JPH0312171Y2 - - Google Patents

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JPH0312171Y2
JPH0312171Y2 JP1986045136U JP4513686U JPH0312171Y2 JP H0312171 Y2 JPH0312171 Y2 JP H0312171Y2 JP 1986045136 U JP1986045136 U JP 1986045136U JP 4513686 U JP4513686 U JP 4513686U JP H0312171 Y2 JPH0312171 Y2 JP H0312171Y2
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bird damage
cover
arc
damage prevention
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、アークホーンの一部を絶縁物製のカ
バーで覆うことにより、鳥類の接近によつて発生
する閃絡を防止するようにした鳥害防止具に関す
るものである。
(従来の技術) 第4図a,bは一連耐張装置に取り付けた従来
の鳥害防止具の一例を示すもので、図中1は碍子
連、2はその鉄塔側の連結金具、3はその連結金
具に取り付けたアークホーン、4はそのアークホ
ーン3にかぶせた絶縁物製の鳥害防止具、5は導
体側の連結金具、6はその連結金具5に取り付け
たアークホーン、7はそのアークホーン6にかぶ
せた絶縁物製の鳥害防止具である。
(考案が解決しようとする問題点) 落雷等によつてアークホーン間に閃絡が発生し
た場合は、そのままで再送電が可能か、あるいは
今後の安全性に問題はないかなど、送電線の保守
の為、アークホーン等を点検する必要がある。
その場合、第4図に示すように従来のアークホ
ーン3,6は、絶縁物製の鳥害防止具4,7で覆
われているので、どのアークホーンで雷等による
閃絡が起きているのかが、そのままでは外部から
視認できないため、従来アークホーンを点検する
場合は、停電させた上、その付近の全ての鳥害防
止具を外さなければならなかつたから非常に不便
であるという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案において
は、アークホーンの一部を絶縁物製のカバーで覆
うことにより、鳥類の接近によつて発生する閃絡
を防止するようにした鳥害防止具において、アー
クホーンに嵌装したコイルによつてアーク電流を
検出する検出機構と、シリンダーとピストンによ
つて区画された室内の火薬を前記検出電流を利用
してフイラメントで発火させる発火機構と、前記
ピストンの作動により表示板が外方へ反転する表
示機構とを設けて鳥害防止具を構成する。
(作用) 本考案装置は上述のように、鳥害防止具に、ア
ークホーンのアーク電流を検出する検出機構と、
その検出した電流による発火機構と、その発火機
構に関連して作動する表示機構とを設けたから、
アークホーン間に閃絡があると、その時にアーク
ホーンに発生するアーク電流を検出機構によつて
検出し、その検出した電流によつて発火機構を作
用させ、その発火機構に関連して表示機構を作動
させることができる。
したがつて本考案によれば、アークホーン間に
閃絡があると、アークホーンへ取り付けられてい
る鳥害防止具の閃絡表示機構で閃絡があつたこと
を確実に表示することができるので、閃絡があつ
たアークホーンの確認が外部からの視認によつて
素早くできると共に、閃絡後の再送電の是非や、
安全性の確認が迅速にできる。
(実施例) 以下、第1図〜第3図について本考案の一実施
例を説明する。図中8は本考案を実施するアーク
ホンで、8aはその先端部である。
本実施例においては、アークホーン8の碍子連
側を除いた部分を覆う鳥害防止用の絶縁物(例え
ば合成樹脂)製カバーをカバー本体9とカバー先
端部10とに分割して形成する。
カバー本体9は第3図b,cに示すように、ア
ークホーン8の外方よりアークホーン8を挟持す
るように嵌合されるように形成されている。図中
9aは開溝部、9bは丈の低いリブ、9cは丈の
高いリブ、9dはリブ9cの端部に設けた連結孔
である。
カバー先端部10は、カバー本体9との連結部
11と、機構装着部12と先端カバー部13とが
一体的に結合されており、連結部11は第3図d
に示すようにカバー本体9を外側より嵌合して挟
持するような断面形状に形成されており、前記連
結孔9dと対する位置に設けた連結孔11aを介
してボルト14を挿通し、連結部11に固着した
ナツト15に螺合することによつてカバー本体9
とカバー先端部10とを着脱自在に接続できるよ
うになつている。
機構装着部12は、下半部にアーチ形開溝12
a(第3図e参照)を有する長方形状の2枚の壁
板12bと、これら2枚の壁板12b間に介挿さ
れた略倒立U字状の連結板12cとが一体的に結
合されており、その下半部にはアークホーン8を
取り囲むリング状のコイル16をアーク電流を検
出する検出機構Gとして設ける。17(第2図参
照)はコイル16の導線と接続した電気的接続端
子である。
またH(第2図参照)は検出機構Gの上方に設
けた発火機構で、18はそのシリンダー、19
(第3図e参照)はシリンダー18内のピストン、
19aはピストンロツドで、このピストンロツド
19aは、前記連結板12cの天井部を貫通して
上方に突出できるようになつている。また20は
シリンダー18の下方に突出して前記接続端子1
7と着脱自在に嵌合する電気的棒状端子で、21
はこの棒状端子20と電気的に接続したフイラメ
ントであり、22はこのフイラメント21によつ
て着火した時に発火する火薬であつて、シリンダ
ー8とピストン9とで区画された室内に収容され
ている。
23は前記連結板12cの上半部の左右両側に
おいて、それぞれ下端部をピン24により壁板1
2bに対して枢支した表示板で、これら左右の表
示板23の上端部間には係止板25がかけ渡され
ており、この係止板25はそれぞれ左右の表示板
23と第1,2図に示すように着脱自在に係合し
ている。すなわち23aは表示板23の係合用凹
欠部、25aはこの凹欠部23aと係合する係止
板25の係合用突部である。なお表示板23の裏
面23bには、赤または黄色などのような目立つ
着色を施しておくのがよい。上述の表示板23お
よび係止板25によつて表示機構Iを構成する。
また先端カバー部13は第3図fに示すよう
に、その断面形状を倒立U字状に形成してあり、
アークホーン8の先端部8aを遊嵌するようにな
つている。
つぎに上述のように構成した本考案装置の作用
を説明する。アークホーン8が閃絡すると、アー
クホーン8にアーク電流が流れるため、検出機構
Gのコイル16に誘導電流が発生する。そしてこ
の誘導電流が接続端子17,20を介して発火機
構Hのフイラメント21を赤熱するから、火薬2
2が発火してピストン19を押し上げる。ピスト
ン19が上昇するとピストンロツド19aが第3
図eの二点鎖線図のように上方に突出するため、
表示機構Iの係止板25が押し上げられる結果、
その係合用突部25aが表示板23の凹欠部23
aから外れる。このため左右の表示板23はそれ
ぞれ第3図eの矢印Jの方向に回動して、二点鎖
線図で示すように裏面23bを外方へ向ける。こ
の裏面23bには目立つ着色が施してあるため、
遠くからも容易にこれを視認することができる。
(考案の効果) 本考案装置は上述のように、鳥害防止具に、ア
ークホーン8のアーク電流を検出する検出機構G
と、その検出した電流による発火機構Hと、その
発火機構Hに関連して作動する表示機構Iとを設
けたから、アークホーン間に閃絡があると、その
時アークホーン8に発生するアーク電流を検出機
構Gによつて検出し、その検出した電流によつて
発火機構Hを作用させ、その発火機構Hに関連し
て表示機構Iを作動させることができる。
したがつて本考案によれば、アークホーン間に
閃絡があると、アークホーンへ取り付けられてい
る鳥害防止具の閃絡表示機構で閃絡があつたこと
を確実に表示することができるので、閃絡があつ
たアークホーンの確認が外部からの視認によつて
素早くできると共に、閃絡後の再送電の是非や、
安全性の確認が迅速にできるというすぐれた効果
が得られる。
また本実施例に示すように、検出機構Gと発火
機構Hとを接続端子17,20を介して着脱自在
に構成すれば、閃絡による発火済みの発火機構H
のみを交換して、他の機構は再使用できるため、
経済的であると共に、復旧作業も容易になる。
また本実施例に示すように、鳥害防止用の絶縁
物製カバーをカバー本体9とカバー先端部10と
に分割すると共に、それらをボルト14およびナ
ツト15を介して着脱自在に接続できるように
し、前記カバー先端部10に検出機構Gと発火機
構Hと表示機構Iとを設ければ、発火部などを取
り替える場合、カバー先端部10のみを取り外せ
ばよいので、作業が簡単かつ容易になるという効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案鳥害防止具の斜視図、第2図は
その要部を一部切欠して示す斜視図、第3図aは
本考案鳥害防止具の側面図、同図b,c,d,e
は同図aのB−B,C−C,D−D,E−E線に
よる各断面図、同図fは同図aのF−F矢視図、
第4図aは従来の鳥害防止具を取り付けた一連耐
張装置の側面図、同図bはそのA−A線による断
面図である。 8……アークホーン、9……カバー本体、10
……カバー先端部、11……連結部、12……機
構装着部、13……先端カバー部、16……コイ
ル、17……接続端子、18……シリンダー、1
9……ピストン、20……棒状端子(接続端子)、
21……フイラメント、22……火薬、23……
表示板、25……係止板、G……検出機構、H…
…発火機構、I……表示機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 アークホーンの一部を絶縁物製のカバーで覆
    うことにより、鳥類の接近によつて発生する閃
    絡を防止するようにした鳥害防止具において、
    アークホーンに嵌装したコイルによつてアーク
    電流を検出する検出機構と、シリンダーとピス
    トンによつて区画された室内の火薬を前記検出
    電流を利用してフイラメントで発火させる発火
    機構と、前記ピストンの作動により表示板が外
    方へ反転する表示機構とを設けた鳥害防止具。 2 電気的に接続されているアーク電流の検出機
    構と発火機構とを着脱自在に接続するようにし
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載の鳥害防
    止具。 3 鳥害防止用の絶縁物製カバーをカバー本体と
    カバー先端部とに分割すると共に、それらを着
    脱自在に接続できるようにし、前記カバー先端
    部に前記検出機構と発火機構と表示機構とを設
    けた実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項記載の鳥害防止具。
JP1986045136U 1986-03-27 1986-03-27 Expired JPH0312171Y2 (ja)

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JP1986045136U JPH0312171Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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JP1986045136U JPH0312171Y2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27

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JPS62157016U JPS62157016U (ja) 1987-10-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2559863B2 (ja) * 1989-09-28 1996-12-04 日本碍子株式会社 閃絡表示装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58192279A (ja) * 1982-05-01 1983-11-09 エナジーサポート株式会社 表示装置

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JPS62157016U (ja) 1987-10-06

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