JPH0312047Y2 - - Google Patents

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JPH0312047Y2
JPH0312047Y2 JP1982043741U JP4374182U JPH0312047Y2 JP H0312047 Y2 JPH0312047 Y2 JP H0312047Y2 JP 1982043741 U JP1982043741 U JP 1982043741U JP 4374182 U JP4374182 U JP 4374182U JP H0312047 Y2 JPH0312047 Y2 JP H0312047Y2
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air
metal case
regulator
rotating shaft
housing
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JP1982043741U
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JPS58149079U (ja
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両エンジンで駆動され車載負荷に
給電する車両用交流発電機に関し、特にそれに内
蔵された半導体電圧調整器(以下ICレギユレー
タという)の冷却効果を高めるための構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
近年、車両メーカーからは、部品、製品に対す
る小型軽量化の要求が強く、その為、レギユレー
タにおいてもIC化が進められ、従来の接点式レ
ギユレータに比べ小型化が可能となつた。そして
その特徴を生かして発電機にICレギユレータを
内蔵する発電機一体型が現在多く生産されてい
る。
ところが、車両用発電機は、エンジンに直接に
取付けられているため周囲温度が短時間的には、
100℃を越える場合がありICレギユレータの信頼
性を低下させる大きな要因となつている。
また、温度が上昇するとレギユレータだけでな
く、発電機自身の軸受等にも悪影響をもたらす。
この為、ICレギユレータ及び軸受等の信頼性
を向上させるには、これらを十分に冷却する必要
があり、例えば、特開昭52−41814号公報には、
外部より冷却風を取り入れる構造が示され、特
に、放熱フインを設けてレギユレータの冷却をは
かるものが示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記公報に記載のものにおいて
は、冷却風の流れが放熱フインの表面で多方向に
分散するので、車両用交流発電機の軸受方向に冷
却風が十分に流れず、軸受等の冷却が効率的に行
なえず、また、放熱フインの表面積が大きくとれ
ず、放熱フイン上の流れもスムーズでないので、
レギユレータの冷却効果を十分に得にくいという
問題がある。
本考案は、上記の問題点に鑑み、レギユレー
タ、軸受等の冷却を十分に行なえる発電機一体型
レギユレータを持つ車両用交流発電機を得ること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、回転軸
19と共に回転する遠心フアンまたは混流フアン
13bを備え、かつ前記回転軸19を軸受10b
を介して支持するハウジング3に半導体電圧調整
器23が取り付けられたものにおいて、前記半導
体電圧調整器23は金属ケース内部に半導体部品
が実装されると共に、前記金属ケースの外表面3
1には前記回転軸19の略中心に向かつて配列さ
れた多数の筋状の凹凸部31aが形成され、さら
に前記金属ケースの凹凸部に対向して前記ハウジ
ング3内部に冷却用空気を取入れる風穴31aが
形成され、この風穴31aより流入した空気の流
れが、前記金属ケースの前記回転軸19の略中心
方向外方の端面23aへ回り込むのを減少させる
空気流路制限部材17aが配設される構成として
いる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図から第4図を参照し
て説明する。
第1図には、本考案による車両用交流発電機の
全体が長手方向断面で示され、その交流発電機は
全体がハウジング1を有している。そのハウジン
グ1はドライブエンドフレーム2とリアエンドフ
レーム3とを有し、それぞれは、ボルト4とナツ
ト5で閉じ合わされている。
エンジンのクランク軸とベルトを介して連結さ
れたプーリ6はロータ7へ、ナツト8、スプリン
グワツシヤ9によつて強固に固定されていて、プ
ーリ6の回転と共にロータ7の回転が得られるよ
うになつている。ロータ7は、ハウジング1の両
軸線方向に嵌め合わされた1組の軸受(ベアリン
グともいう)10a及び10bによつて回転可能
に支持されている。
ベアリング10a及び10bの外周には、円周
方向に互いに隔離された複数個の開口部即ち吸入
口11a及び11bがそれぞれ配備されている。
またロータ7のポールコア12の軸線方向のド
ライブ側端面及びリア側端面にはそれぞれ混流フ
アン13a、遠心フアン13bが溶接等の固定手
段により配備されていて、該フアン13a及びフ
アン13bの半径方向外方のハウジング1には開
口部即ち風の吐出口14a及び14b(第4図)
がそれぞれ配備されている。
ロータ7の外周、ハウジング1の内壁には、ス
テータ15がロータ7との間に僅かなギヤツプを
もつて配備されている。
第1図および第4図に示される通り、リアエン
ドフレーム3の外面には、リアカバー17がボル
ト・ナット組立体18によつて取付けられ、リア
エンドフレーム3とリアカバー17との間に空間
を画定している。
該空間内には、第2図に示すようにロータ7の
回転軸(シヤフトともいう)19の他端部が収容
され、その他端部には、スリツプリング20aお
よび20bが一体成形され、そのスリツプリング
20a及び20bには、それぞれブラシ21a及
び21bが摺動係合している。
また該空間内には、レクチフアイヤ22が配備
され、ボルトナツト組立体18のボルトのまわり
に取付けられている。
更に、該空間内にはICレギユレータ23とブ
ラシホルダ24が配備され、レギユレータ23は
ネジ25でリアエンドフレーム3に固定されネジ
26によりレクチフアイヤ22と電気的接続をと
り、ネジ27及び28とにより、ブラシホルダ2
4より突出した互いに電気的に絶縁された金具2
9,30にそれぞれ電気的に接続されている。
尚、図示されていないが該金具29及び30は
ブラシホルダ24にインサートモールドされそれ
ぞれブラシ21a及び21bと電気的に接続され
ている。
レギユレータ23のケースカバー31には、放
熱用の凹凸部となるフイン31aが形成されてい
る。
また、第2図から明らかな如く、ほぼ長手形状
のレギユレータ23は、長手方向が回転軸19の
中心方向に対してほぼ直交するように配置されて
いる。さらに、ケースカバー31のフイン31a
は回転軸19のほぼ中心に向かつて凹凸部31a
を配列することで、風の流れをスムーズに中心方
向に向けている。
第3図は第2図の矢印A方向から見た、カバー
31部の部分図である。この第3図を見てもわかる
通り、レギユレータ23のケースとなるカバー3
1の外側を向く面は、半径方向に凹凸状の筋が入
れてあり、その反対側の面は、平らな面でセラミ
ツク基板32が熱伝導の良いシリコン接着剤33
によつて固着されている。セラミツク基板32上
には、ICレギユレータ回路を構成する抵抗、コ
ンデンサ、トランジスタ、ダイオード、IC素子
等の回路素子が印刷あるいは、半田付け等で実装
されている。
一方、第1図及び第4図に示すリアカバー17
には円周方向に互いに隔離された複数個の開口部
即ち風穴群34a及び34bが設けられ、特に風
穴群34aは前記ケースカバー31の凹凸部31
aに対向して設けられている。
また、リアカバー17は、第4図に示すよう
に、レギユレータ23を覆い、特に、リアカバー
の側壁17aは、レギユレータのケース端面23
aに密接して配置され、風穴群34aよりの端面
23a側への空気の流れを阻害する。
上記のごとく構成された車両用交流発電機の作
動について以下説明する。
エンジンが回転するとベルトによつてその回転
がプーリ6に伝達され、プーリ6と共にロータ7
が回転する。するとロータ7のポールコア12の
軸線方向リア側の端面に配備されたフアン13b
もロータ7と一体で回転する。
その際に、リアカバー17に設けられた風穴群
34a及び34bより空気を第1図矢印35で示
すようにそのリアカバー17とリアエンドフレー
ム3との間の空間に導入し、その時に、リアカバ
ー17に設けられた風穴群のうち風穴群34aよ
り吸入する空気はまずレギユレータ23のケース
カバー31の凹凸部31aに当たりスムーズな流
れとなつてレギユレータ23を十分に冷却する。
ここでレギユレータ23を冷却した空気はケー
スカバー31に凹凸状の筋31aがあるために半
径方向内方あるいは、半径方向外方へ流れようと
する。
ところが、半径方向外方は、リアカバー17の
側壁17aとレギユレータ23のケース端面23
a(第2図)が密接している為、空気流はほとん
どがケースカバー31の凹凸部31aの溝内に沿
つて半径方向内方へ流れる。そしてブラシホルダ
24等を冷却した後に、リアエンドフレーム3の
吸入口11bよりハウジング1内に流入する。そ
の時にベアリング10bをも冷却し、ハウジング
1内に導入された空気流35はフアン13bによ
り半径方向外方へと方向転換させられ、その際ス
テータコイル16を横切りステータコイル16を
冷却し、ハウジング1内空気より外部へ吐出させ
る。
なお、フアン13bは遠心フアンであるが、遠
心フアンと軸流フアンの両作用を行なう混流フア
ンであつても良い。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案による車両用交流発電
機においては、ICレギユレータ23のケースカ
バー31に半径方向に向かつて筋状に配列された
凹凸部31aを有し、さらに風穴より吸入した空
気流がケースカバー31の半径方向外方へ回り込
むのを減少させる空気流路制限部材17aを有す
る構造であるため、風穴より吸入した空気流の多
くを凹凸部に沿つて滑らかに回転軸中心方向へと
向かわせ効率的に軸受10b等の冷却性を高める
ことが出来ると同時に、ICレギユレータのケー
スの放熱表面積が大きくなり、ICレギユレータ
自身の冷却効果も向上させることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案発電機の一実施例を示す縦断面
図、第2図は第1図のリヤカバーを取り除いて矢
印Cの方向から見た半導体電圧調整器等の配置
図、第3図は第2図の矢印A方向からみた半導体
電圧調整器のケースカバー部分の部分図、第4図
は第1図の矢印C方向から見たリヤカバー背面図
である。 19……回転軸、13b……フアン、10b…
…軸受、3……ハウジング、17……リアカバ
ー、17a……空気流路制限部材をなす側壁、2
3……半導体電圧調整器(レギユレータ)、31
……ケースカバー、31a……凹凸部、34a…
…風穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸19と共に回転する遠心フアンまたは混
    流フアン13bを備え、かつ前記回転軸19を軸
    受10bを介して支持するハウジング3に半導体
    電圧調整器23が取り付けられたものにおいて、 前記半導体電圧調整器23は金属ケース内部に
    半導体部品が実装されると共に、 前記金属ケースの外表面31には前記回転軸1
    9の略中心に向かつて配列された多数の筋状の凹
    凸部31aが形成され、 さらに、前記金属ケースの凹凸部に対向して前
    記ハウジング3内部へ冷却用空気を取入れる風穴
    34aが形成され、 この風穴34aより流入した空気の流れが、前
    記金属ケースの前記回転軸19の略中心方向外方
    の端面23aへ回り込むのを減少させる空気流路
    制限部材17aが配設されることを特徴とする車
    両用交流発電機。
JP4374182U 1982-03-26 1982-03-26 車両用交流発電機 Granted JPS58149079U (ja)

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JP4374182U JPS58149079U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 車両用交流発電機

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JP4374182U JPS58149079U (ja) 1982-03-26 1982-03-26 車両用交流発電機

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JPS58149079U JPS58149079U (ja) 1983-10-06
JPH0312047Y2 true JPH0312047Y2 (ja) 1991-03-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5241814A (en) * 1975-09-29 1977-03-31 Hitachi Ltd A.c. generator with voltage regulator

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5241814A (en) * 1975-09-29 1977-03-31 Hitachi Ltd A.c. generator with voltage regulator

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JPS58149079U (ja) 1983-10-06

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