JPH0312300Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） この考案は、主にステイツク状に包装された砂
糖などを収納するに好適な食品収納スタンドに関
する。

（従来の技術） 従来、この種のスタンドとして、ステイツク状
に包装された砂糖やインスタントコーヒーを収納
する収納かごを備えたコーヒーセツトスタンドが
実開昭59−177370号公報に記載されている。この
コーヒーセツトスタンドは、ミルクピツチヤー等
を載せる所定の台板から上方に支持腕を延長し、
この支持腕の上部にステイツク状に包装されたコ
ーヒーや砂糖を収納せしめる収納かごを設けたも
のである。

（考案が解決しようとする問題点） ところが、このようなスタンドでは、ステイツ
ク状のコーヒーや砂糖を収納する収納かごを台板
の上方で支持するから、使用時の安定性に欠ける
という欠点があつた。しかも、この収納かごは、
台板の上方で略水平状に設置されているため、他
の袋まで引き抜いてしまう虞もある。したがつ
て、ステイツク状のコーヒーや砂糖を抜き取る際
に、他の袋が抜け落ちたり、砂糖等を抜き取つた
後に、収納かごに収納した袋が不揃いになつたり
するなどの使用上の問題点を有するものであつ
た。

そこで、この考案は上述の種々の問題点を解消
すべく案出されたもので、安定性に富み、しか
も、収納した砂糖などを常に良好な状態に維持し
得る食品収納スタンドの提供を目的とする。

〔考案の構成〕

（問題点を解決するための手段） 上述の目的を達成すべくこの考案は、略環体状
に形成した一対の揺動脚が側面ハの字形状に対峙
し、これらの揺動脚と共に揺動する収納体が揺動
脚に固定されたとを問題解決のための手段とす
る。

（作用） すなわち、この考案によれば、側面ハの字形状
に対峙した一対の揺動脚が揺動すると共に、これ
らの揺動脚に固定された収納体が揺動するもので
ある。

（実施例） 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。

図に示される符号１は収納体であり、ステイツ
ク状に包装された砂糖５やコーヒー等を収納す
る。第１図乃至第３図で示した収納体１は、底板
１Ａから螺旋状に捲回した枠１Ｂを延長してあ
る。この他、第４図では皿形状の収納体１を示し
てある。

符号２は揺動脚を示し、一対の環体状の揺動脚
２を側面ハの字形状に組合わせたもので、この組
合わせた揺動脚２に収納体１を固定する。図示例
の収納体１は、揺動脚２の内側に固定してある
が、収納体１の装着位置はこの例に限られるもの
ではなく、収納体１が揺動脚２と共に揺動し得る
範囲内で任意の変更ができるものとする。

また、図中符号３は、収納体１の底板１Ａと揺
動脚２とを連結する錘球を示す。この錘球３は、
この考案スタンドの案定性を高めることができ、
しかも、それ自体装飾的効果も奏する。

尚、符号４は、収納体１や揺動脚２を飾る装飾
体である。

〔考案の効果〕

この考案は上述の如く構成したことにより、当
初の目的を達成する。

すなわち、略環体状に形成した一対の揺動脚２
が側面ハの字形状に対峙し、これらの揺動脚２と
共に揺動する収納体１が揺動脚２に固定されたこ
とにより、収納体１に収納した砂糖５等自体が錘
となつて揺動脚２の安定性を保つ。

しかも、収納体１から砂糖５を抜き取つた後
は、揺動脚２と共に収納体１も揺動するから、抜
き取つた砂糖５と共に、他の砂糖５が移動したと
しても、この移動した砂糖５が、揺動運動によつ
て元の位置に戻ることも可能となり、収納体１内
は常に体裁の良い状態が維持され得る。

また、収納体１の揺動運動は、それ自体リズミ
カルなもので、玩具的要素を有しているから、興
趣に富んだ装飾的置物としても楽しむことができ
る。

このようにこの考案によれば、安定性に富み、
しかも、収納した砂糖などを常に良好な状態に維
持し得るなどといつた実用上有益な種々の効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案の実施例を示すもので、第１
図は使用状態を示す斜視図、第２図は揺動した状
態を示す正面図、第３図は側面図、第４図は他の
実施例を示す斜視図である。 １……収納体、１Ａ……底板、１Ｂ……枠、２
……揺動脚、３……錘球、４……装飾体、５……
砂糖。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 略環体状に形成した一対の揺動脚が側面ハの字
   形状に対峙し、これらの揺動脚と共に揺動する収
   納体が揺動脚に固定されたことを特徴とする食品
   収納スタンド。