JPH0313323Y2 - - Google Patents

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JPH0313323Y2
JPH0313323Y2 JP1989008799U JP879989U JPH0313323Y2 JP H0313323 Y2 JPH0313323 Y2 JP H0313323Y2 JP 1989008799 U JP1989008799 U JP 1989008799U JP 879989 U JP879989 U JP 879989U JP H0313323 Y2 JPH0313323 Y2 JP H0313323Y2
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nipple
cap
infant
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baby bottle
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、哺乳瓶を構成する哺乳瓶本体に、取
付具を介して螺着脱される乳首キヤツプに関する
ものである。
「従来の技術」 従来この種乳首キヤツプとしては、取付用フラ
ンジを有するドーム状の胴部から最小径の円形首
部を経て中空球面状の乳首とから構成されてい
る。
そして、授乳時には、乳幼児が、最小径の円形
首部を歯茎部分で噛み、その乳首を強い吸飲力を
もつて吸い込むものである。
それが為、乳首が偏平状のままで、原型の球面
状に復帰しなくなつたり、また舌による押上等に
より曲面状に密着すること、まく前述のように偏
平状又は曲面状に密着し、かつその吸飲力が強い
場合は、乳首が一時的に減圧状態となり、その密
着状態が益々増長され処である。
このような状態となると、ミルクを吸飲でき
ず、乳幼児が鳴いたり又は気むずかしく、場合に
より手を焼く処である。
一方前述の曲面状等の密着状態が解かれる時に
は、歯が口外の方向に引つ張られる状態となり、
いわゆる出歯となり易いなどの蓋然性があり、こ
のような密着状態が発生しないような改良が望ま
れている。
以上のようなことから、近時乳首の密着状態を
回避するための技術文献が散見される。
即ち、 実公昭56−13951号の哺乳壜類用乳首がある。
その要旨は、中空球面状の乳首の内周面に、その
長手方向の数条の縦リブを、また最小径の円形首
部の外周面に、前記の乳首の縦リブに対応した数
条の縦リブを設ける構成で、乳首の密着性の回避
とともに、乳幼児の歯茎を適当に刺激し、歯茎又
は生え始めた歯の生長を促すことにある。
実公昭60−28445号の哺乳器用乳首があり、そ
の要旨は、乳首部の横断面積が三角形、四角形、
五角形等の円弧状以外の形状を備えてなり、前述
の考案と同様に密着状態の回避にある。
その他これらと軌を一にする考案として、実公
昭59−19463号、実公昭60−28443号の哺乳器用乳
首とか、実公昭56−18336号の乳首等がある。
「考案が解決しようとする問題点」 前述の密着状態を回避する技術文献の考案は、
確かに理論上は可能となり、従来の乳首の改良と
しては誠に有益であると思われる。
しかしながら、単に数条の縦リブを設ける構造
とか、変型横断面の構造では、例えば0才児の如
く、その吸飲力が比較的弱い乳幼児の場合は有効
としても、1才児の如く、その吸飲力が比較的強
い乳幼児には、それ程有効とは思われず、密着状
態が発生する処である。
また単に数条の縦リブを設ける構造とか、変型
横断面の構造では、お母さんの乳首とほぼ似た感
覚を生じさせることは不可能に考えられ、乳幼児
が慣る虞があり、ここにも問題があること。
「問題点を解決するための手段」 上記に鑑み、本考案は、乳幼児が強い吸飲力で
吸い込んでも、乳首が偏平状のままとなつたり、
また舌で押上ても曲面状に密着しない構造とする
ために、取付用フランジを有するドーム状の胴部
から最小径の円形首部を経て中空球面状の乳首と
からなる乳首キヤツプであつて、この乳首キヤツ
プを構成する乳首及び円形首部の内周面に弾性を
有し、かつ乳首のほぼ中心部位に達する大きさの
突起を(以下、本考案では、原則として、前記
“乳首のほぼ中心部位に達する大きさの突起”を、
単に突起とします。)、多数に設ける。具体的に
は、ランダム状に設けたり、また対峙状に設けた
り、更に位相関係となるように設けたり、更には
弾性を有する突起間に隙間が形成されないように
設けたりする構成の乳首キヤツプとした。
また乳首キヤツプの乳首に、お母さんの乳首と
ほぼ似た感覚を付与するために、本考案では、そ
の乳首に弾性部材で構成される突起を多数個設け
る構成とした。これにより、乳首にお母さんの乳
首の感覚とほぼ似た感覚を付与でき、乳幼児の情
緒感覚の醸成に大いに役立つものと思われる。
更に歯茎や、生え始めた歯の生長と、お母さん
の乳首とほぼ似た感覚を、乳幼児が乳首キヤツプ
の乳首を吸飲した場合に感じるように、本考案
は、この乳首キヤツプを構成する乳首及び円形首
部の内周面に多数の突起を、ランダム状に設けた
り、また対峙状に設けたり、更には位相関係とな
るように設けて、構造上で弾力性を生じるように
することと、突起にゴムと同様な弾性を付与する
構成とした。
「作用」 以下本考案の作用を説明すると、開放された哺
乳瓶本体に粉ミルクを投入した後、ここに所定量
の熱湯を注ぎ込む。これにより、粉ミルクを溶か
しつつ、乳首キヤツプを取付具を介して哺乳瓶本
体の開口部に取り付ける。
その後哺乳瓶を軽く振つて粉ミルクを十分に溶
かすことによつてミルクが生成されるが、今だ熱
いことから、通常は冷水を介してそれぞれの乳幼
児が好む温度まで下げる。
このようにして生成されたミルクを、乳幼児に
与える場合は、お母さん又は授乳者が哺乳瓶を把
持し、乳首キヤツプを乳幼児の口元に持つてい
き、その乳首を口に含ませる。
この授乳時に、乳幼児が強く吸い込んでも、乳
首の内周面には、多数の弾性を有す突起がランダ
ム等に設けられていることから、乳首キヤツプの
有する弾性に、更に突起の弾性が付与されるこ
と、並びに乳首の内周面が接触することがない。
したがつて、乳幼児が強い吸飲力で吸い込んで
も、偏平状のままとはならず、また曲面状に密着
することはほぼ皆無となる効果と、密着すること
による弊害、例えば乳幼児が鳴くこと、情緒不安
定になること、また出歯になること等の問題点が
解消される。また歯とか歯茎の生長に好結果を与
える。
更に多数の突起がランダム等に設け、かつこの
突起に弾性を付与する構成とすることと、この弾
性突起が衝止する構成としたので、乳首キヤツプ
の乳首に、お母さんの乳首とほぼ似た感覚を付与
できるものと思われる。
尚以上で詳述した乳首キヤツプの乳首は、乳幼
児が強い吸飲力で吸い込んでも、偏平状のままと
はならず、直ちに回復すること、また曲面状に密
着するがほとんど皆無であることから、この構成
の乳首キヤツプを哺乳瓶の架承装置に利用でき
る。
具体的には、前述と同様な所作で、例えばミル
クが生成されたならば、乳首キヤツプを取り外
し、この開口部にホースの一端を接続する。また
このホースの他端には前記構成の乳首キヤツプを
接続する。
そして、第3図のようにベビーベツト、架承台
等の柱体に、断熱材で被覆した哺乳瓶本体をその
開口部を逆さにして、取付具を介して架承する
が、この際ミルクが流出しないように、ホースの
他端と、乳首キヤツプを上方に位置させる。
ついで、ホースの乳首キヤツプ側をひも(弾性
を有するひもであれば、更に理想である。)で吊
り、臥床する乳幼児が首をある程度の範囲内で振
れるように、ホースに祐度を持たせながら、その
乳首キヤツプの乳首をその口に含ませる。
このように装置することによつて、前述の如
く、乳首が偏平状のままとなつたり、また曲面状
に密着する虞がほとんどないことから、乳幼児を
一人にしても安心して授乳ができる利点がある。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面を参照しながら具
体的に説明すると、1は哺乳瓶本体で、この哺乳
瓶本体1にはゴム製の乳首キヤツプ2が取付具3
を介して取り付け又は取り外し自在に設けられ、
この哺乳瓶本体1と、内周面に螺子(図示せず)
を刻設した取付具3並びに乳首キヤツプ2とで哺
乳瓶が構成される。
そして、本考案では、前記乳首キヤツプ2は次
のように構成されている。即ち取付用フランジ2
1と、この取付用むフランジ21に連設されるド
ーム状の胴部22と、この胴部22に連設される
最小径の円形首部23と、この円形首部23に連
設される中空球面状の乳首24とが主体である。
そして、この乳首キヤツプ2の乳首24並びに
円形首部23の内周面には、弾性を有する乳首の
ほぼ中心部位に達する大きさの多数の突起25を
ランダム状に設けたり、また対峙状に設けたり、
更に位相関係となるように設ける。更には図示し
ないが突起25間に、隙間が形成されないように
連続状に設ける。
これによつて、乳首24並びに円形首部23の
内周面が接触せず、また偏平状となつてもその弾
性と、衝止をもつて直ちに回復する。したがつ
て、舌を押上て吸飲したり、また強い吸飲力で吸
い込んでも、曲面状に密着することは、ほとんど
ないものである。
また突起25の先端部は、球状でも、平面で
も、また窪味等が設けられていてもよく、原則と
してその形状は問わない。
図中26は乳首26に設けた透孔である。
尚以上で詳述した乳首キヤツプ2の乳首24
は、乳幼児Aが強い吸飲力で吸い込んでも、偏平
状のままとはならず、その弾性で直ちに回復する
こと、また曲面状に密着することがほとんど皆無
であることから、この構成の乳首キヤツプ2を、
第3図のように哺乳瓶の架承装置に利用できる。
具体的には、生成されたミルクが充填されてい
る哺乳瓶本体1の開口部に、望ましくは可撓性の
ホース35の一端を接続し、またこのホース35
の他端には前記構成の乳首キヤツプ2のフランジ
21を接続する。
そして、ベビーベツト、架承台等の柱体31
に、断熱材32で被覆(必要に応じてなす。)し
た哺乳瓶本体1をその開口部を逆さにして、ベル
ト状の取付具23を介して架承するが、この際ミ
ルクが流出しないように、ホース35の他端と、
乳首キヤツプ2を上方に位置させる。
ついで、ホース35の乳首キヤツプ側をひも3
4で吊り、臥床する乳幼児Aが首をある程度の範
囲内で振れるように、ホース35に祐度を持たせ
ながら、その乳首キヤツプ2の乳首24をその口
に含ませる。
このように装置することによつて、前述の如
く、乳首24が偏平状のままとなつたり、また曲
面状に密着する虞がほとんどないことから、乳幼
児Aを一人にしても安心して授乳が、乳首24に
設けた透孔26より順調にミルクが流出される。
図中36はふとんである。
「考案の効果」 以上詳述したように、本考案は、取付用フラン
ジを有するドーム状の胴部から最小径の円形首部
を経て中空球面状の乳首とからなる乳首キヤツプ
であつて、この乳首キヤツプの乳首及び円形首部
の内周面には、乳首のほぼ中心部位に達する大き
さの多数の突起を、ランダム状に設けたり、また
対峙状に設けたり、更には位相関係となるように
設けたりする構成とした。
したがつて、本考案では、乳幼児が強い吸飲力
で吸い込んでも、乳首が偏平状のままとなつた
り、また舌で押上ても曲面状に密着しない等の効
果とか、一時的な減圧状態となることも回避でき
る。
またこれにより、密着状態が解除されること
と、ミルクを吸飲することができなくならず、ま
た乳幼児が鳴いたり又は気むずかしくならない
し、また手を焼くことがなくなつた。
また曲面状等の密着状態が解かれる時には、歯
が口外の方向に引つ張られた状態となり、いわゆ
る出歯となり易いなどの弊害を無くし得る。また
歯茎、歯並び又は歯の成長に好影響を与えるもの
である。
また本考案では、その乳首に弾性部材で構成さ
れ、かつ前記構造の突起を多数個設ける構成とし
た。
よつて、乳首キヤツプの乳首に、お母さんの乳
首とほぼ似た感覚を付与できものと思われ、乳幼
児への豊かな情緒感覚とか、落ち着いた気持ちを
付与でき、乳幼児の情緒感覚の醸成に大いに役立
つものと思われる。
更に本考案は、この乳首キヤツプを構成する乳
首及び円形首部の内周面に多数の前記構造の突起
を、ランダム状に設けたり、また対峙状に設けた
り、更には位相関係となるように設けて、構造上
でも弾力性を生じるように構成した。
これにより、前記突起の特殊な構造、及びこれ
にゴムと同様な弾性を付与できる効果とか、この
効果を介して歯茎や、生え始めた歯の成長と、お
母さんの乳首とほぼ似た感覚を、乳幼児が乳首キ
ヤツプの乳首を吸飲した場合に感じるものと思わ
れること。また大変に自然な乳首の感覚を乳幼児
に与え得る卓効がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は哺乳瓶の斜視図、第2図は乳首キヤツプの
拡大断面図、第3図は本考案の乳首キヤツプを利
用を設けた哺乳瓶を架承装置に取り付けた状態
を、参好例として示した正面図である。 1……哺乳瓶本体、2……乳首キヤツプ、3…
…取付具、21……フセンジ、22……胴部、2
3……円形首部、24……乳首、25……突起、
26……透孔、30……ヘビーベツト、31……
柱体、32……断熱材、33……取付具、34…
…ひも、35……ホース、36……ふとん、A…
…乳幼児。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付用フランジを有するドーム状の胴部から
    最小径の円形首部を経て中空球面状の乳首とか
    らなる乳首キヤツプであつて、この乳首キヤツ
    プを構成する乳首及び円形首部の内周面に弾性
    を有し、かつ乳首のほぼ中心部位に達する大き
    さの突起を多数設ける構成とした哺乳瓶の乳首
    キヤツプ。 前記乳首のほぼ中心部位に達する大きさの突
    起をランダム状に多数設けたり、また対峙状に
    多数設けたり、更には位相関係となるように多
    数設ける構成とした実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の哺乳瓶の乳首キヤツプ。
JP1989008799U 1989-01-27 1989-01-27 Expired JPH0313323Y2 (ja)

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JP1989008799U JPH0313323Y2 (ja) 1989-01-27 1989-01-27

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JPH02102247U JPH02102247U (ja) 1990-08-14
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JPS52105591U (ja) * 1976-02-06 1977-08-11
JPS58139141U (ja) * 1982-03-13 1983-09-19 高 良二 乳児を寝かせてできる哺乳器

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