JPH03131534A - 加熱用電源装置及びこれを用いた加熱装置 - Google Patents

加熱用電源装置及びこれを用いた加熱装置

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JPH03131534A
JPH03131534A JP26819489A JP26819489A JPH03131534A JP H03131534 A JPH03131534 A JP H03131534A JP 26819489 A JP26819489 A JP 26819489A JP 26819489 A JP26819489 A JP 26819489A JP H03131534 A JPH03131534 A JP H03131534A
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JP
Japan
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heating
power supply
main heating
pipe
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JP26819489A
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Nobuo Ito
信雄 伊藤
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Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/24Automatically regulating the melting process

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、加熱用電源装置及びこれを用いた加熱装置
に係り、特に、一部が共通する二つの通電発熱領域に対
して好適な加熱用電源装置及びこれを用いた加熱装置の
改良に関する。
〔従来の技術〕
一般に、高温溶融物としての溶融ガラスを均質化する装
置としては、加熱炉中に収容された溶融ガラスを攪拌用
のスターラにて強制的に回転攪拌するようにしたものが
知られている(特公昭61−40604号公報参照)。
そして、溶融ガラスを連続的に供給するシステムに対し
て上記溶融ガラスの均質化装置を組み込む場合には、第
18図に示すように、上記加熱炉300として、溶融ガ
ラスGを加熱するための白金等の主加熱管301のほか
に、この主加熱管301の途中に白金等の分岐管302
を分岐させ、この分岐管302を介して主加熱管301
に溶融ガラスGを連続的に流入させ、主加熱管301内
に配設されたスターラ303にて加熱状態の溶融ガラス
Gを攪拌するように設計することが必要である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述した溶融ガラスの均質化装置の加熱炉3
00にあっては、給電端子部分には通常冷却装置を付設
しなければならないことから、分岐管302から主加熱
管301への溶融ガラスGの流入性を考慮すると、主加
熱管301と分岐管302との接続部分に給電端子を設
けることはできない。
このため、第18図に示すように、上記加熱炉300へ
の給電端子311ないし313の配設個所としては、上
記主加熱管301の上下端及び分岐管302の上端位置
が選定され、上記給電端子311及び312間に第一電
源320が介装されると共に、上記給電端子312及び
313間に第二電源330が介装されている。
ここで、上記第一電源320は、三相交流源のR,8間
の単相交流が供給される一次側コイル322及び上記給
電端子311,312間に接続される二次側コイル32
3を含む単相トランス321と、上記−次側コイル32
2に直列接続されるトライアック324と、電流設定器
326にて設定された電流値及び電流検出器327にて
検出された二次側電流iAに基づいてトライアック32
4のSCR点弧角度を制御し、二次側電流IAを設定電
流に保つ電流コントローラ(Automatic Cu
rrent Regulator、以下ACRと略記す
る)325とを備えている。
一方、上記第二電源330は、三相交流源のS。
1間の単相交流が供給される一次側コイル332及び上
記給電端子312,313間に接続される二次側コイル
333を含む単相トランス331と、上記−次側コイル
332に直列接続されるトライアック334と、電流設
定器336にて設定された電流値及び電流検出器337
にて検出された二次側電流iBに基づいてトライアック
334のSCR点弧角度を制御し、二次側電流[を設定
電流に保つACR335とを備えている。
このような装置において、上記溶融ガラスGの均質性を
良好に保つには、上記主加熱管301を均一に加熱する
ことが必要であり、主加熱管3゜lの電流密度を一定に
保たなければならない。
このような要件を充足するには、今、主加熱管301の
断面抵抗が等しいと仮定すれば、上記主加熱管301の
上部電流(上記第一電源320の二次側電流IAに相当
)と主加熱管301の下部電流(上記第一電源320の
二次側電流IAと第二電源330の二次側電流iBとの
合成電流ICに相当)とを等しく設定すればよい。
すなわち、第19図のベクトル図において、上記第一電
源320の二次側電流IA、第二電源330の二次側電
流IBを 1iAl  =  1iBl   両者の位
相差を60°に設定すれば、合成電流1cの絶対値は上
記IAの絶対値に等しくなり、上述した要件を充足する
ことは理論的には可能である。
ところが、上述したような電源装置において、SCR点
弧角度と夫々の電流iA、iB、icとの関係を調べて
見たところ、第20図に示すような結果が得られた。
同図によれば、主加熱管301の上部電流iAと合成電
流iCとを略一定に保てるのはほんの一点だけであり、
実質的に両者を一定に保つのは極めて困難である。
よって、上述した電源装置を適用したタイプにあっては
、主加熱管301を均一に加熱することは実質的に困難
となり、溶融ガラスGを均質化する上で大きな技術課題
になっている。
尚、このような技術課題は、上述したシステムに限られ
るものではなく、一部が共通する二つの通電発熱領域を
通電制御するシステムにおいて、各通電発熱領域の独自
部分、主びに共通部分の電流密度を任意に調整するよう
な要請がある場合において同様に生じ得るものである。
この発明は、以上の課題を解決するためになされたもの
であって、一部が共通する二つの通電発熱領域を通電制
御するシステムにおいて、各通電発熱領域の独自部分並
びに共通部分の電流密度を任意に調整することが可能な
加熱用電源装置及びこれを用いた加熱装置を提供するも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、この発明に係る加熱用電源装置は、第1図(
a)に示すように、一部が共通する第一通電発熱領域A
l  (図中左下がり斜線領域)及び第二通電発熱領域
A2  (図中右下がり斜線領域)への加熱用電源装置
を前提とし、上記第一通電発熱領域Atを加熱する第一
電源1と、上記第二通電発熱領域A2を加熱する第二電
源2と、各通電発熱領域AI 、A2の独自部分並びに
共通部分の電流密度を任意に調整する電流バランス手段
3とを備えたものである。
このような技術的手段において、上記電流バランス手段
3としては、上記機能を実現し得るものであれば適宜設
計変更して差し支えないが、構成の簡略化を図るという
観点からすれば、第一電源1、第二電源2そのものを工
夫(巻数比調整、電流位相差等)して電流バランス機能
を持たせるように設計することが好ましく、また、電流
ベクトル制御方式を積極的に利用するという観点からす
れば、位相調整手段を用いることが好ましい。
また、上記加熱用電源装置を用いた第一の加熱装置発明
は、第1図(b)に示すように、高温溶融物Gを加熱す
るための主加熱管4a及びこの主加熱管4aの途中から
分岐する高温溶融物流入用の分岐管4bからなる加熱炉
4と、上記加熱炉4の主加熱管4aを加熱する第一電源
1、上記分岐管4bを主加熱管4aと共に加熱する第二
電源2及び分岐管4b、主加熱管4aの上部、下部の各
電流密度を任意に調整する電流バランス手段3を備えた
加熱用電源装置D(第1図(a)に相当)とからなるも
のである。
このような技術的手段において、上記電流バランス手段
3の電流バランスの態様としては、各部において要請さ
れる電流密度分布に応じて適宜選定して差し支えないが
、例えば高温溶融物Gを均質にするというような要請化
にあっては、上記主加熱管4aの電流密度を一定にする
ことが必要である。
更に、溶融ガラスのような高温溶融物Gを均質化する加
熱装置にあっては、第1図(b)に示す装置構成に加え
て、第1図(b)に仮想線で示すように、上記主加熱管
4a内に回転可能に配設されて主加熱管4a内の高温溶
融物Gを強制的に回転攪拌する貴金属製のスターラ5を
付加することが必要である。
また、スターラ5が付加された加熱装置においては、ス
ターラ5回転時に電界泡が発生する事態が起こり、この
電界泡が高温溶融物Gの均質化を損なうことから、これ
を防止する観点から、第1図(b)に仮想線で示すよう
に、上記主加熱管4a及びスター95間の高温溶融物G
の生成起電力を消去する起電力消去手段6を付設するこ
とが好ましい。
この場合において、上記起電力生成手段6としては、起
電力に基づく電流を効果的に排出するようにしたり、上
記起電力を打ち消す手法(例えば、一方向のみ流出する
電荷量を計算し、強制的に打ち消し電荷量を流して等価
的に零にする手法)を採用する等適宜設計変更すること
ができる。
特に、起電力に基づく電流を効果的に排出する排流手段
としては、排流機能を実現できるものであれば適宜設計
変更して差し支えないが、装置構成の簡略化という観点
からすれば、上記主加熱管4a及びスター95間を単に
導電線にて接続するようにすることが好ましく、また、
排流機能を効果的に行うという観点からすれば、生成起
電力を振動電流によって積極的に打ち消すようにするこ
とが好ましい。
また、上記加熱用電源装置を用いた第二の加熱装置発明
は、第1図(c)に示すように、導電性の高温溶融物G
を収容し、三系統の電極7a〜7cからの通電にて収容
された高温溶融物Gを直接加熱する加熱炉7と、二系統
の電極7 a、 7 bに接続される第一電源1、他の
異なる二系統の電極7b。
7Cに接続される第二電源2及び加熱炉7内に収容され
た高温溶融物Gの各電極7a〜70間の電流密度を任意
に調整する電流バランス手段3を備えた加熱用電源装置
D(第1図(a)に相当)とからなるものである。
このタイプにおいて、加熱炉7の各系統の電極7a〜7
cの数については必ずしも一つである必要はなく、複数
に分岐していても差し支えない。
また、この発明においては、三系統の電極73〜7Cを
有する加熱炉7を対象としているが、他の系統の電極を
付加したものであっても差し支えなく、少なくとも、上
記三系統の電極7a〜7Cに対して第1図(C)の構成
を具備したものであれば本願の対象となり得る。
〔作用〕
上述したような技術的手段によれば、電流バランス手段
3が各通電発熱領域Al、A2の独自部分及び共通部分
の電流密度を任意に調整するので、各通電発熱領域の電
流密度分布は、所望のもの、例えば、所定の通電発熱領
域の独自部分と共通部分とで均一、あるいは両者間に所
定レベル差を与える等所望のものに設定され得る。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの発明の詳細
な説明する。
実施例1 4隻1旦基本1式 第2図は溶融ガラスGを均質化する装置にこの発明に係
る加熱装置を適用したものである。
同図において、符号10は白金からなる加熱炉であり、
断面抵抗が等しい円管状の主加熱管11と、この主加熱
管11の途中から分岐して溶融ガラスGの流入口となる
円管状の分岐管12と、主加熱管11の下端に接続され
て均質化された溶融ガラスGを排出するドレーン管13
とで構成されている。
そして、上記加熱炉lOの主加熱管11の上下端9分岐
管12の上端及びドレーン管13の下端には夫々給電端
子14ないし17が設けられており、各給電端子14な
いし17と加熱用電源装置30が接続され、主加熱管1
1が適宜温度に均一加熱されると共に、分岐管12が適
宜温度に加熱調製されるようになっている。尚、各給電
端子14ないし17には図示外の冷却手段が設けられて
いる。
また、符号20は上記加熱炉lOの主加熱管ll内に回
転可能に配設される白金製のスターテであり、回転シャ
フト21の先端側に例えば四枚の羽根22を等角度間隔
で配置したものである。そして、上記回転シャフト21
はその上端に連結フランジ21aを有し、駆動モータ2
3のシャフト24の連結フランジ24aに絶縁製パツキ
ン25を介して連結固定されている。
更に、この実施例において、上記加熱炉IOの主加熱管
11の下端給電端子15と上記回転シャフト21の連結
フランジ21aに摺接する導電ブラシ71との間には導
電線72を介して排流調製器80が接続されている。
従って、この実施例によれば、加熱炉10の主加熱管1
1に溶融ガラスGが連続的に供給され、主加熱管11に
て均一に加熱される溶融ガラスGは、スターテ20にて
強制的に攪拌され、溶融ガラスGが均質化した状態でド
レーン管13から排出される。
◎加熱用電源装置 第3図はこの実施例において採用される加熱用電源装置
の全体構成を示すブロック図である。
この実施例において、加熱用電源装置30は、上記主加
熱管11を加熱する第一電源40と、上記分岐管12を
主加熱管11と共に加熱する第二電源50と、上記ドレ
ーン管13を加熱する第三電源60とで構成されている
ここで、上記第一電源40は、三相交流源のR2S間の
単相交流が供給される巻数比n a +  n bが調
製可能な二段直列型−次側コイル42(具体的には42
a 、  42b )及び上記給電端子14,15間に
接続される二段直列型二次側コイル43(具体的には4
3a 、  43b )を含む二段直列型トランス41
と、上記−次側コイル42に直列接続されるトライアッ
ク44と、電流設定器46にて設定された電流値及び電
流検出器・17にて検出された二次側コイルAに基づい
てトライアック44のSCR点弧角度を制御し7、二次
側電流i Aを設定電流に保つACR45とを備えてい
る。
また、上記第二電源50は、三相交流源のR9下間の単
相交流が供給される一次側コイル52(具体的には52
a)及び三相交流源のS、T間の単相交流が供給される
一次側コイル52(具体的には52b)が直列接続され
、上記給電端子16と上記第一電源40の一対の二次側
コイル43の中間部位との間に接続される二段直列型二
次側コイル53(具体的には53a 、  53b )
を含む二段直列型トランス51と、上記−次側コイル5
2への導電線に夫々直列接続されるトライアック54な
いし56と、電流設定器58にて設定された電流値及び
電流検出器59にて検出された二次側電流IBに基づい
て各トライアック54〜56のSCR点弧角度を制御し
、二次側電流iBを設定電流に保つACR57とを備え
ている。
更に、上記第三電源60は、三相交流源の例えばR,T
間の単相交流が供給される一次側コイル62及び上記給
電端子15.17間に接続される二次側コイル63を含
む単相トランス61と、上記−次側コイル62に直列接
続されるトライアック64と、電流設定器66にて設定
された電流値及び電流検出器67にて検出された二次側
電流よりに基づいてトライアック64のSCR点弧角度
を制御し、二次側電流IDを設定電流に保つACR65
とを備えている。
更にまた、この実施例においては、上記第一電源40及
び第二電源50は夫々の二次側電流IA。
IBを適宜レベルに調製するほか、上記主加熱管11の
上部電流と主加熱管11の下部電流とを均一に調製する
電流バランサとしても機能するようになっている。
次に、この実施例に係る加熱用電源装置30の作動につ
いて説明する。
今、第一電源40.第二電源50の各トランス41.5
1に着目すると、上記トランス41の一次側コイル42
にはR,S間の単相交流が供給されるようになっている
ので、二次側電流iAは第4図に示すようなベクトル電
流として得られる。
一方、上記トランス51の一次側コイル52a。
52bにはR,T間及びT、S間の単相電流が供給され
て合成されるようになっているので、二次側電流iBは
第4図に示すようなベクトル電流として得られる。尚、
第4図中、S′は電流ベクトルを生成する上でSに対応
する点を示す。
第4図のベクトル図によれば、上記二次側電流iAとU
とは90°の位相差を具備していることが理解される。
また、上記第一電源40の二次側電流IAはそのまま上
記主加熱管11の上部から下部にかけて直接的に通過す
る一方、第二電源5oの二次側電流IBは、第一電源4
0のトランス41の二段直列型二次側コイル42a 、
  42b部分においてl/2に分流し、主加熱管11
の上部、下部へ流れる。
これらをベクトル図で表現すると、第5図に示すように
なる。
すなわち、主加熱管11の上部電流1up、下部電流f
dwは、 fup= fA +jfB/2 fdw= iA −J iB/2 −・・・・・(1)
となり、 第一電源40のトランス41内では、 (iA +jfB/2) na −(fA−jfB/2
) nb・・・・・・(2) が成立する。
ここで、上記−次側コイル42a、42bの巻数比n 
a r  n bをn @ ” n y ”” nとす
れば、(1)(2)式より1up−n= fdw−nと
なり、結局、t up= 1aw−−(3) の関係が成立する。
このような関係が成立する実施例に係る加熱用電源装置
において、SCR点弧角度と1uL  I dw。
IBとの関係を調べて見たところ、第6図に示すような
結果が得られた。尚、図中M領域は主加熱管11の通常
使用範囲を、N領域は分岐管12の通常使用範囲を示す
同図によれば、SCR点弧角度と無関係に上記主加熱管
11の上部電流tupと下部電流1dwとが略均−に調
製されることが把握され、また、上記分岐管12への流
入電流IBが任意に調製されることが把握される。
尚、この実施例においては、トランス41の一次側コイ
ル42a、42bの巻数比をna+nbを等しく設定し
たが、巻数比を変化させることにより、1up>IdW
あるいはiup<idwのように任意に調製することが
できる。
◎排流調製器の必要性 今、第7図及び第8図に示すように、主加熱管Ifの内
側半径をす、スターテ20の羽根22部分の半径をa、
その高さ寸法をH2溶融ガラスG(+イオンになってい
ると想定)の透磁率をμ。
真空の透磁率をμ。、電荷密度をσ、スターラ20の回
転角速度をωとし、スターテ20が回転する場合の主加
熱管11とスターテ20の羽根22間に生成される電位
差Vを検討する。
先ず、半径X点に位置する溶融ガラスGの微小部分の電
荷量dQは、 dQ=c ・2πx dx −H−(4)であることか
ら、半径X点における電流18は、i、 =dQ/(2
π/ω) =(cy−2πx  dx  −H)/(2π/  ω
):σωH−x dx・・・(5) であり、上記X点の磁束密度Bは、 [3”μo us aHωx dx−(6)で表される
よって、上記微小部分の電界dEは、電流18の回転速
度Vと上記磁束密度とのベクトル外積をとって、 dE:vx B:χ ω 拳(μ o  μ s  L
yHω X dx)・tto  us  (7Hω”x
”dx  −(7)となり、溶融ガラス0間の電界Eは
、(7)式をa −bの範囲で積分することにより、E
:f dE=(H/3)ω” μo a s c (b
’−C3)・・・(8) となり、スターラ20側から主加熱管ll側へ電流が流
れる。
従って、主加熱管11とスターテ20の羽根22との間
の溶融ガラスGの電位差Vは、上記(8)式をa −b
の範囲で積分することにより、V=fEdx=(H/3
) ω2tto us σ(b3−a’)(b−a)・
・・(9) で表される。
それゆえ、主加熱管11とスターテ20の羽根との間の
溶融ガラスGには、理論的に上記スターテ20の回転速
度に比例する起電力が生成されることになり、現に、上
記スターテ20の回転速度に比例する起電力が生成され
ることが実験的に確認された。
尚、上記スターテ20が回転しなくても、主加熱管11
内のスターテ20の羽根22上部、下部に温度差がある
場合にも、主加熱管11とスターテ20の羽根22との
間に起電力が生成されることがあり得る。
このような分析のもとに、本発明者は、上記起電力Vに
起因して溶融ガラスG内のイオンがアンバランスになっ
て、電界泡(成分酸素)が生成されるものと推定し、上
記起電力■に基づ(電流を効果的に排出させるために、
後述する排流調製器80を設けるようにしたのである。
◎排流調製器 この実施例に係る排流調製器80は加熱炉10の主加熱
管11とスターテ20の羽根22との間の生成起電力■
の排流調製機能に加えて、スターテ20の異常検知機能
をも備えており、具体的には第9図に示すような回路構
成になっている。
同図において、符号81は加熱炉lOとスターテ20と
に接続されて加熱炉10及びスター920間の生成起電
力Vが入力されるスターテ端子、82はスターテ端子8
1からの入力電圧に基づいてスターテ20が正常に動作
しているか否かを検知するメータリレー 83はメータ
リレー82に接続されて二系統の時間設定か可能なツイ
ンタイマ、84はツインタイマ83用の電源スィッチ、
85はツインタイマ83の使用、不使用のための選択ス
イッチ、86はチョークコイル、87はエネルギ吸収用
の抵抗、88は無極性の進相用コンデンサ、89は上記
ツインタイマ83にて設定された時間Ta、Tbだけ導
通ずる常開接点89a常閉接点89bを有するタイマス
イッチ、90は絶縁変換器、91及び92は回路電流測
定用の精密抵抗及び可変抵抗、93はメータリレ−82
動作時の保持リレー 94はスターラ20異常時に点灯
する警報ランプ、95はメータリレー82の上限接点、
96はメータリレー82の下限接点、97はメータリレ
ー82の上限、下限動作時の保持リレー 98はスター
ラ20異常時の警報動作が完了した際の警報リセットス
イッチ、99は電源端子、100はトランス、101は
ディジタル電流計、102は記録計端子である。
この実施例において、上記排流調製器80の排流調製機
能部は例えば第10図の原理回路にて表される。
同図において、チョークコイル86のインダクタンスを
り、コンデンサ87の静電容量をC1抵抗88の抵抗値
をRとする。
同回路の基本動作は、タイマスイッチ89が接点89a
 、  89bを交互に閉じ、コンデンサ87の電荷を
常に零にするようになっている。そして、コンデンサ8
7に電荷が零の状態で、タイマスイッチ89が常開接点
89aを閉じるとき、予めし。
C,Rで回路定数を振動系(発振条件)に選んでおけば
、回路電流には交流しか発生せず、加熱炉lO及びスタ
ーテ20に電気分極が生ずることはなく、加熱炉IOと
スターテ20との間の溶融ガラスGのイオンは中性化す
る。
このことを理論的に解析してみると、上記タイマスイッ
チ89が常開接点89aを閉じている場合には、 V=(1/C)  f  idt+iR+l、di/d
t  −(10)が成立する。
今、m=R/2L、n= (((1/LC)−(R/2
L)”)1/LC>(R/2L)”(発振条件)とすれ
ば、上記(10)式の解(電流i、電圧V、コンデンサ
電荷q)は、 1=(V/L  n)e−一 ・ sin  (nt)
  −(11)であり、 v=V[1−e−”   (eos  (nt)+(m
/n)sin(n))  ]m=[i  e−”  ・
 sin   ((t/n)+tan  −’(r+/
m))・・・(12) であり、 q =Cv =CV[1−e−”  ・sin  f(t/n)+t
an −’(n/+n))(13) である。
上記(11)  (12)  (13)式より曲線を作
図すれば、第11図及び第12図に示すようになる。
同図においては、電流iは次第に減衰する交流(振動電
流)であり、電圧Vは起電力Vを収束点として次第に減
衰し、更に、コンデンサ電荷qははCVを収束点として
次第に減衰していることが理解される。
そして、上記コンデンサ電荷qが収束点に達した時点、
言い換えれば、コンデンサ87が充電容量が満杯になっ
た段階において、上記タイマスイッチ89を接点89b
側に切り換えるようにすれば、第12図に示すように、
コンデンサ87に充電された電荷が放電され、エネルギ
吸収用の抵抗58で吸収されるのである。
更に、この実施例に係る溶融ガラスの均質化性能を評価
するために、導電線72.排流調製器80を設けないタ
イプを比較例とし、同一条件下にて電解泡の発生度合を
調べたところ、比較例のものが1分間に0.1mm径の
電解泡が3個発生したのに対し、実施例のものは数分間
のうちにおいても電解泡の発生は全く見られず、この実
施例に係るものの優位性が確認された。
尚、上記排流調製器80を用いずに、導電線72にて短
絡させたタイプに対して同一条件下にて電解泡の発生度
合を調べたところ、1分間に0゜1mm径の電解泡が1
個発生したに過ぎず、実施例のものに比べて電解泡の発
生度合を抑える機能は若干落ちるが、電解泡の発生度合
をかなり少なくすることが確認された。
実施例2 第13図は実施例1と同様な加熱装置に採用される加熱
用電源装置の概略構成を示す。尚、実施例1と同様な構
成要素については実施例1と同様な符号を付してここで
はその詳細な説明を省略する。
この実施例に係る加熱用電源装置30は、上記主加熱管
11を加熱する第一電源11Oと、上記分岐管12を主
加熱管11と共に加熱する第二電源120と、上記第二
電源120の二次側電流IBの位相を制御する位相コン
トローラ130とを備えている。
ここで、上記第一電源110は、三相交流源のR,8間
の単相電流が供給される一次側コイル112及び給電端
子14.15間に接続される二次側コイル113を含む
単相トランス111と、上記−次側コイル112に直列
接続されるトライアック114と、電流設定器116に
て設定された電流値及び電流検出器117にて検出され
た二次側電流iAに基づいて、トライアック114のS
CR点弧角度を制御し、二次側電流fAを設定電流に保
つACRI 15とを備えている。
また、上記第二電源120は、−次側コイル122及び
給電端子15.16間に接続される二次側コイル123
を含む単相トランス121と、三相交流源の各単相交流
が入力され、電流設定器126にて設定された電流値及
び電流検出器127にて検出された二次側電流iBに基
づいて、二次側電流IBを設定電流に保つべく一次側電
流を制御するトライアック125とを備えている。
そして、上記位相コントローラ130は、電流検出器1
31にて検出された主加熱管11の下部電流ic  (
iA+iBに相当)に基づいて上記トライアック125
を制御し、 目At  =  ticとなるように第二
電源120の二次側電流iBの位相をシフトさせるもの
である。
次に、この実施例に係る加熱用電源装置の作動について
説明する。
第一電源110の二次側コイルAは第一電源11Oによ
り絶対値のみ制御される。
一方、第二電源120の二次側電流Uは、上記トライア
ック125及び位相コントローラ130からなるベクト
ルコントローラにて、所定の絶対値並びニ1fAl  
=  1fcl  になるように位相調整される。
これらをベクトル図を用いて説明すると第14図に示す
ようになる。
同図において、 1iAl  =  1icl  とな
るように0点を頂角αとする二等辺三角形を考え、この
状態を満足するように、上記電流iA、iBの位相差θ
(0くθく180°)を設定するようにすればよいので
ある。
このような方式を採用すれば、上記主加熱管11の上部
電流(電流iAに相当)と主加熱管11の下部電流(電
流ICに相当)とを均一にすることができる。
更に、この実施例においては、上記ベクトル図の位相差
θを適宜制御することにより、主加熱管11の上部電流
と下部電流とを適宜調整することができる。
より具体的には、例えば第15図1領域に示すように、
iBがIAよりθlだけ進んでいるとすれば、上記主加
熱管11の下部電流ICは同図のようになり、合成電流
iCをIAより大きく調整することができる。
一方、第15図1領域に示すように、UがIAよりθ2
だけ遅れているとすれば、上記主加熱管IIの下部電流
ICは同図のようになり、合成電流iCをIAより小さ
く調整することができる。
尚、第15図中電流iAが点線で示すように設定された
場合には、上記合成電流iCは点線で示すように変化す
る。
それゆえ、この実施例において、上記電流IA。
fBの絶対値割合がiAが100%に対して70%であ
るとすると、合成電流iCの電流制御範囲は30%〜1
70%になる。
実施例3 第16図は溶融ガラス(溶融状態では導電性)を電気溶
融する電気窯(加熱炉)にこの発明を適用したものであ
る。
同図において、符号200は平面図示の電気窯であり、
そのX方向両側壁200a、200bに夫々電極211
.212を設ける一方、y方向の一側壁200cには溶
融ガラスGの投入口201を開設すると共に、この投入
口201を挟んで一対の電極213(具体的には213
a、213b)を設けたものである。
また、この電気窯200に適用される加熱用電源装置の
基本構成は実施例1のものと同様であり、上記−組の電
極211,212間の溶融ガラスGを主として加熱する
第一電源220と、上記電極213並びに各電極211
,212間の溶融ガラスGを主として加熱する第二電源
230とで構成されている。
ここで、上記第一電源220は、三相交流源のR,3間
の単相交流が供給される巻数比1’1.、nbが調整可
能な二段直列型−次側コイル222(具体的には222
a、222b)及び電極211,212間に接続される
二段直列型二次側コイル223(具体的には223a、
223b)を含む二段直列型トランス221と、上記−
次側コイル222に直列接続されるトライアック224
と、電流設定器226にて設定された電流値及び電流検
出器227にて検出された二次側電流IAに基づいてト
ライアック224のSCR点弧角度を制御し、二次側電
流iAを設定電流に保つACR225とを備えている。
また、上記第二電源230は、三相交流源のR9下間の
単相交流が供給される一次側コイル232(具体的には
232a )及び三相交流源のS、 T間の単相交流が
供給される一次側コイル232(具体的には232b 
)が直列接続され、上記電極213と第一電源220の
一対の二次側コイル223の中間部位との間に接続され
る二段直列型トランス231と、上記−次側コイル23
2への導電線に夫々直列接続されるトライアック234
ないし236と、電流設定器238にて設定された電流
値及び電流検出器239にて検出された二次側電流iB
に基づいてトライアック234〜236のSCR点弧角
度を制御し、二次側電流iBを設定電流に保つACR2
37とを備えている。
従って、この実施例によれば、上記第一電源220及び
第二電源230の各二次側電流i A、 i−nは90
°の位相差を有しており、上記第一電源220の二次側
電流fAはそのまま電極211から溶融ガラスGを経て
電極212へと流れ、また、第二電源230の二次側電
流iBは1/2に分流して電極211,212から溶融
ガラスGを経て電極213a、213bへと流れる。
この状態をベクトル図で示すと、電極211の通過電流
工M及び電極212の通過電流INは第17図で示すよ
うになる。
それゆえ、電気窯200の運転方法によって、例えば、
1A−0にすると、電極211.212への印加電圧が
等しくなり、電極211,212間の電位差は零になる
。この結果、IBのみが電極211.212から電極2
13にかけて溶融ガラスG内を分流して流れることにな
り、溶融ガラスGの投入口201を挟んだ両側部分が集
中的に加熱されることになる。
また、上記電流iAを適宜調整すると、この電流iAは
電極211から212にかけて溶融ガラスG内を流れる
ことになり、電極211,212間の溶融ガラスGが集
中的に加熱されることになる。
尚、この実施例における電気窯200の加熱用電源装置
に変えて、実施例2記載の加熱用電源装置を適用できる
ことは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、請求項1記載の加熱用電源装
置によれば、一部が共通する二つの通電発熱領域を通電
加熱するに当たって、電流バランス手段にて各通電発熱
領域の独自部分、共通部分の電流密度を任意に調整でき
るようにしたので、二つの通電発熱領域での発熱分布を
使用目的に応じて極めて容易に最適化することができる
特に、請求項2記載のものによれば、第一電源、第二電
源自体を工夫して電流バランス手段を構成するようにし
たので、装置構成の簡略化を図ることができる。
一方、請求項3記載のものによれば、通電発熱領域へ流
入する電流を直接的に位相調整するようにしたので、電
流バランス機能を極めて確実に実現することができる。
また、請求項4記載の加熱装置によれば、溶融ガラス等
の高温溶融物を連続的に供給する分岐管付きの主加熱管
からなる加熱炉に対し、主加熱管及び分岐管への電流密
度を任意に調整することができるので、高温溶融物を加
熱処理する際の温度分布の最適化を極めて容易に実現す
ることができる。
更に、請求項5記載のものによれば、請求項4記載の加
熱炉の主加熱管の電流密度を均一にすることができるの
で、主加熱管内の高温溶融物を均一加熱することが可能
になり、その分、温度むらによる高温溶融物の不均質化
を有効に回避することができる。
更にまた、請求項6記載のものによれば、請求項5記載
の加熱装置に攪拌用のスターラを組み込んだので、溶融
ガラス等の高温溶融物の均質化をより促進させることが
できる。
特に、請求項7記載のものによれば、請求項6記載の加
熱装置の主加熱管及びスターラ間の高温溶融物の生成起
電ノ〕を消去して主加熱管及びスターラの電気分極を防
止するようにしたので、高温溶融物内のイオンを中性化
することが可能になる。
このため、高温溶融物内の酸素イオンの気泡反応を抑え
ることができ、その分、電解泡の発生を有効に回避でき
、電解泡の残留による高温溶融物の不均質化を防止する
ことができる。
また、請求項8記載の加熱装置によれば、溶融ガラス等
の高温溶融物を三系統の電極にて直接通電加熱する加熱
炉に対し、各電極相互間での溶融ガラスの電流密度を任
意に調整することができるので、高温溶融物を直接加熱
処理する際の加熱温度分布の最適化を極めて容易に実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの発明に係る加熱用電源装置の概略構
成を示す説明図、第1図(b)(c)はこの発明に係る
加熱装置の概略構成を示す説明図、第2図は実施例1に
係る加熱装置の概略構成を示す説明図、第3図は実施例
1に係る加熱用電源装置を示す回路図、第4図は第一電
源、第二電源の二次側電流の関係を示すベクトル図、第
5図は主加熱管の上部電流、下部電流の関係を示すベク
トル図、第6図はSCR点弧角度と主加熱管の上部電流
、下部電流及び分岐管への流入電流との関係を示すグラ
フ図、第7図は主加熱管とスターテとの関係を示す模式
図、第8図は第7図中■−■線断面模式図、第9図は実
施例1で用いられる排流調整器の詳細を示す回路図、第
1O図は第9図の回路の排流動作原理を示す等価回路、
第11図は第10図の回路の動作過程を示すタイミング
チャート、第12図は第10図の回路の排流動作過程の
タイミングチャート、第13図は実施例2に係る加熱用
電源装置を示す回路図、第14図は実施例2における主
加熱管の上部電流、下部電流及び分岐管への流入電流の
関係を示すベクトル図、第15図は主加熱管の下部電流
を変化させる際の各電流の状態を示すタイミングチャー
ト、第16図は実施例3に係る加熱装置の概略を示す説
明図、第17図は実施例3の各電源電流の関係を示すベ
クトル図、第18図は従来における加熱装置の概略を示
す説明図、第19図は主加熱管の上部電流と下部電流と
を均一にする際の条件を示すベクトル図、第20図は従
来の加熱装置において、SCR点弧角度と主加熱管の上
部電流、下部電流及び分岐管への流入電流との関係を示
すグラフ図である。 〔符号の説明〕 Al・・・第一通電発熱領域 A2・・・第二通電発熱領域 D・・・加熱用電源装置 G・・・高温溶融物 ■・・・第一電源 2・・−第二電源 3・・・電流バランス手段 4・・・加熱炉 4a・・・主加熱管 4b・・・分岐管 5・・・スターテ 6・・・起電力消去手段 7・・・加熱炉

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一部が共通する第一通電発熱領域(A1)及び第二
    通電発熱領域(A2)への加熱用電源装置において、第
    一通電発熱領域(A1)を加熱する第一電源(1)と、 第二通電発熱領域(A2)を加熱する第二電源(2)と
    、 各通電発熱領域(A1、A2)の独自部分並びに各通電
    発熱領域(A1、A2)の共通部分の電流密度を任意に
    調整する電流バランス手段(3)とを備えたことを特徴
    とする加熱用電源装置。 2)請求項1記載のものにおいて、 上記電流バランス手段(3)は、二系統の一次側コイル
    の巻数比が調整可能な二段直列型トランスにて第一電源
    (1)を構成し、第一電源(1)及び第二電源(2)か
    らの電流位相差を90゜にすると共に、第二電源(2)
    からの電流を1/2に分流して第一通電発熱領域(A1
    )の両端へ通電するようにしたものであることを特徴と
    する加熱装置。 3)請求項1記載のものにおいて、 上記電流バランス手段(3)は、少なくともいずれか一
    方の電源電流の位相が調整される位相調整手段を包含し
    ていることを特徴とする加熱装置。 4)高温溶融物(G)を加熱するための主加熱管(4a
    )及びこの主加熱管(4a)の途中から分岐する高温溶
    融物流入用の分岐管(4b)からなる加熱炉(4)と、 上記加熱炉(4)の主加熱管(4a)を加熱する第一電
    源(1)、上記分岐管(4b)を主加熱管(4a)と共
    に加熱する第二電源(2)及び分岐管(4b)、主加熱
    管(4a)の上部、下部の各電流密度を任意に調整する
    電流バランス手段(3)を備えた請求項1ないし3いず
    れか記載の加熱用電源装置(D)とからなることを特徴
    とする加熱装置。 5)請求項4記載のものにおいて、 電流バランス手段(3)は、主加熱管(4a)の電流密
    度を均一にするものであることを特徴とする加熱装置。 6)高温溶融物(G)を加熱するための主加熱管(4a
    )及びこの主加熱管(4a)の途中から分岐する高温溶
    融物流入用の分岐管(4b)からなる加熱炉(4)と、 請求項5記載の加熱炉(4)の加熱用電源装置(D)と
    、 上記主加熱管(4a)内に回転可能に配設されて主加熱
    管(4a)内の高温溶融物(G)を強制的に回転攪拌す
    る貴金属製のスターラ(5)とを備えた加熱装置。 7)高温溶融物(G)を加熱するための主加熱管(4a
    )及びこの主加熱管(4a)の途中から分岐する高温溶
    融物流入用の分岐管(4b)からなる加熱炉(4)と、 請求項5記載の加熱炉(4)の加熱用電源装置(D)と
    、 上記主加熱管(4a)内に回転可能に配設されて主加熱
    管(4a)内の高温溶融物(G)を強制的に回転攪拌す
    る貴金属製のスターラ(5)と、 上記主加熱管(4a)及びスターラ(5)間の高温溶融
    物(G)の生成起電力を消去する起電力消去手段(6)
    とを備えたことを特徴とする加熱装置。 8)導電性の高温溶融物(G)を収容し、三系統の電極
    (7a、7b、7c)からの通電にて収容された高温溶
    融物(G)を直接加熱する加熱炉(7)と、二系統の電
    極(7a、7b)に接続される第一電源(1)、他の異
    なる二系統の電極(7b、7c)に接続される第二電源
    (2)及び加熱炉(7)内に収容された高温溶融物(G
    )の各電極(7a、7b、7c)間の電流密度を任意に
    調整する電流バランス手段(3)を備えた請求項1ない
    し3いずれかに記載の加熱用電源装置(D)とからなる
    加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010022411A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Daishin Kogyo Kk 車載用カーペット及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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