JPH03135374A - Pwmコンバータの制御方法 - Google Patents

Pwmコンバータの制御方法

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JPH03135374A
JPH03135374A JP26898789A JP26898789A JPH03135374A JP H03135374 A JPH03135374 A JP H03135374A JP 26898789 A JP26898789 A JP 26898789A JP 26898789 A JP26898789 A JP 26898789A JP H03135374 A JPH03135374 A JP H03135374A
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pwm
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長井 郁夫
Tsuneo Kume
常生 久米
Toshihiro Sawa
俊裕 沢
Takayuki Yamakawa
孝之 山川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はPWMコンバータの制御方法に関する。
[従来の技術] 第4図はPWMコンバータの接続を示す図、第5図はP
WMコンバータの制御方法の従来例を示すブロック線図
、第6図はPWMコンバータ制御時のベクトル図である
第4図において、3相交流電源の各相電圧V!ILI。
Vmv+■mwは各相の交流リアクタ10を介して主ス
イッチング回路11の入方端に接続されている。
主スイッチング回路11の出力側には、負荷に並列にコ
ンデンサ12が接続されている。電流検出器7は、コン
バータ入力電流Ifbを検出し、その検出値は第5図の
PWMコンバータの制御システムに入力される。
第5図の制御ブロック線図において、電圧増幅器1は、
直流電圧指令VCOMに対する実際の直流電圧Vdcの
偏差ΔVを入力して電流指令振幅r“を生成する。U、
V、W各相の正弦波発生器2U、2■、2Wはそれぞれ
電源相電圧Lu、 V+eV、 V+awを入力し、電
源相電圧ValJ+ vffiV+ LWに同期した単
位正弦波sing、 sing、 5inWを発生する
。乗算器3はこれらの単位正弦波sing、 sing
、 5inWと電流指令振幅I“とを乗算し、U、V、
W各相の入力電流指令I r*fU+ LefV+ L
srwを生成する。入力電流指令は3相であるが動作は
各相共同じであるので、以下、任意の1相のみについて
説明する。
また、U相、■相、W相を識別する必要がない場合には
、これらの相を表わす添字を省略する。電流増幅器4は
、入力電流指令L*fと電流検出器7によって検出され
るコンバータ入力電流Irbとの偏差ΔIを入力してコ
ンバータ入力電圧指令Vrafを生成する。PWM変換
回路5はコンバータ入力電圧指令(以下、電圧指令と記
す) V、、tをPWMキャリア信号eTと比較してP
WM信号SPWMを生成する。PWMコンバータ6の主
スイッチング回路11は、PWM信号によってスイッチ
ングされ、直流電圧Vdcがパルス幅変調されたコンバ
ータ入力電圧vcを生成する。
このコンバータ入力電圧■。と電源相電圧■。
との差分■、は、第4図の交流リアクトル(以下、リア
クトルと記す) 10に印加され、コンバータ入力電流
I0が流れる。Irbu、 Itbv、 Ifbwの3
相分の有効電流を直流換算したものがIdcとして第4
図に示されている。
ここで負荷電流It、の極性により次の2つのモードに
分けられる。
(1)IL>O:順変換時 コンデンサ12は放電し、直流電圧vdeは減少の方向
に向かう。このとき、電流電圧指令■。OMと直流電圧
VaCとの偏差ΔV>Oとなり、電流指令振幅■”〉0
となるので交流入力電流指令(以下、電流指令と記す)
■r6fは相電圧■1と同相の信号となり、コンバータ
入力電流Ifbは入力相電圧V。
と同相に制御され、第6図(a)に示すように力率1の
順変換動作となる。
(ii)lL<O:逆変換時 コンデンサ12は充電され、直流電圧Vdeは増加の方
向に向かう。このとき、直流電圧指令VCOMと直流電
圧Vdcとの偏差Δ■〈Oとなり、電流指令振幅I“く
oとなるので電流指令Lotは相電圧■。
と逆相の信号となり、コンバータ入力電流Ifbは相電
圧v1と逆相に制御される。その結果、第6図(b)に
示すように力率1の逆変換動作となる。
PWMコンバータは前記の動作を行うので、コンバータ
入力電流を制御することにより負荷状態に応じて順逆電
力変換を行い、かつ、直流電圧を一定に制御することが
可能である。
次にコンバータ入力電圧vcが電圧指令Vr*tに対応
してパルス幅変調されて生成される過程を説明する。
第7図は、コンバータ入力電圧が電圧指令に対応してパ
ルス幅変調されて生成される過程を示す図である。
いま、第7図(a)に示すように、振幅7丁の三角波キ
ャリアetにより振幅■1の正弦波の電圧指令v、6.
をパルス幅変調する。このとき、1相分のPWM信号は
第7図(b)のようになり、このPWM信号がハイレベ
ルHのときには直流出力の正電位側のスイッチング素子
がオンとなり、ロウレベルLのときには直流出力の負電
位側のスイッチング素子がオンとなる。その結果、第4
図に示す直流側中性点Nからみたコンバータ入力電圧■
:は第7図(C)に示す波高値Vdc/2のパルス波形
となる。このとき、パルス幅変調による高周波成分を除
去した(復調した)、直流側中性点Nからみたコンバー
タ入力電圧■:を第7図(d)に示し、その振幅vNを
次式に示す。
■7=にう・vdc/2     ・・・・(3)KM
=V、/Vア      ・・・・(4)式(4)のK
Mを変調率と呼び、三角波キャリア振幅(以下、キャリ
ア振幅と記す)■1と電圧指令■1゜。
の振幅V、の比として定義される。
いま、電圧指令Vr*tが単純な正弦波でなくさまざま
な高調波成分を含むひずみ波であったとしても、電圧指
令Vrefの振幅■、がキャリア振幅■アをこえない場
合には電圧指令vrs fの全ての周波数成分がパルス
幅変調されて直流側中性点Nからみたコンバータ入力電
圧■=を生成する。
第7図(a)に示されているように、電圧指令Vr*f
の振幅vrがキャリア振幅Vアをこえておらず、かつ高
調波成分を含まない正弦波波形である場合は直流側中性
点Nからみたコンバータ入力電圧V:の、パルス幅変調
による高周波成分を除去した波形も正弦波波形となる。
このように、電圧指令■1゜、が高調波成分を含まない
正弦波波形のとき、変調率にうが1をこえていない限り
、電圧指令Vrmfの振幅■、がキャリア振幅V丁をこ
えることはないので、直流側中性点Nからみたコンバー
タ入力電圧■=の、パルス幅変調による高周波成分を除
去した波形は第7図(d)に示されているような正弦波
波形となる。
この直流側中性点NからみたU、V、W各相のコンバー
タ入力電圧峠u、 V:v+ vowを用いて交流側中
性点0からみたU相コンバータ入力電圧VCuは次式で
表される。
式(5)において、v:u、 Vcv、 vowの高周
波成分を除去した波形は120度ずつ位相がずれた3相
正弦波であるため、これらの総和は常に0となり、その
結果、高調波成分を除去した場合には、式(5)のVc
vは次にようになる。
VeU =■:、      ・・・・(6)このよう
に、正弦波で与えられているコンバータ電圧指令Vr*
fの振幅■、がキャリア振幅■1をこえないとき、すな
わち変調率に工〈1となっている限り、直流側中性点N
からみたコンバータ入力電圧督のパルス幅変調による高
周波成分を除去した波形は正弦波となり、式(6)より
交流側中性点0からみたコンバータ入力電圧■。の、パ
ルス幅変調による高周波成分を除去した波形も正弦波と
なり、かつ、■2uの高周波成分を除去した波形と同相
で、振幅も等しくなる(第7図(e)参照)。
〔発明が解決しようとする課題] PWMコンバータが正常に動作するには第6図(a)、
(b)かられかるように交流側中性点Oからみたコンバ
ータ入力電圧vcの基本波振幅は常に相電圧■、の基本
波振幅より大きくならなければならない。このことは次
式で表わされる。
Vcl≧IV、     ・・・・(7)式(7)にお
いて等号が成り立つのはコンバータ入力電流1tbがO
のときである。いま、相電圧■。
の基本波振幅を■イ。とじ、式(3)を用いて式(7)
を変形すると次式を得る。
さらに変形すると次式を得る。
vde≧2・■1゜/に、  ・・・・(9)変調率−
が、パルス幅変調が正常に行われる最大値1をとると、
式(9)は次のようになる。
Vac≧2−V、O・・−(10) したがって、このときの直流電圧Vdeの最小値は2・
VmQとなり、これより小さなVdeではPWMコンバ
ータの制御動作が成立しない。
いま、ダイオード整流時の直流電圧Vdcについて考え
る。第8図はダイオード整流回路の回路図である。この
回路は容量性負荷回路のため、直流電圧は無負荷時に最
大となり、電源線間電圧振幅Vu−v。以上にはならな
い、すなわちVdc≦VLI−V。
になる。電源線間電圧振幅■υ−voは相電圧振幅V+
aOと次の関係がある。
Vu−vo =A V−o=1.73 V−o  ”・
(11)したがって、ダイオード整流の場合は相電圧振
幅■、。と直流電圧vdcとの間につぎの関係がある。
Vdc≦AV−o= 1.73 V−o    ・・・
・(12)式(10)と式(12)を比較するとPWM
コンバータによって制御できる直流最小電圧は2V、。
はであるため、ダイオード整流電圧より高< 2/A=
 1.15倍となる。
ここで、PWMコンバータの実用上の問題を考える。−
船釣に200V級(線間電圧実効値)のインバータの電
力半導体素子の電圧耐量は450v程度であり、電源電
圧変動許容範囲は170〜250V程度となっているの
が普通である。
通常のインバータのように、ダイオード整流もしくはそ
れに類した方法により直流電圧を発生させている場合に
は直流電圧Vdcの最大値は、電源線間電圧振幅VU−
V。の最大値を250Vとして、式(11)、 (12
)から次のように得られる。
Vdcm□=VU−V。J =1.414 X250 =354m ・−(13)こ
のように、直流電圧最大値が354■であるので、電力
半導体素子の電圧耐量450vに比べ100V程度の余
裕があり、スイッチング時のサージ電圧やインバータ回
生時の直流電圧上昇に対して十分余裕がある。
次に、ダイオード整流のかわりにPWMコンバータを用
いてインバータに直流電圧を供給する場合の実用上の問
題を考える。インバータの半導体素子の電圧耐量はダイ
オード整流時と同じ450V、電源電圧変動許容範囲1
70〜250Vとする。
このとき直流電圧■teの最小値Vdcslnは、電源
線間電圧振幅VLI−V。の最大値250vとして式(
10)。
(11)より次のように得られる。
Vdc+5ln=2 ・−250!  =408(V)
  ・・−(14)汀 直流電圧の最小値が408vであるので、電力半導体素
子の電圧耐量450■に比べ40V程度しか余裕がなく
、スイッチング時のサージ電圧やインバータ回生時の直
流電圧の過渡上昇に対して余裕が少なく素子破壊の危険
性がある。
また、PWMコンバータ自身も、インバータと同じ電力
半導体素子を使用することが多いので、素子破壊の危険
にさらされることになる。
以上説明したように変調率KMが1をこえない場合はP
WMコンバータの直流電圧最小値はダイオード整流電圧
の1.15倍以下には下がらない。
PWMコンバータの直流電圧最小値をダイオード整流電
圧程度にまで下げるための一つの手段として、変調率K
Mを1より大きくするということがある。
第9図は変調率に−を1より大きくした場合の、コンバ
ータ入力電圧の生成過程の説明図である。
いま極端な例として、変調率に鋪を無限大とする。PW
Mキャリアと各電圧指令Vrefの関係は、第9図(a
)に示されているようになる。このとき主スイッチング
素子をスイッチングするPWM信号は第9図(b)のよ
うになる、実際はキャリア周波数が電圧指令Vr*fの
周波数より十分高いので実際のPWM信号は、電圧指令
■1..と基線との交差点の間隔とロウレベルLの期間
がほぼ等しい方形波となる。
このとき直流側中性点Nからみたコンバータ入力電圧V
:は第9図(C)のようになる。
直流側中性点からみたU、V、Wの各相のコンバータ入
力電圧v:u、 ’/’v、 vowがそれぞれ120
度ずつ位相がずれた方形波とすると、式(5)より交流
側中性点0からみたU相コンバータ入力電圧VCUは第
9図(d)のようになり、この波形をフーリエ展開する
と、交流側中性点Oからみたコンバータ入力電圧VCL
Iの基本波振幅は2/πVdcとなる。
式(7)より、この場合の交流側中性点Oからみたコン
バータ入力電圧基本波振幅I VC+と相電圧振幅V、
。との関係は次式で表わされる。
1vcl=−vdc ≧VsO・・・・(15)π 式(15)を変形すると次式になる。
π    。
Vac≧V、ao =1.57 V−o  ”(16)
式(16)と式(12)を比較すると、変調率に、を無
限大にした場合にはPWMコンバータにおける直流電圧
VdCの下限値は1.57V、。となり、ダイオード整
流電圧1.73V、、よりも下げることができることが
わかる。
実用的には変調率を前述のように極端に無限大まで大き
くしてvdcを1.57V−oまで下げる必要はなく、
1よりある程度大きくすれば、PWMコンバータの直流
電圧最小値は、ダイオード整流電圧AV。。41.73
V、。程度には下げることができる。
しかし、変調率に&Iを1より大きくした場合には以下
に示す問題点がある。
第1O図は変調率を1より大きくした場合の、コンバー
タ入力電圧、コンバータ入力電流の波形ひずみを示す図
である。
いま、第1O図(a)に示すように変調率KMが1より
若干大きいためパルス幅変調が正常に行われない期間が
生じ、直流側中性点Nからみたコンバータ入力電圧V=
υ、 V:VI Vcwのパルス幅変調による高周波成
分を除去した波形がピーク部分の6゜■む 度の範囲だけ]−(一定)となっているひずみ波形の場
合を考える。このとき、各相の直流側中性点Nからみた
コンバータ入力電圧V乙、 v:v、 vowのパルス
幅変調による高周波成分を除去した波形の和を第】0図
(b)に示す、第1O図(a)、(b) 、および式(
5)より交流側中性点0からみたU相コンバータ入力電
圧VCLIのパルス幅変調による高周波成分を除去した
波形を第1O図(c)の実線に示す。
第10図(C)の点線は直流側中性点からみたU相コン
バータ入力電圧Veuのパルス幅変調による高周波成分
を除去した波形である。
ここで無負荷時、すなわち第6図においてコンバータ入
力電流Ifb40の場合を考えると、入カリアクドル電
圧VLL90となり、電源相電圧■、と交流側中性点0
からみたコンバータ入力電圧vcの基本波との位相差θ
押Oとなる。
このときの交流側中性点0からみたU相コンバータ入力
電圧vcυのパルス幅変調による高周波成分を除去した
波形と電源相電圧Vmuの関係を第10図(d)に示す
第6図より、U相電源相電圧Vs+L+と交流側中性点
OからみたU相コンバータ入力電圧VCIJとりアクド
ル電圧VLUの関係を次式に示す。
VLU :Vcu  V、u   ・・・・(17)式
(17)および第1O図(d)よりU相すアクトル電圧
Vt、Uの高周波成分を除去した波形は第10図(e)
のようになる。コンバータ入力電流(リアクトル電流)
 I、!、とりアクドル電圧vLどの関係は次式のよう
になる。
Tfb ”壱5vLdt  曲(18)(L:リアクト
ルのインダクタンス) 式(18)より、無負荷時のU相コンバータ入力電流I
fbuは第10図(f)のようになる。この電流は第1
O図(a)に示されている直流側中性点Nからみた、高
周波成分を除去したコンバータ入力電圧■。がひすんで
いることが原因で生ずるリップル電流である。負荷時の
U相コンバータ入力電流Trbuの波形を第1θ図(g
)の実線に示す。この波形は、直流側中性点Nからみた
U相コンバータ入力電圧VCUが正弦波ならば、第1O
図(g)の点線に示されているように、U相和電圧Va
sLIと同相の正弦波であるが、第10図(a)に示さ
れているように高周波成分を除去した、直流側中性点N
からみたコンバータ入力電圧V;がひずんでいるので、
第10図(g)の実線に示されているようにひずんだ波
形となる。
この電流のひずみは力率の低下や高調波電流の増大など
の問題をひきおこすので好ましくない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、PW
Mコンバータ入力電流をひずませることなしにPWMコ
ンバータの直流電圧をダイオード整流時程度に下げるこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段〕 本発明のPWMコンバータの制御方法は、交流側に交流
リアクトルを介して3相交流電源が接続され、直流側に
平滑コンデンサおよび負荷が接続され、直流側に生成さ
れた直流電圧の設定された直流電圧指令値に対する偏差
に対応して交流入力電流指令を生成し、PWMコンバー
タ入力電流の検出値の、前記交流入力電流指令の値に対
する偏差に対応してPWMコンバータ電圧指令を生成し
、主スイッチング回路の開閉を制御するPWMコンバー
タの制御方法であって、PWMコンバータ電圧指令の周
波数の3倍の周波数をもつ補償信号を、PWMコンバー
タ各相の電圧指令に重畳して得られる信号を新たなPW
Mフンバータ電圧指令とし、変調率が1以上のPwM信
号を生成して前記主スイッチング回路の動作を制御する
[作用〕 本発明の原理を第3図を用いて説明する。
変調率が1より大きい場合には、PWMコンバータ電圧
指令Vr@fの振幅■、は、PWMキャリアetの振幅
VTよりも大きい。したがって、PV/Mコンバータ電
圧指令Vrsfの大きさがPWMキャリアの振幅■1よ
りも大きい期間△tには、PWMコンバータ電圧指令v
1.、の大きさに対応するPWM信号が出力されず、ハ
イレベルまたはロウレベルの一定値の信号が生成される
。すなわち、第3図(a)の太い線で画かれた信号ep
wvに対応するPWM信号が出力される。したがって、
そのよりなPWM信号を復調しても、PWMコンバータ
電圧指令Vrsfと同様な正弦波信号にならない。その
結果、変調率が1より大きい場合には、PWMコンバー
タ入力電圧の高周波成分を除去した(復調した)波形は
正弦波にならない。
ここで第3図(b)に示すように、U、V、W各相の電
圧指令V r*fu l VrefW *Vr@tWに
、その3倍の周波数の信号V3fを重畳することを考え
る。
VStは各電圧指令vrsru l VrefW +V
r@fWに対して全て第3図(b)に示すような位相関
係にある。
ここで V’r*t= Vret+ Vst とするとV;、、は第3図(d)に示す波形となり、■
;、、の振幅V?はVr*fの振幅■、より下げること
ができる。キャリア振幅Vア=v;とすると、第3図(
a)のepwMのようにハイまたはロウレベルが一定期
間続くようなことはおこらず、第3図(d)のV:ef
が正常にPWM変換されることになり、交流側中性点O
からみた相電圧Vcu 、Vcv +VCWにおいては
3倍調波成分は全て相殺されるため、変調率V、/Vア
〉1とすることができ、入力電流波形をひずませること
なく、コンバータ入力電圧を上昇させることが可能とな
り、直流電圧の制御下限値を従来のものより下げること
ができる。
〔実施例1 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明のPWMコンバータの制御方法を示すブ
ロック線図である。
電圧増幅器1は直流電圧指令値VCOMと実際の直流電
圧Vacの偏差Δ■を入力し、電流指令振幅I′を生成
する。電源相電圧■、が正弦波発生器2(サインテーブ
ル)に入力され、この正弦波発生器2は、U、V、W各
相の相電圧Vau、 V+aV。
VmWに同期した単位正弦波sing、 sing、 
5inWを発生する0乗算器3はこれらの単位正弦波5
intl。
sing、 5inWと電流指令振幅■”とを乗算し、
電流指令1 r@fLI+ Lerv、 IF@f’l
を生成する。電流指令は3相であるが、動作は各相とも
同様であるので、任意の相について説明する。以下、U
、V。
W相を識別する必要がある場合を除き、U、V。
W相を表わす添字は省略する。電流増幅器4は、電流指
令1r*fとコンバータ入力電流の検出値との偏差Δ■
を入力し、電圧指令Vrsfを生成する。3倍調波発生
器16は電圧指令Vreru+ Vr*fV+ Vre
fWを入力し、電圧指令Vrsru+ Vr@fV+ 
VrefWの3倍の周波数の信号3f(以下、3倍調波
と記す。)を生成する。この3倍調波3fは各相の電圧
指令Vrefと加え合わされて新たな電圧指令V:ef
が生成される。PWM変換回路5はこの新たなコンバー
タ電圧指令V’rafをPWMキャリアと比較してPW
M信号SPWMを発生させ、PWMコンバータ6の主ス
イッチング回路を動作させて直流側中性点Nからみたコ
ンバータ入力電圧■=を出力する。
ここで3倍調波発生器16は各相の電圧指令Vreru
+ Vrsrv+ L@f’l’lの周波数を3倍にし
、かつその振幅を任意の値にする機能をもつ。
第2図は第1図のブロック線図の動作を示すタイムチャ
ートである。
第2図(a)には電圧指令■1.13倍調波3fおよび
新たなコンバータ入力電圧指令’Jr*fの関係が示さ
れている。第2図(a)の新たな電圧指令vAr、fの
振幅V:はもとの電圧指令■1..の振幅Vrよりも小
さいことがわかる。3倍調波の振幅■;を適当に選ぶと
、新たな電圧指令V:*fの振幅はもとの電圧指令Ls
fの振幅より下げることができる。
第2図では3倍調波に正弦波信号を用いているが、三角
波でもほぼ同等の効果が得られる。
ここで第2図(b)は新たなコンバータ入力電圧指令V
’r*fの振幅をvt、キャリア振幅をVTとし、V:
= VTとした場合のおのおのの波形を示す。また第2
図(c)は第2図(b)の場合の直流側中性点Nからみ
たコンバータ入力電圧V=のパルス幅変調による高周波
成分を除去した波形を示す。
電圧指令振幅■;がキャリア振幅VアをこえないのでV
:*fの全ての周波数成分が直流側中性点Nからみたコ
ンバータ入力電圧絆にパルス幅変調される。
新たな電圧指令V:*fは、振幅V、 (> Vt)の
もとの電圧指令Vr*fの周波数成分と、振幅■3fの
3倍調波3fの周波数成分よりなり、この新たな電圧指
令V:*fの全ての周波数成分が直流側中性点Nからみ
たコンバータ入力電圧峠にパルス幅変調される。このと
き、直流側中性点Nからみたコンバータ入力電圧■:中
の、もとのコンバータ入力■o vr 電圧指令Vrarによる周波数成分の振幅は]−・Lに
なり、3倍調波3fによる周波数成分の振幅はVdc 
、 vsrとなる。このときの直流側中性点Nか2  
  ■ア らみたU相コンバータ入力電圧V:LIを式で表わすと
次のようになる。
■相、W相の直流側中性点Nからみたコンバータ入力電
圧VCV、 VOWも同様に次式で表わされる6N  
  Vdc   Vr   。
Vcw”−・−5tn(2ift+240°)2   
 Vt ここで、式(5)よりパルス幅変調による高周波成分を
除去した、交流側中性点OからみたU相コンバータ入力
電圧VCL+は次のように表わされる。
+ 」狂・−!i!−5in (3−2z ft)2 
   Vt +  5in(2πft+120’)+  5in(2
πft+240’))■相、W相の交流側中性点0から
みたコンバータ入力電圧’/ CV * V CWも同
様にパルス幅変調による高周波成分を無視すると次式の
ようになる。
式(22)〜(24)は次のことを表わしている。すな
わち交流側中性点Oからみたコンバータ入力電圧Vcu
、 Vcv、 Vcwにおいては、直流側中性点Nから
みたコンバータ入力電圧vc’u、 vcv、 V−に
おける3倍調波成分はすべて相殺され、パルス幅変調に
基本波成分のみが残る。換言すれば、式(22)〜変調
による高周波成分を除去したコンバータ入力電圧Vcu
+ Vcv、 Vcwはひずみ波ではなく正弦波である
ことを表している。このときの交流側中性点0からみた
コンバータ入力電圧VCU、 VCV、 VCWにおい
てパルス幅変調による高周波成分を除去した波形を第2
図(d)に示す。第2図(d)は正弦波でありひずみ波
ではない。
交流側中性点0からみたコンバータ入力電圧■cυ、v
cv、70wのパルス幅変調による高周波成分を除去し
た波形が正弦波となるので、コンバータ入力電流1tb
u+ Itbv+ Itbwも当然ひずみ波ではなく、
正弦波となる。このように3倍調波を電圧指令に重畳す
ることにより、コンバータ入力電流をひずませることな
しに変調率に2〉1にすることができる。
一般に3倍調波3fの振幅V3fを正弦波のコンバータ
入力電圧指令Vrefの振幅■、の1/6にすれば、ひ
ずみ波である新たな電圧指令V:sfの振幅れれている
。したがって、v3t=■r/6  とし、かつ、前述
のようにv:=v丁とすると、式(22)〜(24)よ
り、パルス幅変調による高周波成分を無視した、交流側
中性点Oからみたコンバータ入力電圧の波高値VCOは
、次式で表わされる。
ニアVa・         ・・・・(25)式(2
5)と式(7)からコンバータ直流電圧最小値は次の不
等式を満足する。
(l/A)■o≧九。
、°−’/dc≧A v、o        ・・・−
(26)式(24)と式(12)を比べると、本実施例
のPWMコンバータの直流電圧下限値はダイオード整流
の場合の直流電圧最大値と等しいことがわかる。
実際には、パルス幅変調による高周波成分を無視したコ
ンバータ入力電圧振幅VCOは、コンバータのスイッチ
ング素子の上下短絡防止のすきま時間のため式(25)
に示す1/A vdeよりも低くなるので、直流電圧下
限値はAvdcよりも若干高くなるが、I GBT等の
高速スイッチング素子を使えばすきま時間を短くできる
ためほぼ問題ない。
r発明の効果〕 以上に説明したように本発明は、コンバータ入力電圧指
令にその3倍の周波数の信号を重畳して新たなコンバー
タ入力電圧指令とすることにより、入力電流のひずみを
生じさせることなしにダイオード整流電圧程度までPW
Mコンバータの直流電圧を下げることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のPWMコンバータの制御方法を示すブ
ロック線図、第2図は第1図のブロック線図の動作を示
すタイムチャート、第3図は本発明の詳細な説明図、第
4図はPWMコンバータの接続を示す図、第5図はPW
Mコンバータの制御方法の従来例を示すブロック線図、
第6図はPWMコンバータ制御時のベクトル図、第7図
はコンバータ入力端子が電圧指令に対応してパルス幅変
調されて生成される過程を示す図、第8図はダイオード
整流回路図、第9図は変調率を1より大きくした場合の
、コンバータ入力電圧の生成過程の説明図、第10図は
変調率を1より大きくした場合の、コンバータ入力電圧
、コンバータ入力電流の波形ひずみを示す図である。 l・・・電圧増幅器、 2・・・サインテーブル、 3・・・乗算器、 4・・・電流増幅器、 5・・・PWM変換回路、 6・・・PWMコンバータ、 7・・・電流検出器、 IO・・・交流リアクタ、 II・・・主スイッチング回路、 12・・・コンデンサ、 16・・・3倍調波発生器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 交流側に交流リアクトルを介して3相交流電源が接続さ
    れ、直流側に平滑コンデンサおよび負荷が接続され、直
    流側に生成された直流電圧の設定された直流電圧指令値
    に対する偏差に対応して交流入力電流指令を生成し、P
    WMコンバータ入力電流の検出値の、前記交流入力電流
    指令の値に対する偏差に対応してPWMコンバータ電圧
    指令を生成し、主スイッチング回路の開閉を制御するP
    WMコンバータの制御方法において、 前記PWMコンバータ電圧指令の周波数の3倍の周波数
    をもつ補償信号を、前記PWMコンバータ各相の電圧指
    令に重畳して得られる信号を新たなPWMコンバータ電
    圧指令とし、変調率が1以上のPWM信号を生成して前
    記主スイッチング回路の動作を制御することを特徴とす
    るPWMコンバータの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015036835A3 (en) * 2013-09-11 2015-06-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric motor control apparatus and electric motor control method
JP2017123706A (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置及びその制御方法

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WO2015036835A3 (en) * 2013-09-11 2015-06-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric motor control apparatus and electric motor control method
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