JPH0312352Y2 - - Google Patents

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JPH0312352Y2
JPH0312352Y2 JP1860885U JP1860885U JPH0312352Y2 JP H0312352 Y2 JPH0312352 Y2 JP H0312352Y2 JP 1860885 U JP1860885 U JP 1860885U JP 1860885 U JP1860885 U JP 1860885U JP H0312352 Y2 JPH0312352 Y2 JP H0312352Y2
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water
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discharge hole
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案はノズル体に係り、殊に薬液や水の霧状
散布と水やりを簡単に切換えられるようにしたノ
ズル体の構造に関する。
(考案の背景) ノズル体を園芸用噴霧器などに接続して薬液や
水を散布するような場合、薬液や水はその散布目
的に応じて散布することが望ましい。すなわち例
えば草花や樹木等を消毒するような場合は薬液を
霧状に噴出させて草花や樹木全体に広く散布し、
また水やりを行うような場合は霧状に散布せずに
必要な箇所だけに散布するのが望ましい。このた
めに本出願人は、先にノズル基体に装着されたキ
ヤツプ体をこのノズル基体の長さ方向に沿つて進
退させることにより、薬液の霧状散布と水やりを
簡単に切り換えられるようにしたノズル体を提案
したが(実願昭59−23483号)、このものは切り換
え操作のためのキヤツプ体の進退ストロークが長
くなりやすい難点があり、また切り換え操作の際
キヤツプ体に形成された吐出孔がノズル基体に装
着された止水部材上を摺動して通過する構造とな
つていたため、吐出孔の縁より止水部材を痛めや
すい欠点があつた。
(考案の概要) 本考案は上記の点を勘案し、薬液の霧状散布と水
やりを簡単かつ確実に切換えられ、またその際ノ
ズル基体に装着された止水部材をできるだけ痛め
ないようにしたノズル体を提供する目的でなされ
たものである。このため本考案は、噴霧器などの
給水部に連通するノズル基体と、該ノズル基体に
その長さ方向に沿つて進退自在に被着されるキヤ
ツプ体とから成るノズル体において、上記ノズル
基体に形成された通水孔の後方に環状止水部材を
装着し、また上記キヤツプ体の前部に噴霧孔を形
成するとともに、該キヤツプ体の胴部に上記進退
方向の開口巾が上記止水部材の巾よりも大きい吐
出孔を形成し、かつこの止水部材を上記ノズル基
体と連動して上記キヤツプ体の内壁面を上記吐出
孔の前方と該吐出孔の間において摺動自在とした
ものである。このようにノズル体を構成すること
により、単にキヤツプ体を進退させて霧状散布と
水やりとを簡単に切り換えられるようにするだけ
でなく、切り換え操作に際してのキヤツプ体の進
退ストロークを短くして操作性を向上し、また止
水部材によるシール効果を確実にし、さらには切
り換え操作の際に止水部材をできるだけ痛めない
ようにしたものである。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案の実施例の説
明を行う。
第1図および第2図は本考案に係るノズル体を
示すものであつて、ノズル体1はノズル基体2
と、該ノズル基体2に被着されるキヤツプ体3お
よび該キヤツプ体3に被着されるカバー体4とか
ら成つている。ノズル基体2は、略円盤状の先端
膨大部21、該膨大部21の後部に連設された胴
部22、該胴部22の後部に連設された連結部2
3から成つており、その中心部には長さ方向に沿
つて通水路18が形成されている。5、5は膨大
部21に切欠形成された通水用切欠溝である。上
記胴部22は、膨大部21よりも径小の前胴部2
2a、該前胴部21aよりもやや径大の中胴部2
2b、該中胴部22bよりもさらに径大の後胴部
22cから成つている。前胴部22aには、上記
通水路18を外部に連通せしめる通水孔6、6が
二個形成されている。該通水孔6、6の後方には
環状止水部材としての軟質材から成るOリング7
が装着されており、このOリング7の後方には更
に止水用Oリング17が装着されている。第2図
bにおいて、8は中胴部22bに凹設されたOリ
ングの嵌着溝である。同図に示すように、嵌着溝
8はOリング7が該嵌着溝8内をノズル基体2の
長さ方向に若干摺動できるように、その開口巾D
をOリング7の直径dよりもやや大きくして余裕
巾lをもたせて形成されている。
9は後胴部22cの周胴面に形成されたネジ部
であつて、該ネジ部9に上記キヤツプ体3内周面
に形成されたネジ部15を螺着することにより、
キヤツプ体3はノズル基体2に被着される。連結
部23の直径は胴部22のそれより大きく、その
後端部には噴霧器本体部(後述)から伸出するパ
イプ11が接続されており、上記ノズル基体2の
通水路18は、該パイプ11を介して噴霧器本体
部に連通している。12は連結部23の周胴面に
形成された滑り止め用リブである。
キヤツプ体3は略円筒体であつて、前胴部31
と該前胴部31よりもやや径大の後胴部32から
なつている。前胴部31の前面は円錐状に突出
し、その中央には小径の噴霧孔13が形成されて
いる。また前胴部31の後部周胴面には、その円
周方向に沿つて短形の吐出孔14が三個づつ互い
に対向する位置に形成されている。なおかかる短
形の吐出孔14にかえて、円形の吐出孔を前胴部
31の周胴面の全周にわたつて形成してもよい。
後胴部32の内周面に形成されたネジ部15を上
記ネジ部9に螺合し、キヤツプ体3を指先にて回
転させると、該キヤツプ体3はノズル基体2の長
さ方向に沿つて進退するが、上記吐出孔14のこ
の進退方向の開口巾Dは、上記Oリング7の直径
dよりも大きくしてあり、また吐出孔14の内縁
部14aはOリング7に当つてこれを痛めないよ
うにテーパ面となつている。
カバー体4は略円筒体であつて弾性合成樹脂に
て形成されており、その前面は円錐状に突出し、
その中央には上記噴霧孔13よりもかなり径大の
放水孔25が形成されている。このカバー体4は
上記キヤツプ体3の前胴部31に装着され、その
状態で前胴部31とカバー体4の間には、通水部
19が確保される。42はカバー体4の内壁に同
心円状に複数条形成された整流用リブであり、こ
のリブ42はカバー体4を補強するとともに、上
記通水部19を確保している。なおこのリブ42
はスパイラル状に形成してもよい。4aはカバー
体4の内周壁に形成された環状溝部であつて、こ
の溝部4aをキヤツプ体3の周胴面に突設された
環状突部3aに弾性的に嵌着することにより、カ
バー体4はキヤツプ体3に装着される。41は指
先のすべり止め用凹条溝である。
第2図aに示すように、キヤツプ体3をこれに
装着されたカバー体4を回すことによりノズル基
体2に十分ネジ込んだ状態で、キヤツプ体3の上
記吐出孔14はOリング7とOリング17の間に
位置して吐出孔14はOリング7によりシールさ
れ、通水路18へ送られてきた薬液は通水孔6,
6、切欠溝5,5を通つて噴霧孔13と放水孔2
5から勢いよく霧状に噴出する。またキヤツプ体
3を回転させてキヤツプ体3をその吐出孔14が
Oリング7上に位置するまで前進させると(第2
図b参照)、通水路18へ送られた薬液は通水孔
6,6を出て各吐出孔14から通水部19へ流出
し、該通水部19を通つて放水孔25から勢いを
消失して、いわゆる水やりに適した状態で吐出さ
れる。
上記キヤツプ体3の摺動操作において、キヤツ
プ体3の後退限度位置すなわち噴霧操作位置は、
第2図aに示すようにその後端面が連結部32の
前端面に当接して吐出孔14がOリング7の後方
に位置したときであり、またキヤツプ体3の前進
位置すなわち水やり操作位置は吐出孔14がOリ
ング7上にきたときであるから、キヤツプ体3の
前進後退のストロークは短く、したがつて簡単に
霧状散布と水やりを切り換えることがでる。また
上記操作において吐出孔14はOリング7上をこ
れに摺接しながら通過しないので、上記操作によ
つてOリング7が吐出孔14の縁により損傷され
にくい利点がある。また上記のようにOリング7
の嵌着溝8をやや大きく形成して余裕巾lを付与
し、Oリング7が嵌着溝8内を若干摺動できるよ
うにしておけば、上記操作の際にOリングが無理
に吐出孔14の縁に当ることを避けられ、したが
つて上記操作の際にOリング7に無理な応力が作
用してこれを痛めるのを防止できる。本実施例に
おいては環状の止水部材としてOリング7を説明
したが、環状の止水部材としては例えば第3図に
示すようなリツプ状の止水部材7,であつても良
い。
第4図は上記ノズル体1を接続した給水部とし
ての噴霧器27にて薬液を鉢植20に霧状に消毒
噴霧している様子を示すものであつて、271は
噴霧器27の本体部、272は該本体部271に
結合された薬液タンクであり、第2図aに示すよ
うにキヤツプ体3をノズル基体2に十分ネジ込ん
でスイツチボタン273を操作すると、薬液は通
水部18から通水孔6,6を通つて噴霧孔13な
らびに放水孔25から霧状に噴出する。第5図は
鉢植20に水やりしている様子を示すものであつ
て、第2図bに示すようにキヤツプ体3を前進さ
せれば、通水路18から通水孔6,6を通つて流
出した薬液は、吐出孔14および通水部19を通
つて放水孔25から勢いなく吐出される。このよ
うにして薬液を散布する場合、噴霧孔13は放水
孔25よりもかなりの距離L内方にあるので、噴
霧孔13に枝が当るなどして該噴霧孔13が目詰
りしたり、傷ついたりする虞れは少ない。また噴
霧孔13からのしずくイ(第2図b参照)は、カ
バー体4の内部に落下して溜るので、しずくのぼ
た落ちによる不快感もない。
以上のように本ノズル体1によれば、キヤツプ
体3を回転させて該キヤツプ体3をノズル基体2
に沿つて前進後退させることにより、薬液の霧状
散布と水やりを簡単に切換えることができる。な
お上記実施例は、ノズル体1を噴霧器27に接続
して使用する場合を例にとつて説明したが、本ノ
ズル体1は噴霧器27に限らず、水道栓などの給
水部に接続して使用してもよいものである。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係るノズル体1
は、給水部27に連通するノズル基体2と、該ノ
ズル基体2にその長さ方向に沿つて進退自在に被
着されるキヤツプ体3とから成り、上記ノズル基
体2に該ノズル基体2の中心部に形成された通水
路18を外部に連通せしめる通水孔6を形成する
とともに、該通水孔6の後方に環状止水部材7を
装着し、かつ上記キヤツプ体3の前部に噴霧孔1
3を形成するとともに、該キヤツプ体3の胴部3
1に上記進退方向の開口巾Dが上記止水部材7の
巾dよりも大きい吐出孔14を形成したノズル体
であつて、上記止水部材7を、上記ノズル基体2
と連動して上記キヤツプ体3の内壁面を上記吐出
孔14の前方と該吐出孔14の間で摺動自在とし
て成るので、キヤツプ体3を回転操作して前進後
退させることにより、薬液の霧状散布と水やりと
を簡単に切換えることができるものであり、その
場合のキヤツプ体3の進退ストロークを短くでき
る。また霧状散布する際には、吐出孔14は止水
部材7により確実にシールされるので不要な水洩
れを防止して十分な内圧を確保でき、また切り換
え操作の際に、吐出孔14の縁により止水部材7
を痛めにくい等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図はノズル基体の分解斜視図、第2図a、bは断
面図、第3図は他の実施例の断面図、第4図およ
び第5図は使用中の側面図である。 1…ノズル体、2…ノズル基体、3…キヤツプ
体、6…通水孔、7,7′…環状止水部材、13
…噴霧孔、14…吐出孔18…通水路、27…給
水部、D…巾、d…巾。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給水部27に連通するノズル基体2と、該ノズ
    ル基体2にその長さ方向に沿つて進退自在に被着
    されるキヤツプ体3とから成り、上記ノズル基体
    2に該ノズル基体2の中心部に形成された通水路
    18を外部に連通せしめる通水孔6を形成すると
    ともに、該通水孔6の後方に環状止水部材7を装
    着し、かつ上記キヤツプ体3の前部に噴霧孔13
    を形成するとともに、該キヤツプ体3の胴部31
    に上記進退方向の開口巾Dが上記止水部材7の巾
    dよりも大きい吐出孔14を形成したノズル体で
    あつて、上記止水部材7を、上記ノズル基体2と
    連動して上記キヤツプ体3の内壁面を上記吐出孔
    14の前方と該吐孔14の間で摺動自在としたこ
    とを特徴とするノズル体。
JP1860885U 1985-02-13 1985-02-13 Expired JPH0312352Y2 (ja)

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JP1860885U JPH0312352Y2 (ja) 1985-02-13 1985-02-13

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JPS61135564U JPS61135564U (ja) 1986-08-23
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