JPH0312788A - 移動体検出装置 - Google Patents
移動体検出装置Info
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- JPH0312788A JPH0312788A JP1146850A JP14685089A JPH0312788A JP H0312788 A JPH0312788 A JP H0312788A JP 1146850 A JP1146850 A JP 1146850A JP 14685089 A JP14685089 A JP 14685089A JP H0312788 A JPH0312788 A JP H0312788A
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- axis direction
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- 239000013598 vector Substances 0.000 claims abstract description 75
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 28
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 16
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 12
- 238000003708 edge detection Methods 0.000 claims description 6
- 239000000284 extract Substances 0.000 abstract description 8
- 230000004069 differentiation Effects 0.000 abstract description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 210000000746 body region Anatomy 0.000 description 3
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013473 artificial intelligence Methods 0.000 description 1
- 238000005314 correlation function Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
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- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は情景画像処理装置における移動体検出装置に
関するものである。
関するものである。
[従来の技術]
従来、この種の装置は、時間的に連続したフレームの中
で隣接フレーム間の・差分を取って移動体の一部を抽出
し、その各差分画像を2値化し、それらの論理和を取る
ことで移動体領域の全部を求めるというものであった(
浅田はか「運動物体の検出と追跡(複数の固体の場合)
」信学技報、NoPRL78−10 (昭53−5))
。
で隣接フレーム間の・差分を取って移動体の一部を抽出
し、その各差分画像を2値化し、それらの論理和を取る
ことで移動体領域の全部を求めるというものであった(
浅田はか「運動物体の検出と追跡(複数の固体の場合)
」信学技報、NoPRL78−10 (昭53−5))
。
この従来の移動体検出装置のブロック図を第2図に示す
。
。
21は撮像装置で、例えばCCDカメラ等で構成され、
移動体を含む情景画像を撮像しながら明暗コントラスト
を量子化し、ディジタル画像データに変換する。
移動体を含む情景画像を撮像しながら明暗コントラスト
を量子化し、ディジタル画像データに変換する。
この撮像装置21で得られた画像データは1フレームメ
モリ回路22に格納される。23は背景を除去するため
に設けられた差分素子で、現画面の画像データと基準画
面の画像データの差分の絶対値を求める素子である。こ
こで移動体を抽出するフレームF(1)を基準画面とし
て1フレームメモリ回路22に格納する。その他の連続
するフレームF(N)(N22)は、現画面の画像デー
タとして差分素子23に導かれ、これによってフレーム
F(1)との差分画像データが得られる。例えば、移動
体が背景より暗い場合には差分のうち負値のみを抽出す
る。
モリ回路22に格納される。23は背景を除去するため
に設けられた差分素子で、現画面の画像データと基準画
面の画像データの差分の絶対値を求める素子である。こ
こで移動体を抽出するフレームF(1)を基準画面とし
て1フレームメモリ回路22に格納する。その他の連続
するフレームF(N)(N22)は、現画面の画像デー
タとして差分素子23に導かれ、これによってフレーム
F(1)との差分画像データが得られる。例えば、移動
体が背景より暗い場合には差分のうち負値のみを抽出す
る。
2値化回路24はF(1)内の移動体の一部を抽出する
なめに設けられ、差分素子23によって得られた差分画
像データをある閾値によって2値化し、移動体領域の一
部を得る。25の論理和演算素子は2値化回路24の出
力と過去の移動体領域との論理和をとる。26の移動体
領域メモリ回路は移動体の領域データを格納する。ここ
で、2値化して得た上記移動体領域の一部のデータと前
回までの移動体領域を格納しである移動体領域メモリ回
路26のデータとを論理和演算素子25によって重ね合
せ、再び移動体領域メモリ回路26に格納して、移動体
領域を更新する。
なめに設けられ、差分素子23によって得られた差分画
像データをある閾値によって2値化し、移動体領域の一
部を得る。25の論理和演算素子は2値化回路24の出
力と過去の移動体領域との論理和をとる。26の移動体
領域メモリ回路は移動体の領域データを格納する。ここ
で、2値化して得た上記移動体領域の一部のデータと前
回までの移動体領域を格納しである移動体領域メモリ回
路26のデータとを論理和演算素子25によって重ね合
せ、再び移動体領域メモリ回路26に格納して、移動体
領域を更新する。
このようにして何枚かのフレームを重ねることで移動体
領域メモリ回路26に得られた移動体領域を表示器27
によって表示する。なお、28のタイミング回路は、各
ブロックの同期を収るための回路である。
領域メモリ回路26に得られた移動体領域を表示器27
によって表示する。なお、28のタイミング回路は、各
ブロックの同期を収るための回路である。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、差分画像を2値化して移動体の一部を求
め、それらの論理和を収ることにより移動体の全部を抽
出するようにした従来の装置では、次のような欠点があ
った。
め、それらの論理和を収ることにより移動体の全部を抽
出するようにした従来の装置では、次のような欠点があ
った。
(1)移動体領域を検出するのに差分を用いているため
、背景と移動体との明暗コントラストが少ない場合、移
動体領域を検出できない。
、背景と移動体との明暗コントラストが少ない場合、移
動体領域を検出できない。
(2)2値化するための閾値の決定が難しく、しかも何
枚もの移動体領域を重ね合せているため、閾値の値によ
って背景のノイズを拾ってしまう。
枚もの移動体領域を重ね合せているため、閾値の値によ
って背景のノイズを拾ってしまう。
この発明の目的は、特徴点から移動体の輪郭を求め、特
徴点の移動ベクトルを基に移動体の輪郭を埋めて移動体
の全領域を抽出することによって、背景の影響で移動体
の抽出が正しくできないという従来技術の問題点を解消
して、背景の影響を受けない移動体検出装置を提供する
ことにある。
徴点の移動ベクトルを基に移動体の輪郭を埋めて移動体
の全領域を抽出することによって、背景の影響で移動体
の抽出が正しくできないという従来技術の問題点を解消
して、背景の影響を受けない移動体検出装置を提供する
ことにある。
し課題を解決するための手段]
この発明の移動体検出装置は、フレーム画像データから
あるフレーム内の特徴を抽出する特徴点抽出手段と、特
徴点抽出手段で得られた特徴点の移動ベクトルを算出す
る移動ベクトル算出手段と、移動ベクトル算出手段から
得られた同一方向上の複数の特徴点についての移動ベク
トルの一致・不一致に基づいて移動体の領域を抽出する
移動体抽出手段とを設けて構成したものである。
あるフレーム内の特徴を抽出する特徴点抽出手段と、特
徴点抽出手段で得られた特徴点の移動ベクトルを算出す
る移動ベクトル算出手段と、移動ベクトル算出手段から
得られた同一方向上の複数の特徴点についての移動ベク
トルの一致・不一致に基づいて移動体の領域を抽出する
移動体抽出手段とを設けて構成したものである。
そして、上記移動体抽出手段は、移動ベクトル算出手段
の出力をX軸方向成分とy軸方向成分とに分けて、それ
ぞれの成分に関して移動体領域を検出することにより、
検出した移動体領域の共通部分を求めて移動体領域を算
出するように構成することが好ましい。
の出力をX軸方向成分とy軸方向成分とに分けて、それ
ぞれの成分に関して移動体領域を検出することにより、
検出した移動体領域の共通部分を求めて移動体領域を算
出するように構成することが好ましい。
また、特に、上記移動ベクトル算出手段の出力である移
動ベクトルのX軸方向成分、y軸方向成分から移動体領
域をそれぞれ検出する手段を、X軸方向にスキャンする
時は移動ベクトルのy軸方向成分を比較して移動体領域
を検出し、y軸方向にスキャンする時は移動ベクトルの
X軸方向成分を比較して移動体領域を検出するように構
成してもよい。
動ベクトルのX軸方向成分、y軸方向成分から移動体領
域をそれぞれ検出する手段を、X軸方向にスキャンする
時は移動ベクトルのy軸方向成分を比較して移動体領域
を検出し、y軸方向にスキャンする時は移動ベクトルの
X軸方向成分を比較して移動体領域を検出するように構
成してもよい。
さらに、上記特徴点抽出手段に、画像のエツジ検出手段
を用いてもよい。
を用いてもよい。
[作用コ
フレーム画像データが特徴点抽出手段に入力されると、
そのフレーム内の特徴点が微分によって抽出される。
そのフレーム内の特徴点が微分によって抽出される。
着目しているフレーム画像データと、それ以前のフレー
ム画像データとが移動ベクトル算出手段に入力されると
、特徴点抽出手段の出力である着目フレーム内の特徴点
の移動ベクトルが算出される。
ム画像データとが移動ベクトル算出手段に入力されると
、特徴点抽出手段の出力である着目フレーム内の特徴点
の移動ベクトルが算出される。
移動ベクトル算出手段から得られた移動ベクトルが移動
体抽出手段に入力されると、同一方向上の複数の特徴点
について、その移動ベクトルの一致・不一致が判定され
る。すなわち、同一の移動体であれば、同一方向上の複
数の特徴点の移動ベクトルは等しく、逆に異なる移動体
であれば移動ベクトルは等しくならないことを利用して
いる。
体抽出手段に入力されると、同一方向上の複数の特徴点
について、その移動ベクトルの一致・不一致が判定され
る。すなわち、同一の移動体であれば、同一方向上の複
数の特徴点の移動ベクトルは等しく、逆に異なる移動体
であれば移動ベクトルは等しくならないことを利用して
いる。
上記判定結果に基づいて移動体の領域が抽出される。
[実施例]
以下、この発明の実施例を第1図、第3図〜第8図を用
いて説明する。
いて説明する。
第1図はこの発明の移動体検出装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
11は撮像装置であり、例えばCCDカメラ等で構成さ
れ、移動体を含む情景画像を取り込み、その明暗コント
ラストを量子化し、ディジタル画像データとして出力す
る。
れ、移動体を含む情景画像を取り込み、その明暗コント
ラストを量子化し、ディジタル画像データとして出力す
る。
特徴点抽出回路12は現フレーム内の特徴点を抽出する
回路である。例えば、白井良明「コンピュータビジョン
[人工知能シリーズ4]」昭55゜4.30.昭晃堂、
P19〜21)に記載されているようなエツジ検出オペ
レータく輪郭検出オペレータ)を用いてデータ値の大き
いところを特徴点とする手段を採用することができる。
回路である。例えば、白井良明「コンピュータビジョン
[人工知能シリーズ4]」昭55゜4.30.昭晃堂、
P19〜21)に記載されているようなエツジ検出オペ
レータく輪郭検出オペレータ)を用いてデータ値の大き
いところを特徴点とする手段を採用することができる。
ここで特徴点とは、画像の中で濃度値の顕著な変化の状
態のある点をいう。エツジ検出オペレータによれば、エ
ツジ検出をするために明るさを微分するので、明るさが
強調され、従って背景と移動体との明暗のコントラスト
が少なくても移動体の検出が可能となる。
態のある点をいう。エツジ検出オペレータによれば、エ
ツジ検出をするために明るさを微分するので、明るさが
強調され、従って背景と移動体との明暗のコントラスト
が少なくても移動体の検出が可能となる。
移動ベクトル算出回路13は、現フレームとそれ以前の
フレームの画像データとから、特徴点抽出回路12の出
力である現フレーム内の特徴点の移動ベクトルを算出す
る。移動ベクトルを算出する方法には、運動する物体の
速度を連続する画像から計測する方法がそのまま適用で
き、その方法には、例えば、吹抜敏速「画像のディジタ
ル信号処理」 (昭57.4.28.日刊工業、P22
1〜227)に記載されているように、大別して次の4
つがある。
フレームの画像データとから、特徴点抽出回路12の出
力である現フレーム内の特徴点の移動ベクトルを算出す
る。移動ベクトルを算出する方法には、運動する物体の
速度を連続する画像から計測する方法がそのまま適用で
き、その方法には、例えば、吹抜敏速「画像のディジタ
ル信号処理」 (昭57.4.28.日刊工業、P22
1〜227)に記載されているように、大別して次の4
つがある。
(I>連続する画像間の差を最小にする偏位を求める方
法(テンプレートマツチング法)(n)相互相関関数を
最大にする偏位を求める方法 (III)フーリエ変換の画像間の比により求める方法 (IV)画像の空間的勾配と、画像間差の関係から求め
る方法。
法(テンプレートマツチング法)(n)相互相関関数を
最大にする偏位を求める方法 (III)フーリエ変換の画像間の比により求める方法 (IV)画像の空間的勾配と、画像間差の関係から求め
る方法。
本実施例では、移動ベクトルを算出する一例として(I
)の方法、即ち、近傍の画素を1プロ・ツクとして、対
応するフレーム内の着目画素の近傍からそのブロックと
の類似度が高いブロックを検出して移動ベクトルを求め
るテンプレートマツチング法を採用している。
)の方法、即ち、近傍の画素を1プロ・ツクとして、対
応するフレーム内の着目画素の近傍からそのブロックと
の類似度が高いブロックを検出して移動ベクトルを求め
るテンプレートマツチング法を採用している。
移動体領域検出回路14は移動ベクトル算出回路13で
算出した特徴点での移動ベクトルを基に移動領域を検出
する。この詳細については後述する。 表示器15は移
動体領域検出回路14で得た移動体領域を表示する装置
である。また。タイミング回路16は各ブロックの同期
を収るための同期信号を発生する回路である。
算出した特徴点での移動ベクトルを基に移動領域を検出
する。この詳細については後述する。 表示器15は移
動体領域検出回路14で得た移動体領域を表示する装置
である。また。タイミング回路16は各ブロックの同期
を収るための同期信号を発生する回路である。
次に、上記移動体領域検出回路14において特徴点での
移動ベクトルを基に移動体領域を検出する手法を詳細に
説明する。
移動ベクトルを基に移動体領域を検出する手法を詳細に
説明する。
第3図に移動ベクトルを基に領域を検出する一例として
、まず移動ベクトルの垂直方向成分(y軸方向成分)を
用いた移動体領域検出手法のフローチャートを示す。
、まず移動ベクトルの垂直方向成分(y軸方向成分)を
用いた移動体領域検出手法のフローチャートを示す。
ここでは、移動ベクトルのy軸方向成分を格納した列数
(横幅) cots、行数(縦幅) rowsのフレ−
ムメモリを用いて説明する。
(横幅) cots、行数(縦幅) rowsのフレ−
ムメモリを用いて説明する。
まず、フレームメモリの縦幅のアドレスを示すy値を0
にクリアし、フレームメモリの横幅のアドレスを示すX
値を0にクリアする(ステップ301.302>。
にクリアし、フレームメモリの横幅のアドレスを示すX
値を0にクリアする(ステップ301.302>。
次に、前記特徴点抽出回路12で得な情報からX値、y
値が示すアドレスが、特徴点の情報を格納しているアド
レスかどうかを判別する(ステップ303)。YESで
あればX値、y値が示すアドレスの移動ベクトルのy軸
方向成分を読み出し、アドレスX値が同一である前特徴
点(同一フレーム内)の移動ベクトルのy軸方向成分と
等しいか否かを判別し、YESであれば前特徴点と現特
徴点との間を移動体領域とする(ステップ304305
〉。
値が示すアドレスが、特徴点の情報を格納しているアド
レスかどうかを判別する(ステップ303)。YESで
あればX値、y値が示すアドレスの移動ベクトルのy軸
方向成分を読み出し、アドレスX値が同一である前特徴
点(同一フレーム内)の移動ベクトルのy軸方向成分と
等しいか否かを判別し、YESであれば前特徴点と現特
徴点との間を移動体領域とする(ステップ304305
〉。
その後、ステップ303または304においてNOであ
る場°合と合流して、X値をインクリメントした後、X
値がフレームメモリの横幅colsをオーバーしていな
いかを判別する(ステップ306.307)。もしNo
であればステップ303に戻り、オーバーするまで上記
ステップ(ステップ303〜307)を繰り返す。また
YES、即ちオーバーしたらy値をインクリメントした
後、今度はy値が示す値がフレームメモリの縦幅row
sをオーバーしていないかを判別する(ステップ308
.309)。NOであればステップ302に戻り、オー
バーするまで上記ステップ(ステップ302〜309)
を繰り返す。またYES、即ちオーバーしたら処理を終
了する。
る場°合と合流して、X値をインクリメントした後、X
値がフレームメモリの横幅colsをオーバーしていな
いかを判別する(ステップ306.307)。もしNo
であればステップ303に戻り、オーバーするまで上記
ステップ(ステップ303〜307)を繰り返す。また
YES、即ちオーバーしたらy値をインクリメントした
後、今度はy値が示す値がフレームメモリの縦幅row
sをオーバーしていないかを判別する(ステップ308
.309)。NOであればステップ302に戻り、オー
バーするまで上記ステップ(ステップ302〜309)
を繰り返す。またYES、即ちオーバーしたら処理を終
了する。
この処理は、第5図に示すようにX軸方向にラスクスキ
ャンを行ない、同一の移動体の特徴点を示すある2点が
同−y値アドレスを示す場合、それらのアドレスが示す
移動ベクトルのy軸方向成分が等しいことを利用して、
それら2点間を移動体領域とするものである。
ャンを行ない、同一の移動体の特徴点を示すある2点が
同−y値アドレスを示す場合、それらのアドレスが示す
移動ベクトルのy軸方向成分が等しいことを利用して、
それら2点間を移動体領域とするものである。
例えば、第8図(a)に示すようにフレーム画像80に
2個の移動体81.82が同一速度、同一方向に移動し
ている場合、すなわち同一の移動ベクトルV、■を持っ
ている場合について具体的に説明する。ハツチングを施
した部分83がX軸方向についてラスクスキャンを行っ
て得た移動体領域である。アドレスym値において、特
徴点すの移動ベクトルのy軸方向成分は前特徴点aのy
軸方向成分と等しい。特徴点Cの移動ベクトルのy軸方
向成分は前特徴点すのy軸方向成分と等しい。
2個の移動体81.82が同一速度、同一方向に移動し
ている場合、すなわち同一の移動ベクトルV、■を持っ
ている場合について具体的に説明する。ハツチングを施
した部分83がX軸方向についてラスクスキャンを行っ
て得た移動体領域である。アドレスym値において、特
徴点すの移動ベクトルのy軸方向成分は前特徴点aのy
軸方向成分と等しい。特徴点Cの移動ベクトルのy軸方
向成分は前特徴点すのy軸方向成分と等しい。
そして、特徴点dの移動ベクトルのy軸方向成分は前特
徴点Cのy軸方向成分と等しい。したがって、アドレス
ym値における移動体領域は、2個の移動体の区別なく
a点からd点までの間となる。
徴点Cのy軸方向成分と等しい。したがって、アドレス
ym値における移動体領域は、2個の移動体の区別なく
a点からd点までの間となる。
このようにして移動体領域を1フレームについて検出す
ると、前述したように2個の移動体81゜82を一体的
に把握したハツチング部分83得られる。
ると、前述したように2個の移動体81゜82を一体的
に把握したハツチング部分83得られる。
なお、X軸方向のスキャンを行うとき移動ベクトルのX
軸方向成分ではなく、yN方向成分で判別するのは次の
理由による。例えば第7図に示すように、X軸方向と平
行な輪郭線71を持つ移動体73が点線で示す輪郭線7
2の位置に移動した場合において、前述した移動ベクト
ル算出回路13にて移動ベクトルを算出する場合、局所
領域において輪郭線71の法線方向の移動量はわかるが
、接線方向の移動量に関してはわからない。a点がal
に移動したのか、a2に移動したのか、あるいはa3に
移動したのか不明だからである。このため、算出したX
軸方向成分の移動量は正確ではない。したがって、移動
ベクトル成分のわかるy軸方向成分を見ているのである
。
軸方向成分ではなく、yN方向成分で判別するのは次の
理由による。例えば第7図に示すように、X軸方向と平
行な輪郭線71を持つ移動体73が点線で示す輪郭線7
2の位置に移動した場合において、前述した移動ベクト
ル算出回路13にて移動ベクトルを算出する場合、局所
領域において輪郭線71の法線方向の移動量はわかるが
、接線方向の移動量に関してはわからない。a点がal
に移動したのか、a2に移動したのか、あるいはa3に
移動したのか不明だからである。このため、算出したX
軸方向成分の移動量は正確ではない。したがって、移動
ベクトル成分のわかるy軸方向成分を見ているのである
。
同様な手法で移動ベクトルの水平方向成分(X軸方向成
分)を用いた移動体領域検出手法のフローチャートを第
4図に示す。この手法は第6図に示すようにy軸方向ス
キャンを行ない、アドレスX値が同一である特徴点同士
を移動ベクトルのX軸方向成分で判別して移動体領域を
検出するものである。なお、ここでy軸方向スキャンを
行うときにX軸方向成分で判別するのは、上記したのと
同じ理由である。
分)を用いた移動体領域検出手法のフローチャートを第
4図に示す。この手法は第6図に示すようにy軸方向ス
キャンを行ない、アドレスX値が同一である特徴点同士
を移動ベクトルのX軸方向成分で判別して移動体領域を
検出するものである。なお、ここでy軸方向スキャンを
行うときにX軸方向成分で判別するのは、上記したのと
同じ理由である。
まず、フレームメモリの横幅のアドレスを示すX値をO
にクリアし、フレームメモリの縦幅のアドレスを示すy
値を0にクリアする(ステップ401.402)。
にクリアし、フレームメモリの縦幅のアドレスを示すy
値を0にクリアする(ステップ401.402)。
次に、前記特徴点抽出回路12で得た情報からX値、y
値が示すアドレスが特徴点の情報を格納しているアドレ
スかどうかを判別する(ステップ403)。YESであ
ればX値、y値が示すアドレスの移動ベクトルのX軸方
向成分を読み出し、アドレスX値が同一である前特徴点
(同一フレーム内)の移動ベクトルのX軸方向成分と等
しいが否かを判別し、YESであれば前特徴点と現特徴
点との間を移動体領域とする【ステップ404゜405
)。
値が示すアドレスが特徴点の情報を格納しているアドレ
スかどうかを判別する(ステップ403)。YESであ
ればX値、y値が示すアドレスの移動ベクトルのX軸方
向成分を読み出し、アドレスX値が同一である前特徴点
(同一フレーム内)の移動ベクトルのX軸方向成分と等
しいが否かを判別し、YESであれば前特徴点と現特徴
点との間を移動体領域とする【ステップ404゜405
)。
その後、ステップ403または404においてNoであ
る場合と合流して、y値をインクリメントした後、y値
がフレームメモリの縦幅rowsをオーバーしていない
かを判別する(ステップ406.407)。もしNOで
あればステップ403に戻り、オーバーするまで上記ス
テップ(ステップ403〜407)を繰り返す。またY
ES、即ちオーバーしたらX値をインクリメントした後
、今度はX値が示す値がフレームメモリの横幅cols
をオーバーしていないかを判別する(ステップ408.
409)。NOであればステップ402に戻り、オーバ
ーするまで上記ステップ(ステップ402〜409)を
繰り返す。またYES、即ちオーバーしたら処理を終了
する。
る場合と合流して、y値をインクリメントした後、y値
がフレームメモリの縦幅rowsをオーバーしていない
かを判別する(ステップ406.407)。もしNOで
あればステップ403に戻り、オーバーするまで上記ス
テップ(ステップ403〜407)を繰り返す。またY
ES、即ちオーバーしたらX値をインクリメントした後
、今度はX値が示す値がフレームメモリの横幅cols
をオーバーしていないかを判別する(ステップ408.
409)。NOであればステップ402に戻り、オーバ
ーするまで上記ステップ(ステップ402〜409)を
繰り返す。またYES、即ちオーバーしたら処理を終了
する。
ここで、再び第8図を用いて上記フローの内容を具体的
に説明する。第8図(b)に示すように、ハツチングを
施した部分84.85がy軸方向についてラスクスキャ
ンを行って得た移動体領域である。アドレスxm値にお
いて、特徴点fの移動ベクトルのX軸方向成分は前特徴
点eのX軸方向成分と等しい。また、アドレスxn値に
おいて、特徴点りの移動ベクトルのX軸方向成分は前特
徴点gのX軸方向成分と等しい。したがって、アドレス
xm値における移動体領域は、e点からf点までの間と
なる。また、アドレスxn値における移動体領域は、g
点からh点までの間となる。このようにして移動体領域
を1フレームについて検出すると、前述したように2個
の移動体81.82を別体に把握したハツチング部分8
4.85が得られる。
に説明する。第8図(b)に示すように、ハツチングを
施した部分84.85がy軸方向についてラスクスキャ
ンを行って得た移動体領域である。アドレスxm値にお
いて、特徴点fの移動ベクトルのX軸方向成分は前特徴
点eのX軸方向成分と等しい。また、アドレスxn値に
おいて、特徴点りの移動ベクトルのX軸方向成分は前特
徴点gのX軸方向成分と等しい。したがって、アドレス
xm値における移動体領域は、e点からf点までの間と
なる。また、アドレスxn値における移動体領域は、g
点からh点までの間となる。このようにして移動体領域
を1フレームについて検出すると、前述したように2個
の移動体81.82を別体に把握したハツチング部分8
4.85が得られる。
このようにして移動ベクトルのX軸方向成分、y軸方向
成分のそれぞれで検出した移動体領域同士83と84.
85との論理積をとることで、誤った領域やノイズが排
除され、第8図(C)に示すように正しい移動体領域8
6.87を検出することができる。
成分のそれぞれで検出した移動体領域同士83と84.
85との論理積をとることで、誤った領域やノイズが排
除され、第8図(C)に示すように正しい移動体領域8
6.87を検出することができる。
以上述べたように本実施例によれば、微分を用いた特徴
点の抽出によって移動体の輪郭を求めるようにしたので
、背景と移動体の明暗コントラストが少ない場合であっ
ても、微分により移動体の輪郭が強調されることになり
、移動体領域を容易に検出できる。
点の抽出によって移動体の輪郭を求めるようにしたので
、背景と移動体の明暗コントラストが少ない場合であっ
ても、微分により移動体の輪郭が強調されることになり
、移動体領域を容易に検出できる。
また、特徴点の移動ベクトル成分からx、y軸方向の移
動体領域をそれぞれ求めた上で、これらの論理積を収る
ことにより移動体の全領域を抽出するようにしたので、
背景にノイズがあっても、論理積を取る過程でノイズは
除去され、したがって、移動体を求めるために閾値を必
要としたり、フレームを何枚も重ね合わせ移動体領域を
求めたりすることもなく、これらにより背景のノイズを
拾ってしまうこともない。
動体領域をそれぞれ求めた上で、これらの論理積を収る
ことにより移動体の全領域を抽出するようにしたので、
背景にノイズがあっても、論理積を取る過程でノイズは
除去され、したがって、移動体を求めるために閾値を必
要としたり、フレームを何枚も重ね合わせ移動体領域を
求めたりすることもなく、これらにより背景のノイズを
拾ってしまうこともない。
なお、上記実施例では移動ベクトルをX軸方向成分とy
軸方向成分とに分けたが、これに限定されず、斜め方向
成分に分けてもよい。
軸方向成分とに分けたが、これに限定されず、斜め方向
成分に分けてもよい。
また、移動体の全領域を求める手段として論理積を用い
たが、これと同等な手段を用いることもできる。
たが、これと同等な手段を用いることもできる。
[発明の効果]
以上、詳細に説明したようにこの発明によれば次の効果
を特徴する 請求項1の移動体検出装置においては、移動体を検出す
る手法に移動ベクトルを使用したので、背景に影響を受
けずに移動体を有効に検出することができる。
を特徴する 請求項1の移動体検出装置においては、移動体を検出す
る手法に移動ベクトルを使用したので、背景に影響を受
けずに移動体を有効に検出することができる。
請求項2の移動体検出装置においては、移動ベクトルを
X軸方向成分とy軸方向成分とに分けて、各成分の共通
部分から移動体領域を算出するようにしたので、移動体
が複数あっても、これらを区別できる。
X軸方向成分とy軸方向成分とに分けて、各成分の共通
部分から移動体領域を算出するようにしたので、移動体
が複数あっても、これらを区別できる。
請求項3の移動体検出装置においては、特に、スキャン
方向と直交するベクトル成分について比較するようにし
たので、移動ベクトル成分同士の比較が不確定とならず
に正確に行え、移動体の検出精度をより高めることがで
きる。
方向と直交するベクトル成分について比較するようにし
たので、移動ベクトル成分同士の比較が不確定とならず
に正確に行え、移動体の検出精度をより高めることがで
きる。
請求項4の移動体検出装置においては、エツジ検出手段
を用いるので移動体の輪郭を容易に検出できる。
を用いるので移動体の輪郭を容易に検出できる。
第1図は本発明の移動体検出装置に係る実施例を示すブ
ロック図、第2図は従来の移動体検出装置のブロック図
、第3図は移動体ベクトルのX軸方向成分を用いた移動
体領域検出手法のフローチャート、第4図は移動体ベク
トルのX軸方向成分を用いた移動体領域検出手法のフロ
ーチャート、第5図はX軸方向スキャンの説明図、第6
図はy軸方向スキャンの説明図、第7図は局所領域での
移動ベクトル観測の場合の不確定性を示す説明図、第8
図は本実施例による移動体検出の具体例を示す説明図で
ある。 12は特徴点抽出回路、13は移動ベクトル算出回路、
14は移動体領域検出回路(移動体抽出手段)、80は
フレーム画像、86.87は移動体領域、a〜hは特徴
点、■は移動ベクトルである。 −−一一一”i X 第 6図 移動へ゛クトルの不確定性 第7図 (a) x軸方向の領域 (b) y軸方向の領域 (C)論理積をとった領域 第8図
ロック図、第2図は従来の移動体検出装置のブロック図
、第3図は移動体ベクトルのX軸方向成分を用いた移動
体領域検出手法のフローチャート、第4図は移動体ベク
トルのX軸方向成分を用いた移動体領域検出手法のフロ
ーチャート、第5図はX軸方向スキャンの説明図、第6
図はy軸方向スキャンの説明図、第7図は局所領域での
移動ベクトル観測の場合の不確定性を示す説明図、第8
図は本実施例による移動体検出の具体例を示す説明図で
ある。 12は特徴点抽出回路、13は移動ベクトル算出回路、
14は移動体領域検出回路(移動体抽出手段)、80は
フレーム画像、86.87は移動体領域、a〜hは特徴
点、■は移動ベクトルである。 −−一一一”i X 第 6図 移動へ゛クトルの不確定性 第7図 (a) x軸方向の領域 (b) y軸方向の領域 (C)論理積をとった領域 第8図
Claims (4)
- (1)フレーム画像データから1フレーム内の特徴を抽
出する特徴点抽出手段と、 前記特徴点抽出手段で得られた特徴点の移動ベクトルを
算出する移動ベクトル算出手段と、前記移動ベクトル算
出手段から得られた同一方向上の複数の特徴点について
の移動ベクトルの一致・不一致に基づいて移動体の領域
を抽出する移動体抽出手段と を設けたことを特徴とする移動体検出装置。 - (2)上記移動体抽出手段が、上記移動ベクトル算出手
段の出力をx軸方向成分とy軸方向成分とに分けて、そ
れぞれの成分に関して移動体領域を検出することにより
、検出した移動体領域の共通部分を求めて移動体領域を
算出するように構成されていることを特徴とする請求項
1記載の移動体検出装置。 - (3)上記移動ベクトル算出手段の出力である移動ベク
トルのx軸方向成分、y軸方向成分から移動体領域をそ
れぞれ検出する手段が、x軸方向にスキャンする時は移
動ベクトルのy軸方向成分を比較して移動体領域を検出
し、y軸方向にスキャンする時は移動ベクトルのx軸方
向成分を比較して移動体領域を検出するように構成され
ていることを特徴とする請求項2記載の移動体検出装置
。 - (4)上記特徴点抽出手段として、画像のエッジ検出手
段を用いたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載の移動体検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1146850A JPH0312788A (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 移動体検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1146850A JPH0312788A (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 移動体検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0312788A true JPH0312788A (ja) | 1991-01-21 |
Family
ID=15416956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1146850A Pending JPH0312788A (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 移動体検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0312788A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011053951A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Canon Inc | 画像処理装置 |
-
1989
- 1989-06-12 JP JP1146850A patent/JPH0312788A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011053951A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Canon Inc | 画像処理装置 |
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