JPH03121746A - 工作機械の制御方法 - Google Patents

工作機械の制御方法

Info

Publication number
JPH03121746A
JPH03121746A JP25870489A JP25870489A JPH03121746A JP H03121746 A JPH03121746 A JP H03121746A JP 25870489 A JP25870489 A JP 25870489A JP 25870489 A JP25870489 A JP 25870489A JP H03121746 A JPH03121746 A JP H03121746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
trajectory
return
machining
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25870489A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Yagawa
矢川 憲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP25870489A priority Critical patent/JPH03121746A/ja
Publication of JPH03121746A publication Critical patent/JPH03121746A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、例えば数値制御工作機械のように、ティーチ
データに従ってワークの加工を行う工作機械の制御方法
に関する。
(従来の技術) 工作機械の一制御方式としては、作業の指令がせん孔テ
ープなどにコード化された数値の形で与えられる数値制
御がある。この数値制御工作機械(以下、NC工作機械
と呼ぶ。)は、数値コードの形で予め与えられたチイー
チデータの指令通りに作業(加工)を進めてい(のであ
るが、作業中にツール(工具、以下同じ。)の破損など
の異常が発生した場合には直ちにツールを原点位置に戻
し再稼働が可能な状態に復旧させる必要がある。
そのためNC工作機械には普通、非常戻しモードが設け
られており、作業者が非常戻しスイッチをオンするとツ
ールが原点位置に戻るようになっている。
このような非常戻しをかけた時、従来は、第4図または
第5図に示されるような軌跡に沿ってツール30を原点
位置に戻していた。即ち、従来は、非常戻しスイッチが
オンされると、ツール30を加工時の軌跡に沿ってその
ままトレースバックさせて原点位置に戻したり(第4図
参照)、または、ツール30を一変適当な逃げ位置40
に戻しそこから原点位置に戻したりしていた(第5図参
照)。
なお、第5図に示されるようにツール30を一度逃げ位
置40に戻す場合には、予めその逃げ位置40をティー
チングしておく。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、第4図に示されるようにツール30を加
工時の軌跡に沿ってそのままトレースバックさせる方法
は、非常戻し用のティーチングを要しないといった利点
がある反面、ツール30は加工面に押し付けられた状態
のまま加工軌跡をそのままトレースバックするため、ワ
ーク20面上にツール30のリターンマークがついたり
、既に加工済みのワーク20面を荒らしてしまうといっ
た重大な不具合が生じてしまう。
他方、第5図に示されるようにツール30を一度逃げ位
置40に戻すようにすれば、前記不具合は解消されるが
、その反面、前述のように予め逃げ位置40をティーチ
ングしておかなければならないため、逃げ位置の決定及
びそのティーチングに余分の時間と費用がかかる。しか
も、ワークの形状によっては、第5図に示されているよ
うに、逃げ位置40へ退避中のツール30がワーク20
の一部と干渉する場合も起こり得る。
なお、理想的には、ワークの形状を全て入力しておき、
ツールがワークと干渉しないような退避経路を計算でき
るようにしておけばよい。しかし、非常戻しのためだけ
にワークの形状を全部入力するというのは手間とコスト
がかかり過ぎて実際的でない。
本発明は上記従来技術の問題点を解決するためになされ
たものであり、非常戻しスイッチがオンされたとき工作
機械のツールを安全かつ確実に原点位置に戻し得る工作
機械の制御方法を提供することを目的をする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、ティーチデータに
従ってワークの加工を行う工作機械の制御方法であって
、非常戻しスイッチがオンされたとき、前記ティーチデ
ータを入力し、この入力データに基づいて前記工作機械
のツールの加工時の軌跡とは逆の軌跡を演算すると共に
前記ワークの加工面の法線方向を演算し、これらの演算
結果に基づいてオフセット軌跡を演算し、このオフセッ
ト軌跡に沿って前記ツールを原点位置に戻すようにした
ことを特徴とする。
(作用) このようにすると、非常戻しモードに設定されたとき、
工作機械のツールはワークの加工面から法線方向にオフ
セットされた軌跡上を戻るため、ツールが原点位置に戻
るに際して、ワークの加工面にリターンマークをつけた
り加工済みの加工面を荒らしたりすることはなく、また
、ワークの形状によってはツールがワークと干渉すると
いったこともない。さらに、予め逃げ位置をティーチン
グしておく必要もない。
(実施例) 第1図及び第2図はそれぞれ本発明に係る工作機械の制
御方法の処理ブロック図及びフローチャートである。な
お、本実施例では特にNC工作機械を念頭に置いて以下
説明する。
工作機械の制御のうち、特にツールの軌跡の制御は、第
1図に示すように、工作機械が行う作業(加工)の指令
(複数の作業位置など)を数値コードの形で与えたティ
ーチデータ11と、このティーチデータ11に基づいて
ツール30の軌跡を演算する軌跡演算部12と、この軌
跡演算部12の演算結果に従ってツール30を動かす全
ての部材を含む被制御部13とによって行われる。
そして、前記軌跡演算部12は、前記ティーチデータ1
1に基づいて加工時のツール30の軌跡を演算する加工
軌跡演算部14と、前記ティーチデータ11に基づいて
戻り時のツール30の軌跡を演算する戻り軌跡演算部1
5とからなる。
そして、前記戻り軌跡演算部15は、前記ティーチデー
タ11に基づいて前記加工時の軌跡とは逆向きの軌跡を
演算する逆軌跡演算部16と、前記ティーチデータ11
に基づいてワーク20の加工面に対する法線方向を演算
する法線方向演算部17と、前記逆軌跡演算部16及び
法線方向演算部17における演算結果に基づいてワーク
20の加工面から法線方向にオフセットされた軌跡を演
算するオフセット軌跡演算部17とから構成されている
また、作業中にツール30の破損などの異常が発生した
ときツール30を原点位置に復帰させるために非常戻し
スイッチ10が配置されている。
この非常戻しスイッチ10がオンされると、接点19a
及び19bは連動して前記加工軌跡演算部14の側から
前記戻り軌跡演算部15の側へ切り替えられる(第1図
参照)。
第2図のフローチャートに示すように、ツール30が普
通にワーク20の加工を行っているとき、即ち非常戻し
スイッチ10がオンされていないとき(ステップ1)、
ティーチデータ11は接点19aを介して加工軌跡演算
部14に入力され(ステップ2)加工時のツール30の
軌跡が演算される(ステップ3)。この演算結果は接点
19bを介して非制御部13に出力され、加工が終了す
るまで(ステップ4)ツール30は指令通りにワーク2
0の加工を行う。
他方、ツール30の破損などの異常が発生し非常戻しス
イッチ10がオンされると(ステ・ンプ1)、前述のよ
うに接点19a及び19bが戻り軌跡演算部15側に切
り替わり、ティーチデータ11は接点19aを介して逆
軌跡演算部16及び法線方向演算部17に入力される(
ステップ5)。そして、逆軌跡演算部16ではこの入力
データに基づいて加工時の軌跡とは逆向きの軌跡が演算
され(ステップ6)、引き続き、法線方向演算部17で
はワーク20の加工面に対する法線方向が演算される(
ステップ7)。これらの演算結果はオフセット軌跡演算
部18に出力され、ここでワーク20の加工面から法線
方向にオフセットされた軌跡が演算される(ステップ8
)。この演算結果は接点19bを介して非制御部13に
出力され、ツール30が原点位置に到達するまで(ステ
・ツブ9)以上の戻り軌跡演算が繰り返される。
以上のようにして計算されたツール30の加工時及び戻
り時の軌跡を概略的に示したのが第3図である。同図に
示すように、戻り時のツール30の軌跡は加工時の軌跡
から適当な距離だけ、ワーク20の加工面の法線方向に
オフセットされた軌跡となる。なお、両軌跡間の法線方
向の距離は、0.1mm程度が好ましい。なぜなら、戻
し時にツール30が加工面と接触しないようにするため
には普通は0.1mm程度で十分であり、これより大き
くするとワークの形状あるいは大きさによっては返って
ツール30がワークの一部分と干渉してしまう虞が有る
からである。
従って、本実施例によれば、非常戻しをかけたとき、加
工時の軌跡から0.1mm程度加工面の法線方向にオフ
セットさせた軌跡に沿ってツール30を戻すようにした
ので、ツール30が原点位置に戻るに際し加工面にリタ
ーンマークや傷をつけたりワークの一部分と干渉したり
することがなくなり、ツール30を安全かつ確実に原点
位置へ戻すことが可能である。
なお、本実施例にあっては、加工軌跡とは逆向きの軌跡
演算(ステップ6)の後に加工面に対する法線方向演算
(ステップ7)を行っているが、ステップ6とステップ
7は逆の順序であってもよい。
また、本発明においては、戻り時のツール30の軌跡も
またティーチデータ11に基づいて演算するようにした
が、これに限らず、安全性と確実性をさらに高めるため
、作業中一定時間または一定距離ごとにツール30の実
際の軌跡を記憶させ、この実際の軌跡の記憶データに基
づいて戻り時のツール30の軌跡を演算するようにする
ことも可能である。
なお、本発明に係る制御方法はNC工作機械のみならず
広くティーチデータの指令に従って制御される工作機械
に適用し得ることは勿論である。
[発明の効果コ 以上のように、本発明にあっては、ティーチデータに従
ってワークの加工を行う工作機械の制御方法であって、
非常戻しスイッチがオンされたとき、前記ティーチデー
タを入力し、この入力データに基づいて前記工作機械の
ツールの加工時の軌跡とは逆の軌跡を演算すると共に前
記ワークの加、工面の法線方向を演算し、これらの演算
結果に基づいてオフセット軌跡を演算し、このオフセッ
ト軌跡に沿って前記ツールを原点位置に戻すようにした
ので、非常戻しモードに設定されたとき、工作機械のツ
ールはワークの加工面から法線方向にオフセットされた
軌跡上を戻ることになる。従って、工作機械のツールが
原点位置に戻るに際して、ツールがワークの加工面にリ
ターンマークをつけたり加工済みの加工面を荒らしたり
することなく、また、ワークの形状によってはツールが
ワークと干渉するといったこともなくなり、非常戻しを
かけた時極めて安全かつ確実にツールを原点位置に復帰
させることが可能となった。さらに、予め逃げ位置など
の退避経路をティーチングしておく必要がないので、制
御に要する手間及びコストもあまりかからない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る工作機械の制御方法の処理ブロッ
ク図、第2図は本発明に係る工作機械の制御方法のフロ
ーチャート、第3図は本発明に係る工作機械の制御方法
に基づくツールの軌跡を示す概略図、第4図及び第5図
は従来の制御方法に基づくツールの軌跡を示す概略図で
ある。 10・・・非常戻しスイッチ、11・・・ティーチデー
タ、13・・・被制御部、14・・・加工軌跡演算部、
16・・・逆軌跡演算部、17・・・法線方向演算部、
18・・・オフセット軌跡演算部、20・・・ワーク、
30・・・ツール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ティーチデータに従ってワークの加工を行う工作機械の
    制御方法であって、非常戻しスイッチがオンされたとき
    、前記ティーチデータを入力し、この入力データに基づ
    いて前記工作機械のツールの加工時の軌跡とは逆の軌跡
    を演算すると共に前記ワークの加工面の法線方向を演算
    し、これらの演算結果に基づいてオフセット軌跡を演算
    し、このオフセット軌跡に沿って前記ツールを原点位置
    に戻すようにした工作機械の制御方法。
JP25870489A 1989-10-05 1989-10-05 工作機械の制御方法 Pending JPH03121746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25870489A JPH03121746A (ja) 1989-10-05 1989-10-05 工作機械の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25870489A JPH03121746A (ja) 1989-10-05 1989-10-05 工作機械の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03121746A true JPH03121746A (ja) 1991-05-23

Family

ID=17323943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25870489A Pending JPH03121746A (ja) 1989-10-05 1989-10-05 工作機械の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03121746A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62172407A (ja) * 1986-01-27 1987-07-29 Mitsubishi Electric Corp 工具の自動退避・復旧装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62172407A (ja) * 1986-01-27 1987-07-29 Mitsubishi Electric Corp 工具の自動退避・復旧装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4489377A (en) Method for preventing machine component interference
KR830006972A (ko) 수치 제어 방식 및 장치
JPH03121746A (ja) 工作機械の制御方法
JP2000284817A (ja) 共通経路上の2つの可動体を同時制御する数値制御装置
JP2633696B2 (ja) ロボット制御システム
WO1984003245A1 (en) Method of restarting profiling machining
JPS5918184B2 (ja) 工作機械における工具異常時の工具退避・復帰装置
JPH0363761B2 (ja)
JP2624174B2 (ja) 数値制御装置の自動運転方式
JPS61270048A (ja) 工具交換装置の手動復帰方法
JPH04291605A (ja) 干渉防止機能を持つ加工装置
JPH0218603A (ja) 数値制御装置
JPH0121748Y2 (ja)
JPH02152748A (ja) 数値制御用工作機械のストロークエンドチェック装置
JP2560498B2 (ja) Nc切削装置
KR100246885B1 (ko) 수치제어 면취가공장치 및 그 가공방법
JPH02180536A (ja) 複数の主軸を有するマシニングセンタ
JPS6390380A (ja) レ−ザ加工装置
DE59605379D1 (de) Verfahren zum Betrieb einer Werkzeugmaschine oder eines Roboters mit unmittelbar zusammenwirkenden Hauptachsen und zusätzlichen Positionierachsen
JPH0251705A (ja) 対話型数値制御装置
JPS6244357A (ja) Nc装置の工具寿命管理方式
JPS63293609A (ja) 数値制御装置
JPH03106588A (ja) レーザ加工機の制御方法
JPH01177611A (ja) ワーク座標系選択方式
KR20050066787A (ko) 공작기계의 공작물 컷오프 확인장치 및 방법