なシ
ール性が得られる。
(6) コネクタは袋ナツトのみに装着されているた
め、燃料噴射管を燃料噴射ポンプから切り離す
場合、燃料排出管をコネクタから切り離せばコ
ネクタを袋ナツトに取付けたままの状態で、燃
料噴射管を燃料噴射ポンプから切り離すことが
できる。
従つて従来のもののように、燃料噴射管の切り
離し時にシールリングを損傷するようなことはな
く、また作業性も良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の二重構造噴射管と燃料噴射ポン
プとの接続部の1例を示す断面図、第2図は同じ
く他の例を示す断面図、第3図は本考案による1
実施例の装置を設けた二重構造噴射管と燃料噴射
ポンプとの接続部を示す断面図、第4図は集合管
を示す説明図である。 1……燃料噴射管、2……袋ナツト、3……コ
ネクタ、5……燃料噴射ポンプ、A……第1の燃
料溜め室、B,D……燃料通路、C……第2の燃
料溜め室、E……コネクタの燃料溜め室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料噴射ポンプと二重構造の燃料噴射管との接
    続部において、上記燃料噴射管の内管と外管との
    隙間の開口部を被覆するとともに上記燃料噴射ポ
    ンプに上記内管を締着する袋ナツト、同袋ナツト
    の内部に形成され前記隙間からの漏洩燃料を収容
    する第1の燃料溜め室、上記袋ナツトの内部に形
    成された燃料噴射管先端付近の漏洩燃料を収容す
    る第2の燃料溜め室、上記袋ナツトに外嵌され上
    記両燃料溜め室に油路を介して連通される燃料溜
    め室を内設したコネクタ、同コネクタの内周と上
    記袋ナツトの外周との間に挿入され上記コネクタ
    の燃料溜め室からの漏油をシールする2個のシー
    ルリング、同コネクタに着脱自在に取付けられコ
    ネクタの燃料溜め室に接続する燃料排出管を備え
    たことを特徴とする燃料噴射管被覆装置。
JP4078683U 1983-03-23 1983-03-23 燃料噴射管装置 Granted JPS59146567U (ja)

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JP4078683U JPS59146567U (ja) 1983-03-23 1983-03-23 燃料噴射管装置

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JP4078683U JPS59146567U (ja) 1983-03-23 1983-03-23 燃料噴射管装置

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JPS59146567U JPS59146567U (ja) 1984-09-29
JPH0313569Y2 true JPH0313569Y2 (ja) 1991-03-27

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JPS5610919U (ja) * 1979-07-04 1981-01-30

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