JPH03123683A - 管内洗浄方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば水力発電所における水圧鉄管の管内
の洗浄に利用される管内洗浄方法に関するものである。

〔従来の技術〕

水力発電所における水圧鉄管は、使用経過に伴って管内
に水垢、錆等が付着するため、定期的に管内を洗浄して
水垢、錆等を除去することが大切である。

上記水圧鉄管の管内洗浄は、ある程度以上の管径を有す
るものに対しては、抜水状態で作業者が洗浄機材を携帯
して直接管内に入り込んで実施しているが、小径管では
、このような作業が不可能のため、放置しているのが現
状である。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、水力発電所の水圧鉄管は、ダムの貯水を高所
から低所の発電機に高落差で流下させるためのもので、
大部分が傾斜状に配置されており、作業者が直接管内に
入り込む従来の方式では、危険を伴うのみならず、狭く
て暗い管内では充分な作業ができず、作業時間も長くな
り、また、小径管では管内の洗浄が全く行われていない
ため、耐久寿命が短く、交換頻度が多くなる等の問題が
あった。

この発明は、従来における上記問題に鑑みて提案された
もので、その目的とするところは、大径管はもとより、
特に小径管にあっても、管内洗浄作業を安全かつ能率的
・に行わせることができる管内洗浄方法を提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、上記目的を達成するため、高圧水発生装置
に連結した回転噴射ノズルが管の中心軸線と一致するよ
うに高さ調整可能に支持されたそりを牽引装置に連結し
た状態で管内に挿入させ、高圧発生装置から回転噴射ノ
ズルに高圧水を圧送するとともに、牽引装置でそりを前
進するようにしたものである。

〔作用〕

高圧水発生装置から回転噴射ノズルに高圧水を圧送し、
牽引装置でそりを前進させることによって、回転噴射ノ
ズルは高圧水を噴射させ乍ら管内を移動し、これにより
管内の洗浄を行う。

〔実施例〕

第１図はこの発明の適用例を示す全体の概略側面図であ
って、（１）は洗浄ユニット、（２）は高圧水発生装置
、（３）は送水ホース、（４）はホースリール、（５）
はライ・ンチ等の牽引装置、（６）１はワ）イヤロープ
、（７）は水圧鉄管、（８）は発電所、（９）は発電機
、（１０）はダム、（１１）は取水管を示している。

発電所（８）は、ダム（１０）から高落差が得られる適
正な場所に設置され、この発電所（８）の上部高所に取
水溜（１２）が形成され、この取水溜（１２）には、ダ
ム（１０）の取水口（１３）から取水管（１１）を介し
て取水される。

取水溜（１２）の水は、水圧鉄管（７）内を通って高落
差による運動エネルギーを発生し、発電機（９）の羽根
車を回転させて発電する。

水圧鉄管（７）内の洗浄は、ダム（１０）の取水口（１
３）のゲートを閉鎖して抜水状態で行われる。

水圧鉄管（７）は、単位長さの鉄管を伸縮継手を介して
必要本数接続して構成されている。

洗浄ユニット（１）は、第２図及び第３図に示すように
、枠状フレームのそり（１４）に回転噴射ノズル（１４
）を搭載している。そり（１４）はワイヤロープ（６）
を介して牽引装置（５）に連絡しである。回転噴射ノ５
ズル（１５）はそり（１４）に高さ調整可能な支え部材
（１６）　　（１６）を介して水圧鉄管（７）の中心軸
線に一致するように支持され、ホースリール（４）で巻
戻し、巻取りが自在な送水ホース（３）を介して高圧水
発生装置（２）に連結しである０回転噴射ノズル（１５
）は外周面に接線方向に向けて開口する噴射口（１６）
を複数個設けた砲弾形状を呈する回転体（１７）を送水
ホース（３）を取付けた支持管（１８）に回転自在に支
持してなり、高圧水発生装置（２）から送水ホース（３
）を介して供給される高圧水を噴射口（１６）　　（１
６）・・・から接線方向に向けて噴射し、その反力によ
り高圧水の噴射方向とは逆方向に回転体（１７）を回転
する。従って、回転体（１７）の回転により、高圧水を
水圧鉄管（７）の内面全周に噴射するようにしている。

洗浄作業は、水圧鉄管（７）１の下端部近辺に高圧水発
生装置（２）及びホー、スリール（４）を設置するとと
もに、取水Ｒ（１１２）の近辺に牽引装置（５）を設置
し、洗蓚ユ＝７ト（１）を水圧鉄管（７）の上端から管
内にして送水ホース（３）及びワイヤロープ（６）を連
結挿入する。その後、牽引装置（５）でホースリール（
４）及びワイヤロープ（６）を介して洗浄ユニット（１
）を降下し、これと同時に高圧水発生装置（２）から送
水ホース（３）を介して洗浄ユニット（１）の回転噴射
ノズル（１８）に高圧水を圧送する。これによって、回
転噴射ノズル（１５）は高圧水を噴射し乍ら水手鉄管（
７）の円周方向に回転し、水圧鉄管（７）の内面は高圧
水で洗浄される。

水圧鉄管（７）の下端まで洗浄が終了すると、洗浄ユニ
ット（１）が牽引袋Ｗ（５）で引き上げられて水圧鉄管
（７）の上端から回収される。

洗浄ユニット（１）は、異なる管径に対処するため、回
転噴射ノズル（１５）をそり（１４）に上下に高さ調整
可能な支え部材（４６）　　（１６）を介して支持ｔさ
せ、回転噴射ノズル（１５）が適用される管の１中心軸
線に一致するよ、うになされるものである。

尚、上記実施例は、水圧鉄管（７）に利用した場合につ
いてのべているが、この発明は他の管内洗浄作業に利用
しても良い。

〔発明の効果〕

この発明によれば、管内の洗浄を安全かつ能率的にでき
るとともに、全体を小型化できるため、小径管にも適用
し得ることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の適用例を示す全体の概略側面図、第
２図及び第３図は洗浄ユニットの側面図及び正面図であ
る。 （１）−・−洗浄ユニット、 （２）−・高圧水発生装置、 （３’）　−・送水ホース、（４）　−・ホースリール
、（５）　−牽引装置、　　（６）・−・・ワイヤロー
プ、（７）　−水圧鉄管。 特　許　出　願　人　　森田特殊機工株式会社代　　　
　理　　　　人　　江　　原　　省　　吾第２ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）高圧水発生装置に連結した回転噴射ノズルが管の
   中心軸線と一致するように高さ調整可能に支持されたそ
   りを牽引装置に連結した状態で管内に挿入させ、高圧発
   生装置から回転噴射ノズルに高圧水を圧送するとともに
   、牽引装置でそりを前進するようにしたことを特徴とす
   る管内洗浄方法。