JPH03123430A - 水槽及び該水槽の外周壁ブロック - Google Patents

水槽及び該水槽の外周壁ブロック

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JPH03123430A
JPH03123430A JP26332289A JP26332289A JPH03123430A JP H03123430 A JPH03123430 A JP H03123430A JP 26332289 A JP26332289 A JP 26332289A JP 26332289 A JP26332289 A JP 26332289A JP H03123430 A JPH03123430 A JP H03123430A
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JP
Japan
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water
aquarium
outer peripheral
peripheral wall
outer circumferential
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JP26332289A
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Inventor
Mikio Bessho
別所 幹夫
Tomio Katayama
片山 富生
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は養魚槽などに用いられる水槽及びその水槽を
構成する外周壁ブロックに関する。
〔従来の技術及び解決すべき課題〕
稚魚の飼育などに用いられる養魚槽は、規模が比較的小
さいことから地上に構築されている。たとえば、第11
図に示すように、養魚槽は地面1に筒状の外周壁2を構
築するとともに、外周壁2から中央部へ向かうにつれて
水深が深くなる円錐形状に底面3を構築し、更にその底
面3の中央部に排水口4を設けて構成されている。
かかる養魚槽を構築するには先ず底面3になる地面lを
掘削し、その土砂を搬出する必要があって、その作業が
大変であった。特に、最も高い水圧が作用する外周壁2
の底部を地中に埋設するためには、更に大量の土砂を掘
削して搬出する必要があった。
また、養魚槽の水中に漂う魚の汚物などを排出するため
、排水口4から水と共に吸引して排出している。しかし
、排水口4の吸引口が少ないため、汚物の排出が充分で
はなかった。しかも、排水口4は底面3の中央部に設け
られているのに対して、養魚槽内の魚は通常、外周壁2
に沿って回遊するため、汚物の排泄位置と排出口4の位
置が離れていて、汚物が底面3に沈積してしまうことが
多かった。汚物の沈積は水を腐敗させたり、雑菌の繁殖
によって魚が病気になってしまうなど、問題となってい
た。
また、実公昭56−39311号公報は第12図に示す
ように、発泡性スチロールの横板5を円形に組立てると
ともに同じく底板6を敷きつめ、更にその内側にビニー
ルシート7を張設し、底中心部に穴をあけて排水管8を
固着させた構造の養魚槽(餌づけ池)を開示している。
かかる養魚槽は断熱性に優れた発泡性スチロールを用い
て組立式としているため、少人数での構築が可能で、し
かも比較的温度変化の少ない養魚槽を提供することがで
きる。しかし、底板6とビニールシート7に穴をあけて
排水管8を設けているため、その接続部から漏水するお
それがあった。
また、底面がフラットであるため、魚から排出された汚
物の処理が困難である、という問題があっそこで、本発
明者らはこれらの問題を解決するため鋭意研究を重ねた
結果、本発明に至ったのである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る水槽の要旨とするところは、筒状の外周壁
と底面とを備えた水槽において、該底面が当該底面の中
央部から外周壁へ向かうにつれて水深が深くなるように
構成したことにある。
また、かかる本発明の水槽において、前記外周壁又は底
面のいずれか一方又は双方が発泡体ブロックを連接又は
敷設して構成されるとともに、内面に防水シートを配設
したことにある。
これら本発明に係る水槽において、前記外周壁の底部に
沿って多数の吸水孔を側壁に有する排水管が1以上配設
されたことにあり、また、前記排水管がサイホン管の一
端に連通されるとともに、該サイホン管の他端は上方に
開放させられ、水槽内の水位を調整し得るようにしたこ
とにある。
更に、水槽内の水面に水を噴出又は噴霧し得る噴出孔を
備えた給水管が該水面上に配設されたことにあり、また
、水槽内の水面又は水中に水を噴出し得る噴出孔を備え
た給水管を設け、該噴出孔から噴出させた水により該水
槽内の貯水に外周壁面に沿った一方向の水流を生じさせ
るようにしたことにある。
また、本発明に係る水槽に用いられる外周壁ブロックの
要旨とするところは、筒状の水槽における外周壁を構成
する外周壁ブロックにおいて、円筒面の一部を成すブロ
ック本体と、該ブロック本体の円周方向両端部に形成さ
れ、相隣合う外周壁ブロックが相互に嵌合し合う嵌合部
と、前記ブロック本体の内面又は外面のいずれか一方又
は双方に形成された円周方向の溝とを備えたことにある
〔作 用〕
かかる本発明の水槽においては、その底面が中央部から
外周壁へ向かうにつれて水深が深くなるように構成され
ている。その水槽の構築にあたり、先ず外周壁が設置さ
れる位置から中央部へ向かって地面が掘削され、掘削さ
れた土砂は中央部に盛られる。外周壁はその下部が地面
に埋設されて構築され、一方底面は中央部から外周壁へ
向かうにつれて水深が深くなるように構築される。した
がって、最も水圧が高い外周壁の下部が地面に埋設され
ていて強度が高められ、また土砂を外部へ搬出する必要
がほとんどなく、水槽を構築することができる。なお、
より簡便な構築方法として、地面を掘削することなく、
中央部に盛土するだけでも水槽を構築することができる
かかる本発明の水槽を発泡体ブロックにて構成すること
により、−層少人数で構築することができるとともに、
断熱性の優れた水槽を得ることができる。
また、本発明に係る水槽において、水沫が最も深い外周
壁の底部に沿って排水管を配設することによって、水槽
中の水を均等に排出することができ、水中に漂う汚物な
どが底面に沈積する前に排出することができる。
特に、養魚槽として又は−時的な貯魚槽として使用する
場合、魚は水槽の外周壁に沿って回遊し、IJ)水管の
上で汚物が魚から排泄されることとなり、水槽中の汚物
の処理が効果的に行われることになる。
更に、排水管による排水をサイホン管によって行うこと
により、水槽の底面や外周壁に孔をあける必要がなく、
漏水などを考慮することなく、取付は作業を行うことが
できる。また、サイホン管の他端を上方に開放させると
ともに水位を調整し得るように構成することによって、
水槽内の水の排出量を調整することができる。一方、水
槽の水面上から水を噴霧させたり、あるいは勢い良く水
面に噴出させて、水槽中に給水することによって、水槽
中の水に酸素を供給することができる。更に、水面ある
いは水中のいずれか一方又は双方に噴出孔から水を噴出
させて、水槽中の貯水に外周壁面に沿った一方向の水流
を生じさせることができ、これにより外洋魚に適した貯
魚槽として使用することができる。
また、本発明に係る水槽の外周壁ブロックにはブロック
本体の両端部に嵌合部が設けられていて、外周壁を組み
立てる際、相隣合う外周壁ブロックは嵌合部が嵌合させ
られて互いに保持される。したがって、外周壁の組み立
てを少人数で迅速に行うことができる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する
第1図及び第2図において、符号lOは養魚槽であり、
養魚槽10は外周壁12と底面14とから構成されてい
る。外周壁12は多数の外周壁ブロック16が円筒状に
連接されて構成されており、一方、底面14は多数の底
面ブロック18が敷設されて構成されている。
外周壁ブロック16は第3図に詳しく示すように、基本
的には円筒面の一部すなわち円弧を成すブロック本体2
0と、そのブロック本体20の円周方向両端部に一体的
に形成された嵌合部22とを6?8えて構成され、更に
ブロック本体20の内面と外面のそれぞれに円周方向の
溝24が形成されている。ブロック本体20は連接され
たときほぼ円周を成すように平面形状が円弧状に成形さ
れているとともに、ブロック本体20の外表面に形成さ
れたベルト溝26に掛は渡されたヘルド27によって締
め付けたときほぼ円筒を成すように上辺が下辺より長く
形成されている。また、ブロック本体20の下部にはリ
ブ28が一体的に設けられていて、ブロック本体20が
補強されるとともに、底面ブロック18との間に隙間が
開かないようにされている。嵌合部22は嵌合凸部30
と嵌合凹部32とから構成され、相隣合う外周壁ブロッ
ク16が相互に嵌合し合って保持されるように構成され
ている。
外周壁ブロック16の嵌合凸部30と隣合う外周壁ブロ
フク16の嵌合凹部32とが嵌合させられた後、その嵌
合部22には第4図に示すように、嵌合凸部30と嵌合
凹部32とを貫いてビン34が挿通させられる。外周壁
ブロック16は同図(alに示すように、養魚槽10の
曲率半径が大きい場合は嵌合部22の内側に隙間ができ
るように構成され、逆に、同図(blに示すように、養
魚槽10の曲率半径が小さい場合は嵌合部22の外側に
隙間ができるように構成されている。すなわち、養魚槽
10の曲率半径は連接される外周壁ブロック16の数量
によって種々設定し得るのである。
ブロック本体20の内面と外面に形成された円周方向の
溝24は外周壁ブロック16を分割するためのものであ
る。溝24にて分割された外周壁ブロック(16)によ
って高さの低い水槽が得られ、たとえば子供用の簡易プ
ールとして利用される。
一方、底面ブロック1日は矩形形状あるいは台形形状を
成した板体によって構成されていて、養魚槽lOの形状
や曲率半径に応じて種々の形状の底面ブロック18が用
いられるのである。なお、底面ブロック18は一つのサ
イズのみでも良く、その場合必要に応じて底面ブロック
18を切断して用いられる。
外周壁ブロック16や底面ブロック18は樹脂発泡体か
ら成る発泡体ブロックが好ましく、発泡体ブロックは特
にビーズ発泡させたものが好ましい。樹脂発泡体として
はポリスチレンの他、ポリ塩化ビニル。ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポ
リウレタンA、BS樹脂、ポリビニルホルマール、アク
リル樹脂、酢酸繊維素、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、フ
ェノール樹脂、シリコン樹脂などが用いられ、特に硬質
のものが選定される。なお、軟質の発泡体であっても剛
体の芯体を内部に配設することによって、硬質の発泡体
ブロックと同様に使用することが可能である、これら樹
脂発泡体から成る発泡体ブロックは断熱性に優れており
、吸熱又は放熱による温度変化の少ない養魚槽10が得
られる。
また、外周壁ブロック16や底面ブロック18は発泡体
ブロックの他、板材や合板などによって形成されたもの
であっても良い。
かかる外周壁ブロック16や底面ブロック18は、先ず
外周壁12が構築される位置で地面36が掘削され、そ
の掘削された土砂は底面14となる中央部へ盛られて、
はぼ円錐状に形成され、その輪郭を成す外周部に外周壁
ブロック16が連接されて構築されるとともに、底面ブ
ロック18が円錐状に形成された地面36上に敷設され
る(第1図参照)、構築された養魚槽IOの底面14は
その中央部から外周壁12へ向かうにつれて水深が深、
くなるように構成されている。外周壁ブロック16と底
面ブロック18とによって構成された養魚槽lOはブロ
ックとブロックとの接合部に隙間があるため、その養魚
槽10の内面に樹脂シートなどから成る防水シート38
が配設され、防水される。
防水シート38が配設された養魚槽10の外周壁12の
底部、すなわち水深の最も深い底面14に沿って排水管
40が配設される。排水管40の側壁には多数の吸水孔
42が設けられていて、養魚槽10中の水を汚物などの
固形物とともに吸い取るようにされている。吸水孔42
の向きは底面14上に沈積しようとする?r5物などを
水とともに吸い取り易いように設定されている。
排水管40にはサイホン管44が接続されていて、養魚
槽10の外周壁12や底面14に孔を設けず、養魚槽l
O中の水をサイホンの原理によって排水し得るようにさ
れている。一方、サイホン管44の他端は上方に開放さ
れていて、その開放端の高さを調整することによって養
魚槽IO内の水位を調整し得るようにされている。本例
においては、第5図に示すように、サイホン管44の他
端には上下動可能に三角堰部材46が設けられていて、
養魚槽10内の水位の調整とともに排水量の微調整が可
能とされている。
養魚槽10の上部には、水面に向かって水を噴出する噴
出孔48を多数備えた給水管50が配設されている。給
水管50にはポンプやあるいは高所に設けられたタンク
からの落差によって水が圧送させられ、噴出孔48から
水を噴出させて養魚槽10内に水を供給するとともに、
噴出させられた水によって空気を巻き込み、養魚槽10
内に酸素を供給するようにされている。なお、噴出孔4
8からはシャワー状に水を噴出させるのが酸素の供給の
ために好ましい。
かかる構成の養魚槽10において、稚魚など魚が放たれ
て飼育される。多くの魚は通常回遊する性質を有し、養
魚槽10内を外周壁12に沿って回遊する。魚が回遊す
る外1al壁12近傍は水深が最も深くなるように構成
されていて、所定の魚の密度範囲内になるまで魚を放流
するためには、従来に増して大量の魚を放流し得ること
になる。また、外周壁12に沿って回遊する魚から排泄
される7万物などは、その真下に配設されている排水管
40の近傍に落下し、その汚物などは直ちに水とともに
吸水孔42から吸い取られ、サイホン管44を介して排
出される。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその他の
態様でも実施し得るものである。
たとえば、第6図に示すように、養魚槽10の水面上に
発泡体から成る断熱ブロンク52を多数浮かべて、水面
からの放熱あるいは吸熱を防止するようにしても良い。
本例において、給水管50の噴出孔48から噴出させら
れる水が断熱ブロック52に衝突しないように、断熱ブ
ロック52を所定の位置に固定しておくのが好ましい。
あるいは給水管50から水を噴霧させて供給するように
しても良い。この場合、断熱ブロンク52を固定してお
く必要はない。
また、第7図に示すように、給水管54が埋設された断
熱ブロック56を養魚槽10の水面に浮かべて、断熱ブ
ロック56の開口部58において給水管54から水を噴
出させるように構成することも可能である。本例におい
ては、断熱ブロンク56を固定する必要がない。なお、
図に示すように、水の噴出方向は養魚槽■0中の貯水に
水流を生しさせるように水面に対して角度を持たせてお
くのが好ましいが、単に水面に水を噴出させて酸素と水
を供給するだけであっても良い。
更に、第8図に示すように、排水管60をたとえば4分
割するとともに、それぞれの排水管60にサイホン管6
2を設け、ユニット化しても良い。
本例によれば、lJト水管60の吸水孔に目詰まりが生
じた場合などにおいて、目詰まりの生じた排水管60の
みを養魚槽10から取り出して掃除することが可能とな
る。
また、第9図に示すよ・うに、排水管64を養魚槽10
の外周壁12の底部に沿って設けられたリング状排水管
66と、そのリング状排水管66から養魚槽10の中央
部に延び出す直線状排水管68と、養魚槽10の底面1
4中央部に配設される中央排水管70とから構成しても
良い、養魚槽IO中を回遊する魚によって養魚槽10の
水口体に外周壁12に沿った旋回流が生した場合、外周
壁12や底面14に沿って底面14の中央部に向かって
流れる二次流れが発生し、魚から排泄された汚物などは
底面14の中央部に沈積させられる。
そこで、かかる場合に二次流れに乗って流される汚物な
どは排水管64の直線状排水管68や中央排水管70に
よって水とともに吸い取って排出させられる。
更に、第10図に示すように、貯魚槽72の水面上に配
設された給水管74の噴出孔76を水面に対して所定の
角度を持たせておき、噴出孔76から噴出させられた水
によって酸素と水の供給をするとともに、貯魚槽72中
の貯水に外周壁12の壁面に沿った一方向の水流を生じ
させるように構成することも可能である。運動量の激し
い外洋色を身の引き締まった状態で貯魚するためには、
水流を必要とするからである。貯魚槽72中に水流を生
じさせる方法としては、上述のように噴出孔76から水
面に対して所定の角度を持って水を噴出させることによ
って実現することができるが、その他、直接水中に外周
壁12の外周方向に噴出する噴出孔を設けても良く、あ
るいは水面上の噴出孔76と水中の噴出孔とを並設する
ように構成しても良い。
以上、本発明の実施例を詳述したが、その他養魚槽の底
面は円錐形状に限らず、たとえば曲線状や階段状に形成
しても良い。本発明においては、底面の中央部から外周
壁へ向かうにつれて水深が深くなるように構成されてい
れば足りる。
本発明に係る水槽は発泡体ブロックを用いて構築される
のが保温性、経済性、作業性などの観点から最も好まし
いが、本発明に係る水槽はコンクリートなどによって一
体的に外周壁や底面を構築しても良いのは勿論、外周壁
と底面とを適宜材質を変更したり、あるいは組み合わせ
て構築するのも可能である。
また、本発明において水とは海水を含む概念であり、本
発明は養魚槽に限定されず、プールを初めとして構築物
に水を蓄える水槽一般に用いることができるのは言うま
でもない。その他、水槽の形状は円筒状に限定されるも
のではないなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内
で、当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を
加えた態様で実施することができる。
〔発明の効果〕
かかる本発明の水槽はその底面がその中央部から外周壁
へ向かうにつれて水深が深くなるように構成されている
ため、外周壁を構築する位置の地面が掘削された土砂を
中央部に盛り上げて底面を構築することができ、土砂の
搬出作業がほとんど不要であり、少人数で水槽の構築が
可能となる。
また、最も水圧の高い外周壁の底部が地面に埋設されて
いるため、強度の高い水槽を得ることができる。更に、
本発明に係る水槽を養魚槽として利用する場合、魚が回
遊する外周壁近傍の水深が最も深くなるように構成され
ているため、従来の養魚槽と比較して大量の魚を飼育す
ることが可能となる。
また、かかる水槽の外周壁の底部に沿って排水管を配設
することによって、たとえば外周壁に沿って回遊する魚
から排泄される汚物などを効率的に吸い取り、外部に排
出することができる。
更に、排水管によって吸引された水をサイホン管によっ
て水槽の外部へ導出するように構成することによって、
水槽自体に孔を設ける必要はなく、漏水などが生ずるこ
とはない。また、サイホン管の他端を上方に開放させて
、開放端部の高さを調整することによって、パルプなど
を用いずに水槽内の水位の調整ができ、排水量の微調整
も可能となる。更に、水槽内への給水を給水管に多数設
けられた噴出孔から水を噴出又は噴霧させて行うように
構成することによって、水槽内に酸素を供給することが
できる。また、水槽中に水流を生じさせるように構成す
ることによって、外洋魚などを捕獲した状態で貯魚する
ことが可能となる。
また、かかる本発明の水槽を発泡体ブロックによって構
築することにより、断熱性の優れた水槽を提供すること
ができる。特に、水槽の外r4壁を嵌合部を備えた外周
壁ブロックによって構成することにより、その嵌合部で
外周壁ブロックを嵌め合わせることができ、少人数で水
槽を構築することが可能となる。更に、外周壁ブロンク
に円周方向の溝を設けておくことにより、その溝にて外
周壁ブロックを切断して必要とする高さの水槽を直ちに
構築することが可能となるなど、本発明は優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る水槽の一実施例を示す正面断面図
であり、第2図は第1図に示す水槽の平面図である。第
3図は本発明に係る水槽の外周壁ブロックの一実施例を
示す図であり、同図(a)は平面図、同112I(b)
は正面図、同図(c)は底面図、同図(d)は側面断面
図である。第4図(a)及び(b)は第3図に示す外周
壁ブロックの接合を説明するための説明図である。第5
図は第1図に示すサイホン管の他端に設けられた水位調
整装置の一例を示す要部斜視図である。 第6回は本発明の他の実施例を示す水槽の正面断面図で
あり、第7図は断熱ブロックの他の実施例を示す断面図
である。第8図は本発明に係る水槽に用いられる排水管
の他の実施例を示す平面図であり、第9図は更に排水管
の他の実施例を含む水槽の一例を示す平面図である。第
10図は更に給水管の他の実施例を含む水槽の一例を示
す平面図である。 第11図及び第12同は従来の水槽を説明するための説
明図である。 lO;養魚槽(水槽) 12;外周壁 14;底面 16;外周壁ブロック 18;底面ブロック 20;ブロンク本体 22;嵌合部 24;溝 36;地面 38:防水シート 40.60.64 42;吸水孔 44.62;サイホン管 48 76;噴出孔 50.54.74 ;給水管 52:断熱ブロフク 72;貯魚槽(水槽) :排水管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)筒状の外周壁と底面とを備えた水槽において、該
    底面が当該底面の中央部から外周壁へ向かうにつれて水
    深が深くなるように構成したことを特徴とする水槽。
  2. (2)前記外周壁又は底面のいずれか一方又は双方が発
    泡体ブロックを連接又は敷設して構成されるとともに、
    内面に防水シートを配設したことを特徴とする請求項第
    1項に記載の水槽。
  3. (3)前記外周壁の底部に沿って、多数の吸水孔を側壁
    に有する排水管が1以上配設されたことを特徴とする請
    求項第1項又は第2項に記載の水槽。
  4. (4)前記排水管がサイホン管の一端に連通されるとと
    もに、該サイホン管の他端は上方に開放させられ、水槽
    内の水位を調整し得るようにしたことを特徴とする請求
    項第3項に記載の水槽。
  5. (5)水槽内の水面に水を噴出又は噴霧し得る噴出孔を
    備えた給水管が該水面上に配設されたことを特徴とする
    請求項第1項乃至第4項のいずれかに記載の水槽。
  6. (6)水槽内の水面又は水中に水を噴出し得る噴出孔を
    備えた給水管を設け、該噴出孔から噴出させた水により
    該水槽内の貯水に外周壁面に沿った一方向の水流を生じ
    させるようにしたことを特徴とする請求項第1項乃至第
    5項のいずれかに記載の水槽。
  7. (7)筒状の水槽における外周壁を構成する外周壁ブロ
    ックにおいて、円筒面の一部を成すブロック本体と、該
    ブロック本体の円周方向両端部に形成され、相隣合う外
    周壁ブロックが相互に嵌合し合う嵌合部と、前記ブロッ
    ク本体の内面又は外面のいずれか一方又は双方に形成さ
    れた円周方向の溝とを備えたことを特徴とする水槽の外
    周壁ブロック。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009072121A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Haruo Arai 地上に設置されるマグロの養殖池
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