JPH03132218A - ディジタルデータの高能率符号化装置 - Google Patents

ディジタルデータの高能率符号化装置

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JPH03132218A
JPH03132218A JP27077889A JP27077889A JPH03132218A JP H03132218 A JPH03132218 A JP H03132218A JP 27077889 A JP27077889 A JP 27077889A JP 27077889 A JP27077889 A JP 27077889A JP H03132218 A JPH03132218 A JP H03132218A
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JP27077889A
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Masayuki Nishiguchi
正之 西口
Kenzo Akagiri
健三 赤桐
Yoshihito Fujiwara
藤原 義仁
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブロックフローティング処理を施して入力デ
ィジタルデータを圧縮するようなディジタルデータの高
能率符号化装置に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は、入力ディジタルデータをブロック化すると共
に、ブロック符号化に必要なパラメータに基づいて各ブ
ロックデータをブロック符号化して伝送するようにした
ディジタルデータの高能率符号化装置において、複数の
ブロックのパラメータデータから求められた代表値と複
数のパラメータデータとの差分をベクトル量子化して伝
送するようにしたことにより、パラメータ伝送ビットレ
ートを低減しながらベクトル量子化の演算量を少なくす
ることができるディジタルデータの高能率符号化装置を
提供するものである。
〔従来の技術〕
例えば、オーディオ信号等に基づくディジタルデータの
高能率符号化技術として、入力ディジタルデータをブロ
ック化し、各ブロック毎のフローティング係数を演算し
、各ブロックのデータを該フローティング係数で正規化
した後に量子化するような、いわゆるブロックフローテ
ィングの技術が知られている。このブロック化が施され
る入力ディジタルデータとしては、オーディオ信号等の
アナログ信号をディジタル化した時間軸方向のサンプル
データ、いわゆる通常のPCMデータの他にも、他の種
々の符号化が飾されたデータが考えられる。すなわちこ
の種々の符号化技術としては、例えば、オーディオ信号
等の時間軸上の信号を複数の周波数帯域に分割して符号
化する帯域分割符号化(サブ・バンド・コーディング:
 5BC)や、時間軸の信号を周波数軸上の信号に変換
(直交変換)して複数の周波数帯域に分割し各帯域毎で
適応的に符号化するいわゆる適応変換符号化(ATC)
、或いは、上記SBCといわゆる適応予測符号化(AP
C)とを組み合わせ、時間軸の信号を帯域分割して各帯
域信号をベースバンド(低域)に変換した後複数次の線
形予測分析を行って予測符号化するいわゆる適応ビット
割当て(APC−A−B )等が挙げられる。
これら各種符号化技術の内の例えば上記適応変換符号化
においては、時間軸のオーディオ信号等を、高速フーリ
エ変換(FFT)或いは離散的余弦変換(DC,T)等
の直交変換によって、時間軸に直交する軸(周波数軸)
に変換し、その後複数の帯域に分割して、これら分割さ
れた各帯域のFFT係数、DCT係数等を適応的に量子
化(再量子化)している、上記高速フーリエ変換の適応
変換符号化における再量子化の一例としては、第6図に
示すように、信号を高速フーリエ変換した後の例えばF
FT振幅値Am等をブロック(ブロックBl〜B12・
・・・)分けして、どれら各ブロック毎にフローティン
グ係数を算出し、このフローティング係数で各ブロック
データを正規化(ノーマライズ)した後に量子化するこ
とで、上記ブロックフローティング処理が行われる。こ
の場合のフローティング係数には、各ブロック毎のピー
ク値或いは平均値に係数を乗算したもの等が用いられ、
各ブロックのデータを当該ブロックに対応したフローテ
ィング係数で割り算する(或いは、フローティング係数
を上記ピーク値等の逆数として設定する場合には乗算す
る)ことにより正規化を行っている。また、フローティ
ング係数も量子化して送っている。このフローティング
係数を量子化する際には、各フローティング係数をいわ
ゆるスカラ量子化の技法を用いて量子化している。なお
、−IIに、上記スカラ量子化とは、例えば個々の独立
したサンプル値等を量子化するようなものであり、いわ
ゆる1次元の量子化を総称してスカラ量子化と呼んでい
る。
また、上記高能率符号化の内の例えば帯域分割符号化に
おいては、例えば第7図に示すように、時間軸上のオー
ディオ信号等を複数の周波数WJ!i(バンドbl−b
4・・・・)で分割し、これら複数の周波数帯域で分割
された各帯域毎の信号Sを時間軸方向でそれぞれサンプ
リングして所定サンプル毎にブロック化(ブロックBL
I、BL2.・・)し、これらの各ブロック毎に上述と
同様なフローティング処理を行うことも可能である。こ
の帯域分割符号化でのブロックフローティング処理も、
上記適応変換符号化でのブロックフローティング処理の
場合と同様に、フローティング係数によるブロックデー
タの正規化とフローティング係数のスカラ量子化が行わ
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように、上記適応変換符号化、帯域分割符号化共
に、上記パラメータとしてのブロックフローティング処
理のフローティング係数をスカラ量子化の手法で量子化
している。この時のスカラ量子化では、各ブロック毎の
フローティング係数を量子化しているため、例えば、こ
の量子化出力を伝送するような場合には、当該量子化さ
れたフローティング係数を伝送するためのビットレート
が多くなってしまう、すなわち、換言すればパラメータ
を伝送するために多くのビット数が必要となる。
そこで、本発明は、上述のような実情に鑑みて提案され
たものであり、パラメータのための伝送ビット数を大幅
に削減できるディジタルデータの高能率符号化装置を提
供することを目的とするものである。
(’J題を解決するための手段〕 本発明のディジタルデータの高能率符号化装置は、上述
の目的を達成するために提案されたものであり、入力デ
ィジタルデータをブロック化すると共に、各ブロック毎
にブロック符号化に必要なパラメータを演算し、このパ
ラメータに基づいて各ブロックデータをブロック符号化
して伝送するようにしたディジタルデータの高能率符号
化装置において、複数のブロックのパラメータデータか
ら代表値を演算し、この代表値と上記複数のパラメータ
データの差分をベクトル量子化して伝送するようにした
ものである。
(作用) 本発明によれば、複数ブロック分のパラメータで1単位
のベクトルが構成されており、この時のベクトルのデー
タは、パラメータデータと代表値との差の成分によって
構成されているため、ベクトルの各データに高い分解能
が要求されず、コードブックサイズを低減できるように
なる。
〔実施例〕
以下、本発明を適用した実施例について図面を参照しな
がら説明する。
本発明のディジタルデータの高能率符号化装置は、オー
ディオ、音声等の入力信号を、例えば帯域分割符号化(
SBC)や、適応変換符号化(ATC) 、適応ビット
割当て(APC−AB)等により高能率符号化するもの
である。
ここで、第1図に示す本発明実施例装置は、高能率符号
化の一例として、上記適応変換符号化を適用したディジ
タルデータの高能率符号化装置を示す。
本実施例装置の入力端子lにはオーディオ、音声等に基
づ(入力ディジタルデータが供給されており、本実施例
においては、例えば、入力端子4を介したオーディオ等
の入力信号がブロック化回路11によって所定単位時間
毎にブロック化(単位時間ブロック化)され、更に、当
該ブロック化回路11で単位時間ブロック化された信号
が高速フーリエ変換(FFT)回路12によって各単位
時間ブロック毎に時間軸が周波数軸に変換されたデータ
が、入力ディジタルデータとして上記入力端子1に供給
されている。
すなわち上記入力ディジタルデータは、複数の周波数帯
域に分割され、該分割された各周波数帯域が本発明実施
例のブロック(周波数ブロック)とされている。ここで
、本実施例においては、上記帯域分割として、いわゆる
臨界帯域幅(クリティカルバンド)で上記入力ディジタ
ルデータを分割している。該クリティカルバンドとは、
人間の聴覚特性(周波数分析能力)を考慮したものであ
り、オーディオ信号等を例えば25バンドに分け、高い
周波数帯域はどバンド幅を広くしているものである。
このようなことから、入力端子1からの入力ディジタル
データは、各クリティカルバンド分割回路IL〜13□
によって周波数分割され、その後、これらクリティカル
バンドに分割された各バンド毎の周波数ブロックは、そ
れぞれ正規化回路151〜ILsに伝送される。当該正
規化回路15、〜15!、は、上記各周波数ブロック毎
にいわゆるブロック符号化に必要なパラメータによって
正規化を行うものである。また、上記各バンド毎の周波
数ブロックのデータは、フローティング係数算出回路1
4t〜14tsにも伝送される。該フローティング係数
算出回路14+−14xsは、上記各周波数ブロック毎
にいわゆるブロック符号化に必要なパラメータの一例と
してのフローティング係数Nを演算算出するものである
。したがって、このフローティング係数flに基づいた
データによつて、上記正規化回路15.〜15富、での
正規化処理が行われるようになる。
すなわち、本実施例装置での正規化としては、例えば、
前述したいわゆるプロ7クフローテイング処理と呼ばれ
る正規化の技法を用いており、そのため、上記フローテ
ィング係数算出回路141〜14m5によって、上記パ
ラメータとしてのブロックフローティング処理のフロー
ティング係数flが各周波数ブロック毎に求められるよ
うになっている。ここで、各フローティング係数算出回
路141〜14zsからの各周波数ブロックのフローテ
ィング係数f】は、第2図に示すにように、クリティカ
ルバンドに対応した25個のフローティング係数fil
 −fl意、となっている。
また、上記正規化回路151〜15□からの各周波数ブ
ロックのデータは、更に、量子化回路16t””’16
0によって量子化された後に合成回路I7で合成され、
本実施例装置の出力端子2から出力されるようになって
いる。なお、本実施例装置での各ブロック毎の高速フー
リエ変換処理において、上記高速フーリエ変換回路12
では、時間軸の入力信号に対して、例えば2048点(
サンプル)の高速フーリエ変換処理を行うとすると、例
えば、1023点の位相角、1025点の振幅項(又は
1023点の虚数部、1025点の実数部)が求まるこ
とになる。したがって、これらが本発明実施例の入力デ
ィジタルデータとなっていて、上記本実施例装置の入力
端子1に供給されている。
ところで、一般に、ブロック符号化を行う高能率符号化
装置では、上述のように、各周波数ブロック毎のフロー
ティング係数f1で各周波数ブロックの正規化を行い、
該正規化された各周波数ブロックのデータを符号化装置
の出力とすると共に、上記フローティング係数【lを量
子化して伝送するようにしている。しかし、従来は、前
述したように、各フローティング係数flをスカラm子
化して伝送するようにしているため、これらフローティ
ング係数flのための伝送ビットレートが多くなってし
まっている。
このようなことから、本実施例の高能率符号化装置では
、上記フローティング係数fl(パラメータデータ)を
量子化する方法としてベクトル量子化を用いている。な
お、上記ベクトル量子化とは、複数のコードベクトル(
代表ベクトル)で構成されたコードブックからのコード
ベクトルと、入力ベクトルとの比較を行い、当該入力ベ
クトルに一番11141uしたコードベクトルと対応す
る識別コード(インデックス)を読み出してこの識別コ
ードを得るようにすることで、データ圧縮を行う量子化
の一手法である。
ここで、上述のような各クリティカルバンドに対応した
25個のフローティング係数fll〜f1gsをベクト
ル量子化(すなわち25次元のベクトル量子化)するこ
とは、演算量の多さから好ましくない、そのため、複数
の周波数ブロックのフローティング係数fl (すなわ
ちパラメータデータ)をまとめたものをこのベクトル量
子化の1単位とする。ただし、ベクトル量子化されるベ
クトルデータは後述する差分データsrである0本寅施
例では、上記ベクトルの1単位を例えば5つのフローテ
ィング係数f1でまとめており、第2図に示すように、
上記クリティカルバンドの低域から順に5つずつのフロ
ーティング係数fl+〜Us、Ha〜f11.、・・・
fl、、〜flxs毎に1単位のベクトル■1〜■3と
してtする。ところが、この場合に、各1単位のヘクト
ル内の各フローティング係数flをストレートにベクト
ル量子化を行うようにすると、例えば、第2図のベクト
ルVr  (rl+〜fls )のように信号のエネル
ギがかなりあるようなベクトルでは、ベクトル量子化の
際に高い分解能が要求されるようになり、そのためベク
トル量子化のコードブックが膨大になる虞れがある。
このようなことから、本実施例のベクトル量子化の際に
は、第2図中の複数のブロックのパラメータデータすな
わち各ベクトル■1〜vs毎の各フローティング係数r
++〜fl!sの代表値を演算し、この代表値と上記複
数のパラメータデータとの差分をベクトル量子化するよ
うにしている。ここで上記代表値としては、例えば、各
ベクトル■1〜■1毎の各フローティング係数flの第
2図に示す平均レベルL1〜Lsとなっている各ブロッ
ク毎に1つの平均値係数データを求め、この平均値係数
データを代表値としている。更に、この各平均値係数デ
ータを量子化して得られる量子化済平均値係数データを
当該代表値として用いることもできる。したがって、こ
の場合の上述の代表値と上記複数のパラメータデータと
の差分とは、上記各平均値係数データ或いは量子化済平
均値係数データと、各フローティング係数flとの差を
とったその残り(平均値からのずれ或いは量子化された
平均値からのずれ)の第3図に示すような差分データs
fとなり、この差分データsfで構成される各ベクトル
をベクトル量子化することになる。このようなベクトル
量子化を平均値除去ベクトル量子化と呼ぶ。
すなわち、第1図のベクトル量子化回路20では、当該
平均値除去ベクトル量子化で得られた上記差分データs
fで構成されたベクトルの量子化を行っている。このよ
うなことを行うため、上記各フローティング係数算出回
路14.〜141Sからの各フローティング係数fil
〜Hasは、それぞれ引算器251〜25■に送られる
。同時に、上記各フローティング係数flは、ベクトル
単位の上記代表値を演算するための平均値演算回路23
にも伝送される。この平均値演算回路23では、ベクト
ル単位のフローティング係数flの平均値を求めて上記
平均値係数データを得る。この平均値係数データが上記
各引算器251〜25g5に伝送されることで、当該各
引算器25.〜25!5では、上記各差分データ3fが
求められるようになる。
該差分データsrがベクトル量子化回路20に伝送され
、当該ベクトル量子化回路20で上述したような差分デ
ータ3fのベクトル量子化が行われる。
該ベクトル量子化処理においては、上記差分データsf
のベクトルと最も距離の近い(R似した)コードベクト
ルが選ばれ、そのコードベクトルに対応する識別コード
がベクトル量子化出力として得られる。したがって、上
記識別コードが本実施例の出力端子3から出力されるよ
うになる。また、このベクトル量子化回路20では、上
記選ばれたコードベクトルと対応するフローティング係
数flも読み出されるようになっており、これらフロー
ティング係数f1が上述の各正規化回路に伝送されるこ
とで、このフローティング係数flによって正規化が行
われる。また、上記平均値係数データは、量子化回路2
4で量子化された後、出力端子4から出力される。更に
、この時の量子化済平均値係数データを上記各引算器に
送るようにして差分データsfを得るようにしてもよい
、なお、これら出力端子2,3.4からの出力は例えば
マルチプレクサ等を介して出力されるようになる。
上述のようにすることで、各フローティング係数flを
ストレートにベクトル量子化する場合に比べて、コード
ブックを小さくすることができるようになる。
また、上記量子化回路24での各平均値係数データの量
子化の際には、ノンリニア(非線形)なスカラ量子化を
行いそのスカラ量子化による量子化済平均値係数データ
を得るものとするか、又は、各ベクトル■1〜vS毎の
各平均値係数データをベクトル量子化して、該ベクトル
量子化された量子化済平均値係数データを得るようにす
るものとしてもよい。
すなわち、上記平均値係数データのスカラ量子化又はベ
クトル量子化においては、フローティング係数flの非
常に大まかな量子化を行うため、この平均値係数データ
のスカラ量子化又はベクトル量子化でとりきれなかった
スペクトルの傾斜或いは近接サンプル間には強い依存性
(相関性)が現れる。したがって、これらスカラ量子化
又はベクトル量子化後の量子化済平均値係数データの上
述した差分データ3fをベクトル量子化する段階的なベ
クトル量子化が非常に効果的となる。
なお、上記各正規化回路15+〜15is或いは各量子
化回路16t〜16□における正規化或いは量子化の際
には、各クリティカルバンド毎の割当てビット数を高域
程少なくするようにすることも可能である。すなわち、
一般に音声信号等では、高域部分のエネルギが小さいた
め、このことを考慮してエネルギの小さい高域にいく程
、割当てビット数を減らしていくことが可能である。
第4図に、第1図の図中点線で示すフローティング係数
量子化部26の具体的な構成を示す、なお、該第4図は
上記平均値係数データの量子化に上記非線形スカラ量子
化を適用した例を示す。
ここで、第1図の上記各フローティング係数算出回路t
L〜14□からのフローティング係数N(パラメータデ
ータ)が、第4図に示すフローティング係数量子化部の
入力端子21.〜21!。
に供給されている。これら各70−ティング係数f1は
、上述したように5個で1単位のベクトルとされること
になるため、例えば入力端子21.〜21sにはフロー
ティング係数fl、〜Usが供給され、以下同様に、入
力端子21□〜21■にはフローティング係数f1.〜
fl□が供給されるようになっている。このように各入
力端子に供給された各フローティング係数f1は、各々
引算器341〜340に伝送される。
当該各引算器34.〜34.Sでは、前述したようにベ
クトル量子化が行われる各差分データ3fが求められる
ことになり、そのため、上記各入力端子に供給された各
フローティング係数flは、先ず、加算平均回路30.
〜30sに送られる。当該加算平均回路301〜30s
では、上記5個のフローティング係数fl(ベクトルの
1単位)を加算して5で割ることによる平均値すなわち
上述した平均値係数データを求める0次に、この平均値
はそれぞれ非線形量子化回路311〜31sに伝送され
る。当該非線形量子化回路31.〜31sでは、前述し
たように、ノンリニアで非線形)なスカラ量子化を行い
、この非線形スカラ量子化によって上記量子化法平均値
係数データが得られるようになる。このようにして得ら
れた量子化法平均値係数データは、ローカルデコード回
路32.〜321でデコードされた後に、上述の各引算
器34゜〜348.に送られるようになっている。した
がって、当該各引算器34.〜34tsでは、上記各フ
ローティング係数flが上記デコードされた量子化法平
均値係数データで引き算されることにより、上記差分デ
ータsfが求められるようになる。なお、上記量子化法
平均値係数データは、マルチプレクサ38にも送られて
出力端子22から出力される。
このようにして得られた上記差分データ3fは、ベクト
ル化回路33.〜33.によって5つずつまとめられて
ベクトルとされた後、最適ベクトルサーチ回路36.〜
36.にそれぞれ伝送される。
この最適ベクトルサーチ回路36.〜36sには、複数
のコードベクトル(代表ベクトル)がメモリされている
コードブック37.〜37%からのコードベクトルも供
給されている。したがって、当該最通ベクトルサーチ回
路36.〜36sでは、ベクトル量子化のサーチすなわ
ち入力ベクトル(差分データsfのベクトル)と最も類
似したコードベクトルの検索が行われ、その最も類似し
たコードベクトルに対応する識別コード(インデックス
)が得られるようになる。これら各最適ベクトルサーチ
回路36.〜36.からの各識別コードも上記マルチプ
レクサ38に伝送され、出力端子22から出力されるこ
とになる。
また、上述した第4図に示すような構成の他に、第1図
のフローティング係数量子化部26の他の具体例として
、第5図に示すような構成とすることも可能である。こ
の第5図のフローティング係数量子化部は、上記平均値
係数データの量子化にベクトル量子化を適用した例であ
る。
この第5図のフローティング係数量子化部の各入力端子
21.〜21xsには、上述同様に、フローティング係
数11が供給されている。また、これら各フローティン
グ係数flも5個で1単位のベクトルとされるようにな
っている。ここで、各入力端子に供給されたベクトル単
位の各フローティング係数fkは、それぞれ引算器41
.〜41sに伝送される。
該冬用算器41+〜41sでは、各差分データ3fが求
められることになる。ただし、この第5図の場合は、第
4図の場合と異なり、上記各フローティング係数nは、
加算平均回路40+〜40゜で平均値すなわち平均値係
数データが求められた後、該平均値係数データをベクト
ル量子化するために、ベクトル化回路51に伝送される
。該ベクトル北回f151からのベクトルは、最適ベク
トルサーチ回路52に送られ、該最適ベクトルサーチ回
路52でコードブック53の最も[4以したコードベク
トルが選ばれ、対応する識別コードが得られることにな
る。この最も類似したコードベクトルは、分解回路54
に伝送されるようになっている。該分解回路54では、
上記コードベクトルを分解して前述の各クリティカルバ
ンド毎の量子化済平均値係数データに相当するデータを
得て、これらのデータが上記引算器41.〜41sに送
られるようになっている。したがって、該引算器41+
〜4tSでは、上記量子化済平均値係数データに相当す
るデータで、上記各フローティング係数flの引き算を
行うことで、差分データsfが得られる。
この差分データ3fは、各最適ベクトルサーチ回路43
1〜43.に送られ、この最適ベクトルサーチ回路43
.〜43sとコードブック441〜44sとでベクトル
量子化が行われる。このベクトル量子化で得られた各識
別コードがマルチプレクサ45に伝送され、出力端子2
2を介して出力されるようになる。すなわち、このよう
な平均値係数データをベクトル量子化することによって
、上記フローティング係数flの非常に大まかなスペク
トルの包絡を表すことになり、これは相関が強い(特異
なパターンが現れない)のでこの第5図のベクトル量子
化が効果的となる。
上述のように本実施例の適応変換符号化を適用した高能
率符号化装置においては、ブロック毎に正規化する際に
必要とされるパラメータデータすなわちブロックフロー
ティング処理のフローティング係数の量子化の際に、複
数のブロックのパラメータデータから代表値を演算し、
この代表値と上記複数のパラメータデータの差分をベク
トル量子化しており、当該ベクトル量子化の識別コード
をフローティング係数の量子化出力として伝送するよう
にしている。そのため、ストレートなベクトル量子化を
行う場合よりも演算量を少なくすることができ、また、
スカラ量子化を行う場合と比較して、伝送ビットレート
が大幅に低減されることになる。
本発明は、上述した第り図の実施例のように、入力信号
を高速フーリエ変換して処理するいわゆる適応変換符号
化の他に、例えば帯域分割符号化を行う装置にも適用す
ることができる。
すなわち、本実施例の帯域分割符号化を行う高能率符号
化装置に供給された入力ディジタルデータは、例えばバ
ンドパスフィルタ(BPF)で帯域通過及び低域変換処
理が行われることで、時間軸の入力ディジタルデータが
各バンドパスフィルタの通過帯域で帯域分割され、その
各々の信号は各通過帯域の中心周波数だけ下に周波数シ
フト(低域変換)されて周波数軸方向でブロック化され
る。なお、本実施例においても、BPFによる分割時に
は前述同様に入力ディジタルデータをいわゆる臨界帯域
幅(クリティカルバンド)に分割することができる。し
たがって、本実施例の場合には、これら各BPFのブロ
ックデータからは、上述同様に、パラメータが算出され
、各パラメータデータから代表値を演算し、この代表値
と上記複数のパラメータデータの差分をベクトル量子化
して伝送するようになる。
上述のように、本実施例の帯域分割符号化を通用した高
能率符号化装置においても、上述同様の効果を得ること
ができるようになる。
なお、上述した実施例のパラメータはフローティング係
数であったが、上記バラメークはこのフローティング係
数に限らず、例えば、ブロック毎の割当てビット数を示
すビットアロケーション情報をも上記パラメータとする
ことができる。したがって、ベクトル量子化の際には、
上述したようなフローティング係数の差分データのベク
トル量子化のみならず、上記ビットアロケーション情報
或いは差分データをもベクトル量子化するような構成と
することも可能である。この場合も、伝送ビットレート
を低減することができる。
〔発明の効果] 本発明のディジタルデータの高能率符号化装置において
は、複数のブロックのパラメータデータから求められた
代表値と複数のパラメータデータとの差分をベクトル量
子化して伝送するようにしているため、ベクトル量子化
の演算量を少なくすることが可能となり、かつパラメー
タの伝送ビット数を大幅に減少させることが可能となる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の適応変換符号化を適用したディ
ジタルデータの高能率符号化装置の概略構成を示すブロ
ック回路図、第2図はフローティング係数を示す図、第
3図はフローティング係数の差分データを示す図、第4
図はフローティング係数量子化部の一興体例を示すブロ
ック回路図、第5図はフローティング係数量子化部の他
の具体例を示すブロック回路図、第6図は適応変換符号
化のブロックを示す図、第7図は帯域分割符号化のブロ
ックを示す図である。 1.4・・・・・・・・・・・・入力端子2.3・・・
・・・・・・・・・出力端子11・・・・・・・・・・
・・・・ブロック化回路12・・・・・・・・・・・・
・・高速フーリエ変換回路13+〜13□・・・・クリ
ティカルバンド分割回路4、〜14*s・・・・フロー
ティング係数算出回路51〜150・・・・正規化回路 61〜16*s、24・・・・量子化回路5自〜251
S・・・・引算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 入力ディジタルデータをブロック化すると共に、各ブロ
    ック毎にブロック符号化に必要なパラメータを演算し、
    このパラメータに基づいて各ブロックデータをブロック
    符号化して伝送するようにしたディジタルデータの高能
    率符号化装置において、複数のブロックのパラメータデ
    ータから代表値を演算し、この代表値と上記複数のパラ
    メータデータの差分をベクトル量子化して伝送するよう
    にしたことを特徴とするディジタルデータの高能率符号
    化装置。
JP27077889A 1989-10-18 1989-10-18 ディジタルデータの高能率符号化装置 Pending JPH03132218A (ja)

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JP27077889A JPH03132218A (ja) 1989-10-18 1989-10-18 ディジタルデータの高能率符号化装置

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ID=17490866

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992017942A1 (fr) * 1991-03-29 1992-10-15 Sony Corporation Procede de codage de signaux numeriques

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992017942A1 (fr) * 1991-03-29 1992-10-15 Sony Corporation Procede de codage de signaux numeriques

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