JPH031278Y2 - - Google Patents

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JPH031278Y2
JPH031278Y2 JP7283885U JP7283885U JPH031278Y2 JP H031278 Y2 JPH031278 Y2 JP H031278Y2 JP 7283885 U JP7283885 U JP 7283885U JP 7283885 U JP7283885 U JP 7283885U JP H031278 Y2 JPH031278 Y2 JP H031278Y2
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tip
ink flow
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ink
flow hole
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JP7283885U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、インク流通孔が紙面に接しないよう
にした筆記具のペン先の先端形状に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、サインペンなどのペン先の先端形状とし
て、イ)第4図のように、ペン先3の中心にイン
ク流通孔3Aを設け、先端を球面状にしたもの。
ロ)第5図のように、ペン先4の頂部4Bの外周
にインク流通孔4Aを設け、先端を球面状にした
ものなどが知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるにイ)の場合、ペン先の頂部にインク流
通孔があるため、筆記時インクの紙面へののりは
良好であるものの、インク流通孔が直接紙面に接
して筆記しているため、紙のくずなどによるイン
ク流通孔のつまりは避けられない。又ロ)の場
合、中心にインク流通孔がないため、垂直に立て
て筆記する場合には、インク流通孔の紙づまりも
なく、良好のものとなる。しかるに、一般的に筆
記時においては斜めに書くことがほとんどであ
り、この場合やはりインク流通孔が直接紙面に接
する事による紙のくずなどのつまりは避けられな
いものとなる。さらにイ)、ロ)において、ペン
先の材質が金属、セラミツクなど紙をけずるよう
な硬い材質を用いた場合には、紙のくずはより一
層で易くなり、この傾向が特に顕著であつた。
〔問題を解決するための手段〕
そこで本考案者は、ペン先の形状をインク流通
孔が直接紙面に接しない形状とすることにより、
インク流通孔のつまりが解消されることに鑑み、
本考案を完成したものである。
つまり、本考案は第1図および第2図に示すよ
うに、頂部1Bを有するペン先1において、頂部
1Bの周囲にインク流通孔1Aを設け、該インク
流通孔1Aの先端開孔部1Cが凹陥されてなるペ
ン先である。この時、凹陥されたインク流通孔と
は、インク流通孔1Aの外側にあるペン先1の外
縁部1Dと、頂部1Bの外周部1Eとを結ぶ接線
−線内に、インク流通孔1Aの先端開孔部1
Cが位置することを意味する。
その接線−線は、ペン先が実際に斜めに筆
記された時のペン先の外縁部および頂部の外周部
と、紙面との接触線を示すものであつて、インク
流通孔は直接紙面には接触しないことになる。
ここで、インク流通孔の先端開孔部の凹陥につ
いて述べると、凹陥される状態として、個々の先
端開孔部がそれぞれ凹陥される形状もよいが、さ
らに好ましくは、個々の凹陥部が連結されたもの
で、頂部を中心にして、その周囲に連続して凹陥
部が存在するものがよい。この構造とすることに
より、ペン先先端の任意の箇所での書味が変わら
ず、つまりも生じないのである。
頂部の形状としては、ペン先の外縁部との関係
で、インク流通孔の先端開孔部を凹陥させる構造
であればどのような形状でもよく、例えば円錐
状、角錐状、弓状、おわん型、截頭円錐状などが
挙げられる。
頂部の表面状態として、通常書味の点から鏡面
で滑らかな表面が良好であり、もちろんその点に
関しては本考案においても例外ではないが、更に
本考案においてはその表面状態として、微細な溝
を付加するのが良い。溝を付加することにより、
インク流通孔からしみでたインクが、表面張力に
より頂部に達し、頂部自体がぬれ性を有して、好
ましい書味が得られるのである。特に材質として
セラミツクを用いた場合には、あまりに鏡面にし
すぎると、インクののりが劣化するため、むしろ
溝状にした方が好ましいのである。また、溝は頂
部だけでなく外縁部付近に設けても良い。
溝の形状は、格子状あるいは十字の上に同心円
を重ねた形状あるいはランダム形状など、インク
が頂部全体にしみでる形状であれば、どのような
形状でもよい。
ペン先の材質として樹脂、セラミツク、金属、
カーボン等を単独もしくは組み合わせたものが挙
げられ、いずれを用いてもよいが、特に主成分と
してセラミツクを用いた場合、本考案の効果は著
しい。セラミツク自体は強度も強く、耐食性、耐
摩耗性に優れ、書味も良好であるが、材質が他材
質と比べ非常に硬く、紙をひつかいてしまうため
孔がつまり易いのである。そのため本考案の構成
とすることにより、つまりのない良好な書味が得
られるのである。
貫通孔であるインク流通孔の形状としては、た
とえば円形、三角、四角等任意の形状が挙げら
れ、又頂部の周囲にある個々のインク流通孔が、
それぞれ連結されたものも用いることができる。
〔作用〕
頂部の周囲のインク流通孔が凹陥されているた
め、筆記時インク流通孔の先端開孔部が、任意の
角度で筆記されても、紙面に接触することなく筆
記される。
〔実施例〕
本考案の実施例を示すと、第1図および第2図
は、ペン先1に頂部1Bを構成し、該頂部1Bの
周囲に円形の貫通孔であるインク流通孔1Aを4
ケ設けたものである。さらに該インク流通孔1A
の先端開孔部1Cは、ペン先の外縁部1Dと、頂
部1Bの外周部1Eとを結ぶ接線−線内に凹
陥されている。第3図は、第1図および第2図の
実施例に溝を付加したもので、頂部2Bに十字の
上に同心円を重ねた形状の溝2Fを付加したペン
先2を示すものである。
〔考案の効果〕
以上のように構成された本考案のペン先は、頂
部の周囲のインク流通孔が凹陥されているので、
筆記時インク流通孔自体が紙面に接触せず、その
ため紙のくずなどによるつまりも生ぜず、良好な
インク吐出性が得られる。さらに、頂部に溝を付
加した場合には、頂部自体のインクによる浸み出
しにより濡れが良くなり、従つて書味が向上し、
連続筆記にも耐えられるものとなるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のペン先の縦断面図、第2図
は、本考案のペン先先端の平面図、第3図は、頂
部に溝を有するペン先先端の平面図。第4図は、
中心にインク流通孔を有する従来のペン先の縦断
面図。第5図は、頂部の周囲にインク流通孔を有
する従来のペン先の縦断面図。 1,2……ペン先、1A……ペン先1のインク
流通孔、1B,2B……ペン先1,2の頂部、1
C……ペン先1の先端開孔部、1D……ペン先1
の外縁部、1E……ペン先1の頂部の外周部、2
F……ペン先2の溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 頂部を有する筆記具のペン先において、頂部の
    周囲にインク流通孔を設け、該インク流通孔の先
    端開孔部がペン先先端の外縁部と、頂部の外周部
    とを結ぶ接線内に凹陥されてなる筆記具のペン
    先。
JP7283885U 1985-05-16 1985-05-16 Expired JPH031278Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7283885U JPH031278Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7283885U JPH031278Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61188880U JPS61188880U (ja) 1986-11-25
JPH031278Y2 true JPH031278Y2 (ja) 1991-01-16

Family

ID=30611626

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JP7283885U Expired JPH031278Y2 (ja) 1985-05-16 1985-05-16

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JPS61188880U (ja) 1986-11-25

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