JPH03120134A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH03120134A
JPH03120134A JP25793789A JP25793789A JPH03120134A JP H03120134 A JPH03120134 A JP H03120134A JP 25793789 A JP25793789 A JP 25793789A JP 25793789 A JP25793789 A JP 25793789A JP H03120134 A JPH03120134 A JP H03120134A
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JP
Japan
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feed
paper
negative pressure
belt
sheet paper
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JP25793789A
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English (en)
Inventor
Shinichi Shidara
真一 設楽
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明、は、シート紙の表面および裏面にそれぞれ押圧
されるフィード側および前進阻止側の各搬送手段を備^
、これら各搬送手段とシート紙との間の摩擦力の差を利
用してシート紙を1枚づつ分離して給紙する摩擦分離方
式の給紙装置に関するものである。
(発明の技術的背景) OA(オフィス・オートメーション)機器では定寸法に
裁断したシート紙を用いるものが多く、シート紙を1枚
づつ確実にかつ高速で給紙することが必要になる。この
ようなシート紙の給紙方式として、従来より摩擦力を利
用するもの(摩擦方式)と空気負圧による吸引力を利用
するもの(負圧吸引方式)とが公知である。
摩擦力を利用するものは、シート紙の表面にローラやベ
ルトなどの搬送手段を押圧し、両者間の摩擦力により紙
を引出すものである。しかしこの方式は積み重ねた紙同
志の間の摩擦力が同じなので表面の紙と共に複数枚が引
きづられて送られ、いわゆる重送が発生し易いという問
題があった。
そこでこの重送を防ぐために紙の裏面に接触して紙の前
進を阻止する摩擦パッドを設けたり、紙の裏面に押圧さ
れて紙を戻す方向に回転する摩擦ローラを設けたものが
提案された(摩擦分離方式)、シかしこの方式では紙の
表面および裏面の接触部分の摩擦力と、各紙間の摩擦力
との差を利用するため、紙の質、厚さ等の変化、あるい
は使用による摩擦係数の変化等により分離動作が不安定
になり易いという問題があった。
一方空気負圧による吸引力を利用する方式は、空気負圧
で紙を吸い上げて搬送するため、大きい吸引力を発生さ
せる大型の空気ポンプが必要となる。また紙の質や厚さ
によって吸気負圧を調整したり、紙の寸法によって吸引
位置を変更する必要もあるため、調整が面倒でもあった
そこで出願人は、フィード側負圧吸引手段を設け、シー
ト紙をフィード側搬送手段に負圧により吸引してフィー
ド力を増加し、前進阻止力およびシート紙同志間の摩擦
力との差を拡大することを提案した(本願と同時出願の
特許願(1) 参照)。
しかしこの場合万一フィード側搬送手段と前進阻止手段
との間隙に多数のシート紙が重なって規定以上の厚さと
なって進入すると、これがフィード側搬送手段と前進阻
止手段との間隙に強く挟まれ、前記のフィード側負圧吸
引手段の効果が減殺されるという問題が生じる。すなわ
ち重なったシート紙がこの間隙に挟まれてシート紙同志
間の摩擦力Fpや前進阻止力F7が急増するからである
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、従
来の摩擦分離方式におけるフィード側搬送手段に負圧を
作用させてシート紙の分離を図る場合において、給紙カ
セットから多数のシート紙が重なったまたフィード側搬
送手段と前進阻止手段との間隙に進入するのを防止し、
フィード側負圧吸引手段によるシート紙の分離機能を十
分に発揮させることができる給紙装置を提供することを
目的とする。
(発明の構成) 本発明によればこの目的は、シート紙の表面に接触して
シート紙を摩擦力によりフィード方向へ搬送するフィー
ド側搬送手段と、シート紙の裏面に接触して摩擦力によ
りシート紙の前進を阻止する前進阻止手段とを備え、前
記フィード側の摩擦力を前進阻止側の摩擦力よりも大に
設定してシート紙を1枚づつ分離給紙する給紙装置にお
いて、前記フィード側搬送手段を複数のフィードローラ
間に掛け回したフィードベルトで、また前記前進阻止手
段をこのフィードベルトに下方から対向しシート紙を反
フィード方向に送るリバースローラでそれぞれ形成し、
前記フィード側搬送手段には前記シート紙を吸引してフ
ィード側の摩擦力を増加させるフィード側負圧吸引手段
を設ける一方、給紙カセットを前記フィードベルトの搬
入側下面に臨ませ、前記フィード側負圧吸引手段の負圧
によりシート紙を給紙カセットからフィードベルトに吸
着することを特徴とする給紙装置により達成される。す
なわち給紙カセットから一番上のシート紙の上面にフィ
ードベルトを接触させて分離部へ送るにあたり、負圧に
よりフィードベルトへ吸引してフィードベルトによるフ
ィード力を増加させ、2枚目以下のシート紙同志の摩擦
力との差を増大させて分離を促進するものである。
(原理) 次に本発明の原理を第11A−E図に基づき説明する。
第11A図は概略構成図、第11B図はフィード側に作
用する負圧の大きさP8に対するフィード力Ftの変化
を示す図、第11C−E図は紙厚tに対するフィード力
FfO、リバース力P ro、紙間の摩擦力F、。の変
化を示す図であり、それぞれ従来装置の場合と、フィー
ド側にのみ負圧P、を加えた場合と、フィード側および
リバース側に負圧p、、p、を加えた場合とを示す。
第11A図で符号1はフィードベルトであり、一対のフ
ィードローラ2.3に巻掛けられている。4はフィード
ローラ2.3と逆方向に回転するリバースローラであり
、コイルばね4aによってフィードベルト1に下方から
押圧されている。
所定寸法のシート紙5.6はフィードベルトlによって
第11A図上で右から左方向へ送られ、下のシート紙6
はリバースローラ4によって逆方向に戻される。この時
フィードベルトlが紙5を左方向へ送る力、すなわちフ
ィード力F、。は、摩擦係数をμm。、接触圧力をpr
oとして、F to”μm。・Pf。
となる、またリバースローラ4が紙6を戻す力すなわち
リバース力F、。は、摩擦係数をμm。、接触圧力なP
l。として、 Fro=uro・Pr。
となる、さらに紙5.6間の摩擦力FI、。は、摩擦係
数なμm。、接触圧力なP、。とじてF、。=μ、。・
Pp。
となる、空気負圧を用いない従来の摩擦分離方式におい
ては、負圧P、。=0であり、また、この時には P to= P ro= P po= Pである。
この状態で紙5が6から確実に分離されるためには F、。> F 、、> F 、。
pro>pro>Pp。
が常に成立して第11C図に実線で示すようにならなけ
ればならない。しかし実際には、これらの摩擦係数μ、
。、μm。、μm。は紙質、厚さ、湿度、ベルト1やロ
ーラ4の表面の汚れあるいは、摩耗状態等の条件の影響
を受けて変化し、この関係が成立しなくなることがあり
、その場合には紙の分離ができなくなるのである。第1
1C図において点線F、。’  FT、’ 、F、。′
はこの結果それぞれが接近した状態を示している。この
図から特に薄い紙の場合に、これらの力が接近し分離が
不安定になることが解る。このような状況でフィード力
F、。リバース力P ro’を増やすためには接触圧力
Pを増やせばよいが、この時には紙5.6間の接触圧力
P、。も増大し、分離性を向上させるのは困難である。
本発明はフィードベルト1に紙5を吸着する負圧P、を
作用させることによりこの問題を解決するものである。
第11D図はこの状態を示す、すなわちこの負圧P、に
より上の紙5に作用するフィード力Ftは、 F、=μ、・ (pg +p、) に増加する一方、この負圧Plは下の紙6には殆ど作用
しないので、FrOとF9゜は変化しない。このフィー
ド力Feの増加は第11B図に示すように薄い紙(1=
小)はど著しい、この結果フィード力F、は第11D図
のように薄紙側で大きく増大する。従ってF、、F、。
、Fpoの間隔が広がり、特に薄い紙での分離安定性の
著しい向上が可能になる。
なお、負圧はフィードベルト1に加えるだけでなくリバ
ース側に加えることも可能である。この場合にはリバー
ス力P roが第11E図F1のように増加し、また紙
5.6間の接触圧P、が減少するので摩擦力F、。もF
9に減少する。この結果F、、Fr、F、の間隔はさら
に拡大し、紙の分離は一層安定し確実になる。
また、フィードベルトの本数を増やしたりその材質を摩
擦係数の高いものとすることによりフィード力を十分に
大きくした場合には、リバース側だけに負圧Prを加え
ても所期の目的は達成できる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の概略を示す側面図、第2図
はこれを適用したマイクロフィルムのロータリーカメラ
の側面図である。
このロータリーカメラは、本発明に係る給紙装置Aから
供給される原稿をマイクロフィルムに写し込むものであ
る。このロータリーカメラは、特願昭63−18448
0号に示されたものと基本的に同一であるから、ここで
はその概略だけを説明する。
第2図で符号10は無数の小孔をに面に設けた回転ドラ
ムであり、このドラムlOの内部には仕切壁によって負
圧室12および正圧室14が画成されている。負圧室1
2は図示されていない吸引ファンにより負圧に吸引され
る一方、正圧室14には図示されていない送風ファンの
吐出圧が導かれている。このため給紙装置Aから負圧室
12に対向するドラム10の表面に供給された原稿18
は、この負圧室12の負圧によってドラム10の表面に
吸着され、ドラムlOと共に第2図で反時計方向に回転
する。ドラムlOにより搬送される原稿18は光源20
で照射され、原稿18の画像は反射板22.24および
レンズ26を介してフィルムマガジン28に導かれる。
画像は、このフィルムマガジン28内においてドラム1
0と同期して送られるマイクロフィルム30に写し込ま
れるものである。また撮影済みの原稿18は正圧室14
からドラム10表面に噴き出す空気によってドラムlO
から分離され、原稿を受ける排紙台32に集められる。
なおこの排紙台32には排紙ファン16から空気が送ら
れ、原稿の排出が促進されている。
次に給紙装置Aを第1図および第3〜8図に基づき説明
する。第3図は第1図相当部分の詳細図、第4図はその
IV−IV線断面図、第5図と第6図は中間ローラおよ
び追い出しローラ付近の縦断面図、第7図は第3図にお
ける■−■線断面図、第8図は原稿の曲がり修正部の平
面図である。
これらの図で符号40はフィードベルトでありフィード
ローラ42.44に巻掛けられている。
ここにフィードベルト40は適宜間隔をおいて複数本例
えば3本平行に配置されている。46は原稿18を収容
するカセットであり、このカセット46の底板48は支
点50を中心にして上方へ弾発的に押圧され、最も上の
原稿18の表面がフィードローラ42下方のフィードベ
ルト40に押圧されている。この結果、フィードベルト
40の走行によって原稿18はフィード方向へ運ばれる
。すなわちこのフィードベルト40は原稿18をフィー
ド側へ搬送するフィード側搬送手段となっている。
ここにカセット46の前壁52はその上部が原稿送り方
向に偏位するように傾斜して、原稿18の分離を促進し
ている。この前壁52の上縁に対向してフィードベルト
40の間からは中間ローラ54が臨んでいる(第5図)
、この中間ローラ54は後記ダクト82に固定されて上
下移動が規制され、前壁52の上縁との間に一定の間隙
を保つことによって多数の原稿18が重なったまま一度
に送られる重送を予備的に防止する。
56はリバースローラであり、フィードベルト40によ
って運ばれる原稿18の裏面に押圧されて原稿18の前
進を阻止する前進阻止手段となる。このリバースローラ
56は第3図に示すように、支点58を中心に揺動する
揺動アーム60の一端に保持される一方、このアーム6
0の他端は引張りコイルばね62により下方へ引かれ、
ストッパ64でその時計方向への回動が規制されている
前記フィードローラ44とリバースローラ56とはモー
タ66によって第3図で時計方、向にベルト駆動され、
リバースローラ56はフィードローラ44の約2倍の速
度で回転して迅速な紙の分離を可能にする。なおリバー
スローラ56は上下動するのでモータ66によってベル
ト駆動されるプーリ68(第4図)とこのリバースロー
ラ56の軸との間は、スプリングジヨイント70により
接続される。またリバースローラ56は3本のフィード
ベルト40の間に臨む2本のリング72を有する。この
リング72の上縁は揺動アーム60がストッパ64に当
たった第3図の状態では、フィードベルト40の下面よ
り上方に位置しく第4図)フィードベルト40によって
送られて来た原稿18は第4図のようにベルト40下面
とリング72上縁との間を通り波状に曲がる。ここに厚
い原稿や硬い原稿18に対してはリバースローラ56が
下降して、その円滑な通過を許容する。ここにリバース
ローラ56はフィードローラ44の真下でなくそれより
もローラ42側の斜め下側に位置するので、第4図に示
すようにリバースローラ56をフィードベルト40の間
に深く進入させることができ、特に薄い紙の重送を防止
する効果が大きくなる。
なおフィードベルト40のフィード力F、がリング72
による前進規制力(リバース力F、)より太き(なるよ
うにその材質および数を決めるのが望ましい0例えばフ
ィードベルト40にはシリコンゴムベルトを用い、リン
グ72にはネオブレンゴムベルトを用いる。
特に薄い原稿18の場合には容易に波状に曲がるために
、重なったままフィードベルト40とリング72の間を
スリ抜けることがあり得る。そこでこれを防止するため
に、第7図に示すようにフィードローラ44にはフィー
ドベルト40の間に別途リング74を設け、原稿18の
大きな湾曲を防止している。
76は追い出しローラであり、フィードローラ44に下
方から板ばね78により押圧されている(第6図)、こ
の追い出しローラ76は、これとフィードローラ44と
の間に入った原稿18をフィードベルト40に押圧する
ことにより、この原稿18の終端がフィードベルト40
から離れた時のフィード力の低下を補い、原稿を円滑に
最後まで送出するものである。
次にフィード側負圧吸引手段80を説明する。
82は板金製のダクトであり、その下部はフィードベル
ト40およびフィードローラ42.44を覆い、その上
部は遠心ファン84のケースとなっている。この遠心フ
ァン84は例えばベルト86を介してモータ88(第1
図)で回転され、ダクト82内部に5〜10cmHg程
度の負圧を発生する。ダクト82の下部には、フィード
ベルト40の間を前後方向に通ってダクト82の下部開
口を塞ぐ遮風板90が設けられ、この遮風板90には第
3.4図に示すように、大きい負圧を必要とする部分に
吸引個所となる開口92.94が設けられている。すな
わち開口92は原稿18をカセット46から吸着するホ
ッパ部分に対応し、開口94は複数の重なった原稿18
がフィードベルト40とリバースローラ56との間にお
いて分離される分離部分に対応している。このように開
口92.94からホッパ部と分離部とに負圧を集中させ
て作用させることにより遠心ファン84の容量を一層小
さくすることが可能になる。
なおこのダクト82にはエアバルブ96が設けられてい
る。このエアバルブ96は、フィードローラ44の後方
で原稿18により押上げられるレバー98と、このレバ
ー98の回動端とバルブ96とを連結するリンク100
とを備える。そして原稿18がフィードベルト40とリ
バースローラ56との間で分離されて送られてくると、
原稿18の前縁がレバー98を第3図仮想線位置に押し
開いて回動し、このレバー98の回動はリンク100に
よりエアバルブ96を上方へ押上げる。
従ってエアバルブ96が開いてダクト82内に外気が導
かれ、ダクト82内の負圧が下がる(大気圧に近づく)
。このため次の原稿18は開口92に吸着されず送られ
ることがない、このようにして−枚の原稿18がレバー
98を通過してエアバルブ96が閉じるまで、次の原稿
18の給紙動作を制限し、原稿18の送り間隔を一定に
保つ。
102は前進阻止側すなわちリバース側の負圧吸引手段
である。この手段102は、ダクト104と、遠心ファ
ン106とを備える。ダクト104はリバースローラ5
6を下方から覆い、ファン106が発生する負圧はこの
リバースローラ56の上縁付近に導かれる。ファン10
6は例えばモータ108によってベルト駆動される(第
1図)。
次にこの実施例の動作を説明する。原稿18を入れたカ
セット46をセットすると、その底板48が原稿18を
押上げる。所定位置に原稿18がセットされると、リミ
ットスイッチからなる原稿検出センサ110(第3図)
がオンし、動作開始準備が完了する。使用者がスタート
スイッチ(図示せず)を押せば、モータ66.88.1
08等が作動する。フィードベルト44が回転する一方
、フィード側負圧吸引手段80のファン84が回り、ダ
クト82内が負圧になる。このため原稿18はフィード
ベルト44による摩擦力と開口92から原稿18に作用
する負圧とで十分に大きなフィード力F?をもってフィ
ード方向(図土庄方向)へ送られる。中間ローラ54と
カセット46の前壁52との間隙により予備的に重送が
防がれ、原稿18の上面にF、のフィード力が、下面に
FTの前進阻止力(リバース力))が作用する。
ここに F、=μ、・ (Pf+P□)F、=μm ・
 (p、+p、□) (但しP□はフィード側負圧、P6□はリバース側負圧
)となり、前記原理の項で説明したようにフィード力F
2、リバース力F1、原稿同志の摩擦力F、の差が拡大
し、原稿18の分離が確実に行われる。原稿18がレバ
ー98を押開けばエアバルブ96が開き、ダクト82の
負圧は減少して次の原稿18の搬送が停止される。原稿
18がレバー98を通過するとエアバルブ96が閉じて
次の原稿18の給紙が再開される。
この実施例は給紙された原稿18の曲がりを修正する装
置112を備える。この装置112は第3.8図に示す
ように、ステッピングモータ114,116により駆動
される左右一対のローラ118.120と、これらロー
ラ118.120に転接するピンチローラ122,12
4と、これらローラの下流側に位置し原稿18の前線を
検出する左右一対の光センサ126.128とを備える
。そしてベルト40により運ばれた原稿18が傾いてい
れば、その前縁は一方の光センサ128(または126
)を遮光し、これに伴って左側(右側)のローラ118
(120)のみを回転して両光センサ126.128が
原稿18の前縁を検出するようにする。このようにして
原稿18の曲がりを修正してロータリーカメラに送る。
第9図は第2の実施例を示す図である。この実施例のフ
ィード側負圧吸引手段80Aは、フィードベルト40の
必要箇所に負圧を導くダクト150.152で、またリ
バース側負圧吸引手段102Aをリバースローラ56に
負圧を導くダクト154でりれぞれ形成し、これらを1
つの遠心ファン156に接続し各ダクト150.152
.154を電磁弁158.160.162で切換えるよ
うにしたものである。ここにそれぞれの電磁弁158.
160.162の開閉タイミングは、原稿18の送り位
置を検出する適宜のセンサ164.166等により検出
する。
第10図は第3の実施例を示す図であり、このフィード
側負圧吸引手段80Bは、前記第9図の電磁弁158.
160、に代えて、フィードベルト40の走行に同期し
て切換える機械式のロータリバルブ170を用いたもの
である。すなわちフィードローラ42の回転を所定の速
度比でバルブ170に伝えることにより、原稿18の移
動位置にバルブ170を同期させ、所定の原稿18の位
置で所定のダクト150,152に負圧を導くものであ
る。なおこの実施例ではリバースローラ56には負圧を
導かずファン156の排出空気を移動中の原稿18の前
縁に向ってノズル172から噴出させ、この吹き出し空
気によって原稿18の分離を促進するようにした。
これら第9.10図の実施例ではカセット46Aに近い
フィードローラ42をモータ66Aにより駆動している
。このようにすればカセット46Aに残った最後の1枚
の原稿18を送る時に大きな駆動力がベルト40に加わ
った場合に、ベルト40はリバースローラ56側で弛む
。このためベルト40とリバースローラ56との間の押
圧力が減少し、リバースローラ56の摩耗を防止するこ
とができる。
以上の各実施例は、ロークリカメラの原稿18を送る給
紙装置Aに本発明を適用したものであるが、本発明はコ
ピー、ファックス、プリンタ等の種々のシート紙の送り
を行う機器や、紙幣やカード等の分離を行う機器に適用
可能であり、これらを包含する。
また以上の実施例では原稿(シート紙)の前進を阻止す
る前進阻止手段として、リバースローラ56を用いてい
るが、本発明は摩擦パッドなどの回転しない摩擦材を用
いたものであってもよい。
さらに負圧吸引手段はフィード側と前進阻止(リバース
)側との両方に設けたものだけでなく、フィード側だけ
あるいはリバース側だけに設けだものであってもよい。
(発明の効果) 本発明は以上のように、フィード側搬送手段となるフィ
ードベルトの下方にリバースローラな配置すると共に、
このリバースローラよりも反フィード側でフィードベル
トの下面に給紙カセットを臨ませ、フィード側負圧吸引
手段を利用して給紙カセットから上面のシート紙を取り
込む際に負圧を作用させてフィードベルトへの吸着力を
増大させるものであるから、このフィードベルトによる
フィード力が増え、シート紙同志の摩擦力との差が拡大
する。このためシート紙の分離が促進され、フィード側
搬送手段と前進阻止手段との間には一定厚さ以上に重な
ったシート紙が進入することがなくなり、フィード側負
圧吸引手段による分離効果を十分発揮させて、シート紙
の分離・給紙を安定にしかつ正確に行わせることが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略を示す側面図、第2図
はこれを適用したマイクロフィルムのロータリーカメラ
の側面図、第3図は第1図相当部分の詳細図、第4図は
そのIV −IV線断面図、第5図と第6図は中間ロー
ラおよび追い出しローラ付近の縦断面図、第7図は第3
図における■−■線断面図、第8図は原稿の曲がり修正
部の平面図である。第9図は第2の実施例を示す図、第
10図は第3の実施例を示す図、また第11A−C図は
本発明の原理説明図である。 A・・・給紙装置、 18・・・シート紙としての原稿、 40・・・フィード側搬送手段としてのフィードベルト
、 46・・・給紙カセット、 56・・・前進阻止手段としてリバースローラ、80.
80A、80B・・・フィード側の負圧吸引手段、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 シート紙の表面に接触してシート紙を摩擦力によりフィ
    ード方向へ搬送するフィード側搬送手段と、シート紙の
    裏面に接触して摩擦力によりシート紙の前進を阻止する
    前進阻止手段とを備え、前記フィード側の摩擦力を前進
    阻止側の摩擦力よりも大に設定してシート紙を1枚づつ
    分離給紙する給紙装置において、 前記フィード側搬送手段を複数のフィードローラ間に掛
    け回したフィードベルトで、また前記前進阻止手段をこ
    のフィードベルトに下方から対向しシート紙を反フィー
    ド方向に送るリバースローラでそれぞれ形成し、前記フ
    ィード側搬送手段には前記シート紙を吸引してフィード
    側の摩擦力を増加させるフィード側負圧吸引手段を設け
    る一方、給紙カセットを前記フィードベルトの搬入側下
    面に臨ませ、前記フィード側負圧吸引手段の負圧により
    シート紙を給紙カセットからフィードベルトに吸着する
    ことを特徴とする給紙装置。
JP25793789A 1989-10-04 1989-10-04 給紙装置 Pending JPH03120134A (ja)

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