JPH0312229Y2 - - Google Patents

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JPH0312229Y2
JPH0312229Y2 JP11446486U JP11446486U JPH0312229Y2 JP H0312229 Y2 JPH0312229 Y2 JP H0312229Y2 JP 11446486 U JP11446486 U JP 11446486U JP 11446486 U JP11446486 U JP 11446486U JP H0312229 Y2 JPH0312229 Y2 JP H0312229Y2
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leaf spring
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plug
spring
receptacle
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プラグコンタクトと弾性的に接触し
て電気的接続がなされるレセプタクルコンタクト
の板ばね構造に関するものである。
(従来の技術) 近年における電子機器の小形化、高性能化等に
伴い、それらに使用される電気コネクタも小形
化、高性能化が要請されている。
電気コネクタには、絶縁性樹脂で形成した多数
のハウジング内にそれぞれ別個にプラグコンタク
トおよびレセプタクルコンタクトを収容し、ハウ
ジング同士を弾性的に結合するものがあるが、上
記のような小形化、高性能化の要請の下に最小単
位の電気コンタクトにおいても小形化、接触圧の
安定性等の高性能化が要求されている。
かかる要求、特に小形化の要求を満すべく材料
的な配慮が加えられコンタクトの形成材料として
導電性の金属薄板が一般に用いられている。
また、量産性、製品コストの低減等の見地から
直接的な接触部としての板ばねを含むことが多
く、このようなコンタクトの構造としては前記の
金属薄板を折曲げて形成した一体構造となつてい
る。このタイプのコンタクトとしては例えば実開
昭49−150392号に開示されているものがある。こ
のような構造においては、プラグコンタクトの先
端部がレセプタクルコンタクトのプラグ受部内に
挿入されるとプラグ受部内の板ばねの付勢力によ
つて両コンタクトの電気接続を行なわせるのであ
るが、小形化したコネクタにおいては特にこのプ
ラグ受部内に配置された板ばねが薄く且つ小さい
ためにばね力(ばね剛性)が弱く、したがつてプ
ラグコンタクトとレセプタクルコンタクトとの連
結時に充分な接触圧が得られないという欠点があ
つた。
そこで上記の欠点を改善すべく、例えば実開昭
56−133680号に示されているようにプラグ受部内
の板ばねを二重にすることが提案されている。
しかしながら、上記のように板ばねを二重にす
ることはコンタクト同士の接触圧を高めることが
できる反面、他方においてプラグコンタクトへの
レセプタクルコンタクトの前記板ばねのばね力に
抗して挿入する挿入力が高くなり、取扱いが不便
になるという問題を生じる。特に小型化の要請を
最大限に発揮するためにその長手方向の長さを短
く形成したレセプタクルコンタクトではその内部
の板ばねの長さも必然的に短くなるので、板ばね
自体のばね剛性(ばねの剛さ)が大きくなり、そ
のため前記の挿入力が高くなり、且つプラグコン
タクトの挿入部の高さ方向の寸法のバラツキによ
る板ばねからの反力としての接触圧のバラツキが
大きくなり、接触圧を一定に保つのが難しく、ひ
いては電子機器の電気的特性を不安定化させ高性
能化の要請を満足することができなくなるという
問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのようなことから、上記板ばねの剛
性(ばね定数)をあまり高めることなく、且つ必
要な接触力が得られるような板ばねを有するコン
タクトを得ようとするもので、そのための手段と
して本考案のレセプタクレセプタクルコンタクト
は次のように構成される。
すなわち、このレセプタクレセプタクルコンタ
クトは、プラグ受部内に、プラグ先端を挿入方向
と直角に付勢する板ばねを有し、この板ばねによ
つてプラグ先端部をプラグ受部に押し付けてプラ
グコンタクトとレセプタクレセプタクルコンタク
トとの電気接続を行なわせるようになつており、
この板ばねをU字状に折り曲げた金属板から構成
し、且つこの板ばねはプラグ受部内において、挿
入口近傍にU字状の折曲部が位置するとともに挿
入方向に伸びて配設され、折曲部近傍においてプ
ラグ受部内に取り付けられている。
(作用) 本考案に係るレセプタクレセプタクルコンタク
トを以上のように構成することにより、U字状に
折り曲げられた金属板のそれぞれが板ばねとして
作用し、従来におけるような板ばねを二重にして
作つた板ばねに比べばね定数を小さくすることが
でき、挿入力を適正な値に調整することが容易に
なる。
(実施例) 以下、図面により本考案の好ましい実施例につ
いて説明する。
第1図は本考案に係るレセプタクルコンタクト
の1例を示す斜視図であり、このレセプタクルコ
ンタクトは導電性の金属薄板を打抜き成形して作
られている。このレセプタクルコンタクトは前部
(図中左側部)に、下面壁1、左右両側壁2,3
および上面壁4により囲まれてなるプラグ受部1
0が形成され、後部(図中右側部)には各一対の
起立片6a,6bおよび押え片7a,7bが形成
されている。起立片6a,6bおよび押え片7
a,7bはこのレセプタクルコンタクトに電線2
0を接続させるためのもので、第2図および第3
図に示すように、端部において被覆21がはがさ
れて露出した芯線22を起立片6a,6bを内方
に折り曲げて挟持し、且つ被覆21の端部を押え
片7a,7bを内方に折り曲げて挟持してこのレ
セプタクルコンタクトに電線20を接続させるよ
うになつている 一方、プラグ受部10は上下および左右壁1,
2,3,4によつて囲まれ前後方向(プラグ挿入
方向A)に延びた挿入空間9を有し、この挿入空
間9内にはU字状に折り曲げられた板ばね5が配
されている。この板ばね5は、折曲部5aが挿入
空間9の挿入口(図中左端部)に位置するととも
に各ばね片5b,5cは挿入方向(A方向)に延
びて配されており、この板ばね5によつて挿入口
から挿入空間9内へ挿入されるプラグコンタクト
の先端部が下面壁1の方へ付勢される。この付勢
によつてプラグコンタクトの先端部はレセプタク
ルコンタクトの下面壁1に当接接触し、プラグコ
ンタクトとレセプタクルコンタクトとの電気接続
がなされる。なお、この板ばね5はプラグ受部5
の右壁2の前部上端2aを介してプラグ受部10
と一体に接合されている。すなわち、板ばね5も
このレセプタクルコンタクトを成形するときに、
1枚の金属板から一体に打抜き成形されるのであ
る。なお、このとき下側ばね片5cには下方に突
出する突起5dが形成され、プラグ受部10の下
面1には上方に突出する突起1a,1aが形成さ
れており、これらの突起によりプラグコンタクト
とレセプタクルコンタクトとの電気接続を確実に
行なえるようにしている。
このようにレセプタクルコンタクトを構成した
場合、板ばね5の各ばね片5b,5cのばね剛性
を決める長さはそれぞれl1,l2(l1,<l2)であり、
各ばねのばね剛性が異なりばね剛性の調整が容易
であり、板ばね5の付勢力を適正な値に設定する
のが容易である。
この点について、従来のレセプタクルコンタク
トにおける板ばねと比較しながら説明する。従来
の板ばねとしては、第4図に示すようにほぼ同一
形状の2枚のばね片32,33を重ねてなる板ば
ねを各ばね片32,33の右端部32a,33a
において上面壁31に取付けてなるものがあり、
さらにこのばね片が1枚のみのものもある。第4
図の板ばねの場合には二重に重なつたばね片3
2,33のばね長さはそれぞれl3(=l1)であり、
このため、プラグ受部の長さLが同じであれば、
この場合のばね剛性は本考案に係る板ばね5のば
ね剛性に比べて大きくなる。また、ばね片32,
33を1枚のみにした場合にはばね剛性はかなり
小さくなり、本考案の板ばねのばね剛性より小さ
くなる。
そこで、これらの板ばねのばね剛性の相違によ
る接触圧Pと変位δとの関係を第5図によつて説
明する。ここで、接触圧Pはプラグコンタクトの
先端部が板ばねから受ける反力に等しく、また、
変位δとは板ばねがプラグコンタクトの先端部に
よつて上側へ押されて移動させられる距離を示
す。また、第5図において、直線Bは従来の二重
重ねの板ばねの場合、直線Cは本考案に係る板ば
ねの場合を、直線Dは従来の1枚板ばねの場合を
それぞれ示す。この場合において、所望の範囲内
の接触圧P1〜P2を維持するには、二重重ねの板
ばねBを用いた場合、δ1〜δ2だけの変位範囲であ
るのに対し、同じP1〜P2範囲内の接触圧を維持
するのでも本考案に係る板ばねCを用いた場合に
はδ3〜δ4だけの変位範囲、すなわち、(δ1〜δ2)<
(δ3〜δ4)であるから、板ばねCの方が板ばねB
に比較してより大きく変位範囲δを取ることがで
きる。このようにして変位範囲を大きく取ること
ができれば、プラグコンタクトの先端部の厚さの
寸法バラツキの許容度を大きくすることができ、
このため接触圧を所定範囲に収めるのが容易であ
る。なお、この点からすれば、1枚板ばねDの場
合変位範囲はδ5〜δ6であり、本考案の板ばねの変
位範囲δ3〜δ4より大きいのであるが、レセプタク
ルコンタクトの小形化ということからプラグ受部
の挿入空間の大きさも小さいため、プラグコンタ
クトの先端部の挿入時における板ばねの変位δを
あまり大きくすることができず、この場合には接
触圧Pを確保することができなくなるという問題
がある。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、プラグ
受部に配設する板ばねをU字状に折り曲げた金属
薄板により構成しているので、この板ばねの剛性
を適度に調整することができ、従来において板ば
ねを2枚重ねにした場合に問題となつたプラグコ
ンタクトの挿入力が大きくなりすぎるという問題
や、板ばねを1枚のみで用いた場合に問題となつ
た接触圧が不足するという問題を解消することが
できる。すなわち、ばね剛性を適度に調整するこ
とにより、接触圧を所望の範囲に維持しながら、
且つ板ばねの許容変位量を大きくし、結果的に挿
入力、接触圧のバラツキを吸収し、所定の安定し
た電気的接続を確保することができ、より高性能
且つ小型のレセプタクルコンタクトを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るレセプタクルコンタクト
を示す斜視図、第2図および第3図は上記レセプ
タクルコンタクトをその端部に電線を接続した状
態で示す平面図および部分断面正面図、第4図は
従来のレセプタクルコンタクトのプラグ受部を示
す部分断面図、第5図はレセプタクルコンタクト
における板ばねよる接触圧Pと変位δの関係を示
すグラフである。 1……下面壁、2,3……側面壁、4……上面
壁、5……板ばね、5a……折曲部、5b,5c
……ばね片、6a,6b……起立片、7a,7b
……押え片、9……挿入空間、10……プラグ受
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プラグコンタクトの先端部が挿入されるプラグ
    受部と、このプラグ受部内において上記先端部を
    挿入方向と直角方向に付勢して上記プラグ受部に
    押し付け、上記先端部と上記プラグ受部との電気
    接続を行なわせる板ばねとを有してなるレセプタ
    クルコンタクトにおいて、 上記板ばねがU字状に折り曲げられた金属板か
    らなり、該板ばねは、上記プラグ受部内におい
    て、上記先端部が挿入される挿入口近傍にU字状
    の折曲部が位置するとともに挿入方向に伸びて配
    され、上記折曲部近傍において上記プラグ受部に
    取り付けられていることを特徴とするレセプタク
    ルコンタクト。
JP11446486U 1986-07-25 1986-07-25 Expired JPH0312229Y2 (ja)

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JP11446486U JPH0312229Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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JP11446486U JPH0312229Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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JPS6322074U JPS6322074U (ja) 1988-02-13
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ID=30997225

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JP11446486U Expired JPH0312229Y2 (ja) 1986-07-25 1986-07-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0630387Y2 (ja) * 1988-11-18 1994-08-17 トキコ株式会社 電動ロボット
JPH0429508Y2 (ja) * 1988-12-05 1992-07-16
JPH0735316Y2 (ja) * 1990-05-18 1995-08-09 日本エー・エム・ピー株式会社 リセプタクル型コンタクト
JP4749919B2 (ja) * 2006-04-12 2011-08-17 日本圧着端子製造株式会社 バネ出し雌端子

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JPS6322074U (ja) 1988-02-13

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