JPH03129882A - 発光ダイオードチップ - Google Patents

発光ダイオードチップ

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Publication number
JPH03129882A
JPH03129882A JP1268813A JP26881389A JPH03129882A JP H03129882 A JPH03129882 A JP H03129882A JP 1268813 A JP1268813 A JP 1268813A JP 26881389 A JP26881389 A JP 26881389A JP H03129882 A JPH03129882 A JP H03129882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grooves
wafer
chip
light
emitting diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1268813A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Noguchi
雅弘 野口
Yuichi Inoue
優一 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Polytec Co
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Mitsubishi Monsanto Chemical Co
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp, Mitsubishi Monsanto Chemical Co filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP1268813A priority Critical patent/JPH03129882A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光取り出し効率を向上させるようにした発光ダ
イオード(LED)チップに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、LEDは表示用に広く利用されているが、近年
では光通信分野にも用いられ、光ファイバの光源等に利
用されて今後ますます需要が増えることが予想されてい
る。このようなLEDとしては、発光した光を効率的に
取り出せることが極めて重要である。
従来、LEDチップの外部量子効率を向上させる方法と
して、電極の大きさや形状を変えること、光の吸収層と
なるような部分を除去すること、表面に細かい凹凸をつ
けたり、屈折率の違うものを接触させて反射損失を無く
すこと等の方法がとられてきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、電極の大きさに関しては、駆動電流と電
圧によって制限されることからあまり大きな自由度がな
く、形状に関しても同様のことがいえる。
吸収層を除去する方法としてはチップの厚みをできるだ
け薄くするか、メサのはりこみ量をできるだけ多くして
チップ上面の面積を極力小さくして輝度を上げることな
どが考えられるが、いずれもチップを扱いづらくするた
め十分とは言いがたい。
また表面に凹凸を付ける方法は制御性に問題があり、屈
折率の違うものを接触させるだけではLEDの場合10
〜25%程度の出力増しか見込めないという問題があっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の発光ダイオードチップは、光取り出し側端面の
少なくとも1辺に1個以上の溝を形成すること、また溝
はPN接合部に跨がって形成したことを特徴とするもの
である。
〔作用〕
本発明は、第1図に示すようにLEDチップの上面の辺
に溝113を設けことにより、チップの表面積を大きく
して光の取り出し効率を向上させ、放熱効果を上げて長
寿命化を図ることができるとともに、溝をPN接合に跨
るように形成してPN接合面積を減少させる結果、溝の
大きさや個数を選択することによりPN接合部分の面積
をコントロールして電流密度を発光に最適な値に調整す
ることができる。PN接合部分の面積の範囲は切溝なし
の場合を100%としたとき、好ましくは60〜95%
、さらに好ましくは70〜90%、最も好ましくは70
〜80%である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明の発光ダイオードチップを示す斜視図、
第2図、第3図はウェハへの溝形成方法を説明するため
の図、第4図は溝を設ける数を変えたときのチップの平
面図、第5図はチップの温度立ち上がりカーブを示す図
、第6図、第7図は電極形成方法を説明するための図で
ある。図中、100はLEDチップ、101は基板、1
03は層1.105はPN接合、107は層2.109
は上面、111は電極、121はエツチングパターン、
123はレジスト層、125はエツチング溝、127は
ダイシング線、131はレジストパターン、133は電
極物質層である。
まず、第6図、第7図によりLEDウェハへの電極形成
について説明する。
第6図に示すように、例えば厚み150μm程度の層1
と厚み60μm程度の層2で活性層をサンドイッチした
ダブルへテロ構造のウェハを用意し、第7図に示すよう
に層2の上面にレジストパターン131を形成した後、
スパッタ等で全面に電極物質層133を形成し、アセト
ン等によりレジストパターンを溶解することにより電極
111が形成される。
フォトリソ工程において電極形成したウェハの全面にレ
ジスト層123を形成した後、溝を形成する部分を露光
してエツチングすることによりエツチングパターン12
1を形成する(第2図(a)、(b))。
エツチングパターンを形成したウェハをエツチング液に
浸すことにより、エツチングパターンの部分が削られ、
レジストパターンを溶解すると第3図(a)に示すよう
なエツチング溝125が形成されたウェハが得られる。
ウェハの状態で一度にエツチングして溝を形成すること
により量産することができるとともに、溝の形状を統一
して能率的に形成することが可能である。またPN接合
を跨るように溝形成することにより、PN接合部分の面
積をコントロールすることができ、これによって電流密
度を最適化することができ、発光効率を上げることが可
能となる。
こうして溝形成したウェハを、第3図(a)に示す溝を
通る破線127に沿ってグイシングすると、第3図(ハ
)に示すような光取り出し側の辺に溝125を形成した
LEDチップが得られる。
溝の形成は、前述のように4辺に全て設けるだけでなく
、1辺のみ、あるいは2辺、3辺等でもよく、また1辺
に複数ケ設けてもよい。
表面から60μmの深さにPN接合を有するDH積構造
エビウェハーにフォトリソ工程にて電極を形成した後、
さらにフォトリソ工程およびエツチングにより溝を形成
し、その後ダイシングにより素子の分離を行いLEDチ
ップとしたものについて、第4図に示すように、切り込
みを設けないタイプ−1,1辺にのみ溝113を設けた
タイプ−2,2辺に溝113a、113bを設けたタイ
プ−3,4辺に溝113a〜113dを設けたタイプ−
4、タイプ4と同じように溝を形成し、りイブ−4の場
合よりも溝を大きくしたタイプ−5についてのPN接合
面積、輝度およびVfの平均値を表−1に示す。
測定は同一のウェハーを4分割してそれぞれのタイプの
LEDを作り、そのうちの各15個を測定した平均値で
ある。
表中、PN接合部分の面積は溝を形成しない場合を10
0%としたときの割り合い、輝度は順方向に電源を30
mA流したときの積分球による測定値で単位は任意単位
、Vflは順方向に電流を0.1mA流したときの電圧
降下分、Vf2は順方向に電流を30mA流したときの
電圧降下分である。表−1から分かるように、LEDチ
ップの形状によるVf値の差は認められなかったが、溝
の増加にともなって輝度が増加していることが分かる。
これはPN接合部分の面積を減少させる結果、電流密度
が発光に適した値に調整されたためである。このPN接
合部分の面積は、溝なしの場合を100%としたとき、
好ましくは60〜95%であり、さらに好ましくは70
〜90%、最も好ましくは70〜80%である。
また、タイプ−1およびタイプ−4のLEDチップを4
關φ、長さ8順の形状に樹脂モールドし、その先端に熱
電対を接触させて通電(30mA)開始からの時間と温
度との関係を測定したところ、第5図に示すような結果
が得られた。
タイプ−1に比べてタイプ−4の方が、温度の上昇(立
ち上がり)が早いが、飽和値が同じであるので放熱効果
が高いということができる。これは溝を形成したことに
より、表面積が増加したためである。LEDチップの寿
命を低下する原因の1つとして、熱の問題が考えられる
が、本発明により放熱効果を高めることができるので、
寿命を長くすることが可能である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、 ・光の取り出し効率が向上し輝度のアップが可能である
・LEDの表面積が大きくなり放熱の効果よりライフの
向上が見込める。
・PNN接合部分面積をコントロールすることによって
電流密度を最適化でき、効率的な発光をさせることが可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の発光ダイオードチップ構造を示す斜視
図、第2図、第3図はウェハへの溝形成方法を説明する
ための図、第4図は溝数を変えたときのチップの平面図
、第5図はチップの温度立ち上がりカーブを示す図、第
6図、第7図は電極形成方法を説明するための図である
。 100・・・LEDチップ、101・・・基板、105
・・・PN接合、111・・・電極、121・・・エツ
チングパターン、125・・・エツチング溝、127・
・・ダイシング線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光取り出し側端面の少なくとも1辺に1個以上の
    溝を形成したことを特徴とする発光ダイオードチップ。
  2. (2)前記溝はPN接合部に跨がって形成したことを特
    徴とする請求項1記載の発光ダイオードチップ。
JP1268813A 1989-10-16 1989-10-16 発光ダイオードチップ Pending JPH03129882A (ja)

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JP1268813A JPH03129882A (ja) 1989-10-16 1989-10-16 発光ダイオードチップ

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JP1268813A JPH03129882A (ja) 1989-10-16 1989-10-16 発光ダイオードチップ

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JPH03129882A true JPH03129882A (ja) 1991-06-03

Family

ID=17463613

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JP1268813A Pending JPH03129882A (ja) 1989-10-16 1989-10-16 発光ダイオードチップ

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Cited By (5)

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