JPH03131246A - 超音波処置装置 - Google Patents

超音波処置装置

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JPH03131246A
JPH03131246A JP1269675A JP26967589A JPH03131246A JP H03131246 A JPH03131246 A JP H03131246A JP 1269675 A JP1269675 A JP 1269675A JP 26967589 A JP26967589 A JP 26967589A JP H03131246 A JPH03131246 A JP H03131246A
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signals
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Toshihiko Suzuta
敏彦 鈴田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、超音波処置機能に加え、高周波焼灼機能を
備えた超音波処置装置に関する。
[従来の技術] 一般に、超音波処置装置は超音波エネルギを不要組織や
骨に集中させ、不要組織の破砕、吸引や骨の切断に威力
を発揮するもので、広い手術分野で利用されている。特
に、血管等の弾力的組織を残して実質組織を吸引できる
ため、肝切除に用いられることが多い。
一方、高周波焼灼装置(電気メス装置とも称す)は外科
手術に欠くことができないもので、皮膚の切開、筋肉と
軟骨の隔離等に有効である。特に、術部の止血、凝固に
威力を発揮する。
この超音波処置機能と高周波焼灼機能を一つの装置で併
用することができれば、中断のない迅速かつ良好な手゛
術を行なうことができ、便利である。
たとえば、超音波処置治療によって組織を破砕。
乳化する段階で、血管を損傷して出血を招いた場合、直
ちに止血、凝固の対策が可能である。
この併用を可能とするものとして、たとえば実公昭60
−33926号公報、実公昭60−33925号公報、
実開昭62−90612号公報、および実開昭62−9
0611号公報な、どに示されるものがある。
また、併用を可能とする装置の一例を第7図に示す。
図面において、1はハンドピースで、超音波振動子2を
有している。この超音波振動子2は、複数枚たとえば三
枚の圧電素子と、これら圧電素子のそれぞれ両面に接す
る四枚の電極とを積層したものである。
また、ハンドピース1は、ホーン3およびプローブ4か
らなる超音波伝達体を有しており、超音波振動子2の超
音波振動をホーン3で増幅し、それをプローブ4によっ
て被処置部の治療対象組織5に伝達するようになってい
る。
治療対象組ta5には患者プレート6が当接されるよう
になっている。
上記超音波振動子2は出カドランス7を介して増幅器8
の出力端に接続され、増幅器8の入力端は超音波信号発
生器(電圧@卸売振器、VCO)9に接続されている。
この超音波信号発生器9は、超音波振動子駆動用の超音
波信号を発するものである。
また、ハンドピース1が、アクティブコードAおよびバ
イパスフィルタのコンデンサ14を介して、出カドラン
ス15の二次コイルの一端に接続されている。
患者プレート6が、患者コードPおよびバイパスフィル
タのコンデンサ14を介し、出カドランス15の二次コ
イルの他端に接続されている。
出カドランス15の一次コイルは増幅器16の出力端に
接続され、増幅器16の入力端は裔周波信号発生器17
に接続されている。この高周波信号発生器17は、高周
波焼灼用の冨周波信号を発するものである。
一方、増幅器8の8力信号の電圧が電圧検出部10によ
り検出され、かつ増幅器8の出力信号の電流が電流検a
部11により検出され、検出される電圧、電流のそれぞ
れの位相が位相比較器12で比較される。
この位相比較器12は位相差に対応するレベルの電圧を
出力するもので、その出力は高域カット用のLPF (
ローパスフィルタ)13を介して超音波信号発生器9に
供給されるようになりでいる。
すなわち、操作g(図示しない)で処置開始操作を行な
うと、超音波信号発生器9が動作して超音波信号が発せ
られるとともに、高周波信号発生′a17が動作して高
周波信号が発せられる。
超音波信号発生器9から発せられる超音波信号は増幅器
8で増幅され、かつ出カドランス7で昇圧され、ハンド
ピース1の超音波振動子2に印加される。これにより、
超音波振動子2が超音波振動を起こしく電気エネルギが
機械エネルギに変換される)、その超音波振動がホーン
3およびプローブ4を介して治療対象組織5に伝えられ
る。
したがって、組織の破砕や竹の切断を行なうことができ
、破砕した切片はプローブ4の中を通り、外部に吸引、
排出される。
高周波信号発生器17から発せられる高周波信号は増幅
器16で増幅され、かつ出カドランス15で昇圧され、
ホーン3.プローブ4.および患者プレート6を通して
治療対象mv&5に流れる。
したがって、上記の超音波処置治療を行ないながら、高
周波焼灼による止血、li固を行なうことができる。
つまり、出血を防ぎながら手術を行なうことができ、中
断のない迅速かつ良好な手術が可能になるとともに、安
全性の向上が図れる。
一方、増幅器8の出力信号の電圧が電圧検出部10を介
して検出され、かつ増幅器8の出力信号の電流が電流検
出部11を介して検出され、検出される電圧、電流のそ
れぞれの位相が位相比較器12で比較される。
位相比較器35の比較結果は高周波信号発生器11にフ
ィードバックされ、PLL (位相同期)回路が構成さ
れる。
たとえば、超音波振動子2の駆動周波数が共振周波数よ
り高い場合、超音波信号は電圧の位相が電流の位相より
も進んでおり、それに対処して位相比較器12の出力電
圧が負方向へ下がる。すると、超音波信号発生器9の発
振周波数が下がり、超音波信号の周波数が上記共振周波
数へと近付く。
こうして、超音波振動子2を共振点(電圧と電流の位相
差が零度)で駆動し、エネルギの変換効率を高めるよう
にしている。
[発明が解決しようとする課ffi] しかしながら、上記の装置では、ハンドピース1に供給
される高周波信号が出カドランス7の結合容量を介して
電圧検出部10および電流検出部11に浸入し、PLL
回路が誤動作するという不具合がある。
すなわち、第8図に示すように、電圧検出部10の検出
電圧および電流検出部11の検出電流に高周波信号が重
畳し、位相比較器12内の位相差検出信号に°ばらつき
゛が生じて正確な位相差検出ができなくなり、それがP
LL回路の誤動作となって現われてしまう。
こうなると、超音波振動子2を共振点(電圧と電流の位
相差が零度)で駆動できなくなり、エネルギの変換効率
が下がって安定かつ良好な超音波処置が困難となる。
なお、超音波処置のみを単独で行なった場合の検出電圧
、検出電流、および位相差検出信号を第9図に示してい
る。
この発明は上記のような事情に考慮してなされたもので
、その目的とするところは、超音波処置機能と高周波焼
灼機能を併せ持つことができ、中断のない迅速かつ円滑
な処置を可能とするとともに、・超音波信号に対する高
周波信号の影響を回避して常に安定かつ良好な超音波処
置を可能とする超音波処置装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明は、超音波振動子と、この超音波振動子の超音
波振動を被処置部へ伝達する超音波伝達体と、超音波振
動子駆動用の超音波信号を発する超音波信号発生手段と
、高周波焼灼用の高周波信号を発する高周波信号発生手
段と、この高周波信号発生手段から発せられる高周波信
号を上記超音波信号に応じて変調する変調手段とを具備
し、超音波信号を超音波振動子に与え、変調手段の出力
信号を超音波伝達体に与える構成とする。
[作用] 超音波信号発生手段から発せられる超音波信号が超音波
振動子に与えられ、超音波振動子が駆動される。また、
高周波fz号発生手段から発せられる高P4波信号が超
音波伝達体に与えられ、高周波焼灼か行なわれる。この
とき、高周波信号は超音波信号に応じて変調され、超音
波信号に対する高周波信号の影響が回避される。
[実施例] 以下、この発明の第1実施例について図面を参照して説
明する。なお、図面において第7図と同一部分には同一
符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1図に示すように、上限値設定回路21および下限値
設定四路22が設けられ、この上限値設定回路21およ
び下限値設定回路22のそれぞれ出力電圧と超音波信号
発生器9から発せられる超音波信号の電圧とがウィンド
ウコンパレータ23に供給されるようになっている。
ウィンドウコンパレータ23は、超音波信号の電圧が上
限値設定回路21の上限値電圧よりも高いとき、および
超音波信号の電圧が下限値設定回路22の下限値電圧よ
りも低いとき、それぞれ論理“1゛信号を出力するもの
である。
また、高周波信号発生器17の出力端と増幅回路16と
の接続ラインにゲート回路24が挿接され、そのゲート
回路24にウィンドウコンパレータ23の出力信号が供
給されるようになっている。
ゲート回路24は、ウィンドウコンパレータ23の出力
信号が論理“1゛のとき開き、高周波信号発生器17の
高周波信号を通すものである。
こうして、上限値設定回路21.下限値設定回路22.
ウィンドウコンパレータ23.およびゲート回路24に
より、超音波信号の電圧に応じて高周波信号を変調する
変調手段を構成している。
つぎに、上記のような構成において第2図を参照しなが
ら作用を説明する。
操作部(図示しない)で処置開始操作を行なうと、超音
波信号発生器9が動作して超音波信号が発せられるとと
もに、高周波信号発生器17が動作して高周波信号が発
せられる。
このとき、超音波信号の電圧と上限値設定回路21およ
び下限値設定回路22の出力電圧とがウィンドウコンパ
レータ23で比較され、超音波信号の電圧が上限値設定
回路21の上限値電圧よりも高いとき、および超音波信
号の電圧が下限値設定回路22の下限値電圧よりも低い
とき、それぞれウィンドウコンパレータ23から論f!
&!“1”信号が出力される。
ウィンドウコンパレータ23の出力が論理“12のとき
は、ゲート回路24において高周波信号が抽出される。
ウィンドウコンパレータ23の出力が論理′0“のとき
は、ゲート回路24において高周波信号が遮断される。
超音波信号発生器9から発せられる超音波信号は増幅器
8で増幅され、かつ比カドランス7で昇圧され、ハンド
ピース1の超音波振動子2に印加される。これにより、
超音波振動子2が超音波振動を起こしく?!!気エネル
ギが機械エネルギに変換される)、その超音波振動がホ
ーン3およびプローブ4を介して治療対象組織5に伝え
られる。
したがって、組織の破砕や骨の切断を行なうことができ
、破砕した切片はプローブ4の中を通り、外部に吸引、
排出される。
ゲート回路24で抽出される高周波信号は増幅器16で
増幅され、かつ出カドランス15で昇圧され、ホーン3
.プローブ4.および患者プレート6を通して治療対象
組15に流れる。
したがって、上記の超音波処置治療を行ないながら、高
周波焼灼による止血、凝固を行なうことができる。
つまり、出血を防ぎながら手術を行なうことができ、中
断のない迅速かつ良好な手術が可能になるとともに、安
全性の向上が図れる。
一方、増幅器808力信号の電圧が電圧検出部10を介
して検出され、かつ増幅器8の出力信号の電流が電流検
出部11を介して検出され、検出される電圧、電流のそ
れぞれの位相が位相比較器12で比較される。
この場合、ハンドピース1に供給される高周波信号が出
カドランス7の結合容量を介して電圧検出部10および
電流検出部11に侵入するが、侵入する高周波信号はウ
ィンドウコンパレータ23およびゲート回路24の変調
作用により超音波信号電圧の零V点(零クロス点)付近
から外れており、よって超音波信号の位相のみが正確に
検出され、比較される。
位相比較器12の比較結果は高周波信号発生器9にフィ
ードバックされ、PLL (位相同期)回路が構成され
る。
すなわち、たとえば超音波振動子2の駆動周波数が共振
周波数より高い場合、超音波信号は電圧の位相が電流の
位相よりも進んでおり、それに対処して位相比較器12
の出力電圧が負方向へ下がる。すると、超音波信号発生
器9の発振周波数が下がり、超音波信号の周波数が上記
共振周波数へと近付く。
このPLL回路の構成に当たっては、上記したように超
音波信号の電圧および電流の位相が正確に検出されてフ
ィードバックされるので、高周波信号による誤動作は生
じない。
こうして、超音波振動子2が共振点(電圧と電との位相
差が零度)で駆動され、エネルギの変換効率が高められ
る。これにより、常に安定かつ良好な超音波処置を行な
うことができる。
この発明の第2実施例を第3図により説明する。
なお、図面において第1図と同一部分には同一符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
超音波信号発生器17の出力端と増幅器16との接続ラ
インにAM変調器30が挿接され、そのAM変調器30
に超音波信号が入力される。
AM変調器30は、超音波13号の電圧に応じて高周波
信号を振幅変調するものである。
第4図を参照しながら作用を説明する。
操作部(図示しない)で処置開始掃作を行なうと、超音
波信号発生器9が動作して超音波信号が発せられるとと
もに、高周波信号発生器17が動作して高周波信号が発
せられる。
超音波信号発生器9から発せられる超音波信号は増幅器
8で増幅され、かつ出カドランス7で昇圧され、ハンド
ピース1の超音波振動子2に印加される。これにより、
超音波振動子2が超音波振動を起こしく電気エネルギが
機械エネルギに変換される)、その超音波振動がホーン
3およびプローブ4を介して治療対象組織5に伝えられ
る。
したがって、組織の破砕や骨の切断を行なうことができ
、破砕した切片はプローブ4の中を通り、外部に吸引、
排出される。
高周波信号発生器17から発せられる高周波信号はAM
変調器30に供給され、そこで超音波信号の電圧に応じ
て振幅変調される。
すなわち、超音波信号の電圧が零■点(零クロス点)の
ときは振幅が零で、超音波信号の電圧がピークレベルに
近付くに従って振幅が大きくなる高周波信号がAM変調
器30から出力される。
AM変調器30から出力される高周波信号は増幅器16
で増幅され、かつ出カドランス15で昇圧され、ホーン
3.プローブ4.および患者プレート6を通して治療対
象組vi5に流れる。
したがって、上記の超音波処置治療を行ないながら、高
周波焼灼による止血、凝固を行なうことができる。
つまり、出血を防ぎながら手術を行なうことができ、中
断のない迅速かつ良好な手術が可能になるとともに、安
全性の向上が図れる。
一方、増幅器8の出力信号の電圧が電圧検出部10を介
して検出され、かつ増幅器8の出力信号の電流が電流検
出部11を介して検出され、検出される電圧、電流のそ
れぞれの位相が位相比較器12で比較される。
この場合、ハンドピース1に供給される高周波信号が出
カドランス7の結合容量を介して電圧検出部10および
電流検出部11に侵入するが、侵入する高周波信号はA
M変調器3oの変調作用により超音波信号電圧の零V点
(零クロス点)から外れており、よって超音波信号の位
相のみが正確に検出され、比較される。
位相比較器12の比較結果は高周波信号発生器9にフィ
ードバックされ、PLL (位相同期)回路が構成され
る。
すなわち、たとえば、超音波振動子2の駆動周波数が共
振周波数より高い場合、超音波信号は電圧の位相が電流
の位)目よりも進んでおり、それに対処して位相比較器
12の出力電圧が負方向へ下がる。すると、超音波信号
発生器9の発振周波数が下がり、超音波信号の周波数が
上記共振周波数へと近付く。
このPLL回路の構成に当たっては、上記したように超
音波信号の電圧および電流の位相が正確に検出されてフ
ィードバックされるので、高周波信号による誤動作は生
じない。
こうして、超音波振動子2が共振点(電圧と電流の位相
差が零度)で駆動され、エネルギの変換効率が占められ
る。これにより、常に安定かつ良好な超音波処置を行な
うことができる。
この発明の第3実施例を第5図により説明する。
なお、図面において第1図と同一部分には同一符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
超音波信号発生器9の出力端にピークパルス発生器40
が接続され、そのピークパルス発生器40の出力がゲー
ト回路24に供給されるようになっている。
ピークパルス発生器40は、超音波信号の位相を90度
遅らせる移相器(積分器)41、この移相器41から出
力される超音波信号を2値化する2値化回路42、この
2値化回路42の出力を微分して超音波信号電圧のピー
クレベルに同期し且つ幅が短い正と負のパルスを発する
微分器43、この微分器43の出力パルスを整流して正
パルスのみ出力する整流器44からなる。
ゲート回路24は、ピークパルス発生器4oがら正パル
スが入力されたとき開き、藁屑波信号発生回路17の高
周波信号を通すものである。
こうして、ピークパルス発生器4oおよびゲート回路2
4により、超音波信号の電圧に応じて高周波信号を変調
する変調手段を構成している。
第6図を参照しながら作用を説明する。
操作部(図示しない)で処置開始操作を行なうと、超音
波信号発生器9が動作して超音波信号が発せられるとと
もに、高周波信号発生器17が動作して高周波信号が発
せられる。
超音波信号発生器9から発せられる超音波信号は増幅器
8で増幅され、かつ出カドランス7で昇圧され、ハンド
ピース1の超音波振動子2に印加される。これにより、
超音波振動子2が超音波振動を起こしく電気エネルギが
機械エネルギに変換される)、その超音波振動がホーン
3およびプローブ4を介して治療対象組15に伝えられ
る。
したがって、組織の破砕や骨の切断を行なうことができ
、破砕した切片はプローブ4の中を通り、外部に吸引、
排出される。
また、超音波信号電圧のピークレベルに同期するパルス
がピークパルス発生器40から発せられる。
ピークパルス発生器40からパルスが発せられると、ゲ
ート回路24において高周波信号が抽出される。
抽出される超音波信号は増幅器8で増幅され、かつ出カ
ドランス15で昇圧され、ホーン3.プローブ4.およ
び患者プレート6を通して治療対象組織5に流れる。
したがって、上記の超音波処置治療を行ないながら、品
周波焼灼による止血、凝固を行なうことができる。
つまり、出血を防ぎながら手術を行なうことができ、中
断のない迅速かつ良好な手術が可能になるとともに、安
全性の向上が図れる。
この場合、治療対象組v&5に流れる高周波信号は幅が
短くてピークの高いバースト波形となるので、フレスト
ファクタが大きく、凝固性が向上する。
フレストファクタービーク出力/平均出カ一方、増幅器
8の出力信号の電圧が電圧検出部10を介して検出され
、かつ増幅器8の出力信号の電流が電流検出部11を介
して検出され、検出される電圧、電流のそれぞれの位相
が位相比較器12で比較される。
この場合、ハンドピース1に供給される高周波(a号が
出カドランス7の結合容量を介して電圧検出部10およ
び電流検出部11に侵入するが、侵入する高周波信号は
ピークパルス発生回路4oおよびゲート口路24の変調
作用により超音波信号電圧の零■点(零クロス点)から
完全に外れており、よって超音波信号の位相のみが正確
に検出され、比較される。
位I目比較器12の比較結果は高周波信号発生器9にフ
ィードバックされ、PLL (位相同期)回路が構成さ
れる。
すなわち、たとえば、超音波振動子2の駆動周波数が共
振周波数より問い場合、超音波信号は電圧の位相が電流
の位相よりも進んでおり、それに灼処して位相比較器1
2の出力電圧が負方向へ下がる。すると、超音波信号発
生器9の発振周波数が下がり、超音波信号の周波数が上
記共振周波数へと近付く。
このPLL回路の構成に当たっては、上記したように超
音波信号の電圧および電流の位相が正確に検出されてフ
ィードバックされるので、高周波信号による誤動作は生
じない。
こうして、超音波振動子2が共振点(電圧と電流の位相
差が零度)で駆動され、エネルギの変換効率が裔められ
る。これにより、常に安定かつ良好な超音波処置を行な
うことができる。
なお、この発明は上記各実施例に限定されるものではな
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明によれば、超音波振動子と、
この超音波振動子の超音波振動を被処置部へ伝達する超
音波伝達体と、超音波振動子駆動用の超音波信号を発す
る超音波信号発生手段と、高周波焼灼用の高周波信号を
発する高周波信号発生手段と、この高周波信号発生手段
から発せられる高周波信号を上記超音波信号に応じて変
調する変調手段とを具偏し、超音波信号を超音波振動子
に与え、変調手段の出力信号を超音波伝達体に与える構
成としたので、超音波処置機能と高周波焼灼機能を併せ
持つことができ、中断のない迅速かつ円滑な処置を可能
とするとともに、超音波信号に対する高周波信号の影響
を回避して岳に安定かつ良好な超音波処置を可能とする
超音波処置装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の構成を示す図、第2図
は同実施例の作用を説明するための各部の信号波形図、
第3図はこの発明の第2実施例の構成を示す図、第4因
は同実施例の作用を説明するための各部の信号波形図、
第5図はこの発明の第3実施例の構成を示す図、第6図
は同実施例の作用を説明するための各部の信号波形図、
第7図は従来装置の構成の一例を示す図、;88図およ
び第9図はそれぞれ第7図の装置における各部の信号波
形図である。 1・・・ハンドピース、2・・・超音波振動子、3・・
・ホーン(超音波伝達体)、4・・・プローブ(超音波
伝達体)、6・・・患者電極、9・・・超音波信号発生
器、17・・・窩周波信号発生器、23・・・ウィンド
ウコンパレータ、24・・・ゲート回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 超音波振動子と、この超音波振動子の超音波振動を被処
    置部へ伝達する超音波伝達体と、超音波振動子駆動用の
    超音波信号を発する超音波信号発生手段と、高周波焼灼
    用の高周波信号を発する高周波信号発生手段と、この高
    周波信号発生手段から発せられる高周波信号を上記超音
    波信号に応じて変調する変調手段とを具備し、超音波信
    号を超音波振動子に与え、変調手段の出力信号を超音波
    伝達体に与える構成としたことを特徴とする超音波処置
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002263579A (ja) * 2001-03-07 2002-09-17 Olympus Optical Co Ltd 超音波振動子駆動装置
JP2017538489A (ja) * 2014-12-08 2017-12-28 オリンパス・ウィンター・アンド・イベ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 超音波hf統合外科手術システム、制御装置及び制御方法

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JP2017538489A (ja) * 2014-12-08 2017-12-28 オリンパス・ウィンター・アンド・イベ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 超音波hf統合外科手術システム、制御装置及び制御方法

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JP2945689B2 (ja) 1999-09-06

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