JPH03129081A - 気密室用ドア装置 - Google Patents

気密室用ドア装置

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Publication number
JPH03129081A
JPH03129081A JP26760489A JP26760489A JPH03129081A JP H03129081 A JPH03129081 A JP H03129081A JP 26760489 A JP26760489 A JP 26760489A JP 26760489 A JP26760489 A JP 26760489A JP H03129081 A JPH03129081 A JP H03129081A
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JP
Japan
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doors
door
shaft
opening
drive motor
Prior art date
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Application number
JP26760489A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Kajiwara
梶原 泉
Kouji Kaneizumi
金泉 こう治
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MORIYA YUSOKI KOGYO KK
Original Assignee
MORIYA YUSOKI KOGYO KK
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、電波暗室やクリンルーム等の気密室の出入
口を構成する気密室用ドア装置に関する。
(従来の技術) 従来、気密室用ドアにおいて室内の気密状態を維持する
ために、戸あたりゴムを用いたり、フィンガストックと
呼ばれる板ばねの弾力や磁力を用いてドア同士の間やド
ア枠の開口部との間の空隙を無くするようにしている。
(発明が解決すべき課題) 近時、大型装置の検査等のために、電波暗室やクリーン
ルーム等の気密室として大きな空間が求められ、かかる
気密室へこれらの大型装置を搬入。
搬出するために大きな出入口を構成することが必要とな
っている。
ところで、このように気密室に大きな出入口を形成して
大きなドアで開閉するようにすると、開口寸法が大きい
ため、ドアを閉じた場合にドアの端縁部の衝合された。
いわゆる召し合わせ部に空隙を生じやすく気密性を損な
うおそれがある。
そのため、従来、大きな出入口を備えた気密室を構成す
る場合、その室内を高いレベルのクリーンルームとした
り外部の電磁波の侵入を高いレベルで遮断した電波暗室
とすることが困難であった。
この発明は、このような事情に基づいてなされたもので
、気密室の出入口を大きく形成しても、この出入口部分
において高度の気密性を確保できるようにして、高度の
気密性を有する大きな気密室を提供することを目的とす
る。
(N題を解決するための手段) この目的を達成するために、この発明は、出入口用の開
口部の両側に2枚のドアを配置するとともに、駆動モー
タとこの駆動モータで一端から回転駆動される駆動軸と
を有し、この駆動軸はそれぞれのドアに設置されためね
じ部材とねじ合わされるそれぞれのねじ細を連結して一
紬状とし、かつ、これらのねじ軸のねじを互いに逆向き
に形成した開閉駆動装置を前記開口部の上部に設け、前
記駆動モータを駆動して前記ドアの互いの端縁部を衝合
させて前記開口部を閉止する気密室用ドア装置において
、前記駆動モータにはたわみ軸継手を介して前記ねじ軸
を連結するとともに、前記たわみ軸継手より駆動モータ
側の位置で前記駆動軸の回転を止める固定手段を設け、
さらに、前記2枚のドアの下部の間には、接離可能に構
成した引き締め装置を設置したものである。
(作用) この発明によれば、ドアを閉止する場合、駆動モータに
よるドアの閉止駆動に伴なう駆動軸の回転によってたわ
み軸継手に両側のドアを互いに押圧する力が蓄えられ、
ドアを閉止した場合に2枚のドアの上部にこの押圧力が
作用することによって、これらのドアの上部での空隙の
発生を防止することができる。
そして、これらのドアの下部の間には引き締め装置が設
置されており、この引き締め装置でこれらのドアの下部
を互いに引き締めることによって、下部での空隙の発生
を防止することができる。
そのため、大きなドアを用いた大きな出入口用開口部を
形成しても、出入口部分において高度の気密性を確保で
き、高度の気密性を有する大きな気密室を提供すること
ができる。
(実施例) 以下、電波暗室を構成するドア装置の一実施例について
、図面により説明する。
ドア装置Sは、ドア枠lと2枚のドア2a、2bからな
る。
ドア枠lは内部に電波暗室Rを構成する建物の壁3に沿
って設置され、このドア枠1の下部は床面に形成された
ビット4内に固定され、上部は前記建物の柱を構成する
鉄骨5にブラケット6を介して固定されている。
ドア枠1は、バイブ材を溶接して構成したフレームを有
し、ドア枠lの正面中央には、出入口を構成する大きな
開口部7が形成され、その両側には2枚のドア2a、2
bを左右にそれぞれ収納する戸袋8が形成されている。
そして、これらの開口部7と戸袋8との上部に渡って、
ドア2a、2bの開閉駆動装置部11が、また、開口部
7と戸袋8との下方でビット4内の位置にはドア2a、
2bの開閉動作の案内装置部12が形成され、これらに
よってドア2a、2bはそれぞれ左右に開き、また開口
部7の中央(第2図のC線位置)で両側のドア2a、2
bの端縁部同士が衝合して閉止状態となる。
この実施例においては、このドア枠1の開口部7を構成
するフレームにこの開口部7の全周に渡ってチューブ1
3が環状に設置され、さらに左右のドア2a、2bの衝
合する端縁部の下部には、引き締め装置14が配設され
ている(これらの詳細については後から説明する)。
次に、第2図から第4図で開閉駆動装置部11によるド
ア2a、2bの支持構造および開閉駆動装置について説
明する。
ドア2a、2bは、ドア枠1の上部の開閉駆動部11に
設置された2本のレール15に、それぞれブラケットで
支持されたローラ16を介して懸垂支持されている(第
3図参照)。
そして、これらのレール15の間にはドア2a。
2bを開閉する開閉駆動装置17が、駆動モータ18と
チェーン19と駆動軸21とで構成されている。
駆動モータ18は正逆回転可能に構成されたもので、第
2図において駆動軸21の右端上方に設置されている。
この駆動モータ18は内部にブレーキ装置(不図示)を
有し、駆動モータ18が停止状態にある場合にはこのブ
レーキ装置が作動して駆動モータ18の出力軸は固定さ
れている。
このモータ18の出力軸上にはスプロケット22が固定
され、このスプロケット22と駆動軸21の右端に設置
されたスプロケット23との間はチェーン19を介して
接続され、前記駆動モータ18が回転することによりこ
の駆動軸21が駆動され、前記駆動モータ18が停止す
ることによって駆動軸21は前記出力軸とともに回り止
めされるようになっている。
この駆動軸21は、動力伝達軸21aと、ドア2aを駆
動するねじ軸21bと、ドア2bを駆動するねじ軸21
cとをたわみ軸継手24とトルクリミッタ26とを介し
て一輪状に接続して構成したものである。
動力伝達軸21aとねじ軸21cとの連結部分にはたわ
み軸継手24が設置され、このたわみ軸継手24は、第
4図に示すように、センタフランジ24aとカップリン
グ部材24bとを有し、カップリング部材24b内に形
成した空室24c内には前記センタフランジ24aに形
成した透孔24dに一部をはめ込んだ状態のコイルスプ
リング24eが設置されている。
このように構成されたたわみ軸継手24は、前記コイル
スプリング24eのたわみが最大となると、バネ受は座
がストッパとして機能することによって継手が剛体とな
り、伝達トルクが増大するものである。
また、このたわみ軸継手24は、前記センタプレート2
4aおよびカップリング部材24bに接続された動力伝
達軸21aとねじ@ 21 cとの間で生じるある程度
の偏心や偏角に対しても適切な動力伝達を行なう、偏心
作用および偏角作用を有するものである。
そして、前記ねじ軸21bは右ねじにより、また、ねじ
軸21cは左ねじにより形成されており、それぞれには
ドア2aあるいはドア2bに固定されためねじ部材25
a、25bがねじ合わされている。
そのため、左右のドア2a、2bは駆動モータ18の回
転方向により、同時に離反あるいは近寄り動作を行ない
、出入口用の開口部7の開閉がなされる。
前記ねじ軸21bとねじ軸21cとの間に設置されたト
ルクリミッタ26は、公知の構造に構成されたもので、
ねじ1i21c側からねじ軸21bに伝達される回転ト
ルクが所定値を越える場合に、ねじ軸21bを開放し過
大なトルクによる駆動軸21の損傷を回避するものであ
る。
このように構成された開閉駆動装置17は、例えば次の
ように動作する。
すなわち、第2図に示すように左右のドア2 a。
2bが開口部7を開放状態にあり、これを閉止する場合
、駆動モータ18を作動させて動力伝達軸21aを左回
転させる。
これに連れて、ねじ軸21cおよびねじ軸21bも同様
に左回転されるが、前記たわみ軸継手24が介在してい
るので、これらのねじ軸21cおよび21bに加わって
いるドアの重量等の負荷に応じてコイルスプリング24
eを圧縮変形させつつ動力伝達軸21aより遅れて回転
駆動される。
ねじ軸21bおよびねじ軸21cの左回転にともなって
、ドア2aおよびドア2bはそれぞれのねじ軸21b、
21cで互いに近寄り駆動されて進出し、開口部7の中
央位置(第2図のC−C線)で互いの端部を衝合させて
開口部7が閉止される。
このようにドア2a、2bが閉止されると、前記駆動モ
ータ18の回転が停止され、同時に駆動モータ18に内
装されているブレーキが作用して駆動軸21の全体がそ
の状態で固定される。
この場合、動力伝達軸21aとねじ軸21cとの間に設
置された前記たわみ軸継手24は、カッブリング部材2
4bがセンタフランジ24aより遅れた状態のまま固定
されるので、前記のようにコイルスプリング24eは圧
縮変形した状態のままであり、コイルスプリング24e
の反発力はねじN 21 cを左回転方向に押圧するよ
うに作用する。
このコイルスプリング24eの押圧力は、ねじ軸21c
および21bに伝達されるが、これらのねじ*d+21
b、21cにより駆動されるドア2a。
2bの端縁は互いに衝合されており、このコイルスプリ
ング24eの押圧力はこれらのドア2a。
2bを互いに押圧するように作用する。
そのため、このようにドア2a、2bを閉止した状態に
おいて、これらのドア2a、2bの上部はたわみ軸継手
24のコイルスプリング24eのばね力によって互いに
押圧されるので、空隙が形成されない。
これらのドア2a、2bを開放する場合は、前記とは逆
に駆動モータ18を作動させれば、逆向きに機能して、
開放することができる。
この実施例においては、この発明でいう固定手段として
駆動モータ18が内部に有するブレーキを用いたもので
あるが、公知のブレーキ装置により駆動モータとは別に
構成しても同様に実施することができる。
このように開閉駆動される左右のドア2a、2bの下部
は、第5図に示す案内装置12により案内される。
すなわち、31は敷居部材で、パイプ材からなり、出入
口の開口部7の下部縁部を形成するものであり、その内
側下部には下部レール32が設置されている。
そして、ドア2bの下端は前記敷居部材31の内側側方
に位置し、このドア2bの下端面にはローラ33を有す
るブラケット34が固定されている。
これらのローラ33は前記下部レール32の側面に近接
して位置し、下部レール32の側面上を転動するように
して、ドア2bの開閉動作の円滑を図るとともに、この
ドア2bの厚さ方向への揺れを小さくするようにしであ
る。なお、ドア2aも同様である。
そして、この敷居部材31の前記下部レール32の上方
となる位置には、チューブ13が以下に説明するごとき
構造により設置されている。
チューブ13は、可どう材であるゴムからなり、チュー
ブ13の内側の管路断面形状を前記敷居部材31の側面
に沿った偏平形状としたものであり、−側にはこのチュ
ーブ13の取付は座13aを一体に形成したものである
この実施例において、このチューブ13は敷居部材31
に固定された取付基板35上に前記取付は座13aを介
して設置されている。
そして、室内R側となる敷居部材31に設置するチュー
ブ13の設置構造は前記取付基板35に直接固定するも
のとなっており、他方、室外側となる敷居部材31への
チューブ13の設置構造においては、チューブ13は断
面形状を略U字状に形成した薄肉のステンレス鋼板から
なるメンブラン41の内側に内装した状態で設置されて
いる。
これらの室内R側および室外側のチューブ13には、図
示しないコンプレッサ等の圧縮突気源から給排口43(
第1図)を経て、およそ2気圧程度に加圧調整された空
気が等圧で供給されるようになっている。
一方、ドア2a、2bには、これらのドアを閉止した場
合に前記チューブ13に対応する位置に、表面を平滑に
仕上げた鋼材からなるコンタクトパー42が設置されて
いる。このコンタクトパー42は、ドア2a、2bの室
外側に設置されたメンブラン41や室内側に設置された
チューブ13が確実に接触するように、平滑な平面を確
保するためのものである。
しかして、 ドア2a、2bを閉じた後、図示しないバ
ルブを操作して前記給排口43から室外側および室内R
側に設置した前記チューブ13内に圧縮空気を等圧で供
給すると、これらのチューブ13内の管路形状は前記コ
ンタクトパー42側に膨らみ、ドア2a、2bは室内お
よび室外の両側から等しい圧力で押圧されて気密状態と
なる。
このように、ドア2a、2bの両側にチューブ13を配
置したため、懸垂状態にあるドア2 a。
2bを圧縮空気で傾いた状態とせずに済み、シールドす
べきドア2a、2bとドア枠1との間の空隙がドア2a
、2bの内外の両側に均等に分散した1間隙の小さい状
態のままシールドすることができる。
そして、この場合に前記メンブラン41は、内装されて
いるチューブ13によりコンタクトパー42側に押し付
けられることになり(第5図仮想線参照)、電波を確実
にシールドすることができる。
また、このような気密状態にあるドア2a、2bを開放
する場合には、図示しない排気バルブを開放することに
よって前記チューブ13内に供給されていた圧縮空気を
排出し、これらのチューブ13を自己の復元力によって
偏平な形状としたうえでドア2a、2bを駆動すれば、
メンブラン41やチューブ13はコンタクトパー42の
表面から離間しているから、これらの部品を摩耗、損傷
することはない。
次に、第6図および第7図により左右のドア2a、2b
の衝合する端縁部の構造を説明する。
この実施例は電波暗室を構成するものであり、クリーン
ルームを構成する場合には戸あたりゴム等を用いた別構
造とすれば容易に実施することができる。
第6図において、51はドア2aの衝合端縁を構成する
フレーム、52はドア2bの衝合端縁を構成するフレー
ムであり、ともに断面四角形のパイプ材からなる。
そして、これらのフレーム51.52の衝合端側の側面
には、これらのドア2a、2bを閉止した場合に、ここ
から外部の電磁波が室内Rに侵入しないように、次のよ
うな構造が設けられている。
すなわち、これらのフレーム51.52の衝合端側の側
面には、取付板53.54がそれぞれ固定され、ドア2
bのフレーム52に固定された取付板54の中央にはス
テンレス鋼板からなり小さな凸型のエンボス55を多数
整列して形成したフィンガストック56がフレーム52
のほぼ全長に渡って2列に設置されている。
そして、これら2列のフィンガストック56の周外側の
縁部を挟み込むように、取付板54の両端にはフィンガ
ストックカバー57と芯出しバー58とが固定されてい
る。
一方、ドア2aのフレーム51に固定された取付板53
には、ドアを閉じた場合に前記フィンガストックカバー
57と芯出しバー58との間にはまり合い、フィンガス
トック5Bのエンボス55の先端に接触するシールドパ
ー59が固定されている。
そして、前記芯出しバー58とこのシールドパー59の
衝合面はともに斜面に形成されており、ドア2a、2b
が閉止された場合に両者の斜面が係合することによって
、これらドア2a、2bの衝合位置を適正にし、前記フ
ィンガストック56のエンボス55を適度に押圧変形す
ることにより外部からの電磁波の通過を阻止するように
なっている。
この実施例においては、これらのドア2a、2bの衝合
端縁部に前記フィンガストック56を設置して気密性の
向上を図るものであるが、これらのドア2a、2bが大
型であり、前記フィンガストック56が気密性を高める
機能を果たす寸法範囲が小さいので、第8図から第10
図に示す引き締め装置14を設けてドア2a、2bの下
部において過大な空隙が形成されることを防止し、前記
フィンガストック56が確実に機能することによって高
度の気密性を確保できるように構成している。
引き締め装置14は第1図に示すように、両側のドア2
a、2bの室内側の衝合端の下部となる位置に設置され
ており、両側のドア2a、2bの下部を強固に引き締め
るものである。
そして、ドア2aにはフック装置61が、また、ドア2
bにはキャッチ装置62が配設されて接離可能に構成さ
れている。
フック装置61は、ドア2aの下部に固定された紬受け
63と、この軸受け63によりドア2b側に進退可能に
支持されたフック64と、このフック64の後端にロッ
ドを介して接続した油圧シリンダ65とを有する。
他方、キャッチ装置62は、ドア2bの下部に固定され
、上下に揺動可能に構成されたキャッチャ66と、この
キャッチャ66を上下に手動操作する操作装置67を有
し、操作装置67はハンドルレバー68と、このハンド
ルレバー68と前記キャッチャ66とを連結するリンク
69とを有する。
かかるフック装置61とキャッチ装置62とからなる引
き締め装置14は、次のように用いられる。
まず、ドア2a、2bを閉じて気密状態とする場合には
、ドア2a、2bを閉じた後、油圧シリンダ65は伸張
状態とする。
次に、操作装置67のハンドルレバー68を手動操作し
てキャッチャ66を下げて、上向きに設置されているフ
ック64にキャッチャ66を係合させる。
その後、図示しない油圧ポンプから油圧シリンダ65内
に圧油を供給することによって、油圧シリンダ65を短
綿作勧させることによってフック64を後退させ、ドア
2bをドア2a側に引き寄せ所定の圧力となった状態で
油圧をロックしてドア2a、2b間の締め付は状態を保
つ。
この場合、前記フィンガストック56はシールドパー5
9により適度に押圧されて、外部の電磁波の室内Rへの
侵入を阻止し気密を維持する。
このような気密状態を解除し、ドア2a、2bを開く場
合には、図示しない油圧系のバルブを操作して油圧シリ
ンダ65に加わっていた油圧をドレンに導き、油圧シリ
ンダ65を伸張作動させ、次いでキャッチャ66をハン
ドルレバー68を操作して上方へ揺動させて、フック6
4との保合を解除すればよい。
このように、油圧シリンダ65を用いて、両側のドア2
a、2bの下部の間を強固に締め付けるようにしたため
、これらのドア2a、2bの衝合端縁の下部が離間して
気密性を損なうことがなく、高度の気密性を維持するこ
とができる。
そして、かかる油圧装置のうち、図示したように油圧シ
リンダ65のみをドア2aに設置することとし、オイル
タンク等のその他の油圧装置をドア外に設置するように
したので、ドア2aの重量を増加することが少なく、レ
ールのたわみや開閉駆動の動力の点で有利である。
なお、かかる引き締め装置14は、以上説明した油圧式
の外、電動モータや空気圧等の動力を利用して構成する
こともでき、また大きなレバー比に設定することにより
手動操作式として構成することも可能である。
このように、この実施例においては、ドア2a。
2bを開閉駆動装置17によって閉止することによりド
ア2a、2bの上部の端縁同士はたわみ袖継手24のコ
イルスプリング24eで押圧され、ドア2a、2bの下
部の端縁同士は引き締め装置14で押圧されるので、ド
ア2a、2bが大きい場合であっても端縁の間に空隙を
形成せずにドア2a、2bを閉止することができ、大き
な開口部7を有し、高い気密性を有する電波暗室Rを形
成することができる。
(発明の効果) この発明は、以上説明したように構成したから、ドアを
閉止する場合、駆動モータによるドアの閉止駆動に伴な
う駆動軸の回転によってたわみ軸継手に両側のドアを互
いに押圧する力が蓄えられ、ドアを閉止した場合に2枚
のドアの上部にこの押圧力が作用することによって、こ
れらのドアの上部での空隙の発生を防止することができ
る。
そして、これらのドアの下部の間には引き締め装置が設
置されており、この引き締め装置でこれらのドアの下部
を互いに引き締めることによって、下部での空隙の発生
を防止することができる。
そのため、大きなドアを用いた大きな出入口用開口部を
形成しても、出入口部分において高度の気密性を確保で
き、高度の気密性を有する大きな気密室を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例に関し、第1図は電波暗室の
外側から見たドア装置の正面図、第2図は開閉駆動装置
部の構造図、第3図は第2図の■−■断面図、第4図は
たわみ軸継手の断面図、第5図は第1図のv−■断面図
、第6図は第1図のVl−Vl断面図、第7図は第6図
の■−■矢視図、第8図から第10図は引き締め装置を
示し、第8図は室内側から見た正面図、第9図は第8図
の矢印■から見た側面図、第10図は第8図の矢印Xか
ら見た上面図である。 S; ドア装置、 R;電波暗室、 2a、2b;  ドア、 7; 開口部、 14;引き締め装置、 17;開閉駆動装置、 18;駆動モータ、 21;駆動軸、 21b、21c; ねじ軸、 24;たわみ軸継手、 25a。 25b; めねじ部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  出入口用の開口部の両側に2枚のドアを配置するとと
    もに、駆動モータとこの駆動モータで一端から回転駆動
    される駆動軸とを有し、この駆動軸はそれぞれのドアに
    設置されためねじ部材とねじ合わされるそれぞれのねじ
    軸を連結して一軸状とし、かつ、これらのねじ軸のねじ
    を互いに逆向きに形成した開閉駆動装置を前記開口部の
    上部に設け、前記駆動モータを駆動して前記ドアの互い
    の端縁部を衝合させて前記開口部を閉止する気密室用ド
    ア装置において、 前記駆動モータにはたわみ軸継手を介して前記ねじ軸を
    連結するとともに、前記たわみ軸継手より駆動モータ側
    の位置で前記駆動軸の回転を止める固定手段を設け、さ
    らに、前記2枚のドアの下部の間には、接離可能に構成
    した引き締め装置を設置したことを特徴とする気密室用
    ドア装置。
JP26760489A 1989-10-12 1989-10-12 気密室用ドア装置 Pending JPH03129081A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000210265A (ja) * 1999-01-21 2000-08-02 Ge Yokogawa Medical Systems Ltd Mri撮影室用ドア及びmri撮影室

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000210265A (ja) * 1999-01-21 2000-08-02 Ge Yokogawa Medical Systems Ltd Mri撮影室用ドア及びmri撮影室

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