JPH03135278A - 液晶式映像機器の画面補正方法および回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、液晶テレビジョン受像機などの液晶式映像
機器における表示画面の補正方法および補正回路であっ
て、特に蛍光管の様な曲面状の発光面を有するバックラ
イトを使用したものに関する。

［従来の技術］ 通常、液晶テレビジョン受像機の様な液晶パネルを画像
表示に用いた映像機器は、液晶それ自体が発光能力を有
しないため、液晶パネルの後面側にバックライトを備え
て光を照射し、液晶パネルの光透過量を制御することに
より、所定の画像表示を行なうことが一般的に行なわれ
ている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、第２図（ａ）の如く、バックライト（１
８）として蛍光管の様な曲面状の発光面（３７）を有す
る光源を使用すると、バックライト（１８）の発光面（
３７）と液晶パネル（１７）との間隔は、中心部が最も
近く、周辺に行くほど遠くなる。

ここで液晶パネル（１７）上の照度は、光源（１８）と
パネル（１７）間の距離の二乗に略反比例するため、第
２図（ｂ）の如く、中央で明るく、上下縁に近づくほど
照度が下がって暗くなる結果、画面上に輝度ムラが発生
する問題があった。

本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであって、バ
ックライトに曲面状の発光面を有する光源を用いた場合
にあっても、画面上の輝度ムラを可及的に抑制可能とし
た画面補正方法および補正回路を提供することを目的と
する。

［課題を解決するための手段］ 本発明にかかる画面の補正方法は、液晶パネル（１７）
上の各画素における光透過量が、無模様の画像を表示し
た時に略一定となる様に、バックライト（１８）からの
距離に対応して光透過率を補正することを特徴とする。

本発明にかかる補正回路は、第１図にその基本的構成を
示す如く、液晶パネル（１７）上の走査地点における発
光面（３７）からの距離に対応した補正信号Ｓ、を、走
査信号に同期させて発生する補正信号発生手段と、入力
される信号の大小に対応して、走査位置における液晶パ
ネル（１７）の光透過率を制御する手段とを備えるとと
もに、制御手段の入力信号に、前記した補正信号Ｓ６を
重畳して使用することを特徴とする。

「作　用」 上記構成において、制御手段は入力される映像信号Ｓ、
に対応して、液晶パネル（１７）の光透過率を制御する
ことにより、バックライト（１８）により照射される光
（３８）の透過量を変更し、所定の映像表示をする。

この時、補正信号発生手段がらは、操作位置に対応して
、例えば第２図（ｄ）の様な、光源（１８）と液晶パネ
ル（１７）間の距離に対応して大きさが変化する信号が
補正信号Ｓ６として出力され、制御手段に入力信号と同
時に印加されて液晶パネル（１７）における光透過率を
補正する結果、照度が低い部分はど光透過率を増して、
輝度を上げるのである。

［発明の効果］ 本発明は上記の如く、バックライト（１８）の発光面（
３７）が曲面であることに起因する液晶パネル（１７）
上の輝度ムラが、比較的簡易な構成で、可及的に抑制さ
れる。

［実施例］ 以下本発明を、通常のテレビジョン受像機に実施した一
例を示すがこれに限らず、表示画面に液晶パネルを用い
た各種映像機器に実施できることは勿論である。

本発明を実施するテレビジョン受像機は、第３図にその
概略的な構成を示す如く、映像検波回路（１１）から取
り出された複合映像信号Ｓ１を所定の大きさに増幅して
輝度信号Ｓ！を出力する映像増幅回路（！２）と、複合
映像信号Ｓｉから色信号Ｓ１を再生する色信号再生回路
（１３）と、所定の画像表示を行なう表示回路（１６）
とを備えている。

表示回路（１４）は、表示部（１５）と、該表示部（１
５）の制御を行なう駆動部（１４）とから構成される。

表示部（１５）は、液晶パネル（１７）の後面側中央に
、水平に直管状の蛍光管をバックライト（１８）として
備え、該バックライト（１８）を一定の照度で常時点灯
するとともに、バックライト（１８）の後方に凹面状の
反射鏡（１９）を配設し、パックライト（１８）から放
出される光（３８）を効率よく液晶パネル（１７）の裏
面に照射できる様にしている。

液晶パネル駆動部（１６）は、輝度信号Ｓ、と色信号Ｓ
、を入力信号とし、液晶パネル（１７）上の各画素の光
透過率を個別に制御することにより、バックライト（１
８）から照射される光（３８）が液晶パネル（１７）を
透過する量を制御し、所定輝度の画像を液晶パネル（１
７）の前面側に表示させる。

色信号再生回路（１３）は、複合映像信号Ｓ１から帯域
増幅部（２０）で色信号を取り出したのち、色復調部（
２１）で三原色に対応した信号ＳＳを出力する。

映像増幅回路（１２）は、映像信号Ｓ、を遅延線路（２
２）で遅延させたのち、所定の信号増幅を行なうととも
に、コントラスト調整部（２３）および輝度調整部（２
４）により、表示回路（１４）で表示される映像のコン
トラストおよび輝度が、可変抵抗器（２５・２６）によ
り手動で変更できる様にしている。

本発明は、上記した回路に加えて、画面補正回路（３０
）を備えたことを特徴とする。

画面補正回路（３０）は、同期分離部（３１）により映
像信号Ｓ、から垂直同期信号Ｓ４を取り出したあと、鋸
歯信号成形部（３２）で、第２図（Ｃ）の様な垂直偏向
電圧と略等しい鋸歯信号Ｓ、が形成され、パラボラ信号
形成部（３３）に送られる。

パラボラ信号形成部（３３）は、第４図に示す如く、第
１および第２の２組の積分回路（３４・３５）で構成さ
れ、鋸歯信号Ｓ、を２回積分するとともに、トランジス
タ（３６）で位相を反転することにより、第２図（ｄ）
の様な、垂直走査時における上下両端近傍で電圧が高く
、中央で低い、パラボラ信号Ｓ６が形成される。

かかるパラボラ信号Ｓ、は、コントラスト調整部（２３
）における可変抵抗器（２５）の分圧端子に印加する様
に構成しており、したがって、バックライト（１８）に
よる照度が低くなる表示画面の上下両縁部分へ行くほど
画面のコントラストが大きくなり、光の透過量を補正し
て、無模様の画像を表示した際における画面上の輝度が
、表示画面全体に亘って略一定に維持されるのである。

なお、上記したパラボラ信号Ｓ６は、コントラスト調整
部（２３）に代えて、輝度調整部（２４）の可変抵抗器
（２６）側に印加してもよい。

また、バックライト（１８）を垂直方向に配設した場合
は、画面の左右方向に輝度ムラが発生するので、水平偏
向信号と同期させてパラボラ信号を形成する必要がある
。

また補正信号の波形は、バックライト（１８）の形状あ
るいは液晶パネルとの位置関係等の条件に対応して、適
宜変更して実施できることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本的構成を示す概略図、第２図（ａ
）ないしくｄ）は液晶パネル上の照度と各種信号との関
係を示す説明図、第３図および第４図は一実施例を示し
、第３図は全体の構成を示すブロック図、第４図は要部
の電気回路図である。 （１７）・ （１８）・ （２３）・ （２４）・ （３０）・ （３３）・ （３７）・ 液晶パネル バックライト コントラスト調整部 輝度調整部 画面補正回路 パラボラ信号成形部 発光面

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）液晶パネル（１７）の後面側に、曲面状の発光面
   （３７）を有するバックライト（１８）を備えた液晶式
   映像機器において、 無模様の画像を表示時に、液晶パネル（１７）上の各画
   素における光透過量を略一定に維持可能に、発光面（３
   ７）からの距離に対応して液晶パネル（１７）の光透過
   率を補正することを特徴とする液晶式映像機器の画面補
   正方法。
2. （２）液晶パネル（１７）の後面側に、曲面状の発光面
   （３７）を有するバックライト（１８）を備えた液晶式
   映像機器において、 液晶パネル（１７）上の走査位置における発光面（３７
   ）からの距離に対応した補正信号Ｓ＿６を走査信号に同
   期させて発生する補正信号発生手段と、 入力される信号の大小に対応して、走査位 置における液晶パネル（１７）の光透過率を制御する手
   段とを備えるとともに、 該制御手段の入力信号に、前記した補正信 号Ｓ＿６を重畳することを特徴とする液晶式映像機器の
   画面補正回路。
3. （３）前記したバックライト（１８）は蛍光管であって
   、液晶パネル（１７）の中央に、偏向方向と平行に配設
   されており、 補正信号Ｓ＿６は、バックライト（１８）を配設した方
   向と直交する方向の偏向信号Ｓ＿５と同期したパラボラ
   状の信号であって、 該信号Ｓ＿６で画像のコントラストを補正する様にして
   いる請求項２記載の画面補正回路。